2024年2月17日12時21分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午後4時35分ごろ、茨城県つくば市栗原の市道で、市発注の道路改良工事を事業者がしていたところ、重機が市内に住む60代の男性歩行者と接触する事故があった。
市が15日に発表した。
男性は病院に搬送され、胸骨にひびが入るけがをした。
市によると、男性は旋回中の小型ショベルカーの先端部分と接触した。
市道は幅員4メートルで、工事区間の約250メートルを通行止めにしていた。
バリケードを設置していたが、道路の端に50センチ程度のすき間があった。
「立ち入り禁止」の標識は出さず、交通誘導員が歩行者が入ったことに気がついたが、声を掛けなかったという。
当日の作業が完了して、片付けをしているところだった。
https://mainichi.jp/articles/20240217/k00/00m/040/035000c
(2024年3月6日 修正1 ;追記)
2024年3月5日21時34分にYAHOOニュース(茨城新聞)からは、通行止めバリケードは撤去されていたことが被災者の指摘で判明したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、タイトルも修正した)
茨城県つくば市栗原の市道工事現場で先月12日にあった重機と男性の接触事故で、市は5日、当初公表した現場設置のバリケードについて、実際は撤去されており、歩行者が立ち入れる状態だったと明らかにした。
工事現場では、旋回中の重機が男性にぶつかり、男性が胸骨にひびが入るけがを負っていた。
事故公表後、男性から指摘があり、市が業者に再確認して発覚。
市は業者の処分を検討している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b1f9394fa64b7c7fbfc1ff87ef31df0c1daa9703
(ブログ者コメント)
事故発生時、市は被災者に事情を聴かなかったのだろうか?
もし、これが死亡事故だったら、歩行者の過失割合大で処理されていたことだろう。
事故原因の究明には、双方から事情を聴くことが必須。
でなければ真の原因が分からず、対策もピント外れのものになってしまう。
2024年2月8日17時46分にYAHOOニュース(北海道テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
午前10時半ごろ、札幌市東区の共同住宅の解体作業現場で「鉄筋がおなかにささった」と作業員の同僚から消防に通報がありました。
警察によりますと、除雪作業をしていた30代の男性が足を滑らせて転倒し、住宅の基礎部分の鉄筋が腹部に刺さりました。
消防が駆け付けた際、鉄筋はすでに男性が自分で抜いていて、男性は病院に搬送されました。
意識はあり、命に別状はないということです。
警察は事故の詳しい原因を調べています。
https://www.htb.co.jp/news/archives_24723.html
2月8日21時15分にYAHOOニュース(北海道文化放送)からは、凍結路面に足を取られて転倒し鉄筋に前から突っ込んだ、傷は浅いなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午前10時30分ごろ、札幌市東区北19条東19丁目の解体作業現場で、「鉄筋が腹に刺さった」などと消防に通報がありました。
ケガをしたのは現場の作業員の30代の男性で、消防が駆け付けた時には鉄筋は体から外れていて、そのまま病院に搬送されました。
男性は腹部から出血しましたが傷は浅く、命に別状はありません。
当時、男性は現場で除雪作業をしていて、凍結路面に足を取られて転倒。
その際に現場の基礎部分に立てられていた鉄筋に男性が前から突っ込み、腹部に刺さったということです。
警察が当時の状況などを調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/062fe4d9c12423f8db6ec813c58625b46bc44edb
2023年12月22日18時29分にNHK関西から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ことし10月6日の夜、大阪・西成区の路上で62歳の男性が酒に酔って寝ているのが見つかり、西成警察署に保護されました。
翌朝になっても自力で歩けない状態だったため、署員5人が男性を車いすに乗せて自宅まで送ることになりましたが、途中にあった20センチほどの段差で男性は車いすから落ちて頭を打ち、およそ1か月後に搬送先の病院で死亡しました。
車いすを押していた27歳の男性巡査長が段差を見落としていたということです。
一方、警察によりますと、防犯カメラの映像などから、男性は保護される前にも路上で9回転倒し、頭の骨が折れていたことが分かったということです。
捜査の結果、警察は致命傷は特定できなかったとしたうえで、巡査長と責任者の49歳の男性警部補が注意を怠った結果、男性が死亡した疑いがあるとして、2人を22日、業務上過失致死の疑いで書類送検しました。
任意の事情聴取に対し、いずれも容疑を認めているということです。
大阪府警察本部生活安全総務課の石川課長は「搬送時に転倒させたことは警察官の注意が足りなかったと考えています。今後、指導教養を徹底したい」としています。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20231222/2000080700.html
12月22日20時15分に朝日新聞からは、男性は泥酔状態だった、集合住宅1階エントランスの段差を見落としていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪府警は22日、いずれも西成署生活安全課の男性巡査長(27)と男性警部補(49)を業務上過失致死の疑いで書類送検し、発表した。
検察に起訴の判断を委ねる「相当処分」の意見を付けた。
捜査1課によると、2人は10月7日、男性(62)を車椅子に乗せて移動中、7階建て集合住宅の1階エントランスで、計20・5センチの段差を見落とし、男性を前方に転倒させ、11月24日に脳挫傷による誤嚥(ごえん)性肺炎で死亡させた疑いがある。
男性は10月6日に泥酔した状態で署に保護された。
転倒は、翌7日に署員5人で自宅に送り届けようとしていたところだった。
周辺の防犯カメラには、男性が直前の5~6日、路上などで約10回転倒し、頭を打つ様子などが映っていたという。
https://www.asahi.com/articles/ASRDQ6677RDQPTIL00P.html
(ブログ者コメント)
車椅子に乗せた泥酔者を署員5人で送っていた際の事故。
なぜ5人もの大人数で?
段差は視認しにくい構造or色調だった?
そういった情報がないか調べてみたが、見つからなかった。
2023年9月17日8時19分にNHK埼玉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午後6時45分ごろ、三郷市彦倉にある産業廃棄物の処理場で、廃棄物の入った15トンほどのコンテナをトラック型のクレーン車でつるして移動させていたところ、コンテナが外れて落下しました。
クレーン車は、コンテナの重みで前方が地面から2メートルほど持ち上がっていましたが、何らかの原因でフックが外れ、つるしていたコンテナが落下したことにより、反動で、車体の前方が地面にたたきつけられたということです。
これにより、クレーン車の助手席にいた作業員の田中さん(男性、42歳)が車内で胸などを強く打ち、病院に搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。
運転席でクレーンを操作していた同僚の男性にけがはないということで、警察は業務上過失致死の疑いもあるとみて、会社や同僚の男性から詳しく話を聞くなどして、事故の原因や当時の状況を詳しく調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/saitama/20230917/1100017590.html
2023年9月13日15時25分にYAHOOニュース(北海道放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日、北海道倶知安町のリゾートホテルで草刈りをしていた50代の男性が川に転落し、死亡しました。
事故があったのは、倶知安町岩尾別のリゾートホテルです。
13日午前9時半ごろ、ホテルの従業員から「草刈り作業中に50代の男性が機械ごと川に落ちた」と消防に通報がありました。
警察によりますと、男性は当時、ほかの作業員3人とホテルの敷地を流れる川の斜面で草刈りをしていて、別の場所で作業をしていた作業員が「ジャパン」という水に落ちる音を聞き駆けつけたところ、男性は川の中に倒れていたということです。
男性は頭から血を流していて、運ばれた病院で死亡が確認されました。
男性が作業していた斜面は川から1メートルほどの高さにあり、川の深さは20センチほどでした。
警察は、現場の状況から男性は作業中に川に転落したとみて、当時の詳しい状況を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c263e6b1dd60d87f403815504ee3a5d472fe1819
9月13日11時41分にYAHOOニュース(STV)からは、手押し式の草刈り機で作業していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午前9時半ごろ、倶知安町岩尾別にあるホテル近くの斜面で、草刈りをしていた男性が川に転落し、心肺停止の状態で病院に搬送されました。
警察によりますと、男性は手押し式の草刈り機で作業中、誤って川に転落したとみられています。
川の水深は15センチ程度だったということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0abade8593be0fc781a9644013e777bbbec6a8ab
9月13日23時41分に北海道新聞からは、草刈り機の刃で頭に傷を負ったらしいという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午前9時25分ごろ、後志管内倶知安町岩尾別のホテル敷地内の川で、男性が頭から血を流して倒れているのを近くで草刈り作業をしていた男性が発見し、119番した。
男性は搬送先の病院で死亡が確認された。
倶知安署によると、男性は、敷地内の斜面下を流れる川の中で倒れており、そばには草刈り機があった。
同署は斜面で草刈り作業をしていた男性が誤って転落し、草刈り機の刃で頭に傷を負ったとみて、身元や事故原因を調べている。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/908585/
(ブログ者コメント)
地名などから推測すると、この川で事故が起きたのかもしれない。
2023年9月11日18時51分にYAHOOニュース(信越放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
中川村で10日、自宅のつつじの木をせん定していた63歳の男性が死亡しました。
警察は、作業中に誤ってチェーンソーの刃が首に当たったとみて調べています。
【写真を見る】チェーンソーの刃が首に 自宅のツツジのせん定作業中に63歳の男性が死亡
事故があったのは、中川村大草の会社員・宮崎さん63歳の自宅の前。
10日午後4時半前、「宮崎さんが血を流して倒れている」と家族から消防に通報がありました。
宮崎さんは首にけがをしていて、駒ヶ根市内の病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。
宮崎さんは当時、石垣に生える背の高いツツジをチェーンソーで刈りこんでいたということで、現場には落とされた枝が残されていました。
警察は、チェーンソーの刃が誤って首に当たったとみて、詳しい状況を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/39fae5330f7cdb2b47580e75bab7b39b6efa8751
9月11日17時42分にYAHOOニュース(信越放送)からは、プロは原則、胸より低い高さで作業するなど、下記趣旨の解説記事がネット配信されていた。
中川村でチェーンソーの刃が首に当たり、ツツジの伐採作業をしていた男性が死亡した事故。
長野森林組合の黒岩さんは、チェーンソーの取り扱いには細心の注意が必要だと話します。
【写真を見る】高い位置に持ち上げての作業は刃が跳ね返るキックバックが危険 中川村でチェーンソー使用中に死亡事故 専門家が指摘する作業の注意点は
長野森林組合 黒岩さん:
「なるべく肌を露出をしないように、作業着をしっかり身に着けています」
事業者には、チェーンソーを取り扱う際、防護ズボンや、フェイスガード付きのヘルメットの着用が義務付けられているといいます。
木を切る高さにも注意が必要です。
黒岩さん:
「通常、チェーンソーを取り扱う上で、高い位置での作業はしないんです。
どちらかというと、胸より低い高さでの作業になりますので」
チェーンソーの大きさに関わらず、高い位置での作業は事故の元になると黒岩さんは指摘します。
チェーンソーの事故で多いとされるのは、「キックバック」と呼ばれる刃の先端が体の方に跳ね返る事故です。
黒岩さん:
「通常ですと、刃の根本でカットするんですけど、刃先で作業した場合、このように跳ね返ったりするのがキックバックです」
黒岩さんは、チェーンソーを安全に取り扱うためにも、講習会に参加することも検討してほしいと話しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5503fe2b6b42c0be66972b166a239fca6ae6a46f
2023年7月5日12時22分にYAHOOニュース(rkb)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福岡県北九州市の倉庫会社の敷地で5日午前9時半ごろ、ホイールローダー=前にバケットの付いた建設機械のタイヤに50代の男性が弾かれました。
男性は病院で治療を受けていましたが、約1時間後に死亡が確認されました。
消防などによると、男性はでホイールローダーのタイヤを交換していました。
ボルトを緩めていたところ、何らかの原因でタイヤがいきなり車体から外れ、そのタイヤごと弾き飛ばされました。
近くにいた人は「ドンという物が倒れるような大きな音がした後に救急車が来た」と心配そうに語っていました。
男性は病院に運ばれましたが約1時間後に死亡が確認されました。
警察は事故の原因を調べるとともに、安全管理に問題がなかったか捜査しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fb02bea6396deb5012970c128a921805fe5a84e5
2023年6月22日11時49分にYAHOOニュース(STV)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北海道・羅臼海上保安署によると、22日午前0時30分ごろ、羅臼漁港で刺し網漁船(19トン)の甲板員がけがをしたと通報がありました。
けがをしたのは61歳の男性で、右足のすね部分を切断する重傷です。
漁船には5人が乗っていて、通報した船長は、離岸しようとしたところ前部の甲板で異変を感じ、確認すると男性がけがをしていたと話しているということです。
漁船を係留していたロープが切れていて、海保は飛んできたロープが足に当たった可能性があるとみています。
事故当時、波は1メートルほどで、海保は男性の回復を待って話を聞き、事故の原因を詳しく調べる方針です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a9273473644c5347dd5af0590bcc8a7f2e129e41
2023年5月20日14時11分にYAHOOニュース(北海道放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午前、北海道白老町の製紙工場で、高圧洗浄車を使い作業をしていた47歳の男性にホースが直撃した事故で、男性は病院で手当てを受けていましたが、20日午前、死亡しました。
死亡したのは、登別市若草町に住む会社員、毛利さん47歳です。
事故があったのは、白老町北吉原にある日本製紙白老工場の敷地内で、19日午前9時すぎ、工場の関係者から「作業事故があり、負傷者が顔から出血している」と消防に通報がありました。
警察によりますと、毛利さんは高圧洗浄車を使って屋外で作業中、突然、ホースが接続部から外れ、毛利さんの顔面をホースが直撃しました。
毛利さんはヘルメットを着用していましたが、顔と頭部にけがをして、意識不明の状態で病院に運ばれました。
病院では毛利さんの手術を行い、治療を続けていましたが、20日午前10時すぎに死亡が確認されました。
日本製紙によりますと、毛利さんは外部の業者で、工場内の設備を洗浄する作業にあたっていたということです。
警察は、作業手順や機材に問題がなかったか、当時の状況を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4b88c392d461fa138c6e5ec505f86c5103d4184d
2023年4月25日12時17分にYAHOOニュース(山形放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後、山形市の山形自動車道の工事現場で 高圧の水を噴射してコンクリートを切断していた男性が 作業中にけがをして意識不明の重体となっている。
意識不明の重体となっているのは 福島市の会社員・上野さん(26)。
警察の調べによると 上野さんは24日正午すぎ、 山形市関沢の山形自動車道の雁戸橋の下で 超高圧水を噴射するポンプを使い、 橋の土台のコンクリートを削る作業を1人で行っていたが、 作業中に顔や右腕などから出血するけがをし、 病院に搬送された。
叫び声を聞いた同僚が事故に気付き119番通報した。
警察は、作業中に誤って負傷した労災事故とみて 事故の原因を調べている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/32b71557a9c5bb9031057639348f7ca56142f71c
2023年2月5日11時55分にYAHOOニュース(TBS)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
きのう午前8時前、市原市荻作の畑の中で狩りをしていた男性の撃った弾が、近くを走るスクールバスに当たりました。
バスには登校中の東海大学付属市原望洋高校の1、2年生と運転手のあわせて25人が乗っていましたが、けがはありませんでした。
弾は前方の乗降口の窓ガラスを貫通し、車内に落ちたということです。
狩りをしていたのは千葉県佐倉市に住む自称会社員の52歳の男性で、警察に対し「空気銃をキジにむけて撃った」と説明しているということです。
現場には銃で撃たれて死んだキジがいたということで、警察は流れ弾がスクールバスに当たったとみて、男性から話を聞くなどして当時の状況を調べています。
東海大学付属市原望洋高校は、「絶対にあってはならないことだが、生徒にけががなかったことは一番安心している」とコメントしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e34f96ce988d835ced6c98a03f7681d03d3b49ff
(ブログ者コメント)
映像から場所を推定すると、下記の赤丸付近。
ブログ者も車で何回も通ったことがある道だ。
とても発砲できるような環境ではないと思うのだが・・・。
2022年10月7日15時37分に読売新聞から『店舗での転倒事故、責任負うのは施設側か利用者か』というタイトルで下記趣旨の記事が、過去の4事例のトラブル内容と賠償額認否一覧表付きでネット配信されていた。
段差につまずいたり、ぬれた床に足をとられたり。
ふとしたことで誰もが遭遇しかねない転倒事故は、裁判でその責任が争われることもある。
現場となった施設などの管理不備か、利用者らの不注意か。
司法の判断はケース・バイ・ケースだが、バリアフリー化の進む社会の状況を重視して施設側に賠償を命じた判決もあり、専門家は「これまで以上に対策に力を入れる必要がある」と指摘している。
【賠償命令】
店舗内のトイレで転んだ場合、責任を店側に問えるのか。
横浜地裁で争われたのは、こんなケースだ。
当時67歳だった女性は2018年1月、契約手続きで訪れた神奈川県の携帯電話ショップでトイレを借りた。
トイレは入り口付近が土間のようになっており、便器はそこから一段高い床の上にある。
土間部分と床との段差は約10センチ。
段差につまずいて転倒した女性は足の付け根を骨折し、約1か月間入院した。
ショップの運営会社に入院費や慰謝料など約860万円の賠償を求めた女性に対し、同社側は開店から約1年半の間に1件も転倒事故がなく、段差もすぐに気づくことのできるものだったとして、責任を否定した。
しかし、今年1月の地裁判決は、高齢者らが移動する際の安全確保などを目的に制定されたバリアフリー法に基づき、国土交通省の指針がトイレの出入り口に段差を設けないよう勧めていたことも踏まえ、「高齢者にとって段差が危険なことは社会常識化していた」と指摘。
それにもかかわらず、段差への注意を呼びかけなかった同社には賠償責任があるとして、約230万円の支払いを命じた。
同社は控訴したが、東京高裁で6月、200万円の解決金を支払う内容の和解が成立。
担当者は取材に「お客様にご迷惑をかけ、深く反省している」とした上で、現在はトイレへの貼り紙や高齢者らへの声がけによって注意喚起を徹底していると明かした。
【よけられた】
危険の放置が高額賠償につながったケースもある。
神奈川県のスーパーで会社経営者の男性がぬれたフロアで転倒し、ひじを骨折した事故では、東京地裁が21年7月、スーパーの運営会社に賠償を命じ、確定した。
店ではサニーレタスを水にさらしてから販売しており、陳列場所近くに水が広がることを認識できたのに、床の清掃などを十分に行っていなかったと判断。
男性の事業に影響が出たことを考慮し、賠償額は約2180万円とした。
一方、東京都内のスーパーのレジ前に落ちていたカボチャの天ぷらを踏んで転倒し、右膝を負傷した男性が起こした裁判では、東京地裁が20年12月、スーパーの運営会社に対し、「レジ周辺の安全確認を徹底すべきだった」として約60万円の賠償を命令。
しかし、21年8月の東京高裁判決はレジの前は見通しがよく、客が落下物をよけることは難しくなかったとして男性の逆転敗訴とし、最高裁で確定した。
【危険の洗い出し】
転倒事故の裁判に詳しい望月浩一郎弁護士は、「施設側が事故の原因を予想できたかや、事故を防ぐ措置をどれだけとっていたかなどが判断の分かれ目になる」と説明。
「高齢化に伴って社会のバリアフリー化が進み、施設などに求められる安全水準は高まっている。施設側の責任が以前より認められやすくなった面もあり、危険箇所を洗い出した上で問題を解消したり、利用者に周知したりする対応が求められる」と話す。
【10月10日は「転倒予防の日」】
かつて「体育の日」(現・スポーツの日。10月の第2月曜日)として知られた10月10日は「転倒予防の日」でもある。
「テン・トオ」にかけた語呂合わせだが、医療関係者らでつくる「日本転倒予防学会」は、その前後に啓発活動を行うなどして予防策を発信してきた。
厚生労働省の人口動態調査によると、20年に平らな場所で転倒して死亡した人は10年前の1・6倍に当たる7782人に上り、96%は65歳以上だった。
死亡には至らなくても、高齢者が転倒して骨折すると、寝たきりになる恐れもある。
高齢になると脚の力が衰えて転びやすくなるため、同学会は掃除を長めにしたり、自宅から少し離れた所で買い物をしたりするなど、日常生活の中で体を動かす機会を増やすことを推奨。
ぬれた横断歩道やマンホール、落ち葉といった滑りやすい場所や状況を意識して過ごすことも大切だという。
同学会前理事長の武藤芳照・東大名誉教授(スポーツ医学)は、「転倒死は増えているが、転倒の危険性は十分に知られていない。施設側が危険箇所の『見える化』に努める一方、高齢者もこまめに運動するなどし、社会全体で予防に取り組むべきだ」と話している。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20221007-OYT1T50200/
(ブログ者コメント)
カボチャのてんぷら事例については、過去に本ブログでも紹介している。
2022年10月5日19時16分に熊本放送から下記趣旨の記事が、現場写真付きでネット配信されていた。
10月1日、熊本市の河川敷で樹木の伐採作業をしていた男性作業員がチェーンソーで怪我をしました。
この事故について、作業を始める前の段階から複数の問題があった可能性があり、熊本市は調査を始めました。
熊本市によりますと、1日の午前11時ごろ、東区を流れる健軍川の河川敷で雑木(ざつぼく)の処理をしていた男性作業員(20代)がチェーンソーで左ひじの内側を怪我しました。
記者:
「作業中のチェーンソーが護岸に当たり、跳ね返ってきたチェーンソーの刃で男性作業員は怪我をしたということです」
怪我をしたのは、市から作業を業務委託された会社から仕事を請け負った下請け会社の男性作業員で、命に別状はありませんでした。
ただ、市に提出されていた施工計画書に下請け会社の名前は無く、「元請け会社が自社で作業する」と記載されていたということです。
さらには、怪我をした男性作業員がチェーンソーの使用に必要な【特別講習】を受けていなかった可能性もあると見られ、熊本市が調査を進めています。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/rkk/171369?display=1
2022年7月26日20時37分にNHK福島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午前10時40分ごろ、いわき市小名浜の化学工場「N社小名浜工場」で、いわき市錦町に住む社員の赤津さん(男性、50歳)が頭にけがをした状態で見つかり、まもなく死亡が確認されました。
警察によりますと、赤津さんが見つかったのは、原料となる液体をかくはんするための機械が内部に設置されている高さ7メートルの円柱のタンクの脇だということです。
警察は、タンクの中を点検する窓が開いたままになっていたため、赤津さんが作業中に、タンクから誤って転落したか、内部のかくはん機に巻き込まれた可能性があるとして、詳しく調べています。
※最後の部分、音声のみの情報があった。
・・・転落したか、中を覗き込んだ際に内部の撹拌機に・・・
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20220726/6050019476.html
7月27日10時30分にYAHOOニュース(福島テレビ)からは、清掃作業などをしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
赤津さんは頭を強く打つなどして死亡したと見られている。
赤津さんは複数人でタンクのメンテナンスや清掃作業をしていたということで、警察が事故の原因を調べている。
https://www.fukushima-tv.co.jp/localnews/2022/07/2022072700000001.html
2022年5月28日9時0分にYAHOOニュース(ねとらぼ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
草刈り中に刃物で長靴がざっくり――。
あわや大ケガの写真がTwitterで注目を集めています。
これは気をつけないと……!
投稿したのは田舎生活をYouTubeで発信する田舎の者mo-chan(@moss0782ga)さん。
写真には鋭利な刃物で切られたような長靴と、大きく破れた靴下が写っています。
写真に添えられた「あっぶねぇぇ! 無傷! 無傷です!」という言葉の通り、靴下から見える足にケガはありません。
原因は、草刈機を使った畦(あぜ)の草刈り中に、回転する刃が何かに触れて跳ね返り、草刈機のコントロールを失う「キックバック」という現象のようです(参考:日本農業機械工業会)。
農業を始めて16年になる田舎の者さんですが、慣れていたはずの草刈り作業中に事故は起こりました。
幸い、どこにもケガはなかったようですが、衝撃を受けている様子が投稿から伝わってきます。
Twitterでは無事を喜ぶ声が多く寄せられると同時に、自身や周囲の人が草刈機の事故に遭った人たちから「左足小指開放骨折と腱断裂しました」「(父が)左足の中指薬指飛ばしました」など生々しい体験談もみられました。
「安全長靴、買おうかな」「急遽鉄心入りの長靴を買いに行きました」という人も。
田舎の者さんも事故の後、安全長靴などを購入。
「今後は気を付けて安全に草刈りします!」と宣言していました。
消費者庁によると、草刈機の事故が多発するのは5月、7月、8月で、「刈刃への接触・巻き込まれによる事故」が半数を超えるとのこと。
夏に向けての草刈りシーズン、事故には注意したいですね。
画像提供:田舎の者mo-chan(@moss0782ga)さん
https://news.yahoo.co.jp/articles/dc01a62f3cc942abadffc73b60d6c078444dddcd
2022年4月6日6時3分にNHK東海から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午前9時15分ごろ、田原市和地町の農地整備をする工事現場の資材置き場で、作業をしていた田原市小中山町の土井さん(男性、71歳)の頭部に他の作業員が運転するショベルカーのアーム部分が当たり、土井さんは病院に運ばれましたが、2時間後に死亡が確認されました。
警察などによりますと、ショベルカーを運転していた作業員がポケットから私物を落として拾おうとしたところ、誤ってレバーを作動させ、ショベルカーのアームが動いて土井さんの頭部に当たったということです。
事故当時、土井さんは資材のコンクリートをショベルカーのアーム部分にくくりつける作業をしていたということで、警察が他の作業員から話を聞くなどして事故の詳しい状況を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagoya/20220406/3000021852.html
4月6日6時43分にYAHOOニュース(東海テレビ)からは、死亡した男性は重さ100㎏のコンクリートをショベルカーに固定する作業をしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午前9時15分ごろ、田原市和地町の区画整理を行う工事現場で「ショベルカーの先端部分が作業員の男性の頭に当たる事故があった」と消防へ通報がありました。
男性(71)は意識不明の状態でドクターヘリによって病院へ搬送されましたが、頭を強く打っていて、およそ2時間後に死亡しました。
警察によりますと、事故当時、男性は側溝に使う重さ100キロほどのコンクリートをショベルカーに固定する作業をしていて、運転手が運転席の足もとに落とした私物を拾う際に、操作を誤ったということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d29a2b762a217057f8d470ef2b5602194252bf49
4月5日20時19分にYAHOOニュース(CBCテレビ)からは、死亡した作業員はヘルメットをかぶってショベルカーの誘導をしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午前9時20分ごろ、愛知県田原市和地町で水田の整備をしていた作業員から「男性が作業中に顔面を負傷し意識がない」と消防に通報がありました。
警察によりますと、田原市の会社員、土井さん(71)が、他の作業員が操作していたショベルカーのアームの先で頭を打ち、搬送された病院で死亡が確認されました。
土井さんはヘルメットをかぶってショベルカーの誘導をしていたということです。
この水田の整備は愛知県が発注したもので、当時、現場では土井さんのほか3人が作業をしていました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/68b0fe3020a49d5de8be76a5db25b6bb6613b30f
2022年1月29日17時32分にYAHOOニュース(Buzz FeeD JAPAN)から下記趣旨の記事が、絆創膏を貼った靴裏の写真付きでネット配信されていた。
雨の日に「すってんころりん」と滑って転び、痛い思いをした経験はありませんか?
事故を防ぐために、警視庁が「雨の日に転びにくくなる方法」をTwitterで紹介して話題になったので、紹介させてください。
ツイートは、1.7万回以上リツイートされ、1.6万を超える「いいね」が集まり、「そ、そんなお得な情報、頂いちゃって良かったのかしら?」、「早速やってみます」などの声が寄せられました。
ここまでの反響があったのは、必要なのがとても身近なものだったから。
警視庁災害対策課によると、靴底に絆創膏を貼るだけで、濡れた路面で滑って転びにくくなるといいます。
貼る場所は2カ所。
靴底のつま先と、かかと付近にそれぞれ1枚ずつ、縦方向に貼るだけです。
ただ、貼るときに気をつけるべきポイントが2点あると説明しています。
1、靴底の泥や水滴をよく拭き取る。
2、空気が入らないように絆創膏を貼る。
これだけで転びづらくなるなんて、驚きですよね。
警視庁は、「水に濡れるとすぐに剥がれそうですが、先日やってみたところ、1日履いても剥がれませんでした」とツイートしています。
先日の1月6日に、東京都を含む関東各地で大雪が降った際には、「これのおかげか転ばずに駅まで到着」、「本当にスイスイ歩けてびっくりした」などと、試してみた人からTwitterで報告がありました。
滑らないわけではなく、あくまで滑りにくくなる靴のライフハック!
すぐに使いたくなる生活の裏技でした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/dbe80438410d4a65f948c705613b208f9dea582e
2022年1月28日10時0分にYAHOOニュース(ベストカー)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今年の冬はことさら寒いが、冬期は積雪や路面の凍結などにより転倒災害が多く発生する季節だ。
全産業の労働災害の中でも最も件数が多いのが「転倒」で、もちろんトラック運送(陸上貨物運送事業)でも多く発生している。
厚生労働省や労働災害防止団体は「STOP!転倒災害プロジェクト」を推進しており、平成27年(2015年)から継続して取り組んでいるのだが、転倒災害は増加傾向にあり、更なる取り組みが必要となっているのが実情だ。
トラック運送における労働災害防止団体(労働災害防止団体法に基づき設置された特別民間法人)である陸上貨物運送事業労働災害防止協会(略称:陸災防)は冬期の転倒事故事例を公表し、対策を呼びかけている。
【最近実際に起こった冬期の転倒災害】
どんな季節、どんな作業中でも転倒災害は起こりうるとはいえ、積雪や凍結により一気にリスクが高まるのが冬だ。
「STOP!転倒災害プロジェクト」でも、重点取組期間を6月とし、転倒災害が多発する冬季に向けた準備期間を設けている。
実際には、どのような転倒災害が起きているのか?
以下は、陸災防が公表した冬冬期における転倒災害の事例である。
【事例1】31歳男性/左脚腓骨及び脛骨骨折
敷地内に設けてある自販機で飲料を購入しようと、積雪のある凍結路面を歩行中に、左足に体重がかかった状態で右足が滑り、その場で転倒し左足を骨折した。
【事例2】76歳男性/大腿骨骨折
先日積もって融けた雪が再び凍り、ところどころ氷の塊りができている状態。
ホーム前の雪かきをしてから車両を接車し、運転席から降りた際、凍った路面で足を滑らせて転倒し、右大腿部を路面の氷の塊りに強打した。
【事例3】66歳男性/頭部、頚椎、腰椎挫傷・捻挫
配送センター敷地内で荷降ろしが終了した後、車両に戻ろうとして凍結した地面で滑り転倒。
頭と背中を打った。
【事例4】33歳男性/右脚脛骨骨折
駐車場を歩いていた際、路面が凍結していたため足を滑らせた。
転倒しないように踏ん張ったが、足首を挫くような感じになり、その結果、右脚脛骨を骨折(耐滑性の低い靴を履いていた)。
【事例5】45歳男性/右手首骨折
トラックより家具の搬入作業をしていた。
2人で家具を持ち上げて搬入している時、雪で床の養生が濡れていて、足を滑らせて転倒。
最近は、トラックドライバー不足などを背景に、高齢のドライバーも増えているが、若い男性でも、作業中でなくても骨折という重症に至っている。
高齢ドライバーや重い荷物を扱う作業中は、一層の注意を要する。
【冬期における転倒防止のための4つの留意点】
厚労省は、冬期の転倒災害防止に向けて、留意点を4つ挙げている。
1.天気予報に気を配る
2.時間に余裕をもって歩行、作業を行なう
3.駐車場の除雪・融雪は万全に、出入口などにも注意する
4.職場の危険マップ、適切な履物、歩行方法などの教育を行なう
寒波が予想される場合の周知、余裕のある作業時間の確保、除雪や夜間の照明設備などは事業者が行なうべきものだが、一方で、自分自身で対策できるものもある。
長距離トラックの場合などは、現在地に加えて、これから向かう地域の気象を把握し、現地の天気に気を配ることだ。
特に、最低気温がマイナス2度を下回ると、急激に転倒災害の発生リスクが高まるという分析結果がある。
積雪や凍結のリスクを知ったら、早めに(出発前に)対策をとる。
【冬タイヤに履き替えるように滑りにくい靴に履き替えを!】
また、冬期にはトラックのタイヤを冬タイヤに履き替えるように、滑りにくい靴(耐滑靴)に履き替えることも効果がある。
ただし耐滑靴にも、水・油用の耐滑靴、氷上用の耐滑靴、粉体上の耐滑靴などがあり、市販されている耐滑靴の多くは「水・油用」だ。
したがって、冬期の屋外使用では、靴の耐滑性にも注意が必要となる。
雪や氷の上で使用できることを確認するとともに、滑りやすい路面では荷の運搬方法や作業方法を見直し、歩く歩幅も小さくするなど、歩き方にも気をかける。
トラックドライバーの労働災害というと、多くの人は「交通事故」を思い浮かべるが、割合でいえば全体の5%にすぎず、大部分を占めるのは荷役作業時の墜落や転倒だ。
その中でも、雪や凍結など天候に起因するものが約8%ある。
トラックの安全装備が充実し、交通事故が年々減少するなかでも、交通事故以外の労働災害が減っていないのは残念な事実だ。
労働災害の4分の1を占めるという転倒災害の予防は、トラック運送の未来を確保することでもある。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bdbfd85ff5a25ebe5b55bc68e3e7c64f3187d0bd
(ブログ者コメント)
厚労省HPに「STOP!転倒災害プロジェクト」記事が掲載されており、その中の「靴選び」リーフレットに以下の記述があった。
ただ、冬季の靴選びに関する記述はなかった。
・対滑性を有する靴はJISマーク横に「F1」か「F2」
表示がある。
・床の材質で適合する靴底が変わる。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000111055.html
2022年1月27日18時45分にYAHOOニュース(時事ドットコム)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京都足立区の病院内で水たまりに足を滑らせて転倒し骨折した女性(61)が、病院を運営する医療法人社団哲仁会を相手取り、約1850万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が27日、東京地裁であった。
渡辺充昭裁判官は病院側の責任を認め、約300万円の支払いを命じた。
判決によると、女性は2017年12月、健康診断を受けるため同病院を訪れ、4階の通路を歩行中に転倒して左上腕部を骨折し、1カ月余り入院した。
事故前夜に降雨があり、現場付近に水たまりがあったが、立ち入り禁止の表示はなかった。
渡辺裁判官は、女性が転倒した場所について「受診者が安全に通行できる状態になかった」と指摘し、病院に瑕疵(かし)があったと判断。
損害額は400万円と算定する一方で、女性は簡易スリッパを履いており、慎重な通行が必要だったとして、賠償額を減額した。
同病院は「担当者がいないのでコメントできない」としている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a2105505d08d8900f70565c472fe5dd3cc611741
1月28日10時39分に読売新聞からは、通路の床材は濡れると滑りやすくなる材質だった、通路は職員専用だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
健康診断のために訪れた東京都内の病院で、通路の水たまりに足を滑らせて転倒し、左腕を骨折したとして、都内の女性(61)が病院を運営する医療法人に約1800万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が27日、東京地裁であった。
渡辺充昭裁判官は、「通路の床材はぬれると滑りやすくなる材質で、健康診断を受ける人が安全に通行できない状態だった」として、同法人に約300万円の賠償を命じた。
判決によると、女性は2017年12月、東京都足立区の病院で、健康診断の会場に向かうため、4階の通路を歩いていたところ、降雨の影響でできたとみられる水たまりに足を取られて転倒した。
通路は職員専用だったが、判決は立ち入りを禁止する表示がなかったことなどを踏まえ、病院に落ち度があったと指摘。
同法人に治療費や慰謝料などを支払う責任があると判断した。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220128-OYT1T50079/
1月27日20時48分にYAHOOニュース(共同通信)からは、職員以外の通行は禁止されていたが立入禁止の表示はなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
病院側は「通路は屋外スペースにあり、職員以外の通行が禁止されていた。事故は女性が足元の注意を怠ったためだ」と主張したが、渡辺充昭裁判官は、立ち入り禁止の表示はなく、同じフロアには健康診断会場があったと指摘。
「安全に通行できる状態でなかった」とした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/eee7915678590ec5da9f684c1415a33fe51e2848
2022年1月17日付で茨城新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午後1時25分ごろ、茨城県ひたちなか市高場の道路脇で、日立市、土木作業員、男性(49)が、雨水や排水を流す側溝を埋め込むため、コンクリート製U字溝を切断しようと使っていた電動カッターが跳ね返り、自身の左首を切った。
男性は病院に搬送されたが、失血死した。
県警ひたちなか署で事故原因を調べている。
同署によると、現場では4人が作業し、U字溝の切断は男性が1人で行っていた。
事故に気付いた同僚の作業員男性(49)が119番通報した。
死亡した男性は20年以上の土木作業経験があったという。
https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=16424105915839
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。