本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。 それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。 本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。 一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。 (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2011年12月19日23時40分に、秋田魁新報から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午後1時15分ごろ、大仙市のガソリンスタンドで、スタンドの従業員の男性(30)が洗車作業中、車と自動洗車機の間に挟まれた。
男性は病院に運ばれたが、約3時間35分後に胸部圧迫による窒息のため死亡した。
警察によると、洗車機はトンネル型で、前後に移動しながら車を洗浄する。
男性は洗車機が動いている最中にドアを開け、車から降りようと身を乗り出したところ、後方から迫ってきた洗車機の一部とドアの間に上半身を挟まれたとみられる。
ぐったりしている男性に別の客が気付き、従業員に知らせた。
従業員は119番した後、男性を助け出したが、既に意識がなかったという。
出典URL■■■
2011年12月20日2時2分に、msn産経ニュースから下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午後0時25分ごろ、神戸市須磨区のスーパー銭湯で、看板を清掃していた清掃会社の男性作業員(60)が、乗っていた高所作業車のゴンドラと出窓の間に挟まれた。
男性は病院に搬送されたが、間もなく死亡が確認された。
警察は、業務上過失致死の疑いで、ゴンドラを操作していた別の男性作業員から事情を聴いている。
警察によると、男性が3階の出窓下にある看板を清掃中、ゴンドラが上昇してきたという。
警察はゴンドラを操作していた作業員が周囲の状況を十分確認しなかったとみて、事故原因などを調べている。
出典URL■■■
2011年12月19日18時54分に、NHK鳥取から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午前11時すぎ、大山町にある「JA全農ミートフーズ鳥取営業所」の食肉加工工場で、「作業中の男性が肉の下敷きになった」などと消防に通報があった。
男性は病院に運ばれたが、肋骨や足首の骨を折る大けが。
警察によると、工場では、男性が同僚1人とともに、牛肉の塊を移動するためにベルトコンベヤーに載せる作業をしていたところ、およそ2m40cmの高さからつり下げていた、重さおよそ300kgの牛肉の塊が倒れてきて、下敷きになったという。
牛肉の塊は、専用の機械を使ってチェーンでつり下げて移動し、ベルトコンベヤーに載せたあと、リモコンでチェーンから切り離すことになっていて、男性がリモコンの操作を担当していたという。
警察では、男性がリモコン操作を誤った可能性もあるとみて、男性や同僚から話を聞くなどして事故の原因を詳しく調べている。
19日午前11時すぎ、大山町にある「JA全農ミートフーズ鳥取営業所」の食肉加工工場で、「作業中の男性が肉の下敷きになった」などと消防に通報があった。
男性は病院に運ばれたが、肋骨や足首の骨を折る大けが。
警察によると、工場では、男性が同僚1人とともに、牛肉の塊を移動するためにベルトコンベヤーに載せる作業をしていたところ、およそ2m40cmの高さからつり下げていた、重さおよそ300kgの牛肉の塊が倒れてきて、下敷きになったという。
牛肉の塊は、専用の機械を使ってチェーンでつり下げて移動し、ベルトコンベヤーに載せたあと、リモコンでチェーンから切り離すことになっていて、男性がリモコンの操作を担当していたという。
警察では、男性がリモコン操作を誤った可能性もあるとみて、男性や同僚から話を聞くなどして事故の原因を詳しく調べている。
2011年12月19日3時3分に、読売新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
長年にわたって深刻な労働災害や環境汚染を引き起こしてきたアスベスト(石綿)の使用や製造が来年3月、国内では完全に禁止されることになった。
例外とされていた製品の代替品への移行が完了したためだ。
アスベストは繊維状の鉱物で耐熱、耐火、防音に優れ、建材などとして一時は「奇跡の鉱物」ともてはやされたが、吸引で中皮腫や肺がんを引き起こす致命的な欠点が発覚。
1970年代から徐々に規制が強化された。
2006年には代替品への置き換えが難しい一部を除き、原則、使用や製造、輸入が禁止となった。
配管の接合部などに使われる「ガスケット」という部品が最後の例外だったが、今年6月に代替品が開発された。
これを受け、厚生労働省は26日の労働政策審議会に、アスベストを全面使用禁止とする政令の改正を諮問し、来年3月の施行を予定している。
出典URL■■■
2011年12月17日21時48分に、NHK盛岡から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午後5時ごろ、盛岡市の自動車整備工場で、車体を磨く際に使用する小型のスプレー缶が突然爆発した。
この爆発で、車の整備作業をしていた50歳の男性が顔に軽いやけどを負ったほか、近くにいた21歳の男性整備士も軽いけがをした。
警察によると、爆発したスプレー缶には引火性の物質が入っていて、ファンヒーターの近くに置いてあったという。
警察などでは、ヒーターの熱でスプレー缶が温められ引火性の物質が膨張したことで爆発したとみて、詳しい原因を調べるとともに、暖房器具の近くに引火性のスプレーなどを置かないよう注意を呼びかけている。
(ブログ者コメント)
□記事中、「引火性の物質が膨張したことで」とあるが、それは恐らくは、スプレー缶の中に噴射剤としてLPGが入っていたからであろう。
LPGというからには液体。
よって、この記事のカテゴリーは、「ガス爆発」ではなく「蒸気爆発」とした。
□スプレー缶の破裂事故は、10年前の統計だが、年平均20件ほど起きていたとのこと。
おそらくは、現在もその程度だろう。
過去事例や使用上の注意点などは、下記参照。
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2011年12月16日19時27分と17日12時49分に、NHK札幌から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午前11時ごろ、札幌市豊平区にある道路の舗装に使うアスファルト合材の製造会社「D工業」の工場で「人が土砂に埋まった」と消防に通報があった。
消防が駆けつけたところ、同工場の社長(56)が土砂に埋まっていて、重機で土砂を掘り起こすなどして救助活動を続けおよそ2時間後に救出したが、16日夜、死亡した。
同工場は、アスファルトを再利用するため古くなったアスファルトを砕く工場で、社長がタンクの中に入って詰まったアスファルトを取り除いていたところ、工場の作業員が誤ってタンクの上から重機でアスファルトを入れたため、落ちてきたアスファルトに埋もれた。
社長に目立った外傷はなく、警察は内臓が圧迫された可能性もあるとみて、死因を調べるとともに、作業の安全管理に問題がなかったかどうか、事故当時の状況を詳しく調べている。
(ブログ者コメント)
12月17日付の朝日新聞北海道版(聞蔵)からは、「他の作業員と2人で砕石などをベルトコンベアーに載せる作業をしていた」と報じられていたが、情報の詳しさから考えると、NHKで報じられたような状況だったのかもしれない。
2011年12月16日18時37分に、NHK横浜から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午前11時すぎ、横浜市の海岸近くの埋め立て地で、地盤強化の工事中にワイヤーで大型機械からつり下げられていた重さ2トンの容器が落下し、近くにいた作業員の男性(58)に当たった。
男性は病院に運ばれたが、頭を強く打っていて、およそ5時間後に死亡した。
警察によると、当時、現場では高さおよそ51mの「サンドドレーン」という大型機械を使って地面に掘った穴に砂を埋める作業が行われていて、落下した容器には砂が入っていたという。
警察によると、男性は大型機械の運転を担当していたが、機械に何らかのトラブルが起き、外に出ていたと見られるという。
現場は、横浜市の本牧ふ頭近くの埋め立て地の一角で、警察は関係者から事情を聞くなどして当時の状況を調べている。
2011年12月16日20時8分に、朝日新聞から図解付で下記趣旨の記事がネット配信されていた。また同趣旨の記事が、16日16時18分に読売新聞から、17日付の毎日新聞からもネット配信されていた。
九州電力玄海原発3号機の1次冷却水が漏れていた問題で、九電は16日、冷却水の放射性物質を取り除く系統へ水を導く充填ポンプの主軸が折れていたと発表した。
これで主軸が正常に回転しなくなり、主軸を覆う水漏れ防止用のメカニカルシールが破損したとみられる。
主軸を支える軸受け部の油切りと呼ばれる一部も変形していた。
水漏れは9日10時48分に起き、1次冷却水を浄化する充填ポンプ内の軸受け温度計が80℃以上になり、警報が鳴って判明した。
放射性物質を含む冷却水約1.8トンが漏れた。
九電がポンプを解体して調べたところ、16日になって直径約6~8cm、長さ2.5mの主軸が折れていることを確認した。
折れた原因は特定できていないが、金属疲労のほか、分解点検後の組み立てに問題があった可能性が考えられるという。
主軸は1994年の運転開始時から使用しており、2008年の定期検査では異常は見つからなかった。
軸の損傷は、04年3月に四国電力の伊方原発3号機、08年4月には九電の川内原発1号機でも起きている。
出典URL■■■
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ちなみに、当時の状況については、12月10日付の朝日新聞(聞蔵)から、下記趣旨でネット配信されていた。
玄海原発3号機で9日、放射性物質を含む1次冷却水約1.8m3が漏れるトラブルが起きた。
九電は「冷却水は受け皿に収まっている。原子炉建屋の外への影響はない」と説明している。
九電によると、午前10時48分、冷却水をきれいにするポンプの軸受けの温度が上がったという警報が鳴ったため、ポンプを手動で止めた。
3号機は昨年12月から定期検査で運転停止中だが、冷却水の水質を管理するために、常にポンプを動かしていたという。
九電が佐賀県に連絡したのは午後5時ごろ。3号機のポンプに不具合があったことは連絡したが、冷却水の漏れには触れなかった。
九電は「よく起きている範囲の冷却水漏れだったので、連絡する必要はないと判断した」と説明している。
(ブログ者コメント)
上記の毎日新聞には、「防止策不全が問題」というサブタイトルで、以下のような記事も掲載されていた。
旧三菱原子力工業で玄海3号機と同型の原子炉設計などに携わった原子力安全基盤機構元検査員(62)は「ポンプの主軸が折れるのは大きな事故だが、過去にも例があり、驚きはない。
むしろ川内1号機で同様の事故があったのに、再発防止策がきちんと機能していない」と述べ、九電の安全管理に問題があると指摘する。
しかし、川内1号機と同じ原因で起きたトラブルかどうか不明な現状、「再発防止策が機能していない」というのは言い過ぎだろう。
(2012年4月27日 修正1 ;追記)
2012年4月23日22時56分にNHK佐賀から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
九州電力は、ポンプの軸に使われている部品が設計とは異なり、折れた部分に力がかかりやすい状態になっていたことが原因だとする調査結果をまとめた。
ポンプの軸には高い圧力で水を押し出すために羽根がついているが、九電は調査の結果、羽根を固定する部品が設計よりもわずかに大きかったことで、軸との間のすき間が狭くなり、軸に圧力がかかりやすくなっていたとしている。
こうした状態で、1次冷却水の量を調整するタンクから水の流れ込みで、軸の振動が大きくなり、軸に亀裂ができて折れたとしている。
九電は再発防止のため、同じ型のポンプを使っている玄海原発の3号機と4号機のあわせて6台のポンプの軸を交換することにしている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/saga/5084646581.html
なお、九電HPには、経緯ならびに原因が下記趣旨でプレスリリースされていた。
定期検査をおこなっていたところ、運転中のC充てんポンプ軸受温度高の警報が発信したことから、予備機に切り替え、C充てんポンプの分解点検を実施した。
その結果、ポンプ主軸が折損していることを確認し、専門の調査施設で詳細調査を実施することとした。
調査の結果、主軸折損の原因は、主軸に以下の応力が重畳することにより疲労限度を超え、初期き裂が発生し、その後も振動による応力で進展し折損したものと推定される。
○主軸製作時の加工方法により、主軸折損部(割りリング溝部)のコーナR部の曲率半径が小さく、応力が集中する状態であったこと及び割りリングと主軸の接触により主軸に応力が発生した。
○今回の定期検査では、充てんポンプの上流にある体積制御タンクが、低水位の状態でポンプを長期間運転した。このため、ポンプ入口の水平配管部にガス溜まりが発生し、このガスの流れ込みで生じた振動により主軸に応力が発生した。
対策として、ポンプ主軸の割りリング溝部のコーナR部について、曲率半径の寸法公差(許容される最小値)を定め、加工方法の見直しなどにより応力低減を図った対策品に取り替える。
また、ポンプへのガスの流れ込みを防ぐため、体積制御タンクを低水位で長期間運転しない運用とするとともに、ポンプ入口にベントラインを設置することとする。
出典URL
http://www.kyuden.co.jp/press_120423-1.html
(ブログ者コメント)
九電HPのプレスリリース添付資料に、過去に発生していた四国電力伊方発電所と九電川内1号機の主軸折損事例に対し、玄海3号機でどのように評価したかが述べられている。
(2012年5月25日 修正2 ;追記)
2012年5月24日2時7分にmsn産経ニュース福井から、この事例の横展開として大飯原発でも同型ポンプの部品取替を実施した旨、ネット配信されていた。
関西電力は23日、大飯原子力発電所3、4号機の早期の再稼働に向けて、1次冷却水の浄化後に注水するポンプ4台の主軸部品を交換したと発表した。
九州電力玄海3号機で昨年12月、ポンプの主軸部品が、加工不良と空気が混じって揺れたため破損。経産省原子力安全・保安院が今年4月に各事業者へ同型ポンプの点検と、5月23日までの報告を指示した。
関電は、大飯など3発電所で、同型ポンプ16種類383台を保有。
このうち、高浜原発2号機のポンプ3台に振動の可能性が見つかったが、破損しないことを確認。念のため空気を抜く配管をとりつけるとした。
一方、大飯原発3、4号機のポンプ4台は今年4月までに、主軸部品を取り換えたとしている。
日本原電の敦賀原発2号機では、問題のあるポンプ2台に空気を抜く配管を設置中。
日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」では、ポンプに問題はなかった。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120524/fki12052402070003-n1.htm
2011年12月16日13時48分に読売新聞から、同日14時22分にmsn産経ニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午前7時35分頃、大阪市の寝具レンタル会社「S社」のビル(7階建て)で、4階事務所にいた男性従業員が階下から「ドーン」という音を聞き、ビル内の立体駐車場1階を確認したところ、車の方向を変えるターンテーブル付近に同社社長(85)が倒れていた。
社長は病院に搬送されたが、胸を打っており、間もなく死亡した。
警察によると、駐車場内には、車を載せるゴンドラの底部の鉄板2枚が落ちていた。
ゴンドラは地面から約40cm浮いており、警察はゴンドラに挟まれた可能性もあるとみている。
この男性従業員は「普段から駐車場の調子が悪かった」と話しているといい、警察が経緯を調べている。
社長は仕事先から帰社したところだったという。
出典URL■■■
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2011年12月15日22時12分にmsn産経ニュース埼玉から、また16日付で朝日新聞埼玉西部版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午後3時50分ごろ、新座市の日本出版販売ねりま流通センターの倉庫で、雑誌の梱包・発送作業をしていた関連会社社員の男性(42)が、地下1階にある自走式クレーンと床面の間に挟まれてぐったりしているのを保守担当の男性が発見、119番通報した。
男性は、約40分後に搬送先の病院で死亡が確認された。
警察の調べでは、男性は同僚約60人とともに、倉庫内で作業をしていた。
クレーンの1台から異常を知らせるブザーが鳴ったため、保守担当の男性が機械を止めて駆けつけたところ、男性が倒れていたという。
同社は、男性が何らかの原因で1階から地下1階に転落し、クレーンに轢かれたとみている。
出典URL■■■
2011年12月16日付の毎日新聞鳥取版と朝日新聞鳥取全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前11時30分ごろ、鳥取市の木製品製造会社「S工業」の塗装室から出火。
木造平屋建ての塗装室や製品倉庫など3棟延べ約360m2を全焼し、鉄骨2階建て製造工場の一部、約400m2も焼いて2時間半後に鎮火した。
塗装作業をしていた男性従業員(53)が手首に軽傷を負ったが、他の従業員ら19人は逃げ出して無事だった。
社長は「火災報知機が鳴り、塗装室に入ったら黒い煙と炎が見えた。塗装機械の清掃作業の際に、電源を落とし忘れたことで火が出てしまったようだ」と話していた。
出典URL■■■
2011年12月15日付の朝日新聞(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
鹿児島市の病院で2008年3月、女性調理員(当時64)が食材運搬用のリフトの隙間から約15m下に転落した事故をめぐり、女性の遺族が病院に約6300万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が14日あり、裁判官は病院の安全配慮義務違反を認め、約2540万円の支払いを命じた。
事故があったのは、A脳神経科病院。
5階の調理場にリフトで食材が運ばれた際、リフト奥の隙間(約45cm)から豆腐が1m下の梁に落ちた。
女性はリフトに乗りこんで豆腐を拾おうとし、隙間から転落。1階の床まで落ちて死亡した。
リフトは小荷物専用昇降機。
判決は、自分の判断でリフトに乗り込んだ女性の過失を認める一方、「人がリフトに乗ることが全く想定できないものではない」と指摘。
・転落の危険のある隙間のことを従業員に知らせなかった
・リフトに身を乗り出してまで奥の隙間を覗きこまないよう指導しなかった
と、病院側の落ち度を認めた。
(ブログ者コメント)
本ブログでは、過去に何件か、安全配慮義務違反に問われた事例を掲載。コメントとして、安全配慮義務に関する情報を紹介した。
今回は、「企業の安全配慮義務とは何か」について解説した記事を新たに見つけたので紹介する。
出典は明らかでないが、URLに「go.jp」とあるので、どこかの政府機関が作成した文書と思われる。
企業の安全配慮義務は、労働災害の「危険発見」と「その事前排除(予防)」を意味し、次のような活動が必要となります。
① 危険発見
職場における危険、特に働いている人の周りにある危険を予知して発見する
② 事前排除(予防)
リスクを除去したり低減させたりし、残存したリスクに対しては作業者にその存在など を示し、危険が顕在化しないように対策をとる
出典URL■■■
2011年12月15日付の毎日新聞奈良版と朝日新聞奈良版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午後4時ごろ、橿原市にあった商業施設「八木ラブリーヤマトー八木店」のビル(鉄筋コンクリート6階建て)の解体現場で、6階の階段部分が崩れ、下層階の階段も巻き込みながら落下。
がれきは防音壁を突き破り、ビル下の県道まで広がった。
解体作業をしていた作業員11人は無事。 近くを通行中だった40代女性が、巻き上がった粉塵を吸い込んで気分が悪くなり病院に搬送されたが、軽症とみられる。
現場は、近鉄八木西口駅東側のビジネス街。
出典URL■■■
2011年12月14日付の朝日新聞大分全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午後4時ごろ、佐伯市のホテル「S」の屋上の重油タンクから溢れ出た重油約300ℓが、そばの中川に流れ込んだ。
油は約800m上流まで広がり、消防は3ケ所にオイルフェンスを張って中和剤を入れるなどの対応をとった。
消防などによると、ホテルの近くのガソリンスタンドの従業員が、タンクローリーから配管を通してホテル屋上のタンク(高さ約1.5m)に給油。
通常なら約1200ℓの給油で満タンになり、ホテルのブザーが鳴るが、1500ℓ入れた段階でも鳴らなかった。
不審に思った従業員が確認したところ、重油がタンクから溢れ出ていた。
ブザーが故障していた可能性があるという。
2011年12月15日9時15分に、山形新聞から図解入りで下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午前11時半ごろ、山形市の山形中央高の北棟1階地学室から出火、カーテン1枚(縦2.22m、幅4m)が焼け、窓際にあった教材のオーバーヘッドプロジェクター(OHP)の一部が焦げた。
警察などによると、出火当時、地学室は無人だった。
束ねられた黒色のカーテンの裾が、OHPの資料を載せる台に掛かっていたらしい。
窓は南向きで、OHPのレンズで集められた日の光がカーテンに焦点を結び、発火した可能性があるという。
OHPが火災原因になるケースについて、山形市消防本部は「過去に聞いたことがない」としている。
1階に煙が充満したため、2階で授業中だった1年生282人が体育館に避難した。
化学準備室にいた男性教員が向かいの地学室から煙が廊下に流れ出ているのに気付き、同僚教員と消火器で消し止めた。
出火当時は3時限目の途中。全校生徒に火災の説明をした後、4時限目の開始を遅らせて、授業を再開した。
出典URL■■■
(ブログ者コメント)
窓際に置かれた金魚鉢とかステンレスのボウルが日光を集めて火災になった収斂火災の事例は過去にもあるが、OHPが原因となった事例は、ブログ者も初耳だ。
キーワード:収れん火災
2011年12月15日2時31分に、msn産経ニュース滋賀から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
彦根市清掃センターは14日、ごみ収集車1台の火災が発生したと発表した。
けが人はなく、センターはごみの中にあったスプレー缶から出火したとみている。
センターによると、同日午前11時35分ごろ、ごみ収集車が走行中、後部から煙が出ていた。
ごみの中から、破裂した髪染め用のスプレー缶が見つかった。
出典URL■■■
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問合せなどあれば記事末尾の読者通信欄に名前(匿名可)とメルアドを記入し
①確認ボタンをクリック
②記入欄に用件記入
③確認ボタンをクリック
④内容がOKであれば送信ボタンをクリック
してください。
ちなみに「ご送信ありがとうございました」との返信がありますが。それは通信欄会社からの自動メッセージですので、ご留意ください。
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[06/09 ※無記名]
[06/01 ※無記名]
[02/08 ※無記名]
[02/08 ※無記名]
[01/20 ※無記名]
[08/31 ガーゴイル]
[09/27 三浦]
[03/02 南方英則]
[11/20 山城守]
[07/20 記事内容について訂正をお願いします。]
[07/16 神戸ファン]
[04/21 Rawi]
[08/12 山田晴通]
[04/24 道産子]
[04/15 道産子]
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HN:
魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。