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事故が起きる原因や防止策などについて、最新の事故事例などを題材として考えています。
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産業安全研究所の山隅氏の報文がネット配信されていたので紹介する。
記載内容(抜粋)は下記。

数年前、AlとMgの合金(マグアル合金)を材料とする電子機器用部品の加工工程で粉じん爆発が多発した。
その後、大きな災害は起きていないが、この合金は益々需要が伸びる傾向にあるので、依然として予断を許さない状況にある。
そこで、金属粉じんの危険性と静電気の関連について、事例とともに解説する。

□平成元年から13年までの金属粉じん爆発事例11件を一覧表で紹介。

□そのうち、教訓的内容を含んだ2事例について詳しく解説。


出典URL■■■



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2010718日 旧ブログ掲載記事)
 
粉じん爆発を防止する基本は、なんといっても、粉じんが舞い上がるような環境を作らないことです。
そのためには、粉を取扱っている現場では設備のシール状態を強化すること、また、床や柱の上、ダクトの中などに溜まっている粉を定期的に清掃しておくことが大切です。
 
一方、粉じんが舞う恐れがある場所付近の着火源管理も大切です。
具体的には、粉じんが舞う恐れのある場所に現にどのような着火源があるか、あるいは、非定常状態時に予想されるかを把握したうえで、その着火源の排除に努める、といった対策をとっておいたほうがよいでしょう。
 
それらに加え、粉じん爆発の原理から考えると、粒を大きくして熱の伝わり方を悪くするとか、不活性物質を混ぜてそれに熱を吸収させるといった対策も、また、効果が期待できるものです。
 

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2010716日 旧ブログ掲載記事)
 
粉じん爆発の原理から考え、従来は、活性炭のように可燃性の揮発分を含んでおらず、ガス化もしない粉は粉じん爆発しない、と言われていました。
しかし、最近の研究によれば、超微粒子状態の活性炭は粉じん爆発を起こす恐れがある、ということです。
超微粒子状態になれば、粉であってもガスの分子と同じ挙動を示すということかもわかりません。

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2010716日 旧ブログ掲載記事)
 
一次爆発とは、空気中に漂っている粉じん雲そのものが爆発すること、二次爆発とは、一次爆発で発生した爆風によって付近に溜まっていた粉が舞いあがり、その粉じん雲に着火して爆発することです。
 
過去の事故を検証すると、一次爆発による被害よりも二次爆発による被害のほうがケタ違いに大きいかったことが少なからずありますので、一次爆発の防止はもちろんのこと、二次爆発の防止にも気を配っておく必要があります。
 
二次爆発を防止するには、現場に溜まっている粉を定期的に清掃しておくことが大切です。床や梁、桟はもちろんのこと、ダクトなどの中も定期的に清掃しておくことが望まれます。


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2010712日 旧ブログ掲載記事) 

違う物質であれば、粉じん爆発のしやすさ、激しさといった特性が異なるのは当然ですが、同じ物質であっても、さまざまな因子により、爆発特性は違ってきます。
以下、代表的な因子について説明します。
 

1.粒径 

粒径は、小さければ小さいほど爆発しやすく、大きければ大きいほど爆発しにくくなります。
どのくらい以下になれば爆発するようになるのか、その境界を明確に区切ることはできませんが、一般的には、平均粒径が400~500ミクロン以下になれば、爆発する可能性が出てくると言われています。     

また、同じ平均粒径であっても、微粉の割合が多い粉ほど爆発しやすく、逆に大きな粒子の割合が多い粉は爆発しにくくなります。
 

2.粒子の形状

 同じ物質が球状になっている場合と金平糖状になっている場合とを考えると、後者のほうが空気と接触する面積が大きいため、爆発しやすくなります。
したがって、たとえば、粉の製造方法を変えたことで粒子の形状が極端に変化した・・・といった場合には、変化後の粉の粉じん爆発特性を評価し直しておいたほうがいいかもわかりません。
 

3.成分 

粉じん爆発の原理上、可燃性揮発分が多く含まれている粉ほど、爆発しやすくなります。その割合は、粉の種類や揮発分の種類によって大きく違ってきますが、文献に数点掲載されているデータから推察すると、1~10%以上といったところではないでしょうか。
一方、不活性物質や水分は燃焼を抑制する効果がありますので、多く含まれているほど爆発しにくくなります。これも、粉などの種類などによって、爆発しにくくなる割合は大きく違ってきますが、数点のデータから推察するに、超概略の目安としては、不活性物質で30~60%以上、水分で10~40%以上といったところではないでしょうか。


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201079日 旧ブログ掲載記事)
 
爆発とは、音を伴なって急激に圧力が解放されること、と定義されています。
また、そういった急激な圧力を発生させる原因の一つに、モノが急速に燃えるといったことがあります。
粉じん爆発といっても、なにも特別な現象ではなく、これと同じことが起きているにすぎません。
 
そのメカニズムについて説明しますと、まずは雲状に粉が舞っているところに着火源が発生し、その着火源のまわりにある粉に熱が伝わって、それらの粉が加熱されます。
次に、その加熱された粉から可燃性ガスが発生し、そのガスに火がついて燃えます。
そして、そのガスが燃えた時の熱によって、さらに隣にある粉が加熱され、可燃性ガスが発生して、燃えます。
こういった具合に、次から次へと粉がガス化し燃焼していく急激な連鎖反応が起きる、これが粉じん爆発が起きるメカニズムなのです。
 
したがって、粉じん爆発を起こしやすい粉とは、①可燃性であり、②熱が伝わりやすく、③ガス化しやすい、④あるいは可燃性の揮発分を多く含んでいる粉、ということになります。
 

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201077日 旧ブログ掲載記事)
 
可燃性の粉が飛散して高濃度の粉じん雲が形成され、かつ、その粉じん雲に着火させるだけのエネルギーを持つ着火源が付近に発生すれば、粉じん爆発が起こります。
 
粉じん爆発は、可燃性の粉であれば、それが何であれ、起こる可能性があり、たとえば普段、家庭で使っている小麦粉も、一見、爆発とは無縁なようですが、バーナーのような強力な着火源があれば、爆発することがあります。 
 
粉じん爆発を起こしやすい粉か起こしにくい粉かは、一般的には、爆発下限濃度や最小着火エネルギーで評価可能です。ただし、そういったデータは、粒径分布や粒の形状、水分や揮発分の含有量、粉じんが飛散した場合の実際の濃度分布など、多くの因子に左右されますので、既存のデータを参考にする時は、目安として捉えておいたほうがよいでしょう。

 

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 プロフィール 
HN:
魚田慎二
性別:
男性
職業:
労働安全コンサルタント
自己紹介:
千葉県市原市在住

石油化学系の会社に勤務し、製造現場で安全に関する実務に従事すること、約20年。
その間、安全活動の推進、安全基準の制定、事故原因究明と再発防止策の立案などを担当しました。
また、それらの業務を通じ、火災爆発防止、静電気、粉じん爆発、ヒューマンエラー防止などに関する様々な知識を得ました。

現在は退職後、労働安全コンサルタントとして、各種相談に応じるとともに、事故を減らすための教育啓蒙活動に取り組んでいます。



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