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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2011年12月13日2時3分に、中日新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

12日午後4時40分ごろ、岐阜県土岐市の廃工場で、小4男児(10)が屋根から転落した。男児は頭を強く打ち、大けがをした。

警察によると、現場は15年以上前に廃業したスレートぶき平屋の製陶工場。
工場の敷地内で同級生とドッジボールをしていた男児は、草むらの中に入ったボールを捜すために屋根の上に乗り、老朽化した屋根ごと約4m下へ転落した。


出典URL■■■


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2011年12月14日付の中日新聞と岐阜新聞から、また13日12時48分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

関市の産業廃棄物中間処理業「S商事」関事業所で13日、同社社員の男性(32)が硫化水素を吸って意識不明の重体となった。
警察などは、硫化水素が発生した経緯などを調べている。

 警察によると、別の男性従業員(40)が午前9時ごろ、廃液タンクのマンホール近くに倒れていた男性を発見した。
消防の検査では、タンク付近で測定器は限界の120ppmを示した。

同事業所では、プラントで工場から回収した廃液を処理しており、この日はタンクから上澄み液をタンクローリーに移す作業を、別の男性従業員とマスクを着けずに行っていたらしい。
警察は、男性がマンホールを開けてホースを差し込もうとした際、立ちこめた硫化水素を吸い込んだとみている。
タンクには電気分解させるための硫化ソーダ混じりの廃液が貯蔵されていた。

硫化水素の発生で近くの会社の従業員ら2人が避難し、工場周辺は一時、立ち入り禁止になった。
事故を受けて県は同日夕方、廃棄物処理法などに基づき関事業所を立ち入り調査。再発防止策を含めた事故報告書の提出を指示した。

県廃棄物対策課によると、プラントは工場の廃液を金属と液体に分離する「凝集沈殿処理施設」と、電気分解して処理する「電解回収・吸着処理施設」の2種類。
昨年10月に営業の許可が下り、廃酸や廃アルカリなどを処理していた。
今年3月と10月に県が定期調査した際は問題はなかった。
県は施設の維持管理や作業工程に問題がなかったかなどを調べている。

現場は工業団地「関テクノハイランド」の南側の尾太工業用地の一角。
隣接する企業の従業員ら約10人は近くの公園に避難した。
男性会社員は「普段から臭いがすることもあったが、今朝は特にひどかった」と話していた。


出典URL■■■
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(2012年7月25日 修正1 ;追記)
 
2012年7月20日20時5分にNHK岐阜から、塩酸で中和する作業中の事故だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
関労基署は20日、現場に専門資格を持つ担当者を立ち会わせていなかったとして、この会社の47歳の社長を労安法違反の疑いで書類送検した。

この事故は去年12月、関市尾太町にある産業廃棄物処理会社、「S商事」の中間処理施設で、作業員がタンクに入った廃液を塩酸で中和する作業を行っていたところ硫化水素が発生し、この作業員が硫化水素中毒で一時、意識不明の重体になったもの。

塩酸を扱う場合、専門資格を持つ担当者が作業現場に立ち会うことが法律で定められているが、同署によると、今回の事故の際は資格を持つ担当者が現場にいなかったという。
S商事は「担当者がいないのでコメントできない」としている。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/gifu/3083729751.html
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2011年12月13日付で、毎日新聞愛媛版から下記趣旨の記事がネット配信されていた。また、四国電力からも、フロー図付きでプレスリリース資料が公開されていた。

四国電力は12日、伊方原発1号機のタービン建屋地下1階(放射線管理区域外)で11月18日、劇物の「ヒドラジン」が漏れ出すトラブルがあったと発表した。
漏洩量は50ℓ。建屋内の排水施設に流れ込んだため、外部への流出はなかった。

ヒドラジンは、配管の腐食防止のため2次冷却水に注入されている液体。触れると炎症などを起こす。

ヒドラジン原液タンクから濃ヒドラジンタンクへの移し替えをしていた18日午前10時ごろ、作業員が濃ヒドラジンタンク上部からの漏えいを発見。
直ちに移し替え作業を中断し、漏洩は停止した。
漏れたヒドラジンはタービン建屋の排水施設内にとどまっており、外部への影響はなく、漏れたヒドラジンは総合排水処理設備で適切に処理されたという。

タンクの上部はふたでふさがれているが、かき混ぜるための機材が差し仕込まれ、完全に密閉されていない場所があるという。
四電が原因を調べる。


出典URL■■■
     ■■■



(ブログ者コメント)

四国電力プレスリリース資料中のフロー図を見たところ、移液先の濃ヒドラジンタンクからオーバーフローした模様。
とすれば、作業員の移液バルブ閉め忘れかもしれない。


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2011年12月13日付の朝日新聞和歌山版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

上富田町で今年9月、水道工事中に男性作業員(53)が鉄筋コンクリート製の管(約500kg)の下敷きになって大けがを負う事故があり、田辺労基署は12日、田辺市のY施設工業と男性社長(45)を労安法違反容疑(用途外の使用など)で書類送検したと発表した。

同署によると、9月26日、上富田町の公営住宅の水道管設置工事で、本来は吊り下げる機能のないショベルカーのショベル部分にワイヤーで管を吊り下げてマンホール内に下ろす作業をしたところ、約2.5m下の坑内にいた作業員の足に落とし、作業員が約2ケ月の大けがを負ったという。

調査に訪れた監督官に虚偽の説明をした疑いも持たれている。



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2011年12月12日22時52分に、NHK京都から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

12日夜、滋賀県から京都市まで薬品などを運んだトラックが高速道路などで可燃性のある危険物を含めた積み荷を数か所に落とし、警察や消防が一時積み荷を探す騒ぎになった。

警察などによると、このトラックは滋賀県の竜王インターから京都市の京都南インターチェンジまで名神高速をおよそ40km走ったあと、運転手が積み荷のうち薬品の入ったビンのケースや一斗缶が、9個ほどなくなったことに気づき、会社が警察などに届け出た。

積み荷には可燃性のある危険物のヘキサンが含まれていたと見られたことから、警察や消防が一時、京都南インター周辺などに出て、インターチェンジの出口の一部の通行を規制して、落としたと見られる薬品を探す騒ぎになった。

警察によると、これまでのところ、積み荷のうち8つが滋賀県と京都府の間の名神高速道路や一般道路で見つかり、中の薬品が漏れたりすることはなかったという。
警察や消防で残る1個を探すとともに、運転手などから詳しい経緯などを聞いている。



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2011年12月13日午前8時42分に福井新聞から、12日21時38分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

12日午後7時45分ごろ、日本原電敦賀原発1号機の廃棄物処理建屋にある電源装置のブレーカー部分から出火、間もなく運転員が消火器で消し止めた。
けが人はなく、周辺環境へ影響はないという。

日本原電によると、装置は同建屋の照明用電源。出火した装置は予備で普段は使われていない。

通常の電源装置を13日から点検するため、予備の装置に仮設ケーブルを接続して電源を入れたところブレーカーが落ち、炎が上がった。
消防によると過電流でショートしたとみられ、原電で原因などを調べている。

同建屋から原子炉建屋までは約35m。
敦賀原発では昨年3月から今年10月まで、ウエスやシートなどが燃える火災が4件発生しており、消防から再発防止対策を指示され、11月30日、防火対策の強化などをうたった報告書を提出したばかりだった。
日本原電は「根本的な対策を取る矢先に火災が起こり、大変申し訳なく思っている。原因を調査し再発防止を図る」と話している。


出典URL■■■



(2011年12月22日 修正1 ;追記)

2011年12月20日7時55分に、福井新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

日本原電は19日、ぼやの原因は、仮設ケーブルを接続した社員と作業員の配線ミスだったと発表した。

原電によると、電源装置を点検するため仮設ケーブルを予備の電源装置に敷設したが、社員らの思いこみにより、本来つなげるべき変圧器の端子とは違う端子に誤って接続されていた。
このため、過電流が発生してショート。同装置が出火して焦げたほか、仮設ケーブルが溶断するなどした。

人的ミスを受け、原電は工事受注者に、仮設ケーブル敷設の工事要領書に接続箇所を具体的に記載するよう求め、変圧器の端子に表示を入れるなどの対策を取るとした。

敦賀原発では火事、ぼやが相次いでいることから、原電は社員や協力会社の社員ら約200人でチームをつくり19日、火災防止の特別点検を始めた。
約10日間かけ、火気作業や仮設ケーブルの敷設、防火管理の状況などをチェックする。


出典URL■■■


ちなみに、日本電源から12月19日付で、写真を使って誤接続場所などを解説したプレスリリース資料が、以下のとおりにネット配信されていた。
       ■■■

当該資料中、配線ミスした原因は以下のように記載されている。

配線図に仮設ケーブルを接続する箇所の中継端子台が記載されておらず、現場を確認しましたが、変圧器中継端子台の一次側、二次側が誤解しやすいものであったため、二次側に繋がる端子台を一次側と思い込み、誤って接続したためと推定しました。



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2011年12月12日21時16分に、下野新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

12日午後4時40分ごろ、那須町の建設作業現場で、設備工の男性(63)が高さ約2mの足場から転落。頭を強く打ち、まもなく死亡した。
警察によると、現場は雑木林の中にあり、給水タンクの周りにブロックを積み上げて小屋を建設している途中だった。

男性は、ブロック塀の周囲に設置した鉄パイプの足場から降りる際に足を滑らせたという。


出典URL■■■



(ブログ者コメント)

昔、何かの本で読んだのだが、植木職人の棟梁が若い衆を指導するのに、仕事中は何一つ指示しなかったものが、梯子を降りて、そろそろ地面にという時になって、「注意して降りろ」と指示したそうな。

仕事の最後になって気が緩んだ時が一番危ないということでの指示だったそうだが、この事例に接した際、そんなことを思い出した。



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2011年12月13日0時12分に、西日本新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

12日午後4時すぎ、北九州市の小倉井筒屋本館(9階建て)屋上の機械室から出火、分電盤を焼いた。
けが人はなかったが、店内の買い物客と従業員計3200人が避難。周辺道路は混雑し、小倉北署が一時通行止めにするなど、夕暮れ時の繁華街は騒然となった。

消防などによると、機械室内に白煙が充満し、煙探知機が作動。
従業員が消火器やバケツで消火に当たり、消防署員が約40分後に消し止めた。
火災発生は館内放送され、従業員が客を避難誘導。約1時間半後に営業再開した。

市消防局は8日に館内の防火設備などを確認する査察を行ったばかり。
本店長は「こういう事態を招いてしまい大変申し訳ない。原因を究明し、再発防止に努めたい」と話した。


出典URL■■■


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2011年12月13日付の朝日新聞名古屋版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

12日午前9時35分ごろ、一宮市のコニカミノルタ物流の倉庫で会社員の男性(33)が足場から転落し、まもなく死亡した。
一緒に落下した鉄製のパイプで、別の作業員一人が胸を骨折した。

警察によると、男性は同僚5人と倉庫の修繕に使った足場を解体中で、高さ19mの最上部から落ちたらしい。




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2011年12月12日付で神奈川新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

12日午前6時55分ごろ、相模原市の飲食店敷地内で、ごみを回収していた派遣社員の男性(34)が、建物とごみ収集車に挟まれて死亡した。
警察によると、男性は1人でごみの回収作業を行っていた。

現場は平地だが、なんらかの原因でギアがバックに入り、車が後方に動き出したとみられるという。
通行人の男性が車が建物の壁に衝突したのに気がつき、110番通報した。


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(ブログ者コメント)

ごみ収集作業まで派遣社員の仕事になっているとは、思ってもみなかった。
雇用者は、派遣社員に対し、どのような安全教育を行っているのだろうか?




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2011年12月10日10時8分にNHK盛岡から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

2年前、遠野市の市民体育館で2階の窓から小学生が転落して死亡した事故で、警察は市の職員と管理会社の社員、あわせて4人を業務上過失致死の疑いで書類送検した。

この事故は平成21年12月、遠野市民センターの体育館で小学6年生の男子児童が2階部分にある換気用のアルミ板の窓に登って遊んでいたところ、窓が枠からはずれて転落し、2か月後に死亡したもの。

警察が事故の原因について調べた結果、「体育館の管理者が窓の危険性が予測できたのにもかかわらず十分に安全措置を取らなかったためだ」と判断した。

このため警察は9日、体育館を管理する遠野市の当時の市民センターの所長と地域生活課長、管理の委託を受けた「遠野施設管理サービス」の社員2人のあわせて4人を業務上過失致死の疑いで書類送検した。

これについて遠野市長は、「書類送検の事実を非常に重く受け止めております。今後、検察の捜査に真摯に対応し、事故の再発防止に向けた取り組みを継続・徹底してまいります」とコメントした。




(ブログ者コメント)

小学生が施設管理者の想定外の行動をして死亡した事故。
これと同じような事故が、最近も周南市であった。(本ブログ掲載済)
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2011年12月10日19時21分にmsn産経ニュースから、同日20時14分にNHK盛岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

10日午前3時50分ごろ、陸前高田市にある東日本大震災のがれき置き場から出火した。けが人はいない。

警察によると、がれき置き場は建材などのがれきが約10m積まれており、約100m2が焼けた。
自然発火とみられ、消防はがれきを重機で掘り起こしながら放水を続け、およそ11時間後の午後3時には火はほぼ消し止められたという。

震災のがれき置き場の火災は宮城県などで夏以降相次いだが、陸前高田市消防本部によると、同市内では初めてという。

ほかの被災地でこれまでに起きたガレキ置き場の火事では、いったん収まった火が再び燃え上がったことがあるため、警察や消防は燃え残った部分がないか警戒を続けている。


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2011年12月10日付の朝日新聞高知版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

2009年12月に高知市で建設中の17階建てマンションの一部が焼け、作業員1人が死亡した火災で、警察は9日、工事請負業者の奥村組の現場副責任者だった男(43)ら4人を業務上失火と業務上過失致死の疑いで書類送検したと発表した。
他の3人は下請けの内装業者など。

警察によると、1階の内壁を固定する軽量鉄骨とエレベーター枠を固定する工程で、溶接の火花が近くのウレタン製の断熱材に引火。
建物の一部約480m2が焼け、7階付近で作業中だった男性(当時25)が死亡した。

現場責任者は火災予防のために溶接ではなくビスで固定するよう指示していたが、現場副責任者ら4人は、断熱材に引火する可能性を認識しながら、防火対策をとらずに溶接し、出火させた疑い。



ちなみに、当時の状況は、2009年12月3日、4日付の朝日新聞(聞蔵)から、下記趣旨でネット配信されていた。

2日午後4時10分ごろ、建設中のマンション「Cタワー高知」の1階付近から火が出ていると119番通報があった。
警察などによると、1、2階の一部が焼け、7,8階の間で止まっていた作業用のエレベーター内で男性1人が死亡し、男性1人がけがをした。

警察などによると、当時、下請け約20社の作業員ら約100人が働いていた。
死亡した男性は、周囲に囲いがない作業用エレベーターに乗り、入居者用のエレベーターを設置する工事をいていた。階下から吹きあがった煙や熱風に直撃されたらしい。

これまでの調べでは、当時、1階では作業員数人が内装工事をしていた。 玄関や駐車場として設計されていたため仕切りが少なく、火の回りが早かったらしい。
付近には作業用のシンナー類や木材が置いてあったという。




(ブログ者コメント)

2011年12月10日8時24分付の高知新聞記事中、「解体作業が進むマンション跡」という説明で現場写真が掲載されていた。
       ■■■

内装段階ということで、かなり工事は進み、予約販売などされていたのだろうが、死亡事故が起きたマンションでは購入に二の足を踏んでしまう・・・そんなこともあっての解体なのだろうか?

この事例は、ほんのちょっとした指示不遵守が原因ではあったが、結果として、死亡した男性や御家族、マンション施工主や購入予定者、元請けの奥村組や工事に携わった20社あまりの下請け業者など、あまりにも多くの人々の生活、あるいは人生そのものを狂わせる結果になってしまった。

「注意1秒けが一生」の「けが一生」とは、自分がけがするということ以外、他人にも一生のけがを負わせてしまうということだと、この事例によって改めて思い知らされた次第。


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2011年12月10日付で朝日新聞新潟全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

新津労基署は9日、西宮市の建設会社「Ⅿ」と同社の工事課長の男性(44)を労安法違反の疑いで書類送検したと発表した。

同署によると、10月2日、阿賀町にある発電所の放水口の土砂排除工事で、同社の社員が運転する掘削用重機のショベルが突然旋回し、現場にいた作業員がショベル先端についているバケットと壁の間に挟まれて頭蓋骨骨折の重傷を負った。

作業員は泥水を除去するためのポンプを点検しており、工事課長はショベル周辺を立ち入り禁止にすることや誘導員の配置を怠ったなどの疑いがある。


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2011年12月9日23時34分に読売新聞から、10日8時17分にNHK大阪から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

9日午後8時20分頃、JR湖西線近江今津駅に設置された地震計が作動して揺れの強さを表す加速度が3910ガルを示し、東海道線や大阪環状線など近畿全域と北陸の一部の計19路線を走行中の大半の列車が緊急停止した。
11分後にも作動し、686ガルを記録したが、地震は発生しておらず、誤作動と判明。
運転を再開したが、約600本の列車が遅れ、約25万人に影響した。

気象庁によると、3910ガルは震度7以上、686ガルは震度6強から7にそれぞれ相当するという。

JR西日本は、地震計のうち揺れを感知する機器の周辺には、当時作業員などはいなかったことから、何らかの揺れや振動を感知して誤作動した可能性は低いのではないかとみて、原因を詳しく調べている。

同社によると、地震計が250ガル以上を感知すると、地震情報早期伝達システムが作動して走行中の全列車に伝わり、運転士が緊急停止させる。


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(ブログ者コメント)

9日22時26分に配信された共同通信の記事中、誤作動した地震計の写真が掲載されていた。

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それを見ると、外見だけでは分らないが、地震計は1つだけなのかもしれない。
もしそうだとすれば、誤作動、即、今回のような広範囲の列車緊急停止につながる。

これが石油産業、化学産業であれば、地震計と連動して装置を緊急停止させるシステムの場合、地震計の誤作動を考慮して、例えば3つの地震計を違う場所に設置し、2つ以上が地震を感知した場合に緊急停止信号を送るようにしている。

JR西日本のシステムは、どのような思想で設計されたのだろうか?




(2011年12月30日 修正1 ;追記)

2011年12月28日付で、JR西日本から下記のとおりに原因などがプレスリリースされていた。

1 誤作動に至った経過
 地震計に記録されている加速度の波形を確認しましたところ、今回の誤作動では異常な波形が信号処理装置に送信されていることが判明しました。
また誤作動を起こした当日の状況を再現する試験を実施し、地震計への電源を強制的に変化(電圧を降下)させた場合に異常な波形を出力することを確認しました。

2 原因
 電圧が変化する原因は、電源ケーブルの外来からのノイズ(通常と異なる電気的な信号)の混入(例:落電による地面の電圧の上昇など)によるものと推定されます。
 ただし、現地調査などを行いましたが、ノイズが混入した経路については不明です。

3 対策
 (1)近江今津駅設置の地震計には12月21日に外来からのノイズを除去する機器を設置しました。
 (2)対策の必要な他の地震計(約30カ所)に対し、ノイズを除去する機器の設置にむけて検討を行っています。


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2011年12月10日付の千葉日報紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。

9日午前10時10分ごろ、市原市の丸善石油化学千葉工場の電気室から出火、約1時間半後に鎮火したが、配電盤の一部が燃えた。けが人はいなかった。

この火事で一部のエチレンプラントは操業を停止しており、再稼働の目処は立っていない。




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2011年12月10日付で、朝日新聞静岡版から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

静岡市の廃棄物処理施設「N資源循環センター」の粗大ごみ破砕機で9日午前8時57分ごろ、爆発が起きた。
火災やけが人はなかった。

市によると、容量2kgのプロパンガスボンベが破砕機に入ったのが原因らしいという。
破砕機は無事だったが、金属製コンベヤーが爆風で変形するなど周辺の設備が壊れ、修繕に10日間から2週間かかる見通し。
復旧するまで粗大ごみの処理はできず、当面は10日分のごみが収容できる「ごみピット」にためておくことになる。

使用後のボンベ類は危険物として購入先などに処理を頼むのがルールで、ごみとして捨てることはできない。
市では「危険物が交ざっていないかどうかのチェックを強化し、市民にはルールの徹底を改めて呼びかける」としている。

 
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2011年12月10日付の読売新聞鳥取版ならびに毎日新聞鳥取版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

米子市の王子製紙米子工場で9日朝、パルプ製造設備の屋外パイプから水酸化ナトリウムの1~2%溶液が漏れて、従業員ら38人の顔などにかかり、病院に搬送された。
現場には消防車や救急車計17台が駆けつけ、溶液の中和作業が行われるなど、一時騒然となった。

同工場では今年1月にも試験運転中だった薬液ポンプから水酸化ナトリウム溶液が漏れ、作業中の5人が浴び、3人が軽いやけどをする事故が起きており、記者会見した工場長代理は「このような事態になり、申し訳ない」と陳謝した。

現場は、紙の原料となるチップを溶かすのに必要な薬液製造装置。
警察などによると、午前7時40分頃、石灰と苛性ソーダを一緒に反応槽に送り込むパイプ(直径約20cm)が詰まり、地表から高さ10mにあるパイプの清掃口の蓋の隙間から約1000ℓの苛性ソーダ溶液が漏れた。

一部が風にあおられ、設備脇の通路に20~30mにわたって飛散し、近くの事務所に出勤のため約6m離れた通路を歩いていた従業員など38人が浴びたという。
事故当時、従業員らは雨で傘を差していたが、横風が強く吹いていたため、溶液が吹き込んできたという。

溶液の漏れは、パイプを通っていた消石灰がタンクの入り口付近で詰まったことが原因とみられている。
装置は約20年前に設置したが、これまで事故はなく、パイプの詰まりは石灰の固着が原因とみられている。
同工場では、これまではパイプの詰まりを防ぐ対策として、月1回の清掃を実施しており、最近では11月中旬に清掃を行ったという。
記者会見で工場長代理は「今後は3日に1度のペースで点検をするようにし、再発防止に努めたい」と述べ、「事故を起こして責任を感じている。従業員に大きなけがはないと聞いており、工場外にも影響がないようだ」と説明した。

同工場では今年1月の事故後、作業中には防護服を着るなどの安全対策をとっていたが、今回の事故は防げなかった。
現在、同設備の稼働を停止しており、安全対策を検討するという。


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ちなみに、1月の事故については、2011年1月12日付の朝日新聞鳥取全県版(聞蔵)から下記趣旨でネット配信されていた。

11日午後3時半ごろ、王子製紙米子工場で、男性作業員(35)ら5人が水酸化ナトリウム水溶液を送るポンプの修理作業中、足や顔などに水溶液を浴びた。 5人とも軽いやけどを負った。
警察によると、紙づくりに必要な木材チップを溶かすために使われていた水溶液が飛び散ったという。




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2011年12月9日20時42分に、msn産経ニュース茨城から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

8日午後4時ごろ、土浦市のHセメントリサイクルセンターで、建設中のタンクをつなぐコンクリート通路が落下した。
作業していた2人が下敷きになるなどして、型枠大工の男性(35)が間もなく死亡、型枠大工の男性(34)は軽傷。

警察の調べでは、同センターではタンク2棟を建築中で、2人はタンク上部をつなぐコンクリート製の通路を設置していた。
2人が通路の型枠を外したところ、長さ1.5m、幅1.2m、厚さ18cm、重さ約970kgのコンクリート通路が外れ、落下した。


出典URL■■■

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2011年12月9日19時49分に、NHK富山から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

今年8月、富山市の林道の橋の架け替え工事現場で、当時32歳の男性作業員が、橋を固定するボルトを締める作業をしていたところ、バランスを崩して約8m下に転落して死亡した。

富山労基署が現場の調査などをしたところ、男性は、手すりのない高い場所で、転落防止のための安全帯を腰につけていたものの、親綱にフックを引っかけていなかったという。

同署は、危険を防止する措置を怠ったなどとして、労安法違反の疑いで9日、富山市の建設会社「水機工業」と39歳の現場責任者を書類送検した。



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魚田慎二
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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