2021年8月13日に掲載した元記事がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第3報修正6として掲載します。
第2報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/11849/
(2021年9月24日 修正6 ;追記)
2021年9月16日20時25分に毎日新聞からは、福岡県はバス送迎などに関するガイドライン(都道府県単位では初)を作成した、今後は毎年の監査対象とするなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事件を受け、県は16日、バス送迎などに関する独自ガイドライン(安全管理標準指針)を公表した。
事件では、1人でバスを運行していたことが明らかになっており、職員ら複数人での運行を原則とすると明記。
乗車した園児を名簿で確認し、保育園での出欠確認の際に再度突き合わせることなどを求めた。
県によると、都道府県単位で独自ガイドラインを策定したのは全国初とみられる。
ガイドラインでは「送迎時は運転手は他の業務は一切行わない」とし、「運転手以外の職員を1人以上添乗させる。2人以下の園児の乗用車などによる送迎でも職員が同乗することが望ましい」と規定。
送迎対象は原則、満1歳以上と定めた。
今後は、毎年度実施する県の監査対象とする。
県は県内約2200の保育施設にガイドラインを送付し、全施設を対象に研修会を開くなどして周知を図る。
送迎バスに関する県の実態調査では、100施設が無断欠席した園児の保護者に連絡をしていないことが判明しており、研修会では出欠確認の徹底も求める。
服部誠太郎知事は県議会で、「今回のようなことは二度と繰り返してはならない。保育所への定期監査に加え、抜き打ち監査も実施していく」と述べた。
事件を巡っては、バスの1人運行の他、保護者への欠席確認の連絡がなかったことなどが明らかになっている。
これまで送迎バスに特化した国の安全規定はなく、行政の監査対象にもなっていなかった。
https://mainichi.jp/articles/20210916/k00/00m/040/296000c
(2021年9月26日 修正7 ;追記)
2021年9月24日19時50分にNHK北九州からは、これまで県から2度再提出を求められた園側の報告書が3度目に受理されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事件を受けて8月、福岡県は保育園を運営する法人に対して児童福祉法に基づく特別監査を行い、園側に園長などへの厳正な対処や出欠確認のルールの見直しなどを求めていました。
園側はこれまで2度に渡って改善報告書を提出しましたが、県は一部の内容について改善内容が不十分だとして再提出を求めていました。
3度目の提出期限の24日、園側から報告書が提出され、県は、信頼回復を目指して開く保護者説明会の内容について中間市との協議が不十分だった点が改善されたほか、園の組織体系や職員の役割分担を明確にしたことなどが確認できたとして、報告書を受理しました。
一方、双葉保育園をめぐっては、今回の事件のほかにも不適切な保育があったという情報があり、県は引き続き特別監査を行っています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20210924/5020009633.html
9月25日9時22分に毎日新聞からは、報告書の内容などに関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
園側は、県と市が児童福祉法などに基づいて出した改善勧告に対する報告書を提出した。
園側は組織内での役割の明確化や保護者に対する信頼回復の取り組みなどを盛り込み、県に対する報告は全て終えた。
市への報告は一部残っており、市は30日までの提出を求めている。
園の報告書によると、園長や主任、副主任などの役割を明確化するとし、3歳以上の園児を2クラスに編成して担任も明確にした。
園と市で協議をした上で保護者説明会も開催する方針を示した。
市立保育園の保育士が園の主任保育士となる見込みだという。
県は、「今後、報告内容の実施状況を定期的に確認する」とした。
園側は一連の報告の中で、前園長や前理事長の退任など責任の明確化や送迎バス廃止の方針なども示した。
https://mainichi.jp/articles/20210925/k00/00m/040/032000c
(2021年10月22日 修正8 ;追記)
2021年10月21日16時34分にNHK北九州からは、頭をたたくなどの不適切行為があったとして2度目の改善勧告が出されたが園側は否定したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福岡県は8月、保育園を設置する社会福祉法人に対し、安全対策に問題があったとして改善勧告を出しましたが、保護者へのアンケートの中で不適切な保育が行われていたという複数の指摘があり、先月から再び特別監査をしていました。
その結果、職員が園児に対して、頭をたたいたり、足をつかんで逆さに持ち上げたりするなどの行為や、バスタオルで巻いた状態で長時間トイレに放置するなどの行為、「好かん」、「ばか」といった暴言などが確認されました。
また、特別監査の前に、特定の職員が別の職員に対して、こうした事実を証言しないように依頼したことも確認されたということです。
このため、福岡県は21日、保育園を設置する社会福祉法人に対し、2度目の改善勧告を出しました。
・・・
福岡県が改善勧告を出したことを受けて、保育園側の代理人を務める弁護士が会見を開き、職員に不適切な行為があったと指摘されたことについて、「納得できない」などと主張しました。
会見の中で弁護士は、県の特別監査の結果、職員が園児をたたいたり暴言を発したりするなどの不適切な行為を行ったと指摘されたことについて、「ほとんどが初耳の話で、何度も保護者への調査などを行う中で全く出ていないので、納得できない」と述べました。
また、特別監査の前に、特定の職員が別の職員に対して、こうした事実を証言しないように依頼したなどと指摘されたことについて、「監査に対してしっかり話すよう園長が職員に指導している。仮に誰かが証言しないように依頼していたとしても、それに対して園側が問題があるかのように指摘されるのは違う」と述べました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20211021/5020009808.html
(2021年11月4日 修正9;追記)
2021年10月29日20時2分にYAHOOニュース(テレビ西日本)からは、行われていたのは不適切行為ではなく虐待だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・・・
園内では“虐待行為”も。
◆元保護者:
「泣いている子の口に何回も、飲み込んでないのにご飯入れてたりとか、早く食べろって感じでした。味噌汁の中にご飯入れてガシャーって」
こう証言するのは、3年ほど前に子供を双葉保育園に通わせていた元保護者。
元園児にも話を聞くと、「ある存在」が浮かび上がりました。
◆4年前に卒園した元園児:
「ちょっと椅子に当たって、それで倒れただけで押し入れ部屋に入れられて、倉庫みたいなところに閉じ込められた。そこに連れて行かれる人は多かったです」
そう語るのは、4年前まで通っていた男の子。
そして、その姉もー
◆7年前に卒園した元園児:
「私も1回(押し入れ部屋に)入れられたことがあって…。床が濡れていたんですよ。私がその水の1番近かったから…こぼしたのかみたいな感じになって、違うんですって否定したけど、いや、あなたしかいないんじゃんみたいな」
罰として閉じ込められたという“押し入れ部屋”。
そこはどんな部屋なのでしょうか?
見せてくれたのは、4年前に行われた卒園式の映像。
ここに、押し入れ部屋が映り込んでいるといいます。
◆4年前に卒園した元園児:
「先生が座っている後ろが押し入れ部屋です」
ホールの右手に見える扉。
ここが「押し入れ部屋」だったといいます。
その位置関係を書いてもらうと…
◆元保護者:
「ここが年長さんのお部屋なんですよね、その横にあるんですよ、布団部屋が」
◆7年前に卒園した元園児:
「だから、年長さんが1番連れて行かれやすい場所ではある」
そこは、年長のエリアに近い、布団を収納する部屋だったといいます。
中の様子は…
◆7年前に卒園した元園児:
「すごい狭くて暗くて光が当たらないんですよ。すごくなんか不気味でそこにバンッって入れられて、反省しなさいってドア閉められて、最初は泣いてたんですよ。なんかごめんなさいしか言葉が出なくなって、時間は分からないんですけど、落ち着いた時に先生が来て『反省しました』って言ったら、じゃあ外出ていいよって、やっと開放された」
さらに、この保育園の元職員も内情を教えてくれました。
◆元職員:
「押し入れ部屋は1カ所だけではありません。2歳児用のトイレや、別の倉庫など、3カ所以上ありました。おととし、2歳の子を布団です巻き状態にして、トイレに4時間以上放置しているのを見ました」
元職員によると、「押し入れ部屋」に閉じ込める行為は常態化していたといいます。
事故の後、福岡県と中間市は、園に対して特別監査を実施。
その結果ー
◆福岡県 子育て支援課 浦田課長:
「頭を叩く、げんこつで叩く、腕を強く引っ張るといった行為を日常的に職員が行っていた」
職員らによる複数の園児への体罰や、「バカ」「あんた嫌い」などの暴言が繰り返されていたことが確認され、園は改善勧告を受けました。
一方、県から虐待の報告を受けた、園側の弁護士はー
◆弁護士:
「行政はどこをどう認定したのかという過程が全然示されてないので分からないですが、我々の調べた範囲ではそういうものは出てきておりません。納得できない」
事故から3カ月。
遺族の思いはー
◆冬生ちゃんの親族:
「体罰とかなんとかっていうのは全然、僕は夢にも思ってなかったです」
「新しい保育園になってもらわないと、冬生の亡くなったことが浮かばれないと思います」
今回の事故を受けて中間市は、送迎バスについて、利用は原則満1歳以上とすることや、園児が無断欠席した際の連絡を徹底することなどを明記した独自の安全管理マニュアルを作成。
市内にある6つの保育園に送付することにしています。
また、警察は業務上過失致死の疑いで捜査を進めています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e715925504e1ff60a4920f295ab23febb235863b
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。