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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2012年3月10日付で朝日新聞秋田全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
9日午後1時55分ごろ、鹿角市尾去沢のプラスチック製造業「M製作所」の工場内で、社員の女性(48)が作業中に右手の小指を切断するけがをした。
 
警察によると、ドリルでプラスチック部品を削っていたところ、巻きこまれたという。
 
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2012年3月9日20時14分にNHK長崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

9日午前11時30分ごろ、長崎市北浦町の下水道の工事現場で深さ2mほどの穴に土砂が崩れて流れ込み、土木作業員の男性(60)が土砂の下敷きになった。
男性は駆けつけた消防に救出され病院に運ばれたが、およそ1時間半後に搬送先の病院で死亡が確認された。


警察によると、9日は男性を含む作業員4人が午前9時半ごろから下水管の設置工事を行っており、事故当時は重機で掘った穴に男性1人が入って作業をしていたという。

現場は茂木中学校近くの海岸ぞいの道路で、警察では他の作業員らから話を聞いて事故の原因を調べている。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5033599342.html
 


(2012年3月30日 修正1 ;追記)
 
2012年3月10日付の長崎新聞紙面に、事故当時のやや詳しい状況が掲載されていた。
 
下水道管設置のために掘った穴(幅約1m、長さ約11m、深さ約2m)の中で、男性が排水処理のためのポンプを置こうとしたところ、背後の土砂が高さ約1m、幅約1.5mにわたり崩落した。
土砂の崩落を防ぐ「土留め」をしていなかったのが原因という。

 


(2012年10月3日 修正2 ;追記)

2012年10月2日15時13分にmsn産経ニュースから、10月3日付で毎日新聞長崎版から、会社などが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

長崎労基署は2日、土砂の崩落を防ぐ措置をしなかったとして労安法違反の疑いで、建設会社「H組」と作業指揮者の男性(51)を書類送検した。

容疑は3月9日、長崎市北浦町の下水管敷設工事現場で、掘った穴の土砂が崩れる危険性があったにもかかわらず、のり面を鉄板で固定したり防護網を張るなどの措置をしなかった疑い。

 

出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/121002/crm12100215140016-n1.htm
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2012年3月9日2時6分にmsn産経ニュース広島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
8日午前9時35分ごろ、尾道市因島の「U造船」因島工場内で、会社員の男性(66)が天井から吊り下げたクレーンで船舶部材(約35トン)を移動中に、別の船舶部材に挟まれた。
男性は搬送先の病院で死亡が確認された。
 
警察によると、男性はクレーンの誘導をしていたという。
警察で詳しい事故原因を調べている。

 
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120309/hrs12030902060003-n1.htm
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2012年3月8日3時0分に朝日新聞から、図解付きで下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
福島第一原発の事故で日米両政府が最悪の事態の引き金になると心配した4号機の使用済み核燃料の過熱・崩壊は、震災直前の工事の不手際と、意図しない仕切り壁のずれという二つの偶然もあって救われていたことが分かった。

4号機は一昨年11月から定期点検に入り、シュラウドと呼ばれる炉内の大型構造物の取り換え工事をしていた。1978年の営業運転開始以来初めての大工事だった。

工事は、原子炉真上の原子炉ウェルと呼ばれる部分と、放射能をおびた機器を水中に仮置きするDSピットに計1440m3の水を張り、進められた。ふだんは水がない部分だ。
無用の被曝を避けるため、シュラウドは水の中で切断し、DSピットまで水中を移動。その後、次の作業のため、3月7日までにDSピット側に仕切りを立て、原子炉ウェルの水を抜く計画だった。


ところが、シュラウドを切断する工具を炉内に入れようとしたところ、工具を炉内に導く補助器具の寸法違いが判明。
この器具の改造で工事が遅れ、震災のあった3月11日時点で水を張ったままにしていた。


4号機の使用済み核燃料プールは津波で電源が失われ、冷やせない事態に陥った。プールの水は燃料の崩壊熱で蒸発していた。
水が減って核燃料が露出し過熱すると、大量の放射線と放射性物質を放出。人は近づけなくなり、福島第一原発だけでなく、福島第二など近くの原発も次々と放棄。首都圏の住民も避難対象となる最悪の事態につながると恐れられていた。


しかし、実際には、燃料プールと隣の原子炉ウェルとの仕切り壁がずれて隙間ができ、ウェル側からプールに約1千トンの水が流れ込んだとみられることが後に分かった。
さらに、3月20日からは外部からの放水でプールに水が入り、燃料はほぼ無事だった。

東電は、この水の流れ込みがなく、放水もなかった場合、3月下旬に燃料の外気露出が始まると計算していた。


http://digital.asahi.com/articles/TKY201203070856.html?id1=2&id2=cabcadai
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
4号機の核燃料プールについては、当時、原子炉本体よりも深刻な状態だとメディアで報じられていた。
それが、こんなことがあって間一髪、大破局を免れていたとは・・・。絶句である。
 
歴史に「if」は禁物だが、もし、シュラウド切断工具が所定の寸法で出来あがっていたらどうなっていたか?
震災がれき受入れ反対運動など、したくてもできないような惨状を呈していたかもしれない。
 
一般に、大事故というもの、小さなミスの積み重ねで起きるといわれているが、この事例に限り、逆だった。その点で珍しい事例だ。

  


※キーワード;福島第1原発




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2012年3月8日付の朝日新聞神戸版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
7日午後7時40分ごろ、神戸市の川崎重工神戸工場付近の住民から「爆発音が聞こえた」と119番通報があった。
 
駆け付けた消防署員らが工場内の船舶用ディーゼルエンジンから白煙が上がり、窓ガラスが100枚以上割れているのを見つけた。けが人はなかった。
 
消防などによると、エンジン内の圧力が上がり、圧縮された空気が爆発音をあげて外部に噴出したらしい。
近所の男性は「ドーンと雷のような音がした」と話した。
 

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2012年3月8日付で毎日新聞京筑版ならびに朝日新聞京筑版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
九州電力は7日、豊前発電所の専用岸壁に係留中の韓国籍タンカー(4366トン)から発電用燃料のC重油約2400ℓが海に流出したと発表した。
船員のバルブ操作ミスが原因。発電所の操業や環境への影響はないとしている。

九電によると、同日午前9時半ごろ、船員が重油を陸上のタンクに移す作業中、誤って船内の汚水などを溜めておくタンクにつながるバルブを開けたため、重油が船内タンクに流出してあふれ出し、甲板の排水溝から海に流れ出たという。

重油は約20m四方に広がったが、オイルフェンスを張っていたため拡散せず、同日夕にすべて回収した。

 
出典URL
http://mainichi.jp/area/fukuoka/archive/news/2012/03/08/20120308ddlk40040390000c.html
 
 
一方、3月8日付の西日本新聞からは、上記2紙とは違った状況だったと、下記趣旨でネット配信されていた。
 
タンカーは発電所の油タンクに重油を移す作業をしていた。タンカーの船員が甲板下の貯蔵タンクから重油をパイプで吸い上げる際、配管の弁を閉め忘れ、重油が甲板にあふれて海に流出したという。
同支社は記者会見をして、事故の概要を説明した。「再発防止に向けて安全指導をしていきたい」としている。

 
出典URL
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/290672
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2012年3月8日付で朝日新聞三重全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
四日市労基署は7日、タイヤ製造会社「東洋ゴム工業」と同社桑名工場製造課長(42)を労安法違反容疑で書類送検した。
 
同署によると、昨年11月13日午後9時50分ごろ、同工場内で、タイヤの部材を別の機械に移す産業用ロボットの可動範囲内で調整作業中だった従業員の男性(当時18)が、動き出したロボットに挟まれて死亡した。
 
同社と課長は、作業させる際、ロボットの電源を切って危険を防止する措置を取らなかった疑いがある。
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
「措置を取らせなかった」ではなく、「措置を取らなかった」という容疑。
課長が調整作業を指揮していたのだろうか?
 

(2013年4月12日 修正1 ;追記)

2013411日付の無記名さんコメントが正だとすれば、たとえば「トラブル措置時は元電源を切って行うよう指導する」など、本来、取るべき措置を取っていなかった、という疑いかもしれない。



 

 

 

 

 

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2012年3月8日付の朝日新聞愛媛全県版(聞蔵)から、また3月8日15時53分に毎日新聞=ヤフーから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
松山市清水町の宮前川に油が流れ込んでいた問題で、松山市は7日、平和通りのホテルの屋上に設置されていたボイラーから燃料の灯油が漏れ、床から雨水配管を通って川に流れ込んでいたのが原因だったと発表した。
推定計50ℓの灯油が漏れたとみられるが、魚などへの被害の連絡はないという。
 
市では、ホテルに機械使用の停止を求め、機械が置かれたあった屋上に漏れていた灯油を回収、川への油の流出は止まったという。

 
出典URL
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120308-00000232-mailo-l38
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2012年3月8日9時2分にNHK高松から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

香川労働局のまとめによると、県内で去年1年間に労災事故で死亡した人やけがをした人の数は1128人で、前の年より49人少なくなった。
これは、記録が残っている昭和27年以降、最も少なく、また、このうち死亡した人の数は10人で、2番目に少なかったという。


業種別にみると、製造業が379人と最も多く、次いで商業が151人、建設業が131人などとなっている。
また、年齢別では、50代が258人と最も多く、次いで60歳以上が244人と、50歳以上が全体のおよそ4割を占めている。
事故の種類別では、転倒が240人、墜落や転落が221人、機械にはさまれたり、巻き込まれたりする事故が200人などとなっている。


同局では、「事業所での取り組みの効果や、不況で製造業が縮小傾向にあることなどから、全体の件数は減少しているが、商業などの第3次産業では横ばい傾向にある。引き続き、基本的な安全管理の徹底を事業所に指導していきたい」と話している。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/8033532011.html
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2012年3月7日19時11分にNHK名古屋から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

7日午前10時すぎ、名古屋市東区にあるマンションの9階からベランダの外壁の一部がはがれ落ち、マンションの下の道路で信号待ちをしていた乗用車2台を直撃した。
この事故で、車のボンネットなどに傷がついたが、けが人はなかった。


警察によると、外壁は厚さ8mmの小さなタイルが張り合わされたもので、問題の場所では縦1m、横2mあまりにわたって外壁がはがれていたという。

マンションは10年前に建設され、管理会社が先月行った定期検査では、特に異常は見つからなかったという。
警察はマンションの管理会社から話を聞くなどして、外壁がはがれ落ちた原因を調べている。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/nagoya/3003543551.html
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2012年3月7日18時48分にNHK松江から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

ことし1月、江津市の建設現場で作業用の運搬車が急斜面で転倒し、作業員の男性が下敷きになって死亡した事故で、労基署は資格を持たない作業員に運搬車を運転させていたとして、工事を請け負った会社とその社長を労安法違反の疑いで書類送検した。

書類送検されたのは江津市のA工務店と、この会社の56歳の社長の男性。
この事故はことし1月26日、江津市の土砂崩れを防ぐための工事現場で、土砂を運ぶ作業用の運搬車が急斜面で転倒し、運転していた作業員の男性(56)が、運搬車の下敷きになって死亡したもの。


労基署によると、この運搬車を運転するには、厚労省が定めた資格が必要だが、死亡した男性はこの資格を持っておらず、会社もそれを把握していたという。
このため労基署は資格を持たない作業員に運搬車を運転させていたとして、7日、法人としての会社と責任者の社長を労安法違反の疑いで書類送検した。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/matsue/4033547181.html
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2012年3月7日2時10分にmsn産経ニュース福岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
九州電力は6日、北九州市の新小倉火力発電所4号機(出力60万KW)で蒸気タービンの非常停止装置が作動し、自動停止したと発表した。
当面の電力需給に問題はなく、新たな節電要請はしないという。
 
九電によると、同日14時10分ごろに停止した。
詳しい原因や復旧予想時期は不明で、今後、原因究明と復旧作業を進める。

新小倉4号機は、LNGを燃料とし、昭和54年に運転開始。
昨年8月にも蒸気タービンのトラブルで約1カ月間、停止しており、九電は「今回も運転再開まで同程度かかるのではないか」と見通しを語った。

昨年4月以降、九電の火力発電所がトラブルで停止したのは6回目。
九電火力発電本部では「設備の経年劣化の影響が大きいのではないか」としている。
 

出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120307/fkk12030702100000-n1.htm
 
 

(2012年3月15日 修正1 ;追記)
 
2012年3月12日18時10分にNHK北九州から、トラブル原因に関する、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

九州電力が原因を調べたところ、蒸気タービンの回転数を測る装置付近の軸が折れていたことがわかった。
今回折れていた軸は、4号機が去年8月に自動停止した際にも同じ部分が折れていて、九州電力は、折れた原因を詳しく調べている。

また、九州電力では、軸の取り替えを行って、できるだけ早く運転を再開させたいとしており、去年8月の時と同じように復旧には1か月ほどかかる可能性があるという。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/5023659111.html
 

また九州電力HPにも、以下の表現のプレスリリースが掲載されていた。
 
点検の結果、非常調速装置を取り付けている軸の損傷が確認されました。
なお、原因は調査中であり、現時点では復旧は未定です。

 
出典URL
http://www.kyuden.co.jp/press_h120312-1.html
 
 

(2012年4月4日 修正2 ;追記)
 
2012年3月30日18時11分にNHK北九州から、また九電HPには図解付で、原因判明した旨がネット配信されていた。

4号機は去年8月にも、軸の同じ部分が折れておよそ1か月にわたって運転を停止しており、その際には、潤滑油の不足などによって軸に余分な力がかかったことが原因だとして、軸の交換や手入れを行った。

しかし、今回折れた軸を詳しく調べたところ、最大の原因は、タービンを回す蒸気が漏れていたため軸に水分が付着し、腐食が進んだことだとわかったという。

このため九電は、再度、軸を取り替えた上で、再発防止策として、蒸気が漏れないよう外側から圧力をかける仕組みや、軸の異常を感知するセンサーの取り付けといった補修を今日までに終え、31日の夜から運転を再開することにした。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/5024078071.html
http://www.kyuden.co.jp/library/pdf/press/2012/h120330-2.pdf
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2012年3月6日付で毎日新聞千葉版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

船橋市保健所は5日、市内の飲食店で刺し身などを食べた10人が食中毒症状を訴え、5人が病院で手当てを受けたと発表した。

同保健所によると、先月28日、ヨガサークルの女性17人が市内の飲食店で、刺し身などを食べ、下痢や嘔吐などの食中毒症状を訴えた。

同保健所が店に残っていたヒラメを調べたところ、「クドア・セプテンプンクタータ」と呼ばれる寄生虫を検出。店は5日から3日間、営業停止処分を受けた。

クドアは、魚の筋肉にひそむ寄生虫。食後数時間で下痢などの症状が認められるという。
同保健所は「クドアは、零下15~20度の冷凍で4時間以上か、加熱すると病原性を示さなくなる」と話している。


出典URL
http://mainichi.jp/area/chiba/archive/news/2012/03/06/20120306ddlk12040195000c.html
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
□ネットで調べてみると、たしかに「クドアは魚の筋肉に寄生、ヒラメに寄生することが知られている」と書かれてある。
刺身を愛するブログ者としては、大ショックだ。
なぜなら、イカを除き、魚の寄生虫は内臓にしかおらず、新鮮な魚だと筋肉の中にまだ寄生虫は入り込んでいない筈だと思い込んでいたからだ。
刺身を食べることのリスクを改めて認識した次第。
 
□しかし、考えてみれば、なにも刺身に限らず、われわれの生活はリスクに満ち溢れている。
自動車運転しかり、台所でのガス使用しかりだ。
そういったリスクを、われわれは安全装置に頼り、また注意しながら使うことで許容している。
なぜなら、それらを使うことで、リスクをはるかに上回る利便性を享受できるからだ。
これを、リスクアセスの世界では「許容可能なリスク」と呼ぶ。
 
□クドアの場合は、どうだろう?
特に対策もとらず、刺身は全国津々浦々で供されているので、「受入れ不可能なリスク」ではない。
ブログ者のようにクドアの存在を知らない人も大勢いる、いや、ほとんどの人は知らない筈だから、「広く受け入れ可能なリスク」とも言えなさそうだ。
となると残るは一つ。自動車などと同様、刺身の場合は美味しさだが、それを享受するために受け入れる「許容可能なリスク」、どうもこれに当てはまるようだ。
 
□さて、今後どうするか?刺身は食べたし、食中毒は怖し。
畢竟、このようなリスクについては自分で判断し、自己責任で対処するしかない。
クドアがいても死ぬほどのことはないようだし、まあ、この程度のリスクは許容するか・・・と、自分に言い聞かせたブログ者であった。
 



(2012年5月1日 修正1 ;追記)
 
2012年4月30日付で毎日新聞岡山版から、岡山でも初めて患者が出たという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
倉敷市保健所は29日、同市中央1の料理旅館「T」で27日に夕食をとった6人が、ヒラメの寄生虫の一種、クドア・セプテンプンクタータによる食中毒症状を示した、と発表した。
同所は、同旅館を29日から4日間の営業停止処分にした。
同虫を原因とする処分は県内初。


6人は30〜64歳の男女で、県外からの宿泊客。ヒラメの刺身を食べた後に腹痛や下痢、嘔吐などの症状が出たが、全員軽症で入院例はなく、1人だけ市内の医療機関を受診した。旅館が同所に連絡した。

同虫による有症事例が食中毒とされるようになったのは昨年6月から。ヒラメの筋肉に寄生し、大きさが100分の1mmで、肉眼では確認できない。
同所によると、寄生した生のヒラメを食べても必ず発症するわけではない。発症は食後数時間で、これまでの報告例では一過性の軽症で終わり、後遺症もなく、重症例はない。また、加熱や冷凍処理で病原性を示さなくなる。


出典URL
http://mainichi.jp/area/okayama/news/20120430ddlk33040284000c.html
 
 

(2012年5月5日 修正2 ;追記)
 
2012年5月2日付で朝日新聞播磨版(聞蔵)から、たつの市で患者が出たという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
県龍野健康福祉事務所は1日、たつの市の飲食店で4月29日に昼食をとった20~60代の3グループの男女12人が吐き気やおう吐などの症状を訴えたと発表した。
入院はなく、全員快方に向かっているという。
 
同事務所によると、ヒラメの刺身の残りから、寄生虫の一種「クドア・セプテンプンクタータ」が検出されたという。
食中毒と断定し、1日から2日まで営業停止を命じた。

 


(2012年5月29日 修正3 ;追記)
 
2012年5月26日19時0分にNHK高松から、今度は高松で患者が出たという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

5月24日、高松市内のすし店で、法事や会社の集まりで会食をした合わせて11人がおう吐や下痢などの症状を訴えたことから、高松市保健所は食中毒と断定し、このすし店を26日から5日間の営業停止処分にした。
営業停止処分を受けたのは、高松市瓦町のすし店、「K」。

高松市保健所によると、5月25日の夜、このすし店を法事のあとの会食で利用した60代と70代の男女7人全員がおう吐や下痢などの症状を訴えた。
また同じ日に会社の集まりでこのすし店で食事をした別のグループの40代から60代の男女6人のうち4人が同じ症状を訴えた。


このうちあわせて5人が医療機関で診察を受けたが、いずれも入院した人はおらず、全員が快方に向かっているという。
高松市保健所では、症状を訴えた人たちはいずれもこのすし店のすしやさしみといった同じコース料理を食べていたことから食中毒と断定し、26日から5日間の営業停止処分にした。


高松市保健所は、残っていた食材や調理器具などを検査したところ、食材のヒラメから「クドア・セプテンプンクタータ」という寄生虫を検出したということで、さらに詳しく食中毒の原因を調べることにしている。
この寄生虫による食中毒は、早く発症するが、比較的すぐおさまり、症状は軽いという。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/8035396391.html
 


(2012年6月22日 修正4 ;追記)
 
2012年6月20日21時21分にmsn産経ニュースから、下記の発症事例がネット配信されていた。

福岡県保健衛生課は20日、同県須恵町のレストラン「S」で食事をした男女21人が下痢などの食中毒症状を訴えたと発表した。
入院者はおらず、全員がほぼ回復している。

 
県によると、21人は15日から17日にかけて食事をし、共通して食べていたヒラメから食中毒を起こす寄生虫「クドア・セプテンプンクタータ」が見つかった。
同店は18、19日に自主休業しており、県は20日だけの営業停止処分にした。

 
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120620/crm12062021220035-n1.htm
 


(2012年7月19日 修正5 ;追記)
 
2012年7月19日1時52分にNHK山形から、下記の発症事例がネット配信されていた。
 
今月14日午後、新庄市内の飲食店で、韓国産の養殖ヒラメの刺身を食べた5人がその日の夜にかけて次々に下痢や吐き気などの症状を訴えて病院に運ばれ、1人が入院した。

県によると全員快方に向かっていて、入院した1人もすでに退院しているという。
県が飲食店に保管されていた残りのヒラメを回収して調べたところ、「クドア・セプテンプンクタータ」という寄生虫が見つかり、食中毒が原因と断定した。


この寄生虫は、おもにヒラメの刺身に寄生し、全国的に食中毒が相次いだことをうけ厚生労働省は去年6月、都道府県などに注意を呼びかけていたが、県内で確認されたのは今回が初めて。
県によると、国内で養殖されるヒラメは出荷前に寄生虫がいないか検査が行われているという。


出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/6023681251.html
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
□養殖ヒラメは検査しているといっても、活魚出荷もあるので、抜き取り検査だろう。
 
□天然ものと韓国産は検査されていないという趣旨の報道だが、過去の事例は、はたして、どんなヒラメを食べてのことだったろう。
こういう点こそ、全国ネットを持つマスコミは、遡って調査してほしいものだ。
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2012年3月6日19時48分にNHK名古屋から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

6日午前8時前、愛知県東海市の市民体育館で、玄関の天井に貼ってある石膏ボードの一部が落ちているのを、出勤してきた館長が見つけた。

落ちていた石膏ボードは縦が約60cm、横が約40cm、重さが1kgほどで、市によると、5日午後10時半ごろ、警備員が確認した時に異常はなかったという。
けが人は、いなかった。


市によると落ちた石膏ボードは雨水を多く含んだ状態で、昭和63年の建設以来、長年にわたって染み込んだ雨水の重みが原因で落ちたのではないかという。

市民体育館では去年12月、アリーナの天井から吊していた、ネットと鉄製の棒が落下する事故も起きている。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/nagoya/3003517091.html
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2012年3月6日22時55分にmsn産経ニュース東京から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
従業員の作業時の危険防止措置を怠ったとして、江戸川労基署は6日、労安法違反の疑いで、東芝エレベータ江戸川営業所長の男性(44)と法人としての同社を書類送検した。

容疑は平成22年7月26日、男性社員(当時28)が江戸川区内のビル屋上にある機械室でエレベーターの修理作業中に感電死した際、機械室が高さ約1mと狭く、鉄製部品も多いのに、電源を切らずに作業させ、感電防止用の装備をさせていなかったとされる。

 
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120306/tky12030622560019-n1.htm
 
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2012年3月6日22時57分にmsn産経ニュース東京から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
事故発生場所や日時を実際と異なる報告をして「労災隠し」をしたとして、東京労働局は6日、労安法違反の疑いで、工事業者「M」の男性社長(49)と法人としての同社を書類送検した。

容疑は、アルバイト従業員の男性が平成22年1月23日、実際には品川区内のビル空調設備改修工事中にトラックから転落して足を骨折する事故が起きたのに、「3月18日に自社の機材倉庫内で転落した」とする虚偽の「労働者死傷病報告書」を提出したとされる。

同社は、「事故が工事発注者側に分かると受注に影響すると思った」などと説明しているという。

 
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120306/tky12030622580021-n1.htm
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2012年3月6日付で毎日新聞北九州版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

北九州東労基署は5日、プラント保守会社「i社」と保守工事の発注元の住友金属小倉製鉄所の主任(39)、元請け会社の作業長(56)らを労安法違反の疑いで書類送検した。

同署によると、容疑は昨年5月27日、同製鉄所の原料槽保守作業で安全措置を講じず、槽内に入ったi社の現場責任者の男性(29)が崩れた原料鉱石に埋もれて窒息、約1カ月後に死亡させたとしている。
死亡した責任者男性も同容疑で書類送検した。


出典URL
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20120306ddlk40040402000c.html
 
  
なお、当時の状況は、2011年5月28日付の朝日新聞北九州版(聞蔵)から、下記趣旨でネット配信されていた。
 
27日午後2時20分ごろ、住友金属の製鉄原料槽(高さ約13m)で、内壁に付着した鉄鉱石などの砂状の原料が、槽の中にいた男性作業員(29)の上に崩落した。
警察によると、作業員は生埋めになり、助け出されたが意識不明の重体。
 
警察によると、作業員は原料槽の上から命綱をつけ、内壁に付着した原料をそぎ落とす作業の準備をしていた。
誤って槽の下に落としたスコップを取ろうとしていた時に、崩落が起きたという。
 
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2012年3月5日18時31分にNHK札幌から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

5日午前11時ごろ、オホーツク海側の大空町で、牛舎の天井付近の補修をしていた作業員の男性(62)が、高さ2mの脚立から転落した。
男性はコンクリートの地面に頭を強く打ち、病院に運ばれたが、まもなく死亡した。


警察によると、男性は雪の重みで傷んだ牛舎の補修を依頼され、牛舎の中で同僚と一緒に作業にあたっていた。
男性は脚立の上に立って、天井付近の溶接作業をしていたということで、警察で当時の状況や脚立から落ちた原因を詳しく調べている。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/sapporo/7003488121.html
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
どのような姿勢で作業していたのだろう?
同僚に脚立を押さえてもらっていたのだろうか?
不安定な脚立の上で作業する時は、2人作業が鉄則だ。場合によっては命綱も。

 
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2012年3月5日付の朝日新聞北九州版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
3日午後4時40分ごろ、北九州市若松区の防錆塗装会社の敷地で、産廃運搬会社員の男性(54)が、車のタンクにたまった錆び落とし用の鉄粉をかき出していたところ、鉄製のふたが閉まった。
男性は頭を強く打ち、約2時間後に死亡した。
 
ふたは現場監督の指揮で別の作業員が車の前部にあるレバーで開閉する仕組みだった。
事故の原因を調べている。
 
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2012年3月5日付で朝日新聞千葉版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
東金市の一般木造住宅新築現場で、3日午前10時50分ごろ、大工の男性(62)が2階から転落。コンクリートの基礎部分で頭を打ち、4日朝に死亡した。
 
警察によると、男性は2階のテラスにベニヤ板を取り付ける作業をしていた際、足を滑らせたとみられる。
男性は命綱をつけていなかったといい、警察は今後、安全管理が適切に行われていたか調べる方針。
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
一般住宅の新築現場で、大工さんが命綱をつけて仕事しているのを見た覚えがない。
(要所要所ではつけているのかもしれないが)
なぜ、命綱をつけないのか?
 
そこには、思うように動き回れないといった事情以外、「俺はプロだから落ちる心配はない」といった自信、あるいは「同業者に見られると格好悪い」、「新米大工と思われるかも」といった心理が働いていることは、容易に推察がつく。
 
同様な理由であろうが、産業現場では、ベテランの事故が結構多い。
ゆめ、自分だけは・・・と思わないことが大切だ。

 


(2012年5月22日 修正1 ;追記)
 
2012年5月18日付の千葉日報紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
 
東金労基署は17日、労安法違反の疑いで千葉市の建設業「F」の現場代理人の男性(43)と孫請けの棟梁男性(59)、法人としての同社を書類送検した。
 
容疑は、高さ約3.9mの2階部分で作業員を就労させるに当たり、手すりを設けるなどの転落防止措置を講じなかった疑い。
 
同署によると、代理人の男性は「多忙で安全対策まで手が回らなかった」と説明。棟梁の男性も「手間がかかるのでやらなかった」と供述している。

 
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魚田慎二
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男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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