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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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202417719分にYAHOOニュース(ハンギョレ新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

釣りをしていて海に落ちたニュージーランド人男性が、腕時計に反射した光を利用して救難信号を送り、24時間後に劇的に救助された。

3日(現地時間)、英国BBCは匿名の男性が、2日に約12メートルの長さのボートに乗って1人で釣りに行ったところ海で遭難し、約1日後に他の釣り人に救助されたと報じた。

ニュージーランドのワンガマタ警察は、この男性がニュージーランドの北島から東に約55キロメートル離れた海でマカジキを釣っていたところ、事故で海に落ちたと説明した。

彼は自分のボートに再び泳いで戻ろうとしたが、ボートも流されていた。

近くの陸地に泳いで戻ろうとした男性は海流に巻きこまれ、陸地からさらに遠ざかった。

海で寒い夜に耐えた彼は疲労困憊して泳ぐことができず、海に浮いているしかなかった。

彼は自分のにおいをかいで近づいてきたサメを見て恐怖に震えたが、幸い、サメは彼を放置して去っていった。

男性の運命は翌日午後2時頃、3人の釣り人が水に映った奇妙な姿を発見したことで、奇跡的に逆転した。

釣り人一行のうちの1人が、海の遠くでかすかに光る物体を見て、その物体を調べてみるために光っている場所まで船を運転した。

彼らが目撃した光は、男性の腕時計に反射した光だった。

男性が腕時計のガラスで光を反射させ、必死に救難信号を送ったのだ。

男性を発見した釣り人たちは「会えてうれしい」と言い、彼を救助した。

釣り人たちは疲れきった男性に水とクランベリージュースを飲ませ、すぐに陸地に戻った。

ニュージーランドのワンガマタ警察のウィル・ハミルトン氏は、現地メディアのニュージーランド・ヘラルド紙に「今回の事件のような大団円は珍しい。ワシの目を持った釣り人に心から感謝したい」として、「ボートは流れていってしまったが、漂流した人には腕時計があった」と語った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e0f41f1adef81d9af882b41ca3572363315adf65

 

 

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202311152044分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

14日午前8時半ごろ、ダム湖でボートに乗って作業をしていた伊庭さん(男性、50歳)が、下流に水を流す排水口にボートごと引き込まれ、行方不明となりました。

記者;
「ダムからのびる排水路は滑り台のように急になっています。その先には人が乗っていないボートがあります」 伊庭さんは、このボートに1人で乗って作業していたところ、そのまま排水口に引き込まれ、400メートル下流に流されたとみられています。

警察などによると、当時現場には伊庭さんを含めて10人の作業員がいて、ダムに堆積した土砂を取り除く工事が行われていました。

伊庭さんはまだ発見されておらず、警察が事故の原因を調べています。







https://news.yahoo.co.jp/articles/8b60dfcbbe2bca27d22462509e21970a0fbc8174

 

11141919分にYAHOOニュース(新潟テレビ21)からは、吸い込まれそうになったためライフジャケットを脱ぎ泳いで逃げようとしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

三条市の山あいにある大谷ダム。

一連の様子を他の作業員が目撃していました。

ダムでは排水管の工事のため堆積した土砂の撤去が進めていて、伊庭さんはひとりでボートに乗って作業していたといいます。

そのさなか、ダムの下流に流されたというボート。

放流口に吸い込まれそうになり、伊庭さんはライフジャケットを脱いで湖面に飛び込み、泳いで逃げようとしました。

しかし逃げられず、流されました。

放流口の出口付近には、伊庭さんが乗っていたものなのか、ボートが浮かんでいました。

放流口は480mほど離れた副ダムにつながり、さらにその先は五十嵐川へと水が流れます。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4eaed91fac4eb0d4f76fd6663bace3c4b0ecc746

 

11151852分にYAHOOニュース(新潟総合テレビ)からは、土砂撤去が終わり足場台船を解体していた、外れていた仮設取水管を元に戻そうとしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

現場では、伊庭さんなど10人で県が発注した土砂の撤去作業を行っていましたが、県によりますと、土砂の除去はほぼ終わっていて、14日は足場となる台船の解体作業を行っていたということです。

事故当時、解体作業を安全に進める上で必要な、仮設の取水管が台船から外れていて、伊庭さんは元に戻そうとしましたが、取水管が先に排水口に流され、事故に巻き込まれた可能性が高いことが分かりました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/952301375884fdbff7d44aac753de4743516ba4d

 

1115196分にYAHOOニュース(新潟放送)からは、工事で使用したパイプが流されそうになったためボートで近づいたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

県によりますと、ダム湖では堆積した土砂を取り除く撤去作業が行われていて、伊庭さんは工事で使用していたパイプが流されそうになったため、一人でボートに乗り、近づいたということです。

県によりますと、二次災害の恐れがあるため、伊庭さんの捜索は難航しているということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7a7f999033596e1ec1a9987b80b901d987c108c7

 

11151918分にYAHOOニュース(テレビ新潟)からは、流された工事用パイプ(長さ17mほど)を固定しようとしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

伊庭さんの行方はいまもわかっていませんが、ダムから流れる水の量が多く、水中での捜索ができていません。

こうしたなか、工事を発注した県は15日、事故原因を調べる安全対策委員会を立ち上げ、委員が工事関係者から事故の経緯を聞き取りました。

それによると、当時、工事に使う長さ17メートルほどのパイプも流されていて、伊庭さんはそれを固定しようとしたところ一緒に流された可能性もあるということです。

Q)工事の際にも基本的に(排水口に)そこまで近づくことはない?

〈県三条地域振興局 地域整備部 安原副部長〉;
 
「それは受注業者も(危険性を)認識していたと思う」」

https://news.yahoo.co.jp/articles/b97578234726f05cc2f178061033efabe080cca3 

 

11171931分にYAHOOニュース(テレビ新潟)からは、男性は遺体で発見されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

17日、男性はダムから400メートルほど下方の水の勢いを弱める減勢池の10メートル下の浅瀬で横たわっているのを作業員によって発見されましたが、死亡が確認されました。

警察は死因について捜査しています。

県によると、工事はダムの取水施設の改修にともなう土砂掘削工事で、ダム湖からダム下流側へ工事用の設備が流されるおそれがあったため、ボートで接近したところ、伊庭さん1人を乗せたボートがダム下流側へ流されたということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e5892876ca75c607b4dee60ac2433d597b53a68e

 

1118913分にYAHOOニュース(齋藤教授の寄稿文?)からは、こういった工事では船の上から送泥管を垂らし潜水士が先端の水中ポンプを操って土砂を吸い取るので水中での吸い込まれ事故には十分に対策をとっているが、よもや表面流水にやられたとは・・・など、下記趣旨の記事が現場の解説図付きでネット配信されていた。

・・・

県第3報のうち事故の概要の部分について、現場にて簡易調査を行った結果をもとにして、以下に詳しく書いてみたいと思います。

土砂掘削工事は、「ダムメンテナンス事業(補正)堆積土砂除去工事」が正式名称で、浚渫(しゅんせつ)工事とも呼ばれます。

どこを掘るかと言うと、図1のほぼ中央部に位置する「取水設備」の直下のダム湖(ひめさゆり湖)の底にたまった土砂を掘ります。

どうやって掘るかと言うと、図1の右に位置する「中継空気圧送船」から水中に仮設管(送泥管)を垂らして、その管先端から土砂を吸い取ります。

潜水士が水中に潜って、送泥管の先端の水中ポンプを操りながら、掃除機で掃除をするような感じで土砂を吸い取る作業です。

水とともに吸い取られた土砂は、中継空気圧送船上に集められて、残りの水は「水上圧送管」を通じてダム堤体の際まで運ばれ、湖に戻されます。

今回の工事は、取水設備の取水口の付近に堆積した土砂の除去作業ですから、稼働中の取水設備の取水口に潜水士が吸い込まれないように万全の対策を行っていたと推測できます。

なぜなら、ダム湖の取水口あるいは排水口に潜水作業員が吸い込まれる事故が、後述するように全国で毎年のように発生しているからです。

因みに、今回の作業では現場付近の水中で、取水設備の取水口へと吸い込まれる水の流れの速さは毎秒0.5 mを想定していました。

今回の事故で作業員が吸い込まれたのは取水口ではなくて、ダム堤体を通過してひめさゆり湖から下流に水を流す排水口でした。

1ではコンクリート製の排水口壁が写っていますが、写真を撮影している方向からだと排水口は右手の中継空気圧送船に向かって開いています。

つまり、作業員は作業船に乗って図1の右手から左手に向かって流されたことになります。

水中での吸い込まれに対しては万全の対策で工事に臨んでいたのでしょうが、よもや表面流水にやられたとは。

ダムでは、開いている口はすべて危険だという認識がなくてはなりません。

「ダム湖からダム下流側へ工事用設備が流されるおそれがあった」ということで、報道では「仮設管」が流されたとの記事が多く見受けられました。

そうであるとすると、水上圧送管には目視で異常が見られないため、「送泥管」が流されそうになったのかもしれません。

作業員に何が起こったかを解析するために、ここを知ることがもっとも重要な点となります。

・・・

ダムでの作業中の事故は毎年のように繰り返されています。

・・・

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/0eb21e4b9f0e6c692cc5eb9dfe16af475b2990e8

 

(2023年11月23日 修正1 ;追記)

202311211633分にYAHOOニュース(新潟総合テレビ)からは、死因は溺死だった、解体作業に使う仮設の取水管が台船から外れていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)

警察は21日、伊庭さんの死因が溺死だったと発表しました。

この事故を巡っては、工事の発注元である県が安全対策委員会を開き、現地調査を実施。

事故当時、解体作業を安全に進める上で必要な仮設の取水管が台船から外れていて、伊庭さんは元に戻そうとしたものの、取水管が先に排水口に流され、伊庭さんが事故に巻き込まれた可能性が高いとしています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/04341541c8d0386a51a3a95c196cf61dd09f45d1 

 

(2023年11月25日 修正2 ;追記)

202311241912分にYAHOOニュース(新潟放送)からは、生活用水用の仮設取水管がロープ切断時に流された、会社のルールでは排水口に近づかないことになっていた、県は柵を設置し水位表を設置するなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

県土木部は24日午前、安全対策員会を開き、現地調査の結果を確認して再発防止策をまとめました。

この事故は三条市の大谷ダムで14日、県が発注した工事で作業をしていた新潟市 秋葉区の伊庭さんがボートごと排水口に引き込まれ死亡したものです。

現場では、ダムに溜まった土砂をすくいあげるポンプ船と生活用水を三条市などに送る仮設の取水管をロープでつないで工事が行われていました。

伊庭さんは、工事が終わりそのロープを切断した際に取水管が流されたため引き留めようとして排水口に近づいてしまったということです。

【県土木部工事検査室 稲岡室長】
「ロープを外した時に流されるということまで考えていなかった」

会社のルールでは、排水口に近づかないことになっていたということです。

県は再発防止について…

【稲岡室長】:
「柵を設置すること、作業の中止基準を定めて作業員から見える位置に水位表を設置すること」

県は、こうした再発防止策を同様の工事を行う業者に周知するとしています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4286f08254955213121545550693bfc44d6a26d7

 

11241926分にYAHOOニュース(新潟総合テレビ)からは、前日からの降雨で流量が増えていた、仮設取水管が流された場合の対応を想定していなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

現地調査などをもとに県は24日、安全対策委員会を開催。

当時の状況について、片付けていた仮設の取水管が排水口のほうへ流され、伊庭さんがボートでとろうとしたところ、取水管とともに排水口に引き込まれたと説明しました。

【県土木部安全対策委員会 稲岡委員長】:
「前日からの降雨によって流量が増えて、流速も速い状況となった。緊急避難態勢等の確認が行われていなかった」

委員会は、仮設の取水管が流された場合の対応を想定していなかったことなどを指摘。

再発防止策として、作業時に排水口に引き込まれるのを防止する柵を設けるほか、作業の危険性を判断するダム湖の水位基準を設けることなどが挙げられました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/9e1a9bb0e5a2973d4c7cfba633140cbae4d1c766 

 

   

   

 

 

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202310251132分にYAHOOニュース(朝鮮日報)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

未熟な運転により車で貯水池に落ちたが、エアポケット(空気層)ができていたおかげで約1時間持ちこたえた50代の女性が奇跡的に救助された。

慶尚北道慶山消防署が24日に発表した。

 【写真】貯水池に沈んだ車から女性を救助する消防士たち

発表によると、23日午前714分ごろ、「慶山市竜城面のフェゴク貯水池に車が転落し、沈んでいる」という通報があったという。

通報を受けた消防当局は現場に到着したが、既に車は水中に完全に沈み、見えなくなっていたとのことだ。

だが、潜水具を装着した救助隊員が水中捜索に取りかかり、水深5メートル地点にいた車を発見、女性を救助した。

通報から救助までかかった時間は約1時間だったと消防当局は説明した。

「女性が完全に水没した車で約1時間持ちこたえることができたのは、車内にエアポケットができていたおかげだ」と専門家らは説明している。

大邱保健大学消防安全管理学科のチェ・ヨンサン教授は、「水深10メートル以内の場合、水圧が車内の空気を圧縮するほどではないため、エアポケットが形成される」と話す。

もし、車の内部の高さが1メートル程度だと仮定した場合、水深約5メートルなら社内の高さの半分程度の空間にエアポケットが形成されるというのが同教授の説明だ。

消防当局関係者は、「運転が未熟だったことによる転落事故であり、本人以外に同乗者はいなかった」、「救助された女性は、軽い低体温症以外には命にかかわるようなけがはない状態だった」と明らかにした。

https://news.yahoo.co.jp/articles/621e6f133b68e09876eb9fe3b917f771e5226b05

 

(2023年11月10日 修正1 ;追記)

20231181132分にYAHOOニュース(朝鮮日報)からは、車はGM社のピックアップトラックだった、韓国GMは女性をトラックの名誉広報大使に任命したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

先月23日、慶尚北道慶山で車を運転中に貯水池に落下したパクさん(56)が、車内にできたエアポケットのおかげで1時間耐え抜き、劇的に救助されるという出来事があった。

車は米国ゼネラルモーターズ(GM)のピックアップトラック「シボレー・コロラド」だったが、韓国GMはパクさんが無事に生還したことを祝って、パクさんをトラックの名誉広報大使に任命した。

 【写真】貯水池に沈んだ車からパク・キョンランさんを救助する消防士たち

慶山消防署などによると、先月23日午前7時ごろ、慶山市内の貯水池にパクさんの運転するピックアップトラックが落下した。

消防当局は潜水装備を動員し、水深5メートル地点に沈んでいた車を約1時間後に引き揚げた。

パクさんは低体温症の症状が見られたが、他にけがはなかった。  

GMによると、パクさんの家族はジェットスキーなどアウトドアでの活動を楽しむために今年10月にピックアップトラックを購入したという。

事故はそれから1カ月もたたずに発生した。

パクさんは「事故が起きたとき、フロントガラス全面にひびが入ったが、完全に割れることはなく、ドアの隙間からも水は入ってこなかったため耐え抜くことができた」と、事故の状況を振り返った。

パクさんは事故後に再び同じ車を購入したという。  

韓国GMのビジャレアル社長は6日、パクさんをソウル江南のGMブランドショップ「ザ・ハウス・オブ・GM」に招待し、パクさんをコロラドの名誉アンバサダー(広報大使)に任命した。

パクさんが無事に危機を脱したことを祝福するとともに、数百万ウォン(数十万円)相当の給油チケット、保証期間が2年または4万キロ延長される「シボレー・プラス・ケア・サービス」などをプレゼントした。  

パクさんが乗っていたピックアップトラックは韓国で2019年に発売されて以降、先月までに14468台が販売され、輸入ピックアップトラックの中で1位となっている。

3.6リットル6気筒のエンジンに8AT(オートマチック・トランスミッション)を組み合わせ、最高出力312馬力を誇る。

韓国ではキャンプ、車中泊、トレーラーのけん引などによく使われているという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/cd487001bf7fcfa0e86cfdaa897ef98c5106bb15

 

 

  

 

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2023921317分にYAHOOニュース(PRESIDENT Online)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

毎年夏になると、川や海で流された子どもを助けようとした大人が溺れて亡くなるケースが後を絶たないのはなぜなのか。

水難学会の理事で、水難学者の斎藤秀俊さんは、「『ういてまて』を守ろうとする子どもは助かる可能性が高い一方、大人は『救助を』と考えてしまい命を落とすことが多い。大人がこの考え方を変えない限りは、生還は難しい」という――。

 【画像】助けに行った大人が溺れる理由


■子どもは助かり、助けに行った親が命を落とす  

・・・


■水難事故の厳しい現実

・・・

「子どもは助かるのに、助けに行った親はなぜ溺れるのか」  

それは、水難事故に遭うと子どもは「ういてまて」という考え方でいるのに対して、大人は「救助」と考えてしまうからなのです。

最後まで「救助」と思い込んだ大人が命を失ってしまうことが多いのです。

・・・


■助けに行った父親が命を落とした

・・・


■「浜から35メートル」という距離

男性は、泳いで子どもたちのそばまで近づいたと思われます。

浜からの距離は35メートルほど。

その海面で男性は子どもたちと浮いていたとのことです。

35メートルというと、小学校のプールのコースの長さが25メートルですから、それより少し距離がある程度です。

・・・


25メートルに潜む「魔物」  

25メートル前後」といえば、水難事故調査を続けていると、海岸での事故でよく聞くことのある距離です。  

波の戻りで海に身体が引っぱられると、砕波(さいは)という、波が白く崩れる部分に巻き込まれます。

それを過ぎると、そのすぐ沖にある砕波帯のさらに沖で、流された人が浮いていることが多いのです。  

画像1では、白い波が砕波、そのすぐ沖で背浮きをしている人たちがいるのが砕波帯、さらにその沖で浮いている人たちがいるのが砕波帯の沖です。

そのあたりが距離にして砂浜の汀線(波打ち際)から20メートルから30メートルくらい先です。  

その距離、つまり砕波帯の少し沖くらいなら、陸から見て「助けにいけそう」と判断されがちです。

でも、この砕波帯の沖というのが魔物で、そこはちょうど海が深くなっているところでもあります。  

画像1では砕波帯に立っている人がいますが、水面は肩ぐらいであることがわかるかと思います。  

砕波帯の沖というのはさらに厄介で、浮き輪や救命胴衣を身に着けたまま流されてしまうと、たかが30メートルくらい先でも岸に戻れなくなってしまいます。

その先に「離岸流」が発生していれば、どんどん沖に流されていきます。


■行きはよいよい…

助けに行った人が溺れる原因は、砕波帯の沖が「深い」「戻れない」ところにあります。  

砕波帯の沖であれば、波の波長は長くなるので、浮き具につかまって浮いていれば呼吸は確保できますし、なくても画像1のように背浮きをしていれば、呼吸は十分確保できます。

だから「ういてまて」という考えで、とにかく救助を待っていれば、すぐに命を落とすことはありません。  

それに対して、子どものそばに泳いでいく親の心境は「助けたい」が多かったのではないでしょうか。

浮き輪や救命胴衣を探し出して身に着けるようでは「子どものところに早くたどり着きたい」という気持ちに逆行するし、とっさの事故だと、救命胴衣を着てから水に入るという発想になかなかならないことでしょう。  

距離にして30メートル程度です。

小学校の時に泳ぎの経験があって、少しの自信があれば行けない距離ではありません。

大方の大人は子どものところにたどりつくと思います。  

ところが、そこから岸に戻ることがなかなかできないのです。

水難事故の入水救助は「行きはよいよい帰りは怖い」なのです。


■助けに行った大人はなぜ溺れるのか

お子さん1人を引っ張ると、片手がふさがります。

お子さん2人なら両手がふさがります。

両手がふさがってしまえば、大人は泳ぎながら呼吸することすら、ままならなくなります。  

砕波帯の沖では、海底が急に深くなっています。

つまり、お子さんが救助を待つ場所では、大人の足が海底に届かないことが普通にあります。  

このような所では、立ち泳ぎができない限りは1分も浮いていることができません。

呼吸することができません。

ここで助けに向かった大人が「ういてまて」と気持ちを切り替えれば、背浮きになってとにかく呼吸を確保することができます。

しかし、そう気持ちを切り替えられず、助けようとしてしまうと、一気に危険な状態に陥ります。

「小学生の時に泳げた」のと「今日、立ち泳ぎで浮ける」のとは根本的に異なるのです。


■子どもに「ういてまて」と声をかけ続ける  

それでは、どうしたらいいのでしょうか。

浮いているお子さんの姿を見つけたら、海岸から大きな声で「ういてまて」と叫び続けます。

お子さんは「自分に気が付いてくれた」と少し安堵(あんど)しますし、浮くことに全力を尽くします。

多くの小学校では、背浮きの時に「ういてまて」と声をかけ合って練習しているので、子どもはかけ声だけでどうしたら良いか判断できます。  

そして119番通報をします。

通報で通信員に「海に流されている」としっかり伝えてください。

そのキーワードで、通報を受けた消防本部から、各都道府県にある消防防災航空隊の救助ヘリコプターの出動につないでくれます。


■子どもと一緒に「ういてまつ」

・・・


■どうしても「救助」したいなら

ちろん、事故現場では「親としての責任を全うしたい」という強い意志を持つ方もおられます。

学生時代を通じて競泳で体を鍛えたとか、水球で自己保全技術はばっちり習得したという方々のために、日本赤十字社水上安全法救助員養成講習会があります。  

その水上安全法講習会を受講すれば、入水救助が少しは安全にできます。

・・・


■子どもは浮いて待てたから助かった  

水難事故で子どもが助かるのは浮いて待てたからです。

浮くことができなかった親は力尽きます。  

もしどうしてもお子さんの近くにいたかったら、子どもと一緒に浮いてください。

でもできれば、ぜひ119番の救助隊を信じて、水に入らないようにして待っていてください。

https://news.yahoo.co.jp/articles/29c1ccc3f0032b552e4483eff378cf97381f1fab 

 

 

 

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2023818747分にYAHOOニュース(沖縄タイムス)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

16日午後4時ごろ、沖縄県石垣市の南ぬ浜ビーチで、波の下をくぐり抜ける「ドルフィンスルー」訓練の指導をしていたライフセーバーの男性(49=石垣市=が、海底に頭を強く打ち頸椎(けいつい)骨折の重傷を負った。

参加者のライフセーバー2人に救助され、意識がある状態で市内の病院に搬送された。

11管区海上保安本部によると、ドルフィンスルーは漂流者救助のため沖に行く手段で、頭側から波に飛び込む。

県警によると、事故現場は水深約4050センチの浅瀬で、当時、波はなかった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5364adc92b28cb3cff282c8ee258377c37bac27a

 

819947分に琉球新報からは、波打ち際から海に飛び込んだなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

16日午後355分ごろ、沖縄県石垣市の南ぬ浜町のビーチで、飛び込み訓練を指導していた同市のライフセイバーの男性(49)が、波打ち際から海に飛び込んだ際、水深約4050センチの砂地の海底に頭部を打ち付け、頸椎(けいつい)骨折の重傷を負った。

男性は手足がしびれるなどの状態で市内の病院に搬送されたが、命に別条はないという。

県警によると、男性は計3人でドルフィンスルーと呼ばれる泳法の訓練をしていた。

男性は指導的な立場で、2人に手本を見せる際、誤ってけがを負ったとみられる。

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1768843.html

 

 

 

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20238151521分にYAHOOニュース(中国放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

広島市は、市立保育園で勤務中の女性職員が死亡する事故が発生したと発表しました。

死亡したのは、広島市安佐南区の市立保育園に勤務する正規調理員の女性(57)です。

広島市の発表によりますと、14日午後520分頃、この女性調理員が園舎裏の地面に設置している「グリストラップ」の清掃作業中、何らかの原因で頭から転落した状態でいるところを、別の保育士が発見したということです。

 【写真を見る】保育園で女性調理員(57)死亡 給食室からの油・野菜くず等が下水道に流れるのを防ぐ「グリストラップ」の清掃中か 頭から転落した状態で発見 広島

消防によりますと、園の職員から「調理員が敷地内の水に滑落しているが引き上げられない。意識がない」と通報があったということです。

調理員は救急車で病院に運ばれましたが、午後7時頃に死亡が確認されました。

「グリストラップ」は60センチ×30センチ、深さ約1メートルの大きさで、給食室から出る排水に含まれる油・野菜くずなどが直接、下水道に流れるのを防ぐための設備です。

事故当時の水深は不明ということですが、15日に確認したところ、35センチ程度だったということです。

調理員はこの園での勤務は3年目ということで、きのう・きょうは給食はありませんでした。

警察が現場検証をした結果、事件性はないと判断したということです。

広島市は、今後、このような事故を二度と起こさないための再発防止策として、

▽「グリストラップ」内に身を乗り出すような危険を伴う作業は行わない
▽清掃は複数の職員で行うこと

などを、公立・市立の全保育園に周知徹底するということです。




https://news.yahoo.co.jp/articles/941aa50f7a8d5e488fa7f6b6e93860b79622cbea

 

816417分にYAHOOニュース(TBS NEWS)からは、頭から転落していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

広島市によりますと、おととい午後520分ごろ、57歳の女性調理員が給食室外の地面に設置されている深さ1メートルのグリストラップに頭から転落しているのを保育士が発見。

救急搬送されましたが、病院で死亡が確認されました。
死因は溺死だったということです。

グリストラップとは、排水に含まれる油やごみが下水道に流れるのを防ぐ装置で、調理員は発見の1時間ほど前に「今から清掃する」と話していたということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ff08886e2de84d2a849267c5b1aa0123f87e3e9b 

 

 

 

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20238131050分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

本格的な夏のレジャーシーズンを迎え、第3管区海上保安本部が記者向けにライフジャケットの着用体験会を開いた。

3管本部管内では、昨年までの過去5年間でマリンレジャー中の死者・行方不明者の約9割が救命胴衣の非着用者だったという。

どうすれば、事故から命を守れるのか――。

7月下旬、横浜市中区の横浜海上防災基地にある訓練に使うプール。

3管本部の担当者から各社の記者に向けて説明が始まった。

「ライフジャケットはしっかりと体に合わせることが大切です」

最初に着用したのは、成人男性でも浮くのに十分な浮力75キロのチョッキ式のもの。

肩や腹部にベルトがついており、体にフィットするよう、一番下の股ベルトから順に締めていく。

着用後、記者(24)も勢いよくプールに飛び込んでみた。

最も深いポイントで水深25メートル。

足が着かないため一度は沈んだが、ライフジャケットの浮力で一気に水面に持ち上げられた。

全身の力を抜き、緊張しながらも身を任せることができた。

ただ、時間が経つと肩付近に隙間ができてしまい、水面から顔を出し呼吸するのに苦労した。

ライフジャケットのサイズが記者の体には大きかったようだ。

肩部分のベルトも緩んでしまっていたが、「水中でベルトの調整は難しい」と担当者。

「体に合ったものを正しく着ないと、ライフジャケットだけが浮いて体は沈んでしまう。マリンレジャーなど活動を始める前にしっかりと確認することが大切」と説明した。

次に一回りサイズが小さい浮力6キロのものを着用。

股ベルトから順にベルトを締めていき、再び入水した。

担当者から「楽な姿勢で」とアドバイスされたとおりに浮いてみると、40センチの波を人工的にたてたプールの中でも安心して浮くことができた。

3管本部管内では、201822年の海水浴や釣りなどレジャー中の死者・行方不明者は252人にのぼり、219人(約87%)がライフジャケットを着ていなかった。

非着用だった死者のうち、約9割が溺死(できし)だったという。

 

【より薄く行動しやすいタイプも】

・・・

(以降有料)

https://www.asahi.com/articles/ASR8F3G43R88ULOB00N.html

 

8131121分にYAHOOニュース(神奈川新聞)からは、おそらくは同じ体験会で普段着のままプールに飛び込んだ別記者が30㎝の波に恐怖を感じたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

夏休み期間中は川や海など水辺でのレジャーの機会が増え、水難事故のリスクも高まる。

相次ぐ水の悲劇を防ぐため、第3管区海上保安本部(横浜市中区)では、海水浴客や釣り人らにライフジャケット(救命胴衣)の着用を求めている。

効果はどれほどなのか? 
正しい着用方法は? 

記者が実際に体験してみた。

 【もっと写真などを見る】ジャケットがずれて、体が沈みかける記者  

うだるような暑さが続く7月下旬。

ペンとカメラをかなぐり捨てて、33歳と27歳の記者2人は、3管・横浜海上防災基地(同区)の訓練用プールを訪れた。

二人とも、学生時代は水泳でならした。

Tシャツやズボンなどを身に着けたまま、深さ2メートルのプールに勢いよく飛び込む。
足はつかないが、浮くことはできた。

だが、ここからだ。

特殊な装置で30センチの波を立ててもらう。

波が次々と記者の顔面に押し寄せ、呼吸を阻む。

一瞬、溺れるかもしれないという恐怖を感じた。  

ここで、浮力約7・5キロのライフジャケットを着てみた。

3管交通部安全対策課の青柳課長は、「まずは呼吸ができるように頭を浮かせることが大事で、そのためには体重の10%程度の浮力が必要」と説明する。

体重60~70キロの記者には十分な浮力。

体が強く浮き上がり、波に合わせて10分ほど浮いていられた。  

主に釣りやSUP(スタンドアップパドルボード)で使われる浮力約2~4キロのライフジャケットも試した。

油断すると体が沈み、やや心もとなかったが、それでも着用しない時とは大違い。

サポートしてくれた元特殊救難隊員は「波に対して背を向けた状態で、あおむけになって救助を待って」とアドバイスする。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1da10a4dd841be4074b49061d7f5b665f31b09be

 

 

 

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202389640分にYAHOOニュース(まいどなニュース)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

水に落ちた時、「浮いて待て」は危険です!

公益社団法人・日本水難救済会(東京都千代田区)がTwitter(現X)に投稿した動画が注目されています。

教育現場では、服を着たままで水に入った時、大の字になり、浮いて救助を待つ「背浮き」という対処法を教えられますが、日本水難救済会は「顔に海水がかかって呼吸できなくなるリスクが高い」と警鐘を鳴らし、イカのように泳ぐ「イカ泳ぎ」を推奨しています。

【動画】イカみたい手足を動かして…これがイカ泳ぎ

ジーパンを履いていても泳ぎやすく、体力を消耗せず浮いていられます。

海で子どもが命を落とす事故が相次ぐ中、日本水難救済会にイカ泳ぎや事故防止のポイントを聞きました。

 

【「浮いて待て」はパニック起こす恐れ】

日本水難救済会は1889年、ノルマントン号事件で乗船していた日本人25人が全員水死したことを受けて、海難救助の団体として設立されました。

130年にわたって人命救助に取り組み、現在は約5万人のボランティア救助員が登録。
海上保安庁などと連携して救助活動に取り組んでいます。

名誉総裁は高円宮妃久子さま、会長は元海上保安庁長官の相原力さんです。

背浮きやイカ泳ぎの動画は、常務理事で元海上保安学校長の江口圭三さんが実演、投稿しました。

江口さんが取材に応じました。

Q.学校現場では大の字になって背浮きし、「浮いて待て」と教えられます。

A.「静かなプールで救命胴衣(ライフジャケット)を着けていれば浮いていられますが、少しでも波や流れがある所では、チャプンと水面が揺らいだだけで鼻や口に水が入ってしまいます。
日本ライフセービング協会と日本水難救済会で『大の字背浮き』の実証実験を行ったところ、波や風で鼻や口に水がかかり、呼吸できなくなってパニックになる恐れが大きいことが分かりました」

着衣泳の授業で行われる、2リットルのペットボトルにつかまって浮く方法も実験で試されましたが、浮力を十分に得られず、クーラーボックスは長時間つかむことが困難でした。

背浮きより、イカのように手足を動かす「イカ泳ぎ」をおすすめします。

「イカ泳ぎを実演した際はジーパンにポロシャツ姿でした。
下半身に生地がまとわりつくジーパンでも泳ぐことができ、それほど泳力がなくても頭が浮いた状態を保つことができます」

「一般的に習う4泳法(クロール、平泳ぎ、背泳ぎ、バタフライ)は、着衣泳では必ずしも有効ではありません。
クロールやバタフライは上着で肩が回りにくく、平泳ぎはズボンが張り付いて脚を動かしにくい。
イカ泳ぎは海外では『エレメンタリーバックストローク』『ライフセービングバックストローク』と呼ばれていますが、『イメージしやすい名前に』とイカ泳ぎと名付けられました」

「とはいえ、イカ泳ぎも万能ではありません。
安定して長時間浮力を得るには、やはりライフジャケットを着用しておく必要があります」

江口さんは、「浮いて待て」と教える教育現場に注文を付けます。

「『浮いて待つ』だけではなく、浮いて呼吸を確保し、誰かに知らせるか、陸地に上がれる場所を探してください」

日本水難救済会はTwitterで、海に出る際の注意点やチェックポイントも発信しています。

安全対策を徹底し、楽しい夏の思い出をつくりましょう。

https://news.yahoo.co.jp/articles/fa2298d558bb89a415979eb78c0491989ca9a59c 

 

8121341分に読売新聞からは、実演動画の閲覧回数が公開後5日間で750万回を超えたなど、下記趣旨の記事がイカ泳ぎの分解写真付きでネット配信されていた。

海水浴中に沖に流されたらどうすればいいのか。

日本水難救済会(東京)は、独自に「イカ泳ぎ」と名付けた泳法の活用の呼びかけを始めた。

海上保安庁の元水泳教官が実演した動画は、公開から5日間で閲覧回数が750万回を超え、反響を呼んでいる。

イカ泳ぎは腹を上に体を浮かべ、あおるように手足を曲げ伸ばしし、ゆっくり後ろ向きに進む。

水難時の対処法には大の字であおむけに浮かぶ「背浮き」もあり、学校でも教えられることがある。

しかし、海では顔に波がかかって浮き続けることが難しく、救済会が新たな方法を提案した。

救済会は今月7日、元海上保安学校長の江口圭三・同会常務理事(59)が、三浦半島沿岸で両方の対処法を実演する様子を公式ツイッター(X)で投稿。

イカ泳ぎは「体力を使わずに長い時間、浮力を保つことができる」とアピールした。

「学校でこれをまず教えるべき」「世の中にもっと広がればいいのに」……。動画にはこうしたコメントが相次ぐなど予想外の反響だった。救済会の遠山純司理事長は「イカ泳ぎにも限界はあり、まずは天候の確認などの備えを」と呼びかける。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20230812-OYT1T50104/

 

 

 

 

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2023851439分にYAHOOニュース(静岡朝日テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

5日午前、静岡県伊東市で釣り人が波にさらわれて海に転落しました。

その後、漁船に引き上げられ病院に搬送されましたが、意識はあり、自力歩行も可能だということです。  

下田海上保安部によりますと、午前510分ごろ、伊東市富戸の門脇﨑付近で釣りをしていた人から「友人が波にさらわれて海に転落した」と、118番及び119通報がありました。

駿東伊豆消防本部から救助要請を受けた城ケ崎海岸富戸定置網所属の漁船「第八富丸」が現場に向かい、午前6時ごろ、男性を救助しました。

救助されたのは神奈川県大和市在住の33歳の男性で、病院に搬送されましたが、自力歩行が可能で意識もあり、命に別状はないということです。

男性は友人4人と釣りをしていたということです。

事故当時、1メートルのうねりがあり、男性は何度かに一度大きな波が押し寄せる「一発大波」と呼ばれる波にさらわれたということです。

下田海上保安部によりますと、台風の影響で「一発大波」が発生しやすくなっている、ということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/56583edb2905833ec1b9287fe5c44a01fd9ccb7a

 

(ブログ者コメント)

「一発大波」とは聞きなれない言葉。
どんなものか調べてみたところ、以下の報道が分かりやすかった。
(海保提供大波発生前後の写真付き)

記事中、「一発大波」とは数100回に1度、通常よりはるかに高い波が打ち寄せる現象で、沖合に低気圧がある場合などに発生しやすい、波が当たっていない場所が濡れていたら「一発大波」が打ち寄せた可能性ありなどと書かれている。

2022106 1200分 東京新聞)

本格的な秋の行楽シーズンを迎える中、海上保安庁が磯釣りに訪れる人らに「一発大波」の注意を呼びかけている。

一発大波は、海岸で数百回に1回、通常よりもはるかに高い波が打ち寄せる現象。

発生条件が複雑で予測は困難だが、高波や強風によって複数の波が一つにまとまることで発生するとされている。

釣り人がのみ込まれるケースもあり、事故を防ぐにはどうすればよいのか。

 

【穏やかな海で突如迫ってきたのは…】

2021年の夏の夕方。
晴れた空の下、波風も穏やかな海で50代の男性が1人、磯釣りを楽しんでいると、突如迫ってきた大きな波にさらわれて海に転落。
自力で救助を要請し、海保隊員に助けられた—。

これは千葉県館山市で起きた一発大波の事故事例だ。

清水海上保安部の深浦交通課長は、「予測ができない分、本当に怖い現象。男性が助かって良かった」と話す。

静岡地方気象台の鶴橋気象情報官によると、一発大波は複数の大きな波が一つになって偶然生まれることが多い。

100回に1回は通常の波の1.5倍、1000回に1回は2倍以上の高さの波が起こるともいわれている。

波同士が進む方向の違いや、海底の地形、風向きなども複雑に影響し、大きさやタイミングの予測が困難という。

さらに、沖合に台風や低気圧があると、数百キロもの距離を進む大きな波が生まれる回数も多くなる。

清水海保によると、館山市の事例では、同じ日にフィリピン沖に熱帯低気圧が発生していた。

深浦交通課長は、「台風の発生が増えて、大半の海水浴場の監視体制がなくなる9月以降は特に注意が必要」と話す。

また、一発大波は岩場の上にも勢いよく迫るため、釣り人がさらわれる危険性も高い。

鶴橋気象情報官は、「波のうねりが大きくても、岩場から見ると分かりにくい。目の前に近づいてきて、大きさに気付いた頃にはさらわれてしまう」と警戒する。

 

【まずは岩場がぬれているかどうかを確認】

清水海保によると、首都圏や静岡県の沖を管轄する第3管区管内では2011月〜2110月に、一発大波が原因で海中に転落したり溺れたりする事故が、少なくとも10件発生。

中には、20代男性がライフジャケットを身に着けていない状態で波をかぶり、溺死した事故もあった。

では、どのように注意すればいいのか。

「釣りに行ったら、まず岩場を見てみてほしい。普通の波や水しぶきが当たらない箇所がぬれていたら、一発大波が起こって水が到達した可能性がある」と深浦交通課長。

また、釣りをする日は天気図を見て、沖合に台風や低気圧が発生していないことを確認したり、初めての土地では地元の人に海の特性を確認したりすることも効果的だという。

鶴橋気象情報官は、「一発大波はいつ起こるか分からない。頭の上が快晴でも海は別。十分に気を付けて」と話した。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/206759 

 

 

 

 

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20237251759分にNHK大分から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

25日午後3時20分ごろ、由布市湯布院町を流れる花合野川で、作業にあたっていた作業員の男性2人が流されたと、同じ現場にいた男性から警察に通報がありました。

河川の改修工事を行っている大分市の建設会社はNHKの取材に対し、「警察から当社の作業員1人と関連会社の作業員1人が川に流されたようだと連絡があった。

その後、現場の作業員から『作業をしていたところ雨が降り始めたので避難をしようとしたときに、上流から水が急に流れてきて2人が流された』と連絡があった」と話していました。

由布市には午後3時12分に大雨警報と洪水警報が出されていました。

花合野川が流れる由布市湯布院町の湯平地区に住む50代の男性は「近くに消防車や救急車が止まっていて、消防のレスキュー隊員とみられる数人が川の中を見ていたので何かあったのかな、おかしいなと思いました。3年前の豪雨ほどではありませんでしたが、川は増水していました」と話していました。

現場はJR湯平駅から南西に3キロほど離れた田んぼや住宅が点在する地域で、警察や消防が2人の捜索を進めています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/20230725/5070016451.html 

 

7252147分に読売新聞からは、雨が急激に強まったため全員で川から上がろうとしていた時に流されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

県によると、現場では2020年7月の九州豪雨を受けて県が発注した砂防ダムの工事が行われており、2人は元請けと下請け会社の作業員だという。

元請けの大分市内の建設会社によると、事故当時、現場には約10人の作業員がいた。

雨が急激に強まったため、全員で川から上がろうとしたところ、2人が流されたという。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20230725-OYT1T50236/

 

7262016分にYAHOOニュース(大分朝日放送)からは、晴れていたが急に土砂降りになったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

県によると事故当時、現場近くに設置された雨量計は午後3時からの30分間で52.5ミリの雨を観測していました。

湯平の住民 :
「晴天だったんですけど、急に雨雲湧いてきて、1時間であそこまで増水するのはちょっと珍しかったです。バケツをひっくり返したような土砂降りで」

庄内の住民 :
「夕立はすごかったですね。あんな夕立は見たことありません。」



https://news.yahoo.co.jp/articles/2e7fba4bd277874fcc19e9725253ce484af81d74 

 

7261944分にYAHOOニュース(テレビ大分)からは、警報発令時は工事中断のルールだった、今回は警報が出る前に撤収作業を始めていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

2人が流された当時の状況を振り返ります。

由布市に大雨洪水警報が発表されたのは、25日午後3時12分でした。

その11分後の午後3時23分、警察に通報が入ります。

また通報から約10分後には、現場となった湯平地区に避難指示が出ています。

工事関係者によりますと、会社のルールでは警報が出た場合には工事を中断することが決まっているといいます。

さらに今回は、雨の状況を見て、警報が出る前に撤収作業を始めていましたが、一気に水が流れてきて2人が流されたということです。

大分県砂防課長 森崎課長 :
「昨今の突発的な豪雨というのは予測が難しいところもあるので、どのような基準を当てはめるのがいいかは、まだ今の段階でははっきり言えないが、例えば何ミリ以上降れば現場の作業を中断するなど、そういったことは、また必要に応じて定めていく必要がある」

https://news.yahoo.co.jp/articles/a32d1762fa41237afc803bdc37383f5466c41ee3

 

7271953分にYAHOOニュース(大分放送)からは、型枠設置中だった、警報が出た後も機材の撤収作業を行っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

県によりますと、当時、6人の作業員がコンクリートを打つための型枠の設置作業にあたっていました。

工事は大雨・洪水警報が発表される前に中断されましたが、警報が出たあとも機材の撤去作業が行われ、2人は急激に水位が上がった川に流されたとみられています。

県は「当時の退避行動が適切だったかどうか詳細な調査が必要」との考えを示しています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1aed1df6380c7657d3f29e1f23c4ad296e6f5a06  

 

7282049分にTBS NEWSからは、最初に作業員が流され助けようとした監督も流された、2名とも遺体で発見されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

25日午後3時半前、川の中に入って砂防ダムの工事をしていた46歳の男性作業員が大雨で増水した川に流され、助けようとした現場監督の男性も流され、行方不明になりました。

現場監督を務めていた大分市寒田北町の秋月さん(69)は当日、下流の由布市庄内町の大分川で発見され、死亡が確認されています。

事故から3日経った28日も捜索が続けられ、午後65分頃、流された現場からおよそ3キロ下流の花合野川で、由布市消防本部のドローン映像に人影が映っているのを確認。

およそ30分後、消防隊員が行方不明になっていた46歳の男性作業員とみられる1人を心配停止の状態で発見し、医師が死亡を確認しました。

その後、男性は指紋の照合から、行方不明になっていた大分市政所の児玉さん(46)と判明しました。

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/obs/631231?display=1 

 

 

 

 

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20237171930分にTBS NEWS(テレビ高知)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

17日朝、高知県安芸市を流れる安芸川(あきがわ)で、アユ釣りの「監視員」をしていた40代の男性が流され、死亡する事故がありました。

事故があったのは、安芸市栃ノ木の長川原橋(なんこらばし)から下流におよそ100mの安芸川で、安芸警察署と安芸市消防本部によりますと、けさ848分、現場にいたアユ釣りの監視員から「同僚が流された」と通報がありました。

警察と消防が駆けつけたところ、通報からおよそ25分後の午前913分、流された場所から下流に200mほどの川の右岸寄りの浅瀬で、仰向けの状態で岩に引っかかっている40代の男性監視員を発見。

消防が引き上げましたが、すでに心肺停止の状態で、その後、高知県の消防防災ヘリで安芸市内の病院に運ばれましたが、午前1011分に死亡が確認されました。

男性監視員は、漁協から委託を受け、釣り人が「決められた漁法で漁をしているのか」や「アユ漁の許可証を持っているのか」という点などを監視していたということです。

事故当時は、同僚の監視員と一緒に川の左岸から右岸に向けて渡っていて、同僚は通報した際、男性監視員が「川を渡ろうとして足を滑らせてこけた」と話していたということです。

消防によりますと、男性監視員はライフジャケットを着用していなかったということで、警察は、業務上過失致死の可能性も含め、事故の原因などを詳しく調べています。

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/607337?display=1

 

7171915分にYAHOOニュース(高知さんさんテレビ)からは、対岸にいた釣り人の許可証を確認するため川を渡っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

けさ850分ごろ、安芸市栃ノ木の安芸川で「同僚が足を滑らせ川に流された」と通報がありました。

消防がおよそ30分後に、下流に流されていた男性を発見。

病院に運ばれましたが、まもなく死亡が確認されました。

男性はけさ8時半ごろから同僚と2人でアユ漁の監視をしていて、対岸でアユ釣りをしている人の許可証を確認しようと川を渡っていたところ、流されたということです。

現場は水深50センチほどの浅瀬でしたが、流れの速い場所でした。

消防によりますと、男性はライフジャケットを着用していなかったということで、警察が事故の原因を調べています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/28a29b1198375c1920a52a765d0c5b0eb89e69df

 

717190分にYAHOOニュース(高知放送)からは、同僚と一緒に渡ろうとして流されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

男性は、同僚と一緒に対岸に渡ろうとしている途中で川に流されたという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/41f1e3b44ba649f356c0537cbc704a82b645c09b  

 

(ブログ者コメント)

川は上流から下流に向かい、右側が「右岸」となる。ご参考まで。

 

 

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202377186分にNHK沖縄から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

6日午後2時50分ごろ、名護市の東江海岸で地元の高校に通う17歳の少年が友人4人と遊泳中に沖に流され、その後、行方不明となりました。

7日も海上保安本部や警察、それに消防などがヘリコプターや巡視船などを出して捜索を続けています。

現場周辺は沖に向かう強い流れ「離岸流」が発生しやすい場所で、一緒に泳いでいた友人が「足が引っ張られるような感じがした。もしかして流されているかもと思い、岸に戻ろうとした」と説明していることが、海上保安署への取材で分かりました。

行方不明になっている少年は黒っぽいTシャツに長ズボンを着用しているということです。

海上保安本部などが少年の捜索を続けるとともに、海で遊ぶ際にはライフジャケットを着用するよう呼びかけています。



https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20230707/5090023940.html 

 

762047分に琉球新報からは、現場は人気の遊泳場所だったが、海保は「リーフカレント注意区域」としていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

周辺で捜索の様子を見守っていた学生らによると、現場海域は地元の学生らがよく遊泳のために訪れる人気の場所だという。

6日も複数人で遊泳するために、海岸を訪れていたところ、捜索が始まっていたという。

捜索を見守っていた男性は、「(岸壁の付近から)飛び込める場所もあって、よく泳ぎにきている場所だ。無事に見つかってほしい」と話した。

11管区海上保安本部のホームページは、現場となった名護市東江付近の海岸を「リーフカレント注意区域」としていた。

航空機の調査で、消波のため海中に設置されている「潜堤(せんてい)」の開口部から、沖合に向けて速い流れが観測された地点だという。

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1742110.html

 

781212分にYAHOOニュース(琉球新報)からは、高校生は遺体で見つかった、海保主催の離岸流体験会に記者が参加して「リーフカレント」を体験したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

離岸流の影響と思われる沖縄県内の事故者が年々増える中、第11管区海上保安本部がこのほど、糸満市大度海岸で報道関係者を対象に実施した「離岸流・スノーケリング体験会」に本紙記者が参加した。

海岸や砂浜から沖に向かって発生する離岸流のうち、サンゴ礁の礁池にたまった海水が外礁(リーフ)の切れ目や水路から流れ出す「リーフカレント」を体験。

じわじわと流れに引き込まれ、自然の恐ろしさを感じた。

男子高校生、遺体で発見 名護・東江海岸で遊泳中に流され  

4日午前10時過ぎ、大度海岸は、一時突発的な激しい雨が降り、不安定な天候だった。

この日は潮の干満の差が最も大きくなる大潮で、強い離岸流が発生しやすい条件がそろっていた。   

リーフカレントの発生したリーフギャップ(サンゴ礁の切れ目)は、美しい熱帯魚が泳ぐサンゴ礁池から沖へ少し進んだところにあった。

周囲からは、それほど強い流れには見えなかったが、一度流れに乗ると身体の自由がなくなり、逆らって泳いでも、到底、上流には戻れなかった。

シュノーケリングなどに夢中になり、つい流れにのまれてしまう事態も想像に難くない。  

離岸流に関連する県内の事故者は過去5年間に57人確認され、昨年から増加傾向にある。   

体験会終了後、第11管区海上保安本部の島袋課長は、マスク、シュノーケル、フィン、ライフジャケットの装備徹底を呼びかけ、「ジャケットを着用していると助かることもある。体力を消耗しないよう焦らず流れに身を任せ、流れが止まるところで救助を待つように」と対処法を語った。  

県内の今年のマリンレジャー中の事故者数は6月末時点で41人と、昨年1年間の27人を大きく上回っており、特に50代以上の事故者の多さも顕著だ。

マリンレジャー中の人身事故は8月から9月に多発する傾向があり、強い警戒が求められる。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3a96e0cde4fe98fb07d2b757698c2a8a4cb16485

 

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2023626638分にYAHOOニュース(斎藤・長岡技術科学大学大学院教授の寄稿文)から下記趣旨の記事が、隠れため池の例の写真付きでネット配信されていた。

隠れため池。
聞いたことがない言葉だと思います。

田園地帯を流れる川で、なぜか子供の水難事故が続き、それらを調査したら共通項として浮かんできたのが、隠れため池の思わぬ落とし穴でした。

 

【四日市の川で中1男子が溺れた】

『妹助け溺れたか、中1男子死亡 三重、川遊びで』
25
日午後3時半ごろ、三重県四日市市生桑町の海蔵川で「一緒に泳いでいた友達の姿が見えなくなった」と119番があった。
四日市北署によると、駆け付けた消防隊員が水中で中学1年の男子生徒を救助したが、搬送先の病院で死亡が確認された。
溺れそうになった妹を助けようとして自身も溺れた可能性があり、署が詳しい経緯を調べている。
共同通信6/25(日) 20:46配信

続報では、「深みにはまった」と書いている記事が多い印象です。

昨夜、急に飛び込んできたニュースに、週明けの子供たちの安全が気になって仕方がない方々がおられるかと思います。

この時期、急に気温が上がると、放課後に子供同士で川に遊びに出かけて、そこで水難事故に遭うという機会が増えます。

このような事故が多くなると、「何に注意したらいいのかわからない」と、家庭も学校もあきらめムードになることもあります。

そういう時には、「放課後に川とか池に遊びに行ってはダメ」と毎日口酸っぱく言って聞かせるしかありません。

ただ、水難事故には地域性があって、その地域には何となく同じような事故が続く傾向があったりします。

それを地域ぐるみで認識することが、水難事故を起こさないための、実は一番の近道だったりします。

三重県では、過去にも同じような河川で子供が溺れています。

『川に転落か 小3男児死亡 津=中部』
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日午後350分頃、津市一身田豊野の志登茂(しとも)川で、同市大里川北町、小学3A君(8)が浮いているのを近所の住民が見つけた。
A
君は救助されたが、約50分後に死亡が確認された。
三重県警津署によると、A君はこの日午前、1人で遊びに出かけたが、昼過ぎになっても帰宅せず、家族からの110番で、同署員や近隣住民らが捜していた。
前日まで降った雨の影響で、現場は川幅約40メートル、深さ数メートルまで増水していた。
近くのコンクリートののり面から、山本君の虫取り網が見つかり、同署で、誤って川に転落し、溺れたとみて調べている。
(読売新聞 2020.06.21、一部筆者改編) 

この記事でも、深さが強調されていました。

なにが「同じような河川」なのかというと、「隠れため池」というキーワードの共通項で事故を理解することが可能だという点で、同じような河川と言えるのです。

 

【隠れため池の落とし穴】

1をご覧ください。

これは、四日市市を流れる海蔵川の様子を上空からとらえた写真です。

県道622号の橋が海蔵川にかかっています。

この橋の上流側、つまり左上に堰が見えるかと思います。

この堰は可動堰で、農繁期になると堰を上げて、その上流側に水を貯えるようになっています。

この地域ではどうかわかりませんが、多くの可動堰は農閑期に下げて貯まった水を流します。

普通の流れの川に変わります。

川の顔を持ちながら、夏になると深さのあるため池となる。

これを水難学会では「隠れため池」と呼んでいます。

何が落とし穴かと言うと、水を貯めているにもかかわらず、ため池の概念がないということです。

現在、わが国の多くのため池では、転落防止の柵が設置されたり、万が一の落水に備えて這い上がりのネットを設置したりする動きが出ています。

「ため池に落ちると這い上がれない」という危機感が人々の意識の上に上がっています。

ところが河川の場合には、水を貯めているにもかかわらず、ため池のような概念が意識に上がりにくく、安全対策が遅れる傾向にあります。

20206月に津市で発生した小学生の水難事故の現場でも、やはり、下流に可動水門がありました。

繰り返しますが、意識に上がらない、これはまさに落とし穴と言えます。

子供にとっては、冬の農閑期に水位が低くて安全に見える川と、春から秋にかけての農繁期に水位が高くなっている川の区別がつきません。

「見ればわかるじゃないか」と怒られそうですが、子供にしてみれば「川幅が広がった」程度にしか認識できません。

なぜなら、川は濁っていて、深さがわからないからです。

 

【隠れため池は全国にある】

2は、九州の田園地帯にある隠れため池を撮影したものです。

ここに写っている可動堰は、図1の上空写真に写っていた可動堰と同じ構造のものです。

この可動堰の付近で昨年、小学校の入学式をひかえた女の子が川に落ちて亡くなりました。

堰の下流側の水深がおよそ1 mで、上流側は2 mに達しています。

対岸の写真左上の建物がポンプ小屋になっていて、ここで貯めた水をくみ上げて農地に水を送っています。

付近の道路から川までは、草をはやしていて簡単に近づけないように工夫されています。

とは言っても、近年のため池水難事故防止対策のような対策はとれていません。

2より下流に向かい、堰を左手に見るように撮影された写真が図3です。

河川の法面が絶望的なくらいの勾配をもっています。

川に落ちたら自力で這いあがることはできません。

さらに、堤防にあたる取付道路からは直接斜面となっていて、この斜面の草刈り作業時には川に転落する恐れは十分にあります。

 

【さいごに】

隠れため池の怖いところは、そこに水を貯めているという認識につながらないところです。

どうしても安全対策が後手に回ってしまいます。

子供の死亡事故が繰り返されるばかりでなく、草刈りなど、法面の整備を行う農家の方の命をも脅かします。

農業水利は作物を育て、ひいては私たちの命となります。

大事な水利を守りながら、地域住民の安全、農家の安全を向上することが、今求められているのではないでしょうか。

https://news.yahoo.co.jp/byline/saitohidetoshi/20230626-00355233  

 

 

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20236161557分にYAHOOニュース(新潟総合テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

16日午前、新潟県佐渡市で潜水作業をしていた54歳の男性潜水士が一時意識不明となる事故がありました。

男性は蘇生措置によって意識が回復しています。

16日午前11時半すぎ、佐渡市筵場沖で藻場形成作業に従事していた富山県在住の男性潜水士(54)が潜水作業中、自身の不注意による面体のずれから水が侵入。

これを修正すべく、浮上を試みましたが、呼吸用ホースが身体に絡まり、浮上できずに一時意識不明となりました。

男性は、近くで同じく潜水作業をしていた潜水士によって救助され、船上で蘇生措置を講じたところ意識が回復。

その後、佐渡市多田漁港からドクターヘリにより佐渡総合病院へ運ばれました。

佐渡海上保安部が事故の詳しい状況などを調べています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/cd33371efd98c31fc4e2d0fbf2d4233e2cf65d4e

 

 

 

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2023615164分にYAHOOニュース(南日本放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

ため池での水難事故を防ごうと、鹿児島県薩摩川内市で14日、転落防止などのために設置されたコンクリートブロックの検証試験が行われました。

検証試験を行ったのは、水難事故に関する研究や調査を行っている一般社団法人・水難学会です。

薩摩川内市中郷のため池では、県北薩地域振興局が発注したコンクリートブロックの設置工事が先月、完了したばかりです。

斜面を歩きやすくし、水に落ちた場合に自力ではい上がりやすくしただけでなく、落ちた人の救助も行いやすくするのが狙いで、その効果を確かめました。

(水難学会 斎藤英俊理事):
「水に落ちてしまった場合に、こうしたコンクリートブロックのような対策がしてあれば、それを使って自分の力で生還してほしい」

水難学会がこうしたコンクリートブロックの検証試験を行ったのは全国で初めてで、水中転落事故を減らすためにも設置を呼びかけていきたいとしています。









https://news.yahoo.co.jp/articles/e468e85cff43115530fe068789beda004e3606d4

 

 

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202361204分にYAHOOニュース(青森テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

青森県八戸市のダムで、水質調査をしていたボートが転覆しました。

ボートには男性作業員2人が乗っていましたが、無事、救助されました。

着用していた救命胴衣についていた「笛」が迅速な救助につながりました。

【写真を見る】ボート転覆「笛」が迅速な救助に 救命胴衣付属の笛で異変知らせる 水質調査の作業員2人 無事救助 青森県八戸市

1日午前10時半ごろ、八戸市南郷の世増(よまさり)ダムで「ボートが転覆して作業員2名がボートにつかまっている」と、ダム関係者から消防に通報がありました。

2人は約一時間後に救助され、市内の病院に運ばれましたが、命に別条はないということです。

2人は、ダムを管理する三八地域県民局の発注を受けて、ダムの水質調査を行っていました。

N環境 東北支社青森支店 古舘支店長
「海やダム湖でしょっちゅう水質調査を行っていますけれども、転覆事故というのは発生した事例がありません」

これまで転覆する事例はなかったということですが、2人は着用していた救命胴衣についていた「笛」で異変を知らせました。

この音に気が付いたダムの管理事務所の職員が消防に通報、迅速な救助につながりました。

古舘支店長:
「転覆防止装置をオプションで取り付けて、今後も転覆しないような形にしたいと考えています」

青森県や発注を受けた業者は再発防止を徹底するとしていて、警察と消防が事故の原因など調べています。



https://news.yahoo.co.jp/articles/3fd1c977873013229d8b2497bb28150d26790050

 

 

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20235251551分に読売新聞から、下記趣旨の記事が地図と現場写真付きでネット配信されていた。

先月、徳島県小松島市の岸壁から男児と男性が海に転落し、男性が死亡した。

一帯の港を管理する県は「貨物船が停泊して荷物を積み降ろす妨げになる」として、岸壁に転落防止のための柵は設置していない。

ただし、2人が転落した岸壁のすぐ近くには多くの人が訪れる公園があり、今後も同様の事故が起きかねないとの懸念から、県は浮輪やハシゴを設置する対策を取ることを決めた。

事故は4月6日午前8時45分頃に発生した。

同市小松島町の岸壁から、障害福祉サービス事業所のスタッフの男性(65)と、利用者の男児が転落し、男性が死亡した。

小松島署によると、男児と男性が同時に海に転落した可能性があるという。

2人がいた岸壁には15センチ程度の車止めがあるだけで、転落防止用の柵は設置されていない。

岸壁は、徳島市から小松島市に至る徳島小松島港の「本港地区」と呼ばれるエリアにある。

徳島小松島港は1964年に、小松島港として国の海上輸送の拠点「重要港湾」に指定され、2000年に現在の名称となった。

死亡事故が発生した同市の岸壁は、主に貨物船や港湾工事に従事する作業船が利用。
その利用は毎年度、およそ800件にのぼる。

国土交通省港湾局や徳島小松島港を含め、県内12港湾を管理する県運輸政策課によると、旅客船が利用する港などの施設については、安全確保のため、同省の告示で転落防止用の柵を必要に応じて設置するよう規定されているが、貨物船が利用する港では同様の規定はない。

不特定多数の貨物船が利用する港湾に転落設置用の柵を設置した場合、柵が邪魔になってうまく停泊できず、「荷役の業務に影響が出る恐れがある」(県運輸政策課)として、一律に転落防止用の柵を設けていないという。

ただし、この岸壁から徒歩1分ほどの場所には、多くの人が訪れる「しおかぜ公園」がある。

かつてフェリー乗り場などがあったエリアに、市民の憩いの場を作ろうと県が00年に整備した公園で、小さな子ども連れや近所の人たちが利用。
転落した2人も、この公園を訪れていた。

事故後の先月下旬も、公園には多くの人が姿があった。

長男(3)らを遊ばせていた徳島市の主婦(28)は「公園にはよく訪れるが、子どもの足で行ける場所に海があり、目を離したら落ちてしまわないか、いつも心配。何か対策をしてほしい」と話した。

県運輸政策課の担当者は取材に「事故で人が亡くなっているが、転落防止用の柵の設置は港の性質上、やはり難しい」としつつ、人が海中に転落した場合に備え夏頃までに、現場の岸壁に浮輪やハシゴを設置するとしている。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20230525-OYT1T50131/

 

 

 

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202356167分にNHK首都圏から下記趣旨の記事が、解析画像の写真付きでネット配信されていた。

プールで子どもが溺れるなどの事故を防ごうと、AI=人工知能を使って、溺れているおそれのある人の動きを検知する技術を中央大学などのグループが開発しました。

この技術を開発したのは、中央大学研究開発機構の石川仁憲機構教授などのグループです。

グループでは、プールの中で頭が浮き沈みしたり水面をたたいたりするなどの、人が溺れる前の特徴的な動きや経験豊富なライフセーバーから聞き取ったリスクの高い状況などをAIに学習させ、プールサイドに設置したカメラの映像をAIがリアルタイムで解析する技術を開発しました。

AIは、人が溺れる可能性を検知すると監視員などのスマートウォッチに自動で通知するということで、迅速な救助につなげることができるということです。

また、過去に起こったプールでの事故をふまえて、プールの中に設置された遊具や台などの下に人が潜り込んだり、浮き輪がひっくり返ったりといった、事故につながる状況も検知できるということです。

グループでは今後、さらに実証実験を行い、学校などに技術提供できるよう開発を進めるということです。

石川機構教授は、「監視員を配置した上で、万が一のサポートとしてAIを使ったシステムは有効だと考えている。子どもたちがプールを楽しめるよう安全な環境作りのために活用してほしい」と話しています。

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20230506/1000092168.html

 

 

 

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202357157分にYAHOOニュース(ワールドジェットスポーツマガジン)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

【ボートから落水した釣り人、自動膨張式の救命胴衣が膨らまずに死亡】

今月5日、兵庫県明石市松江の沖合約3キロで、プレジャーボートを操船していた姫路市の70歳代男性が波に揺られて海中に落水。

40分後に、通報を受けた神戸海上保安部に救助されたが、搬送先の病院で死亡が確認された。

男性は「自動膨張式ライフジャケット」を着用していたが、ライフジャケットが膨らまなかったという。

この事故について、本誌編集部が海上保安部に「ライフベストが膨らまない事故は、他にもあるのか?」と質問をしたところ、「統計的な数字に関して、即答は出来ない」との答えだった。

 

【ライフジャケットの形状は主に2種類】

ライフジャケットにもいろいろ種類があるが、代表的な形状は、浮力体に発泡プラスチックなどを使っている「固型式」と、浮力体として炭酸ガスなどを使用する「膨脹式」の2種類だ。

今回の事故で着用していたのは、「膨張式のライフジャケット」である。

「固型式」は、もともと浮力体がライフジャケットに入っているので、着ているだけで浮力が得られる。

しかし、浮力体が厚いので着用するとかさばるし、折りたためないので収納時もかさばる。

10人定員のボートなら、10着分の収納スペースが必要になる。

「膨張式」は中にボンベが入っていて、作動すると内蔵の気密袋にガスが充填され膨らむ。

膨張方法としては、水に浸かると自動的に膨脹する「自動式」と、紐を引くことで膨脹する「手動式」がある。

ジャケット自体が薄くて動きやすく、コンパクトでかさばらないのが特徴だ。

 

【「自動膨張式ライフジャケット」の誤解・メーカーは“100%自動で膨らむ”という保証をしていない】

自動膨張式ライフジャケットの"自動膨張機能"は、あくまでも補助装置とされている。

今回の事故のように自動で膨らまなかった場合は、手動式と同じようにヒモを引かないと膨らまない。

メーカーは「落水時に必ず膨張する」保証はしていないのだ。

ライフジャケットは法定備品なので、船舶検査時に膨張式ライフジャケットも検査対象となる。

検査の一例として、ボンベの重量を測定したり、口で膨らませて漏れがないか確認するが、膨張式は一度膨らませてしまうとボンベを交換しなければならない。

そのため、実際に水に浸けて“自動で膨らむかどうか”の検査は行っていない。

つまり、自分の持っている「自動膨張式ライフジャケット」が本当に膨らむかどうかは、実は誰にも分からない。

現在、神戸海上保安部が死亡した男性のライフジャケットを調査中である。

しかし、メーカー側からは「自動で膨らむ保証はない」という旨があるので、責任を求めることは難しそうだ。

 

【「どのライフジャケットを選ぶか」。それも自己責任である】

浮力体の入っている「固型式ライフジャケット」と、ボンベで膨らむ「膨張式ライフジャケット」、どちらを選ぶかは自己責任だ。

もし、船から落水したときに衝撃で気を失ったら、ヒモを引っ張れない。

落水してパニックになった子供に「自分でヒモを引け」といっても、それは無理な話だ。

「自動膨張式ライフジャケット」がキチンと機能してくれればいいが、今回の事故のようなケースもあるはずだ。

「自動膨張機能」は、“補助装置”という時点で、「自動で膨らまないことがあるかもしれない」と認識すべきである。

それを知っていると知らないのとでは、万が一のときの心構えが変わってくる。

メーカー側も、1年に1回は定期点検を依頼してほしいと呼びかけている。

これから本格的なマリンシーズンを迎えるにあたり、ライフジャケットは、「自分の命を預けるもの」という認識の上で、どのタイプを選ぶかを決めてほしい。

https://news.yahoo.co.jp/articles/128d15367c392690ebf9141e695bfb2fb451e300

 

571910分に同じYAHOOニュース(ワールドジェットスポーツマガジン)から、自動膨張式は浸水感知まで時間がかかることがあるので落水時は手動で作動させるように説明しているメーカーもあるなど、下記趣旨の補足的続編記事がネット配信されていた。

海上保安部に質問をした際、コメントのなかに、『自動で膨らまない“かもしれない”救命具の名称として「自動」を使うのはいかがなものか』とあったが、私もそう思う。

 

それより何より、この『自動で膨らまないことがある』という事実を"知ってもらう"ことが最優先事項だと思っている。

【「自動膨張式ライフジャケット」が膨らまないことでメーカーに責任を問うても、「記載してある」と言われる可能性が高い!】

「自動膨張式ライフジャケット」を非難するつもりはない。

国民の多くが「自動膨張式ライフジャケット」は自動で"膨らむ"と思っている、その事実に"警鐘"を鳴らしたい。

そして、膨らまないときは「引き手を引っ張る」ことを知って欲しい。

事実、今回の事故では自動で"膨らまず"に人が亡くなっているからだ。

 

【「自動で“膨らまない”ことがある」ことを知っておくのが大事】

通常、膨張式のライフジャケットは「引き手を引っ張る」ことで付属のボンベからガスを放出させ、浮力体を膨張させる仕組みになっている。

自動膨張式の装置には"水を感知する機構"が備わっていて、落水あるいは水が入ってきたことを自動で検知したときに、付属のボンベからガスを放出させ、浮力体を膨張させる仕組みなのだ。

手動式の「引き手を引っ張る」のと同じ構造である。

『落水時の姿勢や落ちた状況により、どうしても浸水するまでの時間にバラつきがでます。自動膨張機能はあくまでも補助的な機能とし、安全を素早く確保する意味で、落水時は手動にて引き手を引いて膨張させてください』と説明しているメーカーもある。

自動で膨らむのはあくまで“補助”的なものであって、それが絶対に膨らむというものではない。

メーカー側は、最初から「自動膨張を補助する機能が付いています」と書いている。

 

【ボンベキットの交換時期は?】

ボンベ自体に明確な使用期限はないそうだが、膨脹式救命胴衣に使用されている「カートリッジ」には、使用期限がある。

特に、水分を感知する部分は特殊な和紙でできている。
1
年も経つと、この和紙がカラカラに乾いてしまうので、水分を感知しにくくなるそうだ。

最悪の場合、ライフジャケットが膨脹するまで30秒以上かかってしまうケースもある。

一度膨らませてしまったり、カートリッジの使用期限が切れた膨張式ライフジャケットは、ボンベキットを取り替えれば何度でも再使用することができる。

付いているボンベの種類やメーカーによっても変わってくるが、交換を依頼しても5000円前後で新しいボンベキットにしてもらえる。

 

【どこのメーカーか分からない「激安ライフジャケット」に、自分の命を任せられるかは「自己責任」である】

本誌は水上バイクの専門誌なので、常日ごろから使用しているのは、国の認可を受けた“桜マーク”の付いた「TYPE D」や「TYPE F」と呼ばれる"固型式のライフジャケット"である。

浮力体に発泡プラスチックなどを使っているので厚みもあり、耐衝撃性や保温性も兼ね備えている。

このタイプは、水上バイクで使用するにはベストだ。

難点と言えば、とにかくかさばる。
折りたたむこともできないので収納にも困る。

そのため、一般的なボート遊びでは、かさばらず手軽に着れる「膨張式のライフジャケット」が人気なのも理解できる。

繰り返しになるが、「自動膨張機能」は、“補助装置”という時点で、「自動で"膨らまない"ことが"あるかも"しれない」ということを絶対に覚えておいてほしい。

膨張式のライフジャケットが悪いと言う気は全くない。

それを知っていると知らないのとでは、万が一のときの心構えが変わってくる。

これから本格的なマリンシーズンを迎えるにあたり、ライフジャケットは、「自分の命を預けるもの」という認識の上で、どのタイプを選ぶかを決めてほしい。

名の知れたメーカーでも自動で膨らんでくれない恐れがあるというのに、どこのメーカーかも分からない激安品の膨張式ライフジャケットに、自分の命を預ける勇気は私にはない。

https://news.yahoo.co.jp/articles/bee283035cf1dafe853c321f709b7c7351dbc4cf 

 

581947分にYAHOOニュース(ワールドジェットスポーツマガジン)からは、ライフベストは手動式だったが引き手を引いていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

この事故について本日、管轄の海上保安部より、「調査の結果、被害者の着用していたライフベストは“自動膨張式”ではなく、“手動膨張式”であった」と本誌に連絡があった。

さらに男性は、「ライフジャケットの“引き手を引いていなかった”」という答えだった。

死亡した男性は、恐らく海に投げ出された時点で、意識がなかったのだろう。

「引き手を引っ張る」ことが出来なければ膨らまないので、せっかくライフジャケットを着用していても意味がないことになってしまう。

手動式は、落水時に「引き手を引っ張って」"膨らませ"なければならない!

このコトを肝に銘じておいて欲しい。

・・・

https://news.yahoo.co.jp/articles/29a7fbedf157257eacfe3b2006214b1dc0391727

 

 

 

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2023425650分にYAHOOニュース(齋藤水難学会会長の寄稿文)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

【プール事故 なぜ、監視していても溺水を発見できないのか?】

答えは、溺水が一瞬のことだから。

そして、プールサイドから斜め下方向に見ても、沈んでいる人になかなか気づかないから。

だからといって、プールは危険かと言うとそうではなく、監視術を導入することによって事故をグンと減らすことができます。

【溺水は一瞬】

数ある溺水のパターンでもっとも多いのが入水の失敗です。

特にプールでの重大事故は入水直後に発生しています。

筆者の救助実績で最も多いのがプールで、130 cm前後の水深で、5歳児から7歳児の子供をよく救助しましたし、ぎりぎりで事故をよく回避したものです。

プールでの入水失敗は、走り飛込みによるものが群を抜きます。

飛込んだ先のプールが深ければ一瞬で、そのまま浮き上がってきません。

一瞬だから声も出せないし、手を振って「タスケテ」と知らせることもできません。

プールの深さというものがよく理解できない年齢の子供が、その子の身長と同じくらいのプールで溺水事故を起こす傾向にあります。

そして、水深がそう深いわけでもないので、大人は「安全だ」と思い込む傾向にもあります。

でも、子供の身長と同じ深さでは、呼吸するための口と鼻は水面よりも下になるので、ここに溺水の危険が潜んでいるのです。 

【沈んでいるのが、わからないのか?】

わかりません。

プールサイドに立って見渡して異常を確認できるのは、せいぜい足元の水底の情報です。

監視タワーに座って異常を確認できるのも、せいぜい足元の水底の情報です。

それこそ、目の前で人が沈んでいればわかりますが、そうでないから事故として顕在化するわけです。

プールに沈んでいた人の第一発見者は「すぐ近くで遊んでいた人だった」という話しは、よく聞くかと思います。

なぜ足元しかわからないかというと、プールの中の水の屈折率が空気の屈折率より高いためです。

光の屈折が悪さすると、陸上から斜め下方向にプールの底を見た時に、物も水底も全部浮き上がって見えます。

浮き上がって見えるということは、プールの底から水面に至るまでがぺしゃんこに見えて、言い方が悪いですが、お菓子のミルフィーユみたいに平坦なものが重なっているように見えて、見えているものが沈んでいるのか浮いているのか、それが人かプールの底の線なのか、よくわからなくなります。

その他、光の屈折は水面で光を反射するので、光って底が見えなくなりますし、波がたてば水底のものは歪んで見えてしまいます。

動画1に、その様子が全部うつっています。

動画1
水深1 mのプールの底に沈み、浮き上がってくる様子を陸上から観察。
光の屈折現象で、プールの底や人が浮き上がっているように見える(筆者撮影、18秒)

かくいう筆者でも、監視はじめの最初の5分間くらいは、動画の水底に写っているものが何かしっかりチェックしながら監視できるでしょうが、5分後にその集中力を保ち続けているか自信はありません。

因みに、学生時代には10年に渡ってプール監視の最前線で多くの修羅場を経験してきています。

では、プールサイドを歩き回ればいいのではないか。

その通りです。

プールには遊軍監視といって、歩き回る監視を付けることがあります。

とはいっても、25 mプールでも1周回れば5分くらいは時間がかかってしまいます。

5分くらい溺れた人がいることに気が付かずにいたら、結果的に「監視が不十分だったのではないかと」と言われかねません。

なぜなら、5分も水中に沈めば、その人の救命の機会は相当に低くなるからです。

【ではプールの安全はあって、ないようなものなのか】

プールでの溺水事故を見つけるのは、あまりたとえがよくないことをお許しいただくとして、流れ星を見つけるようなものです。

どこにいつ流れるかわからない流れ星を目をあちこちやりながら見つけるようなことをやってしまいがちです。

やがて流れ星が天のどこかに一瞬の光の筋を現わし消えるのでしょうが、その方向を見ていなかったら、その人にとって流れ星は「なかった」ことになります。

よく監視の留意事項で次のようなことを言われますが、見つからない流れ星を探す時の方策とどこか似ていたりします。

・プールの全体を見渡す場所でしっかり見る
・動きが止まった人に注意する
・光の反射で見づらくなったら監視位置を移動する

その一方で「流れ星はしし座の方向に1117日の夜によく見える」と観点を明確にしたらどうでしょうか。

一瞬の流れ星を見つけられる可能性がグンと高くなるのではないでしょうか。

それと同じで、監視の観点を明確にして実行できるようになれば、事故あるいは事故の前兆が見えるようになり、プールの安全性を高めることができるのです。

これを監視術と言います。

【監視術とは具体にどういうものか】

繰り返しますが、「観点」を明確にする監視の実技が監視術です。

多くの場面毎の実技がありますが、本稿では、次の実技を一つの例としてご紹介します。

それは入水指導です。

プールから入水する時には、プールに背を向けて足から静かに入水します。
具体例を動画2に示します。

動画2
入水方法の実技(筆者撮影、126秒)

この方法を子供に1回教えただけではダメです。
それでは単に授業です。

自分も含めて子供が入水する時に必ずこの入水方法で入水するように癖を付けます。
何回も何回も、入水の度に繰り返します。

でも、まだ監視術とは言えません。

そして監視術です。

子供がプールに近づいて入水しようとしたら、正しい方法で入水するか、大人あるいはインストラクターは必ず見てあげます。

しっかりと入水できたら「素晴らしい」と声を掛けてあげます。

手を抜いたら「もう一度やり直し」と声を掛けて正しい入水に導きます。

要するに、観点をおさえて子供に寄り添って行動を見てあげる、これが監視術です。

そうすれば、全ての入水に目が行きますし、子供も一生ものの安全を一つ手に入れることができるのです。

プールにて最も危険な年齢である5歳から7歳にかけては、特にこのように子供に寄り添って危険を排除するのです。

そして年齢ごとに相当する観点がありますので、その観点に沿ってそれぞれの監視術を展開していくことになります。

公営プールなど、一般に開放されているプールで監視員が実行する監視術には、また別の技術があります。

一方、スイミングスクールでは「水の安全を教える・確保する」ことがすべての基本ですから、子供たちひとりひとりに向き合って上述したような手間をかけた監視術を実行することになります。

【おわりに】

監視術は、人の命を預かる技術です。

文章だけでは正確に伝えきれないので、実技を伴ってお伝えしなければなりません。

詳しくは、筆者までお問い合わせください。

スイミングスクールにて「入水指導を入水の度に行っているか」などの監視術チェック項目を保護者の皆様に見えるようにお知らせすれば、さらに安心してお子様をプールに預けることができるようになるのではないでしょうか。

https://news.yahoo.co.jp/byline/saitohidetoshi/20230425-00346993  

 

 

 

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HN:
魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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