2019年3月28日7時30分に福井新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月27日午後0時半ごろ、福井県南越前町新道の北陸自動車道下り線の敦賀トンネル内で、天井付近に取り付けられているスプリンクラーから誤って放水された。
約50mにわたって霧状の水に覆われ、視界を遮られた乗用車2台と大型トラック1台が絡む追突事故が発生した。
先頭の乗用車に乗っていた30~40代の女性3人と6~11歳の男児5人が軽いけがを負った。
事故当時、現場近くでスプリンクラーなど非常用設備の更新工事が行われており、中日本高速道路金沢支社は誤放水した原因を調べている。
大型トラックと後続の乗用車をそれぞれ運転していた男性にけがはなかった。
ともに同乗者はいなかった。
同支社によると、工事は同支社の委託を受けた東京都の業者が行っていた。
誤放水されたスプリンクラーはトンネル入り口から約1km付近にあり、高さは約5.7m。
トンネル内は1車線に規制され、3台はいずれも追い越し車線を走っていた。
事故当時、業者は入り口から約700m付近で工事を行っていた。
通水確認のため作業員がバルブをひねったところ、工事現場から約300m離れたスプリンクラーからいきなり水が出たという。
同支社は原因を調べている。
通行止めの措置はとらなかった。
工事は2018年5月22日に始まった。
今年11月12日に終える予定だったが、同支社は原因が分かるまで工事を中断する。
「誤放水で事故を発生させてしまい、深くおわびします。原因究明を図るとともに、再発防止に向けた対策を実施したい」とのコメントを発表した。
出典
『高速道トンネルで誤って放水し事故 北陸道、視界遮られ車追突』
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/824040
3月27日23時0分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午後0時半ごろ、福井県南越前町の北陸自動車道下り線の敦賀トンネルで、乗用車など3台が絡む事故があった。
壁に設置された消火設備から誤って水が噴き出したことが原因で、次々と追突したとみられる。
中日本高速道路(名古屋市)によると、乗用車1台に乗っていた小学生男児5人ら計8人が首などに軽いけがをしたという。
8人が乗った乗用車にトラックが追突し、後続の乗用車もトラックに追突した。
トラックと後続車の運転手らにけがはなかった。
現場は片側2車線の直線。
当時、約300m前方で消火設備の部品を取り換える工事をしており、走行車線は通行規制されていた。
出典
『消火用の水噴出、3台追突 福井、北陸道トンネル』
https://www.sankei.com/affairs/news/190327/afr1903270049-n1.html
3月28日10時25分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
走行車線を規制し、トンネル上部に設置されたスプリンクラーの取り換え工事中に、突然、水が噴霧された。
工事後、試験的に通水した際、想定外の場所から水が出たという。
出典
『スプリンクラー誤作動、高速道トンネル3台衝突』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190328-OYT1T50130/
3月30日20時2分に読売新聞からは、バルブの操作ミスだったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
原因を調査したところ、工事会社の作業員が、試験的に水を通す際に使う弁のハンドルを誤って操作し、スプリンクラーが作動したという。
現在、工事を中断し、ハンドルをナイロン製のバンドで固定するなどの再発防止策を講じている。
出典
『3台衝突、原因は作業員がスプリンクラー誤操作』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190330-OYT1T50019/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。