







2021年11月15日13時5分に新潟日報から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
15日午前9時ごろ、新潟市中央区下大川前通2の道路で、新潟交通(新潟市中央区)の路線バスが萬代橋の下を通過できる高さ制限を示すワイヤに引っ掛かり、ワイヤを通す鉄柱を倒した。
鉄柱はバスにぶつかり、後部ガラスを割った。
バスは回送中で客はおらず、運転手にけがはなかった。
事故があったのは萬代橋西詰めで、信濃川沿いを走る道路。
新潟交通によると、バスは運行を終え、新潟市役所から入船営業所に戻る途中だった。
ワイヤは萬代橋の下をくぐる際、高さ制限があることをドライバーに知らせる目的で設けられており、高さは3・2メートル。
管理する国土交通省新潟国道事務所によると、普段は鉄製のバーだが、9月に事故があり壊れたため、鉄製のワイヤを応急的に使用していた。
新潟中央署によると、事故前に同所を通過しようとしていたトラックの運転手が、ワイヤがたるんでいるようだと、近くの交番に通報していたという。
新潟国道事務所は「状況を確認中」としている。
https://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20211115653186.html
11月15日20時13分にYAHOOニュース(新潟テレビ)からは、これまでバスは通行できていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
新潟市の萬代橋の下をくぐる道路で、高さの目安を示すワイヤーにバスが引っ掛かる事故がありました。
回送のバスで乗客はおらず、けが人もいません。
このワイヤーは高さ3.2mを示し、萬代橋をくぐることができる車の目安として設置されているもの。
しかし実は、9月にも同様の事故がありました。
当時はワイヤーではなく鉄骨がかけられていましたが、トラックが衝突し倒壊。
ワイヤーは、鉄骨をかけなおすまでの仮設でした。
これまで、バスは通行できていたことから、新潟国道事務所ではワイヤーがたるんでいた可能性などを調べています。
また 支柱を復旧し、今年度中に鉄骨をかけなおす予定です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/af5288ad596fa63e5c12cd663fc157b46fc9d797
11月15日11時38分にNHK新潟からは、この道路はバスの回送ルートとして日常的に使われているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
NHKが事故直後に取材した際、柱はバス後部のガラスを破り、車内にめりこんだ状態となっていました。
新潟交通によりますと、乗客はおらず、60代の運転手にけがはなかったということです。
現場の道路の両脇には高さおよそ3メートルの柱が1つずつ設置されていて、先端部分をワイヤーで結んでいましたが、警察によりますと、何らかの要因でバスにワイヤーが引っかかり、柱を倒したとみられ、当時の状況を詳しく調べています。
国土交通省・北陸地方整備局によりますと、2つの柱の間にはもともと、金属製の部材が設置されていましたが、交換作業のために一時的に外され、ことし9月から代わりにワイヤーを張っていたということです。
また、新潟交通によりますと、この道路はバスの回送ルートとして日常的に利用しているということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20211115/1030018973.html
2021年11月12日8時42分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午前3時15分ごろ、北海道三笠市本町の道道岩見沢桂沢線で「運転中に車が穴に落ちた」と、運転していた会社員男性(26)から110番通報があった。
道によると、穴は道路が陥没してできたもので、深さ最大約6メートル、広さ縦約7メートル、横約7メートル。
車は転落し、男性の20代の姉が骨盤骨折などの重傷、10代の妹と男性は軽傷を負った。
岩見沢署によると、事故発生前の11日午前3時ごろ、現場を通りかかった別の車の運転手から「道路が陥没している」と110番通報があり、警察官が現場に向かっていた。
転落した車の男性は自力ではい上がり、後部座席の姉妹は、まもなく救急隊員らに救助された。
男性は取材に「暗くて穴は見えなかった。落ちた瞬間は土砂崩れでも起きたのかと思った。もし、ほかの車も落ちてきていたら死んでいた。誰も死ななくてよかった」と話した。
隣り合わせに座っていた姉と妹は、落下の衝撃で場所が入れ替わっていたという。
気象庁によると、三笠市に隣接する岩見沢市の9日夕からの24時間降水量は90ミリで、同市の11月としては観測史上最多だった。
救助活動をした三笠消防署員は、「穴のふちの土がぼろぼろ落ち、地盤がゆるんでいる感じがあった」と言う。
道路を管理する道建設部は11日夕、会見を開いた。
陥没の原因は降水による可能性もあるとしつつ、現時点で土砂の流出が確認されていないことから、地下にもともと空間があったか、地盤が沈下して空間ができた可能性もあるという。
岩見沢桂沢線は1976年に道道に指定され、84年に改良工事が行われた。
陥没した場所の付近では7~8年前に舗装の補修工事が行われた。
これまで、同線のほかの場所で陥没は確認されていないという。
事故を受け、現場から西に2・5キロの区間が通行止めになった。
付近の地盤がゆるんでいるため、重機を入れると再び陥没する危険があり、車両の引き上げや埋め戻しのめどは立っていないという。
https://www.asahi.com/articles/ASPCC734BPCCIIPE00M.html
11月11日17時51分にYAHOOニュース(北海道テレビ)からは、現場をストリートビューで見ると、鋪装し直したような跡があるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
運転していた男性:
「ここは街灯も少ないし、きのう雨降っていて、路面も反射していて。暗いかどうかって、道路暗いんですよ。だから穴開いているってこともわからなかった。気づいた時には落ちていたって感じですね」
男性は転落する5分ほど前に、友人を送るため反対車線を通ったばかりだったといいます。
運転した男性:
「1回こっちから来て、帰り、同じ道を通って帰った。その時に落ちたって感じです。反対車線を見た時に、穴かどうかわかんなくて。普通に道あるだろうと思って、僕はそのまま走って帰ったら、今回事故っていう感じで」
今回の事故現場をストリートビューで見ると、四角く舗装し直したような跡が確認できます。
地盤の災害に詳しい専門家は、陥没の原因についてこう推測します。
室蘭工業大学大学院工学研究科・木幡行宏教授:
「地中の水を通す管が破損していたので水がそこから漏れた。管の周りが侵食されて、知らないうちに道路の下に空洞ができていて、地表面まで来て、あるところでぽんと穴が開いた」
現場周辺の道路はおよそ2.5キロにわたって通行止めとなっていて、復旧のめどは立っていません。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1bb735068b029e8dc16c03b2cf3df2a2ec9e70e1
11月12日19時0分にYAHOOニュース(北海道文化放送)からは、よく道路を直していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
現場では地中の調査が始まり、埋設物や水道管の位置などの確認を行いました。
一方、付近の住民は以前から不安を抱いていました。
付近住民:
「2年前まで車乗っていたけど、でこぼこしていて沈むような感じがあった。よく道路を直していた」
一体、当時現場で何が起きたのか?
専門家は、ある原因を指摘します。
道総研 エネルギー環境地質研究所 広瀬亘さん:
「直前の大雨というのがトリガー(引き金)になっていると思います。道路の下の地盤に染み込むことで、泥のような細かい粒子を移動させてしまったのだろう。道路の直下の部分が空洞になり、あまり土の詰まってない部分ができて、上のアスファルトの部分が崩落したのではないかと考えている」
「三笠市の方は山間ですので岩見沢市より降っている可能性がある。雨が降っている最中や直前に大雨が降った場合は、陥没や道路崩落の可能性も考え、十分気を付けて行動するのが良いかと思う」
https://news.yahoo.co.jp/articles/3eea939d2837cd0e2cc18497dad94a6e106d1a66
11月14日18時40分にYAHOOニュース(北海道文化放送)からは、道路の下には7~8年前に埋設した排水管が3本あるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
道路を管理する札幌建設管理部は、原因調査のため掘削作業を続けています。
陥没した場所の真下には、深さ約10メートルの範囲で3本の排水管が道路を横切るように埋設されていて、陥没の原因となった可能性も含めて調査を行うとしています。
排水管は内径15センチメートルのポリエチレン製で7、8年前に新設されていました。
札幌建設管理部は掘削作業を続け、原因を究明する方針です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/43e17fb7c0e3f4f7a5ead84c78d55de2019f9772
11月15日19時50分にYAHOOニュース(北海道文化放送)からは、道路の下には炭鉱操業時代の排水施設がある可能性もあるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
現場の下に炭鉱が操業していた時代の排水施設もある可能性があり、陥没の原因の1つと考えられることが分かりました。
札幌建設管理部によりますと、陥没場所から約130メートル離れた幾春別川の付近で、縦横約90センチの配水管が見つかりました。
配水管からは水が出ていて、陥没場所の下を通っているとみられるということです。
この配水管は、道路が市道から道道になった1978年の資料にはない昔の配水管とみられ、炭鉱が操業していた時代の排水施設である可能性があることがわかりました。
札幌建設管理部は、これらの古い施設に土砂が流れ込み陥没した可能性もあるとみて調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6bb47ba24d87da633dc01fe5e08393fb30a9b7a7
11月16日7時10分にNHK北海道からは、一度に大量の土砂が流出した痕跡は見当たらなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
これまでのところ、陥没した穴の付近には一度に大量の土砂が流出した痕跡は見当たらず、道は、何らかの理由で、長期間にわたり、道路の下の土砂が徐々に流出し、空洞ができた可能性もあるとみて、今後数日かけて穴を掘り進め、原因の特定を急ぐことにしています。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20211116/7000040238.html
(2021年11月26日 修正1 ;追記)
2021年11月25日18時36分にNHK北海道からは、炭鉱時代のコンクリート製排水管が破損していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
25日、陥没の原因について調査する道の会合が開かれ、地盤工学の専門家などが出席しました。
この中で道の担当者は、これまでの現場での調査の結果、付近の地下11メートルほどの場所に道路と交差する形で、炭鉱が栄えていたころにつくられたとみられるコンクリート製の昔の排水管が埋まっていて、複数の破損が確認できたと明らかにしました。
また、陥没した場所から130メートル離れた場所にある排水管のはけ口周辺には、陥没した道路の地下の土と性質が似た土が、扇状におよそ100立方メートル積もっていることが確認できたとということです。
これを受けて専門家は、土砂は破損した排水管を通じて流出したとみられるとして、今後、排水管の中に色がついた水を流すなどして、はけ口まで通じていることを確認するよう求めました。
北海道大学大学院の萩原亨教授は、「長期にわたって破損した排水管から土砂が流出して地中に空洞ができ、今月9日と10日の雨で道路下の残りの土がどんと落ちたと考えている。今後の調査で確かめたい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20211125/7000040556.html
11月25日18時38分にYAHOOニュース(北海道文化放送)からは、大雨によってアーチが支えられなくなりドンと落ちた可能性ありという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北海道大学大学院工学研究院 萩原亨教授:
「(仮説として)雨によってアーチが 支えられなくなってどんと落ちた。引き金は雨じゃないか」
現場では事故直前の9日から10日にかけて、11月の平均降水量の8割に相当する雨が降っていました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7d314c2852c4e1020d52b22d660b8ec22b2ba582
(2021年12月6日 修正2 ;追記)
2021年12月3日5時0分に北海道新聞からは、7年前に空洞を見つけた時には原因を究明しなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
同じ現場で2014年3月に深さ2・1メートルの陥没が発生し、道路管理者の道が十分な調査を行わずに砂利などで埋め戻して、道路の使用を再開していたことが2日、道などへの取材で分かった。
道は当時、今回の陥没の原因の可能性がある地下の古い排水管の存在にも気付いていなかった。
道によると、14年3月の陥没は、道がパトロール中に路面のへこみを確認。
アスファルトをはがして調べたところ、路面下に幅1・2メートル、長さ1・9メートル、深さ2・1メートルの空洞ができていた。
道は、陥没箇所に砂利や土砂を入れ、その上に厚さ1センチ程度の鉄板を敷設する復旧工事を実施。
その後、沈下が確認されなかったため、約5カ月後に鉄板を外して路盤を舗装し、利用を再開した。
道は、この際、原因究明の調査を行っていなかったといい、理由を「復旧工事後に沈下が収まったため」と説明。
当時、「地下の古い排水管の存在にも気付かなかった」としている。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/618513/
(2021年12月16日 修正3 ;追記)
2021年12月15日20時50分にNHK北海道からは、排水管の破損部分から色のついた水を流したところ、はけ口まで通じていることが分かったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
道は、これまでの事故原因の調査結果をまとめ、15日、専門家でつくる検討会で報告しました。
それによりますと、現場の地下を通る古い排水管の中に土砂がたまっていたことや、排水管のはけ口の辺りに積もっていた土砂が現場付近の土砂と同じ性質だったことが確認されたということです。
さらに、排水管の破損部分から色のついた水を流したところ、はけ口まで通じていることが分かったということです。
こうしたことから道路の陥没は、長い年月をかけて現場付近の土砂が破損した排水管を通じて流れ出した結果、起きたとみられるとしています。
先月の検討会では専門家から同じような見解が示されていて、今回の調査結果は見解を裏付ける形となりました。
道は来年中に破損した排水管を撤去して、新たな排水施設を設置することにしています。
北海道大学大学院の萩原亨教授は、「道内のほかの場所でも、大雨のあとに排水管のはけ口から出ている水の量を確認するなど、点検することが重要だ」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20211215/7000041230.html
12月16日8時41分に毎日新聞からは、崩落メカニズムに関する下記趣旨の記事が解説図付きでネット配信されていた。
排水管は長さ27・6メートルで、道道を横切る形で埋設されていた。
一部は損傷が激しく、排水機能が低下し、雨水などが地中を流れるようになり、排水管の穴から長い年月をかけて土砂を流出させた。
地中の空洞化が進行し、陥没前日まで続いた雨の影響で地中上部の強度が低下、路面ごと崩落したと結論づけた。
https://mainichi.jp/articles/20211216/k00/00m/040/032000c
2021年11月8日19時7分にNHK埼玉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
埼玉県が管理するさいたま市の公園の水遊び施設で、給水と排水のバルブの両方を2週間にわたって開けたままとなっていたことがわかりました。
県によりますと、通常より400万円以上、水道料金がかかっていたということで、県は再発防止策を徹底することにしています。
県によりますと、ことし5月、さいたま市浦和区にある北浦和公園内の水遊び施設で、2週間にわたって、排水バルブをあけたまま、給水を続けていたということです。
このため、公園内のことし5月から7月までの水道料金の請求額は468万8608円と、通常と比べて400万円以上高くなっていました。
この施設は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、去年から水を抜いた状態でしたが、自然観察を行うため、一時的に水をためることになりました。
県によりますと、この際に給水バルブを開放していたところ、開いていることを確認しないまま、県の職員が清掃作業のために排水バルブを開いたままにしてしまったということです。
公園を管理する県立近代美術館は、「人為的なミスによって県民に負担をかけて申し訳ない。二度と同じようなことを起こさないように対策を徹底したい」とコメントしています。
県は再発防止策として、バルブを常に閉めることを徹底するとともに、公園の水道メーターの検針を毎日行うことにしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/saitama/20211108/1100012851.html
埼玉県のホームページには、下記趣旨の報道発表用資料が掲載されていた。
県立近代美術館で管理している北浦和公園内徒渉池(としょういけ)において、流水状態が約2週間続くという事故が発生しました。
このため、通常を大幅に上回る水道料金を支払うこととなりました。
今後、このようなことがないよう再発防止策を講じてまいります。
※徒渉池とは:子ども達が水遊びをすることができる施設
1 確認日
令和3年7月13日(火曜日)
水道メーターの検針を行ったさいたま市からの連絡により
多量の水の利用を確認した。
2 使用水量及び請求額
使用水量:5,503㎥(前回検針時使用水量:317㎥)
請求額:4,688,608円(前回請求額:380,622円)
3 事故概要
3月 5日 徒渉池へ水を張るため、給水バルブを開放
ボールタップ(池に一定量の水が注がれると給水が停止する仕組み)により、給水は停止
5月17日 徒渉池の清掃作業のため、排水バルブを開放
※排水バルブが開放されたことにより流水発生
5月31日 流水音を確認したため、給水バルブを閉鎖
※流水停止
4 再発防止策
(1)給水バルブ及び排水バルブの常時閉鎖を徹底するとともにバルブ操作時は複数名で作業・確認を行うこととする。
(2)公園の水道メーターの検針を毎日行う。
https://www.pref.saitama.lg.jp/g2212/news/page/news2021110801.html
(ブログ者コメント)
県の資料、ちょっと分かりにくいが、5月17日に給水バルブが開いていることに気付かないまま排水バルブを開け、5月31日に流水音を確認して給水バルブを閉め、無駄に排水した量を確認したのが7月13日だった、というふうにブログ者は読んだ。
ちなみに、5月31日に流水音を確認したのは、いつまで経っても水が抜けないので・・・ということだったのかもしれない。
2021年11月6日8時1分にYAHOOニュース(北海道放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
視聴者からの疑問や悩みを調査する「もんすけ調査隊」です。
先週に続いて、老朽化した街路灯問題に迫ります。
先週の「もんすけ調査隊」では、札幌市中央区の老朽化した街路灯を調査!すると、およそ50~60年前に立てられた、町内会が所有する街路灯だったことがわかった。
しかし・・・。
調査員:
「倒れそうになっても、札幌市は手が出せない?」
札幌市建設局土木部 能代課長 :
「あくまで、所有者の責任で維持管理することになっているので、札幌市は何ともし難い状況」
高度経済成長期、防犯などのために立てられた街路灯。
その撤去には、およそ10万円から、場合によっては100万円近くかかることも。
今、高齢化が進み、加入者も激減した町内会に、重く、大きな負担として、のしかかる。
「朽ちるインフラ」の著者、東洋大学の根本祐二教授は・・・。
東洋大学 根本祐二教授:
「街路灯は工作物なんです。工作物責任という法的な責任が問われますから、できるできないではなくて、法令にのっとって行動せざるをえない。仮に事故が起きて、誰か怪我をしましたといった時に、誰も知らなかったので責任ありませんという理屈は通らない」
万一の場合、賠償責任を負うことになる町内会は・・・。
滝川市内の町内会長・古舘さん:
「撤去できない原因は、町内会費で払わなきゃならないから、大きなロスだから、町内会費を集めても少ないから。世帯数も少なくなってきてるから」
去年8月、滝川市では、台風から変わった低気圧の接近で、中心街の町内会が所有する街路灯が3本、根元から倒れた。
幸い、けが人などの被害はなかった。
滝川市内の町内会長・古舘さん:
「街路灯に対して当たり前だと思っているから意識ないですよね。倒れて初めて気がつくという。維持管理に対する町内での取り組みなんて、ほとんどやってないのが現実」
調査員:
「数十年前に立てた街路灯を何とかしてくれってどう思います?」
古舘さん:
「それを蒸し返してもしょうがない。今、恩恵にあずかっているのは町内の人だから」
事態を重く見た、滝川市が立ち上がった!
滝川市交通生活安全係・西島さん:
「去年、滝川市内で3本の街路灯が倒れました。それを機に現状の補助の上限では足りないのではないかということで、本年度から6万円を上限として60%の補助に増額しています」
滝川市では、本年度から町内会や商店街が所有する街路灯撤去の場合、6万円を上限に、補助率を工事費用の60%に引き上げた。
ちなみに、札幌市は、撤去に関する費用は全額自己負担だ。
滝川市交通生活安全係・西島さん:
「昨年度は、10本に満たない撤去の本数だったんですが、本年度については、87本程度の撤去が進んでいる」
その後、市内の6千本ほどの街路灯をチェックした結果、倒壊の危険があるものが100本ほど見つかった。
滝川市交通生活安全係・西島さん:
「鉄が残っている場所は高い音がするが、穴が空きそうな錆びてしまっているところは、くすんだ音というか、音がしない」
これをきっかけに、街路灯を撤去した町内会は・・・。
滝川市内の町内会長・柳本さん:
「町内の人も危険がなくなって良かったと」
こちらの町内会で、2本の撤去にかかった費用は、総額で14万8500円。
そのうち補助金が8万9100円で、実際に町内会が負担した費用は5万9400円だった。
滝川市内の町内会長・柳本さん:
「町内会にとっては非常にありがたい」
滝川市内の町内会長・古舘さん:
「町内会独自では絶対できませんから、行政と一緒になって取り組みをしていかないとダメだろうというのが正直言って実感ですね」
犯罪から私たちを守ってきた街路灯。
今、その老朽化が深刻になっている。
11月4日(木)「今日ドキッ!」午後6時台
https://news.yahoo.co.jp/articles/d2a5ee3d0f1f1ad172fcb684c6a4aa4190ba00a1
2021年11月5日17時5分にNHK三重から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
三重県と奈良県を結ぶ自動車専用道路「名阪国道」のうち、北勢国道事務所が管理する区間で、事故などの通報のための「非常電話」の8割をこえる110台余りが故障で使えなくなっていることがわかりました。
非常電話が使えなくなっているのは、自動車専用道路「名阪国道」のうち、北勢国道事務所が管理する、三重県の亀山インターチェンジから奈良県の針インターチェンジの間の、およそ56キロの区間です。
国道事務所によると、この区間の上下線には、事故や車の故障時に通報するための非常電話が、合わせて136台設置されていますが、トンネルの中を除く116台が経年劣化などで故障し、使えないということです。
中には、古くて修理できないものもありますが、国道事務所では「故障中」などの貼り紙をするだけにとどめていて、携帯電話が普及し、国道の状況はカメラで把握しているため、非常電話は必ずしも必要ないと説明しています。
北勢国道事務所の草川副所長は、「部品が製造されていない電話もあり、更新は難しい。時期は決まっていないが、撤去することを検討したい」と話しています。
名阪国道は、名古屋と三重県の津を結ぶ高速道路の東名阪自動車道と、奈良県の天理と大阪を結ぶ高速道路の西名阪自動車道の間を結ぶ自動車専用道路です。
交通政策に詳しい関西大学の安部誠治教授によると、当初、国では名古屋と大阪の間、すべてを有料の自動車専用道路で結ぶことを計画していましたが、奈良県と三重県からの強い要望を受けて、現在の名阪国道に当たる部分を無料の自動車専用道路として整備することになったということです。
国土交通省によると、無料の自動車専用道路は一般国道に分類され、非常電話の設置は義務ではなく、必要に応じて設置するとしています。
この点について安部教授は、「現在の東名阪自動車道や西名阪自動車道と一緒に整備されたため、非常電話が設置されたのではないか。携帯電話の普及に伴い非常電話が使われなくなってきた中で、そのまま放置されたとみられ、利用者に誤解を招かないためにも、早急に撤去すべきだ」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/20211105/3070006701.html
11月7日21時33分にYAHOOニュース(読売新聞)からは、使えない116台は今年度中にも撤去される、トンネル内の20台は設置義務があるので今後も使い続けるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
自動車専用道路「名阪国道」に設置してある非常電話について、北勢国道事務所(三重県四日市市)は6日、管轄区間(約56キロ)にある136台のうち116台を、今年度中にも撤去することを明らかにした。
非常電話は、事故などを警察や消防に通報するため、路肩に設置してある。
名阪国道を含む一般国道には設置義務がなく、携帯電話の普及に伴って使用頻度が激減。
古いものは1984年頃に設置され、補修用部品も製造されていないため、撤去を決めた。
すでに警察や消防とも協議を済ませ、電話の配線を切り、案内板を取り外して「故障中」と明示するなどして使えなくしてある。
同国道事務所は現在、約130台のカメラで管轄内の道路状況を24時間監視している。
事故の発生や緊急停止が確認されると、直ちに警察に連絡するなど、緊急時の態勢は整えている。
撤去をしない残る20台は、設置が義務付けられているトンネル内にあるため、以前から機器を更新するなどしており、今後も使う。
同事務所管理課長の高桐さんは、「緊急時は、事務所から警察や消防に連絡する態勢は整っている。携帯電話から道路緊急ダイヤル『#9910』にかければ、道路に降りることなく、安全に道路管理者に通報ができるので、安心して道路を利用してほしい」と話している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3701887d712e847ad07334b400eea6d77af233d2
2021年10月11日18時56分にYAHOOニュース(南日本新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
鹿児島県鹿屋市の交差点に20年以上設置されている一時停止の標識。
誤った場所に設置されていたことが分かりました。
鹿屋市吾平町下名の農道と市道が交わる交差点の「一時停止」の標識は、2000年2月に設置されました。
標識は農道側に設置されましたが、実際に公安委員会が設置を決めていたのは市道側で、今年8月に鹿屋警察署員が誤りに気づきました。
この交差点では、誤った一時停止による取り締まりが、判明している2008年6月以降だけでも38件行われていて、県警は反則金の返金手続きなどを進める方針です。
なお、標識を急に変更すると事故を誘発するおそれがあることなどから、公安委員会は今の標識をそのまま使うことを決めました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/aacce0e1c0a806e1dcf29d3c986a5a72e8dbf8ae
2021年10月9日11時22分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
和歌山市の川に架かる「水管橋」と呼ばれる送水管が一部崩落したのを受け、厚生労働省は8日、全国の上水道事業者の水管橋保有状況を把握するための緊急調査の事務連絡を都道府県に出した。
各地で点検し、損傷や腐食があった際には修繕措置などを講じることも求めた。
調査対象は、アーチ状やケーブルで補強された形状の「補剛(ほごう)形式」と言われる大型水管橋。
各地の設置数や形状を15日までに回答するよう求めた。
結果を踏まえ、設置年や点検状況も追加調査をするとしている。
上水道事業は地方自治体や企業団などが経営し、国は全国の水管橋設置状況を把握していない。
和歌山の崩落事例では断水が長期化して住民生活に影響が生じており、厚労省は調査を通じて再発防止につなげる考え。
和歌山では全長546メートルの水管橋が川のほぼ中央で崩落。
約6万戸が断水、約13万8000人に影響した。
橋は1975年に設置され、2023年に法定耐用年数となる予定だった。
つり材が腐食によって切れたのが崩落原因とみられる。
厚労省によると、法定耐用年数を超えた全国の水道管は18年度時点で17・6%に上り、老朽化が課題。
近畿大の浦上拓也教授(公益事業論)は、「財政が厳しい自治体が多く、市町村単独での水道管理には限界が来ているが、更新などの投資を先延ばししてはならない。行政は国民に実態を説明し、料金を上げてでも適切な水道システムを構築すべきだ」と指摘した。
(共同)
https://mainichi.jp/articles/20211009/k00/00m/040/086000c
2021年9月14日19時40分にYAHOOニュース(山陽放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
高松市に歩行者が通れない歩道があります。
歩道とほぼ同じ幅で歩道橋の階段が設置され、歩く人は車道におりて通らなければならないのです。
どうにかならないのでしょうか。
歩行者が歩道から車道に降りていきます。
車が来ていないかを確認し、タイミングを見ていますが、危険と隣り合わせです。
高松市木太町の県道に設置された歩道です。
車道は路側帯の幅が狭く、自転車を押して進む人やベビーカーなどははみ出てしまいます。
この場所は、ドライバーにも注意が必要です。
歩道橋の階段が死角となり、歩行者がいても直前まで気づくことができません。
歩道橋は高松市街地の南、高松市木太町の住宅街にあります。
小学校のそばを走る県道と、その隣を流れる川をまたぐように歩道橋が設置されています。
その歩道橋に取り付けられた階段の1つが、歩道とほぼおなじ幅で、歩道を歩く人に不便を強いる格好なのです。
管理するのは香川県です。
なぜこのような場所に設置されたのでしょうか。
歩道橋が設置されたのは、今から50年以上前でした。
高度経済成長期に車の数が急増し、交通死亡事故が増加しました。
その対策として、香川県でも歩道橋の設置が進められたのです。
香川県が管理する歩道橋は、55本あります。
その多くが、1960年代後半から70年代前半に設置されたものです。
問題の歩道橋から、2kmほど離れた高松市東山崎町にある歩道橋です。
ほぼ同じ時期に作られたこの歩道橋も、階段が歩道を通行する人の妨げになっています。
当時の基準には、歩道の確保について明確なルールがなかったとみられています。
現在の設置基準では、歩道を1.5m以上確保して階段などを設置するよう定めています。
このため、最近設置された歩道橋には十分歩くスペースが確保されています。
古い基準で作られ、50年にわたり通行の妨げになってきた歩道橋です。
近所の人からは必要ないのではという声も聞かれます。
歩道橋のすぐそばには横断歩道があり、多くの人は歩道橋ではなく横断歩道を使っていました。
私たちが平日の午前中に利用者を調べたところ、川と県道をまたぐ階段は通学路にも指定されていて、児童が数多く利用していました。
しかし、歩道を塞ぐ階段は通学路になっておらず、調査した時間に利用した人はいませんでした。
使われていない階段ですが、香川県は撤去には慎重な考えです。
香川県は歩道橋の手前にう回路を案内する注意看板を設置するなど、新たな安全対策を施すとしてます。
歩行者の安全を守るための歩道橋が、新たな危険を生み出し続けています。
利用者の目線に立った見直しが求められます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e6790cabfbb29ef68cec6bb3029ea2aaf2d90e26
2021年9月8日10時40分に京都新聞から下記趣旨の記事が、救出作業中の現場写真付きでネット配信されていた。
8日午前10時5分ごろ、京都市上京区東今小路町の路地で路面の一部が陥没し、水道工事をしていた男性作業員(35)が幅1~3メートル、深さ約5メートルの穴に転落した。
男性は頭にけがを負い、約50分後に救助された。
市上下水道局によると、同局の委託業者が老朽化した水道管の入れ替え工事で路面を切断する際、地下に空洞があって陥没した。
過去に井戸を埋め立てた場所で、地下水が流れ込んで土がなくなった可能性があるという。
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/634817
9月8日13時42分に産経新聞からは、路面をカッターで切断した後に陥没したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午前10時5分ごろ、京都市上京区東今小路町で「水道工事中に道路が陥没して男性が落ちた」と119番があった。
京都市消防局や京都府警上京署などによると、水道管の敷設工事作業にあたっていた30代男性が幅約1~3メートル、深さ約5メートルの穴に転落。
約50分後に救助され、病院に搬送された。
頭などに軽いけがをしたが、意識はあるという。
現場は学問の神様・菅原道真を祭る北野天満宮の北東約200メートルの住宅街にある私道。
市水道局によると、老朽化した水道管を入れ替えるために、路面のアスファルトをカッターで切断後に陥没した。
地下に空洞があったとみられる。
同じ工事現場で作業していた別の男性は、「突然道路が崩れて驚いた。大けがしてなくてよかった」と話した。
https://www.sankei.com/article/20210908-UJ3ROUYHVJPFVJVZBJ2DHWMYJE/
2021年8月27日11時46分にYAHOOニュース(下野新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
清原工業団地の公園内トイレで2014年7月、50代男性がドアに左手親指をはさみ、けがをした事故があり、市は26日までに、損害賠償865万円を支払い和解する方針を固めた。
市は31日に開会する9月定例市議会に関連議案を提出する。
市によると、男性が清原南公園内の個室トイレを使用後、手前にドアを引いて外に出ようとした際、親指をはさんだという。
男性は開放骨折と神経損傷のけがを負った。
ドアは油圧式で、本来、徐々に閉じる構造だったが、油が抜けた状態で、閉まる速度が速かったという。
経年劣化が原因とみられる。
男性は16年10月、宇都宮地裁に提訴。
市は安全管理上の不備は認めたが、過失割合などで弁論を重ね、地裁の和解勧告を受けて和解案をまとめた。
市は事故を受け、当時、このドアを含め計2カ所あった油圧式ドアを修繕した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/80f1d565f2266f1c1e1b88a0e66697931e221e4a
2021年8月25日10時14分にYAHOOニュース(静岡新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
浜松市は24日、西区馬郡町の市道に設置している高架下ゲートの高さ制限を誤って表示していたため、3月にトラックが衝突する物損事故が起きたと明らかにした。
実際の高さは2・8メートルだったが、3メートルと表示していた。
県道細江舞阪線の高架下ゲートで、高さ2・9メートルのトラックが衝突した。
市によると、ゲートや県道は政令市に移行した2007年から市が管理している。
ゲートは05~07年ごろに設置されたとみられる。
市は事故後、表示について余裕を持たせて2・7メートルに変更した。
市が管理する161カ所の高さ制限を点検し、余裕が足りない41カ所は標識の交換などを進めている。
事故が起きたゲート以外は、実際より高い表示はなかった。
市の担当者は、「誤表示は想定されておらず、長年点検していなかった」と話した。
事故は同日の市議会建設消防委員会で報告された。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5a0d83064d71ebe17b458e792a1e809ad79fc398
2021年8月24日23時52分にYAHOOニュース(神戸新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2014年に兵庫県加東市内の県道で起きた交通死亡事故は道路管理の不備が原因として、亡くなった運転手に代わり、全国共済農業協同組合連合会(東京)が兵庫県に賠償を求めた訴訟の判決が24日、神戸地裁であった。
久保井恵子裁判長は県の過失を認め、2060万円の支払いを命じた。
訴えは、遺族に共済金を支払った原告が賠償請求権を取得して起こした。
判決によると、14年12月1日午前9時半ごろ、加東市新定の県道で、トラックが水たまり(長さ約35メートル、幅約3メートル、深さ約15センチ)に車輪を取られて横転。
運転していた同市の男性=当時(77)=が亡くなった。
久保井裁判長は、県道の排水溝に落ち葉がたまって雨水の排水が妨げられ、水たまりができたと認定。
地形などから落ち葉や枯れ木の堆積は予見でき、県には、掃除するなどして道路の安全を確保する必要があったと判断した。
シートベルトをしていなかった男性にも2割の過失があるとして、賠償額は請求額の2419万円より減額した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/637ecfab083a66f07b07d4049e82fd944ab3ce15
2021年8月23日18時32分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京都新宿区と文京区内の一部地域で、ガス管の破損によって21日からガスの利用ができない状態が続いている。
両区は、この事態を受け、区内の公衆浴場などの無料開放を始めた。
新宿区や東京ガスによると、21日午後4時ごろから、新宿区山吹町や早稲田鶴巻町の一部など、文京区の関口1丁目の一部でガスの供給が止まった。
水道管から水が漏れ出し、地中の圧力が高まったことから、下にあったガス管が破損したことが原因とみられるという。
東京ガスによると、23日午前9時半時点で、新宿区で3157戸、文京区で3405戸の計6562戸でガスの供給ができない状態が続いている。
順次、復旧作業をおこなっており、24日の復旧を目指しているという。
無料開放されるのは、新宿区では、区内すべての公衆浴場19カ所。
利用者は、番台でガスの供給が止まっていることを申告する。
文京区は「君の湯」と「ふくの湯」の2カ所を無料で開放する。
また、文京スポーツセンター、江戸川橋体育館、目白台運動公園、福祉センター江戸川橋、和敬塾ではシャワー利用ができる。
利用の際は、施設の窓口に健康保険証など住所の分かるものが必要。
音羽地域活動センターでは非常食の配布を行う。
https://www.asahi.com/articles/ASP8R5VV2P8RUTIL03B.html
8月23日10時31分にYAHOOニュース(FNN PRIME)からは、ガス管に水や土砂が詰まったことが原因だという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京ガスによれば、21日午後4時20分ごろ利用者から「ガスが出ない」と通報があり、付近の新宿区と文京区の一部あわせて、6507戸でガスの供給ができない状況になりました。
ガス管に水や土砂が流入して詰まったことが原因とみられています。
ガスの供給停止から約40時間経過した23日朝には、200戸の開栓作業が始まり、順次続けるとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/95b588568a9541dc09cd835d01dc2272531f6d25
8月25日18時58分にテレビ朝日からは、サンドブラスト現象で穴が開いた可能性がある、平坦な地形ゆえガス管の中に入った水が抜けにくいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
ガスが止まった理由は、ガス管自体に問題があった可能性以外に、こんな要因も…。
経済部・延増記者:
「一つ考えられているのがサンドブラスト現象という可能性が指摘されています。どういう現象かと言いますと、ガス管の近くにある水道管が何らかの原因で破裂。飛び出した水が土砂を巻き込んでガス管に圧力を加えます。土砂がガス管を摩耗して、ガス管に穴を空けたという現象」
東京ガスは当初、24日の復旧を見込んでいましたが、まだ作業は続いています。
時間がかかっている理由は、その地形。
経済部・延増記者:
「ガス管をひいているエリアがフラットな地形。ガス管に傾斜がありますと、局所的に水が集まりますのでそこから水を抜けば簡単に復旧作業ができると。今回の、ガス管をひいているエリアはフラットな地形のため、水を抜く作業が広範囲に及ぶことが時間のかかる最大の要因なんですね」
東西1000メートルに広がる大工事となったことで、時間がかかっているといいます。
東京ガスは26日の復旧を目指し、作業を続けています。
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000226713.html
8月26日21時31分に朝日新聞からは、113戸を残し復旧したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京ガスは26日、供給が止まっていた6562戸のうち、6449戸(98・3%)が復旧したと発表した。
残る113戸については、復旧のめどがたっていないという。
同社によると、ガスの供給停止が続いているのは文京区関口1丁目の集合住宅2棟、計113戸。
26日中に全ての復旧作業を完了させる計画だったが、敷地内のガス管の形状が複雑なため、作業が難航しているという。
ガスが利用できない世帯に対しては、個別に宿泊施設を手配するなどの対応を取っている。
今回のトラブルの原因について同社が調べたところ、新宿区山吹町内に敷設されていたガス管が破損しているのがみつかり、そこから東西1キロ、南北400メートルの範囲のガス管内に水や土砂が流れ込んでいたという。
周囲の水道管から漏れた水が入り込んだ可能性があり、都水道局などとともに調べている。
https://www.asahi.com/articles/ASP8V6X5GP8VUTIL06G.html
2021年10月1日8時30分に朝日新聞からは、東京ガスは情報周知手段として今回初めてツイッターを使用し、計37回発信、そのせいか苦情は少なかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月下旬、東京都内で計6千戸超が最大で7日間、ガスが止まった。
東京ガスによると、同社の供給停止事故としては過去最大規模だったが、意外にも苦情は少なかった。
背景にあったのは、住民への情報周知手段として、同社として初めて使用したツイッターだったという。
発生は8月21日夕方。
「ガスが出ない」という東京都内の住民からの通報だった。
社員が調べると、同社のガス管に大量の土砂や水が入りこんだのが原因とみられた。
被害は新宿区、文京区の広域にわたっていた。
そこで活用することにしたのがツイッターだ。
これまではホームページなどで復旧見通しなどを載せていたが、ホームページだと情報は「一方通行」だった。
ガスが止まっている地域の利用者が見てくれているかもわからないし、反応も見えにくい。
だが、ツイッターだと、リアルタイムで情報を発信でき、利用者側からすれば、「返信」や「転送」の機能もあるので、発信者に要望を伝えたり、近所の人に発信情報を転送したりできる。
また、ツイッターには、発信情報を評価する「いいね」の表示機能もあるので、発信する側も、情報が評価されているかどうかの判断材料にもなるからだ。
当日の夜から、おわびとともにガス供給の見通しを告知する、と発信。
全戸復旧まで、のべ37回のツイートをした。
対象エリアごとに、どの程度の戸数が復旧したのか、工事の進捗(しんちょく)率などを逐一報告するとともに、工事現場の写真も発信した。
【苦情どころかねぎらいも】
手探りだったが、苦情どころ…
(以下は有料)
https://digital.asahi.com/articles/ASP9Z55NNP9JUTIL001.html
2021年6月23日17時27分にNHK熊本から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
平成29年、熊本市東区の県道で、隣接する斜面から倒れてきた高さ9メートルの木が乗用車を直撃し、運転していた32歳の男性が死亡しました。
この事故をめぐって、男性の遺族は、事故の原因は木の所有者と県道を管理する熊本市が適切な管理を怠ったことにあるとして、熊本市などに5500万円余りの賠償を求める訴えを起こしました。
23日の判決で、熊本地方裁判所の中辻雄一朗裁判長は、「管理する道路内に、周囲の私有地から木が倒れ込まないように対策するのは市の義務だ。さらに、この事故の以前にも木が倒れ、走行車両が損傷する事故が起きていて、本件の発生も予見できたのに、市がフェンスや防護柵を設置するなど十分な対策を行わなかった」として、原告の請求をほぼ認め、熊本市などに対し5100万円あまりの支払いを命じました。
判決について、熊本市土木センターは「判決文が届いていないのでコメントできない」としています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/20210623/5000012618.html
※事故当時の状況は以下の報道参照。
2017年6月26日12時26分に朝日新聞からは、木は根っこから倒れ、直径30㎝の枝が屋根を直撃したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午後7時半ごろ、熊本市東区下南部3丁目の県道で、道路脇の木が倒れて走行中の乗用車を直撃した。
運転していた同区渡鹿8丁目の介護福祉士、小島さん(32)が頭を強く打って死亡した。
熊本東署が同日、発表した。
熊本市都市建設局東部土木センターによると、倒れた木は高さ約9メートル、幹の直径約50センチ。
熊本東署によると、木は根っこから倒れ、直径約30センチの枝が車の運転席側の屋根を直撃していた。
屋根が大きくへこみ、フロントガラスは割れていた。
木が倒れた原因について、同署が調べている。
この事故により、県道は約3時間にわたり通行止めとなった。
https://www.asahi.com/articles/ASK6V3GBFK6VTLVB005.html
2017年6月26日1時29分に日本経済新聞からは、木は腐っていた可能性があるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午後7時半ごろ、熊本市東区下南部3の県道145号で、倒木が乗用車を直撃した。
運転していた同区渡鹿8、介護士、小島さん(32)が心肺停止状態で救助され、搬送先の病院で死亡が確認された。
熊本県警と市によると、木は長さ約9メートル、直径約50センチで、現場付近の斜面に植わっていたとみられる。
腐っていた可能性があり、倒れた原因を調べる。
通行人から「土砂崩れがあり、車内に人が閉じ込められている」と110番があったが、崩落は確認できなかった。
〔共同〕
https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG25H68_V20C17A6CC1000/
また、2017年7月15日9時49分に弁護士ドットコムニュースからは、市は3年前に木の所有者に対し伐採を文書で依頼していた、法律上は市にも責任があるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
熊本市によると、生い茂っている竹などが道路に倒れてきそうだったため、2014年に1度、文書で土地の地権者に対して木の伐採を依頼した。
地権者は対応しないままで市が処理したこともあるというが、市の担当者は「樹木の処理を地権者がするのは、当然のことと考えている」と話した。
道路付近で生い茂る木々による事故が起きた場合、地権者に責任があるのだろうか。
それとも道路管理者も何らかの責任を負うのか。
湯川二朗弁護士に聞いた。
●安全性を欠いている場合、土地所有者は損害賠償義務を負う
土地所有者の責任はどうなのか。
「木竹の植栽または支持に、通常有すべき安全性を欠いている『瑕疵』があることによって他人に損害を生じたときは、その木竹の占有者・所有者がその損害を賠償する義務を負います(民法717条1項、2項)。
今回の場合、道路に面した土地に大きな木が生えていて、それが道路に倒れてきそうな状況でした。
また、木の大きさからすれば、それが倒れたときは道路通行者に危害を及ぼすことは当然に予見されたでしょう。
さらに、道路管理者である市からも『生い茂った竹などが道路に倒れてきそう』と木の伐採を依頼されていたのに、それに対応しなかったというのですから、木の生えている土地の所有者は、事故の損害を賠償すべき義務を負います」
●道路管理者も地権者任せにしておくことは許されない
では、道路管理者である市の責任はどうなのか。
「道路や河川など、国や公共団体が設置・管理する『公の営造物』に『瑕疵』があったために他人に損害を生じたときは、これを賠償する責任があります(国家賠償法2条1項)。
道路として通常有すべき安全性を欠くときは、道路の管理に瑕疵があるとされます。
木竹が生えているのが道路敷の外の私有地であったとしても、その木竹が道路上に生い茂り、道路に倒れてきそうなことを道路管理者が認識しており、現実にその木竹が道路上に倒壊して道路の通行を妨げたような場合は、道路として通常有すべき安全性を欠いていると言わざるを得ません。
そのため、道路管理に瑕疵があったと言うことができ、道路管理者である市は国賠法2条の責任を負います。
さらに、道路管理者は、道路を常時良好な状態に保つように維持し、修繕し、一般交通に支障を及ぼさないように努めなければなりません(道路法42条1項)。
また、道路の交通に及ぼすべき危険を防止するため必要があるときは、道路に接続する区域を沿道区域として指定して、当該土地、竹木の管理者に対して交通の危険を防止するため必要な措置を講ずべきことを命ずることができます(道路法44条1項、4項)。
さらには、道路管理者自ら代執行もできるのですから、道路の状況によっては、道路管理者がそれらの道路管理義務を怠ったとして国家賠償法1条の責任を負うことも考えられます」
今回のケースで、市は処理をしたこともあるそうだが、結果的に事故が起きてしまった。
「担当者が言うように『樹木の処理を地権者がするのは、当然のこと』だとしても、地権者任せにしておくことは許されません。
実際に現場を詳しく調査してみないとわかりませんが、もし、処理が不十分なものであったとするならば、木竹の占有者・所有者の民事上の責任と市の国賠法上の責任は、共同不法行為として連帯責任になるものと考えられます」
https://news.livedoor.com/article/detail/13341276/
(2022年12月29日 修正1 ;追記)
2022年12月26日18時13分にNHK熊本からは、遺族が木の所有者と市に損害賠償を求めた裁判で市への賠償命令が確定したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
男性の遺族などは、木が倒れたのは管理に問題があったからだと主張して、県道を管理する熊本市と木があった土地の所有者に賠償を求め、1審の熊本地方裁判所は「管理する道路内に周囲の私有地から木が倒れ込まないように対策するのは市の義務だ」と訴えを認めました。
また、2審の福岡高等裁判所も「道路に木が倒れることは予測できた」として、市と所有者にあわせておよそ5000万円の賠償を命じました。
判決を不服として熊本市が上告していましたが、最高裁判所第1小法廷の山口厚裁判長は26日までに上告を退ける決定をし、市の敗訴が確定しました。
熊本市土木総務課は、「亡くなられた方に心よりお悔やみ申し上げます。最高裁の判断を重く受け止めます。今後はこのような事故を防止するため、道路管理者として安全確保に努めてまいります」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/20221226/5000017862.html
12月27日20時59分にYAHOOニュース(熊本日日新聞)からは、防護柵を設置するなどしなかった瑕疵が市にあったと地裁は判断していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
昨年6月の熊本地裁判決は「倒木の危険性がある土地にもかかわらず防護柵設置などの対策を欠き、市の管理に瑕疵[かし]があった」と判断。
福岡高裁も今年1月、「市は倒木を予見できた」として一審判決を支持していた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/cc443a035201cd8c8814f7aece0e9338b7f6fbe3
(ブログ者コメント)
〇市の控訴理由資料中、現場の地図と事故翌日の写真が掲載されていた。
https://kumamoto-shigikai.jp/common/UploadFileDsp.aspx?c_id=47&id=810&sub_id=1&flid=2111
〇今後、同様の事案が生じた場合、自治体としては木の所有者に処置を求めるだけでなく、所有者に聞き入れられなかった場合は防護柵の設置など、何らかの物理的対応をせざるを得なくなったというように読み取れる。
ということは、1個人の無責任な態度に税金を使って対応せざるをえないことになり、なにか熱海市の土石流災害の対応に通じるものを感じてしまった。
〇1審2審の判決を受け、木の所有者がどう対応したのかなど、情報がないか調べてみたが見つからなかった。
2021年6月11日18時40分にYAHOOニュース(テレビ朝日)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
公園の地面から突き出ていた鉄筋の棒。
13歳の男子中学生が15針を縫う大けがです。
掘り出された鉄筋。
東京・足立区の新田さくら公園に埋まっていました。
鉄筋が見つかったのは2日。
園内で遊んでいた男子中学生が転倒して、ひざの下あたりが鉄筋に当たり、15針を縫うけがをしました。
鉄筋があった原因について「施工業者が抜き忘れた可能性がある」としていましたが、足立区の公園管理課は「工事には様々な業者が関わっていて、現時点で調査中」としています。
さらに、別の可能性も…。
担当者によりますと、この場所の地下は土だけで、鉄筋は使っていないというのです。
公園の舗装を手掛ける業者も…。
「舗装工事等で鉄筋を使うことはまず一般的にはないですね。もし(鉄筋を)利用する場合はコンクリートで固めちゃって鉄筋はコンクリートの中に収まる形になりますので」
だとしたら、なぜ…。
足立区の別の公園では去年、砂場で大量の「つまようじ」が見つかりました。
こうした行為は、いたずらかもしれませんが、「けが」や「心理的な不安」ははかり知れません。
一方、今回見つかった鉄筋。
地面に垂直に近い状態で、担当者によれば、地表に「数ミリ」出たような状況だったといいます。
担当者は悪意のある行為だった可能性も捨てきれないとしています。
この公園では、他にも地中から鉄筋3本と杭が1本見つかりました。
足立区は今後、金属探知機を使ってさらに詳しく調べ、約60の公園も調べるとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c910b97ed0abfdfb9e1dbf7352c34a278e2078d5
6月10日18時33分にTBS NEWSからは、鉄筋の長さは30㎝だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
鉄筋は地面から数センチ出ていたということで、区の職員が引き抜いたところ、直径10ミリで、長さは30センチあったということです。
周辺からは、他にも同様の鉄筋3本とロープを地面に固定する鉄の杭1本が埋まっているのが見つかり、取り除かれました。
公園は2010年の施工で、工事の際、業者が残した可能性もあるとして、区が調査しています。
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4288972.html
6月10日21時21分に日テレNEWS24からは、管理人が引き抜こうとしたが引き抜けなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
その後、公園の管理人がこの棒を引き抜こうとしたものの、抜くことができず、区への報告を怠りました。
翌日、中学生の保護者から連絡を受けた区は、この棒を掘り起こして撤去しました。
https://www.news24.jp/articles/2021/06/10/07887618.html
6月10日17時20分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)からは、定期的な清掃や点検を行っていたが気付かなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
鉄筋の棒は、園道を舗装する工事の際に地中に埋められ、施工業者が抜き忘れたと考えられるもので、これが地面に露出して事故につながったとのことです。
公園では定期的に清掃や点検が行われていましたが、この棒には気付かなかったということです。
区は今後、金属探知機を使用し、この公園全域を調査するほか、近年工事を行った区内の公園、およそ60か所についても調査を行い、再発防止に努めたいとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8e674369c03c38a18dedf067452a2d1de68cc03c
(ブログ者コメント)
垂直に、人の力では抜けないほど強固に埋っていたということで、悪質行為だったことも考えられる。
ただ、もしそうだったとすれば、テレ朝の鉄筋アップ映像で、先端がもっと潰れていてしかるべきかな?という気もする。
そういった原因推察はさておき、ここでは日常管理での見落とし事例として紹介する。
2021年5月1日6時0分に上毛新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
群馬県伊勢崎市は30日、同市連取町の元町公園の遊具が破損し、この遊具で遊んでいた5歳の男児と3歳の女児が24日にそれぞれ軽傷を負ったと発表した。
壊れたのは、乗って揺れながら遊ぶ木製スプリング遊具で、対象年齢は3~6歳。
24日午前9時10分ごろ、男児が遊んでいたところ、ばねが付いている台座部から、両手を掛ける部品が外れて胸を打った。
その後、男児と保護者が医療機関に向かって現場を離れていた間に誰かが外れた部品を元に戻したとみられ、同10時10分ごろ、女児がこの遊具を使って鼻をけがした。
市によると、遊具は1999年設置。
4月2日に点検したばかりで、破損原因は不明という。
市は、この遊具と同タイプの遊具計4基を市内の公園から撤去し、改めて全ての遊具の安全点検を行うとしている。
https://www.jomo-news.co.jp/news/gunma/society/291821
4月30日18時42分に群馬テレビからも同趣旨の記事が、壊れた遊具の写真付きでネット配信されていた。は、
この遊具は、今月2日に日常点検を行っていて、そのときに異常は確認されませんでした。
同じタイプの遊具は、このほか元町公園に2つと連取中央公園に1つありましたが、いずれもおととい撤去しました。
https://news.livedoor.com/article/detail/20118943/
5月2日17時30分に読売新聞からは、2人とも転落していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市によると、24日午前9時10分頃、男児(5)が木製のスプリング遊具に乗って遊んでいたところ、取っ手と台座の接合部の木が裂けて転落し、胸を打撲した。
取っ手は別の来園者によって戻されたが、女児(3)も転落して顔にすり傷を負った。
この遊具は1999年の公園開設時からあり、今年4月2日の点検時には異常はなかった。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210501-OYT1T50108/
2021年4月21日8時6分にYAHOOニュース(沖縄タイムス)から下記趣旨の記事が、事故が起きた遊具の写真付きでネット配信されていた。
沖縄県宮古島市の高野漁港内多目的広場にある木製船型遊具の付属部品が、遊んでいた2歳の幼児の足に落下し、指を骨折していたことが20日、分かった。
座喜味一幸市長が同日開いた会見で明らかにした。
座喜味市長は、「市の管理不備があったことを市民に報告するとともに、けがをされたお子さまとご家族におわび申し上げる」と陳謝した。
事故は3月25日午後2時ごろ発生。
市によると、帆船を模(も)した遊具に付属する直径40センチ、重さ6・1キロのステンレス製ハンドルが、約1メートルの高さから幼児の右足の指に落下し、骨折したという。
幼児は全治2カ月の見込み。
施設は設置から15年ほど経過。
市は毎月、公園遊具を点検しているが「見落としがあったと思われる」とした。
何らかの理由でボルトの締め付けが緩んでいたとみている。
事故を受けて同日、遊具の使用を禁止したほか、15日から市が管理する全施設の点検・確認作業を進めている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ab66385574d83fb33f5b205e8942d3c0012494bf
4月21日9時5分に宮古新報からは、事例の横展開調査で危険個所が見つかっているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月25日、平良東仲宗根の高野漁港で多目的広場に設置された木製船型遊具のステンレス製ハンドルが突然外れ、落下する事故が発生した。
遊んでいた市内在住の2歳8カ月の幼児が右足の指を骨折し、全治2カ月のけがを負った。
これを受け座喜味市長は20日会見を開き、幼児と家族へ謝罪した。
市の施設に管理不備があったとして市民にも謝罪し、再発防止の徹底を図るため、市全域で施設の安全確認を行うとした。
幼児の保護者より7日電話連絡があり、市職員が現場を確認、遊具を使用禁止とした。
13日、市部長以下と幼児及び保護者が面談、事故状況を確認し、口頭で謝罪した。
幼児の治療費は市が負担するが、今後の対応については保護者と協議中という。
農政課所有の農村公園3カ所の遊具を調査。
イムギャーマリンガーデン公園のジャングルジムが老朽化で破損しているとして使用中止とした。
修繕は不可能として、撤去を検討している。
また、同公園の転落防止柵の破損を確認。
早急な予算措置を行い修繕する。
市は月に1回程度公園などの施設を清掃、点検を行っているとしたが、不備があったことを認めた。
15日に市内全域の施設で安全確認を実施するよう指示したという。
2020年2月16日15時45分にNHK富山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
後を絶たない用水路事故の実態把握に向けて、県は新年度以降、消防と連携して、死亡事故だけではなく、けがをした事例についても情報の収集を行っていくことになりました。
この方針は15日富山市の県民会館で開かれた県の用水路事故防止対策推進会議で示されました。
会議では県の担当者が今年度行った対策を紹介し、国が対策費用を全額補助する事業などを利用して例年の12倍にあたる24キロの柵を設置する予算を確保したことや、用水路を所有・管理する土地改良区などに所属する「安全対策推進員」が事故防止に向けた啓発活動を行ったことなどを説明しました。
そして新年度の取り組みとして、事故の実態把握に向けて消防と連携して、死亡事故だけではなく、けがをした事例についても情報の収集を行って傾向を分析した上で対策につなげていくことや、1月の大雪などで用水路への転落事故が相次いだことを受けて今年度初めて春と秋に設けた「啓発期間」を冬にも実施する方針を明らかにしました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/20210216/3060006684.html
(ブログ者コメント)
富山県は用水路転落死亡事故多発県。
にもかかわらず、これまで死亡事故しか情報収集してこなかったことに少なからず驚いた。
傾向分析するならヒヤリ事例も含めたほうが良さそうな気がするが、そういった事例は記録に残っていない・・・・のかもしれない。
2021年1月10日5時1分にYAHOOニュース(徳島新聞)から下記趣旨の記事が、当該遊具の写真付きでネット配信されていた。
徳島県板野町那東の県立公園「あすたむらんど徳島」で昨年12月29日、県外の60代男性が遊具から転落して死亡していたことが9日、分かった。
県や公園の指定管理者は事故を公表していない。
指定管理者によると、事故は12月29日午後4時半ごろ、ジャングルジムと滑り台を組み合わせた「わんぱく砦(とりで)」で発生した。
娘と遊んでいた男性が、2階に上がる階段から地上に転落したとみられる。
男性は全身を強く打って病院へ運ばれ、同日死亡した。
目撃者はいない。
公園では30日、指定管理者が遊具を閉鎖して安全点検を行い、問題がなかったとして31日に利用を再開した。
死亡事故を受け、掲示板などで注意喚起する予定はないという。
県の担当者は「結果として人が亡くなったことは非常に残念だが、県や指定管理者の施設運営に不備や瑕疵(かし)があったわけではない。公表を望まない遺族の意思を最優先しており、指定管理者が公表しなかったのは妥当な判断」とした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/363a08583ef7e2d332fb9a661dad25a1f3f90af9
2021年1月7日9時16分に朝日新聞から下記趣旨の記事が、破断面などの写真付きでネット配信されていた。
奈良県葛城市の交差点で3日、道路標識が倒れているのが見つかった。
犬の小便などの影響で、支柱の根元が腐食したことが原因らしい。
こうした標識の倒壊で、通行人がけがをした事例も過去にある。
今回の倒壊を受けて、県警は大型標識を緊急点検する。
県警によると、3日午前10時20分ごろ、奈良県葛城市弁之庄の交差点北側に立っていた道路標識が倒れていると通行人の女性から署に通報があった。
けが人はなかった。
標識は高さ約5メートル。
鉄製の支柱は直径約15センチ、厚さ約5ミリ。
1996年設置で、一時停止や横断歩道などを示していた。
支柱の下部に変色があったといい、犬の小便などの影響でさび、強風にあおられて折れたと県警はみている。
【1800本を緊急点検へ】
所管する高田署によると、道路標識の点検は、管内を地域ごとに区切り、毎月1日に順次行っているという。
目視し、異状があれば押すなどして調べていたが、今回倒れた標識について異状は把握していなかったという。
交通規制課によると、道路標識の耐用年数は50年ほど。
ただ、犬の小便や凍結防止剤、草刈り機でついた傷から水が入ることなどが原因で腐食が進むという。
道路標識の倒壊は事故につながりかねない。
2019年には岐阜県で、倒れた標識に当たって小学生の男児が軽傷を負った。
17年にもさいたま市で、女性が倒れた標識に当たって軽いけがをした。
今回の倒壊を受けて、奈良県警は21年3月末までに、設置から10年以上になる県内の大型道路標識約1800本を緊急点検する。
交通規制課の西岡次席は、「標識に異状があれば、県民からも県警に連絡をいただきたい」と話した。
https://www.asahi.com/articles/ASP1673NJP15POMB008.html
(ブログ者コメント)
〇地中で腐食しているケースもあるので、「目視し、異状があれば押すなどして調べる」のではなく、「点検時は押して調べる」としたほうがよさそうな気がする。
〇本ブログでは過去に、さいたま市などでの同種事例を何件か紹介している。


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。