2022年8月3日6時30分にYAHOOニュース(PHILE WEB)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
マンガン、アルカリ、ニッケル水素...。
一次電池に二次電池。
電池の種類はいろいろあれど、種類や使用開始時期の異なる電池を “混ぜて” 使うことは避けるべきです。
少しくらいいいじゃない、という声も聞こえてきそうですが、問題が起こってからでは遅いですよ。
電池の種類が異なるということは、その能力に差があることを意味します。
わかりやすい例では、使い切りの一次電池と、充電して繰り返し使う二次電池。
単3形マンガン電池の公称電圧は通常1.5Vですが、同じ単3形でもニッケル水素電池は1.2Vです。
種類は同じでも、電池容量(エネルギー)が異なるかもしれません。
たとえば、使い始めて1ヶ月経過したアルカリ電池と、下ろしたてのアルカリ電池。
同一ブランドの電池でも、1週間経過したもののほうがエネルギーが低下していることは容易に想像できるはずです。
電池の種類やエネルギーが異なると、さまざまな問題を引き起こします。
容量に差がある電池を混ぜて使用した場合、容量の少ないほうにより負担がかかり、電池の消耗ペースが早まり、経済的ではありません。
容量の少ないほうは過放電状態になる可能性もあり、液漏れや破裂などの事故を引き起こすことがあるため、危険です。
だから、電池を交換するときは同じ種類の新品を選び、まとめて入れ替えることが原則。
まさに「混ぜるな危険」なのです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/778bc395d228574c803bc1ce84d17b5d4a980c7f
※パナソニックのHPにも、以下のような説明文があった。
「なぜ電池は,同一品番使用が重要なの?新旧混用がダメなのか?」
電池の品番が変わりますと、電池の仕様(容量)が変わります。
また、新しい電池と古い(使いかけの電池)電池も電池の容量が異なります。
上記のような違う品番の電池を混ぜて使う(異種混用)、新しい電池と古電池を混ぜて使う(新旧混用)と、次のような問題がでてきます。
■ 容量の少ない電池の性能に低下します。
・新旧の電池を一緒にご使用になりますと、電池本来の性能が充分発揮できなくなります。
古い(容量が少ない)電池が先に容量が無くなり、他の電池の容量が残っていても、古い電池の影響で、寿命が早くなります。
■ 容量の少ない電池が液もれする恐れがあります。
・古い電池の容量が無くなっても、そのまま放電を続けますと、古い電池が過放電状態になり、液もれや事故の原因となります。
2020年3月21日11時0分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
手動車いすのフレームや車輪などが破損したという相談が2014年4月~今年1月に95件あったとして、国民生活センターは19日、注意を呼びかけた。
けがを負ったのは10件で、うち2件が転倒したり壁に衝突したりして1カ月以上の重傷だったという。
同センターによると、通信販売での購入が目立つ。
60代女性は、玄関のスロープで車いすの右前の車輪が脱落し、壁に激突。
肋骨(ろっこつ)が折れるなど1カ月以上のけがを負ったという。
50代女性は、車いすに座って背もたれにもたれた際に背のパイプが折れ、車いすごと後方に転倒。
後頭部と胸を強打し、肋骨にひびが入ったという。
同センターが3万円未満で販売されている手動車いす6種類の耐久性を調べたところ、3種類がテストの途中でフレームが破断したり、車輪が破損したりした。
3種類はいずれも日本産業規格(JIS)や製品安全協会の「SGマーク」を取得していなかった。
同センターの担当者は、「購入する際はJISやSGマークがある商品を選び、破損や不具合がないか点検してほしい」と話している。
https://www.asahi.com/articles/ASN3N73Y7N3MUTFL00M.html
3月19日19時9分に日本経済新聞からは、耐久テストの方法などに関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
耐久性テストは3万円未満の車いす6銘柄の製品で実施。
日本産業規格(JIS)の基準に従い、100キロの重りを搭載した車いすを段差付きのドラムの上に乗せ、20万回転させた。
その結果、3銘柄の製品は20万回転に達する前にフレームや車輪などが破損した。
破損したのは「エーアンドエー」社の「チャップス」、「カワムラサイクル」社の「KV22-40SB」、「ケアテックジャパン」社の「ハピネス」。
センターは、「重傷事故との関連は分からなかったが、同じ価格帯の商品でも耐久性には差があることが分かった」としている。
〔共同〕
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57026950Z10C20A3CR8000/
3月20日15時18分にテレビ朝日からは、耐久テストなどの映像付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
手動の車椅子の耐久性テスト映像です。
前輪が壊れる、フレームが切れる、スポークが折れるといった破損が見つかる車椅子もありました。
このような車椅子を使うと、真っすぐ動かなくなったり、段差につまずいて転倒する危険があるということです。
https://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000179579.html
(ブログ者コメント)
以下は、テレビ朝日映像の7コマ。
2018年11月9日23時47分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午後5時55分頃、東京発盛岡行き東北新幹線「はやぶさ65号」(17両編成)が上野~大宮間を走行中、乗客の携帯電話用充電バッテリーから発煙し、車内の非常ボタンが押されて緊急停止した。
車掌が消火器を使って消し止め、乗客4人が体調不良を訴えて病院に搬送された。
警察によると、6号車にいた女性が、持ち運び用の充電バッテリーをカバンに入れようとして床に落とした際に発煙した。
JR東日本によると、新幹線は約10分後に運転を再開したが、大宮駅で運転を取りやめた。
約720人の乗客は、後続の新幹線などに乗り換えた。
出典
『携帯バッテリー床に落とし発煙、新幹線4人搬送』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20181109-OYT1T50083.html?from=ycont_top_txt
11月10日付で毎日新聞東京版からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察などによると、気分が悪いと訴えた乗客4人が病院に搬送された。
警察によると、乗客の女性が膝の上に置いていたカバンからバッテリーが床に落ち、煙が出たという。
出典
『鉄道トラブル 東北新幹線、車内発煙で緊急停止 乗客バッテリーから』
https://mainichi.jp/articles/20181110/ddm/041/040/097000c
キーワード; スマホ 火事 火災 出火
2018年11月4日11時6分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
スマートフォンやノートパソコンなど、携帯型電子機器に多く使われる小型のリチウムイオン電池が発火し、火事になるケースが相次いでいる。
東京都内では、昨年までの5年間に計168件の火災が発生し、重体1人を含む41人が負傷した。
誤った充電や破損が主な出火原因で、東京消防庁が注意を呼びかけている。
「スマホを触っていたら急に火が出た」。
先月28日夜、東京都江東区の民家から119番があった。
住人の男性が水をかけて火を消し止めたが、スマホに内蔵されたリチウムイオン電池のバッテリーは黒こげになっていた。
スマホを自分で修理していた際、突然、出火したといい、電池の過熱が原因とみられる。
リチウムイオン電池は繰り返し充電可能で、小型で軽量なのに蓄電量が多いのが特長。
ノートパソコンや電動アシスト自転車などにも使われている。
一方、発火や異常過熱の危険性が指摘され、ショートを防ぐための保護回路が設けられるなど、安全策が施されている。
近年は海外製品も増え、昨年の輸入量は約6000万個に達したが、粗悪な製品もあり、発火事故が増えているという。
都内で「火災」として消防隊が出動したケースは、2012年の4件から、昨年は56件に増加。
このうち5件は、ぼやでは済まずに火が燃え広がり、住宅を焼いた。
火災になることが最も多いのは、スマホなどを充電する携帯用のモバイルバッテリーだ。
昨年の56件の火災のうち11件を占め、中学校の教室で生徒のバッテリーがショートし、消防車が出動する騒ぎも起きた。
出火原因は、電圧の異なる電化製品にリチウムイオン電池を接続する誤充電や、電池への強い衝撃が多いという。
水没やペットの唾液でぬれた電池を乾かした後に使ったり、真夏に高温になった車内に長時間放置したりして、出火した例もあった。
15年には、江戸川区の階段で男性が尻もちをついた際、ズボンの後ろポケットに入れていたスマホのバッテリーが破損して炎が上がり、やけどを負うなど、5年間の負傷者は41人に上っている。
発火などの事故が起きたリチウムイオン電池は海外製が多く、事前に充電中の異臭や膨張、電池の減りが早いなどの兆候がみられることもあるという。
東京消防庁は、「異常を感じたらすぐに使用をやめ、製造会社や販売店に相談してほしい」と注意を促している。
相次ぐ発火事故を受け、経産省は今年2月、モバイルバッテリーを電気用品安全法の規制対象に加え、製造・輸入業者に製品の検査や試験を義務付けた。
来年2月からは、技術基準を満たしていることを示すPSEマークが必須になり、安全性をクリアしていない製品は販売できなくなる。
経産省製品安全課は、「消費者側もPSEマークを確認し、粗悪品の購入や使用を控えてほしい」としている。
出典
『ズボンにスマホ、尻もちでリチウム電池破損し炎』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20181104-OYT1T50013.html?from=y10
2018年9月11日20時15分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午後3時15分ごろ、兵庫県内を走行中だった東京発博多行き山陽新幹線のぞみ31号で「携帯電話のバッテリーが発火した」と、JR西日本から110番があった。
新幹線は緊急停車した。
警察によると、女性客(33)のかばんにあった充電用バッテリーが発火したとみられ、女性は左足首に約10日のやけどを負った。
JR西によると、のぞみ31号の1号車で別の乗客が非常ボタンを押し、午後3時5分ごろに西明石~姫路間で停車。
その後、姫路駅まで走らせ、同駅で午後3時25分ごろに運転を打ち切った。
警察によると、女性はバッテリーをナイロン製の手提げ袋に入れていて、携帯電話などには接続していなかった。
付近の乗客が備え付けの消火器で消火。
シートの一部が少し焦げたが、ほかの乗客約700人にけがはなかった。
〔共同〕
出典
『乗客のバッテリーが発火 山陽新幹線が緊急停車』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO35232010R10C18A9AC8000/
9月11日16時34分にNHK関西からは、若干ニュアンスの異なる、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午後3時すぎ、兵庫県の西明石駅と姫路駅の間を走行していた東京発、博多行きの下りの新幹線「のぞみ31号」で、1号車の乗客が、持っていた携帯電話用の充電器から火が出たとして、非常事態を知らせるボタンを押し、列車は緊急停止した。
JR西日本によると、車掌が1号車に駆けつけたところ、30代の女性が持っていた携帯電話用の充電器から煙が上がっているのを確認したため、消火器を使って消火活動にあたったという。
出典
『乗客が非常ボタン 新幹線が停止』
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180911/0007250.html
9月11日21時50分に神戸新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、女性客(33)のかばんの中にあった充電用バッテリーが発火したとみられる。
バッテリーはスマホに接続しておらず、女性は「かばんの中で突然発火した」と話しているという。
出典
『新幹線車内、スマホ用充電器が出火、女性がやけど』
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201809/0011630366.shtml
2017年1月19日に掲載した第2報がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第3報として掲載します。
第2報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6669/
(2018年8月27日 修正3 ;追記)
2018年8月21日20時15分に神奈川新聞から、元役員らが不起訴になったという下記趣旨の記事が、かぶれ状況の写真とともにネット配信されていた。
茅ケ崎市で2016年9月に開催されたスタンドアップパドルボードの国際大会で配布されたTシャツを着た選手らの皮膚に炎症が生じた問題で、横浜地検は21日までに、Tシャツの製造過程で有害な薬剤を使用したとして業務上過失傷害の疑いで書類送検された京都市の薬剤開発会社の元役員(68)と社員(36)を、不起訴処分とした。
不起訴の理由は明らかにしていない。
20日付。
2人は、床の殺菌などに使われる薬剤を安全確認が不十分なままTシャツのプリントの色合いを良くする前処理剤として製作業者に販売。
着用した選手ら107人に化学熱傷などを引き起こして重軽傷を負わせたとして、17年10月に茅ケ崎署に書類送検された。
大会実行委員会などによると、Tシャツは選手やスタッフらに計363枚配布された。
大会初日に着用した選手らが相次いで上半身に痛みを訴える事例が続出。
中には入院者もおり、問題が表面化した。
出典
『Tシャツ着用し107人炎症 薬剤開発会社の2人を不起訴』
https://www.kanaloco.jp/article/355177/
2018年6月7日15時57分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
節電意識の高まりなどから普及が進む電気給湯器などについて、設置した家庭の6割で屋外のタンクがきちんと固定されていなかったとする調査結果がまとまり、国民生活センターは業界団体に対して転倒防止策の徹底を要望した。
国民生活センターによると、電気給湯器などを巡っては、東日本大震災の被災地でタンクが倒れる被害が相次ぎ、その後、新たに設置する際は決められた太さや本数のボルトで固定するよう義務づけられた。
しかし、おととし4月に熊本地震が発生した際、依然としてタンクが倒れるなどの被害の相談が97件も寄せられたことから、国民生活センターは電気給湯器などを設置した100世帯をサンプルに選び、設置状況を調べた。
その結果、固定するボルトが細すぎたり、まったく固定されていなかったりしたケースが63件にのぼったほか、定められたボルトを使っていても根元まで打ち込まれないなど、固定に不備があるケースも5件あった。
実験では、タンクが固定されていないと、震度5強程度の揺れで動き始めた一方、きちんと固定した場合は、熊本地震と同じ程度の揺れでも倒れることはなかったということで、国民生活センターは業界団体に対して、転倒防止策の徹底を求めるとともに、すでに設置されているタンクの設置状態を点検するよう要望した。
出典
『電気給湯器タンク6割固定されず』
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20180607/0012751.html
(ブログ者コメント)
電気給湯器のしくみなどについては、東京ガスから発信されている以下の記事がわかりやすかった。
『知らないと損! お風呂の「ガス給湯器」と「電気給湯器」ってどっちがお得?』
2018年6月6日1時7分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月5日22時40分にNHK首都圏からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後9時頃、群馬県渋川市伊香保町伊香保の旅館「千明仁泉亭(ちぎらじんせんてい)」の従業員から、「建物が燃えている。消火器で消火を試みたが失敗した」と119番があった。
警察などによると、旅館は経営者の千明さん(79)宅(3階建て)とつながっており、火元とみられる千明さん宅の2、3階をほぼ全焼し、千明さんの妻(71)が煙を吸って病院に搬送された。
旅館の被害は確認中だが、旅館の関係者によると、旅館には24人の宿泊客がいて、従業員とともに全員が避難しているという。
千明仁泉亭は、伊香保温泉メインストリートの石段に面している。
ホームページによると、客室は本館に30室、別館に4室ある。
創業500年の老舗をうたっており、作家の徳冨蘆花の定宿だった。
徳冨蘆花の小説「不如帰」の冒頭にこの旅館が登場することにちなんで、本館と別館あわせて34ある客室に、それぞれ、この小説を置く趣向を凝らしているという。
出典
『伊香保の旅館、経営者宅火災…徳冨蘆花の定宿』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180605-OYT1T50118.htm
『老舗旅館で火災 1人病院搬送』
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20180605/0012679.html
6月6日17時11分にNHK群馬からは、パソコンのバッテリー破裂が原因だった可能性ありという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後9時ごろ、渋川市の伊香保温泉にある老舗の旅館「千明仁泉亭」の敷地内にある木造3階建ての建物が焼け、およそ20人の宿泊客が従業員とともに避難した。
警察によると、焼けた建物には旅館を経営する79歳の男性とその家族が住んでいて、このうち71歳の妻が煙を吸い込んで病院に運ばれたが、軽症とみられるという。
警察と消防が6日、現場検証を行った結果、3階の90m2あまりが焼け、3階の部屋にあったパソコンのバッテリーが破裂していたことがわかったという。
警察は、何らかの原因でバッテリーから出火した可能性があるとみて、詳しく調べている。
出典
『旅館火事 バッテリーから出火か』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/20180606/1060001957.html
2018年5月23日15時14分にNHK大分から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
業務用のノートパソコンが突然発火して使えなくなり、仕事に支障が出たとして、大分市の建築士の男性が、製造元の大手メーカーに損害賠償を求める訴えを、大分簡易裁判所に起こした。
訴えを起こしたのは、大分市の1級建築士の66歳の男性。
訴状などによると、この男性は去年6月、業務用のノートパソコンを電源を切った状態でバッグに入れて持ち歩いていたところ、突然、シューという音とともに白い煙を上げて発火した。
その後、メーカーが原因を調べた結果、バッテリー部分が発火したことが分かったという。
男性は、およそ20日間にわたってパソコンが使えず、仕事に支障が出たなどとして、製造元の大手メーカー「デル」の日本法人に対し、126万円余りの損害賠償を求めて、大分簡易裁判所に訴えを起こした。
問題のパソコンは、男性が去年2月、インターネットを通じて購入したものだった。
メーカーによると、同社製のパソコンをめぐっては12年前に同じようなトラブルが相次ぎ、リコールを行ったものの、これまで男性が使っていた機種では、同様のトラブルは確認されていないという。
訴えられたことについて、メーカーでは「訴訟に関するコメントは差し控えます」と話している。
出典
『パソコン発火 賠償求め提訴』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/20180523/5070000689.html
2018年5月4日12時18分にFNNプライムから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午前5時20分ごろ、札幌市南区のアパートの住民の女性から、「子どもの部屋から火が出ている」と119番通報があった。
通報した人の関係者は、「いったん小さい爆発がして、そのあと火が広がって、布団をかけたり消火器を使ったりしたが、さらに爆発したみたいです」と話した。
火は、およそ3時間後に消し止められ、通報した女性とその息子は避難して無事だった。
住人によると、出火当時、おもちゃのリモコンのリチウム電池を、ニッカド電池専用の充電器で充電していたところ、出火したという。
警察と消防は、出火原因をくわしく調べている。
出典
『「小さい爆発」充電中に出火 アパート火災のワケ』
https://www.fnn.jp/posts/00391220CX
5月4日23時6分に毎日新聞からは、規格の違うコード使用が原因かもという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午前5時15分ごろ、札幌市南区南沢1の木造2階建てアパートから出火し、1世帯が入居する1階部分の約40m2を全焼した。
けが人はなかった。
警察によると、火元とみられる部屋に住む女性(32)は、「ラジオコントロールカーのバッテリーから火が出た」と話している。
3日夜、中学生の息子がバッテリーを充電する際、別の種類の電池に使うコードを使っていたという。
警察は、「規格の違うコードを使うと火災が起きる可能性がある」として、取り扱いに注意を呼びかけている。
出典
『アパート火災 無線カー充電で出火」けが人なし 札幌』
https://mainichi.jp/articles/20180505/k00/00m/040/020000c
5月5日10時1分に読売新聞からは、バッテリーの過充填を示唆する、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午前5時15分頃、札幌市南区南沢の木造2階アパートの1階に住む美容業の女性(32)方から出火、約3時間15分後に鎮火したが、子ども部屋の床など約40m2を焼いた。
女性は中学1年の長男(12)と2人暮らしで、2人は避難し、けがはなかった。
警察によると、充電中だった無線操縦玩具のバッテリーが発火したという。
バッテリーは縦横10cmほどの大きさで、鎮火後、破裂した状態で見つかった。
警察は、過充電でバッテリーに負荷がかかって発火したとみて調べている。
出典
『無線操縦玩具、充電中に発火…アパートで火災』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180505-OYT1T50013.html
2018年4月13日8時4分に読売新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
愛知県岡崎市は11日、市内の小学校の新入学児童に配っている防犯ブザーで、内蔵の乾電池が破裂する事故が相次いで2件発生したと発表した。
けが人はいなかった。
市では、問題のブザーを本体ごとすべて回収し、新しいものと交換する。
破裂事故が起きたのは、市が昨年4月に新入学児童に配った4200個のうちの2個。
3月19日と今月7日、いずれも児童の自宅でランドセルに取り付けるなどした状態で、パーンという風船が破裂したような爆発音がして、ブザーの中に入っていた2本の単4型アルカリ乾電池のうち1本が破裂、ふたが外れるなどして中の黒い粉末が飛び散った。
電池は配布時のままで、同じ中国製のもの。
ブザーを製造した札幌市の会社によると、同様の事故はこれまでに全国で4件起きているという。
岡崎市安全安心課では、「児童が手に持っていればけがをした可能性があった」として、メーカーに対応を要請。
電池を日本メーカーのものにしたうえで、本体のふたが外れにくくした改良品を製造。
昨年4月に配布した4200個をすべて回収し、新品と交換する。
交換は来週中の見込みで、同課では「それまでは、電池を新品に取り換えて使ってほしい」と呼びかけている。
出典
『児童に配布の防犯ブザー、電池破裂2件相次ぐ』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180412-OYT1T50013.html
4月12日8時33分に日テレNEWS24(中京テレビ)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
岡崎市によると、防犯ブザーは去年4月、市内の小学校に入学した児童4200人に配布。
今年3月と4月、計2個のブザーの電池が破裂し、その衝撃でプラスチックのカバーが壊れた。
ブザーはともに児童の自宅で破裂、けが人はいなかった。
防犯ブザーはランドセルに付けて使用するもので、市は保護者らに使用を控えるよう呼びかけるとともに、今後、児童に配布したすべてのブザーを新しいものに取り換えることにしている。
防犯ブザーの製造業者によると、電池の破裂は、ほかにも全国で4件起きていて、いずれも製造番号が同じ電池。
出典
『児童の防犯ブザー電池が破裂 岡崎市が配布(愛知県)』
http://www.news24.jp/nnn/news86238872.html
(ブログ者コメント)
読売新聞には、破裂して長手方向がパックリと裂けた乾電池の写真が掲載されている。
(2018年4月23日 修正1 ;追記)
2018年4月20日1時45分に朝日新聞から、国民生活センターが行なった実験でも破裂したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
防犯ブザーに装着されていた中国メーカー製の電池が破裂する恐れがあるとして、国民生活センターは19日、この電池の使用を控えるよう、注意を呼びかけた。
センターによると、S社(本社・札幌市)が販売する「安全防犯ブザー(生活防水)」についていた単4アルカリ電池。
「Vinnic」というロゴと、ロット番号「12-2020」が記載されている。
センターには昨年8月以降、「防犯ブザーに入っていた電池が破裂した」という情報が5件寄せられた。
そのうち2件は、愛知県岡崎市で発生。
市内の小学1年生に昨年配布した防犯ブザーの電池が、今年3~4月に破裂するトラブルがあった。
センターは、該当の電池が入ったブザーを10個調査。
ブザーを鳴らし続けるテストを実施したところ、2個は1~2日後に電池が破裂した。
ブザー本体に、電池破裂につながる異常はなかったという。
S社によると、2016年2月~17年4月、このロット番号の電池を入れたブザー約2万5000個前後を出荷。
同じ電池でも、他のロット番号では破裂したという情報はないという。
出典
『防犯ブザーの中国製電池、破裂の恐れ 注意呼びかけ』
https://www.asahi.com/articles/ASL4M5FJ0L4MUTFL00C.html
4月19日22時42分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
センターの調査の過程で、ほかに2件の事故を確認した。
原因は、乾電池の安全弁が機能せず、消耗によって発生したガスが放出されなかったためとしている。
センターが自治体から提供を受けた未使用の10本で、ブザーを継続して鳴らす電池消耗テストをした結果、1~2日で2本が破裂した。
机上においた本体から電池ボックスのふた、電池などが数m飛び、センターは「手に持っている時に破裂すれば危険が大きい」としている。
文部科学省も同日付で、防犯ブザーを配布する各都道府県教委などに注意喚起した。
出典
『防犯ブザー 電池破裂例 16年以降配布、中国製』
https://mainichi.jp/articles/20180420/k00/00m/040/035000c
2018年2月22日19時0分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
製品評価技術基盤機構(NITE)は22日、給湯器や電気こんろなどが、リコールとなった後も点検や交換を受けずに使い続け、事故に至った件数が、昨年3月までの10年間に1283件に上ったと発表した。
大半は火災となり、死亡が2件、重傷事故も80件あった。
ホームページや新聞のリコール情報に注意し、掲載された製品は使用を中止して事業者に連絡するよう、呼び掛けている。
製品別では、「小形キッチンユニット用電気こんろ協議会」の電気こんろで最多の115件の事故が起き、「ノーリツ」の石油給湯器で100件、「岩谷産業」の電子レンジで45件あった。
2013年2月には、長崎市のグループホームで、加湿器(TDK、1999年リコール)から出火して、高齢入所者5人が死亡した。
昨年1月には、電子レンジ加熱式の湯たんぽ(ADEKA、99年リコール)が破裂し、使用者が重いやけどを負った。
NITEの担当者は、「古い製品の場合は、経年劣化による事故にも注意してほしい」と話している。
〔共同〕
出典
『リコール製品、使用中止を 使い続け事故多発、死亡も』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2725788022022018CR8000/
(ブログ者コメント)
元記事と思われる記事は下記。
(平成30年2月22日 製品評価技術基盤機構HP)
事業者がリコール※1を実施した後もリコール製品で重大製品事故が発生しています。
重大製品事故の報告・公表制度が始まった平成19 年度から平成28 年度までの10年間にNITE が受け付けた重大製品事故9,780 件※2のうち、リコール製品による重大製品事故※3は2,334 件発生しています。
その中で、リコール実施後に発生した重大製品事故であり、かつ、事故の原因が製品起因※4によるもの(以下、「リコール後の重大製品事故」という)が、1,283 件ありました。
このリコール後の重大製品事故は、消費者にリコール情報が確実に届き、かつ、消費者の協力が得られ、回収・点検・交換などの対策が行われていれば未然に防ぐことができた可能性が高い事故です。
今月は、リコール後の重大製品事故を未然に防止するために、リコール情報の入手方法や注意点、近年の事故事例を紹介し、広く注意喚起を行います。
年度毎の発生状況を見ると、どの年も重大製品事故のうち、1 割以上がリコール後の重大製品事故に該当します。
事故の被害状況は、1,283 件のうち、死亡事故2 件、重傷事故80 件発生し、被害者数は死亡6 人、重傷84 人に上っています。
リコール製品を使用し続けると重大製品事故が発生するおそれがありますので、リコール製品をお持ちの場合は、不具合が生じていなくても使用を中止し、販売店や、製造・輸入事業者に連絡してください。
リコール情報を見逃さず、事故を未然に防ぎましょう。
【リコール製品による重大製品事故を防ぐために】
・最新のリコール情報を事業者ホームページなどから入手する。
・新聞、折り込みチラシ、雑誌、ダイレクトメールなどリコール情報を見逃さない。
・リコール製品と分かったら、不具合がなくても使用を中止し、事業者に連絡する。
(※1) 事業者の製品安全を確保する活動のうち、消費生活用製品による事故の発生及び拡大の可能性を最小限にすることを目的とした、製品の回収、交換、点検、修理、注意喚起など。
(※2) 製品事故調査判定合同会議(消費者安全調査委員会製品事故情報専門調査会及び消費経済審議会製品安全部会製品事故判定第三者委員会)において、外火や放火など製品事故でないと判断されたものを除く。
(※3) 事故発生時にはリコール対象ではなかったが、後にリコール対象となった重大製品事故も含む。
(※4) 事故原因が製品の不具合や劣化によるもの。長期間の使用による経年劣化も含む
http://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2017fy/prs180222.html
2018年1月12日7時35分に静岡新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2017年7月に吉田町の民家で起きたエアコン室内機の異常とみられる火災などを受け、エアコン製造元の三菱重工サーマルシステムズは11日、自社が製造した一部エアコンについて「発火に至る恐れがあることが判明した」と発表した。
該当する製品を全国で無償で点検・改修する。
静岡市消防局は同社と連携して原因を調査し、「製品に不備がある」として、再発防止の対策を要請していた。
同社によると、対象は1999年10月~2007年に製造されたエアコンの一部。
ホームページでこれらのエアコンについて、「特定条件に当てはまる場合、室内送風用ファンモーターのリード線接続部から発火に至る恐れがあると判明した」と記すとともに、対象製品の製造年や型式を掲載している。
市消防局によると、17年7月上旬、吉田町の住宅で、使用中の同社製「ビーバーエアコン」から白い煙が上がっているのに住人が気付き、内部に炎が見えたため水を掛け消火した。
同消防局と同社が原因を調べたところ、送風用のファンモーターと配線の接続部分が、外気などによる水分が内部に浸透しやすい位置に設置されていたため腐食が進み、電気抵抗が生じたことで発熱して出火したと判明。
同様の出火は、吉田町の火災のほかに全国で8件確認されているという。
出典
『エアコン無償修理へ 吉田の火災受け「発火に至る恐れ」』
http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/445323.html
1月11日18時30分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
静岡県吉田町の住宅でエアコン内部の異常が原因とみられる火災が起きていたことが11日、静岡市消防局への取材で分かった。
エアコンは三菱重工業製で、点検や部品交換などが必要な製品は全国に約92万台あるとみられ、消防局は製造元に対応を要請した。
市消防局によると、火災は昨年7月上旬に起きた。
住宅1階の居室で使用中の室内機からパチパチと音がし、白い煙が上がっていることに住人が気付いた。
内部に炎が見えたため、住民が水を掛けて消火、エアコンの一部を焼いたがけが人はいなかった。
消防局が製造元と共同で原因を調べたところ、室内機にある配線をまとめた部品が水分がたまりやすい位置に取り付けられていたため腐食が進んで発熱し、出火につながったと判明した。
同じ部品を使った製品は、2000年から07年にかけて製造された。
昨年12月末時点で、同じような出火は全国で8件報告されているという。
三菱重工業は11日中に窓口を設け、ホームページに対象製品の製造年や型式を掲載するとしている。
同社は「誠心誠意きちんと対応させていただく」とコメントした。
出典
『エアコン 内部異常で火災 対象製品、全国92万台か』
https://mainichi.jp/articles/20180112/k00/00m/040/038000c
2017年12月13日17時31分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月13日16時12分に産経新聞から、12月13日17時28分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午後2時前、東京・中央区の東京メトロ丸ノ内線の銀座駅の改札口付近で、駅の利用客の20代の男性が持っていた携帯電話を充電するためのバッテリーが破裂音とともに破裂して、火が出た。
警察などによると、駅員が消火器を使って火をすぐに消し止めたということで、けが人はいなかった。
駅の構内には消火器の粉末が飛び散って、一時、騒然となったが、東京メトロによると、地下鉄の運行に影響はなかったという。
当時、男性はバッテリーをかばんの中に入れて改札付近を歩いていて、充電はしていなかったという。
警察などは、バッテリーが何らかの原因で発熱して火が出た可能性があるとみて、詳しい状況を調べている。
出典
『銀座駅で携帯充電バッテリー出火』
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20171213/0004879.html
『銀座駅で破裂音、モバイルバッテリーが発火 けが人なし』
http://www.sankei.com/affairs/news/171213/afr1712130040-n1.html
『銀座駅で発煙、一時騒然 携帯の充電器燃える』
https://mainichi.jp/articles/20171214/k00/00m/040/009000c
2017年11月14日8時29分に山形新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午後2時50分ごろ、三川町猪子のゲームセンターで遊技中の男子高校生(16)のリュックサックから出火、中に入っていた携帯電話の充電器などが焼けた。
警察によると、充電器が火元とみられる。
男子高校生は、リュックを近くの椅子に置いて遊んでいた。
床に落ちたリュックから「パーン」と音がして煙が出たのに男性店長が気付き、店内にあった消火器で消火した。
知らせを受けた男性店員が119番通報した。
出典
『充電器焼け、リュックから火 三川』
http://yamagata-np.jp/news/201711/14/kj_2017111400270.php
2017年10月26日12時43分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
風呂や台所などに取り付けられたガス式や石油式の給湯器などのうち、10年以上使っている製品の事故が相次ぎ、この5年間で2人が亡くなっていることから、NITE=製品評価技術基盤機構は10年を目安に点検するよう呼びかけている。
NITEによると、ことし3月までの5年間にメーカーから報告があったガス式や石油式の給湯器や風呂釜、乾燥機などの事故は715件にのぼっていて、このうち435件は10年以上使用していた製品による事故だった。
特に深刻なのが、内部にゴミがたまって不完全燃焼を起こすケースで、この5年間に一酸化炭素中毒で2人が死亡している。
このほか、配管のつなぎ目からガスが漏れて引火したり、配線が切れてショートし火災につながったりするなど、購入した時には問題がなくても、部品の劣化などによって事故になるケースが相次いでいるという。
こうした製品は「特定保守製品」として、メーカーが登録した利用者に点検の時期を知らせる制度があるが、登録する人は38.7%にとどまっているという。
NITEリスク評価広報課の穴井課長は、「点検には費用がかかりますが、事故を防ぐために製品を登録し、10年を目安に点検を受けてほしい」と話している。
出典
『給湯器等劣化で5年間に2人死亡』
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20171026/0002649.html
2017年9月25日1時41分に日テレNEWS24から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月25日付で毎日新聞東京版から、9月24日23時32分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
24日、東海道新幹線の車内で乗客のタブレット端末から突然煙が出て、新幹線が緊急停止した。
乗客が撮影した映像からは、車両の前方に煙が立ちこめているのが分かる。
警視庁によると、24日午後5時半ごろ、東海道新幹線の上り「のぞみ234号」が新横浜と品川の間を走行中に、乗客の40代男性が持っていたタブレット端末から突然、煙が出た。
煙はすぐにおさまったが、タブレット端末の裏側や座席のテーブルが焦げ、乗客が非常ボタンを押したため、新幹線は緊急停止した。
けが人はいなかった。
警視庁丸の内署によると、男性は「端末は外国製の古いモデルだった」と説明しているという。
新幹線は、乗務員が安全確認後に運転を再開し、品川駅に8分遅れで到着した。
タブレット端末の電源を入れようとしたところ、煙が出たということで、警視庁が原因を調べている。
出典
『乗客のタブレットから煙 新幹線が緊急停止』
http://www.news24.jp/articles/2017/09/25/07373457.html
『鉄道トラブル 新幹線の車内でテーブル焦がす タブレット発熱』
https://mainichi.jp/articles/20170925/ddm/041/040/204000c
『乗客のタブレット端末から煙、新幹線が緊急停止』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170924-OYT1T50097.html?from=ycont_top_txt
2017年9月11日18時5分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午後1時半ごろ、千代田区鍛冶町のJR神田駅で、駅員から「乗客のリュックサックから煙が出ている」と消防に通報があった。
警察によると、リュックサックはJR山手線の内回りに乗っていた24歳の男子大学生が持っていたもので、突然、火と煙が出たため、大学生が最寄りの神田駅で電車を降りたという。
近くにいた駅員らが駅のホームで消火器を使って火を消し止め、けが人はいなかったという。
これまでの調べで、リュックサックの中にあった携帯電話の外付けの充電器が激しく焼けていたということで、警察はこの充電器から火が出たと見て、詳しい原因を調べている。
この影響で、JR神田駅は駅のホームに消火器の粉末などが広がって一時、騒然としたほか、山手線と京浜東北線がおよそ20分間にわたって運転を見合わせた。
出典
『神田駅で乗客のリュックから火 携帯の充電器から出火か』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170911/k10011135321000.html
2017年8月2日18時38分にNHK関西から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
スマートフォンなどに使われる「リチウムイオン電池」が発火するケースが相次いでいることを受けて、東大阪市消防局は、注意を呼びかけるため火災実験を行い、3日、動画をホームページで公開することにしている。
東大阪市と大阪市では、スマートフォンや充電器などに使われるリチウムイオン電池が原因とみられる火災が去年1年間であわせて15件起きていて、ことし6月には「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」の敷地内で充電器から煙が出て、客が避難する騒ぎになった。
東大阪市消防局は、発火の危険性を広く知ってもらうため、先月、火災実験を行った。
これまでの調査で、火が出るのは、落とすなどして内部が損傷した電池に過剰に充電を続けた場合が多いため、実験では、あらかじめ衝撃を加えた古いバッテリーを使って同じ状況を再現した結果、およそ20分後に(音声;火花が出たあと)爆発し、炎が上がった。
消防によると、メーカーが指定していない市販の充電器を使ったり、スマートフォンをお尻のポケットに入れたまま座って内部が損傷したりすると、発火のおそれがあるということで、電池の膨張や異臭、充電中に高温になるなど、異常を感じた時は、使用を控えるよう呼びかけている。
東大阪市消防局は、実験の動画を3日、消防局のホームページで公開することにしていて、「リチウムイオン電池の製品は、便利な一方で、使い方を誤ると危険なので十分注意して利用してほしい」と話している。
出典
『リチウム電池火災実験動画公開』
http://www.nhk.or.jp/kansai-news/20170802/5588951.html
(ブログ者コメント)
実験動画は、東大阪市消防局HPの下記記事から閲覧可能。
『リチウムポリマーバッテリーの火災事例』
(記事の日付は2013年8月5日となっているが、誤植?)
http://www.city.higashiosaka.lg.jp/0000011396.html
2017年7月27日14時53分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ノートパソコンやスマートフォン、モバイルバッテリーのリチウムイオン電池が発火したり発熱したりする事故が、2012~16年度の5年間で274件にのぼった。
重いやけどを負った事故もあり、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE〈ナイト〉)が注意を呼びかけている。
NITEが27日、公表した。
電池は、高容量で軽いため、モバイル機器に多く搭載されており、3製品での事故は12年度の19件から年々増加。16年度には108件にのぼった。
274件のうち、約7割は製品や周囲が焼ける火災などの被害だが、使用者の男性が重いやけどを負う事故も1件あった。
事故の原因は、製造不良など製品の不具合によるものが127件。
ポケットにスマホをいれた状態で転んだ衝撃で電池が発熱したり、バッテリーの充電時に他社製の充電器を使って発火したりといった、誤使用や不注意による事故も4件あった。
また、274件のうち93件(34%)はリコール対象製品だった。
NITEは、「(リチウムイオン電池を搭載した)製品は、外部から衝撃が加わると異常発熱などにつながるおそれがある。かばんなどに入れて持ち運ぶ際は、衝撃が加わらないように注意して」と呼びかけている。
出典
『PCやスマホ電池、発火・発熱274件 12~16年度』
http://www.asahi.com/articles/ASK7W2S60K7WUTIL008.html
7月27日13時9分にNHK首都圏からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
「リチウムイオン電池」は、携帯電話やパソコンなどに広く使われている一方で、発熱したり発火したりするケースが相次いでいて、昨年度までの5年間にNITEに報告された事故は274件にのぼっている。
このうち75件が火災などにつながったほか、やけどなどのけがをしたケースも4件あった。
原因別に見ると、製品の不具合によるものが127件ともっとも多く、このうちリコールの対象となっていた製品の事故は68件と半数を占めている一方、リコールの対象外のものも60件近くあった。
また、原因が分からないケースも28件にのぼっているが、どのケースでも、落として変形した電池をそのまま使うなどの誤った使い方が目立つという。
NITEは、リコールの対象の製品は速やかに使用をやめるとともに、無理な力を加えるなどの不注意や間違った使い方が事故のリスクを高めることから、丁寧に扱うよう呼びかけている。
出典
『リチウム電池発火5年で270件』
http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20170727/5500751.html
(ブログ者コメント)
以下は、7月27日付のNITE発表記事
『急増!ノートパソコン、モバイルバッテリー、スマホの事故~リコール製品や誤った使い方に注意しましょう~』
http://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2017fy/prs170727.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。