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24日午前11時すぎ、六戸町の住宅の建設現場で、石こうの板50枚をクレーンで引き上げていたところ、突然、すべての板が落下した。
この事故で、クレーンの下で作業していた建設業の男性(54)が落下した板の下敷きになり、頭を強く打ってまもなく死亡した。
警察によると、つり上げていた石こうの板(横91cm、縦241cm、厚さ12.5cm)は住宅の壁として使われるもので、50枚あわせた重さは910kgあったという。
警察は現場の責任者などから話を聞いて事故の原因を詳しく調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/aomori/6085494161.html
(ブログ者コメント)
吊り荷の下に入ることは厳禁だ。
この点の管理がどうなっていたかが、調査のポイントになっていることだろう。
24日午前10時40分ごろ、大阪市の市立清江(きよえ)小学校で、校舎4階の理科準備室が爆発音とともに炎上。同室約30m2を全焼したほか、理科室の壁や廊下約20m2も燃え、1時間10分後に消えた。
児童らは教職員の誘導で校外に避難。けが人はなく、駆けつけた保護者らは胸をなで下ろした。
同小などによると、理科室では、2時間目(午前9時45分~同10時半)まで、4年生がカセット式のガスコンロを使って水を沸かし、加熱した水の循環を調べる実験をしていたという。
爆発があったのは、コンロを片づけた隣の理科準備室。
授業が終わり、準備室に実験器具を片付けた直後、爆発が起きたという。
授業後の休み時間中で、施錠され無人だったという。
市教委によると、理科準備室には塩酸などの薬品類のほか、アルコールランプやガスバーナー、電熱コンロ、マッチなどがあった。
消防は消防車など約30台とヘリコプターを現場に出動させて消火活動にあたった。
出典URL
http://www.asahi.com/national/update/0124/OSK201201240021.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120124-OYT1T00476.htm
その後、より詳しい状況が26日2時2分にmsn産経ニュース大阪から、また25日付の朝日新聞大阪版(聞蔵)から、下記趣旨でネット配信されていた。
実況見分の結果、室内のロッカー(スチールケース)に置かれていたアルコールランプ付近が激しく燃えていたことが25日、消防への取材で分かった。
アルコールランプの近くにはカセットコンロ用のボンベが保管されており、ほぼ全てが破裂していたことも判明した。
アルコールランプは直前の実験で使用されていたといい、消防は、アルコールランプが完全に消火されないまま片付けられたために出火し、ボンベに引火して爆発につながった可能性があるとみて、詳しい経緯を調べている。
消防によると、アルコールランプは、隣の理科室で4年生の児童が実験に使用した後、教頭が理科準備室内のスチール製ロッカーに収納。この約10分後に校内の火災報知機が鳴り、教諭ら3人が理科準備室に駆けつけると、室内に煙が充満していた。
消火器で消そうとしたが、「バン、バン」という破裂音が聞こえたため危険だと判断し、自力での消火をあきらめたという。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120126/osk12012602030000-n1.htm
(ブログ者コメント)
破裂音を聞いて初期消火をあきらめたのは正解だ。
頑張って初期消火で消し止めようとしてはいけない。
矢巾町の廃棄物処理業「S商事」盛岡支店アルトレック矢巾で23日午後4時50分ごろ、作業員の男性(42)が倒れた配電盤(約300kg)の下敷きになり、死亡した。
警察の調べでは、重機で配電盤をトレーラー荷台に積み込む作業中で、男性は積み込む位置を指示していた。
同僚男性(40)は、男性が転んだところに、地面に置いた配電盤が倒れたと説明しているという。地面は凍っていた。
(ブログ者コメント)
いくら考えても、「人が転んだところに300kgの配電盤が倒れた」という状況がイメージできない。
(2012年2月14日 追記)
以下は、2/14に書き込まれたコメント。ブログ者名で書き込まれたため、誤解が生じないよう本文中に記す。
凍結地面の不安定さ
事故現場近くに住みます。おそらく事故現場は広範囲に渡り雪が溶けて固まり地面がアイスバーンでツルツル。凍結しており時間帯からして魔が差す時間帯であり。可能性として十分にあり得る事故です。
(2012年2月29日 修正1 ;追記)
2012年1月25日付の岩手日報紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
警察によると、別の社員が重機を運転し、トレーラーの荷台に配電盤を積み込む作業をしていたところ、地面に置いていた配電盤が倒れ、下敷きになった。
配電盤は、高さ約1.9m、横2.2m、幅0.5m。
同社に勤める男性は、配電盤を積み込んだ後、トレーラーを運転し、仙台市内に運ぶ予定だった。
上越市教委は25日、同市内の直江津中など6中学校で23日に出された給食のゆで麺に、食品などの消毒や殺菌に使う次亜塩素酸ナトリウムが付着していたと発表した。
袋を開けた際、「プールのような臭いがする」などと訴えた生徒らがいたが、不調を訴える生徒、教職員はいなかった。
麺は同市内の製麺業者が製造。同業者は先週末、製麺機に付属するボイラーを業者に修理させた後、内部を次亜塩素酸ナトリウムで消毒したが、製麺機の洗い流しが不十分だったため、23日に製造した麺に一部が付着したらしい。
業者は「中華麺をゆでたお湯に混じった可能性があるが、基準の希釈倍数の消毒液を使っており、人体に影響はない」と説明しているという。
市教委によると、学校側が業者に問い合わせるなどして安全性を確認し、回収はしなかったが、市教委は業者に対して生産管理を徹底するよう厳重注意した。
出典URL
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20120126ddlk15040174000c.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120126-OYT1T00324.htm
2012年1月24日19時29分にNHK静岡から、また25日付で読売新聞静岡版から写真付で、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午前9時過ぎ、富士市にある化学薬品メーカー、「イハラケミカル工業」の建屋で爆発が起きた。
火災は起きず、爆風で1600m2の鉄骨スレート造りの建屋の屋根や壁が吹き飛ぶ被害が出た。
また当時、この建屋の中で作業をしていた従業員の(57)が顔と両足首に薬品がかかって軽いやけど、子会社の社員(58)が避難中に転倒して軽いけがをして、病院で手当てを受けた。
警察などによると、事故のあった建屋は「第10プラント」と呼ばれ、除草剤の原料を製造中だった。当時、3人で反応缶に過酸化水素水を入れる作業を行っていたという。
この反応缶内の圧力が異常に上昇していたことが別の棟にある制御室で確認されており、現場の作業員に伝えようとしたその直後に爆発が起きたということで、警察が事故の原因を詳しく調べてる。
工場長は夕方、報道各社の取材に応じ「爆発事故により近隣の住民の方をはじめ多くの方に迷惑をかけお詫びします。原因については警察などが調査中で詳しいことは分かりませんが、会社としても事故調査委員会を作り再発防止に努めます」と謝罪した。
また、おととし3月にも廃液をためるタンクが爆発する事故が起きたことについて「前回の事故以降に設備の見直しや安全管理に関する社員教育に力を入れたが、不十分だったと反省している」と述べた。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3035485752.html
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/news/20120124-OYT8T01198.htm
(2016年3月16日 修正1 ;追記)
見つけるのがかなり遅くなったが、該社HPに2012年4月27日付で事故報告書が掲載されていた。
ポイントのみ転記する。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
「事故の状況」
第 10 プラント内の R-501 反応缶には、実際は前班の作業員によってアミンが仕込まれていたが、前班の作業員が誤って「空」であると引き継いだ。
本件事故時の作業員は、R-511 反応缶に、35%過酸化水素水を滴下するという作業を行う予 定であったが、誤って 35%過酸化水素水を R-501 反応缶へ滴下してしまった。
その結果、本来であれば混合されることのなかったアミンと 35%過酸化水素水が混合することとなり、急激に反応が進行し、R-501 反応缶が爆発した。
「原因」
・高濃度のアミンと 35%過酸化水素水が混合された結果、過酸化水素の分解反応が急激に進行するとともに、発熱を伴うアミンの分解反応も同時に進行し、短時間に多量の気体(酸素) が発生し、本件爆発に至ったと推測される。
・プラント内の設備がマルチ対応であったため、使用しない配管・バルブ等が多かった。
・滴下作業者がバルブを順番通りに開けず、滴下の状況確認も疎かであった。
・作業前の安全衛生教育において、使用する各原料の個別の危険性は説明されていたが、それらが混合した場合の危険性についての説明はされていなかった。
・滴下ラインの増設に際し、社内手続きが実施されない等、ルールが不徹底であった。
また、 班長(又は代行者)の指名が不明確であったため、作業のリーダーとしての自覚が薄く、班員の指導監督が不十分であった。
http://www.iharachem.co.jp/news/pdf/2012_04_27.pdf
オホーツク地方で唯一の風力発電施設の北海道興部町風力発電所が修繕費調達難のため、完成から約10年で廃止となった。
福島第一原発の事故後、風力発電が注目されているが、小規模風力発電施設が直面するコスト高の課題を露呈した格好だ。
同町の風力発電所は2001年3月に完成。
風車1基で、建設費約1億9000万円のうち、独立行政法人「新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)」がほぼ半額を、町が約5000万円をそれぞれ負担した。
町の農業研究施設に電力を供給、余剰分は北海道電力に売電し、売電収入は約9年半で計6170万円。6430万円の維持管理費とほぼ均衡していた。
しかし10年10月に欧州製の部品が破損。交換には高所作業も必要で、修理に約4000万円かかることが判明した。
修理費は全額町負担で、町は「コスト面で運転再開は困難」として、昨年11月に発電所廃止を決めた。
風車を固定し、モニュメントにする予定だ。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120124-OYT1T00227.htm
(ブログ者コメント)
設備の故障も広義の安全。うすうす感じていたことが現実化した事例でもあるので、紹介する。
23日午後5時15分ごろ、京都市の下水道工事現場で、重さ約3トンの台車が倒れ、作業をしていた会社員の男性(60)が下敷きになり、搬送先の病院で死亡が確認された。
警察によると、台車は高さ約2m、幅約1m、長さ約6mの鉄製で、工事に使う電線の運搬用。
男性がほかの作業員8人と下水道のトンネル内で電線の巻き取り作業をしていたところ、台車が突然転倒した。ほかの作業員にけがはなかった。
警察が事故原因を調べている。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120124/dst12012401040005-n1.htm
23日午前10時半前、別府市のマンションの建設現場で「作業員2人が埋まった」という119番通報があった。
消防などが駆けつけたところ、基礎工事のための縦3m、横4m、深さ1mほどの穴の中で、土留め作業をしていた男性2人が崩れてきた土砂に埋まっていた。
警察によると、当時は3人で作業。1人がパワーショベルで穴を掘り、その後、2人が土留めのため穴に入ったところ、地上の土砂や岩、コンクリートが突然崩れてなだれ込んだという。現場監督は近くの事務所内にいた。
2人は約2時間後に助け出されて病院に運ばれたが、このうち1人(50)は胸部圧迫で窒息死した。
もう1人の男性(57)は腰の骨を折るなどして全治4週間の大けがだという。
救出に当たった消防隊員は、「足場が悪く、予想以上に時間がかかってしまった」、「作業員のうち1人は土の中に埋まった状態で、助け出した時に意識がなかった。穴の中にはかなり大量の土砂が積もっていたようだ」と話した。
警察は、業務上過失致死の疑いも視野に、工事の手順に問題がなかったか、現場監督らから話を聴いている。
現場の近くに住んでいる65歳の男性は、「パトカーのサイレンが聞こえたので行ってみたら、工事関係者が穴の中に向かって繰り返し名前を呼びかけていた。救助に時間がかかったようなので、作業員の容態が心配だ」と話していた。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/oita/5075460601.html
http://mainichi.jp/seibu/shakai/archive/news/2012/01/24/20120124ddp041040032000c.html
http://mytown.asahi.com/oita/news.php?k_id=45000001201240004
23日午前8時40分ごろ、三郷市のアパート解体工事現場で、2階の外廊下の上で作業していた解体作業員の男性(54)ら2人が、約3m下のコンクリートの地面に転落した。
この事故で、男性が左胸を強く打って約1時間半後に収容先の病院で死亡したほか、別の男性作業員(40)もけがを負った。
警察の調べでは、アパートは木造一部鉄骨2階建てで、男性らは計5人で解体作業をしていたところ、突然、外廊下が抜け落ちたという。
警察で詳しい事故原因を調べている。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120123/stm12012319140002-n1.htm
堺市立東深井小学校で昨年10月、4年生の男児が校舎の窓から転落死した事故で、堺市教委は20日、中間報告をまとめた。
男児は窓際の用具入れに上って転落しており、事故の要因について、教職員が窓際への設置に危険という認識がなく、児童への指導も徹底していなかったと指摘した。
3月末をめどに防止策などを盛り込んだ最終報告をまとめる。
報告書によると、男児は2階の教室前の廊下の窓際にあった用具入れ(高さ93cm)に上って窓を開けた後、下りようとした際に右足が窓と手すりの間に引っかかり、後ろ向きに転落したとみられる。
東深井小では遅くとも2000年には窓際に用具入れを置いていたが、児童が上るという認識が教職員になかったと指摘。
市教委が他県の事故を踏まえ窓の下に足がかりとなるものを置かないよう08年から3回にわたり通知した後も撤去せず、「危険だという認識が共有されていなかった」と結論づけた。
事故後の学校の調査では、4年生を含む4人の児童が用具入れに上ったことがあったと話していることも明らかになったという。
出典URL
http://www.asahi.com/edu/news/OSK201201230054.html
また、1月21日付の毎日新聞大阪版からは、問題点に関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
報告では、国が作成した校内での転落事故を防止するためのリーフレットが学校に配布され、危険とされる場所を示すなどしていたにもかかわらず、学校側は用具箱に上っている児童を見た教職員がいなかったことから、用具箱を危険箇所と認識していなかったと指摘。
中には用具箱の危険性を認識していた教職員もいたが、共通認識には至らなかったとした。
その上で児童への指導も徹底できていなかったことなどが事故の要因とした。
出典URL
http://mainichi.jp/area/osaka/archive/news/2012/01/21/20120121ddlk27040381000c.html
※2011年10月12日付で朝日新聞大阪版夕刊(聞蔵)から、当時の状況を示す記事がネット配信されていた。(再発防止取組みの記事は紹介を省略)
12日午前8時10分ごろ、東深井小で4年生男児(10)が校舎2階の窓から約5m下のコンクリートの地面に転落した。
警察によると、教室前の廊下で金属製の用具入れの上に乗って窓を開けた後、下りようとした際にバランスを崩して転落したとみられる。
男児が開けていたのは、上下2段に分かれた窓の上の部分。錠までの高さは約180cmある。
校長によると、窓を背に廊下側を向いて下りようとした際に転落したという。
(ブログ者コメント)
朝日新聞の図解をみると、窓とほぼ同じ幅で高さ93cmの用具入れが、ピタリ、窓の下に置かれている。
子供が窓の錠を開けるのに、ちょうどよい足場だ。
単にこのような配置だけであれば、転落事故を危険予知できなかったかもしれない。
しかし、他県の事故をもとに何度も、このような場所がないか注意喚起されていたとなれば、話は別である。
これも、他所事例の横展開をおろそかにした末の事故、人災といえるだろう。
それにしても、なぜ、注意喚起されてなお、この場所が危険だと認識しなかったのだろうか?
想像力の欠如ゆえか?
それとも、過去に問題がなかったからという消極的成功体験からだろうか?
(2012年3月24日 修正1 ;追記)
2012年3月20日付で毎日新聞大阪版と朝日新聞大阪市内版(聞蔵)から、最終報告がまとまったという、下記主旨の記事がネット配信されていた。
この事故を受けて同市教委が設置した、転落事故防止対策会議は19日、再発防止策を盛り込んだ最終報告をまとめた。
普通教室や廊下の窓からの転落防止対策はすでに行っており、今回は特別教室の窓の近くに撤去できない棚などがある場合、窓に転落防止用の手すりや格子を設置することなどの対策を盛り込んだ。
市内の小中137校のうち、126校にこうした窓があり、市は新年度の当初予算案に工事費約3億5千万円を計上した。
最終報告では、学校での事故防止に向けた具体策もまとめた。
転落事故以外にも、児童の衝突事故など、想定される事故別に学校施設の改善点を示したり、事故や事故につながる事例があった場合は、市教委と各学校で情報の共有化を図ることなども盛り込まれた。
また、教職員が月1回実施する施設の安全点検で、窓付近に上がれる物がないかを点検する項目を新たに設け、点検表を4月中に全校配布する。
7、8月には教職員が校内で事故が起こり得る危険個所を点検、2014年度までに改良工事を施す。
出典URL
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20120320ddlk27040327000c.html
(ブログ者コメント)
当初予算案に3億5千万円を計上したという報道には驚いた。
この予算、全額認められるのだろうか?
民間会社では、いくら事例の横展開といっても、ポンと億単位の投資が認められることはない。
せいぜいが優先順位をつけて数年計画で対応する程度だ。
それも、申請のあった場所全てに対応することは滅多にない。
主管部署が横並びでチェックし、なますを吹くような対応はボツにする。
もし今回の予算が全額認められるようなら、堺市も以前の大阪市と同様、市の経営という点で、まだまだ甘いと言わざるを得ない。
21日午後6時15分ごろ、下関市蓋井島の北西約30kmの沖合を航行していたカンボジア船籍の貨物船「DE CHENG」(1451トン)で火災が起きたと、門司海保に通報があった。
海保によると、乗組員は中国人、ミャンマー人、インドネシア人の計9人で、救命ボートで船を離れ、同日午後10時ごろ、巡視艇に救助された。けが人はいない。
燃えたのは積み荷の金属スクラップで、豊橋市から釜山に向けて航行中だったという。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120122/dst12012201060001-n1.htm
21日午後3時50分ごろ、千葉市のJFEスチール東工場の第6コークス炉付近の冷却用パイプから冷却水が噴出し、パイプの補修作業をしていた45歳と67歳の男性作業員が冷却水を浴びた。
同社などによると、冷却水には約0.7%のアンモニアが含まれており、作業中に突然、噴出したという。
45歳の作業員はアンモニア中毒、67歳の作業員はアルカリ損傷の中等症といい、2人は経過観察のため入院した。
同社によると、作業員がパイプの結合部分のボルトを緩めたところ、継ぎ目から噴出したという。
作業前に抜くべき冷却水がパイプ内に残っていたとみられ、同社が原因を調べている。
同社によると、工事は配管の中の液体を抜いた上で行うことになっているという。
JFEでは去年からことしにかけて事故が相次いだため、事故の防止と安全対策を徹底するよう、今月16日に千葉市長から指導を受けたばかり。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/chiba/1006604821.html
(ブログ者コメント)
関連会社を含め、半年で4件目だ。たしかに多い。
しかし、1件1件の事故をみると、現状では何の共通点もみられない。
それで安全対策の徹底といわれても、JFEとしては具体策に窮しているだろう。
以下は、本ブログに掲載済の事故。
2012年 1月 6日 停電で黒煙と爆発音発生
2011年12月 2日 硫酸タンク爆発(JFEケミカル)
〃 9月22日 ゴンドラのワイヤーが切れて5人死傷
2010年11月25日 冷却塔から出火
豊橋労基署は20日、田原市内の建築業の男性(74)を労安法(作業主任者の選任)違反容疑で書類送検したと発表した。
発表によると、昨年9月8日に豊橋市内の2階建て木造住宅の新築現場で従業員(62)が作業中に2階から落ちて亡くなる事故が発生。
経営者は、木造建築物を組み立てる際に必要な作業主任者を現場に置かなかった疑いがある。
作業主任者は、愛知県の労働局から委託を受けた団体が実施する技能講習を受けて、資格がとれる。
現場の作業方法や順序を決め、作業員を直接指導するが、高さが5m以上の木造建築物を建てる際、置かなくてはならないことになっている。
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。