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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20244241858分にYAHOOニュース(テレビ宮崎)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

23日、宮崎県西都市で軽乗用車が潜水橋から川に転落し、運転していた63歳の男性が死亡しました。

道幅が狭く、ガードレールなどがない潜水橋では、過去にも転落事故が起きています。

(早瀬記者) :
「軽乗用車が転落した千田潜水橋に来ています。
ご覧の通り、両手を広げたのと同じくらいの幅で、私では怖くて車で渡ることができませんでした。
しかし、地域住民にとっては重要な生活道路です。」

一ツ瀬川に架かる西都市調殿の千田潜水橋。

23日、この橋から転落した軽乗用車が見つかり、車内から63歳の男性が救出されましたが、その後、死亡が確認されました。

幅は2.5メートル。
ガードレールなどもなく、運転操作を誤ると川に転落する危険があります。

利用者は…。

(地域住民) :
「この橋は毎日使う。」
「渡る時不安はない。慣れてるから。慣れてない人は不安があるかもしれない。」

千田潜水橋を管理する西都市は、区画線を引いたり、夜間は明かりを灯したりして通行しやすいようにしていますが、ガードレールなどの設置はできないと言います。

(西都市建設課 丸山係長):
「水に浸かると、だいぶ橋がうねる。
川幅が狭いため、流速も速い。
柵に流木が引っかかって、橋本体への影響が出る可能性があるので、なるべくない方がいいと考えている。」

また、橋を建て替えることは予算の面で難しいことから、西都市では、きのうの事故を受け現状できる対策を進めたいとしています。

(丸山係長) :
「地元住民への注意喚起と、視認性のある中抜き赤白のポール設置を検討している。」

潜水橋での転落事故は過去にも発生しています。

去年4月、高鍋町にある潜水橋・竹鳩橋でトラクターが転落し、76歳の男性が亡くなりました。

竹鳩橋は東九州自動車道の高鍋インターチェンジに近いことから交通量が多く、通学路としても利用されています。

橋の特性上、抜本的な対策を行うことが難しい反面、地域の住民には欠かせない生活道路となっている潜水橋。

26市町村に取材したところ、県内には市町村道の潜水橋が合わせて24本あるということです。







https://news.yahoo.co.jp/articles/c96b32b25e16acba663aa101d08f0f7b79f80949

 

 

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202441573分にYAHOOニュース(KOREA WAVE)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

韓国の京畿道高陽市(キョンギド・コヤンシ)のプールで小学生の指を切断する事故が起きた。

保護者が6日、オンラインコミュニティに「施設管理公団が運営する体育館のプールのシャワー室で10歳の息子が右手の中指を切断した」と明らかにし、運営を批判した。

母親によると、事故は先月26日に発生。

子どもがシャワーの前で滑って転ばないよう何かをつかもうとした時、棚と壁の間に指が挟まり、右手中指の先を切断した。

駐車場にいた父親が更衣室で指をけがした子どもを見つけた時、職員は「指を切った。軟こうを塗れば大丈夫だろう」と話したという。

父親が応急室に連れて行くと「指がどこにあるのか」と言われ、初めて切断に気付いた。

指は見つかり、事故から3時間後に緊急手術を受けて接合できた。

しかし、指の長さが左右で少し違ってしまい、先端部分は神経が死んだ状態だという。

体育館側は「保険会社と話したので気を落ち着けて」と言うが、損害査定士は過失の有無によっては自己負担になることもあると説明しているという。

母親は「防犯カメラがないので目撃者を探さなければならない。男子シャワー室になぜ滑り止めがないのか。女子シャワー室にはあるのに」と悔しさを爆発させた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f29edac9a23716c054f536faeb2d57fbe375cb59

 

 

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20244161725分にmBS NEWSから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

京都府福知山市が管理する公園のブランコの板が外れ、10歳の女の子が手の指を骨折していたことが分かりました。

福知山市によりますと、12日、市営住宅「岡ノ山団地」の中にある公園のブランコの板が外れているのを団地の住人が確認しました。

市が確認したところ、ブランコの鎖と板を固定するナットが外れていて、すぐに使用禁止としましたが、15日に「子どもがブランコで遊んでいて骨折した」との連絡が市に入ったということです。

近くに住む10歳の女の子が左手の薬指を骨折したということで、地面に落ちた際にけがをしたとみられています。

このブランコは昭和59年に設置。

市は8年前に市内の市営住宅にある公園16か所の点検を業者に委託して実施しましたが、今回の事故を受けて市が調べたところ、この公園だけ点検されていなかったことが分かりました。

市と業者との情報共有に不備があったとしています。

市では15日に市内にあるすべての団地の公園の遊具の点検を行ったということで、今後、女の子と保護者に謝罪するということです。

https://www.mbs.jp/news/kansainews/20240416/GE00056811.shtml

 

4162054分にYAHOOニュース(関西テレビ)からは、当該公園は点検リストから漏れていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

411日の夕方、市営住宅岡ノ三団地の公園で、10歳の女子児童がブランコで遊んでいたところ、座板が外れて転落し左手の薬指を骨折する事故がありました。

翌日には団地の住民から「座板が外れている」と連絡を受けて職員がブランコを使用禁止にしていましたが、15日に女の子の母親から市に連絡があり、事故があったことが判明したということです。

この公園のブランコは1984年に設置されたもので、何らかの原因でこの公園が点検リストから漏れていたことから、8年前を最後に点検ができておらず、老朽化が進んでいました。

建築住宅課の担当者は女の子の保護者に謝罪する予定で、今後は点検リストに漏れがないか確認し、遊具の点検頻度を上げるとしています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4187bf3d0103400052d957281b12ab2eb27ef549

 

 

 

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2024491742分にNHK岡山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

8日午前11時半ごろ深山公園で、県内に住む30代の男性が木製ステップの遊具に乗っていたところ、13センチ四方で高さ50センチほどの木材の根元部分が腐食していて折れました。

男性はひじから地面に落ち、左ひじを骨折したということです。

深山公園の遊具については、玉野市が去年10月に年1回の定期点検を行っていましたが、今回壊れた遊具については、腐食はしているものの、ぐらつきがなかったため利用を続けていたということです。

市は今回の事故を受けて、壊れた遊具の近くにある木製の遊具も使用禁止にしました。

また、市が管理するこのほかの公園でも緊急点検を行い、両児山公園の遊具2基と、玉原親水公園の遊具1基でも腐食などが見つかったことから使用禁止にしたということです。

玉野市都市計画課は、「事故が発生し、けが人も出ているので申し訳なく思う。再発防止のため、点検の際には腐食が進んでいないかなども注意して確認したい」と話しています。





https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20240409/4020020004.html

 

492024分に山陽新聞からは、昨年10月の点検時にぐらつきが指摘された箇所は撤去していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

玉野市は9日、同市田井の深山公園で腐食した木製の遊具が壊れ、家族連れで遊んでいた30代男性が骨折したと発表した。

市は、事故のあった遊具を使用禁止にし、木製遊具がある市管理の全ての公園で緊急点検を行う。

破損したのは園内の「わんぱく広場」にあるアスレチック遊具で、木製の柱(高さ約50センチ、13・5センチ四方)の上に乗って遊ぶ。

8日午前11時半ごろ、男性が柱に乗ったところ根元から折れ、転倒して左肘を骨折した。
手術を予定しているという。

一緒に遊んでいた子どもは無事だった。

市によると、遊具は1994年ごろ設置。

昨年10月に点検し、ぐらつきが指摘された箇所は撤去したが、事故のあった柱は一部が腐食していたものの、ぐらつきがなかったため、一般開放していた。

https://www.sanyonews.jp/article/1538142

 

 

 

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2024371955分にYAHOOニュース(FNN PRIME)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

日本三景の1つに数えられる、天橋立で起きた転落事故。

再発防止策として行った注意喚起が、新たな波紋を呼んでいる。

観光客:
「ちょっと目立ちすぎますね、この黄色がね」

展望台にあったのは、絶景とはかけ離れた、巨大な黄色い注意書き。

そこには「この先危険」と書かれている。

そもそも「股のぞき」とは、台の上に立ち、股の間から眺めることで空と海が逆転する観覧スタイル。

天橋立が右上がりに勢いよく天へと昇る龍の姿に見えるという、明治時代から続く伝統的なもの。

日本有数の観光名所に設置された、危険を知らせる注意書き。

事の発端は、2月に起きた転落事故。

展望台で股のぞきをしていた男性が別の男性に押され、およそ15メートル下の崖下まで転落した。

この事故を受け、展望台がある傘松公園は、31日に看板などを設置した。

実際に、台の上から股のぞきをしてみると、絶景の中に、どうしても黄色い注意書きが映り込んでしまう。

観光客:
「色は変えた方がいいかもしれない。景観にマッチするような色」

さらに、こうした事案は過去にも...

千葉・袖ケ浦市にある人気の観光地“千葉フォルニア”。

路肩に違法駐車し、危険な撮影をする人が相次いだ。

対策として、ヤシの木に「路上駐車禁止」と書かれた垂れ幕を設置するも、「景観を損なう」と、ここでも批判が殺到。

観光地で起きた、転落事故や危険行為。

その対策をめぐっては、これまでも“景観”と“安全”の両立が課題になっていた。

この景観問題に、どう対処していくべきなのか。

専門家は、観光客側の意識改革が必要だと話す。

愛知東邦大学・宮本佳範教授:
「(今回のケースは)観光客の問題行為に起因しているので、観光客側のマナーを改善していかないことには、解決にはつながらない問題」

迷惑行為をする人は、わかったうえで行っているため、看板などの設置は効果が薄いという。

宮本教授:
「スポーツマンシップという言葉がある。
それと同じように、観光客も観光客なりの“ツーリストシップ”というのをもって、観光客の観光態度というのも見直していかなきゃいけない」







https://news.yahoo.co.jp/articles/e867882a19e4418d2210a129a781d60b23b54e02

 

38109分にYAHOOニュース(弁護士ドットコムニュース)からは、二度目の事故は起こすわけにいかない、事故後に現場を覗き込む観光客もいる、そういった理由で運営会社としては苦渋の決断で注意書きを設置したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

「股のぞき」で知られる日本三景の一つ「天橋立」(京都府宮津市)で起きた観光客の転落事故を受けて、「のぞき台」の真下にイエローの警戒色を使用した大きな「注意書き」が今年3月から設置された。

事故の原因が悪ふざけだったとみられることだけでなく、海と空のパノラマを味わえる景観が醍醐味だったことから、SNSでは「景観を損なう」「過剰に反応すべきではない」といった声があがっている。

そうした声は、公園の運営会社にも届いているが、「行政や警察に注意されたわけではなく、社内で決めた。二度目の事故は起こすわけにはいかない」と、苦悩の末の対策だったという。

一つの事故をきっかけとして、多くの人の「楽しみ」が制限されることをどのように考えれば良いのだろうか。

・・・

運営会社の担当者は37日、弁護士ドットコムニュースの取材に対して「景観を損なうという声は届いています。自然のままで残すことが一番だとわかっているので、正直なところ、やりたくはありませんでした」と悩ましい心境をこぼした。

現在は、批判の矛先のほとんどが事故の当事者に向かっているものの、仮に転落事故が立て続けに起きれば、その批判が会社に向かってくるであろうことも予想される。

展望台へ向かうケーブルカーなどを運行しているだけに、「お客様を運ぶ仕事もしている以上、会社としては安全を考えなければなりません。何もしないわけにもいかず、会社の方針として注意書きを設置しました」と話す。

危険な前兆もすでに感じられているようで、事故が大々的に報じられたこともあって、現場を訪れた観光客が「ここかな」と落下場所を覗きこむことがあるそうだ。

そうした状況を踏まえれば、大きな注意書きも仕方ないことなのかもしれない。

「会社としては、どうしても、また事故が起きてほしくありません」

https://news.yahoo.co.jp/articles/2dfdf35eb6d8402fea13aa3ec46e44fe08594fab

 

※事故発生当時の報道は下記参照。

2024216153分 YAHOOニュース;ABCニュース)

京都府宮津市にある日本三景の一つ、天橋立を股の間から逆さに見る「股のぞき」をしようとした男性が同僚から押されて展望台から転落し、入院しています。

15日午後2時すぎ、宮津市の天橋立を望む展望台で「男性が崖の下に落ちた。意識ははっきりしている」と消防に通報がありました。

消防が駆けつけると、50代の男性が展望台から約15メートル下の斜面に転落していました。

男性は病院へ搬送されましたが、胸や顔を打ち、現在入院しています。

警察によりますと、男性は会社の同僚数人と旅行中で、男性が天橋立を逆さに見る「股のぞき」をしようとしていたところ、同僚に押されて転落したということです。

管理している会社によりますと、男性が通常と逆方向を向いて股のぞきをしていて、前のめりで落ちることになったため勢いがついてしまい、斜面にある防護柵を越えて落ちたのではないかと話しています。

警察は、傷害の疑いもあるとみて、同僚らから事情を聴いています。

展望台の正面には天橋立が見えるように柵は設けられておらず、管理会社は横にある手すりを持つよう呼びかけています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/725cbac27a3b091105a48f6a417de97dc156cdea

 

 

 

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202312301010分にYAHOOニュース(WEB CARTOP)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

高速道路をよく利用する人は、「トンネルの照明が以前よりも明るくなった」あるいは「照明が白くなった」と感じたことがあるのではないでしょうか。

 【写真】トンネルの照明は白色のLEDに置き換わりつつある!  

場所にもよりますが、新しく造られた道路や、都心近郊の広めの道路などにあるトンネルでよく出会う気もします。

近頃は、コンビニなどの店舗の照明だったり、家庭でも多く使われるようになっているので、「ああ、道路の照明にもLED化の波が来ているんだな」とクールな感想を持っている人がいる一方で、「昔はオレンジだったのになぁー」とノスタルジーな感想が漏れるのは、けっこう高い年代の人だけでしょうか。

まだ地域によっては残っているところもあるにはありますが、昭和の時代はトンネルといえば「オレンジの照明」というのが当たり前でした。

なかには「ねぇパパ~、トンネルってなんでオレンジなの?」と無邪気な質問に答えられずに悶々とした経験のあるベテランのドライバーもいるでしょう。

ここでは、トンネルの照明がなぜオレンジ色に統一されていたのか? という疑問に答えるべく情報を集めてみましたので、それを紹介していきましょう。

 

【オレンジ色の照明には時代の背景が密接に関わっていた】

たま~に山奥の一車線の道の途中にあるトンネルなどで照明のないケースに出くわすことがありますが、日中の明るい環境から身構えずに真っ暗なトンネルに差しかかったとき、トンネル内部がまるで見えないせいで黒い穴に突っ込むような怖さを感じて思わずアクセルから足を離してしまいます。

そして内部に突入すると、一瞬、視界が奪われたような感覚に陥ります。

そんな経験があれば、真っ暗なトンネルがいかに危険かを実感できていると思いますが、多くの人はそんな経験がないのではないでしょうか。

いまや、ほとんどのドライバーは照明で照らされたトンネルにあたりまえのように接していますが、トンネルに照明が付けられるようになったのは昭和の40年代からだというからビックリです。

その頃のクルマのヘッドライトは、いまの感覚で見ると“薄暗い”と言われそうな照度しかありませんので、それで真っ暗なトンネルに入ったら、徐行レベルまで速度を落とさないと恐かったのでは? と言ったら言い過ぎでしょうか?

ともあれ、そうして徐々にトンネルに照明が普及していったようですが、そのころに使われていた照明は「低圧ナトリウムランプ」と呼ばれる照明でした。

簡単に言ってしまうと「水銀灯」の仲間で、体育館や工場の天井に吊されたものや、公園などの広い場所を照らすための照明の仲間です。

「ナトリウムランプ」の特徴は、色が「オレンジ」な点です。

トンネルには、このオレンジ色の特徴が活用されているのです。

それはなぜかというのが今回のお題ですね。

オレンジ色の「ナトリウムランプ」が使われた理由は、「排気ガスが充満したトンネル内で視認性を良くするため」なのです。

昭和40年代の日本というと、高度成長期に沸き立つなかで急速に産業が発展して、街を走る自動車の数も急速に増えていた時期です。

まだ排気ガス対策が行われていないので、クルマが通ると排気ガスでモクモクだったことでしょう。

ましてや閉じられた空間であるトンネルの内部は、ガード下の焼き鳥店の焼き場並みだったことが想像されます。

その煙で充満した環境で、少しでも視認性を上げようと採用されたのがオレンジ色の「ナトリウムランプ」というワケなのです。

良く見える理由を乱暴に言ってしまうと、フォグランプと同じだと考えてください。

霧が立ちこめた環境では、ごく微細な水の粒が無数に散らばっている状態です。

そこに強い光を当てると水の粒が光を吸収&拡散させてしまうため、その多くが遠くに届く前に散らされてしまいます。

光のなかでは黄色の成分は吸収&拡散されにくい特性を持っているので、遠くまで届きやすく、視認性が確保できるというわけです。

また、色には人間の目が認知しやすい、コントラストがクッキリ伝わりやすい色味というのがあります。

これはシチュエーションで異なりますが、当時の研究の結果として、トンネルのなかではオレンジの光が有効だと判断されたのだと思われます。

 

【なぜオレンジの照明が絶滅しかけているのか?】

そんな特徴が活かされて、ほとんどのトンネルには「ナトリウムランプ」が使われるというところまで広がりましたが、いまでは採用され続けている箇所を探すほうが難しいという状況になっています。

それはなぜなのでしょう?

まず第一に、「排気ガスがクリーンになった」という理由が挙げられます。

もともとが排気ガスが立ちこめるなかでの視認性確保という目的で採用されていたので、排気ガス自体が少なくなった今では、視認性の面での有用性はなくなってしまったという状況ですね。

そして、もうひとつの理由は、運用面でのメリットが薄くなったという点です。

「ナトリウムランプ」の性能は、実際に使われていた「低圧ナトリウムランプ」で消費電力が約450W、寿命が約9000時間です。

その後に採用された効率の良い「高圧ナトリウムランプ」は消費電力が約300Wで寿命は2倍以上の24000時間と、高効率になりましたが、それでも年に一度の交換が必須だったようです。

それに対して、いま普及している「LEDランプ」は、消費電力が約100Wまで抑えられ、寿命は6万時間まで引き上げられていますので、効率の違いは比べるまでもないレベルに向上しています。

ちなみにいま現在では、「ナトリウムランプ」を製造しているところが激減しているようで、がんばって使い続けるより「LEDランプ」に交換した方が何かと有利という状況になっているようです。

 

【オレンジ色の有効性は視認性だけではない?】

そんな理由で絶滅の一途を辿っていると思われるオレンジ色の照明ですが、じつは一部の特殊な環境ではまだ有効に働いているところがあるらしいんです。

そのひとつは粉雪がしょっちゅう舞い散っているような山間部や雪国の一部地域です。

排気ガスや濃霧の状況と同じように、雪の細かい粒子が舞っている状況では、照明の光が散らされて遠くに届きにくくなりますので、粒子に散らされにくいオレンジの光が有効に活用されます。

そしてもうひとつのポイントが「誘虫性が低い」という点です。

「誘虫性」というのは虫を誘う効果の度合いのことです。

虫は夜間に光を求めて集まる習性があることはみなさんご存じだと思いますが、その色味によって集めやすさが異なるようなんです。

ザックリ言うと、色味が白い(色温度が高い)ほうが虫を集めやすく、色味が赤い(色温度が低い)ほうは虫を集める特性が低いとのこと。

ということで、オレンジの光は白色の光より虫を集めにくいので、虫の多い山間部などではオレンジ色の照明を使うというケースがあるとのことです。

ちなみに光源の種類で比べると、「LEDランプ」より「ナトリウムランプ」のほうが虫を寄せにくいそうですが、先述のように「ナトリウムランプ」は運用面で難があるため、いまはオレンジ色の「LEDランプ」が使われているようです。

ということで、オレンジ色のトンネル照明が使われていた理由と絶滅しかけている理由を紹介しましたが、いかがだったでしょうか。

個人的には、真っ白で明るすぎる印象すらある今のLEDのランプにはまだ馴染めない感覚もあったりして、オレンジの照明にたまに出くわすと「なんか落ち着く」という気分になるので、そちらのほうが好ましいと思っていますが、実際は事故率の軽減などを考えると、LED化は必然の流れでしょう。

ただ、オレンジの照明がまったく絶滅してしまったわけではないということなので、ひとまず気持ちを落ち着かせたいと思います。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7c9c32817445d5b5bd3bef5d4860984236a27854

 

 

 

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202312112048分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

東京都は11日、井の頭自然文化園(武蔵野市)で飼育していたニホンリス31匹が死んだと発表した。

衛生対策のために体の表面の寄生虫を駆除する薬をつけ、巣箱に殺虫剤をまくなどした後に相次いで具合が悪くなったといい、詳しい原因を調べている。

都建設局によると、死んだのは同園のリス繁殖棟A棟で飼育していた40匹のうち31匹。

4日に全40匹を捕獲して、体表の寄生虫を駆除する薬2種類を滴下して背中につけた。

また、ケージ内にある巣箱には殺虫剤を散布するなどした。

その後、全頭をケージに入れたところ、うち1匹がその日のうちに死んだ。

その後も具合が悪くなるリスが相次ぎ、11日朝の時点で計31匹が死んだ。

使用した薬剤3種類はこれまでに使ったことがあるものだったが、中毒の可能性もあるとみている。

ニホンリスは体長1822センチ、体重200310グラム。
本州、四国、九州に分布している。

https://mainichi.jp/articles/20231211/k00/00m/040/193000c

 

 

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20231125227分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

10月に島根県飯南町の県中山間地域研究センターで発生したシカを飼育する男性職員の死亡事故。

シカの角には血が付着し、男性職員の服や長靴には穴が開いており、シカに襲われたとみられる。

シカには猛獣のような危険なイメージはないが、痛ましい事故は起こってしまった。

安全対策に問題はなかったのか。

 

事故は1025日に発生。

同センターによると、男性は午前中、シカの飼育場に向かい1人で草刈り作業をしていた。

昼休みになっても戻らなかったため、午後015分ごろに同僚職員が様子を見に行くと、シカを飼育していた柵の中で出血して倒れているのを発見。

意識はなく、心臓マッサージなどの措置をしたが、搬送先の病院で死亡が確認された。

男性はセンターの鳥獣対策科に20034月から勤務するベテラン。

一方のシカは推定10歳の雄のニホンジカで、体重75キロ、枝分かれした角の長さは47センチ。

小鹿だったころの2013年に捕獲され、生態を研究する目的で鉄柵に囲まれた約2000平方メートルの飼育スペースの中で1頭で飼育されていた。

シカは柵の中を自由に動くことができた。

研究目的の飼育で野生のまま行動を観察する必要があるため、角切りもしていなかった。

また、男性は長年同じシカの飼育に携わっていたものの、シカが自然な行動をするように、人に慣れることを避けていたという。

安全対策はどうだったのか。

柵の中を監視するカメラなどはなく、男性は普段から草刈りを1人で行っていた。

また、センターには調査や作業の注意点をまとめた「労働安全対策リスク評価票」があり、それをマニュアルとして活用していたが、今年6月にできたばかり。

それまでは明文化したものはなかった。

リスク評価票では、シカを含む「動物飼育」の業務については、

▽餌やり時に十分な距離の確保
▽餌やり時の長靴、手袋等の着用
▽シカの角の攻撃を受けないよう距離の確保(発情期には特に注意)

3項目を定めていたが、確保すべき具体的な距離などは決めていなかった。

一方、シカは本来は臆病な動物だが、繁殖期の秋は気性が荒くなるため、事故があった秋は特に注意していたという。

同センターは、事故翌日の同26日に県庁(松江市)で記者会見を開き、これまでシカによる職員のけがなどはなく、男性の業務について「いままで作業は安全にしてもらっていたので、重大なリスクという認識はなかった」と説明した。

松尾所長は、「事故は痛恨の極み。重く受け止め、状況などをよく確認、検討して必要な対策を取っていく」と話した。

飼育員が動物に襲われる事故は各地で起きている。

動物を飼育する事業者は普段、どのようなことに注意を払っているのだろうか。

同県安来市で観光牧場「やぎのいえ」を経営し、かつて静岡県の動物園に勤めていた経験もある竹川さん(28)も、飼育エリア内で作業する時は「動物の性格によっては突っ込んでくる場合もある」と特に注意を払い、つないだり、普段その動物が暮らしている部屋に入れたりしてから作業することもあるという。

今回の事故については、「野生に近い状態で飼育していたということなので、より縄張り意識などが強かったのかもしれない」と話している。

https://mainichi.jp/articles/20231125/k00/00m/040/050000c

 

(2023年12月30日 修正1 ;追記)

202312271623分にYAHOOニュース(山陰放送)からは、所長はシカをライオンのように扱わないといけないという認識はなかったと述べた、今後は試験区域と飼育区域を分けるなどの対策を行うなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

27日、県が会見を開き、職員とシカとの接触が起きないよう飼育場に隔離扉を設置するなどして、再発防止に努めると発表しました。

1025日、島根県中山間地域研究センターで、飼育していたオスジカの近くに60代の男性職員が出血して倒れているのが発見され、間もなく死亡が確認されました。

職員の全身に複数の傷があり、二ホンジカの角に血のようなものが付いていたことなどから、県は「目撃者はいないため断定はできないが、男性がシカに襲われた可能性が高い」として、再発防止策を発表しました。

島根県中山間地域研究センターの松尾所長は、「ライオンのように扱わないといけないという認識はありませんでした。ずっとシカと同じ空間にいながら作業をしてきました」と会見でコメントしました。

具体的な再発防止策として、

〇シカの飼育場での職員とシカの接触を防ぐため、場内に3か所の隔離扉を設け、シカの農林作物の食害を防ぐ研究などを行う「試験区域」と、シカにエサなどを与える「飼育区域」に区切って、試験および飼育管理をする

〇また、場内での作業時は、シカに「試験区域」「飼育区域」間を移動させる「隔離作業」は、2人以上で行う

〇「隔離作業」を確実に行い、安全が確保できて1人で作業を行う場合は、安全ブザーを携帯し、1時間ごとに事務所へ連絡するなど、安否確認を行う

などを徹底するとしました。

隔離扉については、2024年春の完成を目指していて、完成までは、シカのいる区域内での試験及び飼育管理は実施しないということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/2f2cdb06c1aaba516a227b63131a45aa9d4207e4

 12271841分にYAHOOニュース(山陰中央テレビ)からは、シカと職員が同じ空間にいることを避けるようにすることが再発防止策の肝など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

松尾所長:
「シカと、センターの職員が同じ空間にいることを避けるようにすることを、この再発防止の肝にしている」

島根県が27日発表した再発防止策では、今後の方針として、シカと職員の接触を極力避けることを重視したとしています。

具体的には、約2000平方メートルの飼育場の中に、新たにシカが普段生活する「飼育区域」と、エサやわなに関する実験を行う「試験区域」の2つのエリアを設け、それぞれ、柵や扉でエリアを分離することで、作業員などがシカの居場所を把握した上で作業できるようにします。

さらに、シカを移動させるときには2人以上で行い、日頃の草刈りなどは、シカを別のエリアに隔離した上で取り組むなどとしています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/775ad43030df6e4bb31e8c95dc84131540449561  

 

 

 

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20231125811分にYAHOOニュース(Merkmal;フリーライター熊谷氏の寄稿文?)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

【カラー舗装の多彩な役割】

道路を普段走っていて、交差点や道路の脇がペイントされているのを見たことがあるだろうか。

これは「カラー舗装」と呼ばれるもので、道路に色をつけて危険であることを知らせたり、道路脇や自転車横断帯を示していたりする。

塗られている色や場所によって伝えたいメッセージは異なっている。

全国道路標識・標示業協会の資料によると、路面に色を塗ることによって

・視環境の改善による抑止力の強化
・滑り止め効果による交通安全対策
・歩道道部の確保による歩行者保護
・目標物の表示

といった効果や目的を狙っている。

香川県が発表したデータによると、カラー舗装された交差点での事故は約52%減少し、そのうち正面衝突事故は、なんと68%も減少したという。

国土交通省のデータによると、生活道路内で路側帯をカラー舗装したところ、舗装前と比べ、通行車両の速度が軒並み低下したという。

このように、視覚的に直感できる警告システムとしてのカラー舗装の有効性は実証されており、事故防止対策として全国各地に広がっている。

しかし、カラー舗装の色や使い方はさまざまで、標準化されていないのが現実である。

ということで本稿では、これまで多くの人が何気なく目にしてきたカラー舗装について解説する。

 

【危険箇所を示すカラー舗装】

カラー舗装が抑止力として機能する場面には、事故が頻発する危険な交差点や、スピードを抑える必要のあるカーブなどがある。

道路を走っていると、赤く塗られた交差点に出くわすことがある。

これらは事故が頻発している危険箇所であり、色のついた舗装はドライバーに注意を払うよう伝えている。

左右の見通しが悪い場所だけでなく、障害物が多く漫然と走りがちな田舎道の交差点でも赤く塗られていることがある。

事故の原因はさまざまなので、過去の事故を踏まえて設置されているのだろう。

首都高速道路会社でも、首都高速道路のカーブでの交通事故を防ぐためにカラー舗装を駆使している。

同社のウェブサイトには、

「近年、カーブ区間で速度超過が原因と考えられる施設接触事故(側壁等に衝突する事故)が増加する傾にあり、施設接触事故が特に多いカーブ区間の舗装を赤くしてお知らせしています。
赤い舗装が見えたら、特に速度を落して走行することを心がけてください」

との記載がある。

道路を赤く塗ることで、スピードの低減を促している。

赤色の表示は、危険なイメージを植え付けるのに一定の効果がある。

また、道路を赤く塗るだけでなく、速度を落とす必要性を強調するために、わずかな段差をつけたり、等間隔に白線を引いたりすることもある。

なかには、滑り止め効果のある塗料もあるようだ。

さらに、危険箇所を示すカラー舗装のなかには、横断歩道の下地を赤色にして強調したり、駐停車禁止区域を赤色でカラー表示したりしている場所も存在するようだ。

赤色は危険・注意をイメージしやすく、通行するドライバーに危険を認識させる効果が期待できる。

 

【さまざまな種類のカラー舗装】

カラー舗装の出番は、ほかにもたくさんある。

まずは路側帯を紹介しよう。

道路に歩道がない場合、道路端の白線の外側のスペースは路側帯と呼ばれ、「歩行者用通路」として整理される。

外線の本数や表示方法によっては、車両の駐車が禁止されたり、自転車の通行が禁止されたりする。

その箇所を緑にカラー表示している例は多い。

特に通学路などに設置されているのを見かけたことがある人も多いのではないだろうか。

すべての路側帯が塗られているわけではないが、通学路やスクールゾーンなど歩行者の通行が多い場所では、歩行者が保護される場所として強調表示され、ドライバーに注意を促している。

また、道路脇や歩道上の自転車横断帯は、青色で表示されることが多い。

これは、自転車が通行すべき自転車横断帯を明示することで、自動車と歩行者との衝突事故を減らすためである。

自転車は車道の左側を走るのが原則だが、進行方向を見誤らないよう、矢羽根や矢印で表示されている歩道もある。

このように、カラー舗装はさまざまな場所で使われ、私たちの日常生活の一部となっている。

このほか、カラー舗装にはどんな秘密があるのだろうか。

 

【カラー舗装の行方】

カラー舗装にはさまざまな種類があり、それぞれに意味がある。

安全のために設置されるものだが、実は色の規定は道路標識ほど細かくはなく、自治体が自由に変更することが許されている。

警察庁の「法定外表示等の設置指針ついて」では、バスレーンは茶色、自転車通行空間路面は青色系、通学路の路側帯は緑色系を原則とする。
ただし、景観保全や地元の意向を考慮すれば、他の色も認められる。

このような路面標示は、何気なく通り過ぎてしまうドライバーに注意を促す非常に効果的な方法である。

また、路面標示のなかには、単に色を塗るだけでなく、イメージハンプと呼ばれる、ドライバーの注意をより強く引きつけて減速させるようなラインを描いたり、舗装の色や材質を変えたりして物理的な凹凸をなくし立体的に見せるものもある。

自治体によって色や表示方法が異なる可能性は混乱を招くかもしれないが、最も重要なことは、「そこに注意すべき何かがある」のを認識することだ。

したがって、色の違いはさておき、ドライバーに届くように効果的に配置することが重要である。

また、あちこちにペンキを塗りすぎると、せっかくの効果が薄れてしまうので、カラー舗装の使いすぎには注意が必要かもしれない。

あらゆる手段を使って交通事故を防ぐ努力がなされている。

ドライバーもこれらの対策の意味を理解し、表示にしたがって運転しなければならない。

また、カラー表示がないからといって潜在的な危険がないわけではないことを理解し、常に細心の注意を払って運転することも重要である。

熊谷透(フリーライター)

https://news.yahoo.co.jp/articles/40af0b0f15cbb4d979ace2ed027ede509b72ab9c

 

 

 

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20231121826分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

20日午前11時半ごろ、江戸川区南小岩の区道の交差点で、信号機に取り付けられている「JR小岩駅前」と書かれたアルミ製の標示板がおよそ5メートルの高さから落ちました。

標示板は幅が100センチ高さが40センチほどで重さはおよそ3キロあり、横断歩道を歩いて渡っていた70代の女性にあたり、頭におよそ5センチの切り傷と肩を打撲するけがをしました。

区によりますと、落下した原因は標示板を信号機に取り付けるための金具の劣化で、「風が強かったこともあり、もともといたんでいた金具が折れたのではないか」としています。

区は21日以降、区内およそ150か所ある標示板について緊急で点検を行うことにしています。

江戸川区の立原土木部長は、「けがをされた方の回復を心よりお祈り申し上げます。事故の詳細について調査するとともに、再発防止に向けて、早急にほかの標示板の緊急点検を実施してまいります」としています。

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20231121/1000099340.html

 

11211831分にYAHOOニュース(TBS NEWS)からは、江戸川区では表示板の定期点検は行っていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

きのう、東京・江戸川区で、信号機に取り付けられていた標示板が突然落下し、女性がけがをしました。

標示板が落ちたり、標識が折れたりする事案は全国でも確認されていて、点検の実施頻度が課題となっています。

記者:
「高所作業車に乗った作業員が、異常がないかを確認します」

きょう午後、東京・江戸川区で行われていたのは、標示板の“緊急点検”です。

記者:
「目視で異常がないかを確認し、ボルトの緩みもチェックしています」

区ではきのう、信号機の標示板が突然落下し、横断歩道を渡っていた70代の女性にあたって、頭などにけがをしました。

近くに住む人:
「ぞっとしますね。メンテナンスちゃんとして欲しいなと思います」
「怖いですよね。落ちてくるとは思ってないものが落ちてくるので」

実際に、落下した標示板と同じものを持ってみると…

記者:
「きのう落下した標示板と同様のものですが、実際に持ってみるとかなり重たいです」

標示板は、アルミ製で幅1メートル、高さ40センチほどで、重さはおよそ3キロ。

通常であれば、金具でしっかりと固定されているため、落下することはありません。

なぜ落ちたのか。

江戸川区土木部 島夛保全課長:
「取り付け金具の方が破断して、折れていた状態だったので、金属のある程度の劣化というのが原因だと推測されます」

こうした標示板の落下の他にも今年6月には、青森県で道路標識の柱が腐食により倒れ、下校中の小学生のランドセルに接触する事案も起きています。

江戸川区の担当者は、標示板の点検頻度に課題があったのではないかと話します。

島夛保全課長:
「標示板に関しては、特別定期点検とかではなくて、下から目視で日常管理するレベル。今回の事故を受けて今後、定期的な点検というのは必要だと考えています」

江戸川区は区内には同様の標示板がおよそ150か所あり、順次点検していくとしています。


https://news.yahoo.co.jp/articles/921b1586553183138709cc62ffcee8b3968a0d6b

 

11211815分にNHK首都圏からは、道路標識の維持管理について統一した取り決めはない、東京都が管理している標識は5年ごとに定期点検しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

現場は江戸川区が管理する区道の交差点で、区によりますと、標示板を含む道路標識について定期的な点検を行う仕組みはなく、職員などが気がついた時に地上から目視で確認していたということです。

今回の落下の原因は取り付け金具の劣化で、区はおよそ150か所ある標示板の緊急点検を21日から始めました。

このうち瑞江地区の交差点では、高所作業車に作業員と区の職員が乗って金具のボルトを締めたり傷みがないか確認したりして点検を進め、江戸川区土木部の島夛保全課長は「標示板は高いところにあり、近くでの点検や確認ができていないところもあります。再発防止に向けた調査と点検を早急に進めたい」と話していました。

国土交通省などによりますと、今回落下した「標示板」は道路標識に分類され、国道であれば国が、県道や市道などは自治体が、管理することになっています。

一方、この道路標識の維持管理については統一的な取り決めはなく、それぞれの道路管理者が、国が示している点検要領などを参考に進めているということです。

東京都によりますと、都では、おおむね5年ごとに定期点検を行い、ボルトが緩んでいないかや固定器具の腐食が進んでいないかなどを確認しているということです。

老朽化や台風などの影響で道路標識が落下する事例は各地であるということですが、報告を求めたり、件数を集約したりする取り決めはなく、件数などは把握できていないとしています。



https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20231121/1000099360.html

 

 

 

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20231161138分にYAHOOニュース(テレビ朝日)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

静岡県で、女性が橋から40メートル下に転落して死亡しました。

スマートフォンで橋の下を撮影中に、誤って転落したとみられます。

【「シカ見たい」と…低い欄干「恐怖感じる高さ」】

4日午前9時半ごろ、静岡県東伊豆町にある要害橋から、「娘が橋から落ちた」と110番通報が入りました。

落下したのは20代の女性で、通報した父親と、その友人の3人でこの橋を訪れていました。

女性は「シカが見たい」と言って、1人で車から降り、スマートフォンで橋の下を撮影していたといいます。

その際に、誤って転落したとみられます。

この橋をよく利用する人は、「とにかく古い橋で、欄干が低くて、ちょっと身を乗り出したら、恐怖を感じるような高さもあって」と話します。

要害橋の欄干はおよそ70センチ。
橋から下を流れる川までは、およそ40メートルあります。

橋をよく利用する人:
「のぞき込んで、ふらっとしたら危なく、落ちちゃうかもしれないと思う」

【中国でエスカレーターから転落 ロシアでは…】

スマホで撮影している際に起きた事故は、海外でも起きています。

中国南西部の重慶市にあるエスカレーター。
中国で一番の長さを誇り、人気のスポットとなっています。

スマホで周囲を撮影していたその時、足を踏み外し転倒。

エスカレーターから転がり落ちてしまいました。

現地のSNSには、「あぶなすぎる!」「もし下に人がいたら、悲惨な結果になっただろう」といった投稿がありました。

またロシアでは、21歳の女性が橋の上でスマホを使って自撮りしている最中に転落し死亡。

ロシアでは、こうした自撮り中の事故が相次いだことを受け、危険な自撮りを抑制するキャンペーンを行う事態となりました。

日本国内でも、スマホでの撮影中や「ながらスマホ」による事故が相次いでいて、注意が必要です。

(「グッド!モーニング」2023116日放送分より)






https://news.yahoo.co.jp/articles/6f2f3e593888c8ededd68c26a0b07a23d0eb258d

 

 

 

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202310242251分にYAHOOニュース(神奈川新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

今年2月にリニューアルオープンした「やまと公園」(神奈川県大和市中央)に設置された人気遊具で子どもがけがをしているとの情報が複数あり、市は10月中旬、当面の利用中止を決めた。

利用ルールを守ってもらうための監視員の増員配置など安全策を検討し、早期の再開を目指すという。

この遊具は「ふわふわドーム」。
まんじゅう型の膜に送風機で底から空気を送り、全体を膨らます構造。

縦10・5メートル、横19・8メートルで高さは最大1・35メートル。

県内を含めて各地の公園に普及する一方で、飛び跳ねた際にバランスを崩して転倒、骨折や打撲を負う事故例も報告されている。

同市みどり公園課によると、保護者から直接の申し出はないが、10月に入って子どもがけがをする事故が起きているとの情報が複数入ったため、予防的措置として利用中止を決めた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/be2618c1538b3fb4a7fd1253e6cd55e02b171a15

 

(ブログ者コメント)

同種事故の情報は昨年にも本ブログで紹介スミ。
2022928日報道 群馬県の総合公園に設置された「ふわふわドーム」で事故多発、県は検証委員会を立ち上げる、しかし5年ほど前、宮城県でも同じような検討が行われていた(修正2)
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/12765/

 

(2023年12月8日 修正1 ;追記)

2023127520分にYAHOOニュース(神奈川新聞)からは、定員を減らしたり監視員を増員するなどの対策をとって利用が再開されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

けがの発生情報が寄せられて利用を休止していた、やまと公園(神奈川県大和市中央)内の大型遊具「ふわふわドーム」を巡り、大和市は1日、利用ルールを見直して再開した。

週末の2、3日には、1カ月半ぶりに子どもたちの歓声が戻った。

市みどり公園課によると、6~12歳としていた対象年齢を3~12歳に広げる一方、未就学児は保護者の見守りを求めた。

1回15分の入れ替え制は定員を30人から20人に減らした。

また、小さいドームを未就学児(6歳未満)10人までに、大きいドームを小学生10人までとする利用区域も設けた。

事故防止を目的に、ルールの順守や注意喚起を行うため、配置する監視員も増員した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e255544f2791f215e6eb2e8eba21ac4b349b5ca1

 

 

 

 

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202310241944分に朝日新聞から下記趣旨の記事が、滑り台の写真付きでネット配信されていた。

子どもと一緒に滑り台を滑った大人がけがをした法的な責任は誰にあるのか。

この点が争われた訴訟の判決で、名古屋地裁は24日、大人が子どもと一緒に滑ることが常態化し、対象年齢の表示が目立つ場所になければ管理者にも責任があるとの判断を示した。

その上で、問題となった滑り台を設置した愛知県に約190万円の賠償を命じた。

この滑り台は県営あいち健康の森公園(大府市)にある全長43メートルの「ロングスライダー2」。

判決によると、原告の男性(当時33)は201710月、子どもを足の間に挟んで滑り出し、子どもを抱くために手すりをつかめない状態で加速したままカーブに突入。

飛び出した足が周囲を覆う格子とネットとの間に挟まれ、足に大けがを負った。

男性は構造上、安全性を欠いていたなどとして、管理者の県に約1800万円の賠償を求めていた。

判決は、インターネット上で大人も使っているとの書き込みが多数存在し、子どもと一緒に滑る動画も公開されていたと指摘。

その上で、県側は大人と子どもが一緒に滑ることを予測できたとし、大人に危険がある造りだったとして、県の過失責任を認めた。

一方で判決は、滑り台の周囲には対象年齢は612歳で、手すりを必ず持って滑るよう求める注意書きもあったと指摘。

男性にも問題があったとし、8割の過失相殺が相当と結論づけた。

県は事故後、滑り台の入り口付近にも、対象年齢などを記した注意書きを設置した。

https://www.asahi.com/articles/ASRBS6FV2RBSOIPE00M.html

 

10242136分にYAHOOニュース(共同通信)からは、注意書きシールが利用者の目に触れやすい場所に貼られていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

愛知県大府市の公園で子どもを股の間に挟み滑り台を利用し、けがをしたのは、使用方法の注意喚起など安全管理に問題があったのが原因として、父親が1843万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、名古屋地裁は24日、設置や管理に瑕疵があったと認め、県に196万円の賠償を命じた。  

斎藤毅裁判長は判決理由で、幼児と一緒に利用する動画がインターネット上で複数公開されていたと指摘。

手すりをつかめず、スピードが出て、手足が左右に飛び出る恐れもあったが、こうした使い方が「常態化していた」と述べた。

612歳が対象だとするシールも「利用者の目に触れやすい場所に貼られていなかった」とし、「通常有すべき安全性を欠いていた」と結論付けた。

一方、父親の不注意もあったとして、治療費などから認定した賠償額の8割を過失相殺した。

判決によると、父親は201710月、大府市の公園で、当時3歳の子どもを股に挟んだ状態で全長43メートルの滑り台を利用し、滑り台を覆うネットと格子の間に左足を挟まれ、靱帯損傷などのけがを負った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/34cc80ea19dd7c7a9d279aab486f481777d14bbd

 

(ブログ者コメント)

当時の注意書きシールはどのような場所に貼られていたのだろうか?
気になって調べてみたが、情報は見つからなかった。

 

 

 

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202310191652分にYAHOOニュース(rkb)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

ランニング中に濡れた苔に滑って重傷を負ったとして、50代の男性が道路を管理する福岡県那珂川市に損害賠償を求めた裁判で、福岡地裁は市に280万円あまりの賠償を命じる判決を下しました。

「道幅一帯に苔が生えた状態にあるのを看過した」などと、市の責任を認めました。

 

5メートルほど坂道を滑落】

男性は3年前、福岡県那珂川市の市道を朝ランニング中に、濡れた苔の上で滑って尻餅をつきました。

その弾みで、5メートルほど坂道を滑り落ち、肋骨を折る重傷を負いました。

市に慰謝料や後遺障害などおよそ1650万円の損害賠償を求めていました。

判決によりますと、男性がけがした場所は、山地を切り開いて舗装された市道で、5メートルにわたり苔が歩道表面を薄く覆っていたということです。

男性は、

▽崖からの漏水が歩道部分にまで及び、湿ったままで転倒しやすい状況だった
▽歩道を走る市民は多数いて、予見可能性が認められた
▽転倒を回避することもできた

として、過失相殺しても少なくとも8割の過失が市にあると訴えていました。

 

【市側は「苔は避けられた」と主張】

一方、市側は、

▽事故の存在を証明する証拠はない
▽けがは他の要因で発生した可能性もある
▽山地を切り開いており、ある程度の苔は瑕疵が否定されるべき
▽苔を避けることができたため、通行・走行に支障がない程度に軽微で瑕疵とは言えない
▽被害報告や排除の苦情もなかった

などと主張し、争う姿勢を示していました。

 

【裁判所「道幅一帯に苔が生えた状態にあるのを看過」】

福岡地裁で19日開かれた判決で、上田洋幸裁判長は「事故発生にかかる本人の供述は客観的な証拠に支えられているもので、信用できる」と、事故の存在を認めました。

その上で、「歩道脇の擁壁から漏れた水によって濡れていた」、「苔を回避するには、苔の生えていないところまで5メートルほど車道を通行する必要があり、危険な態様を余儀なくされる」と指摘。

「排水対策が極めて重要とされるにも関わらず、道幅一帯に苔が生えた状態にあるのを看過し、適切な措置を取らなかった瑕疵がある」と、市の責任を認めました。

ただ、「男性は苔を避けて走行することが可能だった」として、男性にも4割の過失があると認定。

市に後遺障害慰謝料の一部を除いた約280万円の賠償を命じる判決を言い渡しました。

那珂川市は「判決文を見ていないのでコメントできない」と話しています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b194c2591c0ca83ea66bdd234e25dfd16c21691b

 

10191745分に毎日新聞からは、厚いところで23mmのコケが生えていた、擁壁から漏れた水で一帯は濡れた状態になっていた、住民から苦情はなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

判決によると、同県小郡市の50代男性は20208月、那珂川市の「萩ノ原峠」付近の歩道でコケに足を取られて転倒。

男性は下り坂になっていた歩道を約5メートル滑り落ち、胸の骨を8本折るなどのけがをした。

現場には厚いところで23ミリのコケが約5メートルにわたって生えており、歩道脇の擁壁から漏れた水で一帯はぬれた状態になっていた。

判決は、現場の状況について「相当前から漏水でコケが生えた状態だったと推認され、(市側は)ぬれたコケの存在を知ることができた」と認定。

市側は、住民からコケに対する苦情などはなかったとして、「コケが生えているのは知らず、事故を予見できなかった」と反論していたが、退けた。

また、事故後に市が漏水対策を実施したことなどから、「コケの除去や漏水対策などは、それほど困難ではなかった」と指摘。

「(市側は)事故の発生を予見し、回避することは十分に可能だった」とした。

一方、路面にコケがあることは見れば分かり、男性はよけて走ることもできたとして、男性側にも4割の過失があると判断した。

https://mainichi.jp/articles/20231019/k00/00m/040/221000c 

 

10201917分にNHK福岡からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。(本文は転載省略)

https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20231020/5010022209.html 

 

(ブログ者コメント)

〇なぜ危険予知し、歩いて通らなかったのだろう?
・走っているリズムを崩すのがイヤだった?
・単に濡れているだけで苔が生えているとは思わなかった?
・前回走って通った時には問題なかった?
そういった情報がないか探してみたが、見つからなかった。

〇ブログ者の近所にも類似場所があったので、試しに苔の部分を強く踏んでみたところ、水に濡れたようには見えなかったものの、滑る感じだった。

 

 

 

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20231071256分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

福井県大野市の奥越ふれあい公園で6月、サッカーをしていた小学6年の男子児童が、地面から飛び出たパイプに膝をぶつけ、15針を縫うけがを負っていたことが7日、市への取材で分かった。

市建設整備課によると、男児は6月3日、公園で開かれたサッカー大会に参加。

芝生がある広場で練習していた際、地面から約20センチ出ていたパイプに左膝をぶつけた。

パイプは地面から約1メートルの高さで散水するスプリンクラーの一部で、折れて破損し、先端がぎざぎざになっていた。

周りの雑草で見えにくくなっていたという。

市が事故後に公園内を点検したところ、別のスプリンクラー1台も倒れているのが分かり、男児が負傷したパイプと併せて撤去した。

スプリンクラーが壊れた原因や経緯は不明という。

https://www.sankei.com/article/20231007-CTU44CK77ROQJPNE4BPZYCD55E/

 

1071642分にTBS NEWS(北陸放送)からは、先端がギザギザに尖った鉄パイプに膝をぶつけた、児童側は市に対し損害賠償請求を起こしたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

63日、福井県大野市にある「奥越ふれあい公園」の広場で、サッカーをしていた小学6年生の男の子が地面からおよそ20センチ飛び出た鉄パイプに左膝をぶつけ、15針を縫う大けがをしました。

大野市建設整備課によりますと、鉄パイプは散水用のスプリンクラーが折れたもので、先端部分がギザギザに尖っていたということです。

市は当時、スプリンクラーが折れていたことを把握しておらず、事故後に撤去しました。

男の子と両親は、市が安全管理を怠ったとして9月、およそ580万円の損害賠償を求める訴えを福井地裁に起こしました。

男の子の左膝は8月上旬に完治しましたが、傷跡が残ったままで、治療のためにサッカーもできず、情緒が極めて不安定になったと主張しています。

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/mro/765693?display=1 

 

(ブログ者コメント)

写真の右の方に三角コーンらしきものが映っているが、別映像で三角コーンがアップで映されていることから考えると、その場所が現場かもしれない。

 

 

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202310589分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

3日午後、千葉県館山市で市から依頼を受けてスズメバチの駆除を行っていた専門業者の50代の作業員がハチに刺され、死亡しました。

館山市や業者によりますと、3日午後2時前、市から依頼を受けた業者の50代の男性作業員が、館山市洲宮の茂名川沿いの土手でオオスズメバチの巣の駆除作業を行っていたところ、着用していた防護服の上からハチに刺されたということです。

男性はその際、耳と背中の2か所を刺されたと話していたということですが、その後、意識を失って救急搬送され、およそ2時間後に市内の病院で死亡しました。

業者によりますと、駆除の作業の前に川を渡る必要があったため、防護服の上から胸まである胴長を履いていたということで、防護服が突っ張った状態になり、服の上から針が届きやすくなっていた可能性があるということです。

今回の事故を受け、館山市は、工事などを含めた市からの発注業務にあたる業者に対して、安全確保や安全点検の徹底を求めることにしています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20231005/1080021978.html

 

105日付でNHK千葉からは、普段は防護服と体の間に隙間があるので針が防護服を突き抜けても体には刺さらないなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

キャラ:
「防護服の上から!何かいつもと違う状況はあったの?」

記者:
「この日、駆除をすることになっていたスズメバチの巣は、川の対岸の土手にあったので、川を渡る必要があったそうだよ。
そのため作業員は、防護服の上から「胴長」と呼ばれる、胸の高さまである長靴を履いていたんだ。」

キャラ:
「ふだんは胴長は履く必要がないよね。でも、防護服の上から履いていたのに、それが原因になったの?」

記者:
「業者の話では、胴長を履いていたことで、防護服を引っ張ってしまった可能性があるということなんだ。
ふだんは防護服と体の間に隙間があって、もし針が防護服を突き抜けても体に刺さらないようになってるんだけど、隙間が小さくなって、スズメバチの針が体まで届きやすくなっていた可能性がある、と話していたよ。」

https://www.nhk.or.jp/shutoken/chiba/article/016/31/

 

(ブログ者コメント)

〇ブログ者がしばしば訪れる公園でも、散歩している人を何回か見かけたエリアがオオスズメバチ出現で立入禁止になっていた。
1週間ほど前には表示されていなかったのに・・・。
その間、誰かが刺されたということだろうか?

 

〇保護具を普段と違う状態で着用していて事故に遭った事例としては下記がある。
201451日 茨城県神栖市の鹿島石油で接岸中のタンカーからロープを受け取る作業中に海に転落して死亡、水に濡れると開く浮輪を着けていたがカッパ着用で開かなかった?

https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3879/ 

 

 

 

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20231021442分にNHK和歌山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

おととし10月、和歌山市の紀の川にかかる水管橋と呼ばれる送水用の橋の一部が崩落し、1週間にわたって市内の4割にあたるおよそ6万戸が断水しました。

新たな部品は、こうした断水を防ごうと、市の企業局が、大阪の水道設備メーカーや京都の金属メーカーと共同で開発したものです。

市の企業局によりますと、この部品は、送水管同士をつなげる部分に蛇腹状のステンレス製の筒で覆い、大地震などで管の接続部分が破損しても断水が起きないようにするということです。

実際の水道管で行った実験では、管の接続部分が20センチ伸びたり、10センチ縮んだり、さらには、水が通る管の中心が5センチずれても、水漏れが起きなかったとしています。

市の企業局は、この設備の特許を出願していて、来月から試験的に市内の「六十谷水管橋(むそた すいかんきょう)」に設置することにしています。

和歌山市の瀬崎・公営企業管理者は、「市民のみなさんに大変なご迷惑をかけた水管橋の事故からあすで2年。この経験を決して無駄にしないために、官民連携で取り組んだこの製品が、安全で安心な水道供給の一助になってほしい」としています。







https://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/20231002/2040015947.html

 

102200分に産経新聞からは、名称はカバージョイントなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

和歌山市で令和3年10月3日に発生した「六十谷水管橋」(上水道送水管)の崩落を受け、市は2日、水道管の接合部分をカバーする新たな「カバージョイント」を共同開発したと発表した。

縦横に伸縮する機能を備え、地震などで接合部が外れても柔軟にカバーするという。

市は11月中~下旬ごろに同水管橋に設置して耐久性などについて調査し、結果を受けて活用を進めるという。

紀の川にかかる六十谷水管橋(全長約550メートル)崩落では水道管が破断し、約6万世帯(13万8千人)が約1週間にわたって断水した。

市企業局は崩落を受け、安定給水に向けた水道インフラの維持管理強化を検討。

耐震性や劣化の診断、水道管の複線化などを行ってきた。

令和4年9月からは、大成機工(大阪市)、日本ニューロン(京都府精華町)と共同で、水道管の接合部破損を防ぐ装備を開発してきた。

新たな装備となるカバージョイント(直径90センチ、長さ69センチ)は、蛇腹のように大小の凹凸が設けられたステンレス製のパイプ。

通常時より20センチ伸び、10センチ縮む。

水道管接合部の中心同士が5センチずれたとしても破損せず、漏水を防ぐ。

震度6の地震にも対応が可能で、既設の接合部分のカバーにかぶせて設置するため、施工時に断水することはないとしている。

11月に六十谷水管橋の1カ所に取り付けて約1年間、耐久性などをチェック。

十分な効果が確認された場合、今後は2カ所以上での設置を検討する。

和歌山市役所で共同記者会見した市企業局の瀬崎・公営企業管理者は「崩落の経験を無駄にしないとの思いで、維持管理態勢の強化に努めてきた。(カバージョイントの)開発は上水道の安定につながる」、大成機工の中村社長は「インフラの老朽化防止、整備の一助になれば」、日本ニューロンの岩本社長も「想定外を無くし、国土強靭(きょうじん)化の一助に」と話した。

https://www.sankei.com/article/20231002-QZ7Y7RUBKFNXBF3LFASERRO4Z4/

 

(ブログ者コメント)

水道橋の崩落事故については本ブログでも紹介スミ。

 

 

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2023101140分にYAHOOニュース(関西テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

1日午後1時半ごろ、泉大津市西港町で、「川の上の橋が崩れて3名が落下した」と、消防に通報がありました。

消防によると、水路の上に敷かれたコンクリートが崩落し、通行人の24歳と65歳の女性2人と、助けようとした男性2人の合わせて4人が、およそ2メートル下に転落しました。

このうち、女性2人が救急車で運ばれましたが軽傷です。
男性1人も軽いけがをしました。

女性2人は、だんじり祭りの見物中で、場所を移動するために、現場を通って事故に遭ったということです。

この通路を管理している泉大津市によると、40年ほど前から設置されていたとみられ、崩落の原因は老朽化とみられます。

市内に同様の通路がおよそ20か所あり、市は緊急点検を行う方針です。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1eaa78d636e76fa8d08403be4515cdbe0604a0a3

 

1021553分にNHK関西からは、コンクリート板3枚が崩落した、これまで点検は行われていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

市が管理する歩道の一部が崩れ、歩いていた女性2人が2メートル下の排水路に転落しました。

また、近くにいて助けようとした男性2人も水路に転落しました。

現場は、縦1メートル、横2メートル余り、厚さ10センチの板状のコンクリートを排水路の上に敷き詰めた生活道路になっていて、このうち3枚分のコンクリートが突然崩れたということです。

市によりますと、崩れたコンクリートはおよそ40年前に設置され、これまで点検などは行われていなかったということです。

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20231002/2000078369.html 

 

 

 

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20238101912分にYAHOOニュース(朝鮮日報)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

台風6号(カヌーン)が韓半島を縦断する中、慶尚南道昌原市で10日、マンホールのふたが停車中のバスの床を突き破って車内に飛び込んでくるという、信じられない事故があったことが分かった。

また、SNS(交流サイト)には道路が冠水した写真が投稿されるなど、台風のさらなる被害が懸念されている。

 【写真】バスに飛び込んできたマンホールのふたと穴の開いた床

10日にネットユーザーがX(旧ツイッター)で公開した写真には、バスの車内でマンホールのふたがひっくり返っている様子が写っている。

激しい雨の影響で降水量が増加し、下水管の水圧が高まってマンホールのふたが吹き飛び、バスの床を突き破ったようだ。  

昌原市内のネットユーザーは、「台風の被害が冗談では済まされないレベル」というコメントとともに、道路が冠水した街の写真を投稿した。

豪雨で自動車が水に浸かり、街の道路も完全に水没している。

ネット上では「停車中にマンホールが床を突き破って入ってきたって? 意味が分からない」、「想像を超えている」、「窓を突き破って入ってきたのかと思ったら、床からか」と驚きの声が相次いだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8a83210e13d7a964e3f03a9754bfe7990b43ad61

 

(ブログ者コメント)

同様な事故としては、岐阜市で20207月、重さ2トンの蓋と中にあったハシゴが水圧で押し出され、通りかかった車が突き上げられるトラブルが起きている。(本ブログで紹介スミ)

 

 

 

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2022510日に掲載した元記事がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第2報修正5として掲載します。
第1報は下記参照。

https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/12461/

 

(2023年8月16日 修正5 ;追記)

202388138分にYAHOOニュース(バイクのニュース)からは、施行者も発注者も、そしてケーブルを引きずったトラックの運転手も、いずれも責任は問われないことになったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

「ただ、そこの居合わせたことが悪いのか……」  

事件の当事者は、検察の判断をこう悔やみました。  

国道168号「助人トンネル」(奈良県十津川村川津)で、202252日に発生したトンネル内の照明用ケーブルとの衝突事故。

先行したトラックが、大型車とのすれ違いで側壁に寄り過ぎたことが原因で、工事のために移設されていた照明用ケーブルに接触。

車体後部でケーブルを引きずったために、固定が外れて上から垂れ下がるような状態になりました。  

その直後に通行したバイク3台のうち、2台がケーブルに衝突して転倒。

先行した1台のライダーが死亡し、転倒を見ていた後続のライダーも、止まり切れずにケーブルに衝突、軽傷を負いました。  

現場は、現在の基準では既存不適格となる道幅が狭いトンネルです。

路肩がなく、車両が左に寄り過ぎると側壁に接触することが予想されていました。

通常ではアーチ型になった天井部分にケーブルが敷設されているため、こうした事故は起きませんでしたが、トンネル内部の補強工事のため、側壁に移設されていました。  

捜査した奈良県警十津川署は、標準工事仕様に基づいた工事のため、工事施工者や発注者である奈良県には責任はないと判断。

直接の行為者であるトラック運転手を特定し、送致しました。  

しかし、奈良県検察庁は、202387日までに、このトラック運転手についても不起訴処分としました。  

この事故について、山下真奈良県知事は、こう話していました。
「そもそも事故が起きた理由ですけれども、被害に遭われた方の前に走っていたトラックがトンネル内のケーブルを引っかけて、そのケーブルが垂れ下がって、それに接触して転倒されて死傷されたというように聞いていますので、その事故の原因者というのは、先行したトラックのドライバーであるというように考えておりますので、基本的に、奈良県に特段、刑事上、民事上の法的責任はないと思っております」(2023526日)  

そのトラックドライバーにも責任がないことに……。  

道路の安全は誰が責任を持つのかが、改めて問われる判断です。

https://news.yahoo.co.jp/articles/704d8ba0f6aceba56f5580bf7584f55b6a5c46a2

 

 

 

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 プロフィール Profile 
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魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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