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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2011年10月31日付で、神奈川新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

31日午前6時50分ごろ、海上自衛隊横須賀基地の吉倉岸壁に停泊中の同基地所属補給艦「ときわ」(8150トン)から、海上に油が流出した。

海保などによると、油は同艦中央部から半径50mにわたって流出。 同艦機関室に設置されている発電機の故障で、潤滑油冷却機器から漏えいしたとみている。
同艦艦長が海上に浮かぶ油を発見、同保安部に通報した。

海自がオイルフェンスを張るなどして対応し、約2時間後に油の回収を終えた。
海保などが流出した油の量や故障の原因を調べている。


出典URL■■■



(ブログ者コメント)

船自体が防油堤の役割を果たしている筈なのに、何故、海へ?
その理由について考えた結果、海水を使って潤滑油を冷却している熱交換器のチューブに穴が開いたのではないか?という可能性に思い当たった。


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2010年10月30日16時50分に、読売新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

下関市にある空きビル前の市道の通行が、約8か月にわたって制限されている。

ビル外壁のタイルが落下し、通行人に危険が及ぶ恐れがあるためで、市は所有者に落下防止策を要請しているが、資金難を理由に応じないという。
市は「個人資産なので、所有者に改善を求めるしかない」と頭を悩ませている。

ビルは歓楽街の一角にあり、市によると、10階建てで、1977年に完成。ホテルとして営業していたが、昨年廃業し、現在は使われていない。

最初に外壁が落下したのは今年2月19日。ビル前の歩道に粉々になったタイルの破片が落ちていたため、市は歩道の一部にフェンスを設置し、立ち入り禁止にした。
市はその後、所有者に文書や電話で防止措置を講じるよう再三求めたが、所有者は「資金がなく、対応できない」と回答し、放置されたままになった。

今月22日には再びタイルが落下し、車道に駐車していた車のトランクに当たっていたことが確認された。
市は「車道も危険」として規制を強め、ビルに面した道路を約30mにわたって立ち入れないようにした。

周辺には飲食店が並んでおり、通行人の男性は「店に行くのに不便」と話す。 市は「市が落下防止策を取るわけにもいかず、通行規制を解除する見通しは立っていない」としている。


出典URL■■■



(ブログ者コメント)

□ブログ者も、このビル所有者と同じ立場に立ったことがある。
それは、築40年で誰も住まなくなった田舎の実家で瓦が落ちたと、管理をお願いしている人から2年続けて連絡があった時のことだ。

□1回目は簡易補修で済ませてもらったが、2回目ともなると本格補修を考えざるを得ない。費用大。それに加え、管理をお願いしている人も高齢で、いつまでも管理をお願いするわけにもいかないという事情もある。
かといって解体して更地にすると、建物がある場合に比べ、固定資産税が5倍ほどかかるとのこと。これは痛い。田舎ゆえ、更地にしても、すぐ売れるとは限らないし・・・。

□ということでかなり迷ったが、結局は、管理する人もいなくなり、挙句、落ちた瓦で通行人にケガさせるよりはと、解体するほうを選んだ。

□そんな経験をしているブログ者からすれば、このビルの所有者、通行人の安全確保という、自分が果たすべき責任から逃げているとしか思えない。

□行政も、産業界には、潜在状態でしかない事故の未然防止を、時には過剰と思うほど強く指導するのに、市民生活に関する顕在化した危険な状態には、このように打つ手なしといったケースが多い。
産業界には許認可権限があるので強く出れるが、許認可権限のないところには強く出れないということなのだろう。

□今は市が通行制限して安全を確保しているとのことだが、想定外のことが起きて死亡事故が発生した場合、誰がどう責任を取るというのだろうか?
仮に誰かが責任をとったとしても、死亡した人は帰ってこないのだ。



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2011年10月29日21時3分に、NHK栃木から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

29日午前10時すぎ、足利市の市道の深さ2mあまりのところで、男性作業員が下水道の管を通すために穴を掘る作業をしていたところ、コンクリート製の板が落下したと消防に通報があった。
男性は板の下敷きになり、病院に運ばれたが、およそ3時間後に死亡した。
死亡した男性(42)は1人で作業をしていたという。

警察によると、落下したコンクリート製の板は長さ1.4m、幅60cm、厚さは10cmほどで、雨水を流すために地下に埋設されているU字溝を支えるため、設置されていたという。
警察は工事の関係者から話を聞くなどして当時の状況を詳しく調べることにしている。



一方、10月30日付の朝日新聞栃木全県版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

作業員5人で配管工事をしていた。 道路側溝近くに掘った深さ2.2mの穴の中に入っていた時、側溝の下にあったコンクリートが落ちたという。



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2011年10月29日12時55分にNHK NEWS WEBから、同日14時24分に47NEWSから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。また、10月30日付の福島民報と福島民友の紙面にも、同趣旨の記事が掲載されていた。

福島第一原発で、1号機の原子炉建屋を覆うカバーの設置に使った機材を解体する作業中、台座に固定されていた直径36mmのワイヤーの束(重さ約80kg)が高さ7mから落下し、作業員2人が骨折などのけがをして病院に搬送された。

東電によると、29日午前8時半ごろ、福島第一原発で、復旧作業で使った700トンの大型クレーン車を解体する作業中に、台座に乗せて地上に降ろすためにつり上げていたクレーン車のワイヤーの束が落下した。
このワイヤーの束がワイヤーを置くための鉄板を敷く作業をしていた作業員2人に跳ねて当たり、40代の男性作業員があごや右腕など5か所を骨折してヘリコプターで病院に搬送されたほか、20代の男性作業員も肩や首などを強く打って病院に搬送された。2人とも意識はあるという。

東電によると、クレーン車は水素爆発で壊れた1号機の原子炉建屋を覆うカバーを設置するのに使われ、カバーが完成したことからクレーン車の解体を始めていたという。
クレーンからワイヤーを取り外すため、ワイヤーを巻き取った上で別のクレーンで吊り下げた台座に載せて地面に下ろそうとしたところ、固定していた針金が外れて落下した。重さや落下した高さなどは不明。


出典URL■■■

また、事故時の状況を示す図や写真が東電からネット配信されていた。
           ■■■



(2011年12月2日 修正1 ;本文に追記)

10月30日付の福島民報と福島民友の紙面に掲載されていた、事故当時のやや詳しい状況を、本文に追記した。



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2011年10月28日22時40分に、msn産経ニュースから下記趣旨の記事がネット配信されていた。

28日午後3時40分ごろ、佐世保市のM造船が建造中のタンカー船首部分で小規模な爆発が起きた。

近くで溶接をしていた造船所下請け会社作業員(56)が巻き込まれ、脚や上半身にやけどを負った。
やけどの程度は不明だが意識はあるという。

警察は、タンカー内のタンクにたまった可燃性ガスが、溶接作業の火花で引火した可能性があるとみて、爆発の原因を詳しく調べている。


出典URL■■■



(2011年11月13日 修正1 ;追記)

2011年11月10日17時42分にNHK長崎から、事故原因等に関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。

やけどを負って病院で治療を受けていた作業員男性が昨夜、亡くなった。
警察などによると、男性は、全身の60%にやけどを負う重傷で、治療が続けられていたが、昨夜11時半ごろ、細菌が血液に入りこむ敗血症が原因で、亡くなったという。

消防などによると、爆発は、塗装を終えた給水タンク付近で溶接作業を行ったときに起きたということで、塗装で発生した可燃性のガスが溶接の火花で引火したのではないかとみられている。
「M造船」などによると、男性はベテランの従業員だったということだが、溶接作業の際の換気が十分でなかったという話もあり、警察などでは、当時の詳しい状況を調べている。


出典URL■■■



(2011年12月4日 修正2 ;追記)

2011年12月2日7時1分にNHK広島から、当時の責任者らが書類送検されたという下記趣旨の記事がネット配信されていた。

警察によると、この船では事故の2日前に塗装作業が行われており、塗料などからでた可燃性のガスが船内にたまり溶接の火花に引火して爆発したとみられるという。

警察が調べを進めていたが、この会社の68歳の現場責任者と65歳の作業責任者の2人が、溶接作業の際に義務付けられている可燃性ガスの濃度の測定をしていなかったことが分かり、警察は1日、2人を業務上過失致死の疑いで書類送検した。




(2012年9月9日 修正3 ;追記)

2012年9月6日19時34分にNHK長崎から、また9月7日付で朝日新聞長崎版(聞蔵)から、タンクの塗装が乾燥しきってないのに周辺で火気工事させていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

爆発は塗装作業を終えたばかりのタンク付近で、作業の際に発生した可燃性のガスに溶接の火花が引火したことが原因だとわかった。

その後の佐世保労基署の調べで、現場に通じる船底タンクで別の下請け会社が、前日に有機溶剤を含む塗料を使用し、タンクが乾燥しきっていなかったにも関わらず、M造船は男性の下請け会社に対して引火しやすい危険性を周知しておらず、また、立ち入りを制限するなどの必要な措置も取っていなかった疑いが強まった。

このため、同署は、会社の安全管理に問題があったとして、M造船と会社の安全担当者を労安法違反の疑いで書類送検した。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5034823911.html
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2011年10月28日10時14分に時事通信から、28日10時26分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

大阪市営地下鉄で昨年3月15日、自動列車制御装置(ATC)が故障した始発電車が、別の電車の約60m手前で緊急停止したトラブルで、運輸安全委員会は28日、運転士や指令員のミスが積み重なったことが原因とする調査報告書をまとめ、「エラーをカバーし合う仕組みも働いていなかった」と指摘した。

報告書によると、始発電車は運行中にATCが故障し、運転席に表示される車内信号機も表示されなくなった。
指令員はこうした際、一定区間に電車1編成しか入れないようにして、細かく指示を出さなければならないが、指令員は代替電車を乗り入れさせた。
また、どこまで走ってよいのか明確にしないまま、ATCが故障した始発電車に手動運転で先に進むよう指示したため、運転士は信号が見えない状態で運転を続けた。

そして、ポイントが切り替わっていたのに、始発電車の運転士らは十分に確認せず、そのまま走行を続けた。
そのポイントを乗り越えた直後から指令所の機器で認識されなくなり、代替電車が停車していたホームの線路に進入して、緊急停止した。

ポイントを乗り越えた際、指令所では異常を知らせる警報も鳴ったが、別の指令員は内容を確かめずに警報を止めたという。

安全委幹部は「安全を担保する基本的な手続きが全く取られていなかった」とした。
 

出典URL■■■
            ■■■
      (朝日新聞には図解あり)

以下は調査報告書。
            ■■■



(ブログ者コメント)

□指令員と始発電車運転士、それに別の指令員の3者3様のミスが重なって起きたトラブルだが、ブログ者は、中でも、別の指令員が、なぜ内容を確かめずに警報を切ったのか、そこが一番の問題だと感じた。

□そこで調査報告書を調べたところ、21ページに指令員B(44歳、指令員経験10ケ月)の口述として、以下のようなことが書かれていた。

「いろいろな警報が鳴っていたが、そのときは警報が鳴りっぱなしだったから、警報の音を止めるのがやっとだったので、確認しなかった。指定員Aから他部署で警報が出ているがこちらでも出ていないかと聞かれたが、確認せずに返答した。本来はモニターを見なければいけないが、コンピュータ数字入力など自分の仕事を100%するために、それを重視して、音を止めただけで画面は見ていない。」

□調査報告書の51ページには、再発防止策として、以下のようなことが書かれている。

 「異常時の判断とその際に最も優先すべきことは何かを理解させることなど、異常時の適切な指示や運転取り扱いが行えるように教育訓練を徹底する必要がある。 」

□その通りだとは思うが、どのように教育訓練していくか、そこが一番の問題だ。




(2012年1月30日 修正1 ;追記)
 
2012年1月27日21時27分に朝日新聞から、指令員ら5人が書類送検されたと報道されていた。

大阪府警は27日、運転指令所の運輸助役(51)ら指令員3人と運転士2人(いずれも当時)を業務上過失往来危険の疑いで書類送検し、発表した。

乗客ら約20人にけがはなかったが、府警は「基本的な安全管理をいくつも怠り、脱線や衝突の重大事故につながる危険があった」と判断。
大阪地検に対し、起訴を求める「厳重処分」の意見をつけた。
5人とも容疑を認めているという。


http://www.asahi.com/national/update/0127/OSK201201270081.html
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2011年10月28日付で、朝日新聞東葛版から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

27日午後1時35分ごろ、我孫子市のマンション敷地内でユニック車が横転したと110番通報があった。
警察によると、現場で作業していた男性(50)が横転したユニック車のクレーン部分の下敷きになり病院に搬送されたが、死亡が確認された。

警察によると、事故当時、男性を含む3人でマンションの外壁工事に使った足場をクレーンを使って回収する作業をしていた。
突然ユニック車がバランスを崩し、右側に横転したという。



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2011年10月28日付で、朝日新聞高知版(聞蔵)から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

須崎労基署は、27日、管内の市町村や県土木事務所などに労働災害の防止措置を徹底するよう、緊急要請した。
管内で墜落事故などが増えており、公共事業が増える年末を前に、周知する狙い。

同署によると、管内で起きた建設業の労災被災者(休業4日以上)は、2009年に28人、10年は42人だったが、今年は9月末で36人と、前年同期より10人増えている。
擁壁や斜面などからの墜落事故が目立つという。

緊急要請では、高所作業の安全確保に重点を置くよう求めた。



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2011年10月26日12時9分にmsn産経ニュース埼玉から、27日付で毎日新聞埼玉版から、27日付で朝日新聞埼玉東部版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。また、26日付で同社ホームページにプレスリリースが掲載されていた。

越谷市は26日、同市の日本軽金属越谷分工場から排水路(約3.7km、幅4m、水深40cm)に硫酸アルミニウム約150kgが流出したと発表した。
排水路では魚約300匹が死んでいるのが見つかったが、硫酸アルミニウムに毒性はなく、人体への健康被害はないという。

市などによると、今月14日、工場内にある硫酸アルミニウムの入った貯蔵タンク(FRP製)に直径約1cmの穴が開いているのが見つかったため、14日から18日まで補修作業を行った。
その作業中、誤って約150kgが敷地内の地下水に混入し、地下水をポンプで汲み上げて雨水排水溝に排出する際に、漏れた硫酸アルミニウムが流出したらしい。

硫酸アルミニウムは水質浄化に使われる凝集剤で、無色透明で無毒性。大量の水と混ざると水酸化アルミニウムが発生し白濁するといい、これが魚のエラに付着して呼吸できなくなり、多数の魚が死んだとみられる。
市は工場側に再発防止を指導した。


出典URL■■■
            ■■■
            ■■■



(ブログ者コメント)

上記記事は、以下の4つの情報源の記事をまとめたものだが、何を「地下水」と呼んでいるのか、報道だけでは分らなかった。
漏れた硫酸アルミニウムが入りこんだというからには、ピットのような場所に溜められた地下水だろうか?
それにしては、雨水排水溝に排出したという意味がわからないし・・・。
委細不明だ。


①18日まで補修作業を行った。その作業の過程で、硫酸アルミニウムが混ざった地下水が水路に排出された。 (msn産経ニュース)

②補修作業中にタンクからもれた硫酸アルミニウム約150kgを誤ってポンプで同雨水幹線へ排水した。 (毎日新聞)

③修理した際、誤って約150kgが地下水に混入したという。市は地下水から流れた硫酸アルミニウムが、雨水幹線に伝わったとみている。 (朝日新聞)

④敷地内の地下水をポンプにより汲み上げ、雨水排水溝に排出する際、その地下水に製品である硫酸アルミニウムが混入したものと推定されます。 (日本軽金属)


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2011年10月27日付で、朝日新聞福井全県版(聞蔵)から下記趣旨の記事がネット配信されていた。また、10月27日付の福井新聞紙面にも同趣旨の記事が掲載されていた。

26日午後0時20分ごろ、越前市の国道8号と365号の立体交差で「国道8号の高架のコンクリートが落下している」と、通行人から警察に連絡があった。
点検のため、通行禁止となっている。

警察などによると、国道8号の高架橋の裏側から剥がれた大きさ10~20cmのコンクリート片3個が、365号のほぼ中央に落下していた。
365号は終日交通量が多く、場合によっては大事故につながった恐れもある。

国交省福井河川国道事務所によると、8号中央部のアスファルト接合部から漏れた雨水がコンクリートを腐食し、崩れたとみられる。
同事務所は「定期的に検査はしていた」としている。

同事務所は腐食箇所を調べ、落下防止ネットを張る処置をとった。今後、補修工事を行う。




(2011年12月2日 修正1 ;本文修正)

福井新聞紙面に、かなり詳しい状況が掲載されていたので、本文を全面修正した。


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2011年10月25日付で、神奈川新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

25日午前8時55分ごろ、横浜市の市道でパワーショベルが横転し、運転していた男性(43)が運転席を囲う鉄製の支柱の下敷きになり、頭を強く打って死亡した。

警察によると、男性は、トラックの荷台に積んでいたパワーショベルを運転しながら路上に降ろす作業をしていた。
荷台の端に橋げた2本を斜めに立て掛け、その上を通過しようとした際、左側の橋げたが外れ、パワーショベルが横転したとみて調べている。


 出典URL■■■



(2012年10月10日 修正1 ;追記)

2012年10月3日13時0分にmsn産経ニュース神奈川から、事故当時のやや詳しい状況が、下記趣旨でネット配信されていた。

神奈川県警港南署は3日、業務上過失致死容疑で当時の現場責任者だった会社員の男(68)を書類送検した。容疑を認めているという。

容疑は、横浜市港南区丸山台の路上で、水道管の腐食状況の確認作業をする際、トラックの荷台からショベルカーを運転して降ろそうとしていた男性(当時43)を転落させ、ショベルカーの下敷きにして死亡させたとしている。

同署によると、ショベルカーを降ろそうとしていた場所が坂道だった上、ショベルカーを降ろすためにトラックの荷台に掛けたアルミ板が短く、降りる際に荷台から板が外れて転落したという。
同署ではこうした点を重視し、現場責任者の男が安全確認などの義務を怠ったと判断した。


出典
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121003/kng12100313020001-n1.htm

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 2011年10月25日付で、朝日新聞三重全県版(聞蔵)から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

24日正午ごろ、川越町の鋳物工場「S製鉄三重」の工場内で水蒸気爆発があった。従業員65人は避難して無事だった。

警察によると、工場内の溶解炉から溢れ出た高熱の鉄が冷却設備に触れ、小規模な水蒸気爆発が起きたとみられるという。
設備の一部が損傷したが、建物に被害はなかった。



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2011年10月25日付と26日付で、朝日新聞山口東部版(聞蔵)から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

24日午前11時ごろ、周南市のゴミ再資源化施設、市リサイクルブラザ「ペガサス」から出火。建物や機械の一部などが焼け、約4時間後に鎮火した。けが人はなかった。

警察によると、鉄筋コンクリート6階建ての建物の1階で粗大ゴミを粉砕機で砕いていたところ、ゴミから出火したらしい。
25日の現場検証によれば、不燃性粗大ゴミや、破砕後のゴミを1階から6階の選別機に運び上げるベルトコンベアー(幅約1m)などが焼けた。

市によると、リサイクルプラザは市内全域のビン、缶、ペットボトル、プラスチィック類などを選別・圧縮する中間処理施設。処理能力は1日77トンで、今年4月に本格稼働した。
運転再開のめどは立っていないという。




(2011年11月21日 修正1 ;追記)

2011年11月19日付の朝日新聞山東版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

市は、「消防によると、発火源はごみに混入したカセットボンベかリチウム電池と考えられる」と述べた。

市は、来月から損傷した部材を撤去し、復旧工事に着手する。
ビンや缶、ペットボトルなどのラインは来年4月に、被害の大きい燃えないゴミなどのラインは5月の再稼働を予定している。



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2011年10月27日18時58分と28日21時7分にNHK富山から、また28日付で読売新聞富山版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

27日午後3時20分頃、高岡市のコンクリート製造会社「高岡レディコン」の工場から希硫酸が地久子川に流出したと、国交省富山河川国道事務所に連絡があった。
午後8時半現在、流出は止まっており、川を管理する県と同事務所の水質検査で、水素イオン指数(pH)は中性の7で正常な範囲という。

同事務所などによると、流出したのはセメントの製造過程で出るアルカリ性の排水を中和させる希硫酸約1100ℓ。
同日午前10時頃、工場長の男性が希硫酸を大型タンクから200ℓの小型タンクに移すためバルブを開栓。その作業と並行して別の作業を行ったが、バルブを閉め忘れたため、希硫酸が小型タンクからあふれ出し、排水溝を伝って地久子川に流出した。
バルブは、午後2時頃になって閉めた模様。

同川はアユ漁が盛んな庄川左岸に一部が流れ込んでいることから、同社が庄川沿岸漁業協同組合連合会に連絡し、漁連が同事務所に通報した。
同川は飲料水として使われておらず、流出現場近くの別の会社が冷却水として取水しているだけという。
工場長の男性は27日、報道陣に「忙しくて単純な作業を忘れてしまった。多大な迷惑をかけ申し訳ない」と謝罪した。

また、同事務所が28日、現地調査を行ったところ、アユなど26匹の魚が死んでいるのが確認された。
同事務所は、28日、当該工場が所属する生コンクリート工業組合に再発防止策を検討するよう要請した。


出典URL■■■
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     ■■■
(NHKの記事は、1日か2日でアクセスできなくなりますので、御承知おきください)



(ブログ者コメント)

恥ずかしながら、ブログ者も数十年前に似たような経験をしたことがある。
それは、配管詰まりを貫通させようとスチームで圧力をかけていた時のことだ。
スチーム導入バルブを開けて作業を始めたが、いつ貫通するか分からない。しばらく現場で待機したが、なかなか貫通しないので、貫通するまで別の作業をしようと現場を離れた、その間に貫通してしまい、詰まっていた物などがそこら中に飛び散るのを許してしまった。

作業の効率化を考えると、どうしても並行作業したくなるものだが、バルブを開けたまま別の作業を・・ということは極力やらないほうがよい。




(2011年11月10日 修正1 ;追記)

2011年11月5日13時7分に、NHK富山から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

工場は、事故後、操業を停止していたが、県が提出を求めていた、再発防止策について報告する「事故発生届」を提出し、4日から操業を再開した。

県などによると、再発防止策としてタンクの周りに囲いを設けたり、バルブの閉め忘れにすぐに気づくよう、バルブの開閉を示すA4サイズの赤と青の札をタンクに付けたりする対策が取られたという。


出典URL■■■

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2011年10月26日付で、毎日新聞島根版に下記趣旨の記事がネット配信されていた。

中国電力島根支社は25日、隠岐の島を除く県内の送電を管理する松江営業所運転制御センターで、電気の流れを制御するため電柱に取り付けられているスイッチの動作確認中、担当者が操作を誤り、益田市の一部、計約1000戸が午前8時5分から最大3分間停電したと発表した。

同支社によると、動作確認は本来、実際は動作させないシミュレーション状態にして行わなければならないが、担当者がシミュレーション状態にしたと思い込み、益田市にある装置を「切」にする操作を行った。
今後、操作手順やシステムを再検討し、再発防止対策を講じる。


出典URL■■■



(ブログ者コメント)

思い込みというヒューマンエラーに対し、どのような再発防止策が講じられるだろうか?
このような操作は上司立ち会いのもと実施する、あるいは操作前に確認メッセージが出るようにする・・・とりあえずブログ者にはこの程度のことしか頭に浮かばなかった。
中国電力のお手並み拝見というところだ。続報はないと思うが・・・。




(2011年12月2日 修正1 ;追記)

2011年10月26日付の山陰中央新報紙面に、当時のやや詳しい状況が、下記趣旨で掲載されていた。

□電柱の管理を行う装置の動作確認を行っていた。
□装置の画面に「停電」の表示が出たため、誤操作に気付いたという。




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2011年10月25日12時5分と26日11時34分に、神戸新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 25日午前1時50分ごろ、加東市の飲食店西側の空き地で、駐車中の大型トラックから出火。シンナーなどが入っていたとみられるドラム缶数十本が爆発した。
けが人はおらず民家などへの延焼もなかったが、周囲にはシンナー臭が立ちこめ、警察が周辺民家に窓を閉めるよう呼びかけた。

爆発時、運転手らしき人物が立ち去るのを目撃した人がおり、警察が行方を捜していたが、近くにあった2トントラックを盗んで逃げているのをパトロール中の警官に発見され、逮捕された。

警察などによると、大型トラックには200ℓ入りドラム缶などが数十本積んであり、シンナーなどの成分表が張られていたという。ほかにもキシレンなどの薬品を積んでいた可能性もあり、警察などで確認作業を急いでいる。

大型トラックは京都市内の運送会社の所有で、兵庫県から愛知県に積み荷を運ぶ途中だったという。
空き地は飲食店の駐車場で、爆発後、近くに止めていたトラックなどが避難した。
近くに住む男性(52)は爆発音で目が覚めたといい、「地響きがし、一瞬地震かと思った」。家族3人で家の外へ飛び出すと、激しい音とともに20mほどの火柱が何本も上がったという。「まるで映画を見ているようだった」と振り返った。


出典URL■■■
           ■■■



(2011年10月31日 修正1 ;追記、タイトル変更)

2011年10月26日付の朝日新聞播磨版(聞蔵)に、下記趣旨の記事がネット配信されていた。積荷の状況などは、こちらのほうが正しいような気がする。よって、タイトルも若干、変更した。

加東市の空き地で大型トレーラーから火が出ているのを通りかかった男性が見つけ、110番通報した。
警察によると、何らかの原因でトレーラー付近から出火し、積荷のシンナーやトルエンの一斗缶200本以上と、引火性のある液体の入ったドラム缶10本に引火したらしい。
発生当時近くにいた男性は、「いきなり大きな爆発音がして、赤い炎が徐々に燃え広がった。その後も花火が上がるような音が何度も繰り返された」と話した。
場所は、24時間営業の飲食店の隣にある空き地。





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2011年10月24日19時47分に、NHK広島から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

ことし4月25日の夜、大竹市にある三菱レイヨン大竹事業所で、従業員が、硫酸を側溝にため、カセイソーダなどの薬品で中和させる作業を行っていた際、側溝に入りきらなかった、カセイソーダなどの薬品を含んだ水を排水路に流した。
このため、アルカリ性の濃度が国の基準値を大きく超える排水およそ609トンが、付近の海に流れ出た。

岩国海保は、三菱レイヨンからの通報を受けて捜査を行い、24日、排水を行った従業員と監視にあたっていた従業員のあわせて3人と、法人としての三菱レイヨンを、水濁法違反の疑いで書類送検した。

調べに対し、排水を流した従業員は、「排水路には大量の排水が流れていたので、他の排水と混ざって濃度が薄まるだろうと思った」などと供述しているという。

これについて、本社の広報室は、「近隣のみなさまにご心配をおかけしてたいへん遺憾に思います。今後、管理体制の徹底を図っていきたい」と話している。


出典URL■■■



(2011年12月2日 修正1 ;追記)

2011年10月25日付の中国新聞紙面に、当時の状況が下記趣旨で詳しく掲載されていた。

岩国海保によると、書類送検された3人は、中和作業や監視業務に従事していた4月25日夜、県の排水基準を上回るph9.1~9.6の高アルカリ水約609.5トンを事業所付近の海域に流した疑い。

工場内では、当日、濃硫酸を廃棄するため、中和作業を実施。
苛性ソーダなどを過剰投与し発生した高アルカリ水を、うち2人が作業標準を守らず、排水路にそのまま流していた。
センサーが異常感知して緊急遮断弁を閉じたのに、残る1人が「ほかの排水と混ざり希釈されるだろう」と勝手に遮断弁を強制開放し、海に排出していたという。

現時点では、被害報告はないという。
同社広報室は「従業員の教育を徹底し、再発防止に努めたい」としている。



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2011年10月24日20時27分に、msn産経ニュース千葉から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

24日午後3時10分ごろ、船橋市の解体中の民家で、作業に当たっていた解体工(65)が倒れてきた家屋のコンクリート壁の下敷きになった。上半身を押しつぶされて即死状態だった。
警察は業務上過失致死の疑いもあるとみて、事故原因や作業手順に問題がなかったかなどを調べている。

警察によると、同日朝から同僚と計3人で作業していたといい、倒れてきたのは1階浴室部分の壁だった。


出典URL■■■



(ブログ者コメント)

いくらコンクリート製とはいえ、たかだか民家1階の浴室の壁が倒れたぐらいで人が押しつぶされ即死するとは思わなかった。
何事も甘く見てはいけないようだ。


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2011年10月24日17時6分に、朝日新聞(時事通信)から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

国立国際医療研究センター(新宿区)は24日、看護師3人の連携ミスにより、男性患者(63)の点滴に本来使えない薬剤を誤って注入した事故があったと発表した。
男性は一時、動悸や目まいを訴え、脈拍数も上がったが、5時間後には落ち着いた状態になったという。

同センターによると、男性は腰の骨が炎症を起こす腰椎化膿性脊椎炎で7月末に入院。点滴で抗生剤を投与する治療を受けていた。
事故は9月10日に発生。
看護師が男性患者の点滴に注入する生理食塩水の置き場所を、点滴準備室から隣の部屋に変更したのに、別の看護師への引き継ぎを忘れた。
別の看護師は、点滴準備室にあったぜんそくや結核に使われる薬剤を生理食塩水と思い込み、3人目の看護師に投与を指示。
3人目の看護師が薬剤の入れ物の色から疑いを持ったが、指示に従って点滴に注入した。 


出典URL■■■



(ブログ者コメント)

1人目は「引継ぎ忘れ」、2人目は「思い込み(確認不足?)」、3人目は「疑ったが指示どおりに行動」。
3人それぞれのヒューマンエラーが1本につながった結果、医療ミスが起きたが、このうち一人さえ踏みとどまることができていれば医療ミスは起きなかったという、事故のドミノ理論を説明するのに分りやすい事例だ。



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2011年10月24日11時55分に、山形新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

23日午前7時10分ごろ、米沢市のJR奥羽本線峠駅構内で、新庄発東京行きのつばさ120号が、線路に放置されていた工事用の電灯(高さ約1.4m)と接触し、緊急停車した。

JR東によると、電灯は三脚付きで同駅の暖房設備整備工事のため夜間に使っていた。作業終了後、作業員が片付け忘れたという。

車両と線路に異常がなかったため、列車は17分後に運転を再開した。約250人に影響した。


出典URL■■■



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魚田慎二
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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