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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2011年10月16日付で、毎日新聞大分版から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

14日午後5時10分ごろ、大分市のJR豊肥線敷戸駅で、改札口付近の自動券売機上にある運賃表示板(幅約1.4m、高さ約45cm、厚さ4cm、重さ約10kg)が落下し、切符を買っていた40代の男性客の頭を直撃した。
男性は、頭にコブができる怪我だけで済んだが、JR九州大分支社は警察に届け出なかった。

同支社によると、表示板はアルミ枠のアクリル板で、天井から塩化ビニール製のバンド2本で地上から高さ約1.8mの所につり下げていた。
設置した04年以降、バンドは替えていないといい、うち1本が劣化して切れたらしい。8月中旬の目視点検時には異常は見つかっていなかった。

同駅管理を受託するJRのグループ会社社員が男性に病院に行くよう勧めたが、男性は「用事がある」と大分駅に向かったという。
同支社は「けがの責任は当方にある。大分駅でもおわびし、今後も誠実に対応すると伝えた」として警察に届け出なかったという。
ワイヤ製のバンドに替えて再固定。近く、表示板の下を固定する器具も取り付ける。


出典URL■■■



(ブログ者コメント)

事故とヒヤリは紙一重。
本ブログでは、タマタマ下に人がいなかった物品落下事例を紹介することが多いが、これは久しぶりの、下に人がいた事例だ。
ハインリッヒの法則は、ここでも適用できる。  
  ※ハインリッヒの法則
   1つの大きな事故の陰には29の小さな事故があり、
         またその陰には300のヒヤリハットがある。




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2011年10月15日付で、朝日新聞但馬版(聞蔵)から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

14日午前8時半ごろ、香美町の町役場駐車場に停めていた軽トラックの左後部車輪付近から煙が出ているのを職員が見つけ、消火器で消し止めた。
消防によると、車体の下に枯れ草が巻きこまれており、運転手がエンジンを切り、数分離れた間に、何らかの原因で着火したらしい。

この時期は農地などで枯れ草の上を車が走る機会も増えるため、消防では、「マフラーの高温で着火することもあり、車体の下に枯れ草を巻き込まないよう、注意してほしい」と呼びかけている。




(ブログ者コメント)

滅多にない高温着火の事例だ。
このように、マフラーのような表面温度が高い金属も、着火源の一つとなり得る。



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2011年10月15日付の山梨日日新聞紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。また17日付で、朝日新聞山梨版(聞蔵)から同趣旨の記事がネット配信されていた。

14日午前6時ごろ、都留市の鋳造品製造「Jダイカスト」の工場で、溶融炉からマグネシウムが漏れ出し、コンクリート床で燃え上がった。消防が乾燥砂をかけるなどして、約3時間半後にほぼ消し止めた。
火災発生時、従業員2人が作業中だったが、けが人はなく、建物への延焼もなかった。

消防などによると、午前3時半ごろから溶融炉でマグネシウム約300kgを加熱。同5時20分ごろ火災報知機が作動し、従業員らが確認していたところ、漏れ出たマグネシウムが燃え上がったという。
警察は、炉にひびが入っていた可能性もあるとみて調べている。



(2011年10月22日 修正1 ;全面修正)

朝日新聞山梨版(聞蔵)よりも詳しい記事が山梨日日新聞紙面に掲載されていたため、そちらの記事を主体に、全面修正した。

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2011年10月14日付で朝日新聞和歌山版(聞蔵)から、13日18時35分に和歌山放送ニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

13日午後1時50分ごろ、白浜町の「K生コンクリート製造」の取締役男性(60)が、砂を入れる円柱形の貯蔵施設(=サイロ;直径約6m、高さ約6m)内で作業中に転落し、砂に埋まった。
ほかの従業員が気付いて119番通報し、消防に救出されて病院に搬送されたが、約3時間後に死亡が確認された。死因は窒息死。

警察によると、午後1時ごろから、はしごにつかまって内壁にこびりついた砂を落とす作業をしていたという。
警察は、はしごからバランスを崩して転落したものとみて、事故原因を調べている。


出典URL■■■

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2011年10月14日付で、朝日新聞多摩版(聞蔵)から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

立川労基署は、13日、清掃業のJFE環境サービスと東村山事業所の元所長(60)を労安法違反(労災隠し)の疑いで書類送検した。

労基署によると、今年1月19日、元所長は、東村山市から運転業務を委託されたごみ焼却施設「秋水園」のクレーン部材置場で、従業員男性が作業中に右足骨折の重傷を負ったのに、事故発生から約半年間、労基署に報告書を提出しなかった疑い。
元所長は「本社で注意を受けるのがいやだったので、事故報告をためらった」と話しているという。




(ブログ者コメント)

事故を起こしたのだから、ある程度の叱責を受けるのは仕方ないが、労災を隠したくなるほどに厳しい叱責なのだろうか?
「注意を受ける」という言葉を使っているらしいので、さほど厳しい叱責とも思えない。
JFEのグループ行動指針には、このようにある。
  9.「従業員にとって魅力に富み、安全で働きがいのある職場を提供する」    
 10.「法令を遵守し・・・適法な事業活動を行うとともに・・・」
 この労災隠し、元所長の個人的資質、性格によるものだと思いたい。




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2011年10月17日付の中国新聞と読売新聞、18日付の中国新聞と読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

16日午後0時25分ごろ、広島市の県緑化センターの来園者から、「橋の手すりが壊れ、家族が転落した」と119番があった。
センターによると、男性(85)が約3m下の小川(水深2cm)に転落。前歯を折るなどの重傷を負った。

橋は幅約3m、長さ約6mのコンクリート製で、欄干(手すり)部分は丸太製(直径約10cm)。男性が欄干に手をかけたところ折れたという。
センターなどが調べた結果、欄干の内部が腐っていた。

センターは月1回、遊具は木づちなどで叩いて異音の有無を確かめ、実際に使って点検していたものの、橋の欄干や椅子などは巡回時の目視だけだった。
センターは1980年9月開園。欄干も開園時に設置された。

県は17日、目視だけだった従来の手すりの点検は不十分だったとの認識を示し、指定管理者が運営する151施設を対象に、木造構造物を緊急点検することを決めた。
センターは17日、閉園して遊歩道などを緊急点検。安全を確認し次第、開園する。

なお、この事故で、施設側が事故の発生を警察へ通報していなかったことがわかった。同センターは警察への通報を忘れていたという。
夕方に事故を知った同署員が現場に急行。センター所長(61)は「報道対応に追われた上、男性の病状を心配して動揺していた」と説明した。


出典URL■■■
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(ブログ者コメント)

この手の話は、木造構造物に限った話ではない。金属製手すりであっても、根元などが腐食している可能性がある。
本来なら、そういった箇所まで点検することが望ましいのだが、それには多大の労力を要するため、現実的には難しい。
起きてしまった事例に対し、どこまで範囲を拡げて横展開すべきか?常に頭を悩ませる、非常に難しい問題だ。




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2011年10月15日付で読売新聞北海道版から、同日17時30分にテレビ朝日から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

15日午前5時25分頃、札幌市の5階建てマンション「シティパル明園公園」で、住民の女性が「天井から灯油が漏れている」と119番した。
消防などによると、5階に設置された灯油用の中継タンクから灯油約2000ℓが流出。約20世帯の住民が一時、近くの中学校や知人宅に避難した。

消防などによると、このタンクは、地下の灯油タンクから灯油をくみ上げ、各世帯に供給するためのもの。
タンク底部の配管が外れていたため、灯油がエレベーターや廊下などに流れた。
消防隊員らが約6時間かけて、ポンプで灯油をくみ取ったり、マットを敷いて吸い取ったりして、灯油の除去作業にあたった。
警察では、腐食などの原因でタンクから配管が外れたとみて調べている。


出典URL■■■
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(ブログ者コメント)

地下のタンクは、ローリーからの灯油受け入れ時など、結構、管理者の目が行き届いていたが、5階のタンクはほとんど見ていなかった・・・・。そんな感じではなかったのだろうか?
産業現場でも、メイン設備に比べ付帯設備の点検が疎かになり、結果、トラぶったり事故が起きたりすることは、しばしば見聞きするところだ。





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2011年10月15日付で、神奈川新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

小田原市は14日、市内の小中学校3校で昨年度と本年度に配った前期分の通知表の一部に、評定の間違いや記入漏れがあったと発表した。
原因は担任の不注意やパソコンの操作ミス。該当者は合わせて83人。

市教委は昨年度、確認作業の徹底などを校長会で指示したが、再発を防げなかった。
市教委によると、昨年10月に早川、富士見の両小学校で、今月7日に城北中学校でそれぞれ問題が発覚した。

早川小では、4年の担任が、体育と図工の3段階評価(◎、○、△)をパソコン入力する際、本来は「◎」の児童を「○」とするなどした。ミスは延べ28人分で見つかった。
富士見小では5年生40人に、家庭科と外国語活動の評価欄などが抜け落ちた通知表が渡された。
城北中では、2年生15人分の学習活動の係名が間違えられるなどした。

市内の全小学校は昨年度から通知表作成プログラムを導入しており、使用するのは初めてだった。
子どもや保護者からの指摘を受けた3校は、通知表を作り直し、教頭や担任らが各家庭を訪問するなどして謝罪した。

昨年、両小から文書で報告を受けた市教委は、市内全小中学校の校長に再発防止の徹底を指示。
城北中は、指示を受け、本年度、担任が通知表を作成後に学年全体で確認していたが、ミスが起きた。

市教委は14日までに、3校の校長と担任の計6人を口頭注意とした。教育部長は「現場の教員一人一人まで意識が徹底していなかったのではないか」と原因を推察している。


出典URL■■■



(ブログ者コメント)

□「校長会で指示」とあるが、口頭による指示だったのではないだろうか?
文書による指示でなければ、教員一人ひとりにまで徹底するのは難しい。
しかし、かといって、何でもかんでも文書指示というのも現実的でない。
どこで線引きすればいいか?・・・難しいところだ。

□今年、城北中では、学年全体で確認したのに、それでもミスが起きた。
原因は下記のいずれかではないだろうか?
  ・形ばかりの確認しかしなかった
  ・お互いの遠慮とか、まさかウチだけは・・・という心理が働いた
  ・担任と確認者の単純なヒューマンエラーがたまたま重なった



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2011年10月14日付で、JR西日本から下記趣旨のプレスリリースがネット配信されていた。

10月13日午後5時頃、河瀬駅に近くの住民から、「線路の方から流れてくる石田川に油が浮いており、油のにおいもする」との通報があった。
現地確認結果、河瀬駅構内の線路脇から油がにじみ出ている箇所を認めたため、関係機関に連絡。吸着マットなどによる処置を行った。

漏れていたのは灯油で、灯油タンクと融雪機をつなぐ配管の亀裂から漏れていた(配管直径は約2cm、亀裂は長さ約8mm、幅約1mm)。 約315ℓが漏れたと推定される。

原因は、線路下部のコンクリートピット内に敷設している配管とコンクリートピットが接触したため。
対策として同様の箇所を緊急点検する。


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2011年10月14日付で、岩手日報から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

津波のがれきが積まれている山田町の廃棄物仮置き場で、3日間にわたって煙の発生が続き、13日は終日、放水が続けられた。

この置き場の「山」の高さは約15m。がれきは密閉状態となった深部で微生物が発する熱や可燃ガスの発生による「自然発火」が起きやすいことが指摘されている上、あまりに積み上がったことで消火作業も難航している。
乾燥しやすい季節を迎え、各地の置き場で同様のケースが想定され、対策が必要だ。

消防などによると、11日午後2時半ごろ、がれきの温度計測を行う宮古保健福祉環境センターの職員が煙を確認。
放水し一時鎮火したように見えたが、12日早朝に再び煙が発生した。 13日は町消防団員ら約150人による大掛かりな放水活動に発展。真っ白な煙と焦げたような異臭が立ちこめる中、重機でがれきの山をくずし、熱を発散させながら放水。県防災ヘリも上空から散水した。
がれきが高く「発火場所」まで水が浸透しないことで長期化しているとみられる。

県の災害廃棄物対策課長は「どこのがれき置き場でも起きる可能性がある。早急な対策が必要だ」とし、環境省廃棄物対策課は「用地が限られ大変だが、がれきの山を高くすれば危険だ。発生したガスを抜く管を設置するなどしてほしい」と注意喚起する。


出典URL■■■


また同日報から15日には下記趣旨の記事がネット配信されていた。

消防は14日、朝から火災扱いに切り替え、ポンプ車と小型ポンプ車計16台で終日放水を行った。しかし、分厚い廃棄物に阻まれ、依然鎮火していない。
消防によると、同日朝に煙が噴出する範囲の拡大を確認。署員と消防団員計150人態勢で、がれきを重機で掘り起こしながら消火を進めたが、発火場所に直接放水できず難航している。


出典URL■■■



(ブログ者コメント)

頻発するがれき火災。
未然防止策としては、既掲載のとおり、山を高くしないことが一番だが、がれきを積み上げていた時点では、そのような知見は持っていなかったのだろう。
仮に持っていたとしても、用地不足で背に腹は変えられない、ということになっていた可能性がある。
しかし、本件、復興の一つの足かせとなっている。
再発防止のため、各地方自治体の災害対策マニュアルに反映することが望まれる。




(2011年10月28日 修正1 ;追記)

2011年10月24日14時53分に、NHK岩手から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

山田町のがれきの仮置き場では、今月11日から焦げたようなにおいとともに白い煙が上がっていた。
現場に火の気はなく、消防などは、微生物が木材を分解するときに出す熱が火事の原因だと見ていて、24時間、水をかけたり、熱を冷めやすくするために高さ15mほどに積み上がっていたがれきの山を崩したりする作業が続けられてきた。
その結果、煙は3日前から収まり、消防は、22日の正午ごろ火をほぼ消し止めたとしている。

しかし現場では消火作業が始まった11日にいったん収まった煙が再び上がった経緯があり、消防などは燃え残りがないか慎重に確認したうえで鎮火を宣言し、焼損した面積や量、それに詳しい原因などを調べることにしている。




(2011年11月10日 修正2 ;追記)

2011年11月7日19時6分に、朝日新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

山田町で起きたがれきの火災が7日、発生から27日ぶりに消し止められた。
被災地のがれき火災では石巻市で6日間燃え続けた例があるが、これを大幅に上回った。よ
うやくの鎮火に住民は胸をなで下ろしている。

火災は10月11日、同町の仮置き場で発生。約8万m2の敷地に積まれたがれきの山のうち約1000m2が燃え、ガスや悪臭も生じた。
消火活動には多い日で約200人の消防署員・団員が参加。 放水と同時に、がれきを重機で掘り起こして運び出し、煙が収まった22日までは24時間態勢で作業した。
高さ約15mのがれきを崩すのに手間取り、鎮火の確認までさらに16日かかった。

山田町消防団第2分団長(48)は、「掘り起こしたことで火元に空気が入り込み、かえって燃え広がったかもしれない」と振り返りつつ、「ほかに方法がない」と今後の火災を懸念している。 


[時事通信社]

出典URL■■■


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2011年10月13日に、msn産経ニュース埼玉から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

13日午前9時半ごろ、行田市の「O精機工業埼玉工場」で、工業用貴金属の加工作業をしていた21歳から63歳の従業員の男女5人が体調不良を訴え、救急車で病院へ搬送された。
うち女性2人は軽症で、点滴治療を受けた。残る男女3人は特に異常はなく、その後、全員帰宅した。

警察の調べでは、別の男性従業員が工業用のサファイアを洗浄するアセトン剤を一斗缶からポンプを使って容器に小分けしている際、現場を離れたすきにアセトン剤が床にこぼれた。 従業員がこれを布きれで拭き取って作業をしていたところ、気分が悪くなったという。
同署では気化したアセトン剤を吸引したのが原因とみている。


出典URL■■■



(ブログ者コメント)

□四つん這いになって拭き取っていたのではないか?
もしそうなら、顔と床との距離は数10cm程度。これでは高濃度のアセトン蒸気を吸いこんでしまう。
アセトンのような揮発性の高い可燃性液体を大量にこぼした場合は、まず火気厳禁とした後、モップなどを使って床面に顔を近づけない方法で拭き取ることが望ましいのだろう。

□「拭き取った後、研磨作業中に気分が悪くなった」のか、それとも「拭き取り作業中」なのか、他に報道がないため確認できず。
ブログ者は、後者であろうと考えてタイトルをつけ、コメントした。


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2011年10月14日2時11分に、msn産経ニュース静岡から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

富士労基署は、13日、労安法違反の疑いで、金属加工の「N鋼機」と同社の男性工場長(48)を書類送検した。

調べでは、工場長は8月23日午前9時40分ごろ、同社の工場で、従業員の男性(55)に手袋をさせたまま、禁止されている作業をさせた疑い。
男性は金属の穴開けをしていたが、手袋がドリルに引っかかり、左腕を切断した。

同社では、この作業を行う際、手袋を外すよう指示していなかったとみられるという。


出典URL■■■



(ブログ者コメント)

□ドリル穴開け時に軍手をしていて事故に遭うケースは結構多いらしい。以下はそういった情報。

   ■■■

□記事にある「禁止された行為」とは、「安衛則111条で禁止された行為」ということだろう。以下は当該条文。
 第1章 機械による危険の防止
  第1節 一般基準   第111条 手袋の使用禁止
    事業者は、ボール盤、面取り盤等の回転する刃物に作業中の労働者の手が巻き込まれるおそれのあるときは、当該労働者に手袋を使用させてはならない。
     2 労働者は、前項の場合において、手袋の使用を禁止されたときは、これを使用してはならない。
   出典URL■■■

□軍手などの手袋に限らず、高速あるいは低速で回転する機械のそばで巻き込まれやすい服装をしていることは自殺行為だ。
しかし問題は、作業している人が、自分の服装が巻き込まれやすいものだと認識していないことにもある。
そういった危険な状態にある服装を是正させることも、安全担当者の職務の一つだ。




(2011年10月20日 修正1 ;追記)

2011年10月14日付で、朝日新聞岳南版(聞蔵)から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

革手袋を巻き込まれた。違法な革手袋の着用が常態化していた疑いがあるという。


また、2011年10月14日付の静岡新聞紙面には、下記趣旨の記事が掲載されていた。

左手の甲と手袋の口あたりにドリルの刃がひっかかった。


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2011年10月13日22時4分に、NHK北九州から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

ことし6月、北九州市のオートバイ販売店で、破れたテントの補修作業を行っていた従業員が転落して死亡した事故で、労基署は、適切な安全措置をとっていなかったとして販売店と当時の店長を労安法違反の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは北九州市のオートバイ販売店「RB八幡」と当時の店長。

労基署によると、ことし6月、販売店のテント屋根の上で、穴があいた部分をテープでふさぐ補修をしようと作業していた30代の男性従業員が4m下の地面に転落して死亡した。
テントは、防水加工などが施された布製のもの。設置して10年ほどが経ち、老朽化が進んでおり、従業員はテントを踏み破って転落したという。

こうした屋根の上で作業をする場合は、テントの下に網を張るなど転落を防止するための安全措置が必要だが、会社ではこうした措置を行っていなかったという。
労基署の調査に対し、当時の店長は、「必要な措置を講じていなかった」と話しているという。
これについて、RB本社は「再度安全教育の徹底を図り、再発防止に努めてまいります」とするコメントを出した。


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2011年10月12日20時19分に、東京新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

東京電力は12日、福島第1原発2号機の格納容器内のガスを引き出して浄化するシステムを接続するため、格納容器につながる配管内の水素濃度を測定したところ、6・5%だったと発表した。
東電は「火気を使用する予定はなく、爆発の恐れはない」としている。

同様のシステム接続を計画中の1号機の配管では、60%を超える高濃度の水素が検出されたため、窒素を注入した上で配管を切断した。

2号機では配管の切断は不要のため窒素は注入せず、システムを接続して処理する。
 

出典URL■■■


ちなみに、1号機の状況については、2011年10月9日20時50分に毎日新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

1号機の原子炉格納容器につながる配管から高濃度の水素が検出されている問題で、東電は9日、水素爆発の懸念はなくなったと発表した。
窒素の注入作業を続けたことで、水素濃度が爆発の可能性がある4%を継続的に下回ったため。

これを受け、東電は配管の切断作業を実施。
今後、格納容器内の放射性物質をフィルターで除去する「格納容器ガス管理システム」の設置工事を本格化させる。


出典URL■■■



(ブログ者コメント)

水素の爆発範囲は4~75%。
よって爆発防止のため、1号機は爆発下限濃度の4%を下回るまで窒素パージし、その後、火気工事した。
しかし、2号機は爆発下限濃度以上の6.5%なのに爆発の恐れはないと評価している。
なぜか?火気工事がないからだという説明だけでは説得力に欠ける。

東電評価内容の詳細は不明だが、ブログ者であれば、6.5%水素の爆発危険性を以下のようなシナリオで評価する。

□水素の最小着火エネルギーは0.016mjと非常に小さい。静電気放電の中の最も微弱なコロナ放電でさえ着火源となり得るほどだ。

□しかし、この最小着火エネルギーなるもの、ガスの濃度によって大きく変わる。 水素の0.016mjなど文献に記載された値は、最も着火しやすい濃度で測定したものだ。
そして、最小着火エネルギーは、その値を最下点として、ガス濃度が低くなる、あるいは高くなるにつれ、二次曲線的に上昇する。

□水素の場合、濃度6.5%は爆発下限濃度に近く、その濃度の水素を着火させようとすれば、かなり多大のエネルギーが必要になる。

□ここで、2号機のガスを「格納容器ガス管理システム」に通す場合の着火源について考えると、溶断などの火気を除けば、静電気しか考えられない。

□そこで静電気放電の様々なパターンについて検討し、水素濃度6.5%のガスを爆発させるだけの着火エネルギーを持つ静電気放電が、この「格納容器ガス管理システム」内で発生し得るものかどうか、その可能性を検討する。



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2011年10月12日18時58分に、NHK富山から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

12日午前11時前、立山町で、常願寺川沿いの山の斜面の落石防止用のネットを取り付ける工事用の資材置き場を解体する作業をしていた作業員の男性(38)が崖下に約30m転落。
全身を強く打ち、県の消防防災ヘリコプターで富山市内の病院に運ばれたが、死亡した。

警察によると、男性は、午前8時ごろから他の作業員と2人で資材置き場の解体作業を行っていたという。
工事を依頼した国交省立山砂防事務所によると、現場近くには2人のほかに作業員2人と現場監督3人がいたという。
警察は、現場監督から話を聞くなど転落した原因を調べている




(2011年10月22日 修正1 ;追記)

2011年10月13日付の北日本新聞紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。

男性は、命綱をつけた安全帯を身に着けていたが、事故の際は命綱の留め具を外していた可能性があるという。



(2011年12月8日 修正2 ;追記)

2011年12月6日19時22分にNHK富山から、現場責任者が書類送検された等、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

この事故で、魚津労基署は、転落防止の安全対策が取られていなかったとして6日、魚津市の会社と現場責任者を労安法違反の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、建設会社「M組」と、この会社の63歳の現場責任者。

労安法では、高さ2m以上の場所での危険を伴う工事で、手すりなどの転落防止設備を設けることが難しい場合は「安全帯」を適正に使わなければならないが、転落した作業員は「安全帯」を使用しておらず、会社側も作業員に使用するよう指導していなかったという。



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2011年10月12日付で、朝日新聞千葉版(聞蔵)から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

11日午後1時45分ごろ、木更津市の金田漁港海苔集荷場の屋根付近で塗装作業をしていた作業員の男性(67)が転落したのを同僚が気付き、119番通報した。
男性は全身を打つなどしており、病院で死亡が確認された。

警察によると、男性は同僚2人とともに同日午前8時半ごろから、集荷場の屋根付近(高さ約5.6m)にあるヒサシの塗装をしていたという。
警察で原因を調べている。




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2011年10月12日付で、朝日新聞三河版(聞蔵)から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

11日午前11時45分ごろ、豊根村の県道で、わき水を集める巨大な集水マスに作業車が転落した。
この事故で、車の外で作業していた県の嘱託職員(61)もマスの中に落ち、車の下敷きになって死亡した。

警察によると、職員は別の嘱託職員(62)と一緒に道路をパトロールしていた。
集水マスの中に倒木があるのを見つけ、ロープをくくりつけて作業車で引き上げようとしたところ、車が後退し、職員も一緒に落ちたという。
車は別の職員が運転していたといい、警察は業務上過失致死の疑いで調べている。




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2011年10月12日付で、朝日新聞鹿児島版(聞蔵)から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

11日午前6時15分ごろ、南九州市の無職女性(93)宅から出火、木造平屋の住宅と倉庫、計140m2が全焼した。
家庭ゴミを燃やす途中、白髪染めスプレー缶を誤って入れたため破裂し、火が燃え移ったという。

警察によれば、女性は倉庫のすぐそばの小さな穴で家庭ゴミを燃やしていた。
そこに他のゴミと一緒にスプレーも入り、ボンという音とともに破裂。火花が倉庫内の薪に燃え移り、隣の住宅にも燃え拡がったという。消火作業をした際、女性が手に軽いけがをした。

市は、可燃性スプレーは使い切ってから穴を開けて燃えないゴミに出すよう、市民に求めている。




(ブログ者コメント)

ゴミ収集車内でのスプレー缶爆発事故は本ブログでも何件か紹介しているが、スプレー缶破裂により住宅が火災に遭ったという報道は珍しいので、ここに紹介する。




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2011年10月12日18時4分に、NHK宮崎から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

公共工事が増える年末に向けて、建設業者が安全対策を徹底するための会議が宮崎市で開かれた。
この会議は国交省宮崎河川国道事務所が国の発注する工事を請け負う建設業者とともに工事の安全対策を推進しようと、毎年、この時期に開いていて、12日に宮崎市で開かれた会議には工事関係者およそ180人が出席した。

会議では、宮崎労働局の担当者が県内の建設現場での労災事故は去年1年間で215件にのぼり、ことしも重機にひかれたり、トラックが路肩から落ちたりする事故が相次いでいることを説明。
その上で「路肩に鉄板をしいて崩れないようにしたり、死角の多い重機が動くときは、近づかないようにしたりするなど、基本を守ることが大切だ」と指摘した。

宮崎河川国道事務所によると事務所が発注した工事でもことし4月からの半年間で5件の事故が起きていて、すでに昨年度1年間と同じ件数になっているという。
同事務所は「会議を通じて安全対策を徹底して事故がないように取り組んでいきたい」と話していた。


出典URL■■■



(ブログ者コメント)

このような会議は各地であると思うが、一つの情報として掲載する。




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2011年10月12日20時12分に、福井新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

日本原電は12日、定期検査中の敦賀原発2号機の原子炉格納容器内で、溶接作業中に火花がポリエチレン(PE)製のシートに燃え移るぼやがあったと発表した。
けが人はなく、周辺環境への放射能の影響はないという。

日本原電によると、同日午後3時5分ごろ、格納容器の地下中2階(放射線管理区域)で、1次系冷却水の水質を分析する配管を修繕するため、協力会社の社員2人が支持部を溶接作業中、飛び散った火花が、周辺を覆っていた複数枚の不燃性シートの下に敷いていたポリエチレン製シートに燃え移った。
シートの70cm四方部分を焼いたが、作業員が不燃性シートで覆ってすぐに消し止めた。午後3時20分ごろ、日本原電からの通報を受け、消防車4台が出動したが、放水はしなかった。

PE製シートは、放射能汚染を防ぐため換気ダクトなどを覆っており、不燃性シートのすき間から火花が入り込んだとみられる。
日本原電はシートの覆い方に問題がなかったかも含めて原因を調べている。


敦賀原発では、今年5月、2号機構内でタンクの耐震補強工事中に火花が持ち運び用の袋に引火し、中にあったスプレー缶が破裂するぼやがあった

出典URL■■■



(ブログ者コメント)

溶接時、下に不燃性シートを敷くことは安全対策の一つだが、敷くこと自体が安全対策ではない。敷くことによって火花が下に落ちないようにすることが安全対策だ。
真の目的を考えないまま安全対策をとっても、安全は確保されない。
今回、すき間に無頓着に敷いたかどうかは不明だが、これはそういったことを考えさせてくれる事例だ。




(2011年11月4日 修正1 ;追記)

2011年11月3日付で、毎日新聞福井版から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

日本原子力発電は2日、シートの上を覆っていた不燃性シートがずれ、すき間に火花が入ったことが原因とみられる、と発表した。
再発防止のため、今後は不燃性シートの継ぎ目を10cm以上重ねて針金で固定するという。


出典URL■■■



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魚田慎二
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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