2024年3月10日9時15分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「自然が相手」に重きをおくか、時代に沿った安全管理重視か――。
小鹿野町の二子山(1166メートル)で起きた岩場墜落事故で重傷を負った男性が、町と小鹿野クライミング協会に慰謝料などの支払いを求めた訴訟は、クライミングを巡る「自己責任の原則」が最大の争点となっている。
原告、被告双方から3通ずつ出された意見書は、最大の争点に関わる安全性を巡る主張が真っ向から対立している。
「岩場を管理すると宣言した団体が整備した場所で起きた事故。整備した側には一定の責任はある。すべてが利用サイドの自己責任ですむものではない」。
原告男性のためにまとめた意見書にそうつづったのは、アイスクライミング界をリードし、スポーツクライミングルート開拓も手掛けた、東京都山岳連盟会長の廣川さん(64)だ。
意見書は「自己責任の世界として巻き込んだ側が免責されることは、安全への配慮や注意をおろそかにすることになりかねない」とする。
「岩場の安全確保のために、議論すべきタイミング」「司法の判断に委ねる前に、クライマー、登山者がいまの時代の倫理観として作り上げていくべきもの」と提案した。
廣川さんは毎日新聞の取材に、
「(事故は)公園を囲む塀に寄りかかったら、塀がくずれて転落したようなもの。
塀の設置者に責任がないと考える人はいないでしょう。
協会が『自己責任』という形で、事故に向き合わない姿勢を残念に思う」
と話した。
クライミング歴40年、自らルート開発の経験がある男性が書いた意見書は、
「クライミングは五輪競技種目にもなり、幅広い人がスポーツとして楽しんでいる。
昭和時代は冒険や危険を伴うものだったが、今は安全性確保が重要」
と指摘。
「すべてを『自己責任』で終わらせる時代ではなく、安全への意識の変革が必要な時期。
ルート開拓者や整備者は安全意識をより高め、技術やスキルを上げることで、今回のような事故がなくなることを期待したい」
と結んだ。
一方、「クライミング文化にとって危機的状況になる」と考え、被告のクライミング協会側の意見書をまとめたと話したのは、山岳ライターで元クライミングジャーナル編集長の菊地さん(63)。
意見書では、
「自然を相手にしたスポーツまたは野外活動をする場合、イベントなどと違い、個人的な活動では、大前提としなければならないのは安全管理責任はすべてその行為者本人にあるということ。
(その前提が守られなくなると)自然の中で行われる活動、スポーツは成り立たなくなる」
と警鐘を鳴らす。
更に、クライミングは「『ルート』を個人が開発し、その後のプレーヤーに提供しており、そこに安全責任まで要求されたら、新たなルート開拓に挑む者はいなくなる」と危機感をあらわにし、「クライマーは自らの責任でルートの安全性を確認しなければならない」とした。
クライミングジム経営で、フリークライミングインストラクター協会代表の奥村さん(54)の意見書も同様だ。
クライミングを「非社会的環境で行う冒険」とし、「自然と向き合い危険を察知して、知識や経験と技術で、それを乗り越えていくもの」と位置付ける。
訴訟が与える影響については、「賠償が認められれば日本のクライミング文化は萎縮し、衰退するとともに、ともすると崩壊する危険すらある」と結んでいる。
事故は、2022年9月に二子山西岳で岩場のボルトが外れて、クライミング中の男性(当時59歳)が落下して起きた。
23年6月に町と協会を相手取り、さいたま地裁川越支部に起こした訴訟は、同年8月の第1回口頭弁論以降、非公開の弁論準備手続きが続く。
次回は4月17日に4回目の同手続きが行われる予定だ。
https://mainichi.jp/articles/20240310/k00/00m/040/015000c
(ブログ者コメント)
今回の事案と直接の関係はないが、本ブログでは過去に同じ二子山で起きた滑落事故についても紹介している。
『2018年1月19日報道 埼玉県は小鹿野町の二子山で滑落し重傷を負った男性に対し、救助ヘリの燃料費5万5千円を条例に基づき請求した、救助ヘリ費用の請求は全国初』
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7984/
2024年3月9日16時6分にYAHOOニュース(信越放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
長野県茅野市のスキー場で9日、雪かきをしていた男性がリフトに巻き込まれ大けがをしました。
事故があったのは茅野市北山のTスキー場で、午前8時半すぎ、65歳の契約社員の男性がリフト降り場で雪かきをしていたところ、リフトに巻き込まれました。
警察によりますと、男性は宙づり状態になったあと、およそ5メートル下に転落し、背中の骨を折るなどして重傷とみられます。
スキー場によりますと、事故が起きたのは営業時間前で、客はおらず、リフトの試運転をしていたということです。
警察で詳しい状況を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed86fef9a7a2e015ea0315be8933ff805cd5a3eb
2024年2月29日20時30分にYAHOOニュース(神戸新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2023年10月、施設内が水浸しになった兵庫県川西市小花2の「みつなかホール」について、同市は29日、工事業者の作業員が一定時間以上、自動火災感知器のセンサーの前にいたことでスプリンクラーが作動したことが原因だったと明らかにした。
被害総額は2億円以上。
現在も修繕工事中で、2階のメインホールの再開は8月ごろになる予定。
事故は23年10月11日午前10時ごろ、メインホールで発生。
ステージ上部から1階の文化サロンの床下まで浸水し、全施設が利用停止となった。
当時、市の修繕工事を受注した業者の作業員がステージ上部の通路におり、赤外光センサーを搭載した自動火災感知器(縦13センチ、横13センチ)の前に20秒以上立っていたという。
感知器は通路の両端にあり、センサー同士の間が何かで20秒以上遮られた場合、煙が出ていると認識するといい、スプリンクラーが作動したとみられる。
市によると、水損による被害総額は約2億500万円。
このうちオペラカーテンや照明の操作装置、スピーカーなど再開に必要な修繕費用約6千万円は、施設の指定管理者「市文化・スポーツ振興財団」が負担する。
ワイヤや床板など残りの修繕費用と、施設利用者に対する利用料の補償など、今後新たに発生が見込まれる費用については、市と同財団、修繕業者の過失割合を出し、負担を決めるという。
スタジオとセミナー室は4月、文化サロンは8月に再開する予定。
https://news.yahoo.co.jp/articles/54e21da77d41f28e4aba8b1f965c7ca364e34a63
(ブログ者コメント)
〇ステージ上部に作業員が立ち入るというのに、なぜ、センサーをオフにしなかったのだろうか?
・そのような設備があることをホールの担当者は知らなかった?
・知ってはいたが、まさか業者が赤外光を20秒以上遮るとは思わなかった?
・責任者が担当者にオフにしておくよう指示しなかった?
・・・
探してみたが、そういった点に言及した報道は見つからなかった。
〇以下はホールの公式facebookに掲載されている写真。
天井の高い、劇場型ホールだ。
2024年2月16日7時42分にNHK長崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
現在、開催中の「長崎ランタンフェスティバル」の一部の会場で停電があり、主催者側は観客の安全確保のため会場を封鎖しました。
「長崎ランタンフェスティバル」の実行委員会によりますと、15日午後8時ごろ、メイン会場の1つの長崎市の湊公園の近くで電線が断線し、周辺が停電したということです。
会場周辺は真っ暗となり、実行委員会は観客の安全確保のため、会場を封鎖しました。
午後9時半ごろには、公園の近くの電柱では、作業員が復旧作業に当たっていました。
実行委員会によりますと、湊公園で「龍踊り」が行われていて、その際に使われていたメタリックテープが電線にひっかかって断線したとみられるということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20240216/5030020135.html
2月15日20時58分にYAHOOニュース(長崎国際テレビ)からは、紙テープが風にあおられ電線に巻き付いてショートしたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午後7時50分頃、長崎ランタンフェスティバルの会場の1つ湊公園会場周辺で停電が発生しました。
九州電力によりますと、長崎市新地町や籠町、梅香崎町などの周辺で最大で1685戸が停電したということです。
午後8時現在も、長崎市新地町の88戸で停電が続いています。
会場近くにあるスーパーでも、エスカレーターが動かないなどのトラブルが発生しているということです。
湊公園周辺では「爆発音」が聞こえたという証言もあります。
長崎市によりますと、湊公園のイベントの一つ、龍踊で使われた紙テープが風にあおられて電線に巻き付いてショートした可能性があるということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a5c92bb615ebc24e76a17a034838ddd1fcb61e6f
※以下は2月15日付の記者発表内容。
2 停電の原因
龍踊りに使用した花火のメタリックテープが高圧電線にかかり、短絡(ショート)により 電線が切れて停電したもの。
https://www.at-nagasaki.jp/downloads/media/11170
2024年1月8日21時39分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午後7時15分ごろ、佐賀県鳥栖市の佐賀競馬場で「従業員と馬がぶつかった」と119番があった。
競馬場を運営する県競馬組合や消防によると、レース出走前のゲート内で競走馬が暴れ、そばにいた男性従業員が巻き込まれた。
男性はけがをしたとみられ、病院に搬送されたが、意識はあるという。
同組合によると、午後7時10分出走の第9レース(9R、ダート1400メートル)で、競走馬(8歳)がゲート入りの際に暴れた。
従業員は発走係で、この馬をゲート内に入れる作業などをしていた。
佐賀競馬場は1972(昭和47)年開設の地方競馬場。
この日は12レースが予定され、9Rもその後、予定通り実施された。
同組合の担当者は取材に「容体や経緯を確認中だ」と説明している。
https://mainichi.jp/articles/20240108/k00/00m/040/202000c
2023年12月15日20時30分にYAHOOニュース(J-CASTニュース)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪市此花区内のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」で、ジェットコースターが一時「宙吊り」状態になったと報じられ、どんな状況だったのか関心が集まっている。
写真などを見て、「逆さ吊り」だと間違った投稿も相次ぎ、不安も広がっている。
そのような状況もありえるのか、運営会社に取材した。
【実際は、お客様は少し前屈みの姿勢で止まっていました】
頂上のすぐ近くで、4人乗り8列のコースターが、レールから吊り下がったように止まっている。
写真をよく見ると、客はみな、うつ伏せの状態で、頭は斜め上にある。
USJのアトラクション「ザ・フライング・ダイナソー」は、米SF映画「ジュラシック・パーク」の世界で恐竜プテラノドンに背中をつかまれて空を飛ぶという想定のコースターだ。
報道によると、2023年12月14日午前10時55分ごろ、地上約40メートルの頂上付近で緊急停止した。
このコースターには、定員いっぱいの32人が乗っており、スタッフがレール脇の非常階段から近づき、救助用のゴンドラに客を降ろして、階段へ誘導した。
11時40分ごろに全員が避難し、安全が確認されたとして、午後0時半ごろに運転が再開された。
体調不良になったりケガをしたりした人はいなかったという。
この様子を撮った写真や動画が、停止直後からX(旧ツイッター)上に次々に投稿され、「怖いししんどいし大変だったと思う」などと客を思いやる声が次々寄せられた。
その一方で、「逆さ吊り」になっていると、事実を誤認した投稿も目立ち、そうではないと背景情報の「コミュニティノート」を追加されたケースもあった。
USJを運営する合同会社ユー・エス・ジェイの広報室は15日、J-CASTニュースの取材に対し、今回の状況をこう説明した。
「器具で吊り下げられたように見えますが、実際は、お客様は少し前屈みの姿勢で止まっていました。
足元に床はないですが、お腹の部分で体を固定してあります。
今回は、安全確認後に、スタッフが停止後20分ぐらいからお客様を降ろし始めています」
【下り坂でブレーキがかからない設計で、過去に逆さ吊りはない】
コースターは、頭が下向きに下降していくが、客が「逆さ吊り」状態で停止することは否定した。
「最初に、高いところに機械で持ち上げて、そこから自由落下させて、走り切っていきます。
下り坂のブレーキでロックされるとダメージが大きいので、そうされることはありません。
ブレーキがかかるのは、上り坂と下車の直前だけです。
その間は、ブレーキがかからない設計になっています。
過去に、逆さ吊りになったことはありません」
今回、コースターが緊急停止した原因については、こう説明した。
「安全装置が作動し、安全を確保する作業として止まりました。
事故が起こったわけではありません。
安全システムがセンサーで管理されており、風や虫などをセンサーが感知することがまれにあります。
問題がなくても、あるかもしれないと検知すれば、コースターが止まります。
実際に、止まることは1日1回程度あり、ただ、長い時間がかからずに運行が再開されます」
なお、このコースターは、18年5月に高さ30メートルで停止し、最大約2時間かけて避難させるなど、過去に何度か緊急停止したことがある。
コースターの緊急停止について、大阪府警の此花署は12月15日、取材に対し、「110番通報が入っていませんので、出動していません。ケガ人や死者が出れば別ですが、事件・事故としては扱っていません」と答えた。
大阪市の此花消防署も同日、「要請がありませんでしたので、出動していません。USJ職員の方だけで点検用の階段を使って救出したことになります。過去にも出動したことはありません」と取材に話した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/974062252503d92c3bb3f520a3a167dbc906bf69
2023年12月8日18時10分にNHK神奈川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
神奈川県厚木市の立体駐車場で150台以上の車が燃えた火事で、NHKが独自に入手した現場の防犯カメラの映像には、火元とみられる車の近くから炎が床を伝って広がる様子が記録されていました。
専門家は、ガソリンなど可燃性の液体の表面が燃える「プール火災」が起きたと分析していて、通常より短時間で周辺の車に延焼した可能性があると指摘しています。
ことし8月、厚木市にあるパチンコ店「M厚木北店」の立体駐車場で火事があり、けが人はいませんでしたが、2階を中心にあわせて152台の車が燃えました。
NHKは現場の防犯カメラの映像を入手し、火災のメカニズムに詳しい東京理科大学の関澤愛教授に分析してもらいました。
映像には火元とみられる車が停車する様子が写っていて、その6分後に煙が出始めるのが見えます。
そして2分後には車体から火が出て、しばらくすると炎が床を伝って広がっていく様子が確認できます。
この炎について、関澤教授はガソリンなどの表面が燃える「プール火災」だと指摘していて、火がついた液体が床を伝って周辺の車の下に広がったことで、車から直接燃え移るより短時間で延焼が拡大した可能性があると分析しています。
関澤教授は、「火が出た車の左右や前後の車に順番に引火していくことがこれまで想定されていたが、床面に可燃性の液体が広がって車が下からあぶられるような状態になると、より早く延焼拡大が進む可能性がある。今回、初めて日本で起きた大規模火災なので、油が漏れだして床面に広がる火災のパターンを視野に入れて対策を検討する必要がある」と指摘しています。
今回の火災をめぐっては炎や煙の熱によって駐車場全体の温度が上昇し、一気に火災が広がった可能性を指摘する専門家もいます。
火元から遠い車も火元の周辺と同じような焼け方をしていることなどから、室内の一部で発生した火災が短時間に部屋全体に燃え広がる「フラッシュオーバー」と同じような現象が起きたとみられるということです。
消防は、火元の車の出火原因や火災が拡大した要因について、今月中に報告書にまとめる予定です。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20231208/1050020467.html
2023年12月25日20時0分に朝日新聞からは、火元の車はフォルクスワーゲン、今月22日に別車種を含めブレーキ液のタンクがエンジンの熱で溶ける恐れがあるとしてリコールの届出をしたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
独フォルクスワーゲン(VW)の日本法人は25日、火元の車がVW製のゴルフTDIだったと明らかにした。
同法人によると、この車種には火災が起きうる不具合があり、厚木市での火災の原因となった可能性を「排除できない」という。
同法人は22日、同車種を含む9車種について、国土交通省にリコールを届け出た。
火元とされた車は2021年8月製造のディーゼル車。
厚木市消防本部によると、現場となった立体駐車場の2階中央付近に駐車後、2、3分で出火したとみられる。
リコールの内容は、ブレーキ液が入るリザーバータンク周辺の遮熱機能の不具合で、エンジンの熱でタンクが溶け、最悪だとブレーキ液が漏れて排気系部品に触れ、火災になる可能性があるというもの。
21年2月~今年11月に輸入した9車種約6500台が対象という。
ただ同法人は、焼損したこの車自体については「欠陥を一切特定できなかった」としている。
一方、厚木市消防本部は25日、出火原因で別の推定を発表した。
エンジンそばの排気管にエンジンオイルが付着して出火したとするもの。
付着の理由は不明としている。
火元の車のブレーキ液のタンクの周辺については、焼失のため調査できなかったとしており、同法人の見解については、可能性として排除しないとしている。
https://www.asahi.com/articles/ASRDT6D8QRDTOXIE02X.html
12月25日19時26分に毎日新聞からは、リコール理由は遮熱マット取り付け位置の不備、排気系部品にオイルの染みがあることも確認されているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国交省によると、リコールは、エンジンの熱でブレーキ液のタンクが溶けることがあり、最悪の場合に液が漏れ、排気系部品に触れると火災になる恐れがあるとの内容。
熱を遮るマットが正しく取り付けられていないケースがあることが原因としている。
VWグループジャパンは厚木市の火災に関し、「遮熱マットの取り付け位置の不備に起因している可能性を排除できない」との声明を発表した。
消防本部によると、出火元は駐車場の防犯カメラ映像などから断定した。
消防本部は出火した車について、ブレーキ系統が全て焼失し、ブレーキ液の漏れなどが実際にあったかどうかは分からなかったとした。
一方、消防本部は実況見分で、排気系部品にオイルの染みがあることを確認。
高温となった部品にエンジンオイルが付着し、火が出たと推定する内容を公表した。
(共同)
https://mainichi.jp/articles/20231225/k00/00m/040/184000c
12月25日18時27分にYAHOOニュース(テレビ神奈川)からは、オイル染みが見つかった部品は走行中800℃近くになる、火災が大規模になったのは危険を感じて初期消火できなかったことなどが原因など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
原因について、焼失しなかった部分を調べた結果、車両内部にあるエンジンの排出ガスが最初に通る箇所の部品にエンジンオイルとみられるオイル染みが見つかり、そこから出火したと推定されています。
一般的にその部品は、走行中800度近くまで高温になるものだということですが、なぜそこにオイルが付着したのかはわかっていません。
燃えた車両は153台に上ったといい、その原因について消防は・・・。
田中・厚木北消防署長:
「爆発音などもあり、危険を感じて初期消火することができなかったというのがひとつ。
車両が密集した状態であったことや、開放性があり空気の供給がされやすい構造であった。
また近年の車は樹脂製品など石油製品を多く使っていて、一度火がついてしまうと容易に燃えやすくなったのも原因のひとつと考えている」
https://news.yahoo.co.jp/articles/71e06a8dae2b4750b05e68d6d91261c70d4b5562
12月25日16時59分にNHK首都圏からは、オイル染みが見つかったのはエキゾーストマニホールドという部品、火災拡大原因の一つは風速2.7mの風によって炎や熱が拡がったことなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
火元の車は、2年前に製造された大手自動車メーカー、フォルクスワーゲンのディーゼル車で、エキゾーストマニホールドというエンジン近くの部品にオイルのしみが確認されたということです。
一方、消防は、多くの車に火災が拡大した原因について、風速2.7メートルの風によって炎や煙の熱が広がって駐車場全体が高温になったことや、車に樹脂製品が多く使われているため、一度火がついたら燃えやすいことなどが考えられると説明しました。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20231225/1000100382.html
12月28日20時50分に毎日新聞からは、車の底部から可燃性液体が火の付いた状態でしたたり落ち、漏れ続けていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
総務省消防庁によると、付近の防犯カメラに、この車の底部から可燃性の液体が火の付いた状態でしたたり落ち、漏れ続けて床の傾きに沿って火炎が広がる様子が写っていた。
同庁は出火元の車で「高温となった排気系部品の上にエンジンオイルが漏れ、火が出たと考えられる」との見解を明らかにした。
https://mainichi.jp/articles/20231228/k00/00m/040/356000c
(2024年2月29日 修正2 ;追記)
2024年2月27日21時34分に産経新聞からは、火元の車は直前に軽油を満タンにしていた。そのため火勢が強まった可能性ありなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
出火元となった車から満タンに近い量の燃料が漏れて火の勢いを強めた可能性があると実況見分に立ち会った総務省消防庁が推定していることが27日、分かった。
厚木市消防本部が27日に開示した資料で明らかになった。
実況見分の調書などによると、昨年8月20日の火災直前、出火元となったフォルクスワーゲン(VW)のディーゼル車の所有者がガソリンスタンドで34リットル超の軽油を給油していたことが、防犯カメラの映像や所有者の話などから判明。
燃料タンク容量は51リットルだった。
駐車場床面の燃えかすを総務省消防庁が調べたところ、燃料の軽油が含まれている可能性があると同庁が市消防に伝えていた。
https://www.sankei.com/article/20240227-C37LTN4XJBOOJNWHUMLI4IETPI/
2023年11月19日20時30分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午後5時頃、金沢市の金沢競馬場で、レース中にコース内の照明が一斉に消えた。
出走中の騎手3人が落馬し、うち2人が市内の病院に搬送された。
いずれも意識はあるという。
同競馬場を運営する県競馬事業局の発表によると、照明22基が、午後5時10分発走の第8レース中に消え、場内が真っ暗になった。
全レース終了後に消灯するタイマーの設定時間が間違っていたことが原因という。
第8レースは不成立となり、原因確認のため、予定されていた残りの第9、10レースも実施を取りやめた。
第8レース以降の3レース分は全額返金する。
照明は、年間を通じて日没後のレースを可能にするため、同競馬場が今年新たに設置したもの。
同事業局は「ファンや関係者にご迷惑をおかけしおわびする」としている。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20231119-OYT1T50118/
11月19日19時56分にYAHOOニュース(よろずー)からは、3コーナーから4コーナーに差し掛かった際に消灯したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
石川県金沢市の金沢競馬で19日、行われた県営第14回3日目の開催が9レース以降、取りやめになった。
11頭が出走し、ダート1400メートルで行われた8レース「K1杯くまの心社長お誕生日おめでとう記念」(午後5時10分発走)で、出走馬が3コーナーから4コーナーに差し掛かった際、コースの照明が消え、場内が真っ暗になるアクシデントが起きた。
インターネットなどで放映された金沢競馬中継でも、画面が真っ黒に。
場内のアナウンサーが「3コーナーから4コーナーに馬群が移りますが…走路の照明が消えてしまいました。4コーナーから直線、走路の照明が消えてしまいました」と実況。
わずかに照らされた明かりでゴール板が照らされ、上位入線馬がアナウンスされたが、レースは競走不成立になった。
この日は重賞・徽軫賞が9レースに予定されていたが、金沢競馬は「公正確保が困難となったため、第9競走以降が取り止めとなりました」とした。
その後、「原因を確認したところ、競走終了後の全消灯のタイマー設定が誤っていたことが判明しました」と発表した。
ネット上では「バイオレットSを思い出す」「バイオレットSの再来」「放送事故」と、96年2月10日に京都競馬場で行われた中央競馬の特別競走・バイオレットステークスと同様の事象が起こったと指摘する声も。
同レースは発走直前、猛吹雪でホワイトアウト。
スタンドからの視界がほぼ失われた。
ラジオたんぱの広瀬伸一アナ(当時、故人)の「ほとんど…見えません」「ターフビジョン、モニターともにほとんど、白くなっております」「どうやら、スタートを切っているようです」との場内実況に、競馬場から笑いが起こった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9602f353c9b873fa27c653a8c626922d96f20003
11月20日20時37分にYAHOOニュース(石川テレビ)からは、19時10分にセットすべきところ17時10分にセットしていた、馬1頭が安楽死処分された、今後は手動で消灯するなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午後5時10分頃、金沢競馬場での第8レース中に突然、走路の照明が消えました。
照明が復旧するまで1分ほどかかり、この間に騎手3人が落馬し2人が救急搬送されましたが、命に別条はないということです。
また、馬1頭が骨折し、その場で安楽死の処置がとられました。
何故、レース中に突然照明が消えたのか・・・。
県競馬事業局 臼井局長:
「全消灯というセッティングのタイマーをセットして運用していたところ、そのタイマーのセット時間について、本来なら午後7時10分、19時10分にセットすべきところ、17時10分レースの出走と全く同じ時間にセットされた」
金沢競馬場を運営する県は、人為的ミスだったと認めました。
県は再発防止策として、タイマーを使わず職員2人が確認して手動で消灯するということです。
また今後、馬主への補償も行っていくということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f718eac92b66204772614a35c453ea55227b1174
(ブログ者コメント)
そもそも、なぜ自動消灯設備にしたのだろうか?
当該競馬場の予定表を見ると、週2~3回程度の開催なのに・・・。
2023年11月6日19時56分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
岐阜県関市のアスレチック施設で5日、ジップラインをしていた女性が約7メートルの高さから落下し、大けがをする事故が起きました。
毎朝必ず点検を行っているというなかで起きた事故。
ジップラインの安全対策はどうなっているのかを取材しました。
◇
大自然の中で体験するスリルと疾走感。
木の間にはられたワイヤを滑車を使って滑り降りる「ジップライン」。
「もちろん楽しかったです!」
「楽しい怖いです」
いまや、全国多くの場所で体験できる人気アクティビティーですが、5日に事故が起きました。
現場は 岐阜県関市にあるアスレチック施設です。
40代の女性が「ジップライン」の利用中、地面に落ちたのです。
記者;
「事故のあった遊具はあちらにあります。
スタート台から数メートルのところで落下したということです」
長さ約30メートル、高さは最大7メートルほどのジップライン。
女性が滑り出したところ、何らかの原因で滑車が外れたといいます。
女性はヘルメットとハーネスを着けていましたが、そのまま地面に落下。
右足の骨を折るなどの重傷を負ったということです。
安全対策に問題はなかったのでしょうか。
冒険の森 加治佐さん;
「毎朝、お客さまが体験される前に必ず一度(点検)。
月一で綿密にチェックしたり、年に一度、会社の専門部門でメンテナンス」
施設によると、事故があった日の朝の点検では、異常はなかったといいます。
また、体験前には安全講習を行い、事故のあったコースには担当者もいたということです。
Q.どんな状態で落ちた?
冒険の森 加治佐さん;
「まだわからなくて、原因を究明中です。
ハーネス自体がすり落ちたとか、そういったことではなかった」
◇
ジップラインの安全対策。
神奈川県厚木市の施設で話をききました。
体験前にまず行うのは、安全ベルトの装着です。
ツリークロスアドベンチャー モーテンセン・イェスパーさん;
「命綱を着けましょう。
うちのアドベンチャーコースは、これがないとできない」
利用者の命を預かるため、装着は熟練のスタッフが行うといいます。
記者;
「がっちり固定されましたね」
その後、すぐに出発するのではなく、器具の使い方など、利用者が安全講習を受けます。
さらに練習を終えて初めてコースにでることができるということです。
イェスパーさん;
「金具(滑車)は触ってはいけない。
ロープを持ちます。
着けているときは(ロックが)ちゃんとしまっているかどうか確認が大事」
Q.滑車が外れることは?
イェスパーさん;
「それは考えられない。かなり丈夫なものだから」
◇
事故のあった施設は休止を発表しました。
加治さん;
「未定なんですが、原因がわかり次第、二度と事故が起きないように、しっかり対策をしていきたいと思う」
警察は、実況見分をするなどして、事故の原因を詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/72e23c8454bcd60429c353101f8bb28a06439e16
11月6日7時26分にYAHOOニュース(岐阜新聞)からは、公園では始業前に職員が乗って安全点検していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
何らかの原因で滑車がワイヤーから外れ、土の地面に落下したとみられる。
女性に意識はあり、足の痛みを訴えながら県総合医療センターに搬送された。
けがの程度は不明。
公園では、毎朝始業前に職員が実際に乗って安全点検を行っており、この日も異常はなかったという。
女性は家族3人で訪れていた。
6日は休園日で、7日以降は開園はするが、冒険の森ツリートップアドベンチャーは事故原因が判明するまで休止する。
https://news.yahoo.co.jp/articles/54151949c31a99b5476c32b7ac68ffee58e81f2c
(ブログ者コメント)
〇日テレ放送の別施設映像を見ると、2つのフックがロープにかけられている。
詳細不明だが、吊り下げ用以外、もう1本、命綱使用?
〇同種事故としては平成25年(2013年)、滑空時にハーネスがカラビナ(接続用金具)から外れ、落下して腰の骨を折る重傷を負った事故がある。
そして同年、消費者庁から『空中スライダーで事故に遭わないために』というタイトルの注意喚起文書が出されていた。
以下は、当該文書中に掲載されている空中スライダーのイメージ図。
岐阜新聞掲載写真と見くらべると、今回事故が起きたジップラインと、名こそ違え、同じようなスタイルで滑空している。
https://www.city.tomakomai.hokkaido.jp/files/00007400/00007446/130617kouhyou_1%5B1%5D.pdf
2023年10月29日18時11分にYAHOOニュース(mBS NEWS)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
神戸市消防局によりますと、29日午後0時半すぎ、神戸市北区の公園施設「しあわせの村」で開かれていたイベント関係者から「イベントで使っていた看板が足に当たった」などと消防に通報がありました。
警察によりますと、ステージに設置されていたイベント用の看板(幅5.4m×高さ2.4m、アルミ骨組み)が後方に倒れて、近くにいた小学3年生の女児(9)に接触しました。
女児は左脚を骨折する重傷で病院に搬送され、意識はあるということです。
警察は、看板が倒れた原因などを詳しく調べています。
【主催側に話を聞くと「強い風が吹いていた」】
主催者側に話を聞きました。
きょう29日は広場でハロウィーンイベントが行われていました。
マントやバルーンアートなどを工作するなどのメニューで、午前中は約300人の子どもと保護者らが参加。
事故があった午後0時半ごろは、午後の部の受付がはじまったところでした。
そのためステージ上は無人、けがをした女の子は、看板の後ろを通って受付に向かうところで看板が倒れて、一時、下敷きになったということです。
看板はアルミ製のフレームに、布のような素材をつけたつくりで脚がついていたといいます。
その上に、約30キロのおもりを4か所ほど設置して、風対策をしていたということですが、当時は「強い風が吹いていた」ということです。
女の子の上に倒れた看板を、スタッフや近くの保護者らが持ち上げて救出し、その後、消防などに通報したということです。
この事故や強風の影響で、イベントの午後の部は中止となりました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7d8e4ed11290078c3f41e284cdafccff4e3cae68
(ブログ者コメント)
以下は、掲載写真の看板固定部分を拡大したもの。
見える範囲では、転倒防止策が弱そうな感じを受ける。
2023年10月18日19時45分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午後0時40分ごろ、熊本市東区の市動植物園でモノレール1台が突然停止し、後続の4台が次々に追突する事故があった。
園によると、5台には子どもを含む計14人が乗っており、このうち大人6人が首や腰に痛みを訴えている。
いずれも軽傷とみられる。
熊本県警などが原因を調べている。
モノレールは1周約600メートル、高さ約6メートルの遊戯施設で1台4人乗り。
園によると、1台が時速約8キロで走行中、エラー音とともに停止し、後続の4台が衝突した。
点検用車両で約1時間後に全員が救出された。
衝突した車両に乗っていて首を痛めたという20代女性は、「泣きじゃくっている子どももいた。以前から設備の劣化が気になっていた」と話した。
園によると、車両は120メートル間隔で走行し、それぞれ衝突防止用の安全装置が導入されているが、作動しなかったとみられる。
スタッフがタッチパネルを操作して止めることも本来可能だが、今回は止まらなかった。
開園前の点検で異常はなかったといい、園は原因が判明するまでモノレールを運休する。
モノレールは1979年の設置で、2019年4月にも4台がからむ同様の事故が起きている。
松本副園長は、「楽しみに来ていただいたお客様に申し訳なく思う。原因を究明し、再発防止に努めたい」と話した。
https://mainichi.jp/articles/20231018/k00/00m/040/215000c
10月19日10時22分に読売新聞からは、2019年の事故原因は部品劣化、事故後に衝突防止装置を設置したが今回は作動しなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
園によると、モノレールは1979年から運行しており、2019年4月には部品の劣化による同様の事故が起きた。
事故後に衝突防止装置を設置するなどの対策を講じたが、今回は作動しなかった。
年2回の定期点検のほか、毎日、始業前に走行点検を行っていたが、異常はなかったという。
https://www.yomiuri.co.jp/local/kyushu/news/20231018-OYTNT50228/
10月24日18時44分にYAHOOニュース(熊本放送)からは、先頭車両がモーター不具合で停止した、係員は手順に反し電気の供給を再開したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
動植物園によりますと、事故はまず、先頭車両がモーターの不具合で停止。
これにより安全装置が作動し、一旦は後続の車両も停止しました。
しかし、モノレールを操作する女性が必要な確認をせずに、電気の供給を再開したため安全装置がリセットされ、衝突したということです。
女性は、大阪市に本社がある運行管理会社の社員で、このモノレールの操作に12年携わっていました。
熊本市は会社と緊急時の手順などを事前に決めていましたが、女性は手順に反して復旧させたということです。
また女性は、会社の聞き取りに対して「電力供給を再開すれば、衝突するかもしれないとの認識はあった」とも話しているということです。
【写真を見る】【モノレール5台玉突き事故】先頭車両のモーターの不具合と『操作をする女性スタッフのミス』が原因と判明「衝突するかもしれない認識はあった」
https://news.yahoo.co.jp/articles/b627083746d1374ed7bdcc1bc4365b4dda7bff1a
10月24日18時27分にYAHOOニュース(くまもと県民テレビ)からは、係員が電源復旧ボタンを繰り返し押したため後続の4台が動き出したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
モノレールは当時、先頭車両が停止したため、安全装置が働いて全体の電源が落ち、全車両が停止していましたが、乗り場にいた運行管理会社の社員2人が、車両の状況を確認しないまま電源の復旧ボタンを繰り返し押したため、後続の4台が動き出し相次いで追突したということです。
熊本市と管理会社が結んだ規定では、安全装置が働いた場合、責任者を呼んでモニターで確認しながら、復旧ボタンを押すことを定めていますが、今回は守られていませんでした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7f115752e2ae87566836fbc0a2190107b1e22cf2
10月24日16時48分にNHK熊本からは、係員は客が待っていたので早く運行させたかったと説明しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
不具合が起きた場合は通常、運行の担当者から責任者が報告を受け、確認などを行うことになっていますが、今回の事故で担当者はみずからの判断で操作していたということです。
運行管理会社の聞き取りに対して担当者は、「お客さんが待っていたので、早くトラブルを解消して運行させたかった」などと説明しているということです。
また、先頭車両が急停止した原因については、メーカー側が調査を行っているということです。
この事故について、警察は業務上過失傷害の疑いも視野に、調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/20231024/5000020465.html
(2023年10月27日 修正1 ;追記)
2023年10月27日7時2分にYAHOOニュース(FNN PRIME;テレビ熊本)からは、2つあるモーターのうち1つが故障した、係員は「復電」を4回繰り返したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故について園側が会見を開き、モーターの故障に加え、人為的ミスが重なったことが原因だったと明らかにした。
担当者のミスがなければ防げた事故だった。
園によると、先頭車両の2つあるモーターのうち1つが故障し、安全装置が作動して停止。
運行操作を担当する委託先の運行管理会社の女性社員が独断で、電源を入れ直す「復電」を4回繰り返したことで次々に衝突したという。
マニュアルでは、「停止した時点で責任者に連絡すること」とされていた。
この女性社員はモノレールの運行操作を12年間担当。
現在は体調不良で休んでいるということだが、会社側の聞き取りに「お客さんが待っていたので、早くエラーを改善したかった」と話しているという。
この事故で、乗っていた乳幼児から50代までの14人のうち、成人男女6人が首や腰の痛みを訴え、そのうち5人が通院中という。
園は運行管理会社に報告書の提出を求めていて、安全運行が確認できるまで、当面、運休するとしている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/10c84c50cde9b4b70c136c28c74837b338c97749
2023年10月18日8時21分にNHK関西から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午前10時すぎ、天王寺動物園で飼育しているメスのチンパンジー「レモン」が飼育舎から逃げ出しました。
動物園によりますと、捕獲しようとした40代の獣医師がほおをかまれ、4か所を縫うけがをしたということです。
チンパンジーは、その後、園内の木の上にいましたが、けがをした獣医師が麻酔銃を使い、3時間余りがたった午後1時半すぎに捕獲されました。
これについて動物園は17日、記者会見を開き、詳しい経緯などを説明しました。
それによりますと、チンパンジーは飼育舎の老朽化にともなうリニューアル工事のため、今月10日から仮の飼育舎にいたということですが、屋根の近くにおよそ20センチの隙間があり、そこから外に出ていたということです。
「レモン」は身長がおよそ1メートル50センチ、体重が50キロほどで、動物園は隙間から外に出ることは想定していなかったとしています。
今回の事態を受けて、動物園では隙間に鉄板を敷く対策を取ったということで、向井園長は会見で「お客さまや関係者に多大なるご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」と陳謝しました。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20231018/2000078768.html
10月18日6時30分にYAHOOニュース(ABCテレビ)からは、麻酔銃を持った獣医に撃たれると思い飛びかかって噛んだらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪市の天王寺動物園は17日夜、メスのチンパンジー1頭が飼育エリアから逃げ出した経緯に関して緊急会見を開き、向井園長自らが当時の状況を説明しました。
天王寺動物園によりますと、敷地内で飼育するチンパンジーのメス「レモン」の脱走に飼育員2人が気づいたのは、17日午前10時15分ごろ。
本来のチンパンジー舎の改修を控え、6頭いるチンパンジーを順次、仮住まいの獣舎に移し始めており、事故はここで起きました。
先に暮らし始めていたナナコ(メス)との交流に慣らすため、寝室からレモンを出して廊下(動物通路)に移し、金網ごしに対面(お見合い)させようとしたとき、レモンが廊下の天井付近にあった幅20センチほどのすき間から逃げ出したといいます。
約20分後、来客に近づかないように園内で警戒していたスタッフ4人(獣医3人と管理職)がレモンを発見。
このうち、麻酔銃を手にしていた42歳の男性獣医に向かって、レモンが飛びかかったといいます。
園側は会見で「チンパンジーは銃に対する認識はあり、それを扱う人間には『撃たれる相手』という認識があったのでは」と推測しています。
獣医は左ほおをかまれ、縫合するけがをしました。
レモンはその後、園内の林で見つかり、しばらく木の上にとどまっていましたが、負傷した獣医らが現場に戻って、放った麻酔銃14発のうち8発がレモンに当たり、脱走から約3時間後に木から落ちたところを捕獲されました。
レモンは、すり傷はあるものの大きなけがはなく、目覚めて園内で休んでいるといいます。
向井園長は会見で、「多大なるご心配とご迷惑をおかけしたことをおわびします」と改めて陳謝しました。
天王寺動物園は、この時期は小学生や園児らの来場も多く、17日は急きょ休園としましたが、獣舎のすき間を埋める作業などを済ませ、18日は開園する予定です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9b66b275f88d2b65c7ef05e8d46c575cd3215c16
10月18日8時20分に読売新聞からは、通路完成時に隙間を認識していたが狭くて抜け出せないと思い放置していた、同園では16年前にもチンパンジーが脱走しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
通路と壁の間に隙間(約20センチ)があり、園側は8月に完成した際に既に認識していたが、狭くて抜け出せないと思い、放置していた。
記者会見した向井園長は、「(対応に)問題があった」と不手際を認めた。
同園によると、この日は別の動物園から新しく来たチンパンジーとレモンを互いに慣れさせるため、飼育員2人が2頭を対面させていて、その際に逃げられたという。
同園では2007年にもチンパンジーが脱走しており、向井園長は「逃走を想定しなければならなかった」と語った。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20231018-OYT1T50036/
2023年10月12日16時17分にYAHOOニュース(FNN PRIME)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日、与那国島の南東にある洞窟探検ツアーに参加した客の夫婦と、ガイドの20代の男性、合わせて3人が行方不明になる事故が発生。
ツアー参加者の40代の男性1人の死亡が確認されました。
【画像】洞窟の入り口には草が生い茂り、中をうかがい知ることはできない
ガイドの男性は事故当時の状況について、「急に増水して水面から顔を出すのが精いっぱいの状態となり、3人が離ればなれになった」と話しており、現場周辺では、1時間に21ミリを超える激しい雨が降っていたことがわかっています。
なぜ、このような状況のなか、ツアーは実施されてしまったのでしょうか?
【真っ暗な洞窟…肩まで水につかるコースも】
12日、めざまし8の取材班が、事故が起きた洞窟を訪れると、洞窟前に貼られていた規制線は外れていました。
洞窟の入り口周辺には草が生い茂り、中は真っ暗で様子をうかがい知ることはできません。
ツアー会社のものとみられるパンレットを見ると、洞窟ツアーにはAとBの2種類のコースがあり、Aコースは「ヘッドライトを装着し、狭い通路や神秘的な光景を体感できる王道コース」と説明が。
一方、Bコースは、「絶えず流れ出る山の地下水に浸かりながら奥に進むコース。肩まで水に浸かったり、ほふく前進でしか進めない極狭空間に挑みます」と書かれており、ツアー参加者とみられる人物が、肩まで水につかっている写真も。
洞窟探検の注意書きには、「ケイビング上級者でも圧倒される、このハードなコースは、ケイビング経験者のみ対象となっています」と書かれています。
【専門家「ガイドには大きな責任がある」】
行方不明になった3人のうち、ガイドの男性とツアー客の50代の女性は、11日未明に自力で洞窟から脱出しました。
残る40代の男性は、午前10時過ぎ、洞窟の岩場で横たわる姿を発見。
午後4時過ぎに救助されましたが、心肺停止の状態で、その後、死亡が確認されました。
開始時には雨が降っていたにもかかわらず、ツアーが決行されたことについて、「日本ケイビング連盟」会長の吉田氏はこう話します。
吉田氏:
「現地のガイドが基本的に判断するしかないんですけど、ツアーをする洞窟まで行って決行かどうか決めると。
他の洞窟をずっと探検してきたガイドさんであれば、ある程度の洞窟というものはどんなものかわかっているので、洞窟が増水する場所というのは色々な経験を積んでわかるので、その対応はできたかもしれないですね。
参加者の方は洞窟がどうなっているのか、どこに危険があって、どう判断したら良いのかわからず、ガイドに命を預けて参加するということになるので、ガイドには大きな責任があると思います。」
Q.安全性の担保には洞窟によって違いがあるのでしょうか?
吉田氏
「そうですね、水が増水しても関係なくいける洞窟は少なくはないです。
洞窟というもの自体が、雨水がしみこんでそれにとかされたり削られたりして空間が大きくなり、それが洞窟になる。
だから『地底の川』とも言えるんですよ。
構造的に水が集まっている可能性が高いと。
ただ、そこに水が流れているかどうかはまた別で。
増水してくると、どこに水が増えてくるというのは、なかなか予測できない部分もありますね。」
Q.ツアーガイドが、水位が下がった後、ツアー客の女性は見つけることができたけれども、男性を見つけることができなかった理由は?
吉田氏
「たぶん、天井があまり高くはない場所で、水から顔を出しているか、それ以上か。
水が迫ってきている状態で、ひょっとしたらもう出ようとしたのかもしれないですね。
天井が低い部分で、(水から)顔が出ているところで水が上がってしまうと、そこで寸断されますよね。
確認できなくなる。
そういう状況だったかもしれませんね。
瞬時に、一人、二人というのは、なかなか一人の人間では難しいところはあるかもしれません。」
(めざまし8 10月12日放送)
https://news.yahoo.co.jp/articles/fe641307b403251d7b1037260459516360cbd4bc
10月14日4時0分にYAHOOニュース(八重山日報)からは、町有地の洞窟を無断で使用していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ツアーは、町有地の洞窟を無断で使用していたことが13日、八重山日報の取材で分かった。
与那国町と、ツアーを実施したAプロ(東京)は無断使用を認めている。
ツアー客2人を引率した同社の男性ガイド(28)は、事故が起きた洞窟での引率経験は過去に1回しかなかったことも判明。
死亡した男性の死因は溺死と分かり、八重山署はAプロの安全管理に不備がなかったか、業務上過失致死容疑での立件を視野に、事故の全容解明を急ぐ。
事故が起きた洞窟について、事故当時、Aプロの広報担当者は「地権者の快諾を得て、ツアーを実施していると聞いている」と説明していたが、13日、町有地の無断使用を認めたうえで、「自社による独占使用や建物の建設などは行っていない」と、町有地の探検ツアー使用に法的な問題はないとの認識を示した。
町の担当者は同日、「使用許可は出していないし、Aプロから使用料などは受け取っていない。今後対応を協議する」と、無断使用されていたことを認めた。
事故では名古屋市の伊東さん(41)が死亡し、伊東さんの妻(52)と男性ガイドが一時行方不明になった。
捜査関係者によると、3人は探検ツアーの終盤に出入り口へ戻る途中、1人の携帯電話が流され、探しに行って離ればなれになったところで急に水位が高まったと証言しているという。
伊東さんの死因は、解剖の結果、溺死だった。
3人は10日午前10時ごろ、洞窟探検ツアーに出発。
この時点で、すでに洞窟内には水がたまっていたことも、捜査関係者への取材で分かった。
Aプロの広報担当者は、「普段から水がたまっていて、異常なことではない」としているが、男性ガイドは事故現場の洞窟で客を引率した経験は1回だけ。
雨が降った場合に、水位がどのぐらい上昇するか、地下水の流れがどう変化するのかを熟知していたかを含め、ツアーを決行した判断が妥当だったかは、今後の捜査の焦点となりそうだ。
与那国島上空は10日、気圧の谷になり、前日に続いて未明から断続的に雨が降り、午前11時までの1時間に21・5ミリ、正午までの1時間に14・5ミリの雨が降っていた。
Aプロ広報担当者によると、洞窟探検ツアーを開始した昨年11月以降、3人のガイドが交代でツアーを引率し、これまでに100人以上のツアー客が利用したという。
ツアー料金は1人1万2000円だった。
Aプロは、町内にコールセンターや飲食店を開設し、複数の事業を展開していたが、洞窟探検ツアーについては、「御嶽のような聖域であり、町民は近寄らない。観光客が洞窟の中に踏み込んでいくが、いかがなものか」といった不安や疑問視する声が広がっていた。
譜久嶺副町長は、「亡くなられた方には気の毒だが、今回の事故は町の観光産業全体に暗い影を落とす」と懸念した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/66f88116ef8a7bec5d99e178f542ceeb6057fcf1
10月18日4時0分にYAHOOニュース(八重山日報)からは、ガイドは当該洞窟の引率経験豊富だった、携帯探しと急な増水という想定外の事態が重なったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ガイドは事故が起きた洞窟で多くの客を引率し、内部を熟知していたことがわかった。
では、狭い空間で短時間に何が起きたのか。
アクティビティの多様化とともに、ケイビング(洞窟探検)への関心もにわかに高まりをみせるなか、事故の全容解明が急がれる。
【経験者対象の難コース】
事故が起きたのは、ケイビング上級者向けの「Bコース」。
ツアーを実施したAプロのパンフレットによると、別名「水洞窟」と呼ばれ、絶えず流れる地下水に浸りながら進む。
「肩まで水に浸かったり、ほふく前進でしか進めない極狭空間に挑む」と記載され、ケイビング経験者対象の難コースだ。
今回の客2人はケイビング経験があり、希望してBコースを選択したという。
もう一つの「Aコース」は入門者向け。
今回のガイドはBコースを主に担当し、昨年11月のツアー開始以降、29回探検、約50人の客を引率し、経験豊富だった。
【想定外重なったか】
事故当日は午前3時から断続的に雨が降り、天気図は気圧の谷の存在を示していた。
ツアーを開始したとされる午前10時ごろは、11時までの1時間に21・5ミリ、正午までの1時間では14・5ミリを観測。
雨が止んだのは午後4時以降だった。
関係者によると、探検の終盤で、1人が携帯電話をなくしたことに気づいて、探すために3人が離れているときに、急に水位が高まったとガイドは証言しているという。
携帯探しと、急な増水という想定外の事態が重なった状況がうかがえる。
八重山署では、近く現場検証を行い、3人が洞窟に入ったときの水位、離れた場所や水位を確認。
ガイドの天候判断やツアー決行の適否を含め、安全管理に問題はなかったかを調べる。
世界の洞窟を経験しているベテラン探検家は、「ちょっと雨の降り方が変わるだけで、洞窟内の状態が全く違う事態になることはよくある。川のアクティビティならある程度想定できるが、洞窟内の想定は困難。情報の共有もしにくい。ふだんから集水域はどこか、ひび割れはないか、など状態を確認し、知識を上書きしていくことが必要」と、洞窟探検の困難さを指摘する。
【町有地】
Bコースの洞窟がある土地は、町有地だった。
Aプロの広報担当者は、「町有地を使わせていただいているが、こっそりやっているわけではなく、他の方が使えないように独占的に占有しているわけではない。法律的には問題がないと認識している」との見解を示す。
Aコースは、地権者と契約の上でツアーが行われているという。
糸数健一町長は、今回の事故について苦渋の表情を浮かべ、ツアーの是非についても「ノーコメント」と言及を避けるが、地元住民の間には「神聖な空間なので、洞窟探検に限らず、観光客らには立ち入ってほしくない」という空気が漂う。
Aプロの新谷社長は、今年6月、八重山日報のインタビューに応じ、「観光客が増える状況を作るため、洞窟ツアーをやっている。観光で島に貢献したい」と述べ、洞窟探検を始めた理由を説明。
「洞窟は素晴らしい観光資源だが、ごみが捨てられている場所もあり、残念。地権者の許可を得て、経費を払い、清掃して利用している」と強調していた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/10208392353adfbee762e909fd01a3ed5c65d618
2023年9月15日に掲載した元記事がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
第1報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/13427/
(2023年10月15日 修正2 ;追記)
2023年10月6日8時0分にYAHOOニュース(北海道放送)からは、規制中のコースを走っていた別車両のカメラ映像によれば警備員や先導バイクは規制する様子を見せなかったという下記趣旨の記事が、複数枚の写真付きでネット配信されていた。
・・・
協会の説明に疑問を抱き、憤る選手からの情報提供で取材をすすめると、事故車両とは別の車も通行規制中のコースを走行していたことがわかりました。
その車は、車窓からの風景などを撮るカメラを載せていて(ドライブレコーダーとは別)、映像を検証すると、協会側の警備などが“ずさん”と言わざるを得ない実態が明らかになりました。
その車の男性によりますと、まず、コースの入口前に立つ警備員と通行規制時前に言葉を交わしましたが、特に詳しい説明がなく、止められた認識もなかったので、コースに向かうと、2人目の警備員もスルー…。
ドライバーの目につく看板なども見当たりません。
次に、コース内の警備員、その次の警備員は、既に通行規制に入っていたと思われるのに、2人ともスルー…。ここでも、通行規制が一目でわかる看板などはありませんでした。
やがて、車は、レース中の選手を先導する何台ものバイクとすれ違いますが、皆、右手を上げて、左側に寄るようなジェスチャーをしただけだったので、男性は「走行するな」の指示までとは思わず、走行を続けたといいます。
また、立ち止まったり、引き返してきたりして、停止を求めたバイクはありませんでした。
そして、道路わきに駐車していた事故車両の横を通過…。
これでは、走行していた車を見て、事故車両の男性が「通行規制が終わり、もう走行してもいい」などと思い込んでしまった可能性が否定できません。
さらに、映像には、追い越しをかけたわけではないのに、猛スピードもあってか、センターラインからはみ出したり、センターライン上を走ったりする自転車が相次ぎ、セイフティーネットとして、反対車線の通行規制が必要だったことが伺えます。
しかし、その通行規制が“ずさん”だとしたら…。
出場していた選手は、一連の映像を見て「ガードマンは全く役割を果たしていない。先導のバイクも手を振って通り過ぎるだけ。運営側、協会に事故の責任があるのは明らか。はみ出した選手の過失が大きいとされるのは、同じ選手として納得できない」と憤ります。
・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/4675fb8d3a81f809b95f7e75b28f90d425c9d755
(2023年11月2日 修正3 ;追記)
2023年10月30日19時34分にYAHOOニュース(北海道放送)からは、死亡した選手のいた集団と前の集団は2㎞ほど離れていた、事故を起した車はコース内を複数回往復していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故から1か月あまり。
29日、有識者などを交えて初めて開かれた安全対策検討会で、大会の主催団体が明らかにしたことが。 “空白”の区間。
事故現場からおよそ1.7キロ手前にあるタイム計測ポイント。
ここを第3集団が通過したのは午前11時34分。
そして第4集団にいた五十嵐さんは、11時35分40秒ごろ通過しました。
2つの集団の距離は縮まらず、事故当時は推定でおよそ2分間、距離にしておよそ2キロにわたって、五十嵐さんの前方に先導車両がいない「空白の区間」があったというのです。
さらに、規制がかけられる前、事故を起こした車がコース内を複数回、往復する様子を大会関係者が目撃。
危険回避のため、警備員は自転車と同じ方向の車線に移ったうえ、コースから出るよう運転手に伝えました。
車は、誘導された方向に移動したということですが、事故直前の別の車のカメラの映像には、自転車と反対方向の車線に停まっている様子が。
事故車両はどこかでUターンして、再び自転車の反対車線を走り、事故を起こしたとみられます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2be3ce8e59cd6873c629f6702e7ba14f53a4bea9
2023年9月29日18時55分にYAHOOニュース(福島テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
<事故から一日 園は臨時休業>
9月28日、東北サファリパークでは、飼育員がライオンに襲われ、その後、死亡する事故が発生。
事故から一日、事故を受けて臨時休業となった園に、労働基準監督署が入り調査を行った。
<園の説明から見えた”違い”>
「ライオンの飼育」という安全管理に細心の注意が払われているはずの場所で、事故はどうしておきてしまったのか?
東北サファリパークの説明から、普段との状況の違いが見えてきた。
東北サファリパーク・熊久保B副社長:
「通常であれば、人間側の扉を開けて夜のエサをあげて扉を閉めて、動物側の扉を開けて動物が中に入ってくるという手順」
<通常の手順>
2017年に福島テレビが取材した映像に、事故がおきた檻と同じタイプものが撮影されていた。
東北サファリパークは、扉を開け閉めして飼育員と動物が接触しないよう対応してきたという。
エサやりや掃除を行う場合、ライオンを檻の外に出し、戻ってこないよう扉を閉め、それから飼育員の作業スペースとの間にある扉を開けて飼育員が檻の中に入り作業を行う。
作業を終えて飼育員が檻の外に出たら、作業スペースに通じる扉を閉めてから、ライオンを檻の中に入れるという手順。
<閉めるべき扉が開いたまま>
しかし事故があった日は、飼育員の作業スペースとの間にある扉が開いた状態のままライオンを檻の中に入れてしまい、檻の入口付近で加藤さんが襲われたという。
熊久保B副社長によると、「何かの手違いで閉まっていなかったか、閉めていなかった。開けた状態ではライオンが当然入ってくる。カメラで見ると、入ってきた瞬間に扉が閉まっていないことに本人が気付いたようだった。本人はすぐに閉めに行ったようだが、ライオンの方が速くて、そのまま中に」と状況を説明した。
<閉め忘れた可能性>
警察は、監視カメラの映像や従業員への聞き取りなどから、飼育員が扉を閉め忘れた可能性があると見て捜査を進めている。
熊久保B副社長は、「このような事故が二度とおこらないように、会社としても全力を挙げて、調査とそして今後の改善をしていきたい」と話した。
<原因究明が事故防止に>
29日の午後には、ライオンなどの飼育について許認可権を持つ福島県の動物愛護センターも現場に入り、施設に問題は無かったか確認を行った。
事故の再発防止へ、原因の解明が進められる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/61b01b8dd4597731392ee8b248eae777fbee0aaa
10月1日9時27分に毎日新聞からは、ライオンを檻7の扉から檻6に収納しようとしていたなど、下記趣旨の記事が檻ナンバー記載の解説図付きでネット配信されていた。
同園によると、9月28日午後3時22分、ライオン担当の加藤さんは八つあるオリのうち、「檻(おり)6」にエサを入れていた。
この時、何らかの理由で「檻6」の飼育員用の扉が閉められていなかった。
同23分に隣の「檻7」の展示場側の扉からライオンを「檻6」に収容しようとした際、加藤さんは「檻6」の飼育員用の扉が開いていることに気が付き、閉めようとしたが、間に合わずに襲われた。
https://mainichi.jp/articles/20231001/k00/00m/040/036000c
9月30日18時15分にYAHOOニュース(福島中央テレビ)からは、扉を閉め忘れたことに1分40秒後に気付いたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
サファリパークが発表した経過報告によりますと、加藤さんは午後3時22分にライオンの檻にエサを置き、ライオンと飼育員を隔てる扉を閉めずに別の檻に移りました。
その1分40秒後、開いたままになっていた扉に気付き、閉めに戻るとライオンに引きずり込まれたということです。
また他の飼育員が異変に気付きましたが、その檻に入ることができず、加藤さんとライオンを引き離すのに10分余りかかったこともわかりました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b907cc440782e3923d929ef08fc4f788bb46ddbc
9月30日12時5分にYAHOOニュース(福島テレビ)からは、マニュアルに反し閉めたことの指さし確認をしていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
立ち入り調査をした福島県によると、施設のマニュアルでは飼育員側の鉄格子の扉が閉められていることを「指さし」で確認することが明記されていた。
警察では監視カメラの映像などから、加藤さんが扉を閉め忘れたうえ、安全確認をしていなかったとみて詳しく調べている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1049434b3b8d60fdb443a2056d1dda23105cdca4
9月29日9時43分にYAHOOニュース(FNN PRIME;福島テレビ)からは、現場には監視役もいたが襲われるまで気付いていなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
当時は監視役として、別の従業員1人も飼育員の作業スペースにいたが、加藤さんが襲われて声をあげるまで異変に気付いていなかった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7c6e672486153f608ba4c710fb55bac128780fd5
9月29日21時46分にYAHOOニュース(朝日新聞)からは、別の飼育員と2人で誘導用の餌をやっていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
熊久保副社長によると、加藤さんは入社27年のベテラン飼育員。
ライオンなど猛獣の担当で、事故時は放し飼いのライオンを寝床のおりの中に入れる閉園作業の最中だった。
別の飼育員と2人で誘導用のえさをやっていたという。
監視カメラの映像には、おりの外にいた加藤さんが飼育員用の鉄格子の扉が開いていることに気づき、急いで閉めようとしたが間に合わず、ライオンにおりの中に引きずり込まれる様子が映っていたという。
扉は飼育員がロープを引っ張って手動で開閉する仕組みだった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a047fc8b1e96c475b32120ad477ed373b3615463
10月1日11時7分に読売新聞からは、補助監視役の飼育員は獣舎の出入り口にいたなど、下記趣旨の記事が補助監視役などの位置関係解説図付きでネット配信されていた。
獣舎内にはライオンのおりが八つ並んでおり、加藤さんは奥から3番目のおりにえさを入れて通路に出た。
その際、通路とおりの間の落とし戸が閉まっていなかったのが、監視カメラの映像で確認できたという。
ライオンのいる展示スペースとおりの間の戸が開けられ、ライオンがおりに入った。
その後すぐ、加藤さんは落とし戸が閉まっていないと気づいたのか、問題のおりに近づいた。
その瞬間、ライオンに引きずり込まれ、おりの中で襲われた。
作業開始から3分ほどの間の出来事だった。
獣舎には加藤さんの作業を補助監視する飼育員もいたが、獣舎の出入り口付近におり、落とし戸が開いているのに気づいたのとほぼ同時に、加藤さんが襲われたという。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230930-OYT1T50198/
9月29日6時15分にYAHOOニュース(NEWSポストSEVEN)からは、東北サファリは那須サファリと運営会社が同じであり、同グループでの同種事故は5回目など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
実は過去に「東北サファリパーク」および同じ会社が運営する「那須サファリパーク」でも、同様の事故が複数回発生している。
動物専門学校の関係者が語る。
「『東北サファリパーク』さんは那須や岩手でもサファリパークを運営していますが、那須では1997年と2000年に飼育員がライオンに襲われ負傷する事故が発生しています。
また、直近ですと2022年1月に収容し忘れたトラが従業員3人を襲い、重傷を負わせる事故が起きています。
また『東北サファリ』では1989年に、同園の当時19歳の女性飼育員がトラに右腕を噛まれ、肘から先を食いちぎられる事故が発生しています。
今回の件で、同グループで起きた事故は5回目ということになります」
『那須サファリ』では、1997年の事故を教訓に「マニュアル」が制定されているが、2000年の事故でその「マニュアル」に基づく教育が徹底されていなかったことが発覚し、問題となっていた。
さらに2022年の事故では、再発防止のため現地調査にあたった「日本動物園水族館協会」によって、従業員らが業務マニュアルの手順にない時間外労働を強いられていたことも判明している。
前出の関係者が続ける。
「これまでのケースを見ると、同グループで起きた事故で被害にあった方の多くが10代や20代の若い飼育員たちです。
キャリアの浅い飼育員にじゅうぶんな安全教育を行わないまま、そして時間外労働を強いるなどの劣悪な労働環境なども事故が起きる本質的な要因になっているのではないかと、関係者のあいだでは指摘されてきました」
地元紙記者は“同園ならでは”の事情を明かす。
「現在、『東北サファリ』は創業家の熊久保A氏が二代目社長として運営にあたっています。
ご自身はレーシングドライバーとしても有名な方で、『東北サファリ』の真横で『エビスサーキット』という自動車レース場も経営しています。
というのも、創業者である彼の父親が多角経営を進めた結果、事業を複数抱えており、熊久保A氏はそれらの多くを引き継ぎました。
彼は『サファリパーク』事業のほか、さまざまな施設のオーナーでもあるのです。
安全管理の点で、こうした運営体制にも問題点がなかったのか、再検証するタイミングなのかもしれません」
https://news.yahoo.co.jp/articles/0bb8e9a39e42320104c64f01a84df74e91547a26?page=1
(ブログ者コメント)
本ブログでは2022年1月、那須サファリでの同種事故に関し、京都市動物園では過去の事故の反省からダブルチェックなどの対策をとっているという報道を紹介している。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/12219/
(2023年11月1日 修正1 ;追記)
2023年10月29日9時49分にYAHOOニュース(福島民報)からは、エサは格子の隙間から与える、落とし戸に色を塗って開閉状況を確認しやすくするなどの対策をとり、10月28日に営業を再開したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
動物園「東北サファリパーク」は28日、営業を再開した。
同園によると、県に提出した再発防止計画で餌を格子の隙間から差し入れるようにするなど作業手順を改善した。
おりと飼育員通路の間にある落とし戸に色を塗って開閉の状況を確認しやすくした。
扉の開閉を確認するチェックシートを作り、従業員に確実に施錠するよう指導した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5610e1f11d8aec027aac1bef147c607667bcb0c6
10月29日9時29分に読売新聞からは、再開前日には県動物愛護センターの調査を受けたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
施設では事故を受け、ライオンにえさをやる際には、おりの中に入らず、通路から鉄格子の隙間を通してえさを入れるように手順を見直した。
27日には県動物愛護センターが同施設を調査。
えさのやり方を実演してもらい、作業時間が大幅に増えるなどの問題が生じないかを確認した。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20231028-OYT1T50173/
2023年9月18日19時30分にNHK福岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福岡市のPayPayドームで18日未明、人気ロックバンド「B’z」のステージセットの解体作業中に鉄骨が落下し、スタッフ7人が重軽傷を負いました。
警察は、関係者から話を聞くなどして、事故の詳しい状況を調べています。
福岡市中央区のPayPayドームでは、17日までの2日間、人気ロックバンド「B’z」のコンサートが開かれました。
警察によりますと、コンサート終了後の18日午前1時半ごろ、ステージセットの解体作業中にワイヤーでつるされていた鉄骨が落下したということです。
この事故で30代と50代のスタッフ2人が重傷を負ったほか、20代から40代のスタッフ5人が軽いけがをしました。
いずれも命に別状はないということです。
警察は、関係者から話を聞くなどして、事故の詳しい状況を調べています。
B’zの公式ホームページには、事故についての報告とともに、「多大なご心配とご迷惑をお掛けすることになり、大変申し訳ございません。心よりお詫び申し上げます」などとコメントが掲載されています。
https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20230918/5010021915.html
9月19日20時7分にYAHOOニュース(ENCOUNT)からは、ステージの一部部材に問題があったらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ロックバンドB’zのオフィシャルサイトが19日に更新。
・・・
今回の事故を受け、原因の究明を早急に行ったことを明かし、「ステージ完成時の安全性は確保されており、今回発生した事故は、撤去作業時に起因していたことが判明し、撤去作業の再検討及び見直しを実施いたしました。その検証結果を元に、メンバー・スタッフ間で協議を重ね、ステージの一部部材をカットすることで、ヤンマースタジアム長居公演が実施できると判断いたしました」とした。
続けて「ヤンマースタジアム長居公演は、上記の再発防止対策の為、一部ステージプランが変更となりますが、9月21日より予定通り開催させていただきます。
・・・
と結んだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e9e8eb7a5297112367ead4f05b8483e250d5a8bd
(ブログ者コメント)
本件、多数報道されていたが、ネタ元は全てホームページ掲載記事のような感じを受けた。
2023年9月9日12時16分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
先月5日、東京 板橋区の荒川の河川敷で行われた花火大会の会場で、「ナイアガラ」と呼ばれる仕掛け花火の火が周辺の下草に燃え移り、およそ2000平方メートルが焼けました。
この火事でけが人はいませんでしたが、大会は中止になり、主催した区は火事の原因を検証して再発防止策を報告書にまとめ、公表しました。
報告書では、新型コロナによって花火大会が3年間中止になったことで、マニュアルなどに明文化されていない、火事を防ぐためのノウハウが現場で十分継承されなかった可能性があると指摘しています。
また、事前に下草を刈る範囲や消火にあたる職員の配置など、安全対策の見直しも必要で、そのためのコストを踏まえ、これまでと同じ規模で「ナイアガラ」を続けるのか検討が必要だとしています。
区は今後、専門家などの意見も聞いた上で、具体的な再発防止策をまとめ、来年度以降の開催について検討するとしています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230909/k10014190161000.html
(ブログ者コメント)
以下は事故報告書の抜粋。
消火体制や下草刈の範囲、中止基準風向風速、緊急車両通路の確保など、複数の要因が検証されている。
それらのうち事前散水に関する要因記載は下記。
P12/55
2.2.1.2 重大な反省点
ただし、この点については、後述の「3 分析」以下に詳述されるとおり、次の重大な 反省点がある。
① 過去 60 回以上実施してきた本大会については、関係者らにおいて十分なノウハウが適切に共有され、継承されていた。
② それらをもとに作成され、運用されてきた従前のマニュアルは、重大な事故を発生させることなく、これまでは、十分に機能し、その結果、「関係者らのノウハウに過度に依存する」という問題点が顕在化しなかった。
③ しかし、今般、「3年間、本大会を連続で実施できなかった」事態が発生した結果、 「関係者らにおけるノウハウの継承の減衰」が発生していたものと考えられる。
④ かかる状況下においては、従前のマニュアルは予定された機能を発揮できなかったものと考えられ、今後の重大な課題と認識する。
P18/55
防火対策」では、「1500 リットル」の積水量のポン プ積載車を用いて、「13:30~18:30 の間に」「延 25 回散水」と規定されていた。
本件では、「15:50」に開始された散水を最後に、「1000 リットル」の積水量 のポンプ積載車を用いて、合計で「6回」の散水しか実施されていない。
来年度以降、散水業務を実施する受託者に示す仕様書 について、従前よりも明確かつ定量的な記載が必要と考えられる。
乙社からの聴取内容は次のとおり。
「16 時ごろに花火業者のナイアガラの設営が終了して火薬や導火線がセット されるので、これ以降は中へ入らないでほしいと以前言われたことがあり、それに従っていた。」
https://www.city.itabashi.tokyo.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/048/715/20230908.pdf
2023年9月8日18時42分にYAHOOニュース(HTB)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日から始まった自転車レース「ツール・ド・北海道」で、20代の選手がレース中に車と衝突し、心肺停止の状態で病院に搬送されました。
この事故を受け、大会は中止となっています。
鈴木記者:
「事故は緩やかなカーブの場所で起きました。
車の運転席側のフロントガラスは大きく穴があいていて、衝撃の大きさが伺えます」。
正午まえ、上富良野町の道道291号で、「ツール・ド・北海道」に参加していた20代の選手が対向車線を走ってきた車と正面衝突。
関係者によりますと、事故にあったのは中央大学の男子学生で、心肺停止の状態で病院に搬送されました。
男子学生は前を走っていた集団を追い越そうと対向車線にはみ出し、前から来た車と衝突したということです。
現場となったのは片側一車線の緩やかなカーブで、自転車から見ると下り坂。
レース用の車線は新得町方向のみで、旭川方向は車が通行できる状態でした。
大会の主催者によりますと、選手たちには8日の会議で、追い越す場合は対向車が来ていないか確認するなど、安全を確保したうえで行うよう説明していたといいます。
先ほど主催者側から、参加したチームの監督に事故経緯の説明と大会の全日程中止が伝えられました。
大会実行委員会 高松委員長:
「今回の事故の状況を精査して、事前に行っていた対策と今回の事故にズレがないかを検証し、今後のレースの運営に反映していく」。
ツール・ド・北海道は今年で37回目。
これまでも同様のルールで大会を実施していましたが、中止になるような事故はこれまでになかったということです。
大会初日に起きた悲惨な事故。
警察は事故の原因を調べています。
https://www.htb.co.jp/news/archives_22417.html
9月9日12時47分に北海道新聞からは、現場は10時40分から11時45分まで一般車両通行止めだった、監督には車線をはみ出さないよう何度も伝えられていた、当該場所は要注意として地図にも記載されていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故現場は、吹上温泉と十勝岳温泉を過ぎてカーブに差し掛かる幅員7・3メートルの下り坂。
2019年大会でも使用したコースだった。
大会本部は、スタート近くの交差点や急な坂道、カーブが多い箇所など、走行に注意が必要な区間で一般車両を通行止めにしていた。
計174キロの第1ステージには15区間あり、規制を知らせる看板を設置し、コース全体でボランティアや警備会社の社員など計320人を配置していた。
事故現場を含む約30キロの区間も、午前10時40分から同11時45分まで通行止めの対象とし、事故当時も規制していた。
大会本部は、なぜ一般車両が走行していたのか「分からない」とし、「規制時刻より先に一般車両が入っていた場合、どうにもできない」と説明した。
このほか、警察に道路の使用許可を受けているのは選手が走る片側1車線のため、大会本部は競技要項や前日の監督会議で「片側1車線通行が原則。規制区間でも車線をはみ出さないよう、何度も伝えてきた」と強調する。
今大会は、注意を要する箇所を地図上に記した資料を作成し、各チームに配布した。
事故現場も、この要注意箇所に該当していた。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/906359/
9月9日14時54分にYAHOOニュース(UHB)からは、事故は11時40分ごろに起きた、道路は運営会社から委託された警備会社が警備していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午前11時40分ごろ、町内の道道で、対向車線を走行してきた旭川市の会社員で63歳の男性が運転する乗用車と衝突しました。
乗用車の男性は軽いケガでした。
当時、現場の道道は、運営団体が通行止めとし、委託した警備会社が警備していたということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/52662308f3c82137780ecdae158953dd8ccc9f20
9月9日12時34分にYAHOOニュース(北海道放送)からは、自転車車線は警察が反対車線は大会側が規制していた、乗用車は規制開始前にコースに入っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大会の運営団体は、現場のコースについて「自転車のはみ出しを禁止していた上、反対車線の車両の通行を規制していた」と説明しています。
一方、警察は、どこから、どこまで、何時から、何時まで実際に通行規制が及んでいたのか捜査中としていますが、自転車の走行車線は、富良野警察署が公式に規制、乗用車が走行の反対車線は、大会側で自主的に警備、規制していたとしています。
乗用車を運転していたのは、63歳の男性でしたが、その後の警察の調べで、乗用車は吹上温泉に向かうため、通行規制の始まる前、すでにコースに入っていたとみられることが新たにわかりました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/898984ce0c7df1a2d8288ba61b0e1dfe84d1f5d1
9月11日8時50分にYAHOOニュース(北海道放送)からは、片側車線だけのレースなど選手に直接注意してなかった、去年に比べ今年は交通規制が緩かったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故当時、前方を走行していた選手が当時の状況などについて、下記のように証言しました。
Q.選手にとっては、どのような認識、位置付けの大会ですか?
「下り基調で、勾配もきつく、難易度は高い」
「国内のプロとトップの大学生たち、世界のプロが参加するレース」
Q.選手から見た当時の交通規制の状況は?
「片側車線だけの規制で、片側だけのレースだとは知っていたが、選手に直接、そういったお願いはされていない」
「監督会議で、監督には言っていたのかもしれないが、直接、選手に言っているという場面はない」
「自分のチームメイトも、そういった認識だった」
Q.去年も同じ状況?
「去年は、交通規制がきつかったと観戦していた人から聞いた」
「選手としても、看板とかで今までお知らせが立っていたが、今回は、あんまり見受けられなかった」
「規制されていることを知らない人も、結構いたのでは」
「交通規制が緩くなっていたのは、明らかにあると思う」
Q.他の大会と比べてみると?
「下りで特にスピードが出るので、両側規制になることが多い」
「そこに車を入れるのは、普通考えられない」
「十勝岳の上り下りは、両側車両規制だったが、事故の車以外にも、たくさん車はいたし、中にはトラックもいた」
「そのような車の規制の甘さが、今回の原因では」
Q.実際に走行していて、危ないと思う場面はあった?
「事故のあったところは、右コーナーで、コーナーの先が見えない急なところ」
「反対車線に車がいると、到底どうもできないところ」
「プロの操作性を持っても、何かの要因で右側に入り込むことは十分考えられるので、そのための両側通行規制のはずだった」
「運営の交通整備の甘さが直接的な原因では」
Q.事故が起きた時、グループのどこを走っていた?
「前の方にいた」
「警察は、五十嵐選手が集団を追い越したと話していたが、自分が実際、走った立場からすると、そんなことはなくて、集団はいなかった」
「ちょっと離れて前にいたのでわからないが、集団を追い越すために切り込んだわけではないのではないか」
Q.大会運営について思うところは?
「高齢の方々が現状維持でやっていて、運営もあんまり変わらず、弱体化している」
「そんな中の甘さが露呈した仕事、批判されてしかり!」
出場していた選手から新たな状況の証言、厳しい指摘も出た今回の事故…
警察は、業務上過失致死などの疑いも視野に捜査する方針です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fd06baebe9c4ae2dfa2b0036cd2c322bc0e3cba9
9月11日18時53分にYAHOOニュース(北海道放送)からは、原則片側1車線だとガイドに書かれている、主催者側は全ての脇道を把握しているわけではないなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
「ツール・ド・北海道」のテクニカルガイドには、走行方法について、こう書かれています。
「競技のために占有できる道路の幅は左側1車線のみなので、競技者と全車両の運転者は、許された区間以外は左側車線の通行を厳守しなければならない」
「ツール・ド・北海道」では、片側1車線の通行が原則です。
ただし、走行に危険な区間は、主催者側が、自主的に対向車線を規制していました。
レースの規模が大きいため、ルートの全区間を通行止めにすると、住民への影響が大きいためです。
・・・
主催者の「ツール・ド・北海道協会」は11日、「通行止めエリア内で、車の合流、進入の可能性のある道が、どこに、いくつあるのかは、全て網羅しているわけではありません」と話し、脇道などからの進入の可能性を否定しませんでした。
一方、警備会社の担当者は、「通行止めの規制中に乗用車が入るのは考えにくい。現場の区間を警備していた2名からも事故車両が通り抜けたという報告は来てない」と話しています。
このため、通行止めの規制前に乗用車が進入していた可能性が高くなってきました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d6201875f06d52b4ae522d8f3306131201297c17
9月12日10時14分にYAHOOニュース(北海道放送)からは、毎年一般車両が入りこむトラブルはある、あの下りで追い越しをかけたとは考えられないなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警備会社が取材に応じ、下記のように話しました。
・第1回から警備を受注し、関わっている
・毎年、一般車両が入るなどのトラブルはあるが、各所の警備や、先導車両の誘導もあり、接触事故などはなかった
・原則、信号機設置場所、大きな枝道、車が入ってきそうな箇所、トンネル等に警備員を配置
・警備の場所、人数は、運営団体から配置図をもらって決める
・今回のコースは一部、過去にも使っていた事がある
・無線でやり取りをしているが、全員が無線を持っているわけではない
・事故現場付近では、2キロ手前に2人配置
・十勝岳温泉の突き当りにも複数名配置
・規制中に車両が入るのは考えにくい
・当日「事故車両が通り抜けていった」という報告は、どこからもなかった
こうした状況から担当者は、「通行規制中に事故車両が入るのは考えにくい。規制前、すでに、どこからか入っていて、レース中かどうかわからず、動いてしまったのではないか」としています。
また、五十嵐選手が前の集団を追い越すため、意図的に反対車線に出たという当初の見方について、出場選手や過去に出場経験のあるプロの選手から「あの下りのコースの状況では、考えられない」などの疑問の声が相次いでいます。
<過去に出場、ツアーガイドなどもしている選手> :
・前の集団とのタイム差を考えても、あそこで追い越す意味がない
・下りで無理して追い越すことはあまりない
・追い越して先頭に出ると風も受けるので、後ろにいた方がいい
・密集すると、反対車線に弾き出されることがよくある
・よろけた前の選手をかわしたり、石が落ちていたり、アスファルトにヒビがあったりして、はみ出すことは、どうしてもある
・下りで70~80キロくらい出ていると、コントロールも難しくなる
<元プロのロードレース選手> :
・80キロ以上のスピードが出るような下り
・片側通行だけだと、安全に下るって難しい
・右側は通行止めというふうに聞いて、選手は走っていたと聞いた
・どうしても右側の車線を使って曲がる方が、選手は安全
https://news.yahoo.co.jp/articles/1f87c52233889f43a2243c81540c0b06a1998fa0
(2023年10月4日 修正1)
2023年10月1日7時10分にYAHOOニュース(北海道放送)からは、事故車両を運転していた男性は温泉に行く途中、現場近くに駐車してレースを見ていた、他にも規制前に入って観戦している車があったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故車両を運転の63歳の男性は、警察に対し「(コース内にある)吹上温泉に向かうため、規制前だったので、そのまま通行した。現場近くの駐車場で、レースを見た」などと話しているということです。
・・・
9月19日に初めて開いた記者会見で、協会は、
Q.事故車両とみられる車両が駐車中のTV局の映像は?
「見たが、あの映像の車かどうかは、確定していない」
「道路わきのスペースに駐車されており、あの状態なら注意の対象にならない」
「他にも規制前にコースに入っての観戦、応援の車両はあった」
「それらも駐車の仕方に問題がなかったはずだが、調査中」
「7台のエスコートバイクも走っていたが、規制中に走行した車両を見たかどうかは調査中」
・・・
同じ集団内で、五十嵐選手の後ろを走行し、事故を目の当たりにした別のチームの選手は取材に対し、下記のように証言しています。
Q.実際に走行していて、危ないなと思う場面は?
「事故が起きたコースより手前の片側規制のコースでは、一般車両やトラックがビュンビュン、反対車線を来ていた」
「左端をキープさえしていれば危ないとは思わないが、実際、集団で走っていると、どうしても狭いので(規制がないのに)横に広がって反対車線を走っていた選手もいた」
「反対車線から車が来たら、集団に戻るような形でかわしていた」
「選手皆で『車が来るぞー!』など、声かけもしあっていた」
Q.事故が起きたときの状況は?
「右カーブに差しかかる際、五十嵐選手が勝負を仕かけにインサイドに入ったように見えた」
「操作ミスではなく、自らの操作でインを突いていったように見えた」
「その瞬間に対向車が来て、衝突した」
「あまりに一瞬の出来事で、走り抜けてしまったので、自分たちは、そのまま走り続けることしかできなかった…」
https://news.yahoo.co.jp/articles/d324643639637298683ed24c2bcd0487994abdd1
2023年9月5日15時43分にYAHOOニュース(CBCテレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ことし7月、愛知県新城市のプールで利用客の男性がウォータースライダーで小指を切断するけがをしていたことがわかりました。
【写真を見る】ウォータースライダーで“小指切断” 指がスライダーと転落防止柵の間に挟まったまま滑り落ちる
新城市によりますと、ことし7月29日に新城市能登瀬の多目的施設「Hありいな」の室内プールで、横浜市に住む30代の男性がウォータースライダーを利用した際、小指を切断しました。
男性はスライダーの手前で足を滑らせ、転落防止柵の間に右手の小指を挟んだまま 滑り落ちてしまったということです。
このプールでは監視員が1人だけ配置されていて、プール全体を見るためにスライダーの乗り場付近にはいなかったということです。
この事故を受けて、施設は現在ウォータースライダーの利用を停止しています。
警察は事故の翌日に現場の状況を確認していて、安全管理に問題がなかったかなど調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/94673abd304436edc9b264a900d23e60d04e6c03
9月5日17時13分に中日新聞からは、柵とスライダーの隙間に指を挟んだなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
愛知県新城市能登瀬の市営健康レジャー施設「Hありいな」の温泉プールに設置されたウオータースライダーで、30代の男性客が右手小指を切断する事故が起きていたことが分かった。
市が取材に明らかにした。
市によると、事故は7月29日にあり、高さ約3.7メートルの滑り出す場所で、男性は転落防止用の鉄柵と樹脂製スライダーのすき間に右手小指を挟み、第1関節から先を失った。
治療を続けている。
...
https://www.chunichi.co.jp/article/763001
2023年8月25日17時58分にYAHOOニュース(山陰中央新報)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
島根県邑南町市木のレジャー施設「Mハイランド」で町内の小学3年生男児がウオータースライダーを滑り降りてきた別の児童と衝突、転倒した事故で、意識不明だった男児が25日夕、死亡した。
川本署によると、亡くなったのは8歳の男児。
同日記者会見した石橋町長は、24日の事故当時の見守り態勢が「非常に不十分だった」と陳謝した。
町役場で会見した石橋町長、町教育委員会の大橋教育長らが事故当時の詳しい状況を説明。
全長25メートル、幅1メートルのウオータースライダーは、夏営業中のスキー場の斜面に溝を掘ってビニールシートを敷き、上から水を流す構造で、男児は24日午後2時半ごろ、傾斜が緩やかなゴール手前2、3メートルで座っていた。
引率スタッフ1人が近くで見守っていたが、男児は後から滑ってきた児童と衝突。
「危ない」と声をあげながら滑り降りてくる児童に、直前まで気付かなかった。
施設は当日、休業日で、町内2地区の公民館、児童クラブが、貸し切りでヤマメ取り、バギー試乗などを楽しむキャンプイベントを開催。
町職員の公民館スタッフら8人の引率で、男児を含む児童10人が参加していた。
ウオータースライダーについて、施設の運営会社から公民館側に対し、前の利用者がコースから外れるまで次の利用者は滑らないよう注意があったが、事故当時はバギー試乗後の自由時間で、スタート地点にはスタッフがいなかった。
石橋町長は「子どもの見守り態勢が非常に不十分だったことが大きな要因。町の最高責任者として誠に残念で痛恨の極み。誠に申し訳ない」と陳謝。
大橋教育長も、スタッフ配置に問題があったことを認め、危機管理マニュアルを見直し、徹底できるようになるまで公民館事業の体験活動は行わないとした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f9fa4366e17e6fa10bc48bd95a27888d34a653d3
8月25日12時50分に山陰中央テレビからは、当該スライダーは斜面を半円状に削って設置されていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
この滑り台は、土の斜面を半円状に削ってシートをかけ、上から水を流す手作りのウオータースライダーとして運営されていました。
https://www.fnn.jp/articles/-/576698
8月25日20時18分にYAHOOニュース(広島テレビ)からは、当該施設は元スキー場だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
西日本最大級のスキー場として人気を博した「Mハイランド」は、経営不振で一時、営業を休止…。
広島市の会社が、夏場も楽しめるレジャー施設として、運営を引き継いでいました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c664b6a78ab5f3209994aa5360acb284f219776c
8月25日17時29分にNHK島根からは、8歳児童は傾斜が緩くなる中間地点から1人で滑って遊んでいた、ゴール地点からスタッフ1人が見守っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
町は会見を開いて、当時の状況を説明しました。
それによりますと、この8歳の児童は傾斜が緩くなるウォータースライダーの中間地点から1人で滑って遊び、ゴール地点付近からスタッフ1人が見守っていたということです。
そこへ別の児童が一番上から滑りはじめ、下に人がいることに気づくと体をひねったり、声を上げたりしたもののよけきれなかったということです。
見守っていたスタッフは一番上から滑り始めた別の児童の存在に気づかず、また、スタート地点にはスタッフがいなかったということで、教育委員会の大橋教育長は、「危険な遊びをする際の危機管理が劣っていた。スタッフの配置に問題があったと認識している」と述べて、安全管理に問題があったという認識を示しました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/matsue/20230825/4030016995.html
8月25日20時15分に朝日新聞からは、メニューに組み込まれていたスライダー体験時は前の児童がコース外に出てから滑るように徹底していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
滑り出しの傾斜は約20度で徐々に緩やかになるが、ゴール地点で飛び出す場合もあるという。
午前中のメニューに組み込まれていたウォータースライダー体験の際には、職員や施設スタッフらが見守り、前の児童がコース外に出てから滑るよう徹底していた。
事故は、体験メニュー終了後の午後の自由時間に起きた。
岩本さんはウォータースライダーのゴール地点から2、3メートル上のコース内にいて、滑り降りてきた別の児童と接触し、転倒したという。
この時見守っていたのは放課後児童クラブの職員1人だけだった。
https://www.asahi.com/articles/ASR8T6K42R8TPTIB00N.html
8月25日18時40分に山陰放送からは、上から来ると一番スピードがでる部分だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
町によると当時、スライダー付近では5人の子どもが遊んでいました。
町などによりますと、ウォータースライダーを監視していたのは引率のスタッフ1人のみで、施設のスタッフはバギー体験につくなどしていて、監視は手薄だったということです。
清水記者:
「現場となったウォータースライダー、上の方なんですけど、かなり急になっているのがわかります」
施設を運営する アオイテクノサービス 日野課長:
「ここはやっぱり上から来ると一番スピードが出る部分になります」
スライダーの全長は25メートル。
コース内で座っていた児童に対して、上から滑ってきた子は、「危ない」など大きな声を出し、体を反転させて接触。
衝突した時はスピードが出ていたと推測されるということです。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/bss/683269
8月25日20時47分に毎日新聞からは、迎えに来た父親が意識喪失に気付き119番を依頼したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
衝突され転倒した直後は泣いていたといい、スタッフが車の中で休ませていたが、迎えに来た父親が意識を失っているのに気付き、119番を依頼した。
https://mainichi.jp/articles/20230825/k00/00m/040/316000c
(2023年11月5日 修正1 ;追記)
2023年11月3日7時11分に読売新聞からは、スタッフは熱中症だと考えていた、父親が到着した時には呼吸していなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
父親が35分後、現場に到着するまで、男児が心肺停止になっていることをスタッフの誰も気づいていなかったことが分かった。
有識者らによる事故検証委員会の初会合が2日、町役場であり、町教育委員会が事故の調査結果を報告した。
町教委によると、事故は地元公民館が主催したデイキャンプで、8月24日午後2時25分頃、スライダーのゴール付近に座っていた男児に、上から滑り降りてきた別の児童がぶつかった。
男児は自力でコース外に出て、泣きながら正座し、頭を伏せた。
スタッフが痛いか確認すると、再び泣き出して額をたたき、その後ぼーっとしていたという。
スタッフは熱中症と考えて車で休ませ、頭や首元を保冷剤で冷やした。
事故から約20分後、いびきをかいて寝入ったと思ったが、さらに15分後に父親が到着して男児を抱えたところ、初めて呼吸をしていないことに気づいたという。
検証委は、年度内に事故原因や再発防止策を報告書にまとめる。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20231102-OYT1T50348/
(2024年3月27日 修正2 ;追記)
2024年3月26日18時9分にNHK鳥取からは、現地調査や事前打ち合わせをしなかったことが事故の主因などとする検証委員会報告書が町長に渡されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故を受けて、町は、医師や弁護士などによる検証委員会を設置して、事故の原因や再発防止策について検証してきていて、その結果をまとめた報告書が石橋 町長に手渡されました。
報告書では、事故の主な原因は、引率したスタッフが全員で現地調査や打ち合わせを事前に行っていなかったことや、人員配置の管理者がおらず、事故の時スライダーを見守るスタッフが1人だけだったことなどをあげています。
そのうえで、今後は、まず、事故防止のマニュアルをつくったうえでイベントごとに事業計画を策定することや、それをもとにスタッフが役割分担やリスクについて理解しておく必要があるとまとめています。
報告書をまとめた中村 委員長は、「事故が起こる可能性があるとの意識を持つことが再発防止において一番大切で、ほかの自治体でも参考にしてもらいたい」と話していました。
石橋 町長は、「報告書を参考に全職員が危機管理などを理解し、現場で安全管理ができる万全の体制を整えていく」と再発防止を誓っていました。
邑南町は、子どもの参加するイベントで事故を防止するためのマニュアル作りを進めていて、学校などへの配布も検討しているということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/matsue/20240326/4030018596.html
3月26日17時47分に共同通信からは、引率スタッフの指揮命令系統が不明確だった、担当者は事前にスライダーを体験していなかったので危険に対する認識がなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
弁護士や医師らで構成する町の検証委員会は26日、見守りスタッフに現場を包括的に仕切る責任者がいないなど、リスク管理が不十分だったのが原因とする報告書を石橋町長に提出した。
報告書は、引率スタッフの指揮命令系統が不明確な上、担当者が事前にスライダーを体験せず、危険に対する認識もなかったと指摘。
事故直後は意識があった岩本君をスタッフが「熱中症かもしれないけど、疲れているだけ」と考え、結果として迅速に119番しなかったことも明らかにした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b276506fa3ec0aa1cfb31e4c8ced621f47536334
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。