







2023年9月15日に掲載した元記事がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
第1報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/13427/
(2023年10月15日 修正2 ;追記)
2023年10月6日8時0分にYAHOOニュース(北海道放送)からは、規制中のコースを走っていた別車両のカメラ映像によれば警備員や先導バイクは規制する様子を見せなかったという下記趣旨の記事が、複数枚の写真付きでネット配信されていた。
・・・
協会の説明に疑問を抱き、憤る選手からの情報提供で取材をすすめると、事故車両とは別の車も通行規制中のコースを走行していたことがわかりました。
その車は、車窓からの風景などを撮るカメラを載せていて(ドライブレコーダーとは別)、映像を検証すると、協会側の警備などが“ずさん”と言わざるを得ない実態が明らかになりました。
その車の男性によりますと、まず、コースの入口前に立つ警備員と通行規制時前に言葉を交わしましたが、特に詳しい説明がなく、止められた認識もなかったので、コースに向かうと、2人目の警備員もスルー…。
ドライバーの目につく看板なども見当たりません。
次に、コース内の警備員、その次の警備員は、既に通行規制に入っていたと思われるのに、2人ともスルー…。ここでも、通行規制が一目でわかる看板などはありませんでした。
やがて、車は、レース中の選手を先導する何台ものバイクとすれ違いますが、皆、右手を上げて、左側に寄るようなジェスチャーをしただけだったので、男性は「走行するな」の指示までとは思わず、走行を続けたといいます。
また、立ち止まったり、引き返してきたりして、停止を求めたバイクはありませんでした。
そして、道路わきに駐車していた事故車両の横を通過…。
これでは、走行していた車を見て、事故車両の男性が「通行規制が終わり、もう走行してもいい」などと思い込んでしまった可能性が否定できません。
さらに、映像には、追い越しをかけたわけではないのに、猛スピードもあってか、センターラインからはみ出したり、センターライン上を走ったりする自転車が相次ぎ、セイフティーネットとして、反対車線の通行規制が必要だったことが伺えます。
しかし、その通行規制が“ずさん”だとしたら…。
出場していた選手は、一連の映像を見て「ガードマンは全く役割を果たしていない。先導のバイクも手を振って通り過ぎるだけ。運営側、協会に事故の責任があるのは明らか。はみ出した選手の過失が大きいとされるのは、同じ選手として納得できない」と憤ります。
・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/4675fb8d3a81f809b95f7e75b28f90d425c9d755
(2023年11月2日 修正3 ;追記)
2023年10月30日19時34分にYAHOOニュース(北海道放送)からは、死亡した選手のいた集団と前の集団は2㎞ほど離れていた、事故を起した車はコース内を複数回往復していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故から1か月あまり。
29日、有識者などを交えて初めて開かれた安全対策検討会で、大会の主催団体が明らかにしたことが。 “空白”の区間。
事故現場からおよそ1.7キロ手前にあるタイム計測ポイント。
ここを第3集団が通過したのは午前11時34分。
そして第4集団にいた五十嵐さんは、11時35分40秒ごろ通過しました。
2つの集団の距離は縮まらず、事故当時は推定でおよそ2分間、距離にしておよそ2キロにわたって、五十嵐さんの前方に先導車両がいない「空白の区間」があったというのです。
さらに、規制がかけられる前、事故を起こした車がコース内を複数回、往復する様子を大会関係者が目撃。
危険回避のため、警備員は自転車と同じ方向の車線に移ったうえ、コースから出るよう運転手に伝えました。
車は、誘導された方向に移動したということですが、事故直前の別の車のカメラの映像には、自転車と反対方向の車線に停まっている様子が。
事故車両はどこかでUターンして、再び自転車の反対車線を走り、事故を起こしたとみられます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2be3ce8e59cd6873c629f6702e7ba14f53a4bea9
(2025年4月5日 修正4 ;追記)
2025年4月4日19時17分にYAHOOニュース(HTB)からは、警備体制の強化を求める安全対策検討会の報告書がまとまった、大会中は少なくとも一般車両15台が道路に進入していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
第三者による安全対策検討会の報告書がまとまりました。
安全対策検討会 武藤俊雄座長)
「事故発生箇所を含む対向止め区間等において、事故車両を含む少なくとも一般車両15台が道路に進入しており、事故車両を含む3台の車両を停止させることが出来なかった」
こうした規制区間への車の進入について、報告書では警備体制の不備があったと指摘。
警備員やレースを見守る公式車両の増加・増員を提案しています。
また、レースは片側1車線で行われていましたが、道路全体を使うことで安全にレースができるとも提案しました。
主催者である「ツール・ド・北海道協会」は、こうした報告書を受けて…。
ツール・ド・北海道 高松務理事)
「この中身を受けていったん整理する時間が必要」
ツール・ド・北海道の今後の開催については、報告書の中身を踏まえて検討していくとしています。
提案されたツール・ド・北海道の事故の再発防止策。
レース方式について、事故当時は
・片側1車線で行われていた。
・反対車線はレース中は通行止めになっていた。
これを2車線全てを使ってレースを行う。
ただし、地元住民に大きな影響が出ないよう、区間ごとに交通規制を行う
例えば、一定の距離を通行止めに。 その区間を自転車の集団がすべて通過したことを確認できたら通行止めを解除する、ということを繰り返す。
報告書では、このレース方式を実現するには警備体制の強化が必要。 具体的には警備員やレースを見守る公式車両の増加、増員。
4日の会見では、事故当時よりも5倍から8倍程度、警備員や車両を増やす必要があると説明がありました。
また、地元で生活する人の車が規制前からコース内にある可能性もあるため、そういった車への対応も検討が必要だとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/adc65598380c571f96ef3277c7c1c0bdf6dc6e7b
4月4日19時15分にYAHOOニュース(朝日新聞)からは、検討会の試算では先導車両が40台は必要だったが実際は7台だけだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・報告書を公表した。
独自ルールの「片側1車線方式」について、「必ず撤廃しなければならない」と提言した。
レースは原則左側1車線で行われ、対向車線については、主催者の「ツール・ド・北海道協会」が交通規制することになっていた。
選手には対向車線に出ることを禁止していた。
報告書によると、乗用車の男性は規制区間内で車を止めてレースを観戦していた。
その後、選手の集団が約2分間切れ、選手が来ない時に走り始めたとみられる。
先導車両はいなかった。
この車を含む15台が規制区間にいて、3台は停止させられていなかった。
試算すると、先導車両は40台は必要だったが、実際は7台だけだった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e7ba70211625c2fe804bffa2dcc2db5fc2b372aa
4月4日17時49分にYAHOOニュース(STV)からは、検討会から提言された内容は今までの体制ではとてもまかなえないと座長が述べたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
安全対策検討会が公表した最終報告書では、これまでローカルルールで行ってきた「片側1車線方式」が大きな問題点だったと指摘。
今後は区間ごとに交通の遮断を行う「2車線全幅利用方式」への変更や、交通規制の強化などを提言しました。
(ツール・ド・北海道安全対策検討会 武藤座長)
「いままでの体制ではとてもまかなえない内容。
組織的には大幅な出直しをしないと(今後の開催は)実現できない」
ツール・ド・北海道協会は「大会の開催や安全対策について今後も検討していく」としています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fd49589fefe8ebdd79526d42314fb755646cbc23


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。