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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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ブログ者コメント)

石見空港に全国で初めて装置が設置されたという情報は本ブログでも紹介スミ。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/13110/
 

以下は今回情報の元記事。

2025114203分にYAHOOニュース(山陰中央テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

2024年の年末に韓国の空港で発生した死者179人の旅客機事故は、航空機と鳥が衝突する「バードストライク」が原因で発生した可能性が指摘されています。

この「バードストライク」は日本国内でも頻発していますが、全国の空港の中で発生率が最も高いのが、実は出雲空港です。

重大なトラブルに繋がる恐れもある「バードストライク」。

回避しようと対策を講じる山陰の空港の現状を取材しました。

1229日に韓国で起きた痛ましい航空機事故。

乗客乗員181人が乗った旅客機が胴体着陸して炎上、179人が死亡しました。

原因の一つとして指摘されているのが「バードストライク」。

鳥が航空機と衝突したり、エンジンに吸い込まれたりして生じるトラブルです。

国交省によると、日本国内では20231年間で約1500件発生。

このうち出雲空港は離着陸1万回あたりで18件発生していて、これは全国の空港の中で最も高い発生率です。

その理由は…。

出雲空港管理事務所・真弓管理係長:
「宍道湖の近くで、2つの川に挟まれた地域になっていて、非常に鳥が住みやすい環境であり、そういうところに空港があるのが原因の一つかと思います。
宍道湖に近いという水鳥の影響を受けやすい立地が関係していると考えられます。
特に2023年は、冬の渡り鳥「トモエガモ」が大量発生。
「トモエガモ」の繁殖地はシベリア東部ですが、冬の渡り鳥として日本や韓国で越冬します。
宍道湖では以前から確認されていましたが、県の調査によると2023年に確認された個体数は58000羽と、前の年から14.5倍に急増しました。
最新の調査によると2024年も約45000羽と、前年から1万羽以上減ったものの、依然として個体数は多いままです。」

「これが動物駆逐用の煙火になります。
鳥よけの為に使用する花火です。
鳥の防除として使っています。」

バードストライク対策として出雲空港管理事務所が2013年から継続して行なっているのが「バートパトロール」と「バードスイープ」。

離着陸がない時は、委託事業者と職員で常に滑走路の周辺をまわり、煙火や空砲で鳥を追い払っています。

出雲空港管理ビルの担当者:
「現状の対応はもちろんこのまま継続していく、大群の鳥に対する対策というのも関係機関との情報の共有を進めているところで、今後の対策も検討したい。」

ただ、出雲空港管理事務所は、2024年にバードストライクが急増した明確な理由は特定できていないとして、季節や鳥の種類に応じた新たな対策を検討したいとしています。

一方で、テクノロジーで対策するのが鳥取空港です。

20245月から新たに導入したのが…。

岡山理科大学・辻維周特担教授:
「音のバリアを作って鳥を寄せ付けないという形なので…。」

スピーカーから鳥が嫌う高い周波数の音を出す装置、その名も「バードソニック」です。

鳥取空港の周辺は、鳥が好む池や森などがあるほか、渡り鳥の経路となる日本海にも面していて、長年バードストライクに悩まされてきました。

そこで他の空港で実績を挙げていたバードソニックに目をつけ、装置の開発協力者である岡山理科大学の辻維周教授に依頼して運用を開始。

100万円をかけて空港の周囲に3台設置しました。

全国8つの空港に導入されていて、山陰では石見空港にも設置されています。

辻特担教授:
「どの鳥にどの周波数が合うかというのを割り出しまして…。 」

出す音波の周波数を調整することで、鳥の種類に関わらず、滑走路への接近を防ぐことができるといいます。

鳥取空港では、パトロールや空砲などの従来の対策と合わせることで、目に見えて効果が表われているといいます。

鳥取空港ビル空港管理部・吹野部長:
「やはり設置してみると効果が徐々に見えてきていますので、今後も安全面に配慮した空港として鳥取空港を管理運営していきたい。」

多い時には年間20件以上のバードストライクが発生していましたが、導入後は年間10件程度のペースに抑えられているといいます。

辻特担教授:
「限りなく100%忌避できるようにしていかなければいけない。年間に2回も3階もアップデートをして繰り返していかなければいけないと思っています。 」

飛行機の運航予定に影響が出るだけでなく、重大な事故にも繋がってしまうバードストライク。

山陰の空港でも空の安全を守る対策が講じられています。



https://news.yahoo.co.jp/articles/7635e5261b1874d5e0f987bdaad551b1da06a40c  

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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