2019年12月27日9時9分に熊本日日新聞から、下記趣旨の記事が図解と写真付きでネット配信されていた。
熊本市中央区の熊本城ホールのメインホール(4~6階)で25日夜に開かれた音楽家坂本龍一さんらのコンサートの聴衆から、「公演中、座席が小刻みに揺れ続け、気分が悪くなった」などの苦情が市側に寄せられていることが分かった。
熊本城ホールは今月1日に全面開業したばかり。
2階のシビックホールでは、同じ時間帯にシンガー・ソングライター佐野元春さんの公演が開かれており、市は「2階の振動が上階に伝わった」とみている。
耐震性能など安全上の問題はないとして、調査はしない方針。
市の指定管理者・熊本城ホール運営共同事業体は、「メインホールから下の階に振動が伝わることは分かっていたが、逆のケースは想定していなかった」としている。
同事業体には26日夕までに、電子メールや電話で5件の苦情や問い合わせがあった。
熊本市の50代女性は、「揺れ始めは地震と思った。落ち着いて音楽を聴ける状況ではなかった」、同市の別の50代女性は、「演奏が素晴らしかっただけに、鑑賞に集中できず残念。原因をきちんと調べて改善してほしい」と話した。
市も現地で揺れを確認しており、「不快な思いをさせて申し訳ない」と陳謝。
同事業体は今後、コンサートの重複を避けるなど調整を図るという。
熊本城ホールは、市が桜町再開発ビルに約303億円をかけて整備した。
シビックホールは最大750人を収容。
メインホールは2300席を備えている。
25日の公演は、いずれも満席だった。
https://this.kiji.is/583074567810761825?c=39546741839462401
(2020年1月8日 修正1 ;追記)
2020年1月7日11時3分に毎日新聞からは、観客が体でリズムをとるなどした振動が伝わったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
熊本市は建築の専門家らから意見を聴くなどして対応を検討する。
大西一史市長が6日の年頭記者会見で表明した。
12月25日に、4階のメインホールで音楽家の坂本龍一さんのコンサートがあり、2階のシビックホールではシンガー・ソングライターの佐野元春さんのコンサートが開かれた。
その際、シビックホールの観客が体でリズムを取るなどしたため、振動が柱や梁(はり)を通じてメインホールにも伝わったという。
大西市長は「揺れで不快だった方にはおわび申し上げたい」と謝罪した。
ただ、ホールの耐震性、安全性は一般の建物より高い基準で設計しており、同様事例は全国で起きていると説明。
各ホールの相互の使用状況や揺れなどの調査を続け、揺れが想定されるイベントと、多少揺れてもかまわないイベントを組み合わせるなどの対応をとるとした。
https://mainichi.jp/articles/20200107/k00/00m/040/019000c
1月7日13時57分に熊本日日新聞からは、振動は柱や梁を通って伝わったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市は、同時間帯に2階ホールであった別の公演の振動が柱やはりを通って上階に伝わったとみている。
大西市長は、苦情が出る前に、揺れが伝わることを設計業者や指定管理者が把握していたと説明。
「同じような揺れは全国の類似施設でも起きている。今後も揺れの確認は続けていく」と述べた。
https://this.kiji.is/587150050601075809?c=39546741839462401
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。