2019年12月28日8時0分に熊本日日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
熊本県内の信号機のない横断歩道で、歩行者が手を挙げた場合、挙げない場合の3倍近い7割強のドライバーが一時停止したことが、県警の調査で分かった。
道交法は、信号機のない横断歩道は歩行者優先で、車に一時停止を義務付けている。
県警は、「歩行者が横断する意思を示すことが一時停止率の向上につながる」と分析している。
日本自動車連盟(JAF)の2019年調査によると、県内のドライバーの一時停止率は全国平均17・1%を下回り、九州・沖縄で最下位の11・0%だった。
県警は県内の実態を把握するため、初めて調査した。
県警の調査は12月11~13日の午前11時から午後5時まで、制限速度30~40キロの熊本市の市道4カ所(片側1車線)で、自家用車計632台を対象に実施。
県警交通企画課員が歩行者になり、手を挙げた場合と挙げない場合をそれぞれ調べた。
632台のうち、一時停止したのは274台(43・4%)。
手を挙げた場合、一時停止したのは232台のうち171台(73・7%)。
挙げない場合は400台のうち103台(25・8%)だった。
同課は、「本来なら、歩行者がいれば止まるのが原則。手を挙げても3割弱が止まっていないという結果を重く受け止め、啓発に加え、取り締まりも強化していく」としている。
https://this.kiji.is/583429399019258977?c=39546741839462401
(ブログ者コメント)
JAFの2019年調査結果は、下記参照。
『「信号機のない横断歩道」一時停止率は17.1% ~前年比2倍となったが、依然として止まらないクルマが8割以上~ 今回の調査でも最も高かったのは「長野県」』
(JAF本部広報2019-022 2019年10月10日)
JAF(一般社団法人日本自動車連盟 会長 藤井一裕)は8月15日(木)~8月29日(木)に「信号機のない横断歩道」における歩行者優先についての実態調査を全国で実施し、その結果を公開しました。
調査は各都道府県2箇所ずつ、全国合計94箇所で信号機が設置されていない横断歩道を通過する車両を対象(9,730台)に行ったところ、歩行者が渡ろうとしている場面で一時停止した車は1,660台(17.1%)という結果となりました。
前年の調査時と比べて8.5ポイントの増加となりましたが、依然として8割以上のクルマが止まらない結果となりました。
2016年からの調査開始以来、一時停止率が最も高かった長野県においては、今回の調査で過去最高の68.6%となり、引き続き全国で最も高い結果となりました。
各都道府県の調査結果※についてはホームページからご確認ください。
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なお、2017年6月に「ドライバーが一時停止しない(できない)と考えられる理由」をインターネットアンケートで調査した結果、上位3つの理由として「自車が停止しても対向車が停止せず危ないから(44.9%)」、「後続から車がきておらず、自車が通り過ぎれば歩行者は渡れると思うから(41.1%)」、「横断歩道に歩行者がいても渡るかどうか判らないから(38.4%)」という傾向が出ています(アンケート回答者は、実態調査の対象となったドライバーとは異なります)。
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https://jaf.or.jp/common/news/2019/20191010-01
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。