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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2011年10月29日付の神戸新聞紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。

10月28日午後6時すぎ、尼崎市の長洲公園でバスケットゴール(高さ約3.8m)の支柱(直径約10cm)が根元から折れて倒れた。
この弾みで、友人8人トバスケットをしていた中3男子が転倒して腰や顔などを打つ軽傷。

ゴールは1986年に設置され、支柱は鋼製。
通常は月1回、職員が目視点検しており、今月18日の点検では、特に異常はなかったという。

市は、市内にある4基のゴールも点検する。




(ブログ者コメント)

定期点検しているものの、目が隅々まで行き届かず、結果、遊具が破損して人身事故が起きた・・・そんな事例のような気がする。
メディアではさほど報道されることがないが、似たような事例が全国各地で結構起きているのかもしれない。



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2011年11月26日付の神奈川新聞ならびに読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。また25日12時56分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

24日午後10時5分ごろ、横浜市の電源開発(Jパワー)磯子火力発電所で、燃料の石炭を運搬するベルトコンベヤーから出火、約2時間後に石炭貯蔵設備が爆発して屋根が吹き飛び、破片が周辺に飛散するなどして炎上した。

爆発の衝撃は約2キロ離れたマンションにも伝わり、住民から驚きの声が上がった。
この事故で、消防車や消防艇など計47台が出動。ヘリコプターが空中から水を散布するなどして、徹夜の消火活動にあたったが、消防隊のはしご車がサイロ上部に届かないなど消火活動は難航し、出火から約17時間半後の25日午後3時40分ごろ、鎮火した。けが人はなかった。

現場には、石炭をサイロに運ぶベルトコンベヤーを覆う高さ約50mの鉄製の建屋を取り囲むように、巨大な円柱形の石炭貯蔵用サイロ(高さ約40m、直径約30m)4基がそびえ立つ。

出火から約2時間後の25日午前0時10分頃。低い爆発音とともに、建屋の屋根が吹き飛び、破片が舞い上がった。
「伏せろー」。大声が響いた数秒後、建屋やサイロ外壁の破片とみられる金属片が、敷地内の植え込みに突き刺さった。
一時避難した消防隊員は、すすで黒ずんだ顔で建屋から燃え上がる火柱を見上げた。

消防などによると、ベルトコンベヤーは、石炭を貨物船から貯蔵設備を経由してボイラーまで運ぶために使われている。
貯蔵設備に入る前に、運搬しながら石炭を粉砕する過程で発火。ベルトコンベヤーなどに引火し、設備内に可燃性ガスが充満して爆発した可能性があるという。
なお、火災発生時、ベルトコンベアーは作動していなかったという。

現場はJR磯子駅から東に約2.5km。


出典URL■■■
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     ■■■



また、11月26日付で朝日新聞横浜版(聞蔵)から、若干ニュアンスの異なる、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

24日午後10時5分ごろ、石炭を港から運ぶコンベアー付近の煙を作業員が発見。約5分後にコンベアー建屋などに延焼した。
25日午前0時10分ごろには、建屋と石炭を貯蔵する4つのサイロの一つが爆発して天井が吹き飛んだ。

所長は、コンベアー付近で出火した原因は不明、建屋とサイロが爆発した原因については、出火場所のコンベアーのゴムが過熱して溶け、発生したガスがサイロ内に充満し、何らかの原因で引火した可能性がある、と説明した。




(ブログ者コメント)

□ゴムが溶けて発生したガスが爆発したという見方もあるようだが、貯炭サイロの爆発ということで、当面、この記事は、「粉じん爆発」カテゴリーに入れておく。

□「サイロの一つが爆発して天井が吹き飛んだ」とあるが、これは放爆設計されていたサイロの天板が吹き飛んだものであろう。
万一の爆発時に爆風を安全方向に逃がす、そういう設計が奏功したことになる。



 
(2012年1月23日 修正1 ;追記)
 
2012年1月20日付の毎日新聞神奈川版と19日付の神奈川新聞から、設備の運転が一部再開された旨の記事がネット配信されていた。
 
Jパワーは19日、磯子火力発電所の運転を一部再開したと発表した。
同社によると、火発にある2基のうち1基を再稼働させた。
もう1基も近日中に運転を再開し、3月末までに火災前の発電能力に戻す予定という。


火災は、燃料の石炭を貯蔵タンクに運ぶベルトコンベヤー付近で引火したとみられ、同社によると、火災発生箇所を経由しない場所に代わりの仮設コンベヤーを設置。
再発防止のため、温度センサーや遠隔操作ができる散水装置などを新たに設け、点検項目や頻度も増やした。


磯子消防署によると、出火原因は、石炭の自然発火やコンベヤーの機械トラブルによる摩擦熱の可能性があるが、特定には至っていないという。


出典URL
http://mainichi.jp/area/kanagawa/archive/news/2012/01/20/20120120ddlk14040220000c.html
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1201190021/
 
 
 
 
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2011年11月25日12時16分に山形新聞から、当時の現場写真付きで下記趣旨の記事がネット配信されていた。また、24日21時2分にNHK山形からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

酒田市で2009年12月、県発注の新内橋工事現場から女性が転落死した事故で、山形地検は24日、業務上過失致死罪で、施工業者2社の男性2人を在宅起訴した。
一方、監督員の県職員と業者の現場代理人の男性2人は不起訴処分とした。

起訴されたのは、A建設の現場代理人(37)とS工務所の監理技術者(56)。
不起訴は、県職員の監督員(33)=嫌疑不十分=とS工務所の現場代理人(33)=起訴猶予。肩書はいずれも当時。

事故は09年12月11日午後5時ごろ発生。自転車に乗った市内の女性(当時67)が橋脇の歩道橋撤去箇所から2.6m下のコンクリートに転落、頭を打って死亡した。

当時、新内橋は工事中で、歩道が無い状態で、通行人の侵入を防ぐバリケードや注意を促す回転灯が設置されていない場所があり、誰でも進入できる状態になっていた。

起訴状によると、歩道橋撤去を担当したA建設の現場代理人は、12月8日、通行人の転落防止策を講じる注意義務を怠り、バリケードや回転灯を撤去した。
新内橋架設工事担当で現場を引き継いだS工務所の監理技術者はバリケードなどの設置状態を把握せず、放置した。
それぞれの過失によって女性を死亡させたとしている。

地検などによると、A建設の現場代理人は撤去を菅原工務所や県に連絡していなかった。
S工務所の監理技術者は事故当日、県の監督員から1カ所にバリケードがないと連絡を受け、部下の現場代理人に設置するよう伝えたが、部下は設置し忘れた。
現場に進入できる隙間は複数あったという。

監督員の不起訴処分の理由について、地検は「バリケードなどの撤去は完成検査後で、事故の予見は困難。最低限度の義務は果たしていた」と説明。
S工務所の現場代理人に関しては「過失の度合いがそれほど大きくない」とした。


出典URL■■■



(2012年4月20日 修正1 ;追記)
 
2012年4月19日付で毎日新聞山形版から、元現場代理人に有罪判決が出たという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
元現場代理人(38)の判決公判が18日、地裁酒田支部であった。
裁判官は、禁錮1年6月(求刑同)、執行猶予3年の有罪判決を言い渡した。


判決理由について裁判官は「元現場代理人は、工事の完成検査後にバリケードや回転灯を撤去し安全措置義務を怠り、深刻な結果をもたらした。葬儀に参列せず遺族感情は厳しい。一方、A建設のバリケードを撤去した後、現場にある県のバリケードを並べ替える配慮をしている」などと述べた。

この事件では、県庄内総合支庁道路建設課の当時の監督員が容疑不十分で不起訴処分になっているが、裁判官は「県と、(安全管理を引き継いだとされる)S工務所が措置を講じていれば転落は妨げられたかもしれない」と述べ、県の責任にも言及した。

 
出典URL
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20120419ddlk06040108000c.html


一方、4月19日付で朝日新聞山形版(聞蔵)からは、以下の主旨の、上記とは違うニュアンスの記事がネット配信されていた。
 
判決では、被告については、バリケードを並べ直し、少しは事故防止策をしたと認めた。
事故後に会社を辞め、損害賠償への協力も約束していることから、反省もしているとした。




(2012年5月17日 修正2 ;追記)
 
2012年5月12日付で毎日新聞山形版から、転落現場は橋を工事していた場所ではなく、資材を保管していた「作業ヤード」だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
業務上過失致死罪に問われたS工務所の監理技術者(57)の第3回公判が27日、地裁鶴岡支部であった。同事件で不起訴処分になった当時の県監督員(33)を証人尋問した。

事故は、大型重機や資材の保管場所の「作業ヤード」と呼ばれるバリケードなどで囲われたエリアの端で発生し、被告の監理技術者側は「受注したのは転落箇所とは対岸の橋台造成工事で、責任は県側などにある」として無罪を主張。
争点は現場の安全管理責任で、作業ヤードが焦点の一つになった。


検察側の質問に県監督員は、S工務所は大型重機や資材の使用保管などのため作業ヤードを使用する必要があったと指摘した。
事故直前の11日午後2時以降に作業ヤードを囲うバリケードの一部が空いているのに気づき監理技術者に指示。監理技術者は「早急に対処すると約束した」と話した。


出典URL
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20120512ddlk06040099000c.html
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
これまでブログ者が見たネット記事には、現場の写真や状況図などが掲載されていなかったので何とも言い難いところだが、一般論として言えば、作業に使う資材を置いている場所の管理は、作業者側の責任だ。

 
 
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2011年11月24日20時24分に、msn産経ニュース愛知から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

名古屋西労基署は24日、3階建てビルの屋上で9月、男性社員(当時66)に安全ベルトなしで清掃させたとして、労安法違反の疑いで、名古屋市の理美容器具材料卸会社「T社」の男性社長(74)と、法人としての同社を書類送検した。
社員は転落死し、名古屋市が台風15号による死者に計上していた。

送検容疑は9月20日午後2時50分ごろ、台風15号の接近で屋上の排水口が詰まったため、男性に高さ約9mの同社屋上でフェンス外側の排水口の清掃をさせる際、転落の恐れがあったのに、安全ベルトやロープを装着させるなどの安全対策を取らなかった疑い。

男性は、手すり(高さ約1m)乗り越えたところ、バランスを崩して転落した。
社長は「気をつけてやれば大丈夫だと思っていた」と話しているという。

事故時は台風による雨の影響で屋上がぬれていた。


出典URL■■■



(2011年11月30日 修正1 ;本文修正)

2011年11月25日付の朝日新聞名古屋版(聞蔵)からネット配信されていた事故当時のやや詳細な状況をベースに、本文を若干修正した。

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2011年11月25日付で、毎日新聞茨城版から下記趣旨の記事がネット配信されていた。また、11月25日付の茨城新聞紙面にも同趣旨の記事が掲載されていた。

24日午前10時40分ごろ、日立市の市公共下水道の会瀬中継ポンプ場から「作業員が転落したらしい」と119番通報があった。
配電盤などの撤去作業をしていた会社員の男性(63)が、ポンプ場床の開口部(長さ1.5m、幅80cm)から約3.8m下の貯水槽に転落しており、間もなく死亡した。

同ポンプ場は家庭や工場から排水される汚水を処理場へ送水する施設で海岸沿いにあり、東日本大震災の津波で被災した電気設備の復旧工事をしていた。

警察によると、男性は午前9時ごろから同僚2人と配電盤撤去作業をしており、作業終了後に安全確保のため床の開口部を覆っていたパレット2枚を同僚と移動しようとしたところ、転落したと見られる。
パレットは、津波で流されたプラスチック製のふたの代用として設置していた。

市企業局は同日、事故調査委員会を開いて事故の発生状況を確認。今後は原因などを調査し「再発防止のための対応を取る」としている。


出典URL■■■



(2012年2月19日 修正1 ;追記
 
落下防止策をとらなかった疑いで現場責任者らが書類送検された旨、2012年2月18日付の朝日新聞茨城版(聞蔵)から、ネット配信されていた。
 
日立労基署は17日、日立市の設置工事業「佐々木興業」と現場責任者(61)を労安法違反の疑いで書類送検し、発表した。
 
同署によると、同社と現場責任者は昨年11月24日、日立市の下水道中継ポンプ場の震災復旧工事現場で、子会社から派遣された男性(63)が床の開口部から約6.7m下の汚水槽に落ちて水死した事故で、落ちる危険があったにもかかわらず落下を防止するための安全帯を使用するなどの危険防止策をとらなかった疑いがある。
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2011年11月24日18時23分に、読売新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

24日午前11時25分頃、大阪市北区の「N倉庫」で、屋根にトタンの設置作業をしていた板金会社員の男性(36)が風にあおられて屋根から転落、約8m下の地面に落ちた。
男性は病院に搬送されたが、全身を強く打ち、死亡した。

警察によると、男性は別の男性作業員5人とともに、倉庫の屋根にクレーンで持ち上げられたトタン(長さ8m、幅82cm)を設置する作業をしていた。

大阪管区気象台によると、この日午前8時5分から府内に強風注意報が発令されていた。午後0時19分に大阪市内で最大瞬間風速17.2mを観測したという。


出典URL■■■



(ブログ者コメント)

同じ日に同じ大阪で風による2件目のトラブルだ。
ただ、最大瞬間風速17.2mは、べらぼうに強い風でもない。
局所的に、もっと強い風が突風的に吹いたのだろうか?



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2011年11月25日0時31分に読売新聞から、24日21時6分にmsn産経ニュースから、同日21時53分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

24日午前7時頃、大阪市阿倍野区の近鉄百貨店「Hoop」1階広場で、鋼製パイプ1本(直径5cm、長さ5.3m、重さ14.5kg)が落ちているのを警備員が見つけた。
30m離れた北隣で建設中の超高層ビル「あべのハルカス」の19階部分(高さ97m)で使われていたパイプで、強風で落下したとみられる。

広場近くでは、23日午後11時頃にもパイプの接合金具(重さ0.5kg)が落ちていた。
いずれもけが人はなかったが、 広場は日中、多くの人通りがあり、昼間だったら大事故につながった可能性がある。

[あべのハルカス]は、2014年春の開業を目指し、近畿日本鉄道が建設中。完成時は地上60階、高さ300mで高さ日本一のビルになる。 現在、高さ150m超まで工事が進んでいる。

パイプは、資材転落防止用ネットを固定するためにビル外周に設置。
施工する共同事業体の幹事会社・竹中工務店は「強風で揺れて接合部分が外れ、ネットの隙間から落下したと考えている。今後は、さらに外部飛散落下防止策を徹底したい」と話している。

大阪管区気象台によると、同市内では23日夕から強風注意報が発令され、24日午後0時19分には最大瞬間風速17.2mを観測した。


出典URL■■■
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(ブログ者コメント)

揺れて外れ、かつネットの隙間から落ちたというダブルフェイルではあるが、こと安全設備については安全確保のための最後の砦だという意識を持ち、一段としっかり施工してもらいたいものだ。
安全対策のための設備が事故の原因になるようでは、シャレにならない。



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2011年11月24日9時14分に、NHK福島から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

ことし7月に会津地方を襲った豪雨災害の復旧工事などにともなう労災事故が増えており、今後も労災事故が相次ぐ恐れがあることから、会津労基署は24日から来月14日までの3週間、「死亡労働災害多発警報」を出し、発注元の自治体や建設業者に対して作業の安全を確認するよう注意を呼びかける。

同署によると、今月6日、金山町の只見川にある電源開発の水力発電所で、7月の豪雨によって堆積した土砂を取り除くための作業をしていた36歳の潜水士が呼吸用のマスクが外れて死亡した。
また、今月18日には会津坂下町で橋の塗装工事をしていた作業員の31歳の男性が15m下の川に転落して死亡するなど、会津地方ではこのところ労災死亡事故が相次いでいる。

同署管内での今年の労災事故による死者は、去年の同じ時期より2人多い5人となっている。



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2011年11月24日7時42分に静岡新聞から、また23日付で静岡朝日テレビから、24日付で毎日新聞静岡版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

23日午前10時15分ごろ、浜松市の西岸中央公園で、ターザンロープと呼ばれる遊具の鋼鉄製のワイヤが切れ、滑車付のロープにつかまっていた男性(35)と長女(4)が約2m下の地面に落下した。
男性が背中などに軽傷、長女にけがはなかった。

警察によると、この遊具は太さ約1cm、長さ約20mのワイヤに滑車とロープが付き、ロープにしがみついて前後に浮遊する。
2人は一緒に同じロープにつかまって遊んでいたとみられる。

警察によるとワイヤーロープは低い側の支柱の少し手前で切れていて、錆や金属の傷みがあった。切れたのは、ワイヤー本体が外から見えない部分だったという。

遊具は市が13年前に設置し、委託を受けた浜松公園緑地協会が週1回、点検をしていたという。
本来は子ども1人乗りだが、遊具に使い方の説明は示されていなかった。
市はこの遊具を当面の間、使用禁止とした。


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また、この事故を受けて市が横展開対応する動きが、24日12時20分にNHK静岡から、下記趣旨でネット配信されていた。

事故が起きたのと同じ仕組みの遊具は他にも市内21か所の公園に設置されていて、市はこれらの遊具の使用を禁止するとともに安全点検を行っている。

このうち中区にある西伊場第三公園には、市が委託した業者が訪れ、ワイヤーを手で触って劣化していないか調べたり、滑車をハンマーで叩いたりして状態を確認していた。

遊具の管理を市から委託されている「浜松公園緑地協会」は、「事故原因を解明した上で安心して遊具を利用してもらえるようにしたい」と話していた。


出典URL■■■



(ブログ者コメント)

不特定多数の人が使用する道具は、設計思想から外れた使い方をされる危険が多分にあるので、何らかの注意表示が必要だ。それも、設計条件を明確に伝える表示が。

この事例では、恐らくは、今後、使用上の注意表示がなされるだろうが、その場合には「子供のみ使用可」といった曖昧な表現ではなく、「体重30kg以下の子供のみ使用可」といった具体的な表現が望まれる。



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2011年11月23日15時6分に朝日新聞から、同日11時28分にmsn産経ニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

23日午前2時50分ごろ、名古屋市の三井化学名古屋工場から、シクロヘキサンが流出したと119番通報があった。

シクロヘキサンはプラスチックの原料を洗浄するために使う有機溶剤で引火性もあり、消防車16台が出動。消防と作業員らで同6時半までに約900kgを回収した。
出火や工場外への流出はなかった。中毒症状を起こした人やけが人もいなかった。

警察によると、作業員2人がシクロヘキサンと別の化学物質を遠心分離器にかけ、集積回路の溝を作るのに用いる粉状の物質を精製していた。
工場によると、溶剤は遠心分離機に入れて使用した後に、その下にある容器にたまる構造だが、容量オーバーで分離機に逆流した。

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2011年11月23日0時38分に、msn産経ニュースから下記趣旨の記事がネット配信されていた。

22日午後5時半ごろ、鹿嶋市の住友金属工業鹿島製鉄所内のコークス工場で、プラントの増設作業をしていた作業員(52)が高さ約17mの「原炭ホッパー」と呼ばれる設備から落下し、搬送先の病院で死亡が確認された。

警察によると、原炭ホッパーにふたをする作業をしていた。 命綱は着けておらず、警察では安全管理に問題がなかったか調べている。


出典URL■■■


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2011年11月23日14時16分に、読売新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

22日午後3時15分頃、新宮市立千穂小の統合校建設現場で、クレーンのアーム(長さ約35m)が「ドーン」という音とともに、根元から5m付近で折れ曲がり、運動場側に倒れた。
体育用具などを入れた物置2棟が壊れたが、子どもらにけがはなかった。

警察によると、作業員がアームを伸ばしていたところ、「ギシギシ」という音がしたため元に戻そうとしていて、折れ曲がったという。 近くにあった物をつり上げるため、角度を上げすぎたのが原因とみられる。

事故当時、運動場には児童がいなかったため、巻き添えを免れたという。 教頭は「地響きがするような音がし、職員室から運動場を見ると、クレーンが倒れていた。児童がいたら、大変な事故になっていた」と、ほっとした表情を見せていた。


  出典URL■■■


一方、11月23日付の朝日新聞和歌山版(聞蔵)からは、若干違ったニュアンスで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

警察によると、工事は午前8時半ごろに始まり、クレーンは始業点検では異常がなかったという。
資材を吊り上げる作業を繰り返した後、アームを何も吊らずに上げたところ、折れたという。




(2012年3月20日 修正1 ;追記)
 
2012年3月15日付で朝日新聞和歌山版(聞蔵)から、クレーン運転手らが書類送検された旨、ネット配信されていた。
 
新宮労基署は14日、施工業者のN組と、クレーンを運転していた同社従業員の男性(50)を、労安法違反の疑いで書類送検した。
  
同署によると、従業員の男性が、ジブを規則で定める傾斜角の範囲(最大80度)を超えて操作した疑いがある。

 
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2011年11月23日付の毎日新聞茨城版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

日本原子力発電は22日、定期検査中の東海第2原発で、複合建屋屋上にある空調機のファンモーターから煙が出たと発表した。
1分ほどで止まり、環境への影響はないという。

原電などによると、同日午後2時28分ごろ、非管理区域の複合建屋内にある中央制御室の中の空調機を試運転したところ、屋上のファンモーターから煙が出ているのを作業員が発見し、中央制御室に通報。消防などが調べた結果、モーターのコイルを覆っている絶縁体が何らかの原因で溶けて煙が出たという。
作業員にけがはなかった。

原電が原因を調べている。


出典URL■■■

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2011年11月22日22時6分に、毎日新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。また11月23日付の山口新聞からは、はしごの写真付で同趣旨の記事が配信されていた。

22日午後1時15分ごろ、周南市のK小学校の体育館で、3年生の女児(9)が天井裏に上がり、天井部分の石こうボード(縦、横50cm、厚さ9mm)を踏み抜いて約6m下のステージに転落した。
女児は骨を折るなどの重傷を負ったが、意識ははっきりしているという。

市教委によると、当時は昼休みで、女児は同級生の女児2人と一緒にステージ左側の壁に設置された鉄製のはしご(高さ約4.5m)を使って天井裏に上がり、最初に上った児童が落下したらしい。
はしごは床から高さ約1.5mの位置にあり、高さ約80cmの教室用の机を踏み台にしたという。

はしごは天井の修理などに使うために設置されていたが、使用禁止などの注意を呼びかける表示などはなかったという。


出典URL■■■
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また、事例の横展開対応を報じる記事が、11月24日10時52分にNHK山口から配信されてた。

この事故を受けて周南市の教育委員会は、24日、市内のすべての小中学校に通知を出して再発防止に努めるよう呼びかけることにしている。
さらに、各学校に対して、天井裏やベランダ、屋上など、転落のおそれがある危険な場所がないか点検するよう要請し、危険な場所があれば子どもたちが近づかないよう表示を行うよう求めるとともに、修理が必要な場合は、早急に対応するとしている。

一方、県教育委員会も、24日、再発防止の徹底を求める通知をすべての市と町の教育委員会に出すことにしている。




(ブログ者コメント)

写真を見ると、体育館の壁に垂直に取り付けられた、かなり高いはしごだ。背もたれもない。 よく、小3の女の子が、ここを上ろうという気になったものだ。 ブログ者だと、足がすくんで上れない。

しかし考えてみれば、体力衰えた大人が考えるとそうなるのであって、子供にとっては冒険心をくすぐる格好の遊び場に見えたのかもしれない。

こんなところには、まさか上がらないだろうと一方的に決めつけ、立ち入り禁止処置を講じなかった・・・・もしそんな事情でもあったとすれば、これは一つの盲点だ。
何事も、思い込み、決めつけは事故のモト。

ただ、ブログ者が、この学校の安全管理を任されたとして、ここまで危険予知できていたかと問われれば、自信はない。




(2011年12月4日 修正1 ;追記)

2011年12月2日18時10分にNHK山口から、市内の小中学校で体育館のはしごに上れなくする対策を行った旨の記事がネット配信されていた。

この事故を受け、教育委員会では2日までに市内の小・中学校で児童が体育館のはしごに登れないようにするために板で覆うなどの対策を行った。
事故のあった小学校では2日、市の職員4人が訪れ、長さ1m80cmあまりの板をはしごに取りつけ、子どもたちがはしごに手をかけられないようにした。

教育委員会によると、体育館の天井裏を点検するためのはしごに児童が登れないようにする対策が施されていない学校が23校あり、天井裏の入り口に鍵がかけられていない学校も7校あった。
このため、教育委員会では2日までに、これらの学校ではしごを板で覆ったり、天井裏の入り口を塞いだりする作業を行った。
教育政策課長は「危険なところが分かれば、これからも早急に対策をしていきたい」と話していた。




(ブログ者コメント)

この事例では、冒険心旺盛な小中学生相手につき、注意表示だけでは完全に再発を防止することはできなかっただろう。
今回のように、物理的に上がれなくする対策が正解だ。



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2011年11月23日付で、朝日新聞奈良版(聞蔵)から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

22日午後2時半ごろ、大和郡山市のインスタント麺メーカー「T食品工業」関西工場から出火。
軽量鉄骨平屋建て約6900m2のうち、約110m2が焼けた。
煙を外に出そうと窓ガラスを割った従業員(36)が指を切る軽傷。

警察によると、出火当時は無人だったが、直前まで別の作業員が電動工具でパイプを切断する作業をしていたという。




(2011年12月1日 修正1 ;追記)

2011年11月24日付の奈良新聞紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。

機械の修理などを行う工機室から出火した。


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2011年11月23日付で日本海新聞から、下記趣旨の記事が縁場の写真付でネット配信されていた。また、22日20時44分にNHK鳥取から、23日11時33分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

22日午後1時ごろ、米子西高校で、標本を保存していたホルムアルデヒド水溶液(ホルマリン)入りガラス容器が割れ、ホルマリンが漏れ出した。
生徒と教職員全員が体育館に避難し、消防が中和処理をするなど一時騒然となったが、けが人はなかった。

同校によると、昼休憩の終わりごろに4階の生物教室前の廊下で、男子生徒がじゃれ合っていてオオサンショウウオを保存していた円柱形の容器(高さ約50cm、直径約30cm)が誤って割れ、入っていたホルマリンが4ℓほど漏れて生徒の服に付着したほか廊下に漏れ出した。
生徒に異常はないという。

学校からの連絡で化学処理に当たる大山消防署の特殊災害隊など消防車14台が出動し、生徒と教職員全員を体育館に避難させ、漏れたホルマリンを吸着マットで吸い取って中和剤をまくなど除去作業に当たった。

現場には標本を並べた棚があったが、オオサンショウウオの容器は入らず、十数年にわたって棚の近くの廊下に置かれていたといい、副校長は「危ないと思って室内に入れようとしたこともあったが、容器が床にくっついていて動かせなかった。危険物を廊下に置いたままだったことは反省している」と話していた。

県教委によると、ホルムアルデヒドの水溶液は濃度が1%を超えると劇物に該当するため、施錠して管理し、転倒防止に努めるよう指導しているという。


出典URL■■■
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(ブログ者コメント)

□日本海新聞掲載の写真を見ると、あのような場所に置いていると、いつかはこういった事態になることが容易に想像できる。

□実際、過去には危ないと思ったことがあるとのこと。 とすれば、これは危険予知が活かせなかった事例でもある。

□くっついているのを無理に動かして漏れる危険は、今、そこにある危険。 しかし、誰かが蹴飛ばして漏れる危険は、いつあるか分からない、あるいは、ないかもしれない危険でしかない。
そういったことを考えての放置だったのだろうか?

□もしそうだとすれば、これはリスクというものを片面しか捉えていないことになる。
なぜなら、リスクとは「事故が起きる頻度」×「事故が起きた場合の影響」で定義されるからだ。
いつ漏れるか分からないというのは「頻度」の評価。
一方、漏れた場合にどの程度人体に被害が生じるか?というのが「影響」の評価だ。
リスクというもの、「頻度」と「影響」の両面から評価しなければならない。

□ここで、「影響」面を評価すれば、無理して動かして漏れた場合、それは漏れることを想定しての作業ゆえ、保護具など漏れた場合の備えをしている筈。よって、被害は局所的なものに抑えられるだろう。
しかし、誰かが蹴飛ばして漏れた場合は、事前に何の備えもしないままの突然の漏れにつき、目に入るなどした場合は被害は甚大なものになる。

□ことほどさように、同じ漏れるにしても、「影響」の度合いは全く違うのだ。
この学校、今一歩の詰めが甘かったということだろう。



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2011年11月22日18時30分に、NHK大分から下記趣旨の記事がネット配信されていた。


 22日午後1時ころ、杵築市にある「JAフーズおおいた」のミカンのジュースなどを作る作業場で、絞り終わったミカンのかすを運ぶ機械を修理していた機械器具設置工事業の男性(60)が、突然動きだした機械のローラー部分に右足を挟まれた。
男性は意識不明の重体になり、病院に運ばれて手当てを受けたが、およそ3時間後に死亡した。

警察は作業場の関係者らから話しを聞くなどして、突然機械が動きだした経緯などについて調べている。




(2011年11月30日 修正1 ;追記)

2011年11月23日付の大分合同新聞紙面に、上記と若干異なるニュアンスで、下記趣旨の記事が掲載されていた。

床下のスクリュー状の鉄製の機械に荷義足を巻き込まれた。
約2時間半後に救出されたが、搬送先の病院で死亡が確認された。

警察などによると、機械はジュースを作るために搾ったみかんを隣の工場に送るもので、幅30cmの溝の中を通っている。

男性は機械を止め、溝の底の部分に開いた穴の修理をしていたという。




(ブログ者コメント)

元電源を切らずに作業していた可能性がある。
動機械の修理などを行う場合は、元電源を切り、そこに操作禁止の旨、表示しておくことが大切だ。




 

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2011年11月22日20時19分に読売新聞から、23日7時55分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

神戸市のJR山陽線舞子駅で昨年12月17日午後9時45分ごろ、ホームから転落した主婦が出発直後の電車にひかれて死亡した事故で、運輸安全委員会は22日、異常を知らせる回転灯の設置場所に問題があり、車掌や運転士が転落に気付くのが遅れたと発表した。

委員会から情報提供を受けた国土交通省は、各鉄道事業者に対策を講じるよう求めた。

発表によると、事故では、主婦が転落したことに乗客が気付き、転落場所近くの非常停止ボタンを押し、回転灯とブザーを作動させた。
ボタンの上に設置された黄色の回転灯が作動したが、調査で、約160m離れた電車最後尾の車掌からは、案内板などが邪魔になって回転灯が見えづらかったことが分かった。
異常を知らせるブザー音も、電車が動く騒音で聞き取りづらかった可能性があるという。
ホームには駅員が不在で、異常はすぐに車掌らに伝わらなかったという。

委員長は「直接の事故原因と確定したわけではない」とした上で、「非常装置を運転士や車掌から見えやすい位置に設置するなどの改善が必要だ」と述べた。

運輸安全委は事故後、調査官2人を現場に派遣。車掌が転落に気付かなかった原因などを調べている。


出典URL■■■
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以下は、過去の関連記事。

①「2010年12月28日15時00分 神戸新聞」

「舞子駅の非常装置増設へ」

事故を受け、JR西は28日、同駅のホームの異常を知らせる非常ボタンや非常報知灯を来年1月末までに増設するなど当面の対策をまとめた。

JR西によると、女性が転落したのは12両編成の快速電車4~5両目の連結部で、そのまま発車。
連結部は先頭車両同士が向き合っており、転落防止用のカバーがなかった。

舞子駅には現在非常ボタンが14個あり、ボタンを押すと回転灯が光って警報音が鳴り、ホーム端にある非常報知灯が点滅して運転士に知らせる仕組みになっている。
しかし、回転灯は運転士や車掌から見えにくい位置にあり、非常報知灯はホームに入る前の運転士しか見ることができなかった。

そのためJR西は、同駅の非常ボタンを21個に増やし、非常報知灯も2個から6個に増設。警報スピーカーも6個新設する。
さらに、事故現場に転落防止用のステンレス柵(長さ2.5m、高さ1.2m)を設置。 車掌が安全を確認するテレビモニターを設置したり、照明を増やしたりすることも検討する。
全社的な対策としては、先頭車両同士の連結部の運転席を終日点灯させ、連結部があることを分かりやすくする。
先頭車両の連結部の下に警告音を出すスピーカーを設置することも検討する。


■■■


②「2011年6月16日11時25分 msn産経ニュース」

「車掌を書類送検」

兵庫県警は16日、業務上過失致死傷容疑で、JR西日本の男性車掌(49)を書類送検した。
 「人影が見えて2度確認し、大丈夫だと思い発車させた」と一部否認しているという。

送検容疑は、快速電車(12両)に乗務していた昨年12月17日午後9時45分ごろ、ホームでの異常を認識しながら安全確認を怠り、運転士に出発合図を送って発車させたため、女性を死亡させ、助けようとした知人女性(29)を負傷させたとしている。

県警によると、死亡した女性は4、5両目の連結部分から転落し、ホームに上がろうとしたが、動き出した電車に挟まれるなどしたという。


■■■


③「2010年12月28日 朝日新聞夕刊(聞蔵)

「JR西の再発防止策」

JR西は28日、再発防止策として、ホームの非常ボタンと連動する従来の回転灯とは別に、ホームの端や中ほどで点滅する「非常報知灯」を増設することを決めた。

同社はまた、女性が転落した車両連結部付近に固定柵(2.5m、高さ1.2m)を設置する。
このほか、乗客が連結部があることを認識しやすいよう、連結時に使用しない運転室の室内灯を常時点灯する。



④「2010年12月9日 朝日新聞(聞蔵)

「点滅灯の設置思想」

ホーム上に一定間隔で設けられた点滅灯が、非常ボタンを押した地点しか作動しない仕組みであることが、警察への取材でわかった。
警察は、車掌の直近の点滅灯が作動しない仕組みだったため、転落に気付くのが遅れた疑いがあるとみている。

JR西などによると、点滅灯は非常ボタンが取り付けられた鉄柱に設置され、スピーカーから警報音も鳴る。

ホームには14ケ所設置されており、事故時、転落現場に近い2つが押されたという。
警察によると、押された一つは電車最後尾にいる車掌まで約160m、運転士までは約80m離れていた。

点滅灯が、その場所でしか作動しないことについて、JR西は「異常があった場所を乗務員や駅員らに知らせるためのものだ」と説明している。



⑤「2010年12月18日 朝日新聞夕刊(聞蔵)」

事故時の状況(補足) 」

一緒にいた女性が警察に「乗客がホームの非常ボタンを押したので発車しないと安心したら、電車が動き出した」と説明していることがわかった。
一方、車掌はJR西に「非常ブレーキを作動させて停車した後にボタンが押された」と説明しているという。

JR西によると、車両の連結部分には通常、転落防止用のゴム状のガードがついているが、女性が転落した部分は先頭車両が向かい合う形の連結だったため、ガードがなかった。

JR西は、転落を検知して近くの電車を緊急停止させる装置の整備を進めているが、舞子駅は未設置だった。



⑥「2010年12月18日 朝日新聞朝刊(聞蔵)」

「事故時の状況」

JR西によると、発車の際、ホームの乗客が電車を止めるような合図をしているのに気付いた車掌が、非常ブレーキを作動させて停車させたという。
車掌はJR西の調査に対し、「約10m進んで停車した」と話しているという。

JR西によると、舞子駅の駅員は通常、ホームにはおらず、駅2階の改札付近で業務しているという。
当時は2人の駅員がいた。

1階にあるホームの安全確認は、主に車掌がするという。
安全確認後、運転手に相図して発車するが、その際、車掌は窓から顔を出し、「車掌弁」と呼ばれる非常ブレーキのレバーを握り、すぐに停車できる状態にしているという。

今回の事故当時も、発車直後にホームで複数の乗客が手を振って電車を止めようとする合図をしていたのに気付いた車掌が「車掌弁」を下ろして非常停車させたという。
車両は4両編成と8両編成が連結しているタイプ。その連結部分からホームに転落した。




(ブログ者コメント)

□回転灯がどの程度見え難い位置に設置されていたのか、図解でもないかと運輸安全委員会HPを含め調べてみたが、図が掲載された記事は見つからなかった。

□この回転灯は、JRにまだ人的余裕があり、ホームに駅員がいた頃に設置されたものではないだろうか?
もしそうだとすれば、たしかに駅員から見える位置に回転灯を設置しておけばよく、運転士や車掌にとって見え難い位置でも関係はなかったのだろう。

□それが、今ではホームに駅員はいなくなった。
これ、安全をとりまく環境が大きく変わったのに、安全設備は昔の設計思想のまま見直しされていなかったための事故だったのかもしれない。
運輸安全委員会は、こういった切り口でも調べているのだろうか?



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2011年11月22日6時47分に、NHK首都圏から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

ちょうど2年前、杉並区の居酒屋で4人が死亡、12人がけがをした火事で店内の火災報知機の配線が断線し正常に作動しなかったことが、警視庁への取材でわかった。

ビルを所有する会社は、火事の1年半前から2度にわたり消防から修理を指導されていたのに放置していたということで、警視庁は防火対策の不備が被害の拡大を招いたとみて刑事責任の追及に向けて捜査を進めている。

おととしの11月22日の朝、杉並区高円寺雑居ビルの2階にある居酒屋で起きた火事では、ちゅう房から出た火が店内の装飾用の布などに燃え移って一気に燃え広がり、客と従業員のあわせて4人が死亡、12人がけがをした。

この火事で出火当時、店内の火災報知機の配線が断線していて、正常に作動しなかったことが警視庁への取材で新たにわかった。
また、ビルを所有する会社は火事の1年半前から少なくとも2度にわたって火災報知機を修理するよう消防から指導されていたが、放置していたという。
さらに避難用の階段につながる扉の前には物が置かれ、階段での避難が難しい状態だったという。

警視庁は、こうした防火対策の不備が被害の拡大を招いたとみて、業務上過失致死傷の疑いでビルの関係者などの刑事責任の追及に向けて捜査を進めている。


出典URL■■■



(ブログ者コメント)

事故というよりは事件の様相を呈してきたが、参考までに情報提供する。




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2011年11月22日2時14分にmsn産経ニュース栃木から、また日付は不明だがCRT栃木放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

県は21日、下野市の石油卸売業者の敷地の地下水から、地下水の水質環境基準と水道水質基準(共に1ℓ当たり0.01mg)を超える0.77mgのベンゼンを検出したと発表した。

敷地外の周辺の20の井戸ではベンゼンは検出されず、住民の健康被害などの報告もないというが、県では、念のため地元の自治会を通じ、周辺の住民に対し、なるべく水道水を飲むようにし、もし井戸水を飲む場合は水質分析したうえで飲むように指導などを行っているという。

県によると、この業者から県に10月19日、自主調査で敷地の地下水から基準を超えるベンゼンを検出したと報告があり、県と市が地下水を調査していた。

この事業所では、7月に消防の定期点検で埋設配管からガソリンが漏れ出しているのが分かり、地下に浸透したとみられる。
事業所は現在、配管は使用していない。

今後、地下水の汚染状況を継続的に監視するため、汚染された井戸と周辺の井戸について定期的な調査を実施するという。


出典URL■■■
     ■■■



(ブログ者コメント)

消防の定期点検では、帳簿類や現場の消防法遵守状況などが確認されるが、地下水水質までは調べない筈。
消防は、どのようにして、埋設配管からの漏れを見つけたのだろう?
地面に油のシミでもできていたのだろうか?
しかし、それならば、事業者側が先に見つけている筈だが?


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魚田慎二
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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