2023年10月10日10時45分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午前5時50分ごろ、京都府宇治市宇治戸ノ内のユニチカ宇治事業所で「大きな噴射音がした」という通報が相次いだ。
京都府警宇治署や宇治市消防本部によると、「爆発音がした」「ジェット機のような噴射音が5分間ほど続いた」などといった通報が、それぞれに数十件寄せられた。
消防車9台が出動するなどしたが、原因は事業所にあるボイラーの配管の破裂とみられ、負傷者はいなかった。
交流サイト(SNS)では、大きな爆発音や事業所から上がる煙を撮影した投稿が相次いだ。
「空から白い浮遊物が降っている」「この世の終わりかと思った」との声もあった。
ユニチカの担当者は産経新聞の取材に、「工場内の発電所のボイラーの配管が蒸気の圧力に耐え切れず破裂したとみられる。詳細な原因は調査中」と話した。
https://www.sankei.com/article/20231010-INYUWEO6XFPWRDVLOUAON6OZUQ/
2023年8月16日19時25分にYAHOOニュース(名古屋テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日夕方、愛知県春日井市にある工場で、ボイラーの配管が破損したとみられる事故がありました。
けが人はおらず、周辺の住民が避難する必要もないということです。
16日午後4時半すぎ、春日井市王子町の王子製紙春日井工場で「ごう音がする」などといった通報が20件以上相次ぎました。
消防によりますと、工場内の発電用のボイラーの配管が破損したとみられ、この事故によるけが人は確認されていないということです。
火や煙は出ておらず、周辺の住民が避難する必要もないということです。
ただ、蒸気が噴出して、駆け付けた消防が現場に近づけない状況が続きました。
蒸気の噴出が収まるのは、17日朝の見通しだということです。
警察と消防は事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b32f7c74452844fba27b891cc8f6cb05b88c05fb
(ブログ者コメント)
同工場では2日前に転落事故が起きたばかり。(本ブログでも情報提供スミ)
互いに関連性はないのだが・・・。
2023年6月14日20時3分にYAHOOニュース(新潟テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
化学製品メーカー「デンカ」の糸魚川市にある工場で配管の切断作業中に爆発事故があり、 50代の男性作業員が死亡しました。
デンカの工場では、これまでボヤ騒ぎなども頻発していて、不安の声が上がっています。
事故があったのは糸魚川市の化学メーカー「デンカ」の田海工場。
14日午前9時半前、工場の関係者から「プラント内で小爆発があって、けが人が出ている」と消防に通報がありました。
近所の人 :
「バーンという音が聞こえたので、山の発破音かと思った」
屋外のプラントで配管の切断作業中に爆発が起きたとみられ、作業をしていた関連会社の社員・渡辺さん(56歳)が心肺停止の状態で病院に搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。
また、一緒に作業していた30代の男性と近くにいた40代男性の2人も巻き込まれ、耳の不調などの軽傷です。
糸魚川市内に2つの工場を持つデンカ。
今回事故があった田海工場とは別の青海工場では、4月に建物や工場内の製造プラントで相次いで小規模な火災が発生しました。
糸魚川市消防本部の緊急立ち入り検査では、全体で28カ所の軽微な改善を指導され、デンカは「再発防止策を徹底する」としていました。
こうした中、別の工場で起きた爆発事故。
近所の人 :
「火災が続いていることもあるし、地元の大企業ですからデンカは、これはよくないですよね」
警察は、爆発の原因を調べるとともに、業務上過失致死の疑いも視野に捜査を進めています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/90ad3abb58121a98c2e529bb8238be6d6d1b7352
6月14日19時4分にYAHOOニュース(新潟放送)からは、青海工場で起きた小規模火災などに関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
事故があった現場では、当時、複数の作業員が配管を切断する作業をしていたということです。
デンカをめぐっては4月、糸魚川市内の別の工場で製造プラントの設備の一部が焼ける火事があったほか、敷地内の排水溝にたまったガスが燃える火事もあり、糸魚川市消防本部が緊急の立ち入り検査を実施。
施設の維持管理について軽微な28か所の改善を指導していました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f0e45235e83616a205ea9ca9e93ef041c6ada002
6月16日17時18分に産経新聞からは、配管が破裂したとみられるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
新潟県警は16日、糸魚川市の化学メーカー「デンカ」の工場で会社員渡辺さん(56)が死亡した爆発事故で、渡辺さんの死因は胸部大動脈損傷だったと明らかにした。
県警によると、渡辺さんの体からは金属の破片が複数見つかった。
メンテナンス作業中だった配管が破裂したとみられる。
事故は14日、渡辺さんら協力会社の作業員がデンカの田海地区工場の屋外で、配管のメンテナンス作業に従事していた際に発生。
40代と30代の男性2人も負傷した。
https://www.sankei.com/article/20230616-JQD4IO5ZINNYPI26U6RHPAXDJU/
(2023年11月24日 修正1 ;追記)
2023年11月23日11時30分にYAHOOニュース(新潟テレビ21)からは、乾燥すると発火する物質(当該性質は事故後の調査で判明)が乾燥状態で配管内にあり、電動ノコ切断時の熱で着火したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
デンカは専門家らによる事故調査委員会を設置し、原因の調査を進め、22日にその中間報告として、原因を特定したことを明らかにしました。
報告によると、原因となったのは合成ゴムの原料となるクロロプレンモノマー(CP)と窒素酸化物(NOx)が結合した「CP-NOxダイマー」と呼ばれる化学物質で、湿った状態では発火の危険はありませんが、乾燥すると危険が増すといいます。
作業当時、配管内に付着した「CP-NOxダイマー」が乾燥した状態になっていて、配管を電動のこぎりで切断した際に、その熱で着火し爆発につながったと推定されるとしています。
また、「CP-NOxダイマー」が乾燥すると発火の危険があることは今回の調査で判明したということです。
デンカは再発防止対策として、CP-NOx ダイマーの管理を徹底し、協力会社の安全管理や、全社的な安全管理の強化を図るとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8bafad657c9451d5a0b100c4a77a598b0974b0c4
2024年1月12日付で上越タイムスからは、最終報告書が公表された、着火源から3m離れた場所で爆発した、当該部分には原因物質が多く付着していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
デンカ(本社・東京都)は11日、糸魚川市の青海工場クロロプレンモノマー製造設備で昨年6月、メンテナンス中の配管が破裂し協力会社の従業員1人が死亡、2人が負傷した事故について、事故調査委員会による最終報告書を公表した。
事故原因は、昨年11月の中間報告書でも示した、配管を通る「クロロプレンモノマー(CP)」と窒素酸化物(NOx)が結合した「CP―NOxダイマー(原因物質)」と特定した。
事故調は、原因物質が100度前後で発火することを突き止め、配管切断時に使った電動のこぎりの熱で原因物質が発火、爆発したと結論づけた。
事故で死亡したのは、電動のこぎりの作業者から約3メートル離れた場所で配管を支えていた協力会社の従業員。
作業場所と爆発箇所が離れている点については、配管内壁の上流側に付着していた原因物質に徐々に燃え広がったこと、爆発部分に原因物質が多く付着していたことを挙げた。
また、工事前に行われたドライ窒素を配管内に流入させる作業で原因物質が乾燥、摩擦感度などが高まり、危険が増したと指摘した。
最終報告書は、同社の安全に関する意識の低さを間接要因として指摘。
「長年事故がなかったことから、この設備は安全であるという『思い込み』があった」として、事故発生日の6月14日を「安全の日」として記憶するよう求めている。
事故調査委は昨年7月発足。
委員長を務める京葉人材育成会の中村昌允代表理事・会長をはじめ学識者ら外部委員4人、デンカの高橋専務ら社内委員4人の計8人で構成。
現地視察を含め計9回の会議を開き、調査を進めてきた。
https://j-times.jp/archives/47833
1月12日16時16分にYAHOOニュース(新潟テレビ)からは、水洗いによる液だれを防ぐためドライ窒素で配管内を乾かしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「CP-NOxダイマー」は乾燥すると発火の危険があり、作業当時、配管内に付着して乾燥した状態になっていました。
関係者は「CP-NOxダイマー」を湿った状態に保てば安全に工事が実施できるという認識があり、工事の前にあらかじめ配管の液抜きや水洗いをしていたものの、水洗いによる液だれを防ぐために、ドライ窒素で配管を乾かした結果、乾燥してしまい危険性が増したということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4771cc199cadc0fd8317ea685195d782ba1c53f4
※以下は、最終報告書の主要ポイント抜粋。
窒素で配管内を乾かしたのは液だれによる薬傷防止のためなどと記されている。
P6/66
<事故発生の経緯>
04:00頃 配管解体前準備の為、水洗を停止し、ドライ窒素にて水切置換開始
06:30頃 配管水切り終了し、窒素置換を停止
08:40頃 デンカから工事元請会社へ配管交換作業許可証を発行
09:00頃 工事元請会社・工事施工会社が現地の作業前ミーティング実施
その後、工事施工会社従業員が5C工程内タンクヤード内にて更新する配管の取り外し作業を開始。
配管の両端のフランジを開放。
配管をラックから取り出すために、配管の中央付近で切断に着手。
工事施工会社従業員のうち、1名が脚立上で配管を支え、1名がラック上でセーバーソー(電動のこぎり)を使用、1名が歩廊上で監督
09:05頃 配管破裂(爆発)が発生(事故の発生)
ブログ者注)p9/66に被災者3名の位置関係写真あり)
P13/66
4-1.調査結果のポイント
② 配管のセーバーソーによる切断箇所は爆発しておらず、爆発箇所は、当該切断箇所から約 2.9m離れたエルボ部付近で起きた(このエルボ部を支えていたと推察される工事施工会社従業員 A が被災)。
③ 当該爆発の着火源は、セーバーソーによる配管の切断時に発生した熱と推定する。
・切断時にその刃先は 150℃以上に発熱した。
・スケール(付着物)は、約 100℃になれば発火する。
④ 当該切断箇所から爆発箇所にかけての配管内にスケールが付着しており、爆発箇所において多く付着していたと推定されることから、約 2.9m離れたエルボ部で配管破裂事故が発生した。
P18/66
<過去の事故情報>
① 1994 年 DuPont 社事故
デンカは、1995 年頃、DuPont 社研究者から送付された書簡によりその事故の概要を知った。
その書簡は、保安技術に関して同業関係者への参考情報として送付されたもので、そこでは、DuPont 社において配管破裂事故があり、その原因物質が CP-NOx ダイマーであることが記載されていた。
今回の事故発生後、DuPont 社事故の詳細を調べたところ、1995 年8 月発行の Chemical and Engineering News において、DuPont社の研究者からの速報として、CP-NOx ダイマーの危険性を警告する記事が掲載されていた。
しかし、当時のデンカに送付された書簡や Chemical and Engineering News の記事からは、当該物質の構造や生成メカニズム等の詳細までは確認できず、今回のデンカでのプラントにおける配管内壁付着スケールの危険性を想定することは難しかった。
・・・
②2001 年デンカのインシデント
デンカ青海工場では、2001 年にクロロプレンモノマーと NOx の付加物と推察されるスケールが付着した配管が破裂したことがあった。
この事象は気相部でクロロプレンモノマー、NO ガス及び酸素が存在したことが発生原因であったことから、再発防止策としてクロロプレンモノマー蒸留塔のコンデンサ―冷却、及び真空装置の気密管理を強化した。
この結果、スケール類の生成・堆積を抑え込むことができ、この問題は解決したものと判断されていた。
加えて、過去より、今回の事故が生じたクロロプレンモノマー移送配管のような液相部において、クロロプレンモノマーと NOx の付加物が析出するといった事象がなかったこともあり、この情報を活用するには至らなかった。
P20/66
4.事故の直接原因
4-5.窒素流入による爆発物質の乾燥化
配管において、当日未明までに、配管水洗によりスケール(CP-NOxダイマー)を湿潤状態にした上、湿潤下における有機物の液だれによる薬傷(皮膚の炎症)を防止するため、ドライ 窒素を流入させていた。
事故以前は、スケール類は、一旦湿潤状態にすれば、湿潤状態が維持できていると考えられていた。
P22/66
4-7.着火源の特定と爆発のメカニズム
(1)セーバーソー切断時の刃先の温度(実証実験結果) 実証実験の結果、セーバーソー切断時に刃先が発熱し、刃先が中古品でも新品でも CPNOx ダイマーの発火温度である 100℃以上の温度に達することが判明した。
P24/66
(2)-2.配管のスケール付着状況とシミュレーションの結果の対比
配管の切断部より下流側は、事故後も内壁はきれいなステンレスであった。
セーバーソーによる配管切断部で着火し、爆発に至らなかったのは、その付近でのスケールの付着量が少量であったためと推定される。
図 18 では、配管におけるスケールの厚みの実測値と実測値を基に算出した推定値の対比を示す。
配管の切断箇所のスケールの厚みは薄く、爆轟には至らなかったと推定される。
一方、切断箇所から上流の配管ほどスケールの厚みが増し、破裂箇所(図 18中4m付近、スケール厚み約 1.2~1.6 ㎜)では破裂の可能性が十分あったと推定される。
P25/66
<結論>
① セーバーソーによる配管の切断時に発生した熱によって切断部付近の付着スケールが発火して、火炎が生じ、切断部付近に付着していたスケールが燃えて爆燃現象が生じた。
② 爆燃現象によって発生した火炎・圧力が、配管内の上流側に付着していたスケールに次々と伝播して、スケール量が増えるに伴って、火炎は大きくなり、エルボ部まで達した。
③ 配管の上流側(図 9、図 10)はスケールが多く堆積していたので、配管のエルボ部付近において爆発・配管破裂が起きた。
https://www.denka.co.jp/storage/news/pdf/1193/20240111_denka_omi_finalreport.pdf
2023年5月21日20時8分にYAHOOニュース(長崎国際テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午前、長与町の三菱重工長崎造船所の堂崎工場で機械が破裂する事故がありました。
付近の住民は「爆発がどかーんと(鳴った)」と話しました。
21日、午前9時45分頃、長与町の三菱重工長崎造船所堂崎工場で「機械が爆発して燃えている」と従業員から消防に通報がありました。
警察によりますと、工場内の機械が試験中に破裂。
40代の男性従業員がひざに軽いけがをし、工場の壁の一部などが焼けたということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/00aad181adcade2fa351e834b11b46f1523c5d8c
2022年12月21日19時17分にYAHOOニュース(FNN PRIME)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
トルコで、カメラに記録された衝撃的な映像。
事故は、タイヤ販売店で行われていた交換の最中に発生した。
スタッフの男性がタイヤに近づき、空気を入れようとしたのか、機械を差し込むと、突然タイヤが爆発。
男性は、吹き飛ばされた。
防犯カメラの画面は、一瞬にして、土ぼこりで真っ白になってしまった。
タイヤは、なぜ爆発したのか。
吹き飛ばされた男性は、「腐っていたので爆発したんだと思います。わたしも何をしたらいいのか、わかりませんでした。後ろに2メートル、高さ1メートルほど吹っ飛びました」と話した。
映像を確認すると、今回、爆発したタイヤは、ほかのタイヤと比べて、若干赤みがかり、色が違うようにも見える。
吹き飛ばされた直後、男性はどんな様子だったのかというと、すぐに立ち上がり、大きなけがはしていないようだった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/546922252d69b028ee7a09639a599ce293372c2f
(ブログ者コメント)
今回は無事だったようだが、本ブログでは、同じようにタイヤ破裂で2mほど吹き飛ばされ、地面にたたきつけられて死亡した事例を紹介したことがある。
『2018年10月22日 北海道平取町の自動車整備工場でトラック後輪の2タイヤ間に挟まっていた大きな石を除去後、点検しようとした際にタイヤが破裂し経営者が2m飛ばされて死亡(1報&2報)』
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/8981/
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9073/
2022年7月14日19時16分にYAHOOニュース(FNN PRIME)から、下記趣旨の記事が動画付きでネット配信されていた。
徳島・阿波市の県道を走る、ドライブレコーダー映像。
すぐ前をトラックが走っている。
すると、突然の破裂音とともに、歩道側に煙が吹き出した。
トラックが、そのまま走行していると、左側のタイヤが外れ、歩道の方にコロコロと転がっていった。
タイヤが破裂したのは、11日の午後1時前のことだった。
当時の様子について、トラックの後ろを走っていた男性は、「破裂するタイミングが、自転車を通り過ぎて、本当にまもなかったので、不幸中の幸いというか、本当に運がよかったなと」と証言する。
トラックのタイヤが破裂する直前の映像を見ると、歩道側に、自転車を運転する人の姿があった。
トラックのタイヤは、この自転車の横を通過した直後に破裂。
タイミング次第では、自転車を巻き込む事故につながっていたかもしれない。
トラックの後ろを走っていた男性:
「本当に何の前触れもなく、いきなりそういうことが起きるので、怖いなと思いましたね」
このあと、トラックは、近くの駐車場に止まり、事故の対応に当たったという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/864ef20df117f6c49e1cb829699dde3ee0ddd546
※上記報道はユーチューブでも映像配信されていた。
https://www.youtube.com/watch?v=vXdI71BBpD4
(ブログ者コメント)
タイヤ破裂による死傷事故は本ブログで何件も紹介してきたが、破裂する瞬間の映像を見たのは初めてだ。
あの勢いなら、真横に自転車がいたら吹き飛ばされていたことだろう。
2021年10月21日17時58分にNHK関西から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後2時ごろ、大阪・西区の「土佐堀1丁目交差点」で、通行人から「クレーン車のタイヤがパンクしてタクシーの乗客がけがをした」と消防に通報がありました。
警察官が駆けつけて現場を確認したところ、タクシーの乗客の男女2人が病院に搬送され、このうち1人はけがの程度は軽いとみられるということです。
クレーン車の運転手にけがはありませんでした。
警察によりますと、クレーン車が信号待ちをしていたところ、突然、左後ろのタイヤが破裂し、そのはずみで左隣の車線にいたタクシーの窓ガラスが割れたとみられるということです。
現場は交通量の多い、片側3車線の道路で、警察が詳しい原因を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20211021/2000052825.html
2021年8月12日12時13分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前7時前、湧別町上湧別屯田市街地の土木建設会社で、コンクリートミキサー車を洗うための水をためるステンレス製の高さおよそ90センチのタンクが破裂しました。
警察によりますと、この事故で、この会社に勤める遠軽町上白滝の金野さん(男性、70歳)が病院に搬送されましたが、まもなく死亡しました。
警察や会社によりますと、金野さんは当時、新品のタンクに空気を入れて水漏れしないかどうかなどを点検する作業を1人で行っていましたが、突然、ドンという大きな音がしてタンクが破裂したということです。
警察は事故当時の詳しい状況や死因について調べています。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20210812/7000037342.html
8月12日12時5分に北海道新聞からは、タンク底部の直撃を受けたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前7時ごろ、オホーツク管内湧別町上湧別屯田市街地の建設会社敷地内で、同管内遠軽町上白滝、同社社員金野さん(70)が、コンクリートミキサー車に搭載用のタンクの近くで倒れているのを同僚が発見し、119番した。
金野さんは全身を強く打ち、搬送先の病院で死亡が確認された。
遠軽署によると、タンクは直径65センチ、長さ90センチの円筒形。
金野さんはタンクに空気を入れ、タンクに穴が開いていないか調べる作業を1人でしていた。
同署はタンクが破裂し、タンクの底部が金野さんを直撃したとみて調べている。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/577531
(ブログ者コメント)
調べたところ、ミキサー車に搭載されている水タンクは生コン荷下ろし後にドラム内やシュート部などを高圧洗浄するためのものとのことだった。
ただ、新品だというのに気密テストをやっていた理由については、情報が見つからなかった。
気密テストはタンクを作った工場で済んでいると思うのだが・・・?
2021年4月14日20時12分にYAHOOニュース(沖縄テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日未明、那覇市の地下トンネルの工事現場で産業事故が発生し、作業員の男性が頭蓋骨を骨折する重傷。
嘉数記者『事故はこのあたりの地下トンネルの建設中に発生しました』
警察によると14日午前0時20分頃、那覇市赤嶺のトンネル工事現場で外壁を固める凝固剤を注入するための管が何らかの原因で破裂し、その破片が近くで作業していた男性の頭に直撃したという。
男性はヘルメットを着用していたが、頭蓋骨骨折の重傷で現在も治療を続けている。
警察は、男性と一緒に作業にあたっていた同僚などから話を聞くなどして、事故の原因を詳しく調べている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6a2bb76b33fd25bbdffb0d5fcf94bf6481311028
4月15日7時0分に沖縄タイムスからは、土砂にパイプを差し込んで注入していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午前0時半ごろ、那覇市赤嶺のトンネル工事現場で、「凝固剤が破裂し、男性が顔面を負傷した」と現場の作業員から119番通報があった。
作業員の男性(32)=糸満市=が頭蓋骨を折る重傷を負い、意識のない状態で本島南部の病院に搬送された。
豊見城署と那覇市消防本部によると、トンネルを延ばす工事中、土砂にパイプを差し込み、凝固剤を注入していたところ、何らかの原因でパイプが破裂したという。
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/738304
2021年2月25日14時46分にYAHOOニュース(神戸新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午前8時15分ごろ、兵庫県高砂市荒井町新浜2、神戸製鋼所高砂製作所内の試験施設でリチウム電池が破裂し、作業をしていた同社のグループ会社「コベルコ科研」の男性社員(37)が胸や腕にやけどを負い、別の男性社員(23)が喉の痛みを訴えた。
いずれも軽傷。
高砂署によると、2人は縦15センチ、横20センチ、厚さ1センチのリチウム電池の耐久試験をしていたところ、電池が破裂したという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8dd2851f2967f09ccab72a95f238f98b42a27731
2020年9月4日11時53分にYAHOOニュース(北日本放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午前、入善町の自動車などの修理工場で、ドラム缶に穴を開ける作業中、ドラム缶が破裂し、72歳の男性が死亡しました。
入善警察署によりますと、3日午前9時50分ごろ、入善町東狐にあるK商事の入善修理工場で、アルバイト従業員の加藤さん(男性、72歳)が倒れているのを、女性従業員が見つけて消防へ通報しました。
加藤さんは病院へ運ばれましたが、顔の骨を折り、外傷性くも膜下出血のため、およそ11時間半後に死亡しました。
警察は、加藤さんが1人でガスバーナーを使ってドラム缶に穴を開ける作業中、ドラム缶が破裂したとみて、事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0e612b71f4cc8978a19589bcca7e603c9e5d8b5b
(ブログ者コメント)
以下は、映像の2コマ。
(2021年1月7日 修正1 ;追記)
2021年1月6日付で労働新聞からは、缶内の油類に着火・爆発した、空中に飛びあがったドラム缶が顔面に激突したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
富山・魚津労働基準監督署は、危険防止措置を講じなかったうえ無資格者にガス溶断を行わせたとして、自動車分解整備事業のK商事㈱(富山県黒部市)と同社入善修理工場の工場長を労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置)違反などの疑いで富山地検魚津支部に書類送検した。
爆発したドラム缶が労働者の顔面に激突し、死亡する災害が発生している。
災害は令和2年9月3日、富山県下新川郡にある同社入善修理工場で発生した。
労働者は空きドラム缶を加工するため、ガス溶断作業を行っていた。
缶内の油類に着火・爆発し、空中に飛び上がったドラム缶が労働者に激突した。
労働者は…
(以下は有料)
https://www.rodo.co.jp/column/99749/
2020年5月13日16時59分にNHK神奈川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午後1時半ごろ、海老名市中央にある「ダイエー海老名店」で、屋外に置かれている高さがおよそ4メートル、幅が9メートル、奥行きが7メートルほどある貯水槽が突然、破裂し、めちゃめちゃに壊れました。
警察によりますと、この事故で、中にためられていた大量の水が勢いよく周囲にあふれ出し、近くの駐車場のフェンスが水圧でなぎ倒されたほか、止まっていた車3台が押し流されて互いにぶつかり、ドアミラーが壊れるなどしました。
けが人はいませんでした。
店側によりますと、貯水槽の容量は150トンで、入っていた水の量は分からないということです。
13日は貯水槽やその周辺で作業などは行われておらず、警察が破裂した原因や詳しい状況を調べています。
現場は、小田急小田原線の海老名駅のすぐ近くの商業施設などが集まる場所です。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20200513/1050010184.html
(ブログ者コメント)
破裂したという点から考えると、圧力をかけて水を送り出すタイプの貯水槽だったのかもしれない。
以下は、映像の4コマ。
前の2コマでは、あふれ出した水が駐車場の方に向かってきている。
2020年4月12日8時40分に福島民友から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午後2時ごろ、会津若松市、R貨物自動車で、タイヤとタイヤホイールの組み入れ作業をしていた同市、同社社員、男性(50)にタイヤホイールのリングが当たり、50歳男性が死亡した。
近くにいた同市、同社社長、男性(68)も肩にけがをした。
会津若松署によると、50歳男性は作業場でクレーン車用新品タイヤとホイールの組み入れ作業をしていた。
タイヤホイールを固定するリングが外れて吹き飛び、頭に当たったとみられる。
同署は労災事故として原因を調べている。
https://this.kiji.is/621854476326159457?c=39546741839462401
4月12日11時19分に読売新聞からは、タイヤに空気を注入中にタイヤが破裂したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午後2時頃、福島県会津若松市門田町中野の運送会社「R貨物自動車」で、新品タイヤ(直径約1・3メートル)に空気を注入中に突然、タイヤが破裂。
ホイールリングが吹き飛んで、頭に直撃した社員の同市城東町、渡辺さん(男性、50歳)が死亡し、社長の男性(68)が右肩を打撲した。
会津若松署が事故原因を調べている。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200412-OYT1T50084/
(2020年8月11日 修正1 ;追記)
2020年8月11日に労働新聞から、破裂危険防止器具を使っていなかった、社内で安全教育は行われていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福島・会津労働基準監督署は、タイヤの空気充てんの際の危険防止措置を怠ったとして、道路貨物運送業のR貨物自動車㈱(福島県会津若松市)と同社代表取締役を、労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置等)違反などの疑いで、福島地検会津若松支部に書類送検した。
タイヤの空気圧が漏れて吹き飛ばされ、労働者1人が死亡している。
災害は今年4月11日、同社の本社内作業所で発生した。
労働者と代表取締役は、数人の従業員とともに、移動式クレーン用のタイヤの組立てを行っていた。
労働者がタイヤを跨ぎ、空気圧縮機で空気を充てんしていたところ、漏れた空気圧でタイヤとホイールリングごと吹き飛ばされた。
労働安全衛生法では、空気圧縮機を用いる際にタイヤの破裂等による危険を防止するための器具を使用させなければならないとしているが、同社はこれを怠っていた疑い。
危険防止器具を使用しない作業は、普段から行っていた。
労働者は50代男性で入社4年目だったが、安全教育を受けていなかった。
死亡した労働者以外にも、社内の安全教育は行われていない。
https://www.rodo.co.jp/column/93321/
(ブログ者コメント)
破裂危険防止器具とは、具体的に何だろう?
調べてみると、「職場の安全サイト」に、圧力調整装置や安全囲いであるらしいと読み取れる記述があった。
以下は当該記事。
『労働災害事例;タイヤに空気を充填し移動させたときに破裂し激突される』
「発生状況」
この災害は、ダンプカーのタイヤに空気を充填した後、そのタイヤを移動させようとしたところ、タイヤが破裂し、飛び跳ねたタイヤが激突したものである。
災害発生日、被災者は、午前中から、ダンプカーを運転し、採石場と工事現場を繰り返し往復して採石を運ぶ作業を行っていた。
そして、夕方に作業を終え、事業場に戻った。
このとき、後輪の8本のタイヤのうち、1本がパンクしていたため、タイヤを外し、修理を行った。
修理後、エアーコンプレッサーを使い、タイヤに空気を充填させた。
その後、タイヤをダンプカーに取り付けるため、タイヤを転がして運ぼうとし、横になっているタイヤを立てようとしたところ、チューブが破裂し、その勢いで、タイヤが飛び跳ね、被害者の頭に激突した。
「原因」
この災害の原因としては、次のようなことが考えられる。
1 危険空気圧を超えて空気を充填したこと
減圧弁等の圧力調整装置が取り付けられていないため、エアーコンプレッサーから空気を直にタイヤに充填をした。
また、パンク修理やタイヤ組み替えは、通常は、外注しており、被害者は、タイヤの空気圧の適切な値を知らなかった。
2 作業の禁止を徹底していなかったこと
パンク修理などは、外注することとなっていたが、軽微な作業などは黙認されており、禁止が徹底されていなかった。
3 危険な作業を伴う機械の持ち込みを黙認していたこと
空気充填作業に用いたエアーコンプレッサー、タイヤゲージ、レンチなどの器具は、同僚が知人のガソリンスタンドが新しいものを購入し不要になったものを譲り受けたものであり、自宅には置くスペースがないため職場に置き、自分の所有する自動車のタイヤ交換等に使用していた。
「対策」
1 タイヤの空気充填を行う場合は、圧力調整装置を使用すること
タイヤに空気を充填する作業を行う場合は、タイヤの種類に応じて空気の圧力を適正に調節させる圧力調整装置を設ける。
また、タイヤの種類に応じた安全囲い等飛来を防止する器具を使用させる。
2 タイヤの空気充填を行う者に対して安全教育を行うこと
空気圧縮機を用いてタイヤに空気を充填する作業を行わせる場合は、特別教育を実施し、その記録を保存する。
なお、業務を外注する場合は、そのことを労働者に周知徹底する。
3 危険な作業を伴う機械の持ち込みを禁止すること
労働者が機械等を持ち込む場合は、その機械等を使用する作業の危険性を評価し、持ち込みの可否を決める。
2019年9月3日1時14分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午後6時5分ごろ、大阪府豊中市大黒町1の殺虫スプレー「キンチョール」で知られる大日本除虫菊の中央研究所で、「3階から出火した」と119番があった。
警察によると、鉄骨鉄筋コンクリート造りの5階建て研究所のうち、研究室約50m2が焼けたが、けが人はいない。
火は約1時間半後に消し止められた。
職員2人が研究室に入った際、「ボン」と音がして殺虫剤の保存庫の扉が飛び、次々と破裂音がしたという。
殺虫剤のスプレー缶が爆発したとみられる。
(共同)
https://mainichi.jp/articles/20190903/k00/00m/040/011000c
9月2日21時27分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午後6時5分ごろ、「金鳥」の商標で知られる大阪府豊中市大黒町の「大日本除虫菊」(本社・大阪市西区)の中央研究所で、職員の女性から「黒煙が上がり、爆発音が聞こえた」と119番があった。
消防によると、火は鉄筋コンクリートの建物5階のうち3階部分の約50m2を焼いたが、約1時間半後に消し止められた。
けが人はいなかった。
警察によると、社員が3階研究室で、殺虫剤の耐久性試験を行っていたところ、スプレー缶(450mℓ)が何らかの原因で破裂。
室内に置いてあった他のスプレー缶にも引火して爆発が発生したとみられる。
警察が詳しい原因を調べる。
https://www.sankei.com/west/news/190902/wst1909020027-n1.html
9月2日22時40分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午後6時すぎ、大阪府豊中市大黒町1丁目の殺虫剤メーカー「大日本除虫菊」の大阪工場で、「研究所内で爆発した」と従業員から119番通報があった。
警察によると、けが人はいなかったという。
警察によると、燃えたのは鉄筋5階建て工場3階の1室。
部屋には、殺虫剤の製品や試作品の缶が数10本あり、製品の経年変化を確認していたという。
工場の従業員らが部屋に入ったところ、置かれていた製品や試作品のふたが突然音をたてながら開き、中に入っていた殺虫剤から次々炎が上がったという。
同社は「金鳥」ブランドで知られている。
https://www.asahi.com/articles/ASM9272GZM92PPTB011.html
2019年7月18日18時45分にYAHOOニュース(北海道新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
きょう18日午前、青森市で流雪溝の工事中、送水管が破裂し、周辺の住宅や車に大量の砂利やアスファルトなどが飛び散り、一時、騒然とした。
▼近所の人は…
「ガス管なのか水道管なのかわからないですけど、爆発したんですよ。砂煙があそこまで上がって映画見てるような感じで」
きょう18日午前10時すぎ、青森市中佃1丁目の市道で流雪溝の工事をしていたところ、地下3mに埋められていた送水管の接続部分が破裂した。
この事故で砂利やアスファルトの破片が20m以上飛び散り、近くの住宅や車の窓ガラスが割れる被害があった。
また、消防によると、通行していて砂利などがぶつかった車に乗っていた高齢の女性1人が病院へ運ばれたが、けがはなかったという。
現場は住宅街の一角で、突然の破裂事故に、一時、騒然とした。
▼運転中被害にあった女性は…
「工事の中からバンってなんか盛り上がって来たと思ったら、もう降りかぶってたという一瞬の出来事で、自分も車横に持っていかれるような感じだった」
この工事は1か月前から行われており、作業員4人が水の代わりに空気を注入して送水管の空気圧を測定していた時に破裂したという。
警察が破裂事故の原因を詳しく調べている。
出典
『送水管破裂 大量の砂利飛び散る』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190718-00000412-rab-l02
7月18日19時8分にNHK青森からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午前10時すぎ、青森市中佃1丁目の市道で、道路の下を通っている雪をとかすための水を流す管を交換する作業をしていたところ、爆発が起きた。
この爆発で数mの範囲に石や土砂などが飛び散り、住宅の窓ガラスが割れたり車に傷がついたりするなどの被害が出た。
また、警察によると、現場近くを走行していた車の窓ガラスが割れ、乗っていた女性1人が病院に搬送されたが、けがはなかったという。
現場のすぐ目の前に住む62歳の女性は、「ガシャーンという音がして外に出たら、土ぼこりが舞い上がって、石が散乱していました」と話していた。
警察などによると、管の交換は、青森市から発注を受けた市内の建設会社が行っていて、当時は交換した新しい管に空気を流し、空気圧を測る作業をしていたということで、警察が爆発の詳しい原因を調べている。
現場は青森市立佃中学校から南西に300m離れた住宅街で、一時、付近の市道が通行止めとなった。
出典
『地中の管交換中に爆発 住宅被害』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20190718/6080005434.html
(ブログ者コメント)
〇新規に設置した管の気密試験を行っていた可能性が考えられる。
〇以下はNHKから放映されたタクシーのドラレコ映像。
〇以下は同じNHKの映像だが、管に破裂した様子は見られない。
接合部がスッポリ抜けたような感じだ。
2019年7月5日12時57分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午前10時35分ごろ、東京都中央区晴海の東京消防庁臨港消防署の旧庁舎で、廃棄処理中の発煙筒が破裂した。
同庁や警察によると、40代の男性隊員が右手にやけどなどのけがを負って救急搬送されたが、命に別条はないという。
建物などへの延焼はなかった。
事故当時、男性隊員は旧庁舎のごみの片付け作業をしていたといい、東京消防庁は何らかの原因で発煙筒が破裂したとみて、詳しい状況を調べている。
出典
『消防署で廃棄処理中の発煙筒破裂、男性隊員搬送 東京・晴海』
https://www.sankei.com/affairs/news/190705/afr1907050011-n1.html
2019年3月15日18時48分にNHK香川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午後1時半前、小豆島町草壁本町にあるの造船会社「K船渠」の社員寮から「爆発が起きた」と消防に通報があった。
警察と消防が調べたところ、木造平屋建ての寮の南側に横倒しで置いてあった直径1m45cmのタイヤが破裂していて、寮の窓ガラス2枚が割れ、外壁のタイルも幅1mにわたって剥がれ落ちたという。
当時、寮に人はおらず、けが人はいなかった。
造船会社によると、破裂したのはクレーン車のスペアタイヤで、少なくとも数年前から置いてあったという。
警察はタイヤが劣化して破裂したとみて、詳しい原因を調べている。
JAF=日本自動車連盟香川支部によると、保管されているタイヤが自然に破裂するのは珍しいという。
JAFは、原因については「どのようなタイヤなのかや現場の状況が分からないと詳しい原因はわからない」とし、「過去にタイヤの側面を縁石にぶつけるなどしていた場合、その影響で中のチューブが傷つくこともあるため、その部分が内圧に耐えられなくなり、タイヤが破裂した可能性も考えられる」と話している。
出典
『保管タイヤ 自然に破裂 劣化か』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/20190315/8030003280.html
(ブログ者コメント)
以下は映像の1コマ。
側面に大きな穴が開いているように見える。
2018年10月29日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/8981/
(2018年11月21日 修正1 ;追記)
2018年11月13日12時0分に北海道新聞電子版から、結構大きな石を取り除き点検しようとした時に破裂したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
日高管内平取町の自動車整備工場で先月、大型トラックのタイヤが突然破裂し、風圧で吹き飛ばされた男性社長(60)が死亡した。
2本の左後輪タイヤの間に挟まった石を取り除き、点検しようとした矢先の出来事。
破裂事故は全国で相次ぐ。
大型タイヤに潜む危険性を探った。
【2m吹き飛ぶ】
捜査関係者らによると、事故が起きたのは10月22日午後6時半すぎ。
日が暮れたころ、10トントラックの運転手が「後輪に石が挟まった」と、自動車整備業F自工に駆け込んだ。
既に従業員は帰宅後で、社長と運転手が作業に当たった。
後輪は、直径約1mのタイヤが左右2本ずつ。
左側の2本のタイヤの間にある約10cmの隙間に、ラグビーボールより一回り小さい石が挟まっていた。
運転手が専用の器具で除去後、社長がのぞき込んだ瞬間、内側のタイヤが破裂した。
整備工場の近くに住む男性は、「車のドアを思いっきり閉めたような大きな音だった」と語る。
約10分後に外側のタイヤも破裂した。
大型タイヤは、重さが約100kgもある。
社長は約2m吹き飛ばされた衝撃で全身を強く打ち、服がボロボロに破れた。
社長とともに同社を経営してきた双子の兄(60)は、取材に「気持ちの整理がつかない」と言葉少なだった。
【年間30件前後】
タイヤメーカーでつくる日本自動車タイヤ協会(東京)によると、パンクの修理や空気の充填など、整備中にタイヤが破裂する事故は、2015~17年に全国で毎年30件前後、死亡事故も年1件ずつ発生している。
トラック用のタイヤは1本当たり最大3.5トンの重量を支えるため、大気圧の約9倍、乗用車の約3倍に圧縮した空気を充填する。
これら外部からの重量と内圧に耐えられるよう、内部にスチール製のワイヤを網目状に張り巡らし、形を整えている。
ところが、石が挟まるなど無理な力がかかった状態で走行すると、タイヤがたわんで変形し、負荷がかかって細かな亀裂ができる。
今回の事故でも,挟まった石に黒いタイヤ痕があり、タイヤが強い力で変形した可能性がある。
大手タイヤメーカーの広報担当者は,一般論として「タイヤの側面は接地面に比べて強度が低く、変形すると亀裂が徐々に広がり、破裂につながる恐れがある」と指摘する。
タイヤの損傷は外から分かりにくく、プロでも瞬時に判断するのは難しい。
【衝撃と戸惑い】
今回のように、異物を取り除いた直後に破裂した事例はあまりなく、関係者に衝撃と戸惑いが広がった。
日高管内の整備会社で10年の経験を持つ担当者は、「異物除去の際は、通常の点検や交換の時と同じく、タイヤの空気圧を徐々に減らすしか破裂を防ぐ対策はないのでは」と語る。
一方、タイヤ協会は、空気を充填する際の事故防止策として、万一、破裂した際の飛散を防ぐため、タイヤの周りを金属製の安全囲いで覆って作業することなどを推奨している。
プチプチといった異音が聞こえたら亀裂が広がっている可能性があるので、直ちに作業を中止して避難するよう、整備工場向けの安全ニュースなどで呼びかけてきた。
捜査中で事故原因に関する情報が少ない中、タイヤ協会の大山・道支部長は、「一層の注意喚起を図りたい」と話す。
北海道トラック協会(札幌)も、事故の3日後、加盟約2800社に文書で注意を促した。
出典
『大型車タイヤ 破裂の危険 平取の事故 強度低い側面で傷拡大か』
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/247609
2018年10月23日15時10分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午後6時40分頃、北海道平取町振内町の自動車整備会社「F自工」の工場で、同社社長の滝さん(男性、60歳)が、破裂したトラックのタイヤの風圧で約2m飛ばされ、アスファルトの地面にたたきつけられた。
滝さんは病院に搬送されたが、約2時間後に死亡が確認された。
警察の発表によると、滝さんは同町に住むトラック運転手の依頼を受け、10トントラックのタイヤの交換作業をしていた。
左後輪の内側のタイヤ1本が破裂したといい、警察で原因を調べている。
出典
『交換中にタイヤ破裂、風圧で2m飛ばされ死亡』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20181023-OYT1T50087.html
10月23日0時45分にNHK北海道からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午後6時半ごろ、平取町振内町の自動車整備工場で、経営者の男性が、持ち込まれた10トントラックを客の男性と一緒に点検していたところ、後輪の車軸の左側に重ねて取り付けられたタイヤ2本が相次いで破裂した。
2人は破裂の衝撃で吹き飛ばされ、このうち工場の経営者で、近くに住む瀧さん(60)が体を強く打って死亡した。
警察によると、客の男性は破裂したタイヤ2本の間には石が挟まっていたと話しているということで、警察が事故との関連を調べている。
出典
『整備中にタイヤ破裂し男性死亡』
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20181023/0005062.html
(ブログ者コメント)
挟まっていた石が原因?
しかし、過去に千枚通しなどによるタイヤパンク犯行が報じられた際、大きな音がしたとか犯人がケガしたという話は、聞いた覚えがない。
石が原因だったとすれば、瞬時に開いた面積が大きかったため・・・ということだろうか?
車のタイヤを交換中、あるいは空気注入中にタイヤが破裂し作業員が死亡した事故は、、本ブログでも過去に、甲賀市や沼津市の事例などを紹介スミ。
それらの情報以外、今回の事例を機に調べ直した結果、以下の情報も見つかったので、併せて紹介する。
(2015年3月16日15時0分 産経新聞west)
滋賀県甲賀市のガソリンスタンドで昨年末、空気を入れていた大型トラックのタイヤが突然破裂し、作業をしていた店員が風圧で死亡する痛ましい事故が起きた。
まさかと思われるかもしれないが、実は、空気充填中のタイヤ破裂は過去5年間で少なくとも5件は発生し、3人が死亡する非常に危険な事故だ。
特に大型車のタイヤが破裂した場合は、「手榴弾並みの恐ろしさがある」と指摘する関係者もいるほど。
扱いを一歩間違えればとんでもない“凶器”になりかねない「タイヤ」と、どう付き合っていけばいいのか・・・。
【強い風圧で2mも飛ばされて・・・】
「ドーン!」
昨年12月22日夕、甲賀市水口町の国道1号沿いにあるガソリンスタンドで、大きな音が響き渡った。
副店長を務める男性従業員=当時(49)=が大型トラックのタイヤ(直径80cm)に空気を入れる作業をしていたところ、突然、破裂した音だった。
異常事態に気付いた別の従業員が駆けつけると、男性従業員は作業をしていた場所から2mも後方に飛ばされ、あおむけに倒れていた。
男性従業員は、すぐに病院へ運ばれたが、死亡が確認された。
死因は、胸に強い風圧を受けたことによる大動脈解離だった。
警察によると、破裂したタイヤは側面全体に細かな亀裂がたくさんあり、タイヤの強度が下がっている状態だった。
そこへ、高圧の空気を補充したため、破裂が起こったとみられる。
【「予見可能性」あるといえず、摘発断念】
死亡した男性従業員は、ガソリンスタンド勤務歴28年のベテラン。
労安法に基づく規則で、事業者は自動車タイヤの空気充填業務に従事する従業員に対して講習などの「特別教育」を行うよう義務づけられており、この男性も平成20年5月に受講していた。
ガソリンスタンドを経営する会社は、「当社の店舗でタイヤの破裂事故が起きたのは初めてのケース。恐ろしさは十分に認識しており、注意するよう呼びかけていたにもかかわらず起こってしまい、残念」と話す。
捜査に当たった甲賀署は、「ガソリンスタンドの敷地内は道路上ではないため、大型トラックの運転手も、運転手の会社も、道路交通法(整備不良)に問うのは困難」と指摘する。
同署は、労働災害で死亡した男性従業員の雇用主に対する業務上過失致死罪の適用も検討したが、「男性がベテランで、労安法に基づく講習も受けている。会社側に予見可能性があるといえず、断念した」と話す。
【破裂事故は年1回ペースで、死亡率も高い】
国内のタイヤメーカーでつくる「日本自動車タイヤ協会」によると、空気充填作業中のタイヤ破裂事故は、「補充」作業に限ったデータでみると、平成22~26年の5年間で5件発生している。
実に、年1回は起きている計算だ。
このうち人身事故は4件で、3人が死亡している。
平成22年1月、山形県河北町の建設会社で、除雪作業の準備のため、従業員ら3人が除雪作業車のタイヤ(直径1.4m)に空気を入れていたところ、タイヤが破裂。
男性1人が胸に風圧を受けて、間もなく死亡。
別の男性も胸に軽傷を負う惨事になった。
同年11月には、北海道室蘭市の運送会社でも、トレーラーのタイヤ(直径90cm)が空気充填中に破裂し、作業をしていた男性運転手が強い風圧を受けて、胸の出血性ショックで死亡した。
また、補充中ではなくタイヤ組み替え時の充填作業だったため、前出のデータにはカウントされていないが、25年4月にはさいたま市北区の陸上自衛隊大宮駐屯地でも、パンクによる死傷事故が起きている。
隊員2人が大型トラックの整備をしていた際、新たに組み替えたタイヤ(直径1.2m)に空気を充填していたところタイヤが破裂して、風圧が2人を直撃。
女性隊員が死亡し、男性隊員が重傷を負っている。
ある運送会社の関係者は、「大型車のタイヤになると非常に高圧で、破裂すると風圧も強烈。手榴弾に匹敵するほどだ」と話す。
【ゴムは劣化する・・・目視だけでは難しい】
いったい、タイヤ破裂事故を防ぐにはどうすればいいのか・・・。
日本自動車タイヤ協会技術部の柴田さんによると、タイヤが破裂するのは、タイヤの劣化や損傷が大きな原因にあげられる。
タイヤはゴムだけでなく、ワイヤーや繊維などが組み合わされた複雑な構造を持つ。
「低圧状態で走行を続けていると、タイヤ内部の『骨格部分』がダメージを受け、高圧の空気を充填した際に、傷を受けた部分が耐えきれずに破裂する」と解説する。
それだけに、走行前にタイヤのチェックは欠かせない。
「まずは目視。タイヤの接地面がへこんでいたり、タイヤの側面に傷があれば要注意。ただ、目視だけでは異常が確認できないケースも多い」という。
そのため、月1回はタイヤ内の空気圧を点検する必要がある。
タイヤのバルブにエアコンプレッサーの注入口を差し込んで計測する。
通常は、高くて乗用車で280kPa、トラックの場合は800~900kPaで、「半分以下になっていたら、非常に危険な状態。そんな場合は空気を入れずに、タイヤ販売店に相談してほしい」と話している。
また、タイヤのすり減り具合に注意を払うのは当然のことだが、ゴムは時間とともに劣化していく素材。
各メーカーとも、たとえ走行距離が多くなくても、使用開始後5年が過ぎたら定期的にタイヤを点検し、10年以上は使用しないよう呼びかけている。
普段はあまり気にしないタイヤだが、一度、クルマの“足元”を見つめ直してみては・・・。
『実は「手榴弾」並みの恐ろしさ…空気充填中のタイヤ破裂事故「年1回発生」の衝撃事実』
https://www.sankei.com/west/news/150316/wst1503160002-n1.html
2018年10月14日1時58分に読売新聞から、以下の記事がネット配信されていた。
13日午後3時15分頃、福岡県小竹町御徳の工場から「爆発事故で人が倒れ、意識がない」と119番があった。
消防によると、酸化マグネシウムを製造するタンクが爆発し、近くで作業していた男性従業員1人が搬送先の病院で死亡した。
死因は胸部大動脈損傷だった。
消防や県警によると、タンクは高さ約10メートル、直径約5メートル。
マグネシウムに水蒸気を当てて酸化マグネシウムを製造していたとみられる。
現場には、死亡した男性のほかにも複数の作業員がいたが、けがはなかった。
県警が爆発の原因を調べている。
出典
『酸化マグネシウム製造工場でタンク爆発1人死亡』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20181013-OYT1T50063.html?from=ycont_top_txt
10月14日付で日本経済新聞からは、産廃処理会社の工場だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午後3時10分ごろ、福岡県小竹町御徳の産業廃棄物処理会社「F開発」の工場内にあるタンクが爆発した。
火災は起きていない。
現場は、JR筑豊線小竹駅から約1km離れた、事業所や工場が点在する地域。
出典
『産廃工場爆発、男性1人死亡 福岡・小竹』
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO36471290U8A011C1CC1000/
10月14日15時47分に産経新聞からは、タンクは試運転中で死亡したのはタンクを納入した会社の社員だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は14日、死亡したのは静岡県富士宮市泉町の会社員、山口さん(男性、45歳)だったと発表した。
死因は胸部大動脈損傷。
警察によると、山口さんが酸化マグネシウムを製造するタンクを試運転していたところ、タンク内で水素爆発が起こったという。
山口さんはタンクを納入するために小竹町に出張中だった。
出典
『死亡は静岡の会社員 福岡のタンク爆発事故』
https://www.sankei.com/affairs/news/181014/afr1810140012-n1.html
10月14日15時57分にNHK北九州からは、タンクは導入されたばかりだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
亡くなった山口さんは、工場を所有する会社とは別の静岡県内の会社に所属していて、当時は試運転中だったタンクの動作確認を担当していたという。
このタンクは導入されたばかりだったという。
出典
『爆発したタンクは試運転中』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20181014/5020001730.html
(2020年1月15日 修正1 ;追記)
2020年1月14日12時32分にNHK福岡から、タンクは直径2mで酸素パージしないまま試運転したため水素爆発を起こしたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
おととし10月、小竹町の化学工場で水素と酸化マグネシウムを作る直径2メートル、高さ6メートルのタンクが爆発し作業員の山口さん(45)が爆発で飛んできた配管にぶつかるなどして死亡しました。
警察によりますと、爆発の原因は、タンク内にあった酸素と水素が反応して起きた水素爆発だったということです。
この会社では、タンクを稼働させる際に、爆発を防ぐための安全対策としてタンク内部の酸素を減少させることが決まっていましたが、この対策を怠ったことで爆発が起きたということです。
当時、現場には7人の作業員がいましたが、警察は、酸素を減少させる安全対策の担当者だった54歳の現場責任者を業務上過失致死の疑いで書類送検しました。
警察の調べに対し、現場責任者は容疑を認めているということです。
https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20200114/5010006589.html
1月14日17時18分に日本経済新聞からは、タンクには安全装置が備えられていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福岡県警は14日、安全対策を怠ったとして、現場責任者だった下請け会社の男性役員(54)を業務上過失致死の疑いで書類送検した。
容疑を認めているという。
書類送検容疑は、18年10月13日午後3時ごろ、小竹町御徳の化学プラントで、酸化マグネシウムと水素を製造するタンクの試運転をした際、あらかじめ酸素を減らしておく措置を怠って水素爆発を起こし、作業中だった静岡県富士宮市の会社員(当時45)を死亡させた疑い。
また福岡労働局は14日、安全装置が備えられていないタンクを使用したとして労働安全衛生法違反容疑で、死亡男性が勤務していた富士宮市の「F・グローバル・ジャパン」と同社会長(54)らを書類送検した。
〔共同〕
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54369590U0A110C2000000/
(ブログ者コメント)
〇「タンクに備えられていなかった安全装置」とは何だろうか?
酸素濃度計?爆発放散口?
〇以下は、爆発当時の建屋が映されているNHK映像の2コマ。
(2020年3月30日 修正2 ;追記)
2020年3月30日付で労働新聞から、タンクに安全弁が備えられていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福岡労働局は、安全装置が備えられていないタンクを使用させていたとして、プラント設計・施工事業を営む6次下請の㈲F・グローバル・ジャパン(静岡県富士宮市)と同社会長および現場責任者である4次下請会社役員の計1社2人を労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置など)違反などの疑いで福岡地検飯塚支部に書類送検した。
平成30年10月13日、プラント内のタンクが爆発し、F・グローバル・ジャパンの労働者1人が死亡する労働災害が発生している。
同労働者がK酸化マグネシウムプラント内で酸化マグネシウムと水素を生成する反応試験を行っていたところ、試験中のタンクが爆発。
胸部や肺を打撲し、即死した。
爆発は風圧で扉を吹き飛ばす規模だったが、同プラント内で作業に従事していた他の7人の作業者らに怪我はなかった。
タ
ンク内には安全弁が備えられていなかったため、圧が抜けずに大きな爆発となった。
同社は労働者に対し、安全弁など安全装置が備えられていないタンクを使用させていた疑い。
https://www.rodo.co.jp/column/89368/
(ブログ者コメント)
普通の安全弁では爆発に対応できないことがある。
爆発放散口とかが設置されていなかったということだろうか?
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。