2021年9月14日19時40分にYAHOOニュース(山陽放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
高松市に歩行者が通れない歩道があります。
歩道とほぼ同じ幅で歩道橋の階段が設置され、歩く人は車道におりて通らなければならないのです。
どうにかならないのでしょうか。
歩行者が歩道から車道に降りていきます。
車が来ていないかを確認し、タイミングを見ていますが、危険と隣り合わせです。
高松市木太町の県道に設置された歩道です。
車道は路側帯の幅が狭く、自転車を押して進む人やベビーカーなどははみ出てしまいます。
この場所は、ドライバーにも注意が必要です。
歩道橋の階段が死角となり、歩行者がいても直前まで気づくことができません。
歩道橋は高松市街地の南、高松市木太町の住宅街にあります。
小学校のそばを走る県道と、その隣を流れる川をまたぐように歩道橋が設置されています。
その歩道橋に取り付けられた階段の1つが、歩道とほぼおなじ幅で、歩道を歩く人に不便を強いる格好なのです。
管理するのは香川県です。
なぜこのような場所に設置されたのでしょうか。
歩道橋が設置されたのは、今から50年以上前でした。
高度経済成長期に車の数が急増し、交通死亡事故が増加しました。
その対策として、香川県でも歩道橋の設置が進められたのです。
香川県が管理する歩道橋は、55本あります。
その多くが、1960年代後半から70年代前半に設置されたものです。
問題の歩道橋から、2kmほど離れた高松市東山崎町にある歩道橋です。
ほぼ同じ時期に作られたこの歩道橋も、階段が歩道を通行する人の妨げになっています。
当時の基準には、歩道の確保について明確なルールがなかったとみられています。
現在の設置基準では、歩道を1.5m以上確保して階段などを設置するよう定めています。
このため、最近設置された歩道橋には十分歩くスペースが確保されています。
古い基準で作られ、50年にわたり通行の妨げになってきた歩道橋です。
近所の人からは必要ないのではという声も聞かれます。
歩道橋のすぐそばには横断歩道があり、多くの人は歩道橋ではなく横断歩道を使っていました。
私たちが平日の午前中に利用者を調べたところ、川と県道をまたぐ階段は通学路にも指定されていて、児童が数多く利用していました。
しかし、歩道を塞ぐ階段は通学路になっておらず、調査した時間に利用した人はいませんでした。
使われていない階段ですが、香川県は撤去には慎重な考えです。
香川県は歩道橋の手前にう回路を案内する注意看板を設置するなど、新たな安全対策を施すとしてます。
歩行者の安全を守るための歩道橋が、新たな危険を生み出し続けています。
利用者の目線に立った見直しが求められます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e6790cabfbb29ef68cec6bb3029ea2aaf2d90e26
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。