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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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202431180分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

夏休みの宿題で提出した自由研究を学校が紛失したか廃棄したとして、兵庫県内の公立中学校に通っていた、きょうだい2人らが学校側に損害賠償を求める訴訟を起こした。

「特選」に選ばれるほど渾身(こんしん)の力を込めた作品。

争点は作品の所有権が作った生徒にあるのか、それとも学校か。

司法判断は揺れ動き、提訴から約3年半がたっても決着はついていない。

 

【価値ある作品】

「自分の中では永遠に価値のある作品。ぞんざいに扱われ、(学校への)信用を失ってしまうような悲しみがある」。

原告のきょうだいの一人は法廷で悔しさをにじませた。

訴訟資料によると、きょうだいは夏休みの課題として、光合成やバイオマスエネルギー、免震構造などをテーマに選定。

実験道具もそろえて課題に取り組んだ結果、計6点の作品は市の「特選」となり、商業施設でも展示された。

作品がなくなっていることが判明したのは卒業後。

両親の返還請求を受けて学校が調査した結果、6作品のうち5作品が所在不明となっていた。

きょうだいは両親とともに学校が無断で処分するなどしたことによって精神的な苦痛を受けたとして、令和2年秋、神戸地裁に提訴した。

 

【1審は「本人(生徒)に帰属」】

学校側は「作品は破棄したものと思われると推測している」としつつ、法的責任については真っ向から反論した。

まず、教育施設である以上、「学校と生徒を対等な当事者と位置付けるべきではなく、民法は適用されない」と主張。

自由研究を「生徒から学校に無償提供されたもの」と位置付け、「返却するか否かは担当教員の裁量に委ねられている」と違法性を否定した。

神戸地裁は昨年2月、家族の主張を認め、自由研究の所有権は作成した本人に帰属しており、「学校への提出を無償提供と解釈する法的根拠はない」と判断。

学校側の過失を認め、2万円の賠償を命じた。

この判決に双方が控訴。

大阪高裁の審理で学校側は、複数の理科教員に聞き取った結果、自由研究を返却していない教員が大半で、「返還請求をしたのはこの家族が初めて」と強調。

「教員には返却しなければならないとの認識がなかった」と訴えた。

大阪高裁は今年1月、1審とは全く異なる判断を示した。

作品の返却を前提としない運用がされてきたことは、学校側に所有権があることを裏付けているとして、「提出後の課題をどのように取り扱うかは教員が指導上の見地から決めるべきもの」と認定。

1審判決を取り消し、家族の請求を棄却した。

家族は大阪高裁の判決を不服として最高裁に上告した。

 

【学校運営とのバランス】

こうした司法判断について、学校現場のコンプライアンスに詳しい日本女子大の坂田仰(たかし)教授は、法律論としては「妥当」とみる。

自由研究は、確かに生徒側が費用を負担している。

ただ、例えば給食費を生徒側が負担していたとしても、残った給食を処分するたびに許可が必要なわけではない。

生徒が作ったり費用を負担したりした全てのものを「生徒の所有物」とみなすと、教員の判断で対処できる幅が狭まり、学校運営に支障が出るおそれがあるという。

一方、今回の学校の対応については「当然すべき配慮に欠けていた。事前の説明や生徒への同意をとっておけば事態を防げた。その一手間を省いた結果だ」と苦言も呈した。

この自治体では、問題が生じて以降、自由研究を原則返却する方針に変更したという。

https://www.sankei.com/article/20240311-FOVSS7FFUZKR7JVOUXJ4DBJ25E/

 

 

 

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20242271852分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

文部科学省は27日、学校現場に周知している事故対応ガイドライン(指針)を改訂し、登下校中も含めて学校で発生した全ての死亡事故を国に報告するように求めた。

旧指針では報告の対象を厳密に規定していなかったため、死亡事故でも報告は3割程度にとどまっていた。

同省は改訂版を3月中に全国の教育委員会に通知し、再発防止の取り組みを進める方針。

改訂版の指針では、国への報告対象となる事故を「全ての登下校中を含めた学校管理下の死亡事故」と明記。

平成28年にまとめられた旧指針では「死亡事故」としか記載されておらず、報告漏れが目立っていた。

「再発防止策の検討」も新たな項目として追加された。

平成28年度から令和4年度にかけて、子供が学校で死亡するなどした際に見舞金を給付する「災害共済給付制度」から死亡見舞金や供花料が支給されたのは約500件。

このうち文科省に報告されたのは141件と、3割にとどまっていた。

学校現場では、校舎の窓からの転落やサッカーゴールの下敷きになるなど死亡事故が後を絶たない。

今月26日にも福岡県の公立小で1年生がウズラの卵を喉に詰まらせて亡くなる事故が発生しており、原因究明などが喫緊の課題となっている。

文科省は新指針によって学校死亡事故の全容を把握し、効果的な再発防止策を検討する考えだ。

https://www.sankei.com/article/20240227-4P5G3FXFQBOU7DUWYXKPEEVFR4/

 

 

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2024213220分に高知新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

高知市は、市立4小学校で行った科学の出前講座で、実験に使った液体窒素が児童の肌や衣類に付着し、1~5年生計33人が水ぶくれや軽度の凍傷などのけがを負ったと13日、発表した。う

ち3人が病院で受診したが、いずれも軽傷という。

講座は市主催で、京都大学高等研究院特定拠点の樋口准教授が「ひぐち先生の『探Q!ビッグバン』」と題して実施。

7、8日に大津小、江陽小、横浜新町小、旭小の体育館で順次行われ、児童計1370人が参加した。

液体窒素はマイナス196度で、衣服などに付着し、肌に密着する時間が長くなった場合には凍傷となる可能性がある。

実験では、児童がボウルに入れた液体窒素に風船を漬けてしぼませたり、准教授が児童の近くの床にまいて気化する様子を観察したり。准教授は液体窒素の危険性について注意喚起をした上で行っていたという。

最初に実施した大津小によると、講座の終了直後に数人の児童が「手が赤くなって痛い」と訴えた。

教員が見ると、やけどをしたようになっていたため、現場に残っていた市職員に伝えた。

市によると、以降の学校では、児童への注意喚起を強め、距離を開けるようにもしたが、手の指や足の甲などが赤くなるなど同様の訴えが相次いだ。

33人の内訳は大津小21人、江陽小5人、横浜新町小2人、旭小5人。

市は事前に庁舎内のカーペット上で実験していたが、体育館のような平たんで滑らかな床では行っておらず、「危険性への配慮が十分でなかった」と説明。

市によると、樋口准教授は各地で同様の実験を行っているが、けが人が出たのは初で、配慮が不十分だったと謝罪しているという。

市環境部の高岡部長は、「けがの発生を大変重く受け止めており、心からおわび申し上げる。今後は開催内容を十分に精査するとともに、安全確保に万全を期す」としている。

https://www.kochinews.co.jp/article/detail/721129

 

2131949分にNHK NEWS WEBからは、気温が低かったため液体の気化が遅かったことも考えられるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

高知市によりますと、実験前にテストを行ったものの、体育館の床とは異なるカーペットの上で実施したほか、この時期は気温が低く、液体の気化が遅かったことが原因ではないかとしています。

また、実験初日に児童が症状を訴えたという連絡を学校から受けていたものの、液体窒素をまく場所と児童の間隔を広く取るなどの対策をしたうえで、実験を続けたということです。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240213/k10014357061000.htm

 

213192分に高知さんさんテレビからは、授業の際には離れて観察するよう注意喚起していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

高知市によりますと、准教授は事前に市役所のカーペットの上で液体窒素をまく実験をしていましたが、「体育館の滑らかな床では気化するまでの時間が長くなってしまったのでは」と話しているということです。

高知市は授業の際、液体窒素から離れて観察するよう注意喚起をしていたとしています。

https://www.sunsuntv.co.jp/news/2024/02/2744566

 

(ブログ者コメント)

体育館で液体窒素を撒いている写真を見ると、児童が液体窒素に触ろうとしているようにも見える。
いくら注意喚起しても、好奇心の強い子どもなら触ってみたくなる?
どんな感じだったか確かめようと動画を探してみたが、見つからなかった。

 

 

 

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20241301936分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

東京都品川区は30日、区立学校の校庭に埋まっていた金属製のペグ(くい)で、児童がけがをしたと発表した。

区によると、事故は28日、地域のサッカークラブの活動中に発生。

児童がスライディングをした際、地面から突き出ていたペグで膝を切るけがをした。

ペグは長さ約10センチで、地面から約1センチ突き出ている状態だった。

児童は軽傷で、30日から学校に復帰したという。

事故を受けて区は、ペグやくぎなどが埋まっている可能性がある土や天然芝の校庭がある区立学校22校で、金属探知機による調査・撤去を実施する。

https://mainichi.jp/articles/20240130/k00/00m/040/252000c

 

※昨年、2023622712分に東京新聞からは、区は区立小中学校の校庭を目視点検していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

東京都内の小学校の校庭などで相次いでくぎが見つかった問題で、品川区教育委員会は二十一日、小学校五校の校庭でくぎやくい、コンクリート塊、鉄筋など計十七個が見つかったと明らかにした。

けが人の報告はないという。

五月に区立の小学校三十一校、中学校九校、小中一貫六校の全四十六校を目視で調べたという。

区教委の学校施設担当によると、残されたくぎなどは十センチほど。
運動会のライン引きなどに使った後に放置されたとみられる。

コンクリート塊は三十センチほどで、古い校舎の基礎の残骸とみられるという。

いずれも撤去した。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/258194

 

 

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20241262230分にYAHOOニュース(神戸新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

兵庫県尼崎市今福1の認定こども園「IYこども園」で棚に立てかけていた机が倒れて園児=当時(1)=が重傷を負った事故で、業務上過失傷害の罪に問われた園長(60)に、尼崎簡易裁判所(植屋裁判官)は26日、罰金10万円の判決を言い渡した。

判決によると、園長は2021年4月、安全管理などの業務を担っていたが、木製の机(重さ約5・8キロ)を保育室の棚に立てかけたまま使わない時に撤去するなどの注意義務を怠り、机に手をかけ倒した園児に左足の親指骨折などの重傷を負わせた。

植屋裁判官は、1歳児が好奇心でものを引っ張る習性や転倒させるために必要な力を照らすと、倒して負傷する恐れがあったと指摘。

園長は教諭に指示して別の場所に保管するなどの危険防止措置を講じなかったとして「園内の安全管理を統括する立場にあったことに照らすと、(過失は)決して軽いものではない」と述べた。

捜査関係者によると、22年12月、県警が園長ら4人を業務上過失傷害容疑で書類送検。

園長以外は不起訴処分となった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b1fb9b9ede059934fdb6b1e04db8a0ace68ca447

 

※事故時の報道は下記参照。

2023981943分 産経新聞)

兵庫県尼崎市の認定こども園で令和3年4月、棚に立てかけられていた机が倒れて当時1歳の女児にぶつかり、女児が足の指の骨を折るなどの重傷を負っていたことが8日、分かった。

兵庫県警は、危険を防止すべき注意義務を怠ったなどとして、業務上過失傷害容疑で、園の関係者4人を書類送検。

このうち同罪で起訴された女性園長(59)の初公判が8日に開かれ、園長は「刑法上の過失があるか分からない」などと起訴内容を一部否認した。

事故があったのは、社会福祉法人「R」(尼崎市)が運営する認定こども園「IYうこども園」(同)。

起訴状や女児の母親らによると、3年4月9日午前10時40分ごろ、園の保育室内で、女児が棚に立てかけられていた木製机(約60センチ四方、高さ約25センチ、重さ約5・8キロ)に触ったところ、机が倒れて女児の左足に直撃した。

女児の足は、骨が露出する開放骨折や指がほぼ切り離された状態の不全切断などになった。

指の切断は免れたが、爪が正常に生えないといった後遺症があるという。

母親は、園の管理が不十分だったとして、県警尼崎東署に被害届を提出。

同署は4年12月、業務上過失傷害容疑で園長や保育教諭ら計4人を書類送検。

このうち園長が今年6月に同罪で略式起訴され罰金命令を受けたが、不服として正式裁判を請求したという。

初公判の冒頭陳述で検察側は「机が倒れて園児がけがをすることはないものと軽信し、保育教諭に指示するなどして、使用しないときは机を撤去させるなどの危険防止措置を講じなかった」などと指摘。

弁護側は「過失が成立するかを問いたい」と述べた。

公判後、母親は取材に「事故の責任を認めて心からの謝罪をしてほしい」と訴えた。

尼崎市は「市の方から言うことはない」としている。

https://www.sankei.com/article/20230908-QJLAOOEYSNJJLHJZLPRPYEVEIA/ 

 

 

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202312201210分に信濃毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

塩尻市は19日、市立日の出保育園で昨年12月に園児=当時(1)=の右手の甲に保育士が誤って熱い湯をかけ、やけどを負わせる事故があったと明らかにした。

後遺症はないといい、保護者に44万円余の損害賠償を支払って示談する協議を進めている。

同日の市議会全員協議会で報告した。

市によると、給食前の手洗いの際、保育士1人が保育室の手洗い場で複数の園児を補助。

最後の園児が洗い終わった後、先に水を止めたため、蛇口から熱い湯が出る状態となった。

保育士がペーパータオルで園児の手を拭いたところ、右手の甲付近の皮が剥がれて激しく泣いたため、事故に気付いた。

園児は市内の医療機関を受診。
「2度の熱傷」と診断された。

湯はボイラーの性能から約65度だったとみられる。

市の竹中・こども課長は取材に、「不注意の事故を起こし、申し訳ない。リスク点検をして安心安全な保育園を目指す」とした。公表が事故から1年後になったことについては「同じタイプの蛇口が他になく、再発の危険性がないと判断した。園児が回復するまでの間、静かに園生活を送れることを重視した」としている。

https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2023121901026

 

12191924分に中日新聞からは、数秒間熱湯をかけたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

塩尻市は19日、市立保育園で昨年、男児がやけどをする事故があったことを、市議会議員全員協議会で報告した。

男児はすでに治癒し、現在は保護者と示談交渉を進めているという。

市によると、事故は昨年1222日に同市広丘高出の日の出保育園であった。

保育士が男児=当時(1)=の手洗いを補助した際、誤って蛇口から出ている65度ほどの湯を数秒間、右手の甲にかけてしまった。

男児は中程度のやけどを負った。

今年113日に登園を再開し、同月末に治癒したと診断されたという。

https://www.chunichi.co.jp/article/824549

 

 

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202312201233分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

20日午前10時20分ごろ、三郷市の市立南中学校で「理科の実験中にガラス瓶が割れて生徒がけがをした」と学校から消防に通報がありました。

警察によりますと、2年生の生徒10人が病院に搬送され、1人が割れたガラスでひじを切るけがをし、残る9人は軽傷だということです。

三郷市教育委員会によりますと、当時、理科室で2年生の生徒およそ30人がグループにわかれ、ラムネ瓶に水と重曹それにクエン酸を入れて炭酸水を作り、ビー玉を押し上げてふたをする実験を行っていましたが、配合をあやまったため瓶の中の圧力が高まりすぎて破裂したということです。

警察が学校関係者から話を聞いて、当時の詳しい状況を調べています。

三郷市教育委員会の菅原学校教育部長は、「けがをした生徒や保護者に大変申し訳ない。原因を明らかにして再発防止を徹底したい」と話しています。

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20231220/1000100220.html 

 

12201419分に朝日新聞からは、30代の男性教諭の指導のもと実験していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

20日午前1025分ごろ、埼玉県三郷市鷹野3丁目の市立南中学校で「理科の実験中にガラスの瓶が破裂して負傷者が出た」と教員から119番通報があった。 

県警吉川署や消防によると、2年生の男女10人が、割れたガラスの破片でけがをして市内の病院に運ばれた。
女子生徒1人がひじに5センチ程度の切り傷を負ったという。

署が破裂の原因を調べている。

市教育委員会によると、破裂があったのは2時限目の授業。

30代の男性教諭の指導のもと、2年生約30人が理科室でラムネの瓶に水や重曹、クエン酸を入れ、炭酸水を作る実験をしていた。

重曹かクエン酸の量が多く、瓶内の圧力が高まって破裂した可能性があるという。

https://www.asahi.com/articles/ASRDN4QZ3RDNUTNB00F.html

 

 

 

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202312122127分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

12日午前11時半ごろ、大阪府東大阪市の近畿大東大阪キャンパスで、大学院総合理工学研究科の研究室で実験中、薬品が発火する事故があった。

近大によると、実験をしていた大学院生1人が同市内の病院に搬送され、顔や腕をやけどする軽傷を負った。

けがをした大学院生は、還元反応の実験で水素化リチウムアルミニウムを計量していたところ、発火したという。

この物質は水に反応して発火する性質があり、近大が事故原因を調べている。

https://www.sankei.com/article/20231212-7CHA2JN7PBNTJFKWN4HKWWO7XQ/ 

 

1212日付で同大のHPに重要なお知らせとして、薬品が反応して出火した、研究室には他に2人の学生がいたがけがはなかったなど、下記趣旨の記事が掲載されていた。

令和5年(2023年)1212日(火)午前1130分頃、近畿大学大学院総合理工学研究科の研究室にて、実験中に薬品が反応して発火する事故が発生しました。

駆けつけた教員が速やかに消火しましたが、実験を行っていた大学院生1名が中河内救急救命センターに搬送され、顔や腕の1度熱傷等と診断されました。

当時、研究室には他に2名の学生がおりましたが、怪我はありませんでした。

日頃から安全に配慮して研究活動を行っておりますが、このような事態となり、学生、保護者および関係者の皆様にご心配をおかけしたことを、心からお詫び申し上げます。

原因については現在調査中ですが、学生・教員への注意喚起と安全管理をさらに徹底し、再発防止に努めてまいります。

https://www.kindai.ac.jp/news-pr/important/2023/12/040898.html

 

 

 

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202311302049分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

大阪府岸和田市は30日、市内の小学校で202012月、体育館で掃除をしていた当時小学5年生の男子児童が足を滑らせた際、めくれあがった木製の床材が児童の左足のふくらはぎを貫通し、太ももに刺さるけがを負っていたことを明らかにした。

市によると、男子児童はモップがけをしていた際に足を滑らせ、左ひざを曲げて尻もちをつくようにした際、老朽化していた床材がめくれあがった。

とがった先端がふくらはぎを貫いて、さらに太ももの裏に刺さったという。

治療に2年数カ月かかり、後遺障害でしびれが残る可能性があることから、市は慰謝料として一部前払いした分を含め、約590万円を支払うことで和解したと説明している。

127日に開会する定例市議会で専決処分議案を提出し、議会の承認を求める。

床材は、それまでは破損していなかったという。

市は、市内の学校施設の緊急の安全点検を実施し、必要な場合は補修も済ませたとしている。

https://www.asahi.com/articles/ASRCZ6QGHRCZPPTB008.html

 

(ブログ者コメント)

同種事故はたびたび発生しており、本ブログでも何件か紹介スミ。

 

 

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202311231130分にYAHOOニュース(毎日新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

埼玉県久喜市は28日開会の11月定例市議会に、市立小中学校の防火シャッターの改修に向けた設計費用など約7080万円を計上した補正予算案を提出する。

市議会などで学校の防火設備の不備が指摘され、対応を急いだ形だ。

学校の防火シャッターや防火扉について、市教委は建築基準法に基づき、毎年点検している。

2022年度の点検では、32校中30校で計95件の不備が指摘されたという。

ブレーキ不良で誤って落下する恐れがあるとしてシャッターを閉めたままにしたり、シャッターレールに角材をはさんで「つっかえ棒」にしたりするなど、防火機能を果たしていないケースも1校あった。

避難時の挟まれ事故を防止するための自動停止装置が付いておらず、現行の建築基準法に適合しない旧型のシャッターも8校に設置されていた。

これらの9校について、市教委は「緊急の対応が必要」として、シャッターを新しいものに交換する。

実際の作業は24年度になる見通しだ。

一方で、市教委は「ほかにも多くの是正すべき箇所がある。通常予算で対応を急いでいる」と話す。

問題が複数年に渡り、積み残しになっていた可能性もあり、「今後は指摘があれば急ぎ対応したい」とする。

また、点検業者による報告内容を学校と共有せず、学校側が不備を把握していないケースもあった。

市教委は「今年度以降は業者に対し、学校にも報告書を提出してもらう」と話している。

学校の防火設備を巡っては、県内でも過去に、落下したシャッターに挟まれて児童が死亡するなど重大事故が起きている。

業界団体の日本シヤッター・ドア協会は「ここ数年は大きな事故の報告は受けていないが、安全性に関わる設備なので、是正が指摘された場合は早急に対応してほしい」と話している。

https://news.yahoo.co.jp/articles/9f350b66f5fcfbc5da18cc64295fd39c0f0ce962

 

※本件、今年991041分にYAHOOニュース(埼玉新聞)からは、不具合151件が指摘されていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

公共施設の不備が問題となっている埼玉県久喜市の小中学校で、火災が起きた場合に作動する防火扉や防火シャッター、感知器などの防火設備について、法定点検による不具合が計151件指摘されていたことが明らかになった。

8日の市議会一般質問で、貴志信智議員(無所属)の質問に久喜市が回答した。

市教育総務課によると、同市内32小中学校で、今年3月までに行われた法定点検で是正箇所の指摘があった。

建築基準法第12条に基づく点検で防火扉77件、防火シャッター18件、消防法第17条の点検で感知器不作動など56件の是正箇所が見つかった。

防火シャッターや扉を作動する「連動機構」についても是正箇所が指摘されている。

同市は消火器の交換19件を除き、多くの箇所で対応していない。

改善されていない設備の中には、防火扉が閉鎖作動しない、防火シャッターの起動不良など 重大な事故を引き起こす可能性が指摘されていたものもあった。

県内では1998年、旧浦和市(現さいたま市)の小学校で、男子児童が誤作動で閉まった防火シャッターに挟まれ死亡する事故が発生。

同市学校施設管理課は、再発防止を踏まえ、「校数が多く、毎年点検により不具合が報告されており、その都度対応している」としている。

同市内では、学校で外壁コンクリート片が落下するなど、施設の老朽化が課題になっている。

今定例会でも、修繕費用(1337万円)が補正予算として計上されていた。

同市は、「(学校施設は)経年による劣化が進行している。法定点検の指摘事項の早期是正に努めたい」としている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/cdeebe101278d676161e9108491a8f944d19eab2

 

 

 

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202310301932分にYAHOOニュース(新潟総合テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

今年9月、新潟県上越市の小学校でアレルギー物質を含む給食を食べた児童が救急搬送された問題で、市が市議会で経緯を説明しました。

10月30日、上越市議会で市が謝罪したのは、給食のアレルギー事故です。

9月、上越市内の小学校で食物アレルギーのある児童に、アレルギー物質を含む給食が提供され、児童が救急搬送されました。

原因は思い込みと確認不足でした。

まず、栄養教職員が献立の作成時に「冷凍クリームコーン」に「乳・乳製品」が使用されていないと思い込み、配合成分表を取り寄せず、未確認のまま発注。

その後、調理員も原材料の脱脂濃縮乳の記載を見落としたほか、配合成分表を受け取っていないにもかかわらず、リストに確認済みのチェックを入れたといいます。

給食を口にした児童は腹痛を訴えましたが、担任はすぐにはアナフィラキシー症状だと気づけず…。

上越市 市川・教育部長;
「当該校は、全ての児童の給食に乳・乳製品を使用しない主菜・副菜を提供していたため…」

思い込みと確認不足が重なった結果、発症後、しばらく経ってエピペンを投与。

救急搬送も遅れ、命を失う危険もありました。

児童は今も十分に給食が食べられないなど、学校生活に支障をきたしているということです。

上越市は11月にも緊急時の対応研修会を開き、再発防止に取り組むとしています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c1e9feb7b86eea694121efa9de4ddeba171c2482

 

ちょっと前、1014日付で上越ジャーナルからは、事故時の詳細な時系列ならびにアレルギー専門医による研修会が1ケ月前に行われたばかりだった、配合成分表は今回に限らず取寄せていなかった、同市では数年前にも同様な事故を起していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

複数の関係者への取材をもとに経過を時系列でまとめると、次のようになる。

午後015分頃 児童が給食を食べ始めた。
乳の成分が入ったスープに違和感を覚え、途中で飲むのをやめた。

午後025分  給食を3分の1ほど食べたところで、腹痛を担任に伝えて一人でトイレに行った。

午後030分  担任がトイレをのぞいたが、声をかけかなかった。

午後035分  児童が戻って来ないことから、別の教員がトイレに行った。
教員はドア越しに「給食を片付けていいか」という主旨の質問をしたが、ドアを開けて児童の姿を確認することなく、教室に戻った。

児童は、一人で自力で教室に戻った。
すでに顔が真っ赤で足もふらつく状態だった。

学校側が異変に気づいて対応を始めたのは、この時点だった。

教員たちはアナフィラキシー症状を抑える「エピペン」を用意したものの、ただちに注射しなかった。
担任らが児童に「打ちますか」「救急車呼びますか」「気持ちは」「今、どんな感じ」「どこに打ちますか」などの質問を繰り返した。

午後043分 担任と養護教諭がエピペン注射。

午後048分 学校が救急車を要請。

午後18分  救急車が到着。
その後、児童は市内の病院に搬送され入院した。

・・・

今回の上越市のケースでは、発症後エピペンを注射するまで18分かかっている。

緊急性の高いアレルギー症状がある場合の基本的な対応を定めた上越市のマニュアルでは、「5分以内に判断する」「子供から目を離さない。一人にしない」とされ、今回のように我慢できない強い腹痛があるときには「ただちにエピペンを使用する」などとされているが、いずれも実行されていない。

「まったく逆なことをしていて、死なせようとしていたとしか思えない」──。

こう憤るのは、小児アレルギー専門医で児童の主治医でもある「小児科すこやかアレルギークリニック」院長の田中泰樹医師だ。

田中医師は、アレルギーについて各地の自治体で研修や講演なども行っている。

今回のケースでは、少なくとも次の点の対応が問題だったという。

・給食時なので誤配膳、誤食を疑うべきなのに見過ごしていた。

・症状を訴えている児童を一人でトイレに行かせた。

・トイレに行った教員はドアを開けて確認しなかった。

・エピペン注射をただちに行わなかった。

いずれもマニュアルに反している。

田中医師は、事故の1か月余り前に、この学校にアレルギー対応研修の講師として招かれている。

研修は、今回被害にあった児童への対応を含め、開催されたものだった。

当日は、アレルギー事故が起きた際の緊急対応を中心に養護教諭や教職員らに詳しく説明したというが、今回の事故対応では研修の内容は生かされなかった。

・・・

児童が原因物質を食べた後の緊急対応もずさんだったが、原因物質が給食に出された経緯もずさんだった。

マニュアルでは、加工品について栄養教職員が配合成分表を納入業者から取り寄せることになっていたが、今回のクリームコーンに限らず、取り寄せを怠っていた。

同市では20188月に給食誤配食によるアレルギー事故があり、対応マニュアルを見直したが、その後もマニュアルに沿った対応がなされず、同じ生徒に対し20225月に誤配食事故を起こしている。

昨年5月の事故の際は、保護者が氏名などを除いて詳しく公表するよう求めていたにもかかわらず、市教育委員会は当初、詳細に公表しなかった。

アレルギー専門医の田中医師は今回のケースについて、「児童が途中で気づいて食べるのをやめたことが大きい。全部食べていたら死亡事故になっていた可能性が高い」と話す。

「誤配膳・誤食などのミスは起きるということを前提としても、すぐに察知して正しく対応すれば命は助かる。上越市の体質がこのままだとしたら、次にいつ死亡事故が起きてもおかしくない」と、早急な改善を訴えている。

https://www.joetsutj.com/2023/10/14/060000  

 

10311928分にYAHOOニュース(テレビ新潟)からは、乳製品アレルギーが重症な人は牛乳換算で0.01ccも摂れないなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

アレルギーを専門とする田中泰樹・医師;
「重症の人は、誤食するとアナフィラキシーは起きてしまう。
牛乳で換算すると、0.01ccもとれない。
市の栄養士長さんが確認してみると、途中で食べるのをやめたと考えても、だいだい牛乳でいうと20~30ミリリットルとらせた。
私が認識している(症状を)起こす量の2000倍とってしまった。
専門家から言わせると、死ななくてよかった」

・・・

https://news.yahoo.co.jp/articles/2c8bd794e856b5ed6b49749349a83873a6ccaf05 

 

 

 

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202310201810分にNHK信州から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

長野県山形村の教育委員会は20日、記者会見を開き、今月12日、村立保育園で、6歳の男の子が持っていた長さおよそ25センチのピンセットが右目のまぶたに刺さって脳まで達したうえ、脳内で出血する大けがをしたと説明しました。

園児は、クラスで飼育していたカエルに餌を与えるためのピンセットを持ったまま、園庭にある滑り台を腹ばいになって滑り、着地する時にけがをしたとみられています。

保護者によりますと、会話や食事はできていますが、1年間は経過観察の必要があるということです。

当時、園庭では17人の保育士がいて、およそ80人の園児が遊んでいたということです。

ピンセットは、虫が苦手な園児でも餌やりができるように用意されたもので、職員に報告してから持ち出すルールはありましたが、園児の手の届く場所に置かれていました。

山形村教育委員会の根橋教育長は、「安心して楽しく生活すべき保育園で、重大な事故が起き大変申し訳ありません」と謝罪しました。

村は、外部の有識者などによる検証委員会を立ち上げ、再発防止に取り組むとしています。

園児の母親は、会見後に取材に応じ、「安心して預けていたので、こんなことが起きて本当に悲しく、残念です」と話していました。

園児の祖母は、「しっかり検証をして、ほかの園児が、このような事故にあわないようにしてほしいです」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20231020/1010028503.html 

 

10201656分にYAHOOニュース(長野放送)からは、ピンセットは担任保育士が持ち込んだ私物だったなど、下記趣旨の記事がピンセットや滑り台の写真付きでネット配信されていた。

ピンセットは、クラスで飼育するカエルにエサをあげるときに使うもので、担任の保育士が持ち込んだ私物でした。

飼育箱は庭に面したテラスの棚にあり、ピンセットもその下に置いてあったということです。

藤沢教育次長は、「先生に許可をもらってから使うルール、当日それがされていたのか、管理のずさんさはいなめない」と話しました。

園では、1020日夜、保護者説明会が開かれます。

https://news.yahoo.co.jp/articles/de234535ad9211e9168b7cf348d76de2ab3ab3db 

 

 

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20239211855分に東日本放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

21日夕方、東北大学青葉山キャンパスの理学部研究棟で実験器具が破裂し、学生3人が手を切るなどけがをしました。

消防などによりますと、21日午後5時ごろ、東北大学の青葉山キャンパスにある理学部の研究棟で、化学実験をしていた学生から「実験器具が爆発した」と消防に通報がありました。

酸素を使用した実験中にガラス器具が割れたとみられ、20代の男子学生3人が破片でけがをして病院に搬送されたということです。
命に別状はないということです。

警察などが事故の原因を調べています。

https://www.khb-tv.co.jp/news/15010907

 

9221122フンにYAHOOニュース(東北放送)からは、気化したガスで破裂したらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

21日午後5時頃、仙台市青葉区荒巻の東北大学青葉山キャンパスの理学部の研究棟で「ガラス器具が爆発した」と、大学の関係者から消防に通報がありました。

東北大学によりますと、実験中にガラス製の器具が破裂したということです。

この事故で、実験に参加していた20代の男子大学生と男子大学院生合わせて3人が顔や腕にけがをして仙台市内の病院に運ばれました。

3人とも意識はあり、命に別状はないということです。

ガラス製の器具は、実験中、気化したガスによって破裂したと見られていて、警察と消防が当時の状況を詳しく調べています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/91d5f6966271331bc8fe53f86cf5373f9ee44125

 

 

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202392954分にNHK静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

1日午後3時20分ごろ、富士山に登っていた静岡市駿河区にある市立N小学校の5年生の児童から「道に迷って今いる場所がわからない」と警察に携帯電話で通報がありました。

警察と消防が捜索したところ、約1時間後に御殿場市の御殿庭入り口付近で児童4人が見つかり、学校が改めて点呼をとったところ、ほかにも4人がいなくなっているのがわかったということです。

4人も、約1時間後に別の場所で見つかったということです。

警察によりますと、8人は会話もでき、けがはないということです。

学校によりますと、登山には5年生151人が学校行事として参加し、当時は列を作って下山していたということです。

警察がルートを外れた理由や教員の引率状況などを調べています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20230902/3030021418.html 

 

941936分にYAHOOニュース(テレビ静岡)からは、別の山岳ガイドはガイドの人数不足や歩く速度の不適切さが原因だった可能性を示唆しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

原因をしっかり究明し再発防止が求められます。

1日、校外活動で富士山を訪れていた静岡市駿河区の小学生8人が道に迷い、一時行方不明となりました。

8人は無事救助されましたが、一歩間違えれば大きな事故につながったかもしれません。

再発防止に何が必要か、山岳ガイドに聞きました。

1日、校外活動として富士山を訪れていた静岡市立N小学校の5年生8人が一時行方不明となり、その後、警察や消防に救助されました。

校外活動に参加していたのは5年生152人で、教師10人と山岳ガイド4人が一緒に宝永山の火口から2合目付近の水ヶ塚公園に向けて下山していました。

静岡市教育委員会によりますと、小学生は当時、ガイドを先頭に1列で歩いていて、6人いるクラス担任もクラスの先頭にいましたが、次第に間隔ができ、一部の子供たちがはぐれてしまったとみられています。

富士山で山岳ガイドを務め、今回のコースも経験している岩崎仁さんは、ガイドの人数不足や歩く速度の問題について指摘しています。

富士山ネイチャーツアーズ・岩崎仁 代表:
「一人のガイドがそのコースで目が届くのは15人から20人がギリギリではないか。
今回は160人くらいの大きな団体にしたら、ガイドの人数(4人)が少し足りなかったのかという気がする。
歩く速度が本当に適切だったかどうかも大きな要因。」

つまり、余裕のある行程を組んでいたか?

その上で、岩崎さんは「事業者側と学校が安全管理を徹底すべき」と訴えています。

岩崎代表:
「事業者(山岳ガイド)もこの体制で受けられるのか否かをしっかりと判断して、(学校は)安全管理というところにしっかりと重きを置いて事業計画を立てる(必要がある) 」

改めて、当時の状況を説明します。

N小学校の児童152人は、教師とガイドの計14人が引率し、宝永山から大人の足で2時間以上かかる水ヶ塚公園に向かってハイキングコースを下っていました。

下山していたのは須山口登山歩道を通るコースでしたが、児童4人ずつの2組 計8人が道に迷い、いずれも予定していたコースではない場所で発見されました。

まず午後4時半頃 、4人が発見されたのが御殿庭入り口付近。

そして午後6時過ぎに、さらに4人が発見されたのが南山林道分岐と呼ばれるあたりです。

大きなケガはありませんでしたが、日が沈む時間が近づいていて、児童たちは不安な時間を過ごした可能性もあります。

原因をしっかり調べ、再発防止につなげてほしいと思います。

https://news.yahoo.co.jp/articles/633c6c4d5be021fbe612d3a69d5a5318c63c9406

 

(ブログ者コメント)

溶岩道なら先に進んでいる人が見えるはずだが・・・と思い、調べてみると、hayashiさんの「地形地質探訪記」ブログに「(宝永山)第二・第三火口には表富士周遊道路・水ヶ塚の近くから延びる登山道があるが、展望の利かない樹林帯のため迷いやすい。」という記述があった。

他ブログの写真を見ても、やはりそんな感じの道だった。

http://wunderjapan.blog.fc2.com/blog-entry-57.html

 

 

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20238111040分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

川崎市教育委員会は10日、市立稲田小学校(多摩区)でプール開きに備えた作業の際、6日間にわたり水を流し続けるミスがあったと発表した。

流出した水はプール約6杯分の約2200トンに及び、損害額は約190万円。

市教委は、作業を担当した30歳代の男性教諭と上司の男性校長に過失があったとして、損害の5割にあたる約95万円を2人に請求した。

発表によると、教諭は5月17日にプールへの注水を開始したが、警報音が鳴ったため電源ブレーカーを落とした。

その後、止水したつもりだったが、電源喪失状態でスイッチが機能せず、同22日に発見されるまで注水が続いていた。

市教委は「全学校の教職員を対象とした研修会を通じ、確認を徹底する」としている。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20230810-OYT1T50305/

 

810日付で市のHPには、経緯に関し、下記内容の報道発表資料が掲示されていた。

・・・

3 経過

5月17日(水)11時頃

教諭が注水スイッチを操作し、栓を開いて注水を開始したものの、注水と同時にろ過装置も作動させたため、職員室の警報音が鳴った。
教諭は、警報音を止めるためにブレーカーを落とした。
(実は、注水スイッチの電源も喪失していた。)

17時頃

教諭が、止水のため注水スイッチを切ったが、実はブレーカーが落ちた時に電源が喪失していたため、注水スイッチが機能せず、栓が閉じず、注水が継続していた。

5月22日(月)15時頃

プールでの作業を予定していた用務員の指摘により、教諭が、プ ールの吐水口を確認し、注水が継続していることに気づいた。

・・・

https://www.city.kawasaki.jp/templates/press/cmsfiles/contents/0000153/153608/houdouhappyou.pdf

 

(2023年8月31日 修正1 ;追記)

2023831746分にYAHOOニュース:幻冬舎GOLDONLINE)からは、損害賠償請求に対し市民等から疑問の声が多数寄せられている、取材した弁護士は賠償に法的根拠はなく雇用契約上の問題だという意見、当該教員は警報が鳴った原因を確認することなく警報音を止めるためにブレーカーを落としたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

川崎市は教員と校長に対し、無駄になった損害額の約半分にあたる95万円の損害賠償請求をしましたが、市民等から疑問の声が多数寄せられているとのことです。

市の対応、賠償額は正当なのか。

弁護士・荒川香遥氏(弁護士法人ダーウィン法律事務所代表)に話を聞きました。

 

【教員個人に対する損害賠償責任追及の法的根拠】

まず、公務員に対する賠償責任の法的根拠については、実は明文の根拠がありません。

「国家賠償法12項」には、国または自治体から公務員個人への「求償」の規定がありますが、この規定はあくまでも、同条1項に基づいて、国または自治体が損害賠償請求を受け、賠償金を支払った場合の規定です。

本件では、現時点では、市民が川崎市に損害賠償請求をしたという事実は確認されていません。

したがって、この条文は使えません。

もう一つ、公務員の賠償責任を定めた条文として「地方自治法243条の2」がありますが、これも本件には適用されません。

同条は、会計責任者等、公的な財産を管理・保管する権限をもつ公務員の賠償責任を規定したものだからです。

それでは法的根拠はどうなるのかというと、市と教員の間に結ばれた雇用契約上の義務違反ということになると考えられます。

プールの水をためる作業は、教員の業務ですので、教員には水を無駄にしないという業務上の注意義務があります。

過失によってその注意義務に違反し、市に損害を与えたということなので、賠償責任が問題となります。

 

【公務員の「過失」はどこまで要求されるか】

ここで、まず検討しなければならないのが、教員の「過失」です。

過失があること自体は明らかです。

問題は、「過失の程度」です。

・・・

教員の過失の程度は「重大な過失」でなければならないと考えるべきです。

では、本件の教員に「重大な過失」があったといえるでしょうか。

川崎市によると、事故の原因は以下の通りです(川崎市HPより)

「プール開きに向けて、教諭がプールに注水し、後に注水スイッチを切って、止水したつもりだったが、ブレーカーを落とした状態であり、注水スイッチの電源が喪失していたために、栓が閉じず、注水が継続した。
なお、止水作業時、プールの吐水口を確認して、止水していることを確認しなかった。」

そして、ブレーカーが落ちていた原因は以下の通りです。

「教諭が注水スイッチを操作し、栓を開いて注水を開始したものの、注水と同時にろ過装置も作動させたため、職員室の警報音が鳴った。
教諭は、警報音を止めるためにブレーカーを落とした。
(実は、注水スイッチの電源も喪失していた。)」

警報音が鳴っていたのであれば、まず、その原因を確認すべきだったといえます。

それをせずにブレーカーを落とすという対応は、著しく不適切な対応といわざるをえません。

一般論としては「重大な過失」にあたるといわざるをえないでしょう。

・・・

もし、過重労働により注意力が散漫になっていたような事情があれば、教員個人に「重大な過失」を認めることは酷かもしれません。

また、現場に居合わせず、事態も把握していなかったであろう校長については、「重過失」を認めてしまうのは酷な気がします。

 

【損害賠償の額「約95万円」は正当か】

次に問題となるのが、「約95万円」という損害賠償額の正当性です。

・・・

あくまでも、法の基準に照らし、具体的な事実を前提として判断することが大切です。

その意味では、「損害を負わせたのだから負担させて当然」という議論も、「こんなのでは教員のなり手がいなくなるので酷だ」といった議論も、極端かつ杓子定規といわざるをえません。

「損害の公平な分担」は、こういった損害賠償責任の問題においてはきわめて重要な法原理です。

公務員個人に過大な責任を負わせる結果とならないよう、注意して見守る必要があります。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4fd3b5d33dda851485abe0367f171735fe6b6ccd 

 

 

 

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20238101145分にNHK滋賀から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

先月26日、長浜市のプールで、学童クラブの活動で来ていた小学1年生の男の子が溺れて死亡した事故を受けて、県は、県内の332の学童クラブを対象にプール活動の実態を調査し、10日、結果を公表しました。

それによりますと、県内の70の学童クラブがプール活動を行っていて、このうちの6割にあたる42のクラブがプール活動に関する事故防止マニュアルを策定していなかったということです。

国の指針では、活動の内容に合わせた事故防止マニュアルを策定するよう定められていて、県は、不適切だとしています。

また、プール活動の際の職員の配置状況を調べた結果、平均で職員1人当たり5.5人の子どもを見ている状況で、最も多いところでは、1人当たり15人の子どもを見ているケースもあったということです。

調査結果を受けて、県は、来月、学童クラブの施設長を対象に事故防止をテーマにした研修を行うほか、すべての学童クラブに対して、10月末までに、活動の内容に合わせた事故防止マニュアルを策定するよう働きかけることにしています。

 

【専門家は】

今回の事故について、専門家は、プールは、水面が反射するなど安全監視が難しく、引率者が事前に研修を受けることなどが必要だと指摘しています。

今回の事故について、学童クラブ側は、会見で、当時、40人以上の小学生が同時にプールに入り、クラブの職員4人が水の中とプールサイドに分かれて監視にあたった一方、それぞれの子どもがどれくらい泳げるのかは、把握していなかったと説明しています。

学校などでの水泳教育の安全対策に詳しい桐蔭横浜大学の井口成明准教授は、「プールは、水面が反射することや複数で入ると人が重なって見えることで、安全監視が難しくなる」とした上で、「子どもがどれくらい泳げるのか、事前に把握し、泳ぎのレベルにあわせてグループを分け、監視員の担当するエリアを具体的に決めておく必要がある」と指摘しています。

また、泳げない子どもについては、胸から上が水面から出る浅いプールを使い、ライフジャケットなどをつけさせることが必要だと話しています。

その上で、井口准教授は「子どもが泳いでいるのか、溺れているのかを見分けるのは難しい。学童クラブなどの活動でプールで遊ぶときは、引率する大人が各地のスイミングクラブに依頼するなどして、事前に安全監視の具体的な技術を学ぶ必要がある」と話しています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20230810/2060013964.html

 

8111055分にYAHOOニュース(毎日新聞)からは、県は放課後児童クラブがプール活動しているとの認識がなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

県内には、公設公営75、公設民営147、民設民営110の、計332クラブ(児童数2万1151人)がある。

うち21%に当たる70クラブ(同2011人)が、市民プールや川、湖などでプール活動を実施していると回答。

しかし、国が策定を求めている事故防止マニュアルを設けていないクラブが9、マニュアルにプール活動の記述がないクラブが33あり、計42のクラブ(60%)のマニュアルが不備だった。  

プール活動の際、職員1人が平均5・5人の児童を監視しているが、15人を監視しているクラブもあった。

また、救助方法や応急手当ての講習会などを受講した有資格者は59%にとどまり、資格者が一人もいないクラブも12あった。

長浜市の事故後、15クラブがプール活動を自粛しているという。  

県子育て支援室は、「放課後児童クラブがプール活動をしているという認識がなかった。今後、クラブへの巡回支援で事故防止対策を徹底したい」としている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/dd830584d4a9f171c8ad5896e2ec8974b8ff416c

 

※事故当時、728846分にNHK滋賀からは、事故時の様子などに関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

26日、長浜市のプールで、学童クラブの活動で来ていた市内の小学1年生の男の子が溺れて死亡した事故で、市から委託を受けて学童クラブを運営する会社が、27日夜、市内で保護者向けの説明会を開きました。

説明会は非公開で行われましたが、終了後に会社の代表などが会見しました。

説明会には、会社が運営するほかの学童クラブの児童の保護者も含めておよそ90人が参加し、会社側は事故について謝罪した上で、8月にも外部の専門家を交えた第三者委員会を設け、事故原因の解明を進めていく方針などを説明したということです。

今回、事故が起きた25メートルプールは、柵で深い部分と浅い部分に仕切られていて、死亡した児童は深いほうの水深1.2メートルほどのところにあるレーンを区切るロープにうつぶせに覆いかぶさっている状態で見つかっています。

説明会では保護者から、死亡した児童がなぜ深い部分に入っていたのかや、学童クラブの職員によるプールの監視態勢について質問が寄せられたということです。

警察は、学童クラブの安全管理の態勢など当時の詳しい状況を調べています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20230728/2060013839.html

 

8181830分に朝日新聞からは、全国の学童保育で水辺活動を行っているのは17%、うち63%で安全マニュアル未作成、こども家庭庁は整備通知を出したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

こども家庭庁は18日、プールなどの活動を実施している放課後児童クラブ(学童保育)のうち、安全対策のマニュアルを策定しているのは37%にとどまるとの調査結果を公表した。

同庁は同日、マニュアル整備などを求める通知を出した。

滋賀県長浜市のプールで7月、民間の学童保育を利用していた男児(6)が亡くなったことを受け、同庁は自治体を通じ、全国約26千施設の状況を調べた。

プールや川、海など水辺の活動を行っている学童保育は4315施設で、全体の約17%

うち37%にあたる1597施設がマニュアルを作っていたが、残りの63%は未整備だった。

同庁によると、学童保育の運営指針では事故やけが防止のためのマニュアルを作るよう求めているものの、プール活動に特化したマニュアルづくりは明示されていなかった。

このため、今月18日付でプール活動におけるマニュアル策定や訓練を求める通知を出した。

同庁の担当者は「プール活動は重大な事故につながるおそれもある。マニュアルの整備や訓練の実施をお願いしたい」と述べた。

https://www.asahi.com/articles/ASR8L5WJ4R8LUTFL00H.html 

 

8181835分に産経新聞からは、整備通知の内容に関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

通知は、プール活動時の監視体制や職員研修、自動体外式除細動器(AED)の設置場所確認など緊急事態の対応について手引を作り、ボランティアも含めた全職員に周知する必要があると記載。

プールだけでなく、海や川、湖での活動も想定して作るよう求めた。

学年に応じて、小学校でどのような指導をしているかも把握する必要があるとした。

https://www.sankei.com/article/20230818-3IEQWLRAINNW7B2LAA5FGSN5IY/

 

 

   

 

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20237201959分にYAHOOニュース(東日本放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

生徒と教員あわせて5人が体調に異変を訴え、このうち生徒と教員2人が病院に救急搬送されました。  

仙台市教育委員会によりますと、20日午前10時半ごろ、仙台市太白区の柳生中学校1年の理科の授業で、アンモニアの性質を調べる実験中に、炎で温めていたフラスコ内のアンモニア水が周囲に飛散したということです。

これにより、生徒4人と教員1人のあわせて5人が体調の異変などを訴えました。  

5人のうち、生徒1人と教員1人が目にアンモニア水が入り、病院に救急搬送されました。  

また、腕にアンモニア水がかかった生徒2人のうち1人が腕に痺れを訴え病院を受診。

このほか、生徒1人が臭いで気分が悪くなったと訴えたということです。  

授業では、試験管にアンモニア水と沸騰石を入れ、ゴム栓をし横向きに設置して炎で熱して気体のアンモニアをフラスコに集める実験をしていたところ、ゴム栓が外れ、フラスコ内のアンモニア水が周囲に飛散したということです。  

仙台市教委によりますと、実験をしていた生徒と教員は、いずれも保護用の眼鏡を着用していなかったということです。  

学習指導要領では、水溶液が飛散する可能性がある実験をする際、保護用の眼鏡を着用するよう示されて、仙台市教委では改めて、実験を行う際の注意事項を仙台市立のすべての小・中・高校に通知するとしています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/dac32b665d679438d04b6d24f6cd5d6040412046

 

 

 

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20236171617分にNHK山口から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

16日、萩市の小学校で6年生の理科の授業中に11人が体調不良を訴え、このうち3人が病院で手当てを受けました。

いずれも症状は軽く、16日夜までに全員が回復したということです。

萩市教育委員会によりますと、授業には31人の児童が出席し、ジャガイモの葉の中にでんぷんがあるかどうかを調べるために、市販の漂白剤などを使った実験を行っていました。

担当した教諭は、実験結果を分かりやすく見せるために、教科書のやり方ではなく、インターネットで調べた漂白剤を使う方法で行っていたということで、教育委員会が原因を調べています。

萩市教育委員会学校教育課の池田課長は、「薬品を使う理科の授業では、基本的に教科書の方法で行うことが望ましく、指導を徹底したい」と話しています。

萩市の池田教育長は、「今回このような事案が発生したことに対して心よりおわび申し上げます」とコメントしています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20230617/4060017277.html

 

618日付で毎日新聞山口版からは、デンプンの成分がヨウ素液で紫色に染まることを確認する実験中、染まる様子を分かりやすくするため漂白剤をかけるよう児童たちに指示していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

萩市教育委員会は17日、市立小学校で16日にあった理科の実験中に児童11人が体調不良を訴え、うち3人が病院で受診したと発表した。

実験で使った塩素系の台所用漂白剤の臭いで気分が悪くなったとみられ、同日夜までに全員が回復した。

市教委によると、16日午前、6年生31人が植物の葉に含まれるデンプンについて調べる授業を受けた。

児童は実験で葉をたたいてろ紙に成分を抽出し、デンプンがヨウ素液で紫色に染まる反応を確認した。

この際、担当教諭は葉緑素で緑色に染まったろ紙が紫色に変化する様子が分かりづらいと判断。

ろ紙にヨウ素液をかける前に、市販の漂白剤をかけるよう指示した結果、漂白剤の臭いをかいだ児童の一部が気分が悪いと訴えたという。

https://mainichi.jp/articles/20230618/ddl/k35/040/147000c

 

 

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20236101230分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

福岡県飯塚市の中学校で62日午後、硫化水素の実験をした。
市教育委員会によると、2年生31人が参加したという。

実験では、まず、鉄と硫黄を混ぜ合わせて加熱し、硫化鉄を作る。
次に、硫化鉄を一部取り出し、試験管に入れ、薄めた塩酸をかけると、硫化水素が発生する。

授業後、「気持ち悪い」と訴える生徒が相次いだ。
10
人が救急搬送されたが、いずれも軽症だった。

実験は理科室で実施され、ドアや窓はすべて開け放っていた。

薬品の分量にも問題はなく、硫化水素は直接臭いを嗅ぐのではなく、手であおいで嗅ぐように指導していたという。

 

【秋田、愛知、茨城でも】

硫化水素を発生させる中学校の理科の実験中に気分が悪くなり、病院へ救急搬送される事案が全国で相次いでいる。

飯塚市のほか、5月半ばから6月はじめにかけ、秋田県にかほ市、名古屋市北区、茨城県牛久市や筑西市でも救急搬送があり、5校で計44人。
生徒はいずれも中学2年だった。

マスクをしている生徒もおり、ある市教委の関係者は「マスクをしていると、臭いがわかりづらく、気体を吸いすぎてしまう危険性も否定できない」と話す。

中学校の学習指導要領解説では、2種類の物質を反応させる実験によって、異なる物質ができることの理解を求めている。

その例として挙げられているのが、金属が硫黄と結びつく反応だ。

ただ、指導要領には「硫黄を用いた実験では有害な気体が発生することもある」とも明記されている。

 

【なぜ実験が必要なのか】

「リスクがあったとしても、実施した方がいい実験はある。硫化水素はその一つだ」と埼玉大学の小倉康教授(理科教育学)は言う。

なぜ、実験が必要なのか。

鉄と硫黄が反応すると、明るく輝く。

「驚きと感動が詰まっている。理科への興味をそそられる生徒もいるはずです」

さらに、硫化水素の臭いを覚えることで、「命を守る行動ができる」という。

硫化水素が発生すると、温泉地で嗅ぐような卵が腐ったような臭いがする。

濃度が低ければ危険はないが、高くなれば命の危険もはらむ。

「オール電化の住宅が増え、ガスの臭いや火の怖さを知らない子どもたちも増えてきた」と小倉教授は指摘する。

 

【人員や設備の充実を】

理科の実験で事故を誘引する理由として小倉教授が挙げるのが、学校の人員と施設の不足だ。

いずれの学校も、教員1人が約30人の生徒を指導していた。

元教員や大学院生らを理科アシスタントとして雇う小中学校への補助制度はあるものの、すべての学校には配置されていないと小倉教授。

「中学校では危険な実験もあるので、複数の目が必要だ」

また、理科室に強制換気の設備がない学校も少なくないという。

「換気システムがあれば、様々な実験ができる。実験を無くせば事故は防げるが、理科離れはさらに進むだろう。人員や設備の充実が期待される」

https://www.asahi.com/articles/ASR674STXR67UTIL01Y.html  

 

6月15日2015分にYAHOOニュース(九州朝日放送)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

6月、福岡県内で中学校での理科の実験の際、気分が悪くなって大勢の生徒が病院搬ばれるという事故が相次ぎました。

そもそも、なぜ硫化水素の実験が必要なのでしょうか。

化学や科学、教育の観点から専門家に話しを聞きました。

(文字情報は上記のみ)













 





https://news.yahoo.co.jp/articles/4102481dc2027a390757b26e7a69eb1ba8412c90

 

(ブログ者コメント)

以前、同種事例紹介時に「、実験の必要性とリスクを考えると、そろそろカリキュラムから外す時期にきているのではないだろうか?」とコメントしたことがある。

それが今回、この報道で認識を新たにした。

 

 

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20236970分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

東京都杉並区立小の校庭で4月、転んだ児童が地面から頭を出していた釘にひざを打ちつけ、大けがをした事故を受け、区教育委員会は区立小中学校の校庭などで金属探知機による調査を進めている。

これまでに見つかった釘、ペグ(杭)は約8500本。

それ以外にも、地中に埋まっていた金属ごみが大量に見つかる事態になっている。

事故は413日、区立荻窪小の校庭で発生。

体育の授業で鬼ごっこ中、走っていた児童が転倒。
地面から数ミリ突き出ていた釘の頭部に左ひざをうちつけ、十数針縫う大けがをした。

この釘は、運動会や体育の授業で白線を引く際の目印などに用いるため、打ち込まれたものとみられている。

事故は511日に表面化し、直後に区立学校などで教職員が目視の点検を実施。

区教委は同月17日から、業者による金属探知機での点検を各校で進めている。

区教委によると、発見された釘やペグは、今月7日時点で計8520本(57校・園)にのぼった。

探知機が発見したのは、それだけではない。

鉄筋、ボルト、パイプなどの建築材に加え、缶コーヒーとみられる空き缶や水道の蛇口も出てきた。

28校で計1354点(7日時点)に達する。

■なぜこんなに金属が?

(以下は有料)

https://www.asahi.com/articles/ASR6863N9R62OXIE02S.html?iref=pc_life_top__t

 

 

 

 

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魚田慎二
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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