2019年11月26日7時50分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
都心部の放置自転車対策として、札幌市が中央区南2西2周辺の市道「西2丁目線」下に建設中の地下駐輪場のオープンが、当初予定から約2年遅れの2022年度春にずれ込むこととなった。
設計時は想定してなかった各ライフラインの配管が市道下にあり、工法の変更を余儀なくされたことなどが要因。
事業費は当初予定から20億円超膨らむ見通しだ。
市建設局によると、工事設計時は、地下に敷設された下水道やガス、電気の配管の位置などの記録を各事業者から取り寄せて検討。
ところが実際に土を掘ると、記録と異なる位置に配管があったり、記録に無い配管が通っていたという。
市建設局は、重機を使う予定の作業を人力で行うなど、工法を変更。
想定以上に発生した地下水の排水費用の増加や、駐輪場にエレベーターを追加で付ける費用も数億円に上った。
これらにより、総事業費は当初から約22億円増の約55億円に膨らむ想定となった。
市建設局は、「交通量の多い都心部であることに加えて周辺はロードヒーティングがあり、事前の試掘調査ができなかった」と、地下の状況把握が不十分だった理由を説明する。
工費の大幅増額については、28日からの定例市議会で議論される可能性がある。
地下駐輪場は地上道路と地下鉄東豊線の間に構築し、2層構造。
市は埋まっているライフラインの配管を避けて工事を進めている。
駐輪場の地下約13メートルまでの掘削は終了し、コンクリート製の駐輪スペースを建設中だ。
自転車の収容台数は、エレベーター設置に伴い、当初計画から約250台減の約1300台。
地上出入り口はスロープ2カ所とエレベーター1基の計3カ所あり、スロープ横にはベルトコンベヤーが設置される。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/368274/
2019年11月22日付で茨城新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
古河市は21日、市内1世帯の住宅の給水管に誤って工業用水道管が接続されていたため、家族6人が約2年4カ月間にわたり、工業用水を生活用水に使っていたと発表した。
住宅に上水道管を接続する際、担当の職員が工業用水管を上水道管と誤認したのが原因。
その後の水質検査でも見抜けず、気付くのが遅れた。
因果関係は不明だが、家族が受けた健康診断で異常値が見つかっている。
針谷力市長が同世帯を自ら訪問し謝罪。
水道料金返還や補償について交渉している。
同日開かれた市の定例記者会見で明らかにした。
市水道課によると、この住宅には成年2人と未成年4人の家族6人が住んでおり、2017年5月から水道の使用を始めた。
給水前の16年10月、上水道管を住宅に接続する際、工事業者からの照会に、同課の職員が誤って工業用水道管を上水道管と回答したという。
市は開栓までに水質検査を行っていなかった。
また今年7月16日、世帯主から「水が濁っている」との問い合わせを受け、同課が現地で水質検査を行ったが、検査結果を見誤り、原因も究明できず、誤接続に気付けなかった。
水道管接続時の誤認と現地の水質検査は、いずれも同じ職員が行っていた。
同課が濁りについて調査を継続していたところ、8月20日、同課職員が宅地に面する道路に工業用水道管が埋設されていることに気付いた。
翌21日、世帯に水道の使用中止を要請するとともに、上水道仮配管工事を実施。
26日に現場を掘り返し、誤接続を確認した。
このため同日のうちに針谷市長が世帯を訪問、直接謝罪した。
世帯の家族6人からは健康被害の訴えはないという。
ただ、成年2人と未成年2人の計4人に健康診断を受けてもらったところ、数人に異常値が見られた。
再検査の指摘が医師からあったため、2回目の健康診断実施を調整している。
市は異常値と工業用水との因果関係を確認するとともに、世帯と水道料金返還や補償について交渉している。
市は、再発防止策として、上水道を引き込む際の水質検査を工事業者と市で行うことや、検査自体を職員2人で行うこと、台帳上、識別しやすいように二つの水道管を色分けして区別することなどを挙げた。
針谷市長は定例記者会見で、「健康被害が起きる可能性があり、重く受け止めている」と述べた。
上水道の開栓前の水質検査は、県の工業用水道管が通水していた旧総和町のみが実施していた。
3市町が合併した現在の古河市では、少なくとも08年まで行われていたが、その後は実施されていないという。
https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=15743388065859
11月22日14時12分に読売新聞からは、職員は検査時に色の変化を見落としたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今年7月16日、世帯主から水の濁りについて問い合わせがあり、同課の担当者が現場で残留塩素をチェックしたものの、検査試料の色の変化を見落とした。
針谷市長は報道陣に、「2回のミスを重ねたことをたいへん重く受け止めている。配管工事後の残留塩素の確認を確実に行うなど、再発防止を徹底する」と語った。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20191121-OYT1T50358/
2019年11月21時19時53分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午前11時ごろ、静岡市駿河区中吉田の東名高速道路の補修工事現場から出火し、現場で作業員1人の死亡が確認された。
他に男性作業員10人が煙を吸うなどして救急搬送され、2人が重傷、8人がけがをした。
静岡県警静岡南署などによると、現場は静岡―清水インター間の中吉田高架橋。
橋の底を覆う形で設けられた作業用の足場を焼いた。
当時、48人が橋の塗装をはがす作業をしていた。
同署は業務上過失致死容疑なども視野に出火原因を調べている。
道路を覆う形で黒煙が上がり、午前11時15分に同インター間の上り線と、清水―日本平久能山スマートインター間の下り線が通行止めとなった。
安全確認のため21日午後7時現在、通行止めが続いている。
中日本高速道路は「道路の損傷状態などを調べた上で通行止めの解除について検討する」としている。
現場近くに住む小野寺さん(男性、20歳)は、「高架の下を覆うガードから煙が上がり、ゴムが焼ける臭いがした。こんな火事を見るのは初めて」と驚いた様子だった。
https://mainichi.jp/articles/20191121/k00/00m/040/119000c
11月22日12時24分にNHK静岡からは、足場内部に張っていたビニールシートに火が移って燃え広がったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
工事現場の足場から火が出て、作業していた男性1人が死亡したほか、のどをやけどして2人が重傷となるなど、あわせて10人がけがをして病院で手当てを受けました。
消防などによりますと当時、作業員48人が工事に当たっていて、火が出た足場の付近では、古い塗装をはがす作業が行われていたということです。
捜査関係者によりますと、足場の底や側面には鉄板が並べられていて、機材などが落下しないよう、その隙間をふさぐように内部にはビニールなどのシートが張られ、このシートに火が移って燃え広がったとみられるということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20191122/3030004934.html
11月22日19時24分に産経新聞からは、足場空間に煙が充満したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市消防局などによると、当時は高架下で塗装工事をしていた。
道路下につり天井形式で足場が組まれ、防炎シートで覆われていた。
何らかの原因で防炎シートが燃え、さらに火が燃え広がり、煙が高さ2・5メートルの足場の空間に充満したとみられる。
https://www.sankei.com/affairs/news/191122/afr1911220029-n1.html
11月22日19時40分にNHK静岡からは、同種事故は過去にも起きていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
高速道路での塗装工事中の火災は、過去にも相次いでいます。
4年前には、東京・江戸川区の首都高速道路で、道路の橋桁の塗装を塗り直すために作業員がシンナーを使って古い塗装を拭き取るなどの工事中に火が出て、作業員2人が死亡しました。
警視庁の調べによりますと、火が出た足場は板やシートで囲われ、密閉された状態で当時、気化したシンナーが充満していたとみられるということです。
また、5年前にも、東京・渋谷区の首都高速道路で塗装工事中に火事が起き、橋桁の古い塗装を拭き取るために使用していたシンナーが照明の電球部分に付着して出火し、足場のシートに燃え広がったとみられています。
一方で、今回の工事の元請けの会社は、7年前の10月にも、焼津市の東名高速道路で工事中にガスバーナーの火が部材のウレタンに燃え移る火事を起こし、中日本高速道路から2か月間、工事への参加資格を停止する処分を受けていたことが分かりました。
会社によりますと、これらを教訓にふだんから下請け会社などと協力して▼白熱灯ではなく火が出にくいLEDを使用し、▼燃えにくい材料を使うなど、安全対策に取り組んでいたということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20191122/3030004936.html
(ブログ者コメント)
〇以下は、FNN PRIME(テレビ静岡;11月21日15時45分)映像の3コマ。
※記事本文は転記省略。
https://www.fnn.jp/posts/00427647CX/201911211545_SUT_CX
〇江戸川区、渋谷区、焼津市の事例は下記記事参照。
2016年12月31日掲載
2015年2月16日 東京都江戸川区の首都高で橋桁の塗装工事中に出火し作業員2名が死亡、シートで囲った場所でシンナー使用作業と工具による研磨を同時に実施していた
(1報)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4639/
(2報)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6624/
2014年3月28日掲載
2014年3月20日 東京都渋谷区の首都高3号線で橋桁の塗装工事中、塗装除去用シンナーが200W白熱電球に付着して出火、足場などを焼き下り線は3日間通行止め、 (修正1)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3780/
2012年10月17日掲載
2012年10月10日 焼津市の東名高速集中工事で橋げたの鉄製部品を溶断中、部品の下にあるウレタン部材に火が着いて、東名が一時通行止め
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2356/
(2020年3月28日 修正1 ;追記)
2020年3月26日9時54分にNHK静岡からは、塗装クズから可燃性ガスが発生した、足場シートに防火効果がなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
中日本高速道路は、再発防止策を検討する専門家の委員会を設置して検証した結果、足場の中には2日分の塗装のくずがたまり、可燃性のガスが発生し、照明器具や電動工具の高温や静電気などから引火した可能性があることが分かりました。
さらに、足場の隙間を覆っていたシートに防火の効果がなかったことも分かり、中日本高速道路は、工具などを安全なものにして対策を講じた上で、工事をおよそ4か月ぶりに再開しました。
24日は、火事の現場からおよそ11キロ離れた市内の別の橋で作業が行われ、▽足場の側面に窓を設けて換気を行い、▽避難用の階段を複数設置したうえで作業に当たっていました。
この火事で、警察は現場を再現するなどして検証を行い、慎重に火が出た原因を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20200326/3030006240.html
(ブログ者コメント)
以下は、映像の1コマ。
足場側面に設けられた換気用の開口部と思われる。
2019年11月12日10時0分に伊勢新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
三重県伊賀市は11日、同市阿保の青山北部公園で10日、飼育している羊が見物に来ていた市内の男性(59)を襲ったと発表した。
男性は左足骨折の重傷。
羊は普段、柵の中に入れられているが、つなぎ目が外れて逃げ出したという。
市によると、男性は同日午前11時ごろ、羊を見るために家族ら7人で公園を訪れた。
帰ろうとして後ろを向いた際、雄の羊(4歳)が男性の左足に突進。
左膝にしびれを感じた男性が市内の病院を受診すると、左足の骨折が判明した。
男性は入院している。
柵は高さ約1.5メートル、幅2メートルの物をひもでつなぎ合わせて作成。
普段は800平方メートルに羊4頭を放牧している。
囲いのつなぎ目のひもがちぎれ、2頭が脱走した。
市職員が9日に巡回に来た際は問題なかったという。
市は平成28年、除草目的で羊を奈良県の牧場から借り受けた。
毎年、5月から11月の間だけ借り受け、市職員が毎日餌やりに来ているが、常駐の監視員はいない。
市は市民からの通報を受け、羊の脱走を把握。
10日正午過ぎに羊を柵に戻し、つなぎ目を結び直した。
市は同日午後2時半ごろ、男性の親族から連絡を受けて事故を知った。
11日、男性に謝罪したという。
羊の借用期間は今月28日までだったが、事故を受け、できるだけ早期に奈良県の牧場に返還する。
https://this.kiji.is/566793280786023521?c=39546741839462401
11月12日付で中日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
通常、柵の中で飼育されていたが、柵同士をつなぐひもが一部切れていた。
https://www.chunichi.co.jp/article/mie/20191112/CK2019111202000018.html
2019年10月11日7時51分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午前8時55分頃、福島県本宮市関下の県家畜市場で、競りに出される予定だった成牛1頭(雌・体重約522キロ)が暴れ出し、近くにいた喜多方市慶徳町山科、畜産業の男性(86)が正面から突かれて転倒、後頭部をコンクリートの地面に強打し、搬送先の病院で死亡が確認された。
郡山北署本宮分庁舎によると、事故が起きたのは競りに出す牛の体重を量ったり、牛や出品者が待機したりする場所。
暴れた牛は体重を量るために移動中で、男性に向かって突進した後はおとなしくなり、飼い主の元に戻ったという。
JA全農福島によると、当時、現場には関係者が50~60人いたが、男性のほかには、大きなけがをした人はいなかったという。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20191010-OYT1T50373/
10月10日21時9分にNHK福島からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
暴れた牛は体重522キロの11歳の雌牛で、午後の競りのために体重を測定する場所に移動しようとしたところ、突然、興奮してロープをふりほどき、市場の中を突進したということです。
市場には60頭余りの牛とおよそ150人の関係者がいたということですが、死亡した荒井さんのほかにけが人はいなかったということです。
競りを主催したJA全農福島は「これまで牛が暴れることはあっても、人が死亡した事故はなく、今後、生産者への注意喚起や施設の安全対策を検討したい」としています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20191010/6050007212.html
10月10日19時36分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。「
郡山北署によると、牛は体重測定のため関係者に手綱を握られた状態で移動している最中、突然暴れ出したという。
市場ではこの日、競りが行われ、関係者100人以上、牛60頭以上がいたという。
荒井さんも競りに参加するために訪れていた。
同署は市場関係者や目撃者などから事情を聴くなどして原因を調べている。
https://mainichi.jp/articles/20191010/k00/00m/040/294000c
(ブログ者コメント)
似たような事例は今年5月、笛吹市の食肉処理場でも起きている。
その時は馬だったが・・・。
2019年10月5日5時0分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市教委は4日、岩見沢市温水プールで3日に消毒用の塩素が異常な高濃度となり、利用していた市内の中学2年の男女2人がせきの症状を訴えるなど健康被害の報告があったと発表した。
2人とも現在は回復しているという。
市教委によると、指定管理者のセントラルスポーツの職員が、3日午後2時の定時測定でプールの塩素濃度が国の基準値(0・4~1・0ppm)を上回る2・5ppmになっているのを確認。
自動塩素投入器のフィルターを清掃したが、その後も濃度は下がらず、午後6時に塩素投入器を停止。
濃度を下げる薬剤を注入し、午後8時には基準値内になったという。
この間も営業を続け、午後5時から利用していたスイミングスクールの受講生11人のうち2人が体調不良を訴え、夜間急病センターを受診。
同センターから連絡を受けた岩見沢保健所が午後8時ごろにプールの水を採取し、持ち帰って測定したところ、25メートルプールで4~5ppm、幼児用プールについては基準値の10倍以上の11ppmだったという。
4日に指定管理者からの報告を受け、市教委は同日はプールを休館とした。
専門業者が調べたところ、濃度測定をする機械に異物が混入し、正確に感知できなかったことが原因とみられる。
市教委は「対応に問題がなかったか、検証する」としている。
5日は通常営業する予定。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/351574/
2019年9月28日20時39分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後4時10分ごろ、栃木県那須塩原市関谷の渓谷にかかる「回顧(みかえり)の吊(つり)橋」から「蜂に刺された」と119番があった。
那須地区消防本部は7~60歳の男女12人を搬送。
全員意識はあり、命に別条はないとみられる。
県警那須塩原署によると、12人は午後3時40分ごろ、つり橋の中央付近を渡っている最中に相次いで蜂に刺された。
市のホームページによると橋は全長約100メートル、高さ約30メートル。
同署は現場に残っていた蜂の様子などから、橋の下にスズメバチの巣のようなものがあったとみて調べている。
同消防本部によると、12人のうち未成年は4人。
埼玉県から約30人で社員旅行に訪れていたという。
現場は同市近郊の景勝地で、紅葉狩りのスポットとしても知られる。
https://mainichi.jp/articles/20190928/k00/00m/040/238000c
(ブログ者コメント)
橋の下にハチの巣があって、橋を渡っていた人が刺された事例は、本ブログでも何件か紹介している。
今回の吊り橋をネットで見たところ、川の上方、結構高いところに架けられた橋だ。
今後、ハチの巣の有無を定期点検することになるのだろうか?
2019年9月7日9時39分に毎日新聞から、下記趣旨の記事が管の内部写真付きでネット配信されていた。
下水道管の老朽化対策のため、千葉県柏市が管の内部にカメラを入れて調査したところ、想定外の障害物が見つかった。
人間の血管にたとえ、“人間ドック”とも呼ばれる同市初の下水道管の健康チェック。
市は、障害物を除去するため対策費を増額補正する予算案を9日開会の市議会に計上する方針だ。
柏市の下水道は1960年に整備が始まり、総延長約1300kmで、普及率は90.3%(2018年度末)。
うち、敷設から35年以上経過した老朽管は約500kmあり、昨年10月から4年間で6億4000万円かけて内部を調査し、調査後10年間かけて修繕が必要な箇所(想定では約70km)の内側に新しい樹脂製管を入れて補強し、陥没などを防ぐことにしている。
他の自治体では普及率アップに力を入れ、修繕に手が回らないのが現状だ。
市のこうした取り組みは、壊れたらそのつど直していた従来の事後保全型に比べ、市が現在実施する点検・修繕を一括して民間に委託して壊れる前に発見して直す予防保全型維持管理として、市下水道整備課が「全国初のスキーム」と強調。
「コスト削減にもつながる」と説明していた。
ところが、今年度、1億6000万円の予算でJR柏駅や北柏駅周辺などのエリアで調査したところ、障害物除去が7月までの4カ月で、想定した80カ所(除去の予算1100万円)に到達。
このため、年間で3倍の240カ所に増える可能性が出てきたため、市は9月議会に2200万円を増額する予算案を計上する予定だ。
80カ所では、民家などとつなぐための塩化ビニール製や陶製の管が鉄筋コンクリート製の下水道管を突き破っていたほか、下水管の継ぎ目から木の根が侵入していたケースもあった。
また、下水管の表面にセメントが付着したり、ラーメン店の近くでは油で流路が詰まったりしていた。
同時に管の亀裂が33カ所で見つかり、緊急対処で修繕。
この効果なのか、これまで過去5年平均で年約15カ所であった陥没事故が、昨年10月以降は3件にとどまっているという。
市の担当者は、「通常、管の障害物は土砂がほとんどなのに、件数も想定したより多く見つかった。塩ビ管などは施工不良や地盤沈下などが考えられる」と説明。
そのうえで、「今後、全体の事業費を増額する必要が出てくるかもしれないが、放置して陥没事故が起きればさらに多額のコストがかかる。除去費用は必要な予算であり、長期的にみればコスト低減につながる」としている。
https://mainichi.jp/articles/20190907/k00/00m/040/043000c
2019年8月20日17時0分に京都新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
太い木の幹がワイヤをくわえ、がっちりと離さない。
曲線を描く樹皮が歯を食いしばる口元みたいに見える。
「どうなってるの」。
ワイヤは、皇子が丘公園(大津市皇子が丘1丁目)の高台に架かるつり橋を支えている。
その一部がメタセコイアに食い込む姿に、橋を渡る子どもたちが不思議がる。
メタセコイアはスギ科の落葉高木で、生育が早い。
つり橋が完成した1983年以降に成長して、ワイヤを包み込んだとみられる。
公園を管理する市公園緑地協会は、「橋の安全上、問題はないので、そのままになっている」とする。
昭和から平成を経て迎えた令和最初の夏。
メタセコイアは頭上に枝を広げ、木陰をつくる。
セミ時雨の下、必死の形相で橋を支えているようだ。
https://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20190820000106
(ブログ者コメント)
木に包まれた部分には湿気がこもり、腐食促進のおそれがありそうな気がする。
しかし、外からはワイヤの劣化有無を目視点検できない。
協会は何をもって「安全上、問題ない」と判断したのだろうか?
2019年8月19日18時6分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午前11時半すぎ、札幌市白石区川下にある児童館で、「体育室の天井から煙が出ている」と施設の職員から消防に通報があった。
警察や消防によると、この火事で、建物の外壁の内側一部が焼けたほか、6歳から9歳までの小学生6人が煙を吸い込み、のどの痛みを訴えて病院に運ばれたが、いずれも症状は軽いという。
児童館では、夏休み中の子どもたちを集めて調理実習のイベントが開かれていて、ホットドックを牛乳パックなどで覆い、外からガスバーナーの火で温める実習を行っていた。
児童館によると、火事が起きた当時、児童75人がいたが、ただちに近くの建物に避難したという。
児童館の猪木館長は、「楽しみにしていた行事中に子どもたちに怖い思いにさせてしまい、本当に申し訳ない」と話していた。
警察や消防は、火事が起きた原因について詳しく調べている。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20190819/7000012899.htmlhttps://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20190819/7000012899.html
(ブログ者コメント)
以下は映像の5コマ。
外壁に開けた?穴の中には焼け焦げた柱が見えている。
焦げた断熱材が屋外に出されていることと併せ考えると、外壁と内壁の間で火災が起きたのかもしれない。
一方、館長は「行事中に偶然火災が起きた」と話しているが、裸火を使っている最中に別の原因で火が出るなど、そんな偶然はちょっと考えにくい気がする。
2019年7月27日19時18分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
鹿児島県伊佐市大口小木原の十曽池公園で、児童ら11人がキイロスズメバチに刺されていたことがわかった。
全員が病院に搬送され、手当てを受けた。
重傷者はおらず、いずれも命に別条はないという。
消防などによると、被害に遭ったのは、同県姶良市の教会が企画した1泊2日のキャンプで同公園を訪れていた50歳代の男女2人と小学2~6年の児童9人。
教会の男性牧師によると、24日午後3時20分頃、キャンプ参加者らが長さ約20mほどのつり橋を渡っていた際、重みで橋が揺れ、橋の下にあった巣から40~50匹ほどが襲ってきたという。
伊佐市は同日、ハチの巣を撤去し、通行禁止にした
出典
『つり橋の下にハチの巣、渡ると揺れて…数十匹襲撃』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190727-OYT1T50269/
(ブログ者コメント)
過去にも、同じような事故が起きている。
2018年5月25日掲載
[昔] 2016年9月 長野県飯島町で吊り橋を歩行中にスズメバチに刺された女性に対し、巣の存在を知っていた町が設置した危険周知看板が見にくかったとして、町に損害賠償命令
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/8377/
2016年9月18日掲載
2016年9月11日 岐阜県飛騨市のマラソン大会でランナー115人が蜂に刺される、コースは去年と同じだが橋の下に巣ができていた、前日の試走では問題なし、大勢が橋を通ったことが原因
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6292/
2019年7月23日23時32分に京都新聞から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
近畿地方は23日午後、温かく湿った空気と上空の寒気の影響で大気の状態が不安定になり、局地的に雷雲が発達して大雨となった。
京都や滋賀でも浸水や冠水が相次ぎ、京都市左京区では道路がひび割れた。
京都市によると、午後3時からの1時間雨量は、京都市左京区鹿ケ谷で41.5ミリ、同区修学院で36ミリ、北区中川で34.5ミリ。
伏見区で商店1軒が床下浸水した。
京都地方気象台によると、京丹波町須知で1時間に20ミリの雨を観測した。
午後4時ごろ、京都市左京区東大路仁王門の交差点のアスファルトで、東西に6mと15mの2本のひび割れができた。
けが人やガス漏れはなかった。
市下水道部によると、急激に雨水が下水道管に流れ込み、噴き出た空気の圧力でアスファルトが割れたという。
道路の一部を規制して、復旧工事を行った。
滋賀県でも、大津市や甲賀市などで激しい雨になった。
県によると、午後4時50分までの1時間に、大津市大石富川で85ミリの猛烈な雨を観測した。
大津署などによると、同市のJR大津京駅近くの高架下道路が冠水するなど、市内2カ所で一時通行止めになった。
出典
『雨水の大量流入で下水管から空気噴出、道路にひび割れ 京都』
https://this.kiji.is/526376613047698529?c=39546741839462401
2019年7月7日付で中日新聞石川版から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
「東山(金沢市)を歩いてたら、めっちゃ傾いた電柱があったんだよ」。
そんな話を聞いた。
現場は、5月の旧町名復活で「観音町3丁目」になったエリアだという。
出掛けてみたら、すぐに見つかった。
何で、こんなに傾いているの?
その電柱は、加賀藩主前田家ゆかりの長谷山観音院の参道で、浅野川大橋交番脇から続く「観音町通り」に立つ。
梅雨の晴れ間、近所の住民に尋ねた。
「傾いていますけど、気になりませんか」
「こんなもんかと思ってる」という人がいる一方、「危ないですよね」と話す二丁目に住む中村さん(男性、76歳)に出会った。
「つい最近の住民の集まりでも話題になった。災害があると怖いし、景観にもふさわしくない」。
いつから傾いているのかは分からないという。
電柱を設置した北陸電力石川支店(金沢市)に取材すると、広報担当者から「電柱の番号は分かりますか」と尋ねられた。
北電は石川、富山、福井の3県と岐阜県の一部に電柱を計約70万本設置している。
すぐに確認するのは難しいようで、電柱に記された数字を伝え、回答をお願いした。
待つこと3日。
結論から言うと、「(安全上)問題ありません」とのことだった。
北電は5年に1回、電柱を精密に点検。
表面のコンクリートや根元、電線の状況などから、総合的に安全性を判断している。
大雪が降ったり、台風が来たりした前後などにも点検をするという。
傾いた電柱は、1956(昭和31)年に建てられた。
「電柱は、基本的には真っすぐ建てる」(担当者)というから、最初から斜めだったわけではなさそうだ。
では、なぜ傾いたのか。
担当者は、一概には言えないと前置きした上で、原因の可能性を挙げた。
(1)つながっている電線に引っ張られた。
(2)電柱上部に設置された変圧器などの重みによって傾いた。
(3)雪の影響・・・など。
電柱は、法令で全長の6分の1が地下に埋まっている。
耐震の基準はないが、風速40mほどに耐えられるという。
ちなみに観音町通りは、市が本年度、無電柱化に取り掛かる計画路線に含まれている。
傾いた電柱は、いずれなくなる予定だ。
出典
『観音町に“ピサの斜塔”電柱 なぜ傾いた? 安全性は?』
https://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20190707/CK2019070702000049.html
2019年7月3日5時30分に神戸新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
街路樹の根が住宅の汚水管や升に入り込み、下水を詰まらせることがある。
自治体の過失かどうかは各ケースで異なるが、神戸市は2018年度、4件で和解、損害金として計約37万円を支払った。
市内で年間数件は発生しており、街路樹と建物の距離が近い、昔からの住宅街で目立つという。
市建設局によると、植物は栄養分と水分を求めて根を伸ばす性質があり、漏水しないほどのわずかな継ぎ目の空きでも入り込む。
下水施設と木が数m離れていても起こり得るし、もちろん、木は街路樹にも限らない。
家庭排水が流れにくくなったり、汚水升があふれたりして発覚する場合が多い。
西宮や宝塚、姫路市など兵庫県内の他の自治体も「頻繁ではないが、時々発生する」としている。
神戸市は再発対策として、下水がある方向に根が伸びないよう、地中に特殊なシートを張る場合もあるが、「最初から対策するのは難しい」。
管をはわせる深さは地形などで異なり、汚水升の造りも住宅によりまちまちなためだ。
マンションなどの集合住宅で起きることもある。
市は、街路樹の再整備や下水管の更新を進めており、近年の住宅地は歩道の幅を広く取る分、街路樹と住宅の距離も離れることから、「今後、同様の事例は減っていくのではないか」とみている。
18年度に和解した4件の損害賠償の専決処分は、開会中の神戸市会6月定例会で報告された。
◇
神戸市は、水漏れや汚水噴出といった水回りの緊急トラブルについて、水道局が委託・運営する「水道修繕受付センター」を総合相談窓口とするシステムを6月から運用し始めた。
高額な修理料金の請求など、悪質業者による契約トラブルを防ぐため、同センターが相談内容に応じて市の契約業者や指定工事店を案内する。
24時間対応、通話料無料。TEL0120・976・194
出典
『街路樹の根が下水管を詰まらせる? 神戸市内で年間に数件発生』
https://www.kobe-np.co.jp/news/kobe/201907/0012479880.shtml
(ブログ者コメント)
樹木の根が原因で下水が詰まった事例は、本ブログでも2件ほど紹介している。
2016年6月1日掲載
『[昔の事例の顛末] 2015年10月 兵庫県宝塚市で市道に植えられた桜の木の根が地中の公共汚水管内に入り込み、4m先の民家の汚水管に達して詰まらせたトラブルで市は賠償金を支払い』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5980/
2013年12月25日掲載
『2013年12月19日報道 東京農工大で放射性物質を含んだ排水用の埋設配管継ぎ目が切り株の根が伸びたためにずれ、長期にわたって漏れた排水で周辺土壌が汚染』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3545/
2019年6月30日18時1分にCBC Newsから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
名古屋市名東区の市営プールで泳いでいた11歳の女の子が手の指を3針縫うけがをしていたことが分かった。
名古屋市教委によると、29日午後2時前、名東スポーツセンターの温水プールで泳いでいた日進市の小学6年の女の子(11)が、プールから上がろうとプールサイドのタイルの縁に手を置いた際、タイルが破損していたため指に切り傷を負った。
女の子は病院で手当てを受け、右手親指の付け根付近を3針縫ったという。
市教委では、「けがをさせてしまい申し訳ない。今後、安全点検を徹底する」と話している。
出典
『名古屋市名東区のプールで小6女児、タイルで指を切り3針縫うけが』
https://hicbc.com/news/detail.asp?id=0004AE46
6月30日23時20分にメーテレからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
割れたタイルの付近は、6月初めにひびの修理をしていた部分だった。
市教委は、事故当日の朝はタイルの異状はなかったとしている。
市教委は、事故の詳しい原因を調べて修理を急ぐとともに、ほかのプールについても点検を強化していくとしている。
出典
『割れたタイルに触れて女児が3針縫うけが 名古屋市のプール』
https://www.nagoyatv.com/news/?id=203434
6月30日19時34分にNHK東海からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
プールサイドにある20cmほどの長さのタイルのうち、5cmほどが割れていたということだが、29日の朝の点検では異常は確認されていなかったという。
市は、破損していた部分を応急的に修繕するとともに、1日から全ての施設のプールで点検を行うことにしている。
出典
『市プールのタイル破損 女児けが』
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20190630/3000005453.html
(ブログ者コメント)
以下は、CBC映像の1コマ。
割れたタイルが映っている。
以下は、NHK映像の1コマ。
帯状に白く映っているのが、6月にヒビを補修した部分かもしれない。
2019年6月27日6時0分に朝日新聞から、現場の写真と傾斜の見取り図付きで下記趣旨の記事がネット配信されていた。
昨年6月に静岡市清水区の用水路に男子中学生(当時12)が転落し、死亡した事故で、静岡県警は柵設置などの安全対策を怠ったとして、用水路を管理する県中部農林事務所の元所長や農地整備課の職員ら6人を業務上過失致死容疑で書類送検する方針を固めた。
捜査関係者への取材でわかった。
事故は昨年6月27日午後に発生。
県警によると、男子生徒は同級生と2人で現場付近で遊んでいた際、急斜面に設けられたコンクリート製の用水路に落ち、約25mの高さを斜めに滑り落ちた。
119番通報を受けて病院に搬送されたが、頭の骨折などで死亡した。
同事務所によると、用水路は雨水などを調整池に排水するために、昨年3月に造られた。
長さ約63mの水路(幅約1.2m、深さ約1.1m)が25mの高さから斜めに延び、傾斜は24°。
途中に障害物などはなく、滑り台状の構造になっている。
捜査関係者によると、現場には当時、人の立ち入りを防ぐ柵や進入禁止を呼びかける掲示は設置されていなかった。
事務所側は県警に、「まさか進入するとは思わなかった」と説明したが、県警は、人が周辺に出入りし、用水路に落ちる可能性も予見できたのに、必要な対策を怠ったと判断した。
同事務所は、事故後、用水路前にバリケードやフェンスを設置するなどした。
滝本裕士・石川県立大教授(農業土木工学)は、「コンクリート製の水路であれば、数mの高さでも死を招きかねない。ましてや20m以上の構造物に柵も何も無いのは不注意すぎる」と指摘した。
出典
『用水路で中学生25メートル転落死、県職員ら書類送検へ』
https://www.asahi.com/articles/ASM6K727TM6KUTPB03R.html
6月27日19時33分にNHK静岡からは、当時の所長らが書類送検されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年、静岡市清水区の排水路に当時12歳の男子中学生が転落し死亡した事故で、警察は、安全対策を怠っていたとして、排水路を管理している静岡県中部農林事務所の当時の所長と職員あわせて6人を業務上過失致死の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、静岡県中部農林事務所の60代の当時の所長と40代から50代の職員あわせて6人。
去年6月、清水区南矢部で当時12歳の男子生徒が友人と遊んでいて誤って排水路に滑り落ち、頭などを強く打って死亡した。
警察がその後、現場を詳しく調べたところ、排水路は傾斜が30°ほどで長さおよそ70mの滑り台状の溝になっていて、中は滑りやすくなっていたほか、転落を防ぐための柵などは設置されていなかったという。
警察によると、排水路は県が周辺の土地改良事業の一環で18年前に整備したもので、地元住民からは「子どもが排水路付近で遊んでいて危ない」などと対策を求める声が中部農林事務所に寄せられていたという。
警察は、点検や柵の設置などの安全対策を怠ったことが事故につながったとして27日、6人を業務上過失致死の疑いで書類送検した。
警察の調べに対し、元所長らは「当時は子どもが近寄るとは思っていなかった」などと容疑を否認しているという。
※地元住民の話し(音声情報のみ)
「フェンスとかないから、ここは怖いね・・・滑ったらあそこまでいっちゃうね・・・などと、事故前に女房と話していました」
出典
『中学生転落死県職員6人書類送検』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20190627/3030003262.html
(2020年1月19日 修正1 ;追記)
2020年1月17日12時49分に日テレNEWS24から、所長ら6人が不起訴になったという下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
静岡地検は16日、書類送検されていた県の職員6人を不起訴処分とした。
理由については明らかにしていない。
http://www.news24.jp/nnn/news16422742.html
1月17日20時2分にNHK静岡からは、同種施設への横展開対応も図られていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故を受けて、県は、排水路の周辺に人が立ち入らないよう柵を設け、注意喚起の看板を立てるなどの対策を行ったほか、同じような排水路の管理を行う県内のすべての農林事務所に施設の安全対策を徹底するよう通知したということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20200117/3030005475.html
(ブログ者コメント)
以下は、日テレNEWS24の映像の4コマ。
2021年4月14日19時14分にNHK静岡からは、不起訴不当とする遺族の申し立ては退けられたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
男子中学生の遺族は、去年8月、「排水路に人が立ち入ることは予測でき、転落防止策を講じるべきだった」として、検察審査会に6人の不起訴は不当だと審査を申し立てていました。
静岡検察審査会は12日付けで、「重大事故が起こり得ると予見できる可能性があったとは言えない」などとして、不起訴は妥当だと議決しました。
そのうえで、県中部農林事務所について、「安全に対する意識が不足していたのではないかと思われる」と指摘しました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20210414/3030011156.html
2019年6月23日11時52分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
和歌山県立自然博物館(海南市船尾)は22日、大水槽で展示していた魚が60匹程度、大量死したと発表した。
アジ類が中心で、水槽にいた個体の3分の2にあたる。
細菌やウイルスに感染し、病気を発症したことなどによるといい、同館は「今後、このようなことがないよう、展示飼育や管理について細心の注意を払う」としている。
大水槽以外の魚には影響がないという。
同館によると、昨年末、ろ過ポンプが故障。
修理して先月末に動かし始めたが、今月初旬から病死する魚が続出した。
ポンプの配水管に菌などが付着し、増殖したとみられる。
「死んだのは高齢の個体。季節の変わり目で環境も不安定で、一気に感染が広がり、病状が悪化した」と説明している。
サメ類やエイ類など、生き残った3分の1については、菌のすみかとなる水槽底の砂を除去したり薬剤を投与したりして、病状は安定している。
同館は、餌やりの様子の公開などを中止。
大水槽の環境が安定した後、漁協や他水族館などにも協力を仰ぎ、来月初旬をめどに新たな魚を入れるという。
出典
『アジ類中心に、大水槽の魚大量死 和歌山県立自然博物館』
https://mainichi.jp/articles/20190623/k00/00m/040/032000c
(ブログ者コメント)
当該記事中、関連トラブルとして下記記事にジャンプできるようになっていた。
県水産研究所は、飼育する高級魚のアカムツ(ノドグロ)の稚魚1万3000匹のうち、約85%にあたる1万1000匹が死に、2016年から始めた繁殖のための放流を今年は断念すると発表した。
同研究所によると、ふ化した稚魚が昨年12月に約6000匹、今年1月に約5000匹が、それぞれの水槽内で全滅していたのが見つかった。
施設の水槽に海水を送るポンプが昨年12月から不調だったという。
このため、通常よりも水槽内に送り込まれる空気圧が高まり、窒息死したとみている。
生き残ったのは2000匹と少なく、繁殖が見込めないと判断。
今年の放流を見送った。
今後、同ポンプを早急に整備し、空気圧をモニタリングする計測器を導入して対応する。
同研究所は13年から、人工授精させた稚魚を増やす研究を続けてきた。
担当者は、「原因を究明して再発防止に努める。さらなる飼育技術向上を目指す」と、来年度の放流に意欲を燃やす。
『アカムツ 稚魚、放流断念 ポンプ不調で大量死 県水産研究所 /富山』
https://mainichi.jp/articles/20190130/ddl/k16/040/222000c
上記ノドグロ事例に関し、2019年1月26日9時2分に朝日新聞からは、水中の空気過飽和によるガス病だったという下記趣旨の記事がネット配信されていた。
人工授精して育てた高級魚ノドグロ(標準和名アカムツ)の稚魚を放流している富山県農林水産総合技術センター水産研究所(滑川市)は、今春の稚魚の放流を中止すると発表した。
放流予定だった稚魚約1万1000匹が全て死んだため。
2013年に世界で初めてノドグロの人工授精に成功した同研究所は、16年から計約8万9000匹の稚魚を放流してきた。
同研究所によると、昨秋に富山湾や新潟県沖で捕獲したノドグロから採取した卵を孵化させ、計約1万3000匹の稚魚を育てていた。
しかし、昨年末~今月初めに約1万1000匹が死んだ。
残る2000匹は種苗生産技術の研究に使うため、今年の放流は中止にしたという。
死んだ稚魚は、水に溶け込んだ空気が過飽和状態になった時に魚の血管内などに気泡が生じる「ガス病」になったという。
同研究所は、稚魚を飼育する水槽に海水を送り込むポンプや配管に隙間ができ、空気が過剰に水に溶け込んだとみている。
同研究所の田子所長は、「今回の事故は大変残念。教訓にしたい」と話している。
出典
『人工授精ノドグロ、稚魚1万匹全て死ぬ 今年の放流中止』
https://www.asahi.com/articles/ASM1T43JCM1TPUZB006.html
2019年6月19日18時3分にNHK佐賀から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日正午すぎ、武雄市武雄町にある九州港湾福利厚生協会の保養施設「M荘」にある陶芸教室の部屋で、ボランティアで講師をしている60代と70代の男性2人が倒れているのを同じボランティア講師の女性が見つけ,消防に通報した。
警察によると、2人は発見されたとき意識がなかったが、搬送先の病院で手当を受け、このうち70代の男性は意識が回復したという。
しかし、白石町今泉の男性(67)は意識不明のままだという。
2人が倒れていたのは陶芸教室の窯に隣接した部屋で、2人は19日未明から自分たちの作品の本焼き作業を行っていたという。
警察は、現場の状況から、一酸化炭素中毒の可能性が高いとみて調べている。
出典
『陶芸の窯でCO中毒か2人倒れる』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/20190619/5080003182.html
6月19日19時42分にRKBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
陶芸教室を運営する高齢の男性2人が意識を失って、病院に運ばれた。
午前3時半ごろから、プロパンガスを使って窯に火を入れる作業を担当していたという。
消防が駆けつけた際には、安全基準の20倍を超える一酸化炭素が検出されていた。
出典
『窯焼きで一酸化炭素中毒~武雄市・1人重体』
https://rkb.jp/news/news/48443/
6月19日21時42分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1時間ごとに窯の温度を記録する用紙には、午前8時半まで温度が記録されていた。
出典
『陶芸教室、1人が意識不明 窯が不完全燃焼、CO中毒か』
https://www.asahi.com/articles/ASM6M63TXM6MTTHB00Q.html
2019年5月19日10時0分に佐賀新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
佐賀市天神3丁目と新栄東3丁目を結ぶ市道「大財町北島線」の改良工事で、約1.8kmのイチョウ並木が姿を消す。
「市の木」のイチョウを惜しむ声があるものの、盲学校など沿線の学校関係者や地元住民らを交えた5年前の論議で、落ち葉で点字ブロックが隠れる懸念や清掃の大変さが指摘されたため、市はナンジャモンジャ(ヒトツバタゴ)に植え替えていく。
市道路整備課によると、沿線には市立図書館や佐賀工高、佐賀北高、新栄小、盲学校があり、朝と夕方の通勤、通学の時間帯は自転車の通行量が多い。
歩行者との接触事故が起きないように、自転車通行帯と歩道を分離して整備する事業を2013年度から取り組んでいる。
天神橋交差点から新栄小前交差点までの約1.8kmを22年度までに改良する計画で、事業費は7億1700万円。
道路や街路樹については、学識者や学校関係者、9地区の自治会長らでつくる検討会が、着工前年の14年5月から10月にかけて4回、論議した。
学識者は、「景観を守るためにイチョウ並木を残しては」、「木陰ができるし、寒々とならないよう街路樹はあった方がいい」などと提言した。
一方で沿線の住民らは、落ち葉の清掃に手間がかかる点を指摘し、「雨が降ると葉が道路にこびりつき作業が大変。ギンナンは臭うし、つぶれると滑りやすくもなる」などと、樹種の変更を求めた。
自転車が街路樹をよけて車道に出る懸念も示し、「事故を防ぐために、高校の前には植えないで」という意見も出た。
盲学校の関係者も、「点字ブロックに落ち葉が積み重なると機能しなくなる」などと述べ、黄色い落ち葉と点字ブロックが同じ色合いである点にも懸念を示した。
こうした意見を受けて、市は、点字ブロックの機能を損なわないように樹種を変更。
成長が比較的遅く、黄色くならないナンジャモンジャを選び、自転車の走行に支障が出ないように植栽間隔を従来より広げることにしたと説明している。
工事は東側の天神橋側から進められている。
道路整備課は、「イチョウが伐採されるのを見た市民から連絡を頂くことがある」と、惜しむ声もあると説明しつつ、「検討会では、利用者の安全や木々の管理を望む意見が多かったため、植え替えへの理解を求めている」と話している。
出典
『落ち葉対策でイチョウ並木姿消す 佐賀市道、点字ブロックに配慮 大財町北島線 ナンジャモンジャに植え替え』
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/375874
(ブログ者コメント)
ブログ者の住む市原市も「市の木」はイチョウ。
そこで数カ所の点字ブロック付き歩道を見に行ったところ、歩道沿いにイチョウ並木が続いている場所が結構あった。
以下はYOUホール周辺の例。
一部、黄色が剥げた点字ブロックもあった。
はてさて、佐賀市の事例は市原市に伝わっているだろうか?
佐賀市の場合、近くに盲学校があるということで、特別なケースかもしれないが・・・。
2019年5月15日14時50分に京都新聞から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
京都市左京区の市美術館別館の通風口(深さ約2m)で今月8日、小学3年の男児2人が転落し、1人が一時意識不明になっていたことが15日、分かった。
市は、「市側に過失があるかどうかは確認中」としている。
市美術館や消防などによると、8日午後4時50分ごろ、2人が同館別館の地下と外部をつなぐ通風口のネットに引っ掛かったボールを取ろうと進入したところ、ネットが外れて転落した。
1人が頭を強く打ち、一時意識不明となった。
現在も入院中という。
同館によると、ネットは落下物防止用で、人が乗る想定はしていなかった。
周囲には高さ約1.1mの柵を設け、「立入禁止」の貼り紙を掲示していたという。
事故を受け、3カ所ある通風口付近に注意を呼び掛ける貼り紙を増やした。
今後、安全対策を検討するという。
市文化市民局の別府局長は京都新聞の取材に対し、「今回の事故を重く受け止めている。けがをされた方やご家族にお見舞い申し上げ、誠実に対応したい」と話した。
出典
『京都市美術館で通風口に男児2人転落、1人一時意識不明』
https://this.kiji.is/501273638380176481?c=39546741839462401
5月15日12時0分にKBS京都からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
今月8日、京都市左京区にある京都市美術館別館で、通風口に小学生が転落し大けがをしていたことがわかった。
京都市美術館などによると、今月8日、左京区にある京都市美術館別館の玄関わきにあるドライエリアと呼ばれる通風口に小学生2人が転落したという。
ドライエリアの深さはおよそ2mで、落下物を防止するためのネットが張られていた。
小学生は近くで遊んでいて、ドライエリアに入ったボールを取ろうとしたところ、誤って転落してしまったという。
美術館別館にはドライエリアがあわせて3か所あり、美術館ではコーンなどを設置して人が近づかないように囲うなどの対応をとっているという。
出典
『京都市美術館別館 小学生が転落しけが』
https://www.kbs-kyoto.co.jp/contents/news/2019/05/news_190515120000_089272.htm
(ブログ者コメント)
今回のケースとはシチュエーションが異なるが、過去には小学校低学年の男児が車内後部座席のバスケットボールをとろうとして事故に遭った事例がある。
2017年3月15日掲載
『2017年3月8日 埼玉県川口市の住宅車庫で軽ワゴン車の後部座席からトランクにあるボールをとろうとした男児が逆さ状態となり窒息して死亡、壁との隙間狭で後部ハッチは開けられなかった』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6892/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。