2021年11月8日19時7分にNHK埼玉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
埼玉県が管理するさいたま市の公園の水遊び施設で、給水と排水のバルブの両方を2週間にわたって開けたままとなっていたことがわかりました。
県によりますと、通常より400万円以上、水道料金がかかっていたということで、県は再発防止策を徹底することにしています。
県によりますと、ことし5月、さいたま市浦和区にある北浦和公園内の水遊び施設で、2週間にわたって、排水バルブをあけたまま、給水を続けていたということです。
このため、公園内のことし5月から7月までの水道料金の請求額は468万8608円と、通常と比べて400万円以上高くなっていました。
この施設は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、去年から水を抜いた状態でしたが、自然観察を行うため、一時的に水をためることになりました。
県によりますと、この際に給水バルブを開放していたところ、開いていることを確認しないまま、県の職員が清掃作業のために排水バルブを開いたままにしてしまったということです。
公園を管理する県立近代美術館は、「人為的なミスによって県民に負担をかけて申し訳ない。二度と同じようなことを起こさないように対策を徹底したい」とコメントしています。
県は再発防止策として、バルブを常に閉めることを徹底するとともに、公園の水道メーターの検針を毎日行うことにしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/saitama/20211108/1100012851.html
埼玉県のホームページには、下記趣旨の報道発表用資料が掲載されていた。
県立近代美術館で管理している北浦和公園内徒渉池(としょういけ)において、流水状態が約2週間続くという事故が発生しました。
このため、通常を大幅に上回る水道料金を支払うこととなりました。
今後、このようなことがないよう再発防止策を講じてまいります。
※徒渉池とは:子ども達が水遊びをすることができる施設
1 確認日
令和3年7月13日(火曜日)
水道メーターの検針を行ったさいたま市からの連絡により
多量の水の利用を確認した。
2 使用水量及び請求額
使用水量:5,503㎥(前回検針時使用水量:317㎥)
請求額:4,688,608円(前回請求額:380,622円)
3 事故概要
3月 5日 徒渉池へ水を張るため、給水バルブを開放
ボールタップ(池に一定量の水が注がれると給水が停止する仕組み)により、給水は停止
5月17日 徒渉池の清掃作業のため、排水バルブを開放
※排水バルブが開放されたことにより流水発生
5月31日 流水音を確認したため、給水バルブを閉鎖
※流水停止
4 再発防止策
(1)給水バルブ及び排水バルブの常時閉鎖を徹底するとともにバルブ操作時は複数名で作業・確認を行うこととする。
(2)公園の水道メーターの検針を毎日行う。
https://www.pref.saitama.lg.jp/g2212/news/page/news2021110801.html
(ブログ者コメント)
県の資料、ちょっと分かりにくいが、5月17日に給水バルブが開いていることに気付かないまま排水バルブを開け、5月31日に流水音を確認して給水バルブを閉め、無駄に排水した量を確認したのが7月13日だった、というふうにブログ者は読んだ。
ちなみに、5月31日に流水音を確認したのは、いつまで経っても水が抜けないので・・・ということだったのかもしれない。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。