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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20227191423分にNHK青森から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

青森県六ヶ所村にある使用済み核燃料の再処理工場で、高レベルの放射性廃液を冷却する機能が一時停止したトラブルについて、事業者の日本原燃は、原因は、冷却用の水を循環させる配管の仕切り弁のバルブが、誤って閉じられた可能性が高いとする調査結果を明らかにしました。

六ヶ所村の再処理工場では、今月2日、高レベルの放射性廃液を保管するタンクの1つで、廃液を冷却する設備の機能がおよそ8時間にわたり停止し、日本原燃は、重大事故を防ぐ機能が喪失するなどした際の法律に基づく、「法令報告」に該当すると判断し、詳しい原因を調べていました。

日本原燃は19日午前、会見を開き、トラブルの原因について調査した結果を明らかにしました。

それによりますと、冷却用の水を循環させる配管は2つの系統があり、1つは工事中で、その配管の弁を閉じるよう指示された作業員が、誤って稼働している配管の弁のバルブを閉じてしまった可能性があるということです。

日本原燃の聞き取りに対し、この作業員は、稼働中の配管のバルブを閉めたことを否定しているということですが、バルブには表示が明確ではなく、どの系統なのか区別するのが難しい状態であることや、指示が口頭のみであったことなどから、日本原燃は、作業員が誤ってバルブを操作したと推定したということです。

このため、日本原燃は再発防止策として、担当者が識別しやすいようにバルブの部分にタグをつけるなどして、どの系統の配管なのかや、弁が開いた状態か閉めた状態かわかるよう表示することにしていて、今月末までにトラブルがあった建屋にある500か所あまりで対策を実施するとしています。

日本原燃は、こうした調査結果や再発防止策について、原子力規制委員会や県、それに六ヶ所村にすでに報告したということです。

再処理工場が立地する六ヶ所村によりますと、19日午前9時ごろ、事業者の日本原燃の担当者が村役場を訪れ、トラブルの原因などについて報告したということです。

戸田衛村長は、「本件は重大な事故につながるものと捉えており、誠に遺憾だ。日本原燃には、再発防止対策にしっかり取り組み、原因を見つめ直し、安全対策に万全を期すことを強く要請した。村としては住民の安心・安全が何よりも最優先であり、引き続き対応を注視していく」とコメントしています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20220719/6080016681.html 

 

7191926分に毎日新聞からは、切断中の配管から空気が出ていたので作業員は別室の監督の指示に従い仕切弁を閉めたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

日本原燃によると、作業員は2日、タンクに水を循環させて冷却する2系列の設備のうち、停止中の系列の仕切り弁を閉めるよう指示されたのに、誤って運転中の系列の弁を閉めたとみられる。

停止していた系列は安全対策工事中で、作業員は建屋内の一室で、配管の溶接作業に関わっていた。

日本原燃の調査に対し、切断していた配管から空気が出ていたため、別室の工事監督者の指示に従い、仕切り弁を閉めたと答えているという。

原燃は、指示した時間と、タンクにつながる配管の水の流量が低下した時間が一致していることから、作業員が弁を誤認したと推定した。

それぞれの弁が判別しづらいことも原因となったとして、表示を分かりやすくするなどの対策を講じる。

廃液は冷却機能を失うと沸騰し、放射性物質が拡散する恐れがある。

https://mainichi.jp/articles/20220719/k00/00m/040/329000c

 

※以下は日本原燃報告書からの抜粋。

(p6/22)

(3)当該仕切弁の識別の状況

当該仕切弁の識別の有無や周囲の状況、形状について調査を行った結果、 以下のとおりであった。

 ・弁のハンドル部に銘板(弁番号)があるものの狭隘のため視認しにくい状況であった。

 ・安全冷却水A系列とB系列で弁番号は異なっているが、系列の識別表示 (A系列/B系列)はされていなかった(添付資料-5)

 ・安全冷却水A系列の仕切弁(添付資料-6)の近傍にB系列の当該仕切弁があった(添付資料-7)

 ・安全冷却水B系列の当該仕切弁については、安全冷却水A系列の弁と操作ハンドルの形状が同じであった(添付資料-6)



(p7/22)

(3)当日の作業状況の調査

溶接作業に係る準備作業を行っていた作業員Aが配管から空気の流出を確認したため、電話で工事監督者に報告した。

これを受けた工事監督者は、供給槽保守第 2 室にある安全冷却水A系列の 2つの手動弁の閉操作を作業員Aに指示した。

これを受け、作業員Aは、1人で手動弁の閉操作を行った(添付資料-7)

https://www.jnfl.co.jp/ja/release/press/2022/detail/20220719-1.html

 

(ブログ者コメント)

「ハンドル部に銘板(弁番号)がある」と記されている件、定かではないが、一番上の写真でハンドルの真ん中付近、縦に小さく黒四角に塗られている部分かもしれない。

 


 

 

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20226281424分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

28日午前、東京・千代田区のビルで作業員4人が乗ったゴンドラが地上からおよそ15メートルの高さで動かなくなりました。

作業員のうち1人が熱中症とみられる症状を訴えて病院に搬送されたということで、警視庁などが詳しい状況を調べています。

警視庁と東京消防庁によりますと、28日午前11時半すぎ、千代田区丸の内のオフィスビルで「ゴンドラに作業員が取り残されている」と119番通報がありました。

警察官などが現場に駆けつけたところ、ゴンドラには男性作業員4人が乗っていて、ビルの3階部分、地上からおよそ15メートルの高さで動かなくなっていたということです。

4人は午後0時半ごろまでに救助されましたが、このうち20代の作業員1人が熱中症とみられる症状を訴えて病院に搬送されました。
意識はあるということです。

4人は28日朝からビルの窓の清掃作業を行っていましたが、午前11時前にゴンドラのスイッチが突然作動しなくなったということで、警視庁などは何らかの原因で故障したとみて詳しい状況を調べています。

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20220628/1000081500.html

 

628445分に日テレNEWS24からは、スイッチの故障が原因らしいという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

警視庁は、ゴンドラを上げ下げするスイッチが故障したことが停止した原因とみて、詳しく調べています。





https://news.ntv.co.jp/category/society/dce22ce6e7d04d809f3f7c67aa1725e6/ 

 

 

 

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202126120分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

兵庫県庁の本庁舎(神戸市中央区)で貯水槽の排水弁を閉め忘れたため約1カ月にわたって水道水が流れ続け、多額の水道料負担が生じていたことが6日、分かった。

 

通常時より余分に請求された金額は約600万円。

 

年間水道料の半額近くに及ぶ損害で、“水に流せぬ”事態となった。

 

同県によると、閉め忘れがあったのは県庁西館地下にある貯水槽。

 

一昨年の11月初め、管轄する神戸市水道局から「検針で水道の使用量がものすごいことになっている」と連絡があり、県庁内の複数の貯水槽を見回ったところ、西館貯水槽で漏水が起きていたことが判明した。

 

その1カ月前の10月初め、委託業者が年1回の点検で貯水槽内の水を抜き、清掃・消毒を実施。

 

終了後に底部の排水弁を閉じるのを忘れ、県側も最終的に見落としていたという。

 

貯水量は15トンで、使用分は自動的に水道水が補われる仕組み。

 

排水弁が開けっ放しだったため水がたまらず、水道水が補給され続ける事態となった。

 

流出分相当の水道代は約600万円。
通常なら2カ月分で平均200万円余のため、半年分を無駄にした計算になる。

 

県庁本庁舎の年間水道料は平成30年度が約1400万円だったが、令和元年度は約2100万円に増加した。

 

県はこれを受け、点検後の確認の徹底や異常な流量が発生していないか、月2回、水道メーターをチェックするなど、再発防止に取り組んでいる。

 

県は、「もちろん故意ではないが、水道代は税金であり、申し訳ない」としている。

 

https://www.sankei.com/west/news/210206/wst2102060005-n1.html 

 

 

29926分に朝日新聞からは、弁を閉める作業を引き受けた職員が閉め忘れた、その職員は半額を弁済した、流れ出た水は9000トンあまりだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

県管財課によると、外部業者が貯水槽内部を定期清掃した際、50代の職員が排水弁を閉める作業を引き受けたのに、失念したという。

 

貯水槽は一定量がたまると水の供給が止まる仕組み。

 

ただ、弁が開いていたため、総量9千トンあまりの水が流れ出たという。

 

県はいったん全額を税金で納付したが、監査からの指摘を受け、この職員に半額を請求し、すでに納付された。

 

管財課は「損害を出してしまい申し訳ない」としている。

 

再発防止のため県は、毎月2回の巡回点検を始めたほか、定期清掃時の職員の立ち会いを1人増やして2人態勢にしたという。

 

https://www.asahi.com/articles/ASP29328GP28PIHB00F.html

 

 

281335分にNHK兵庫からは、作業に立ち会った職員が「後で排水弁を閉めておく」と言ったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

清掃は、県の委託を受けた業者が行いましたが、立ち会った担当の職員が「あとで排水弁を閉めておく」と伝えたあと、閉めるのを忘れていたということです。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20210208/2020011968.html

 

 

281739分に産経新聞westからは、職員は「後(のチェック)は私が行う」と言って業者を帰した、300万円は判例などをもとに算出した金額など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

点検に立ち会った50代の男性職員が「あと(のチェック)は私が行う」と業者を帰しながら、排水弁を閉め忘れていたといい、県は職員の責任は重いと判断。

 

昨年11月に訓告処分にするとともに、裁判例などをもとに県が半額について職員個人に賠償を請求し、同年内に約300万円を支払った。

 

https://www.sankei.com/west/news/210208/wst2102080015-n1.html

 

 

28218分に神戸新聞からは、職員は「水をためる残りの作業をしておく」と伝えたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

委託業者が年1回の定期清掃をした際、立ち会った50代の男性職員が「水をためる残りの作業をしておく」と伝えたが、排水弁を閉め忘れた。

 

https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202102/0014065823.shtml#:~:text=%E7%B7%8F%E5%90%88-,%E7%9C%8C%E8%81%B7%E5%93%A1%E3%81%8C%E8%B2%AF%E6%B0%B4%E6%A7%BD%E3%81%AE%E6%8E%92%E6%B0%B4%E5%BC%81%E9%96%89%E3%82%81,%E4%BB%A3%EF%BC%96%EF%BC%90%EF%BC%90%E4%B8%87%E5%86%86%E6%90%8D%E5%AE%B3&text=%E5%85%B5%E5%BA%AB%E7%9C%8C%E3%81%AE%E8%81%B7%E5%93%A1%E3%81%8C,%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%9F%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E3%80%82

 

 

291711分にYAHOOニュース(AERAdot)からは、職員が300万円弁済したことに対する弁護士の見解などが、下記趣旨でネット配信されていた。

 

・・・・・

 

このニュースが報じられると、県には「職員がかわいそうだ」など、さまざまな声が寄せられたという。

 

ネット上でも、「職員は全額を賠償するべきだ」、「責任は組織にある」、「個人事業主のような扱いだ」などと、賛否が飛び交っている。  

 

果たして、ミスが確実にあったとはいえ、いち職員に対して、300万円を弁償させる判断は妥当なのか。

 

企業法務に詳しい弁護士法人「クローバー」代表の村松由紀子弁護士によると、使用者(会社)が被用者(従業員)に賠償請求できる根拠として、1976年の最高裁の判例がもとになっているという。

 

会社は損害を与えた従業員に対して、「相当と認められる限度の金額」の賠償を請求できるという最高裁判断だ。

 

村松弁護士は今回の兵庫県の対応について、「職員の加害行為がどのようなものか」、「県が予防措置を取っていたか」がポイントだと語る。

 

「職員については、閉め忘れという単純なミスで特に害意があるものではないという点。県の予防措置については、この職員ひとりで立ち会いをさせていたことや、1カ月後に水道局からの指摘があるまで水道メーターの異常に気づかなかったという点を考慮すると、300万円という金額は過大だと思います」  

 

さらに、村松弁護士は、県が請求額の参考とした裁判例の解釈にも疑問を呈した。  

 

兵庫県が参考にした裁判は以下のようなものだ。

 

争点のひとつとなったのは、東京のある都立高校でプールの排水バルブを閉め忘れたまま給水を行ったため、100万円余りの余分な水道代が発生したという過失に対して、教職員ら7人がそのほぼ半額を弁償したことの妥当性だ。

 

原告である都民は、独自に損害額を算定した上で「都は教職員らに全額を請求すべきだ」と主張したが、裁判所は「賠償額は半額を限度とするのが相当」と判断し、請求を棄却したというものだ。  

 

村松弁護士はこう語る。

「この裁判例は、《プールの排水バルブ閉め忘れにつき教職員らが損害額(水道料金)の半分を負担した》という点が似ているように思えます。

ただ、これは、その数年前に都内の学校でプール水の流失事故が起き、再発防止に努めている中で起きた事故です。

また、その損害額は100万円余りであり、負担者は教職員7名だったという点でも違いがあります」  

 

表面的には似ている事案に見えるが、社会的な背景も負担の度合いも、今回のケースとは異なるというのだ。

 

「一般企業で、単純なミスをした社員一人に300万円を請求することはまずありませんが、兵庫県の場合は、損失額を税金で支払うことについての県民感情も考慮して、金額を決定したのだろうと思います。

ただ、貯水槽の様子や水道メーターを数日後にチェックするなどの対応を県が取っていれば、ここまで大きな損失額にはならなかったはずです。

県民感情を考えると、『弁償なし』ということにはできないでしょうが、一個人に300万円を支払わせるというのは、乱暴ではないかと感じます」  

 

ミスは許されないとはいえ、仕事につきものでもある。

わが身に置き換えて考えると、怖い話だ。

 

https://dot.asahi.com/dot/2021020900063.html 

 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

211日朝の日テレワイドショーで、この事例が取り上げられ、以下のイラストを使って状況が説明されていた。

 

 

 

〇学校プールの排水栓や給水栓の閉め忘れ事例は本ブログでも何回か紹介したことがあるが、貯水槽事例は珍しい。

 

 

 

 

 

 

 

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2020116420分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

住人の身に覚えがないのに住宅の固定電話から119番が誤発信され、消防隊が出動する事案が秋田市内で相次いでおり、隊員らに困惑が広がっている。

 

市消防本部は9月、この事案を受けての質問状をNTT東日本に対し提出。

同社では原因究明に向け、調査を進めている。

 

市消防本部によると、今年度に入り4日現在で計9件発生。

これまで類似事案の発生は年間12件程度だったが、5月以降に急増している。

 

受信の時間帯は未明から夕方までと幅広く、受信した際に相手側の応答がなく、「ザー」「ガサガサ」という機械的な雑音が聞こえるのが特徴だ。

 

市消防本部では、119番を受信した際に問いかけをしても相手側に応答がない場合、一度電話を切って発信先の電話に本部側からかけ直している。

 

それでも、「話し中」となるなど、電話がつながらなければ、「無音119番」として扱い、何かが発生したという前提で消防隊を出動させている。

 

今回の9件の事案では、隊員が現場に駆けつけると、約半数は住人が不在中に119番が発信されていた。

住人の中には何も知らずに帰宅し、自宅周辺が騒ぎになって困惑を隠せない人もいた。

 

また9件のうち、510日と710日に発生した事案では、午前3時前後に119番を受信し、就寝中に消防隊が来て目を覚ました住人もいた。

 

510日の事案では、住人は「(119番の発信があった)電話の回線は今は使っていない」と答えていたという。

 

市消防本部指令課の阿部課長は、「夜中に急に起こされたり、休日に消防車や救急車が突然自宅に来たりするのは、住人にとってかなり不快なことだろう。場合によっては今後トラブルに発展しかねないという危機感はある」と話す。

さらに「何らかの原因で、ある特定の時間だけそういう現象が起きてしまっていると考えられる」とみる。

 

市消防本部は事案が相次いだことを受け、通信指令センター内の119番の受信装置を点検したが、異常は確認できなかった。

 

阿部課長は「個人的な印象だが、プッシュホンではないダイヤル式の黒電話など、比較的古い設備で多く発生しているのではないかという可能性を情報収集の中で感じている」と打ち明ける。

 

市消防本部では9月上旬、事案の発生の報告と技術的な指導を依頼する質問状をNTT東日本秋田支店に提出した。

支店は「消防本部側と連携し、当社の設備が起因かどうかも含めて現在調査中」としている。

 

 

【過去に青森でも】

 

類似事案は過去に青森市でも発生し、一時、話題になった。

 

青森地域広域事務組合消防本部によると、2014517日午前0時ごろ、八甲田山の別荘の固定電話から119番が発信され消防隊が出動。

 

しかし別荘は無人で、窓なども完全に施錠された状態だったという。

固定電話の受話器は置かれたままだった。

 

本部でNTT東日本側に問い合わせたところ、「電話回線の異常が強く疑われる」という回答があったが、明確な理由は今も分かっていないという。

 

本部の担当者によると、本部管内でも類似事案は年間12件あるが、「秋田市のように特定の時期に集中的に発生したことは過去にない」としている。

 

https://mainichi.jp/articles/20201105/k00/00m/040/287000c

 

 

 

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2020916200分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

16日午後3時半ごろ、兵庫県の姫路・西播磨地域で約10万世帯が停電した。

たつの市や宍粟市、相生市、兵庫県太子町で各1万世帯を超えるなど5市3町に及び、約1時間10分後に復旧した。

 

関西電力送配電によると、西播変電所(相生市)での作業ミスが原因という。

 

停電があったのは、たつの市=約3万3570世帯▽宍粟市=約2万590世帯▽相生市=約1万4200世帯▽太子町=約1万2050世帯-など。

 

同社によると、西播変電所では当時、電線の取り換え作業などをしていた。

 

作業終了後、安全対策の装置を取り外すのを担当者が忘れ、そのまま電気を通したためショートしたという。

 

この停電により、官公庁や病院などは非常用電源で対応し、信号機が動かなくなった交差点では警察官が誘導に当たった。

 

各市町などへの取材では、目立ったトラブルはなかった。

 

https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202009/0013700543.shtml

 

 

9161946分にNHK兵庫からは、本来オフに戻すべき安全装置をオンにしたまま通電したことが原因だという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

16日午後3時半ごろ、兵庫県西部で停電が起き、一時、▼たつの市▼宍粟市▼相生市▼太子町▼佐用町▼姫路市▼上郡町など広い範囲で、あわせておよそ9万6700戸が停電しました。


この停電で、宍粟市の県立国見の森公園では、園内を走るミニモノレールが一時止まり、非常用のドアから客を降ろす措置を取ったということです。


午後4時半ごろまでにはすべての地域で復旧し、関西電力が調べたところ、相生市の西播変電所で作業員が設備の調整を終えたあと、本来オフに戻すべき安全装置をオンにしたまま通電したため、停電が起きたことがわかりました。


関西電力は「作業員の確認ミスが原因だ。今回の停電により、お客さまをはじめ、多くの皆様にご迷惑をおかけしたことをおわび申し上げます」と話しています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20200916/2020009878.html

 

 

 

 

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20203171715分にNHK四国から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

愛媛県伊方町にある伊方原子力発電所で、ことし1月以降に相次いだ重大なトラブルについて、四国電力はそれぞれの原因と再発防止対策を盛り込み、「基本ルールの徹底という原点に立ち返る」などとした報告書を17日、公表しました。


伊方原発では、3号機の定期検査中だったことし1月、重大なトラブルが3件、相次いだため、四国電力は定期検査を中断して進めてきた調査結果の内容を17日、公表しました。


このうち原子炉の核分裂反応を抑える制御棒を引き抜いたトラブルは、制御棒の上げ下げに使う金属製の軸=「駆動軸」の内側に鉄の酸化物がたまった影響で十分な動作ができなかった結果、発生したとしています。


また、保管プールのなかで核燃料が点検用のラックの枠に乗り上げたトラブルについて、報告書では操作の難しさを作業員全員で共有できていなかった、などとしています。


さらに、点検中の停電で電源を失ったことについては、遮断機に付属する装置=「断路器」の一部がショートして壊れたことが直接的な原因だったと説明しています。


一方、一連のトラブルに共通する要因は見当たらなかったとしながらも、総括的に改善が必要な点として、軽微な気づきなどを収集し、反映させることが不十分だったことなど5つをあげ、発電所で働く1人ひとりが基本ルールの徹底という原点に立ち返るとしています。


四国電力の長井啓介社長は17日、この報告書を愛媛県の中村知事に提出し、改めて陳謝しました。

長井社長は、はじめに、「連続したトラブルで愛媛県や地域の方々に大変な心配をおかけし、改めてお詫び申し上げます」と陳謝しました。


技術面や組織面などでの原因や再発防止策について説明を受けた中村知事は、今後について、「県の原子力専門部会の専門家に厳しく確認してもらう必要がある。追加の要請が出てきた場合はすみやかに対応してもらいたい」と述べました。


終了後、中村知事は、「定期検査の再開など、今後に向けては専門家の厳しいチェックが必要だ」と述べました。


一方、長井社長は、定期検査の再開について、「県や町に理解してもらった上でのことで、スケジュールは全くの白紙だ」と説明しています。

 

https://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20200317/8000005946.html

 

 

318541分にNHK四国からは、設備の持つリスクの評価などが不足していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

・・・・・

 

四国電力は17日、原因などをまとめた報告書を公表し、4つのトラブルに共通する背景は見つからなかったものの、▽作業計画の確認や▽作業点検の振り返り、▽また、設備のもつリスクの評価などが不足していたと指摘しました。


その上で、現場の作業が適切に管理されているか、独立してチェックする新しいチームを品質保証部に設置するほか、教育訓練の強化など、あわせて5項目の再発防止策を示しました。

・・・・・

 

https://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20200318/8000005951.html 

 

 

3171942分に日本経済新聞からは、再発防止策の詳細について、下記趣旨の記事が改善策のポイント一覧表付きでネット配信されていた。

 

・・・・・

 

再発防止策は5項目ある。

 

具体的には、協力会社が定検の作業手順をまとめた作業要領書について、伊方3号機に関する約1100件を総点検した。

 

その上で144426カ所について、記載内容の充実などの修正を実施した。

 

伊方原発の品質保証課には4月、作業要領の内容や作業時期の妥当性を確認する専任のプロジェクトチームを設ける。

4人体制で効果を検証した上で、将来的な恒常化も見据える。

 

このほか、軽微な気づきなどを幅広く収集し、改善につなげるプログラムの本格運用を4月に開始する。

 

伊方原発では1月以降、3件のトラブルが相次いで発生した。

 

12日には3号機の原子炉容器で燃料を固定している装置をクレーンで引き上げようとした際、制御棒を誤ってつり上げた。

 

25日午後には送電線の不具合で停電が発生し、一時的に電源が喪失した。

 

今回の報告書では、これらの原因と再発防止策を盛り込んだ。

 

四国電は愛媛県の求めに応じ、副社長が務める原子力本部長を同原発に常駐させ、陣頭指揮に当たっている。

副社長の常駐については、当面の間、継続する方針だ。

 

トラブル続発を受けた社長を含めた責任者の処分については、今後の公開会合での議論結果などを踏まえて検討するとしている。

 

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56906320X10C20A3LA0000/

 

 

3172056分に読売新聞からは、全電源一時喪失トラブルの対応策など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

・・・・・

 

このうち1月12日、定期検査中の3号機で核分裂反応を抑える制御棒1本を誤って抜いた事案は、制御棒を引き上げる軸に鉄の酸化物が付着して滑り落ちた結果、誤作動が起きたと推定した。

 

規制委は、近く、同型の全国の原子炉で起きる可能性などを審査する。

 

同25日には、廃炉を決めた1、2号機で電気系統の試験中にショートし、定期検査中の3号機を含めた全電源を一時的に喪失した。

 

今後は、1、2号機の電気試験中、3号機と電気系統を分ける対策を行うという。

 

https://www.yomiuri.co.jp/national/20200317-OYT1T50306/ 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

各トラブルの内容は本ブログでも紹介スミ。

 

 

 

 

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2020219630分に琉球新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

宜野湾市上下水道局によると、18日午後3時半~4時にかけて塩素消毒をしていた長田第二配水池から、高濃度の塩素が含まれる水、約200キロリットルが市内一部の一般家庭などに流出した。

 

基準値が1リットル当たり1ミリグラム以下となるべき塩素濃度が、5倍の同5ミリグラムになった。

 

同日午後8時までに濃度は基準値内の0・6ミリグラムまで下がった。

午後9時半現在、水道局に健康被害などの情報は入っていない。

 

水道局は一時、配水池から水が供給される嘉数と真栄原、宜野湾、我如古、大謝名で水道水の飲用禁止を呼び掛けた。

5地域で約1万4400世帯、全市民の約3割に当たる約3万1300人が給水を受けている。

 

水道局は各家庭の貯水タンクなどに高濃度の塩素が残る恐れもあるとして、「違和感などがあれば問い合わせてほしい」と呼び掛けた。

水道局によると、配水池で内部と外壁の塗装工事を行っており、塗装工事の完了後、塩素を含んだ消毒液を配水池内に入れていた。

その際、流量調整弁の機械が故障し、消毒液が配水管に流れ出た。

 

当時、職員は配水池周辺で別業務をしており、機械室に滞在するなど、マニュアル通りの監視作業に当たっていなかったという。

水道局の島袋局長は、「深くおわび申し上げる。消毒作業などの工程手順の再確認を徹底させ再発防止に努め、安全安心な水道水の供給に万全を期して参る」とのコメントを発表した。

 

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1076548.html

 

 

2181859分に沖縄タイムスからは、消毒液が混入した水道水は胃液よりも高い酸性度だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

沖縄県宜野湾市上下水道局は18日午後4時すぎ、嘉数、真栄原、宜野湾、我如古、大謝名地域に住む計約1万4400世帯に対し、水道水を直接飲まないよう、防災無線を通じて呼び掛けた。

 

同日朝から長田第二配水池で塗装後の消毒作業を実施していたところ、機械の故障で消毒液が配水管へ流入したという。

 

午後3時半ごろに流入を確認して以降、塩素濃度は徐々に下がり、午後7時50分ごろ通常濃度に戻ったのを確認した。

 

流入した消毒液の塩素濃度は1リットルあたり最大5ミリグラム。

通常の約10倍、安全基準の約5倍に達した。

 

胃液よりも酸が強く、直接触った場合にかゆみや痛みを感じる可能性があるという。

 

消毒作業の際、機械の故障に備えて常時監視すべきだったが怠っていたといい、市上下水道局は「人的ミスで申し訳ない。水道水により体に違和感が出た場合は連絡してほしい」と話している。

 

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/536549

 

 

2191749分に朝日新聞からは、約20分間誤流入が続いたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

配水池のタンク内を18日に塩素で消毒していた際、機械が故障し、約20分間、タンク内の水が配水管に入ったという。

 

タンク内を消毒中の職員が気づいた。

 

https://www.asahi.com/articles/ASN2M5SQMN2MTIPE014.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇配水池に入れていた消毒液が、機械が故障することで、どのように配水管に入ったのだろうか?

フロー図などないか調べてみたが、見つからなかった。

 

〇以下は、宜野湾市HPに掲載されている長田第二配水池。

写真にあるタンクの内側と外側を塗装後、内側を消毒していたということかもしれない。

 

 

 

 

 

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20201281317分に産経新聞から、壁を貫通している窒素配管の写真付きで下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は28日、同日午前に鹿児島県の種子島宇宙センターで予定していた政府の情報収集衛星光学7号機を搭載したH2Aロケット41号機の打ち上げを、2月以降に延期すると発表した。

 

機体に窒素ガスを供給する地上設備の配管に穴が見つかり、原因究明や対策に時間がかかるため。

 

打ち上げ作業を指揮する同社の田村宇宙事業部副事業部長は、「打ち上げ中止となり、期待に応えられず残念。きちんと原因を究明して対策を講じ、打ち上げ成功に向けて全力を尽くしたい」と謝罪した。

 

同社などによると、穴は直径約5センチ。

配管は鉄製で、約30年前に建物の外に設置された。

同センターは海沿いにあるため、塩害による腐食が考えられるという。

 

ロケットの機体を発射地点まで移動させた後の27日深夜、機体の温度管理に使う窒素ガスの供給を始めたところ、急に圧力が低下。

配管内を窒素ガスが流れたことで穴が生じた可能性があるという。

 

昨年12月23日に配管を点検した際は、異常は見つからなかった。

 

配管の耐用年数は15年間で、その後も点検しながら使用。

背景には、同センターで問題視される施設の老朽化があるとみられる。

 

https://www.sankei.com/life/news/200128/lif2001280039-n1.html

 

 

27177分にNHK鹿児島からは、窒素配管が壁を貫通している部分に塩分を含んだ雨水がたまったため腐食したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

三菱重工業と設備を管理するJAXAは7日、南種子町の種子島宇宙センターで、打ち上げ延期の原因となった配管の腐食について会見を開きました。

この配管は、ロケットの温度調整に必要な窒素ガスを送り込むものですが、JAXAによりますと、配管が通る壁との隙間に塩分を含んだ雨水が長年にわたってたまり続け、腐食が進んで穴が開いたと説明しました。

配管は新しいものに交換され、異常がないことを確認したとしています。

JAXA射場技術開発ユニットの西平技術領域主幹は、「腐食は壁の内部から進んでいて、事前の確認は困難だった。今回の事態を踏まえて、点検のしかたを見直したい」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20200207/5050009277.html

 

 

202027 1941分にSankei izからは、腐食原因に関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

JAXAによると、建物に降った雨水が、潮風に運ばれた塩分を含みながら外壁を流れ落ち、その下にあった配管を長い時間かけて腐食させたという。

 

配管を交換し、センター内にある他の配管など約20カ所を補修した。

 

https://www.sankeibiz.jp/business/news/200207/cpc2002071941001-n1.htm

 

 

282223分に朝日新聞からは、つなぎ目に水が溜まりやすくなっていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

三菱重工業JAXAによると、外部施設の配管に直径5センチの穴があった。

雨水にさらされる場所で、つなぎ目に水がたまりやすくなっていた。

 

昨年12月の点検では異常は見つからなかったが、腐食は進んでいたとみられ、窒素ガスを流した際の圧力で穴があいたらしい。

 

配管約27メートルを新品に交換し、隙間は樹脂で埋めた。

配管にガスを流し、問題ないことを確認したという。

 

JAXAの西平・技術領域主幹は、「打ち上げ設備全体の老朽化というより、ここだけ腐食が進みやすくなっていた。今後の点検のやり方は議論していく必要がある」と語った。

 

https://www.asahi.com/articles/ASN2876C1N27ULBJ01C.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

産経新聞掲載写真を見ると、壁貫通部のシール材が見た目、凸凹になっている。

その凹んだ部分、あるいは壁との隙間に雨が溜まったのかもしれない。

 

 

 

 

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202012660分にNHK四国から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

25日午後3時40分ごろ、伊方原発で停電が起きるトラブルがありました。


すぐに非常用の発電機が作動するなどしたため、停電は解消しましたが、廃炉作業が行われている1号機と廃炉が決まっている2号機は3秒程度、定期検査中の3号機は10秒程度、電源を喪失したということです。


このトラブルで放射性物質が漏れるなどの影響はありませんでした。


非常用発電機が作動したのは、記録が残っている平成11年以降、初めてだということです。


当時、3号機では外部から電気の供給を受ける2系統の送電線のうち、バックアップ用の系統の安全装置に異常がないか点検が行われていて、突然、電気が遮断されたということです。


1号機と2号機もこの系統で外部から電気の供給を受けていたため停電につながったということで、四国電力は原因を調べています。


伊方原発では、ことしに入ってから、3号機で核分裂反応を抑える制御棒が誤って引き抜かれるなど重大なトラブルが相次いでいて、事態を重く見た四国電力は、3号機の定期検査を中断することにしています。

 

https://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20200126/8000005482.html 

 

 

126220分に毎日新聞からは、より詳しい下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

四国電力と愛媛県は25日、四電伊方原発(同県伊方町)で発電所内の送電線が遮断され、電源が一時喪失し、ほぼ全面停電したと発表した。

 

非常用発電機の起動などで約10秒以内に復旧しており、放射能の放出や漏えいはないとしている。

 

同原発で全面的な規模の停電が発生するのは初めてという。

 

201912月に3号機が定期検査入りして以降、トラブルが相次いでおり、四電は定検の作業を当面、すべて取りやめる方針。

 

四電と県によると、25日午後345分ごろ、3号機の定期検査の一環で、12号機の屋内開閉所(放射線管理区域外)の送電線の保護装置の点検をしていたところ、なんらかの原因で装置が作動し、送電線4回線が遮断された。

原因は不明で、今後調査する。

 

この影響で、12号機と、当時、作業のためにこの送電線から受電していた3号機が停電。

 

12号機は23秒後、別系統の送電線からの受電に自動で切り替わった。

 

3号機は約10秒後に非常用ディーゼル発電機1台が起動して電力を供給し、その後、手動で別系統の送電線からの受電に切り替えた。


3
号機で非常用ディーゼル発電機が自動起動したのは初めて。

 

2号機は185月に運転終了し、3号機は定検中のため運転を停止しているが、いずれも燃料プールに使用済みなどの核燃料が保管されているため、冷却が必要。

 

3号機のプールの温度は停電前(午後3時)の330度から、同5時に341度まで11度上昇した。

2号機は02度の上昇だった。

四電は「有意な変化ではない」としている。

中央制御室の計器などは停電しなかった。

 

伊方原発では今年に入り、定検中の3号機原子炉で、核分裂反応を抑える制御棒が約7時間引き抜かれた状態になったほか、クレーンでつり上げた燃料集合体を点検用ラックの枠に接触させるなどトラブルが相次いでいる。

 

25日深夜に県庁であった記者会見で四電は、「一瞬とはいえ外部から電力供給が途絶えたものであり、重大なものであると認識している」とし、トラブルの続発について「心よりおわび申し上げる」と謝罪。

「原因究明に全力を挙げていく」とした。

 

県の担当者は、「県民に不安を生じさせたことは誠に遺憾。看過できない事態だと考えており、厳しく対応していく」と話した。

 

https://mainichi.jp/articles/20200126/k00/00m/040/145000c

 

 

130日付で愛媛新聞からは、原子力規制委員会の委員長は厳しい考えを持っているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

電源一時喪失に関し、原子力規制委員会の更田豊志委員長は29日、東京・六本木の原子力規制庁であった会見で、「偶発的な機器の故障によるものと今の時点でみている」と述べた。

誤操作の有無なども確認する必要があると訴えた。

 

更田委員長は、伊方原発での相次ぐトラブルについて、「やるべきことをやっていたのか、偶発的な機器の故障なのか、一つ一つみないといけない」と指摘。

「背景を求めるなら、現場の士気や協力会社との連携関係だと思う」との見解を示した。

 

作業員らと日常的に接する伊方原子力規制事務所に聞き取りを行う可能性もあるとした。

 

3号機が伊方原発の唯一の原子炉とし、「現場経験を積むのは相対的に難しくなっているのは事実。背景がどこにあるのか、さまざまな視点があると思う」と語った。

 

伊方原発では1月に入り、電源一時喪失のほか、核分裂反応を抑える制御棒を誤って原子炉から引き抜いたり、移動中の燃料集合体がラックの枠に乗り上げたりするトラブルが続いている。

 

更田委員長は制御棒引き抜きを一番深刻に捉えており、要因を知りたいと話した。

 

制御棒の引き抜きに関し、公開の会合で報告を受ける予定で、ほかのトラブルも同様に説明を受けることになるとの見通しを示した。

 

https://www.ehime-np.co.jp/article/news202001300041?utm_medium=social&utm_content=%2Farticle%2Fnews202001300041

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

「燃料棒が誤って引き抜かれた」事例は、本ブログでも紹介スミ。

 

「燃料集合体をラック枠に接触させた」事例は、下記報道参照。

 

2020120215分 NHK四国)

 

核分裂反応を抑える「制御棒」が誤って引き抜かれるトラブルがあったばかりの伊方町にある伊方原子力発電所3号機で、定期検査のため核燃料を移動している最中に、落下したことを示す信号が発信されるトラブルがありました。


実際には落下しておらず、四国電力は燃料を移動する作業に問題がなかったかなど原因を詳しく調べています。

愛媛県と四国電力によりますと、定期検査中の伊方原発3号機で20日午後、核燃料を移動中に落下したことを示す信号が発信されました。


作業を中断して調べたところ、燃料は落下していませんでしたが、燃料を収める枠に乗り上げていたということです。


燃料には重さを感知するセンサーがついていて、四国電力は、燃料が枠に乗り上げたことでセンサーが重さの変化に反応し、落下の信号が発信されたということで、四国電力は燃料を移動する作業に問題がなかったか調べています。


今回のトラブルで放射性物質が漏れるなどの影響はありませんでした。


四国電力は、「トラブルが続き、申し訳なく思っている。原因を究明して対策を策定した上で作業を再開するとともに、今後はよりいっそう気を引き締めたい」とコメントしています。


伊方原発3号機をめぐっては、1月12日に核分裂反応を抑える「制御棒」が誤って引き抜かれるトラブルがあったばかりで、安全への信頼が揺らいでいます。

 

https://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20200120/8000005444.html

 

以下は、120日放映NHK映像の1コマ。

枠に乗り上げた状況の説明図と思われる。

 

 

 

 

 

 

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20201122219分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

愛媛県と四国電力は12日、定期検査中の伊方原発3号機(同県伊方町)で、燃料取り出し準備の作業中に、核分裂を調節するための制御棒1体を誤って引き抜くミスがあったと発表した。

放射能漏れはないとしている。

 

13日から予定していた、使用済みとなるウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料16体を含む燃料全157体の取り出し作業に影響する可能性もある。

 

県と四電によると、12日午前1145分ごろ、原子炉容器上部で燃料を固定している装置のつり上げ作業を始めた。

 

ところが制御棒48体のうち1体が切り離されておらず、一緒に引き上がった。

 

重量センサーが制御棒が切り離された状態の数値を示したため、正常に切り離されていると判断したという。

 

監視カメラを見ていた保修員が異常に気づき、元の位置に戻すまで、制御棒は7時間ほど原子炉容器から引き抜かれた状態だった。

 

再度切り離し作業を行う予定で、四電は燃料の取り出しについて「検査への影響は現時点では何とも言えない」としている。

 

https://mainichi.jp/articles/20200112/k00/00m/040/267000c

 

 

1122154分に時事ドットコムからは、核分裂はホウ酸水の濃度で管理しているため燃料の温度変化はないなど、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

四国電力などによると同日午後1時20分、燃料取り出しのため、原子炉容器を固定する上部炉心構造物を引き上げる際、制御棒1体が一緒に引き上げられているのを発見。

 

同6時45分ごろ、制御棒を戻した。

 

核分裂はホウ酸水の濃度で管理されており、引き抜きによる燃料の温度変化はないという。

 

四国電は切り離しができなかった原因を調べている。


制御棒は原子炉内での核分裂連鎖反応を制御する装置。

48体あるうちの1体が切り離されなかった。

 

https://www.jiji.com/jc/article?k=2020011200431&g=soc

 

 

1122110分にNHK四国からは、燃料棒は9割ほど引き上げられていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

四国電力と愛媛県によりますと、定期検査中の伊方原子力発電所3号機で12日午後1時半ごろ、原子炉から、核分裂反応を抑える「制御棒」1体が引き上げられているのを監視カメラを見ていた作業員が気付きました。


すでに9割ほど引き上げられていて、その後、もとに戻したということですが、約7時間、引き抜かれた状態が続いたということです。


「制御棒」は全部で48体あり、引き抜かれた1体以外は原子炉に挿入されたままで、放射性物質が漏れるなどの影響はなく、核分裂反応は安定しているということです。


当時、原子炉から燃料を取り出すため原子炉のふたを引き上げる作業が行われていて、本来、ふたと制御棒は切り離された状態で行われますが、1体だけつながったままだったということです。


作業員はセンサーで制御棒が切り離された状態になっていることを確認したと話しているということで、四国電力は、「今後は原因の究明に努め安全を最優先して再発防止に努めたい」としています。


3号機をめぐっては前回3年前の定期検査で、保安規定に反した点検作業が行われていたにもかかわらず、見過ごされるミスも起きていて、四国電力の安全への対応の甘さが問われています。

 

https://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20200112/8000005397.html

 

 

 

 

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2019951717分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

東北電力は5日、8月28日に女川原子力発電所(宮城県女川町、石巻市)2号機の冷却ポンプが自動停止したのは、作業員による人為的ミスだったと発表した。

 

東北電は、実際の機器を使った訓練やマニュアルの改善など、再発防止を徹底する。

 

使用済み燃料プールを冷やすポンプは、通常、電源盤Aからの受電を通して制御するが、6月からは電源盤Aが点検作業に入っていたため、電源盤Bから受電していた。

 

しかし、8月28日に電源盤Aへの受電に戻す際、ケーブルの接点が端子から一時的に離れ、停止信号が自動発信されてしまったという。

 

東北電は、「運転員の技量・知識が不十分」とした上で、実際の端子を使った実技訓練をしたり、作業開始前のミーティングで内容確認を徹底したりするなどの再発防止策を講じるという。

 

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49457080V00C19A9L01000/

 

 

 

以下は、201995日付東北電力プレスリリースの主要部分。

 

【事象発生に至った経緯】(別紙参照) 

 

当該ポンプの起動・停止を制御する回路(以下、「当該回路」という。)は、通常、電源盤Aから受電している。

電源盤Aは、2019年6月13日より点検作業のため停止しており、その間、当該回路は電源盤Bから受電していた。 

 

電源盤Aの点検作業終了に伴い、2019年8月28日、運転員2名は当該回路への電源を電源盤Aからの受電に戻す準備作業を行っていた。

 

電源盤を切り替える際には、当該回路が瞬間的に停電し、当該ポンプの停止信号が自動的に発信されることから、これを防止するため、ジャンパ作業を行うこととしていた。

 

同日9時59分頃、運転員がジャンパ作業を実施するため、端子を固定している「ねじ」を緩めた際、ケーブルの接点が端子から一時的に離れた(当該回路が瞬間的に停電した)ことから、当該ポンプは、停止信号の自動発信により停止に至った。

 
 ※電線等を用いて、電気回路間の端子同士をつなぐ作業

 

 

【事象発生の原因】  


1.ジャンパ作業に係る技量・知識が不十分

 

・運転員は、端子の種類や作業環境に応じた複数のジャンパ作業の方法について机上教育を受けていたが、ジャンパ作業自体の経験は浅かった。

 

・運転員は、ジャンパ作業の際、ケーブルの接点が端子から離れないよう、注意深く手で押さえながら作業にあたっていたものの、慣れない作業のため、ケーブルの接点が端子から一時的に離れてしまった。


2.状況に応じたジャンパ作業の方法が不明確

 

・ジャンパ作業には、端子の種類や作業環境に応じた複数の方法があり、どの方法で実施するのかについては、運転員がその都度判断している。

 

・今回実施したジャンパ作業については2つの方法があったが、運転員は、ケーブルが接続されていない側の端子でジャンパ作業を実施することがより適切であるという認識がなく、ケーブルが接続されている側の端子でのジャンパ作業を実施した。

 

 

【再発防止対策】


 
上記の原因を踏まえ、以下の再発防止対策を講じる。

 

・実際の端子(複数の種類)を使用したジャンパ作業の実技訓練を行い、当該作業の技量向上を図る。

・端子の種類や作業環境に応じた適切なジャンパ作業を確実に実施できるよう、教育資料を改善し、明確化する。

・さらに、ジャンパ作業に伴うリスクの度合いに応じて、適切な作業方法で実施できるよう、作業開始前のミーティング等においてジャンパ作業の内容確認を徹底する。また、ジャンパ作業以外の作業についても同様に確認を徹底する。

 

http://www.tohoku-epco.co.jp/news/atom/1202579_1065.html

 

 

 

 

 

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2019411658分にNHK新潟から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

10日午後2時40分ごろ、柏崎刈羽原発の3号機で非常用ディーゼル発電機の月に1回の定期的な試験運転をしていたところ、出力が下がってゼロになるトラブルが起き、手動で発電機を停止させた。


このトラブルによる外部への放射能の影響はないという。


非常用ディーゼル発電機は、事故や地震などで外部からの電源が供給できなくなったときに自動的に起動し、炉心の冷却などに必要な電力を供給する設備だ。


東京電力によると3号機にはほかにも2つあり、安全上、問題はないとしている。


一方、柏崎刈羽原発では、去年8月にも1号機で非常用ディーゼル発電機の出力が急激に下がるトラブルが起きていて、東京電力は今回のトラブルの原因を詳しく調べることにしている。

 

出典

柏崎刈羽で非常用発電機トラブル

https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20190411/1030007414.html 

 

 

4122034分にNHK新潟からは、発電機とつながっていた電気系統で周波数が大きく変動したことが原因だったらしいという、、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

東京電力は12日、トラブルが起きた発電機を再び動かす試験を行ったが、今回、出力が低下することはなかったという。


また、発電機の部品に壊れたり傷ついたりしたところは見つかっていないという。


このため東京電力は、試験運転をしたときに発電機とつながっていた電気系統で周波数が大きく変動し、発電機が周波数を一定に保とうと自動的に出力を下げたことがトラブルの原因だったという見方を示した。


東京電力によると、実際に非常用ディーゼル発電機を使用する際は、外部電源が失われているため、周波数の変動は小さく、出力の低下が起きることはないという。


こうしたことから東京電力は、今回トラブルが起きた発電機については、分解して詳しく検査する予定はないとしている。

 

出典

原発発電機トラブル周波数原因か

https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20190412/1030007436.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は、非常用発電機が映っている映像の1コマ。


  





 

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2019261922分にNHK四国から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

5日午後3時ごろ、伊方原発の焼却炉建屋と呼ばれる低レベル放射性廃棄物を処理する施設で消火設備が作動し、消火に使われるハロンガスが噴出した。


このため、作業員およそ20人が避難したが、けがなどの被害はなく、火災もなかった。


ガスが噴出した場所は放射性物質の管理区域で、噴出したガスの量は、およそ5300kgにのぼるということだが、毒性が少なく、四国電力によると、プラントや周辺の環境に影響はないという。


当時、別の消火設備の定期点検が行われていたが、作業員が操作を誤ったため、今回ガスが噴出した消火設備が作動したという。


今回のミスでハロンガスが無くなったため、ガスを補充するまでの間、当面、焼却作業ができないという。


四国電力は、ミスの詳しい原因を調べたうえで、再発防止策を検討することにしている。

 

出典

伊方原発で消火ガス噴出ミス

https://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20190206/0003098.html 

 

 

26日付であいテレビからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

3号機が運転中の伊方原発で焼却炉の消火設備が作動し、ハロンガス5トン余りが放出されるトラブルがあった。

設備点検中の操作ミスが原因だという。

県と四国電力によると、トラブルがあったのは、使用済みの防護服といった低レベル放射性廃棄物の焼却炉で、5日午後3時過ぎ、建屋の消火設備が作動したという。

当時、焼却炉は使用中だったが火災は発生しておらず、その後の調査で、設備点検中の作業員による操作ミスが原因と判明したという。

今回のトラブルに伴い、消火剤に使用されているハロンガス5トン余りが放出され、大手メーカーによると、ガス代だけでも価格はおよそ6000万円に上るという。

 

四国電力はガスの調達など、焼却炉の復旧を進めている。

 

出典

伊方原発 操作ミスで消火用ガス5トン放出

http://www.itv6.jp/n-st-ehime/news_detail.php?date=20190206&no=0002 

 

 

 

 

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2019115841分に山形新聞から、下記趣旨の記事が落ちた蓋の写真付きでネット配信されていた。

 

14日午前9時15分ごろ、酒田市中町2丁目のマリーン5清水屋の屋上に設置してある排煙ダクトのカバーが吹き飛び、約30m下の国道112号道路上に落下した。

けが人はいなかった。

警察によると、カバーは鉄製で、縦横それぞれ約80cm、重さは約10kg。

ダクトに4カ所で固定していたが、吹き飛んだ。

 

同店によると、定期点検は月1回程度で、これまで異常はなかったという。

 

事故の数分前から地下にある非常用ディーゼル発電機の定期点検のため発電機を試運転したところ、ダクト内で何らかの異常燃焼が起きたとみられる。



【「ドーン」響く大きな音】


現場周辺には「ドーン」という大きな音が響き、様子を見に周辺住民らが集まった。

 

近くの建物にいた男性(76)は、「すごい音がして外に出た。落ちたカバーが人や車にぶつからなかったのは不幸中の幸い」と話していた。

 

周辺道路の一部は、同11時ごろまで通行止めとなった。

従業員も建物の外に出て安全確認を見守った。

 

同店は通常より約1時間遅れで営業を始めた。

きょう15日は通常営業の予定。

 

出典

鉄製カバー吹き飛び落下 酒田・清水屋の屋上から、けが人なし

http://yamagata-np.jp/news/201901/15/kj_2019011500249.php 

 

 

1141852分にテレビ朝日からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

カバーは溶接で付けられていた。

それを吹き飛ばすほどの爆発。

横に20mほど飛ばされた。

 

高さも30mほどあり、幸い、被害はなかったが、最悪の事態も起き得る状況だ。

 

警察と消防は事故の原因を調べている。

 

出典

『あわや大惨事…屋上から10キロの鉄製カバー落下』

https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000145221.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇以下は、近くにいた人がテレビ朝日のインタビューに答えた内容。 

・雷が落ちたみたいなドーンというすごい音がした。

・その後、また1回、ドーンという音がした。

 

〇以下は、テレビ朝日から放映された解説映像の2コマ。

 

カバーの下には大きな隙間が開いており、そこからかなりの爆風が抜けたと思われるが、それでもカバーの足が4本とも破断した。

よほど大きな衝撃がかかったと推察される。

 

一方、当該隙間から雨がダクト内に侵入すると思われるが、その影響?や水抜き方法についても気になった。

 

 

 

 

 

 

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20181051820分にNHK新潟から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

先月下旬、県が胎内市で建設中のダムに試験的に水をためた際、ダムの下流のおよそ1kmの区間で水がない状態となり、魚が死ぬ被害が出た問題で、県は、事前に定められたルールに反して、水を一切放流していなかったことがわかった。

県によると、今月2日、新発田地域振興局に「胎内川に水が流れていない」という通報があったほか、ツイッター上にも胎内川で魚が死んでいるという情報が投稿された。


県によると、現在、胎内川の上流に建設を進めている「奥胎内ダム」に水を試験的にためるため、先月25日から28日までの4日間、ダムの水門を閉めたことから、下流のおよそ1kmにわたり、水がなくなったいう。


これを受けて県が被害状況を調べたところ、カジカやイワナあわせて1000匹あまりが死んでいたことがわかったという。


また、県の「試験湛水計画」や「工事中のダム操作に関する要領」では、放流の際、「下流の魚類に影響を与えないよう必要な流量を確保する」と定めているにもかかわらず、職員が守っていなかったことがわかった。


県は、ルールどおりに放流が行われなかった経緯について詳しく調べている。
県河川整備課の原田課長補佐は、「事前の計画どおりに放流せず、申し訳ない。原因の究明をはかるとともに、再発防止に努めたい」と話している。

 

出典

県職員がルールに反して放流せず

https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20181005/1030005306.html 

 

 

105650分にNHK NEWS WEBからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

県の新発田地域振興局は、ダムの水門を開け閉めするときには胎内市や警察、消防、電力会社などの関係機関に事前に連絡しているが、今回、地元の漁業協同組合には連絡していなかったという。


同局は4日、電話で漁協に謝罪したということで、「水門を閉めても水たまりなどが残り、完全に水がなくなるとは思わなかった。関係者にご迷惑をかけ申し訳ない」とコメントしている。

 

出典

ダム下流が無水状態に 県が謝罪

https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20181005/1030005296.html 

 

 

108日付で新潟テレビからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

県は原因について、流木などが流れ込み設備が損傷する恐れがあったため、ゲートを閉鎖し、放流を停止しても影響は小さいと判断したと発表した。

 

再発防止策として、今後は流域の監視や職員の意識向上の教育を強化するとしている。

 

出典

胎内川で魚大量死 県が判断ミス

http://www.uxtv.jp/news-ux/%E8%83%8E%E5%86%85%E5%B7%9D%E3%81%A7%E9%AD%9A%E5%A4%A7%E9%87%8F%E6%AD%BB%E3%80%80%E7%9C%8C%E3%81%8C%E5%88%A4%E6%96%AD%E3%83%9F%E3%82%B9/ 

 

 

1051928分にNHK新潟からは、過去にもダム放流でルール違反があったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

県が管理するダムを巡っては、去年6月、新発田市にある加治川治水ダムで、ルールに反して、サイレンなどで告知しないまま観光客向けの放流が行われ、下流で遊んでいた親子が流されてけがをした。


このほかにも、県内の7つのダムで告知せずに放流を行うなど、ルールに違反した運用が相次いで見つかった。


さらに、報告の遅れや、記者会見で事実と異なる説明を行ったとして、当時の土木部長や河川管理課長などが処分を受けている。

 

出典

ダム巡りルール違反 去年も

https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20181005/1030005307.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

昨年6月の新発田市事例は、本ブログでも紹介スミ。

 

 

 

 

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20186291722分にYAHOOニュース(北海道放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

29日午後3時ごろ、札幌市中央区北5条西2丁目の「エスタ」の屋上で爆発音がしたと消防に通報があった。


「地響きがした。尋常じゃなかった」(地下2階の歯科医院)
「すぐ上でドンという音が聞こえた。爆発音か定かではなかったけど」(9階の店員)


はしご車など消防が駆けつけ、調べたところ、火災現象はなく、けが人もいなかった。

エスタの屋上は「そらのガーデン」という庭園になっていて、草花が植えられ、買い物客らがくつろげるスペースになっている。

爆発音騒ぎがあったものの、エスタの店内は通常通り営業し、客の避難誘導はしなかったという。

「防災センターからアナウンスが流れたが、どう対処すればいいのかわからない状態」(地下1階の店員)


警察によると、エスタの地下3階にある非常用電源の発電機の点検が終わり、発電機を動かしたところ、ダクトにたまっていたガスに引火したとみられるという。

そして、黒い煙がダクトを通じて屋上から出たという。


現場はJR札幌駅に直結するビルで、周辺は一時、騒然とした。

 

出典

JR札幌駅直結のビル「エスタ」で爆発音 「ドンという音」「地響き」で一時騒然 火災現象なくけが人なし 発電機の点検で爆発音か

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180629-00000006-hbcv-hok 

 

 

7150分に北海道新聞からは、アスベストを含んだ断熱材が飛散したらしいという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

6月29日に札幌市中央区の商業施設「札幌エスタ」(地上11階、地下3階建て)で爆発音とともに屋上から煙が上がったトラブルで、施設を運営する札幌駅総合開発は30日、アスベストを含んだ断熱材が飛散した可能性がある、と発表した。

 

同社によると、地下3階に設置された非常用電源設備の点検後に試運転をしたところ、排気筒内で異常燃焼が起こり、煙やすすとともに排気筒内の断熱材の一部が排気筒を通じて屋上から2階デッキなどに飛散した。

飛散物は、29日夜に回収した。

 

電源設備の図面には、断熱材にアスベストの使用の記載があり、同社は専門機関に、アスベストが含有していたか調査を依頼。

飛散防止のため、屋上の排気筒出口にふたをした。

 

同社総務部は、「札幌市など関係機関と協議しながら、対応を検討したい」としている。

 

出典

排気筒通じアスベスト飛散か 札幌エスタ爆発音

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/204648/ 

 

 

 

7450分に北海道新聞からは、飛散した断熱材にはアスベストが含まれていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

施設を運営する札幌駅総合開発は3日、屋上排気筒からの飛散物はアスベスト(石綿)を含んだ断熱材だったと発表した。

 

同社によると、6月29日に1階の屋外階段前で測定した数値(速報値)が、国の基準値を超えていた。

 

当時、付近を通りかかったという人から、「飛散物を子どもが吸ってしまい、心配だ」などの問い合わせが6件あった。

 

同社は、5日以降に確定するアスベストの数値を精査した上で、病院で健康診断を受けてもらうなどの対応を取る。

 

出典

エスタの飛散物にアスベスト 運営会社が発表

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/205506?rct=n_society 

 

 

 

 

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2018529189分にNHK和歌山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

和歌山市では28日夕方から、広い範囲にわたって水道水が濁る被害が出た。


市では、配水池に誤って通常の量の3倍近くの水を送ったため、施設の底にたまったさびなどの堆積物が巻き上げられたことが原因とみられるとしている。


和歌山市によると、28日午後6時すぎから「水道水が濁っている」という連絡が市民から相次いだ。


市が調べたところ、濁り水が出たのは和歌山市南部の9つの地区で、いずれも秋葉山配水池から水道水を供給している地域だとわかった。


この配水池からは、3万5000世帯、8万2000人に水道が供給されているということで、市によると、これまでに320件の苦情が寄せられたという。


市では、水道管にたまった濁った水を取り除く作業を行っているほか、あわせて31台の給水車を5か所の医療施設などに出して、人工透析用の水の給水にあたっているという。


また、市内の8つの小学校では29日は給食の調理をとりやめ、パンと牛乳だけの食事にする措置をとったという。


市によると、28日午前、浄水場から配水池に水を送る際、誤って通常の3倍近くの水を送った影響で施設の底にたまったさびなどの堆積物が巻き上げられたことが、濁りの原因とみられるという。


市では、誤った操作が行われたことを把握していたが、濁り水の連絡を受けるまでは、水道への影響はないと判断していたという。


市では29日中の復旧を目指し、引き続き、作業にあたっている。

 


【住民“食事の支度が大変”】


和歌山市和歌浦東に住む78歳の女性によると、28日夜8時半ごろ、風呂にお湯をためたところ、お湯が、はちみつを薄めたような茶色に濁っていたという。
女性の78歳の夫は、「朝には濁りが収まったように見えたが、自治会長が水を飲まないようにと近所を回っていた。長引くようなら、食事の支度などが不便だ」と話していた。

 


【自治会長“早く広報を”】


和歌山市東高松で地元の地区の自治会長を務める佐藤さん(男性、69歳)によると、28日夜、自宅の風呂場の浴槽にお湯を張ろうとしたところ、水が茶色く濁っていたという。
驚いた佐藤さんが市に問い合わせたところ、「濁っているという連絡は受けているが、詳しいことはわからない」と話したという。


そして、29日朝、改めて市に問い合わせたところ、「念のために、飲むのは控えてください」と伝えられたという。
佐藤さんは、「こんなふうに水道の水が濁ったのは初めてだ。市は防災無線でも使って、もっと早く広報してほしかった」と話していた。

 

出典

水道水の濁り 誤操作が原因か

https://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/20180529/2040000071.html 

 

 

5291859分にわかやま新報からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

和歌山市企業局は、28日午後6時10分に同市塩屋の住民から「水道水が濁っている」と問い合わせを受け、9時ごろに透析治療を行う病院で受水槽を点検。

 

市ホームページや広報車で濁りの発生を周知した。

 

11時から濁水の排水作業を始め、29日午前6時ごろに配水池で水質基準を満たした状態となった。

 

現在も50人体制で排水作業と市民への対応を進めており、同局は、体への影響はないとしつつも、地区により水質状況は異なるため、大量摂取は控えてほしいとしている。

 

濁り水の原因は、28日午前10時に加納浄水場から遠隔操作で秋葉山配水池の流入弁を開いた際に通常より多く送水する誤操作があり、配水池の底にあったサビや塗装などの堆積物が巻き上げられたこととみている。

 

操作は、運転を委託している㈱Wエージェンシー(本社=東京都新宿区)和歌山営業所が行っており、人為的なミスとみている。

 

各地区では、市と大阪、奈良、県内市町村から給水車が駆け付けており、県立医科大学付属病院をはじめ、透析治療を行う病院などで給水作業を実施中。

同局は、29日中に排水作業を終え、復旧させたいとしている。

 

出典

『和市9地区で濁り水 堆積物巻上げ原因か』

http://www.wakayamashimpo.co.jp/2018/05/20180529_79369.html 

 

 

531845分に産経新聞westからは、30日に濁りはほぼなくなったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

市は30日、配水池からの濁りがなくなり、水道水の水質試験の結果、安全が確認されたと発表した。

一方、集合住宅などの受水槽の一部では濁りが残っている可能性もあり、使用時の注意を呼びかけている。

 

市は、同日早朝まで濁り水を放水する作業を続け、水質試験を行った全19カ所で安全を確認。

午後2時40分に市企業局のホームページで公表した。

 

市には28~30日、計約2100件の苦情が寄せられ、市は広報車や防災無線を利用して濁りがなくなったことを知らせるなど、対応に追われた。

 

出典

『水道の濁水ほぼなくなる 和歌山市、水質検査で安全確認』

https://www.sankei.com/west/news/180531/wst1805310019-n1.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

具体的にどのような誤操作だったのか調べてみたが、情報は見つからなかった。

 

 

 

 

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2018515188分にNHK佐賀から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

玄海町にある玄海原発4号機では、今月、再稼働に向けた点検中に、原子炉格納容器の中にある冷却水を循環させるポンプで異常を知らせる警報が出て、冷却水がポンプから漏れるのを防ぐために強い水圧をかけて流す「シール水」という水が規定より多く流れ出ていることが分かった。


九州電力がポンプを分解して調べたところ、ゴム製のリングが部品の隙間に挟み込まれて可動式の部品が固定され、シール水をせき止める場所に空間ができたため、水をせき止める機能が失われたとみられるという。


九州電力は、点検の中で水に含まれる空気を抜く作業を繰り返し行ったことがシール水の圧力が上がった原因と考えられるとして、今後、問題が起きた部品を取り替えたうえで、一定量の空気を残すよう、運用を見直すことにした。


部品の交換には10日程度かかるということで、今月24日を目指していた玄海原発4号機の再稼働は、来月にずれ込む見通し。

出典

玄海原発 ポンプ異常の原因判明

http://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/20180515/5080000520.html 

 

 

516920分に佐賀新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

九州電力は15日、玄海原発4号機(東松浦郡玄海町)で発生した原子炉容器内の水を循環させる一次冷却水ポンプの異常について、ゴム製のリングが機器の隙間にかみ込んだことが原因だったとする調査結果を発表した。

 

4台全てのポンプで該当箇所の部品を新品に交換する復旧作業を、同日から始めた。

終了まで約10日間を見込み、再稼働は6月になる可能性が高い。

 

ポンプの軸部分の隙間からモーター側への冷却水流入を防ぐための「シール部」と呼ばれる装置で、3日に流入防止用の水が通常の倍の量になる異常が分かり、5日から分解点検していた。

 

九電によると、ポンプの点検前に、配管内のセンサーがうまく機能するように、内部を水で満たした。

ところが、予想以上に気温が上昇したため、水が膨張。

機器の隙間を埋めるためのゴム製のリング(直径27cm、厚さ5.5mm)が水に押し上げられて機器が固定されたことで、隙間が空いた。

そこから、本来流れ込まないはずの水が流れ込み、異常を示した。

 

対策として、部品を新品に交換するほか、水の膨張に対応する余裕を確保するため、これまで閉じていた弁の一部を開くよう、運用を見直す。

 

同日は、原子力規制委員会や佐賀県、玄海町、唐津市、伊万里市にも報告した。

 

出典

玄海4号機のポンプ異常、水の熱膨張で隙間 九電が原因発表

http://www.saga-s.co.jp/articles/-/217640 

 

 

 

以下は、トラブル発生を伝える記事(フロー図付き)。

 

20185480分 佐賀新聞)

 

九州電力は3日、玄海原発4号機で原子炉容器内の放射性物質を含む1次冷却水を循環させるポンプで異常が見つかり、機器を分解点検すると発表した。

放射性物質の漏れはないという。

 

4号機は4月24日に燃料装塡を終え、5月25日前後に再稼働する予定だったが、遅れる見通し。

 

異常が見つかったのは、4台あるポンプのうち2台。

 

ポンプの軸部分の隙間からモーター側への冷却水流入を防ぐための「シール部」と呼ばれる装置で、流入防止用の水が通常は1時間当たり30ほどタンクに戻るのが、70になっていた。

 

1日に4号機は原子炉容器を組み立て終え、1次冷却水が流れる配管などに漏れがないか検査する前準備として、3日朝から4台ある1次冷却水ポンプを点検し、異常が判明した。

 

機器をなじませるために手動で動かすなどの作業を行ったが改善されず、九電は午後1時10分に異常が見つかった1次冷却水ポンプ2台を分解点検することを決めた。

 

シール部は、軸部分の隙間に高圧の水を流すことで配管側からの1次冷却水の流入を防ぐ。

各ポンプの軸に沿って3つ取り付けられ、

 

今回は、2台とも真ん中のシール部に異常が出た。

ポンプは1997年の運転開始当初から使っている。

異常が見つかったシール部は、今年1~3月に順次交換していた。

 

九電は、点検にかかる期間について「現時点では不明」とし、「再稼働は遅れる」との見通しを示した。

 

出典

<玄海原発>4号機冷却ポンプに異常 分解点検へ 再稼働遅れる見通し

http://www.saga-s.co.jp/articles/-/212886

 

 

(ブログ者コメント)

 

九電HPに、グラフや写真付きの詳細な報告記事が掲載されている。以下は抜粋。

 

点検の結果、以下の理由により、可動機能を有するNo.2シール部のシール面が開いた状態となり、No.2シール水戻り流量が増加したものと推定しました。

1.1次冷却材ポンプのパージ水ライン及びNo.2シール水戻りラインを満水保管したことにより、No.2シール部に大きな力が加わり、No.2シール部の可動機能に係るOリングが隙間に噛み込んだ。

2.そのため、Oリングが拘束されることにより、No.2シール部が固着して可動性が悪化し、シール面が開いた状態となった。

 

点検の結果を踏まえ、以下の対策を行います。

1.1次冷却材ポンプについては、一体型の組立品となっているNo.2シールとNo.3シールを取り替える。

2.1次冷却材ポンプのパージ水ライン及びNo.2シール水戻りラインを保管する際には、気相部を確保し満水保管としない運用に見直す。

 

http://www.kyuden.co.jp/press_180515-1.html 

 

 

 

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20183161944分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

堺市消防局は16日、消防艇「茅海(ぼうかい)」の燃料タンクに誤って水道水を注入したことでエンジンが壊れ、修理費など約2260万円が必要になったと発表した。

 

同局によると、2月5日午前、臨海分署の40代の消防士長が、日常点検で手を洗うために使う水道水を注入しようとして、誤ってホースを給油口に接続。

約800ℓを注水した後、エンジンが停止し、動かなくなった。

 

給水口と給油口は約1m離れた場所にあり、ふたを青と赤の色で区別していた。

ホースも色や太さが別のものを使っていたが、消防士長は「漫然と作業してしまった」と説明。

一緒に作業していた20代の消防士も間違いに気付かなかった。

 

茅海は船舶火災や水難救助を目的とした消防艇で、現在3代目。

約6億8000万円で新造し、昨年10月に就航したばかりだった。

 

修理費については、今後、第三者委員会で、署員らによる弁済も含めて検討する。

 

出典

『消防艇燃料タンクに誤って水注入し故障、修理費2260万円必要に 堺、「漫然と作業してしまった」』

http://www.sankei.com/west/news/180316/wst1803160097-n1.html 

 

 

3161955分に関西テレビからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

【記者】

「40代の男性消防士は、ホースでタンクに水を補充する際、あちらの青色の給水口にホースを差し込まなければいけないところを、誤って、赤色の燃料タンクの方に差し込んでしまったということです」


一緒に作業していた消防士もミスに気づかないまま、800ℓもの水が注入され、エンジンが水浸しに。
この消防艇は保険に入っておらず、修理には2260万円かかるという。


【堺市消防局・武内警防課長】 

「本人も、なぜ給油口と給水口を間違ったのかはわからないと。間違ったこと自体わかってなかったので、理由は本人も『わからない』としか…」


簡単な作業のため、これまではマニュアルがなかったが、今後は指差し確認などをルール化するという。


【堺市消防局・武内警防課長】
「単純な作業ということで流すのでなしに。影響が大きいということからしたら、きっちりやっていかなあかんなと。そこは組織的な責任もあるのかなと」


修理費は堺市の予算から捻出されるが、消防局は職員らで弁済することも検討しているという。

 

出典

『燃料タンクに水を誤注入 修理に2200万円』

https://www.ktv.jp/news/articles/9a98fb65c3104339809cb5f511427025.html 

 

 

3162029分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

修理費約2260万円について、西消防署員約110人全員での弁済を検討するという。

 

エンジンをかけたまま水約800ℓを注入した。

約15分後にエンジンが停止してミスに気付いた。

 

給水口の蓋の色は青で、赤の給油口と識別できるようになっていた。

指さし確認をすることになっているが、消防士長は怠ったという。

 

出典

『消防艇給油口に誤って水…署員全員で修理費弁済』

http://www.yomiuri.co.jp/national/20180316-OYT1T50125.html?from=ycont_top_txt

 

 

3162314分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

作業マニュアルがないなど、局全体としての不備もあり、消防局は乗組員と局幹部らを中心に弁償する意向を示した。

近く第三者委を開き、責任の所在や再発防止策を検証する。

 

消防局によると2月5日午前10時ごろ、同署警防課の40代男性が手洗いなどに使う水のタンクに水道水を注ごうとしたところ、誤って約1m離れた燃料タンクに注水した。

 

橋にある水道の蛇口を開いた20代男性も含め、約15分後のアラーム鳴動まで気付かず、浸水したエンジンが動かなくなった。

 

40代男性は、「慣れと思い込みでやってしまった」と話しているという。

 

茅海の購入費は約6億8000万円。

保険未加入で昨年10月から使用し、今月下旬に復旧する予定。

 

現在は、大阪・神戸両市など関係機関に協力を求め、応援体制を確保している。

 

出典

『堺市消防局 燃料タンクに誤注水、消防艇を損傷』

https://mainichi.jp/articles/20180317/k00/00m/040/189000c 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

関西テレビの映像では、船首部分の甲板真ん中付近にある給水口には青い袋が、その左後ろ方向にある給油口には赤い袋が、それぞれヒモでくくり付けられていた。

誤給水当時もそうだったかは不明だが・・・。、

 

一方、表示については、解像度が粗くハッキリとは見えないが、「燃料給油口」と書かれているように見えるプレートが、赤い袋の上方付近、操舵室の壁に取付けられている。

ただ、プレートは小さく、壁が白でプレートも白ゆえ、あまり目立たないような感じがした。

 

 

 

 

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2018191514分にNHK鹿児島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

ロケット内部の装置の故障で打ち上げが延期された日本の新しい小型ロケット「イプシロン」3号機について、JAXA=宇宙航空研究開発機構が今月17日の打ち上げを前に会見を開き、故障の原因は装置が静電気でショートしたことによるものだと明らかにした。


「イプシロン」3号機は当初、去年11月に肝付町の内之浦宇宙空間観測所で打ち上げられる予定だったが、点検作業中に、機体にかかる圧力や温度などのデータを収集する、ロケット内部にある装置の故障が見つかり、打ち上げが今月17日に延期された。


JAXAは打ち上げを前に会見を開き、故障の原因について、データ収集用の装置を接続する際に、ケーブルにたまっていた静電気を十分に取り除かないでつないだためにショートし、装置の部品が壊れたとして、部品交換や静電気除去など再発防止策を講じたと説明した。


井元プロジェクトマネージャは、「1号機、2号機と成功を続けてきている。3号機も打ち上げを確実に成功させるため、最後まで気を引き締めて準備を進めていきたい」と話している。


「イプシロン」3号機は、地球観測衛星「ASNARO」の2号機を載せ、今月17日朝に打ち上げる予定で、10日未明から内之浦宇宙空間観測所で打ち上げ前のリハーサルが行われる予定。

 

出典

イプシロン故障は静電気ショート

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20180109/5050001431.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇JAXA資料によれば、火災爆発防止の観点からは以下の静電気対策が講じられていた由。

 

(5) 静電気による事故等の発生のおそれのあるMロケット組立室の施設設備及びM型ロケッ ト発射装置に設置された装置はすべて接地され、入口付近には人体の静電気を除去するため の除電板を備え付けている。

また、落雷による被害を防止するため、火薬類の取扱いまたは 貯蔵を行うMロケット組立室、M型ロケット発射装置、一級火薬庫及び推薬貯蔵庫には突針 型避雷装置を設けている。 (p3)

 

(5)電波放射及び大電流を必要とする機器の制限

 火工品結線及び機体アーミング作業中は、搭載電波機器及び地上設備からの電波放射並 びに当該作業施設内の大電流を必要とする機器(エレベータ等)の使用を禁止する。

また、 原則として機体及び衛星系の電源は断とする。 (p6)

 

出典

『イプシロンロケット2号機の打上げに係る地上安全計画』

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu2/060/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2016/09/16/1377191_6.pdf

 

 

 

(2018年1月19日 修正1 ;追記)

 

打ち上げは18日に成功した。

その際、夜光雲が発生し、話題になった。

 

2018118116分 産経新聞)

 

小型ロケット「イプシロン」3号機が18日早朝、鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられ、平成25年の1号機から3回連続で打ち上げに成功した。

 

同観測所から北方に約90km離れた宮崎県えびの市の上空でも、オレンジ色で一直線に天空へ伸びる3号機の光跡のほか、彗星のように光が尾を引く不思議な現象も確認された。

日の出の頃には噴出された煙もくっきりと上空に浮かび、霧島連山や雲海と見事なコントラストを織りなした。

 

3号機は同日午前6時6分、同観測所から打ち上げられ、同7時ごろ、搭載していた民間の小型地球観測衛星「ASNARO(アスナロ)2」を予定の軌道に投入した。

 

えびの市では打ち上げ直後から、オレンジ色の光が天空へまっすぐ伸び、3号機はその後彗星のような光の尾を引きながら飛び立った。

約30分後には、朝日を浴び始めた霧島連山や雲海の上空に、噴出された煙がたなびいた。

3号機が飛び立つ様子を撮影した同市のアマチュアカメラマン、落合さん(76)は、「初めて撮りましたが、感動した。本当にきれい」と興奮気味に話していた。

 

 

【オーロラのよう…ネットでも話題に 「夜光雲」発生メカニズムは…】

 

彗星のような尾を引く3号機の不思議な光跡については、インターネット上などでも話題となった。

鹿児島地方気象台によると、水蒸気を含むロケットの燃焼ガスが冷やされて固まって雲となり、上空の太陽の光に反射してオーロラのように見えた。

 

地上は薄暗いが、上空には光が差し始めた日の出前の打ち上げだったことから観測された現象で、こうした高度の高い位置に発生する特殊な雲は「夜光雲(やこううん)」と呼ばれるという。

 

出典

『不思議な光跡「まるで彗星」…イプシロン3号機打ち上げ 霧島連山、雲海と見事なコントラスト』

http://www.sankei.com/west/news/180118/wst1801180032-n1.html 

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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