2019年5月11日7時20分に福井新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月10日午後0時50分ごろ、福井県勝山市遅羽町比島のO特殊合金勝山工場内で爆発があり、金属を細かくする作業をしていた同市、同社社員男性(58)が上半身やけどなどの重傷を負った。
同社社員の30代男性は軽傷のもよう。
警察によると、2人は金属片粉砕エリアで、もう1人と作業していた。
警察が工場関係者から詳しい作業手順について話を聞くなど、原因を調べている。
現場は、えちぜん鉄道勝山永平寺線の勝山駅近く。
建物に大きな損傷はなく、周辺環境や近隣住民への影響もなかった。
同社勝山工場では2010年2月、粉じん爆発で金属ちりを集める機械を焼き、男性が軽いやけどを負った。
16年8月には火事があり、天井や機械などを焼いた。
同社は鋳鉄用添加剤を主力とする合金メーカーで、大阪市に本社がある。
勝山工場は1971年、勝山電化工業所を買収し操業開始した。
出典
『勝山の工場爆発、社員2人が重軽傷 周辺環境や近隣住民に影響なし』
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/851277
5月10日19時40分に共同通信からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、当時、2人はもう1人の従業員と共に、屋内で金属を細かくする作業をしていた。
出典
『福井の工場で爆発、男性2人けが 金属を細かくする作業中』
https://this.kiji.is/499474049342391393?c=39546741839462401
(2022年5月17日 修正1 ;追記)
2022年5月16日18時42分にYAHOOニュース(福井テレビ)からは、粉じん爆発の危険性を認識していながら安全対策をとっていなかったとして工場長らが書類送検されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3年前、福井県勝山市にある金属加工工場で爆発が起き2人が死傷した事故で、勝山警察署などは16日、業務上過失致死の疑いで工場長ら3人を福井地方検察庁に書類送検した。
書類送検されたのは、勝山市遅羽町にあるO特殊合金勝山工場の工場長や当時の製造課長代理ら30代~50代の男性社員3人。
警察によると2019年5月、金属片を粉砕する作業の工程で爆発が起き、当時58歳の男性従業員が死亡。30代の男性従業員も軽いやけどを負った。
警察によると、事故が起きた際、工場では特殊な合金を粉砕する作業が行われていた。
工場長ら3人は、粉じんが空気などと反応して爆発する危険性を認識しながら、粉じんの発生を抑えるなどの適切な安全管理対策を取らず、死亡した従業員らに作業を行わせていた疑いが持たれている。
O特殊合金本社の広報担当者は、「詳細が入っておらすコメントは差し控える」としている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/19a8161cfa99da7be283c78d7c5651703b6717e6
5月16日16時39分にYAHOOニュース(福井放送)からは、重傷者は1ケ月後に死亡した、作業手順を改めるなどの対策を十分にとっていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
事故は2019年5月、同市遅羽町の「O特殊合金」の勝山工場で発生。
材料の金属を砕く作業中、飛び散った粉じんに引火して爆発したもので、作業に当たっていた同市荒土町新保の堂前さん(58)が気道などにやけどを負って、およそ1カ月後に敗血症性ショックによる多臓器不全のため死亡した。
工事長ら3人はそれぞれ安全管理を担当していたが、作業手順を改めるなど、粉じんの爆発を防ぐための対策を十分に取っていなかったほか、従業員への注意喚起を怠っていた疑い。 3人はいずれも容疑を認めているという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/23d742370ca9360b2582322e26c00471880a1272
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。