本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。 それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。 本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。 一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。 (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2011年12月9日付で朝日新聞大分全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
宇佐市安心院町で5月に起きた変圧器撤去作業中の事故を巡り、中津労基署は8日、鹿島建設と同社大分営業所の工事課長(44)、産廃処理業「D社」と同社の主任技術者(43)、建設業「S社」の代表者(39)と現場責任者(42)を、労安法違反容疑で書類送検した。
この事故では、S社の男性作業員(42)が変圧器(約2トン)の屋根に上がって変圧器を吊り上げるためのロープをかける作業中、屋根から約2.2m下の地面に転落して死亡した。
鹿島建設の課長は作業計画が守られるよう指導せず、D社の主任技術者はドラグショベルを用途外の吊り上げ作業に使い、S社の現場責任者は墜落の危険を防ぐ措置を講じなかった疑い。
それぞれの会社も管理責任を問われた。
宇佐市安心院町で5月に起きた変圧器撤去作業中の事故を巡り、中津労基署は8日、鹿島建設と同社大分営業所の工事課長(44)、産廃処理業「D社」と同社の主任技術者(43)、建設業「S社」の代表者(39)と現場責任者(42)を、労安法違反容疑で書類送検した。
この事故では、S社の男性作業員(42)が変圧器(約2トン)の屋根に上がって変圧器を吊り上げるためのロープをかける作業中、屋根から約2.2m下の地面に転落して死亡した。
鹿島建設の課長は作業計画が守られるよう指導せず、D社の主任技術者はドラグショベルを用途外の吊り上げ作業に使い、S社の現場責任者は墜落の危険を防ぐ措置を講じなかった疑い。
それぞれの会社も管理責任を問われた。
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2011年12月8日19時56分に神戸新聞から、また9日付の毎日新聞神戸版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
姫路市のJFE条鋼姫路製造所で2009年10月、高温のスラグ(鉱滓)が水蒸気爆発を起こし、近くのタンクローリーなどが炎上して運転手ら3人が死傷した事故で、警察は8日、業務上過失致死傷容疑で、当時スラグの運搬業務をしていた運搬会社の51歳と42歳の男性作業員2人を書類送検した。
2人の送検容疑は、同年10月24日午前10時半ごろ、同製造所敷地内で、金属の精錬過程で出るスラグをダンプカーの荷台に積み込む際、高温のスラグに水をかけ、冷ました後に運搬するよう指示されていたが、これを怠って積み込みダンプカーを発進。
スラグに振動を与え水蒸気爆発を引き起こし、タンクローリーの運転手(当時45)を死亡させ、2人にけがをさせた疑い。
2人は調べに対し「水蒸気は多かったが、ゆっくり動かせば大丈夫と思った」と供述しているという。
出典URL■■■
■■■
ちなみに事故当時の状況が、2009年10月24日付の朝日新聞夕刊(聞蔵)と25日付の朝日新聞播磨版(聞蔵)から、下記趣旨でネット配信されていた。
24日午前10時半ごろ、JFE条鋼の姫路製造所でタンクローリーが炎上していると、同製造所から119番通報があった。
消防などによると、高温のスラグをダンプカーで運搬中、何らかの原因で爆発が起き、飛散したスラグでローリーのタイヤなどが炎上。火は敷地内に置かれた大量のスラグの山や南隣の飼料工場の建物に延焼したが、約4時間後の午後3時すぎに消し止められた。
タンクローリーのそばにいた男性従業員3人がやけどを負って病院に運ばれたが、そのうちタンクローリーの運転手(45)が重体。
(2012年4月4日 修正1 ;追記)
2012年4月3日付で毎日新聞播磨姫路版から、起訴猶予になったという記事がネット配信されていた。
業務上過失致死傷容疑で書類送検された処理業者の社員(51)と元社員(42)について、神戸地検姫路支部は起訴猶予処分とした。同支部は処分理由を明らかにしていない。処分は今年3月30日付。
出典URL
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20120403ddlk28040432000c.html
2011年12月8日18時50分にNHK広島から、また8日付の中国新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
三原市で建設が進められている「国道2号三原バイパス」で、道路の土台となるコンクリート製の壁の補強材の長さが不足していたことがわかり、工事を発注した国交省福山河川国道事務所は、ほかにもこうした不適切な施工がないか、調査するよう工事を請け負った業者に命じた。
同バイパスは、三原市の東西を結ぶ全長9.9kmの道路で、来年3月の全線開通を目指して現在、工事が進められている。
不適切な施工があったのは、JR糸崎駅の約2km東にあるトンネルの出口付近で、道路の土台の擁壁を支える「ストリップ」と呼ばれるコンクリート製の壁の補強材、合わせて112本のうち、露出していた4本について長さが50cmから1mほど不足しているのを、11月29日に同事務所の職員が見つけた。
補強材の長さが足りないと、壁の強度が不足し、倒れるおそれもあるということで、同事務所は、工事を請け負った東京の業者に対し、ほかにも不適切な施工がないか、112本すべてを掘り返して調べるよう命じた。
業者による調査は、8日から始まり、約1週間にわたって行われるという。
同事務所は「安全面からもあってはならないことで、今後は、工事のチェック体制を強化するなど再発防止を徹底したい」と話している。
出典URL■■■
以下は12月7日付の国交省プレスリリース資料。写真や施工図などが掲載されている。
■■■
なお、この糸崎地区では、今年、別の業者の施工ではあるが、施工不具合で重力式擁壁が沈下している。詳細は以下の2月4日付の国交省プレスリリース資料参照。
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(ブログ者コメント)
よくぞ国交省事務所の職員が工事の途中段階で施工不良を見つけたものだと感心したが、ひょっとすると、2月の施工不良発覚以降、チェックの目を厳しくしていたのかもしれない。
それにしても、同じ工事区間でまたまた施工不良が見つかるとは・・・。
2月の施工不良の情報と注意喚起は、この業者にも回っていただろうに・・・。
このブログでも、建造物の施工不良が原因の事故を少なからず紹介しているが、心寒い思いがする。
そういえば、築20年のわが家でも、施工不良が原因のトラブルを大小あわせて10件ほど経験している。
建設現場というもの、これが実態なのだろうか?
2011年12月8日付の朝日新聞大分全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
豊後大野労基署は、豊後大野市の特養ホームで2月に作業員が死亡した事故で、防水塗装業「S社」の代表者(40)を7日、労安法違反容疑で書類送検した。
2月21日にあった貯水槽の防水塗装工事中に、使用義務がある送気マスクや有機ガス用防毒マスクを従業員2人に使用させなかった疑い。
有機溶剤中毒で従業員男性(60)が死亡し、もう1人の男性(35)も中毒症状で9日間、休業した。
当時の状況は、2011年2月22日付の朝日新聞大分全県版(聞蔵)に下記趣旨で掲載されていた。
21日午後6時20分ごろ、豊後大野市にある特養ホームの工事関係者から「作業中に2人が倒れて現場に1人取り残されている」と119番通報があった。
消防が出動して2人を病院に搬送したが、1人(60)の死亡が確認された。もう1人(35)は軽い意識障害がみられるが、命に別条はないという。
警察などによると、この特養ホームではスプリンクラーの設置工事をしていた。
2人は土中に埋めた貯水用水槽(縦横2.5m、深さ2m)内で防水加工をする作業をしていたという。
(ブログ者コメント)
たまたま、ブログ者の家では現在、ベランダの防水工事中。今日も日曜なのに職人さんが来てくれている。
そこで、使っている一斗缶のラベルを確認したところ、「キシレン、トルエン、酢酸エチル、酢酸ブチル」と書かれていた。全て有機則の対象物質だ。
豊後大野の事故でどんな溶剤を使っていたか明らかでないが、同じようなものを使っていた可能性がある。
2011年12月6日付の朝日新聞東京西部版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
渋谷区のマンション新築工事現場で2010年10月に起きたクレーン車の転倒事故で、渋谷労基署は5日、労安法違反の疑いで、1次下請け業者のN商事と現場責任者の同社職長の男性(36)を書類送検した。
発表によると、クレーン車は基礎工事の杭打ち用アタッチメントを装着して杭打ち機として使用していたのに、用途外の荷物の吊り上げに使用したため、転倒させた疑いがある。
事故当時の状況は、2010年10月4日付の朝日新聞夕刊(聞蔵)から、下記趣旨でネット配信されていた。
4日午前9時10分ごろ、渋谷区のマンション新築工事現場で作業中のクレーン車が倒れ、アームの先端部分が隣接する特養ホームの3階部分にぶつかった。けが人はなかった。
警察によると、アームの先端はベランダと部屋のガラス窓を壊し、室内にガラス片が飛び散った。この部屋には100歳の女性が寝ていたという。
この日は午前8時半ごろから作業を開始し、25トンのクレーン車が重さ約1.5トンのコンクリート資材を吊り上げたところ、バランスを崩して倒れたという。
2011年12月7日18時22分にNHK横浜から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午前2時すぎ、東京・江東区の東京メトロ有楽町線の豊洲駅の付近で、レールの交換作業中に、チェーンでつり上げたレールがバランスを崩して傾き、作業員が壁との間に挟まれて1人が死亡、3人がけがをした。
有楽町線は、始発からおよそ3時間半、一部の区間で運転を見合わせ、およそ6万人に影響が出た。
横浜市にある国土交通省関東運輸局は、7日午後、東京メトロの責任者を呼び、利用者に大きな影響が出たことを受けて、事故原因や工事の進め方を検証し、再発防止の措置を取るよう文書で警告した。
東京メトロの専務取締役は「犠牲となられた方のご冥福を祈るとともに、事故の原因を究明して再発防止に努めたい」と述べた。
事故時の状況はメディアによってバラバラの報道。こんなに違うことも珍しい。本ブログでは、最も配信時間の遅かった上記情報を掲載したが、それ以外の情報は下記(報道時間順)。
7日4時58分 読売新聞
ポイント改良工事中の作業員4人が、機械でつり上げた枕木などと側壁の間に挟まれた。
機械でつり上げた枕木とレールが、何らかの原因で大きく横に揺れ、壁際に退避していた4人が挟まれたという。
■■■
7日6時32分 朝日新聞東京版
ポイントの交換工事中に事故が発生。つり上げた分枝器と壁の間に挟まれた。
■■■
7日7時6分 NHK首都圏
古いレールや枕木を交換する作業が進められていた。
20人ほどの作業員がレールや枕木を載せた台車を現場まで押して運んだあと、レールが崩れたという。
7日8時39分 msn産経ニュース
古いレールと枕木を新しいものに交換する作業中だった。
交換用の長さ約15m幅2mのレールと枕木を載せた台車を現場まで運ぶ途中でレールが崩れ、4人が壁との間に挟まれたという。
■■■
7日9時45分 共同通信
分岐器の交換中に事故があった。
交換のためにつり上げていた新しい分岐器(長さ約15m、重さ約4.5トン)が、何らかの原因でトンネルの壁側に傾き、作業員が挟まれたとみられる。
■■■
7日付 毎日新聞夕刊
レールの交換作業をしていたところ、コンクリート製枕木が付いたレール(長さ約15m、幅約2m、重さ約4.5トン)を載せた台車がバランスを崩した。
近くにいた60代の男性作業員が台車と壁に胸を強く挟まれ死亡。
■■■
2011年12月7日12時30分に、NHK名古屋から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
中部電力は、高性能のマイクとカメラを使い、変電所や送電線などで故障が起きた時に発生する異常な音などを特定できる装置を新たに開発した。
この装置は、中部電力が信州大学や建設会社と共同で開発したもので、中部電力の施設で6日、報道関係者に公開された。
装置には、高性能のマイク2台と小型のカメラを備え、音の周波数に応じて色の異なる円の画像をディスプレイ上に表示して音の種類を区別するとともに、複数の音の発生源までの距離を最大70mまで測定できる。
6日の実験では、10mから40mほど離れた場所で3種類の音を発生させると、色の異なる円がディスプレイに表示され、音までの距離を示していた。
(ブログ者コメント)
この手の技術開発が進んでいるとは聞いていたが、ようやく実用レベルにまでこぎつけることができたのかもしれない。
騒音が大きい産業現場で、普段と違う異常音を早期に判別できれば、事故の未然防止につながることが期待できる。
2011年12月6日19時1分に、NHK大津から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
火事の発生を未然に防ごうと、消防隊員らが火事の原因の調査結果を報告し合う研究会が守山市で開かれた。
この研究会は、湖南広域消防局が火事の原因についての情報を共有し、防火に役立てようと毎年、開いているもので、消防隊員など、およそ100人が参加した。
この会の中で、去年5月から今年8月までに起きた5件の火事の原因などについて報告され、このうち、今年5月に草津市で起きた住宅火災では、風呂のボイラーの点検に使った器具が付けたままになっていたため、空だきを防止するセンサーが作動せず、火事になったことがわかったと報告された。
また、今年1月に栗東市で起きた住宅火災では、現場で撮影した写真を何度も、ていねいに確認した結果、ストーブの近くにあった衣類から発火したとみられることなどが報告された。
調査した火事の原因などはインターネットで公表したり、広報活動をしたりして、住民の防火活動に役立ててもらうことにしている。
湖南広域消防局は「原因の研究を重ねて火事の発生を減らし、市民の安全な生活につなげたい」と話していた。
2011年12月6日付の神奈川新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午前10時半ごろ、横浜市保土ケ谷区の工事現場で、解体作業中だった服飾メーカーの工場の煙突が倒壊し、隣接する市道にある東京電力などの電柱2本と街路灯1本が倒れた。
警察などによると、周辺4世帯が停電したが、同日午後1時40分ごろ復旧したという。
警察などによると、煙突は高さ約5mで、30cm×30cmの四角柱。
自然に倒壊したとみられ、高さ10mほどの工事現場の囲いを巻き込んで倒れたという。
出典URL■■■
ちなみに2011年12月7日付の毎日新聞神奈川版からは、若干違ったニュアンスで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察などによると、先月21日から縫製工場の解体工事をしており、この日は作業員6人が重機2台を使い作業にあたっていた。
煙突は一部が腐食していたという。
出典URL■■■
2011年12月6日13時57分に、NHK大阪から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午前0時半ごろ、岩国市の山陽新幹線の「第2米川トンネル」で、線路の点検を行っていた係員が下り線の線路わきにコンクリート片が散らばっているのを見つけた。
JR西によると、コンクリート片は全部で10個見つかり、最も大きいもので長さ20cm重さ470g、10個合わせた重さは940gあった。
JR西は、高さ約6mのトンネルの天井付近からはがれ落ちたものとみて、詳しく調べている。
JR西はコンクリート片を撤去し、新幹線は始発から平常通り運行している。
山陽新幹線では、平成11年ごろからトンネル内でのコンクリート片の落下が相次ぎ、JR西は検査態勢を強化するなどの対策を取ってきた。
このトンネルでは、去年7月にトンネルの天井や壁をたたいてその音で異常の有無を調べ、はがれ落ちそうなところをたたき落とす措置を行っていて、JR西は、この時にたたき落とせずに残った部分が落下したのではないかとみている。
2011年12月6日12時31分に、NHK福井から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
電柱で作業に当たる際の事故やトラブルを想定して、少しでも危険に対して敏感になってもらおうと6日、北陸電力が初めて行った研修会が福井市で開かれた。
福井市にある北陸電力の訓練場で行われた研修会には若手社員、約30人が参加し、電柱からの墜落や電線のショートなど4つの事故を体験した。
電柱からの墜落体験は、不意に命綱が外れるという想定で行われ、訓練用の電柱にのぼった参加者が命綱を頼りに、後ろに体重をかけた状態で命綱が切り離され、高さ1mほどの位置から墜落する体験をした。
北陸電力では、去年石川県内で墜落事故があったということで、落下の衝撃に驚きながら真剣に取り組んでいた。
(ブログ者コメント)
座学で教えられた危険は、頭の中に知識としては残るものの、自分には関係はないものと思ってしまうことがある。
その点、この研修会のように自分で墜落してみて、その時の恐怖を体験しておくことは有用だ。
電柱で作業に当たる際の事故やトラブルを想定して、少しでも危険に対して敏感になってもらおうと6日、北陸電力が初めて行った研修会が福井市で開かれた。
福井市にある北陸電力の訓練場で行われた研修会には若手社員、約30人が参加し、電柱からの墜落や電線のショートなど4つの事故を体験した。
電柱からの墜落体験は、不意に命綱が外れるという想定で行われ、訓練用の電柱にのぼった参加者が命綱を頼りに、後ろに体重をかけた状態で命綱が切り離され、高さ1mほどの位置から墜落する体験をした。
北陸電力では、去年石川県内で墜落事故があったということで、落下の衝撃に驚きながら真剣に取り組んでいた。
(ブログ者コメント)
座学で教えられた危険は、頭の中に知識としては残るものの、自分には関係はないものと思ってしまうことがある。
その点、この研修会のように自分で墜落してみて、その時の恐怖を体験しておくことは有用だ。
2011年12月7日2時29分にmsn産経ニュース広島から、同日7時11分にNHK広島から、また同日付の毎日新聞広島版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後6時15分ごろ、呉市のごみ焼却施設「クリーンセンターくれ」の3号焼却炉内で作業員2人が灰の塊の下敷きになり、病院へ搬送されたが、一人(52)が約2時間後に死亡した。
警察は6日、司法解剖の結果、死因は窒息死だったと発表した。
もう一人(28)も頭にけがを負い入院して治療を受けた。
警察によると、死亡した作業員らは当時、3人で焼却炉内に入って作業をしていた。
炉内の壁面にこびりついた灰をスコップで落としているときに、灰の塊が落ちてきて下敷きになったとみられる。
焼却炉は、高さ約18m、幅約6m、奥行き約4.5mで、焼却後の灰が溶けて炉の内壁に岩のように固まって着くため、年に1回程度、業者に委託して取り除く作業を行っているという。
今回も、11月30日に燃焼不良となり調査したところ、灰などの塊が落ちて火がうまく回らないことが分かり、塊の除去を発注していた。
灰の塊は大きなもので幅が数mにもなり、落ちてくると危険なため、運転を止めた炉の中に落下防止のネットを張った上で、作業をしていたという。
警察はネットの設置状況や今回の事故で塊がどこから落ちてきたかなどについて詳しく調べることにしている。
出典URL■■■
■■■
(2011年12月11日 修正1 ;追記)
2011年12月7日付の朝日新聞広島版(聞蔵)から、若干詳しい以下の状況がネット配信されていた。
センターでは、2008年7月にも炉内の壁から灰の塊が落ち、清掃中の作業員が生埋めになって死亡する事故が発生。
このため、炉内の数ケ所に金属ワイヤーの安全ネットが取り付けられていたという。
2011年12月6日付の朝日新聞青森全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後2時45分ごろ、六戸町の無線局にある鉄塔から、アンテナの取り外し作業をしていた会社員の男性(44)が落下した。
男性は全身を強く打ち、病院に運ばれたが、死亡が確認された。
警察によると、男性は同僚数人と鉄塔の高さ約35m部分で作業をしていたという。
同僚の一人が男性が落下したのに気付き、119番通報した。
事故当時、男性は安全帯のベルトを腰に着けていたが、命綱となるロープ部分が鉄塔につながっていなかったという。
(2012年6月23日 修正1 ;追記)
2012年6月19日付で朝日新聞青森全県版(聞蔵)から、現場代理人が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
十和田労基署は18日、必要な現場巡視を怠ったとして、渋谷区の建設会社と同社の現場代理人の男性(39)を、労安法違反の疑いで書類送検し、発表した。
同署によると、同社は鉄塔からケーブルの取り外し作業を行っていた。
現場代理人は、毎日1回、現場を巡視する義務があったが、それを怠ったため、鉄塔の上で作業していた作業員が転落し、死亡する事故につながった疑い。
死亡した作業員は、命綱を正しく装着していなかった。
(ブログ者コメント)
巡視を怠ったことが書類送検理由ではなく、巡視を怠った結果、命綱のロープを鉄塔につながずに作業していた状態を是正させることができなかった、その点を問われたものだと思われる。
2011年12月6日付の朝日新聞北海道版ならびに毎日新聞北海道版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
帯広市のイオン帯広店で11月、立体駐車場から乗用車が転落し、運転していた70代の女性が死亡した事故で、イオン北海道の社長は5日記者会見し、転落防止用の支柱が設計と違い、強度不足だったことを明らかにした。
強度不足と事故の因果関係は不明としたが、社長は「設計と施工の違いを見抜けず、深刻に受け止めている」と陳謝した。
同社によると、事故があった駐車場には、転落事故防止のため、高さ60cmの鉄製の支柱が1.25m間隔で備えられている。
支柱は太さ10cm角で鉄の厚さは6mm。
だが、1998年の同駐車場建築時の設計は太さ15cm角、厚さ9mmで、設計通りではなかったという。
国交省の設計指針では、重さ2トンの車が時速20kmで直角に衝突した衝撃を吸収できるよう求めている。
設計は基準を満たすレベルだったが、施工された支柱の強度は基準の29%しかなかったという。
同社は5日、帯広市と帯広署、死亡した女性の遺族に報告した。
また、設計通りに施工されなかった原因調査を施工した業者側に求めているが、今のところ回答はないという。
イオンが道内全31店舗のうち立体駐車場のある22店舗を改めて調べたところ、旭川永山店の3カ所で構造上の危険性があり、駐車禁止などの措置を取った。
出典URL■■■
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当時の状況は、11月22日16時0分付で、北海道新聞から下記趣旨でネット配信されている。
22日午前10時20分ごろ、大型スーパー「イオン帯広店」の立体駐車場3階から、女性(73)運転の乗用車が約10m下の道路に転落して大破し、女性が頭などを強く打って死亡した。
買い物客らにけがはなかった。
車は駐車場の金属製の柵を突き破って落ちたとみられ、警察が原因を調べている。
同店は1、2階が店舗で、併設された別棟の3~5階部分が立体駐車場になっている。
出典URL■■■
2011年12月4日21時6分に下野新聞から、5日9時52分にNHK宇都宮から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午後0時50分ごろ、那須塩原市の道の駅「湯の香しおばら」敷地内に設置された木製の看板が強風で飛ばされ、およそ8m離れた場所にいた買い物中の女性(61)の背中にぶつかった。
女性は転んで上っていた階段に顔などを打ち付け、額と鼻に各約5cmの傷を負った。
警察などによると、看板は高さ1m49cm、横96.5cm、厚さ3.5cmで重さ約11kg。 敷地内にある農産物直売所東側の障害者用トイレのスロープの手すりにビニールひもで固定されていた。
当時、栃木県には全域に強風注意報が出されていた。
警察は強風で看板をくくりつけていたひもが外れたとみてくわしく調べている。
出典URL■■■
4日午後0時50分ごろ、那須塩原市の道の駅「湯の香しおばら」敷地内に設置された木製の看板が強風で飛ばされ、およそ8m離れた場所にいた買い物中の女性(61)の背中にぶつかった。
女性は転んで上っていた階段に顔などを打ち付け、額と鼻に各約5cmの傷を負った。
警察などによると、看板は高さ1m49cm、横96.5cm、厚さ3.5cmで重さ約11kg。 敷地内にある農産物直売所東側の障害者用トイレのスロープの手すりにビニールひもで固定されていた。
当時、栃木県には全域に強風注意報が出されていた。
警察は強風で看板をくくりつけていたひもが外れたとみてくわしく調べている。
出典URL■■■
2011年12月5日0時15分に、西日本新聞から側面図と写真付で下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午前2時10分ごろ、福岡県粕屋町の町道交差点付近で、乗用車を運転していた男性(40)から「ドーンと爆発音がして道路から黒煙が上がった」と110番があった。
警察などによると、マンホールのふた2つが吹き飛び、縦約4.6m、横約4.1mにわたってアスファルトがめくれ上がった。男性の車は右前輪がパンクした。けが人はなかった。
九州電力によると、現場の地下には、22万ボルトの高圧送電線が埋設してあり、送電線の保守管理用空間(広さ約30m2)があった。
送電線の接続部分が破損していることなどから、その部分に不具合が生じ、火災が発生。爆発につながった可能性が高いという。
2つのふたは約2m離れ、爆発で2mほど吹き飛んだ。うち一つは路側帯を飛び越えて道路脇のフェンスに衝突。付近は一時、全面通行止めとなった。
九電によると、爆発と同時に送電を自動停止。別の送電網で電気が供給されたため、停電は起きていないという。
復旧の見通しは立っていないが、電力供給に支障はないという。
火災があった送電線は1980年に設置。今年5月の点検では異常がなかったという。
九電が埋設している送電線では、2009年12月にも北九州市八幡東区で火災があり、道路が破壊される事故が起きている。
出典URL■■■
(ブログ者コメント)
ケーブル被覆が燃えて発生した可燃性ガスが保守管理用空間に溜まり、そこにスパークした火花で着火、爆発した・・・そういうことではないだろうか?
(2012年10月1日 修正1 ;追記)
2012年9月24日20時53分にNHK福岡から、原因に関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
送電線を管理する九州電力は、事故の原因と再発防止策についてまとめ、24日、国に報告を行い、その後、福岡市役所で記者会見した。
九電の調査によると、焼けたのは送電線のつなぎ目部分で、ケーブル同士をつなぐ部品にゆがみがあり、そこから放電が起きて、ケーブルの絶縁用の材料が焼けたという。
接続の部品は31年前に送電線のメーカーが取り付けたもので、長年使用している間にゆがんだところから劣化が進んで放電したと見られるという。
九電が、この業者が施工したほかの13か所を調べた結果、1か所で同じようなゆがみが見つかったため修理したという。
九電では、送電線を接続する際の検査基準を厳しくするとともに、火災が起きた際にマンホールなどが吹き飛ばないよう固定して再発を防止するとしている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/fukuoka/5015231391.html
一方、9月25日2時1分にmsn産経ニュースからは、若干ニュアンスの違った、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ケーブル同士の接続方法が適正でなかったため、絶縁用の素材にしわが寄ったことで放電が発生。
絶縁用の油が気化して火花で爆発、マンホールや道路のアスファルトをふき飛ばしたという。
九電は、同じ時期にケーブルを敷設した福岡、熊本両県内の126カ所で、マンホールのふたが飛ばないよう強化したほか、ケーブルを新しいタイプに取り換えるという。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120925/fkk12092502010000-n1.htm
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HN:
魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。
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