2017年8月19日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7476/
(2019年4月3日 修正2 ;追記)
2019年3月27日14時3分に山陽新聞から、事故報告書がまとめられたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国交省の社会資本整備審議会は27日、乗客の上半身を固定するU字形の金属製安全バーが根元に当たる両肩付近で折れるトラブルが12年にあり、補修の溶接不良があったとする報告書をまとめた。
この溶接不良がバーの破断を招き、事故につながったとしている。
審議会は、「バーの右肩側が先に破断し、気付かないまま運行を継続したため、強度の弱い状態になっていた左肩側も乗客の体重負荷がかかって破断した」と結論付けた。
破断の背景として、取扱説明書が定めた週1度や3カ月ごとの点検を管理会社が実施せず、年1度の定期点検では、緩衝材で隠れた補修箇所の目視確認を保守点検業者が行っていなかったとも指摘した。
12年のトラブルは、バーが上がったたまま運行し、走路に当たって起きたとしている。
出典
『溶接不良でコースターのバー破断 鷲羽山事故で審議会が報告書』
https://www.sanyonews.jp/article/883949
3月27日20時38分にNHK岡山からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
報告書では、安全バーは補修した際の溶接が不十分で事故前から右側が折れており、さらに左側も乗客の体重がかかって折れた可能性が高いとしている。
再発防止策としては、
▽溶接して補修した安全バーをすべて新しいバーに交換する
▽定められた点検を実施する
▽定期検査は緩衝材を取り外して行う
など、安全管理の徹底を求めている。
出典
『ジェットコースター事故原因は』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20190327/4020002482.html
※報告書は下記参照。
http://www.mlit.go.jp/common/001281895.pdf
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。