本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。 それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。 本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。 一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。 (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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(2010年7月1日 旧ブログ掲載記事)
モノとモノとが接触したり擦れあったりすると、静電気が発生します。
しかし、単に静電気が発生したからといって、それが必ず着火源になるとは限りません。以下の4つの条件がすべて揃って、はじめて着火源となるのです。
①静電気が発生する
②発生した静電気がどこかに溜まる
③溜まった静電気がどこかに向けて放電する
④放電した時のエネルギーが、可燃性ガス、蒸気、粉じんに着火させることができるほどに大きい
そして、それらの条件にも増して、「運」というものが大きく影響します。
なぜなら、静電気による火災発生は、確率論の世界だからです。
同じ作業を10万回、100万回実施していて、1度だけ着火源になる・・・。それは、静電気の世界では特別なことではなく、当たり前のことです。
過去10年間、毎日作業していて火災にならなかったから今後も安全だ、ということは言えません。明日、火災が起きるかもしれないのです。
しかしながら、静電気対策を検討するうえで、「運」に頼ることはできません。
とるべき対策としては、上記4条件のいずれかを無くしてやること、中でも、実際に管理できる②と③が対象となります。
その具体的な方法については、「静電気トラブル防止対策」をご覧ください。
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プロフィール Profile
HN:
魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
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