2023年10月5日8時9分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後、千葉県館山市で市から依頼を受けてスズメバチの駆除を行っていた専門業者の50代の作業員がハチに刺され、死亡しました。
館山市や業者によりますと、3日午後2時前、市から依頼を受けた業者の50代の男性作業員が、館山市洲宮の茂名川沿いの土手でオオスズメバチの巣の駆除作業を行っていたところ、着用していた防護服の上からハチに刺されたということです。
男性はその際、耳と背中の2か所を刺されたと話していたということですが、その後、意識を失って救急搬送され、およそ2時間後に市内の病院で死亡しました。
業者によりますと、駆除の作業の前に川を渡る必要があったため、防護服の上から胸まである胴長を履いていたということで、防護服が突っ張った状態になり、服の上から針が届きやすくなっていた可能性があるということです。
今回の事故を受け、館山市は、工事などを含めた市からの発注業務にあたる業者に対して、安全確保や安全点検の徹底を求めることにしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20231005/1080021978.html
10月5日付でNHK千葉からは、普段は防護服と体の間に隙間があるので針が防護服を突き抜けても体には刺さらないなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
キャラ:
「防護服の上から!何かいつもと違う状況はあったの?」
記者:
「この日、駆除をすることになっていたスズメバチの巣は、川の対岸の土手にあったので、川を渡る必要があったそうだよ。
そのため作業員は、防護服の上から「胴長」と呼ばれる、胸の高さまである長靴を履いていたんだ。」
キャラ:
「ふだんは胴長は履く必要がないよね。でも、防護服の上から履いていたのに、それが原因になったの?」
記者:
「業者の話では、胴長を履いていたことで、防護服を引っ張ってしまった可能性があるということなんだ。
ふだんは防護服と体の間に隙間があって、もし針が防護服を突き抜けても体に刺さらないようになってるんだけど、隙間が小さくなって、スズメバチの針が体まで届きやすくなっていた可能性がある、と話していたよ。」
https://www.nhk.or.jp/shutoken/chiba/article/016/31/
(ブログ者コメント)
〇ブログ者がしばしば訪れる公園でも、散歩している人を何回か見かけたエリアがオオスズメバチ出現で立入禁止になっていた。
1週間ほど前には表示されていなかったのに・・・。
その間、誰かが刺されたということだろうか?
〇保護具を普段と違う状態で着用していて事故に遭った事例としては下記がある。
『2014年5月1日 茨城県神栖市の鹿島石油で接岸中のタンカーからロープを受け取る作業中に海に転落して死亡、水に濡れると開く浮輪を着けていたがカッパ着用で開かなかった?』
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3879/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。