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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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202191960分に南日本新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。

18日午後4時ごろ、鹿児島市五ケ別府町の永田川で、「中学生1人がおぼれていなくなった」と、川で一緒に遊んでいた友人が119番した。

約30分後、同市の中学2年生男子(13)が川底に沈んでいるのを捜索中の消防が発見。
搬送先の病院で死亡が確認された。
水死とみられる。

鹿児島南署によると、男子は永田川の滝つぼ周辺で遊んでいたとみられ、深さ約2.5メートルの川底で見つかった。

中学生の友人4人、小学生1人の5人とともに、午後4時ごろから遊び始めたばかりだったという。

目立った外傷は確認されず、同署はおぼれたとみて、原因を調べている。

滝つぼは、同市の星ケ峯みなみ台入り口の交差点から、山あいに2キロほど入ったところにある「井手ヶ宇都の滝」と呼ばれる場所で、滝つぼの川幅は最大13メートルあるという。
周囲は、竹などの雑木林に囲まれている。

https://373news.com/_news/storyid/143840/

 

920193分にYAHOOニュース(鹿児島テレビ)からは、中学生は滝つぼの底に沈んでいた、滝つぼの中では渦が発生しやすく下向きの力も発生するなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

18日、鹿児島市の川で遊んでいた男子中学生が溺れて、滝つぼに沈んでいるところを救助されたものの、死亡する事故がありました。

滝つぼの危険性について専門家に聞きました。

鹿児島市の山田インター近くから永田川の上流へ約1kmの雑木林の中に、大きなしぶきをあげる滝があります。

18日午後4時ごろ、鹿児島市五ヶ別府町の永田川にあるこの滝で、鹿児島市の中学生・木ノ本さんが遊んでいて溺れました。

木ノ本さんは滝つぼの底に沈んでいるのを発見され、救助されましたが、約2時間後に死亡しました。

警察によりますと、死因は溺死とみられています。

現場近くには注意を促す看板があり、木々が生い茂る場所を下ると滝つぼにたどり着きます。

「井手ヶ宇都の滝」と呼ばれる滝の落差は約7mで、滝つぼの深さは約2.5mです。

海をはじめとして水辺の環境に詳しい鹿児島大学水産学部・西隆一郎教授は、滝つぼの危険性を指摘します。

鹿児島大学水産学部・西隆一郎教授:
「上から流れてきた水が下流に行くときに、水の全体としては普通の川と同じように上流から下流に流れるが、滝つぼの場所だけは渦を巻きやすい。
滝の水の力で掘られてくぼみ(滝つぼ)になると渦が発生しやすい形に変わる。
下向きに体を押しつけられる力も発生する。
くぼみの底は水温も低く、水圧で体が締まって密度が高くなるので、できるだけすぐに上向きに泳いで外の流れにのる努力が必要」

西教授は、川で遊ぶ際の注意点や準備の必要性も訴えます。

西教授:
「最低限、水辺を使うときには、ライフジャケットなど浮くものを身近な場所に置くことをおすすめする。
川は淡水なので、一般的に言うと、水温が低い。
入る前に川の水を体にかけて水温と体温となじませてから入るといい」

木ノ本さんの通っていた中学校の校長は、改めて生徒に危険な場所へ入らないよう注意を促すと共に、生徒のメンタルケアを十分に行っていくとしています。







https://news.yahoo.co.jp/articles/ad16f7f2d448cd5cc755341cf9e3a41624c0849a

 

(2021年10月12日 修正1 ;追記)

死亡した生徒が通っていた中学校では「危険個所マップ」が作られていたが、溺れた滝つぼは校区外ゆえ記載されていなかったなど。

鹿児島市の滝つぼ周辺で9月、友人らと遊んでいた男子中学生が溺れて亡くなった事故で、現場はこの生徒の中学校の校区外だったため、校内で危険箇所として呼び掛けられていなかった。

学校と地元は他校区との連携などで危険箇所を幅広く把握するとしている。

現場は同市五ケ別府町の永田川で、滝の落差は約7メートル、滝つぼは深さ約2.5メートル、川幅は最大13メートル。

住民によると、以前も小学生が遊んで溺れかけるなどの事故があった。

生徒が通っていた中学校は「危険箇所マップ」を作成。

校区内の交通事故多発地点や危険な崖、川などを写真付きで示している。

校長は今回の事故現場は盲点だったとし、「他校区の危険箇所マップの活用など再発防止策を考えたい」と話す。

事故現場を含む地域で活動する宮川校区コミュニティ協議会は、滝周辺の安全対策を市と検討する予定。

同協議会は「付近の校区とも臨時総会などで情報を共有したい」としている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d9e071b9375833c2fd5cde2406db8254dea80698

 

 

  

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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