2019年3月28日18時30分にチューリップテレビから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年7月、富山空港で滑走路を点検中の車がいるのにヘリコプターが滑走路に着陸した問題で、国の運輸安全委員会が28日、調査結果を公表した。
原因は、富山空港の管制官が車の存在を忘れて着陸許可を出したことなどが考えられるとしている。
この問題は、去年7月9日午後2時ごろ、富山空港で、滑走路を点検作業中の車がいるのにヘリコプターが誤って滑走路に着陸したもの。
けが人はいなかった。
国の運輸安全委員会は、事故につながりかねない『重大インシデント』として原因を調査し、報告書をまとめた。
報告書によると、原因は、富山空港の管制官が滑走路を点検していた車の存在を忘れ、ヘリコプターに着陸許可を出したことと、ヘリコプターの機長の着陸前の目視確認が不十分で車に気づかなかったこととされている。
ヘリコプターの着陸時、滑走路の車との距離はおよそ1080mだった。
富山空港では、車が滑走路を点検中、管制官の席に「滑走路使用禁止」と書かれたマグネットを貼り付ける規定がある。
しかし管制官は、勤務交代直後、複数の業務を同時に処理していたため貼り付けをしておらず、着陸前の目視による確認も不十分だったという。
運輸安全委員会は、全国の管制官にマグネットの適切な使用の徹底を周知するなど、再発防止策を講じている。
出典
『富山空港の重大インシデント 管制官 車を忘れヘリに着陸許可』
http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/?TID_DT03=20190328182054
3月28日12時45分にNHK富山からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
管制官は、車両に対し滑走路への走行許可を出した後は、それを忘れないようにするためリマインダーと呼ばれる表示を掲示するという、規定の手順を行っていなかった。
国交省は空港の管制機関に対し、リマインダーの適切な使用の徹底などを指示したということで、富山飛行場管制所は、リマインダーの使用方法の改善や管制官と操縦士の情報共有など、再発防止策を講じたという。
出典
『富山空港管制官ミスが要因か』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/20190328/3060001579.html
キーワード;ヒューマンエラー、人的エラー
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。