2024年4月22日19時28分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京・羽田空港で20日夜、着陸降下中のターキッシュエアラインズ機が正しい飛行ルートを外れ、管制官の指示と異なる滑走路に向かおうとするトラブルがあった。
この滑走路には別の旅客機が先に着陸しようとしており、ターキッシュ機は管制官の指摘を受けて着陸をやり直す「ゴー・アラウンド(着陸復行)」をした。
国土交通省は22日、同社に詳しい事実関係の報告と再発防止の徹底を要請した。
国交省関係者によると、20日午後7時15分頃、イスタンブール発羽田行きのターキッシュ198便は、管制官の指示でB滑走路に着陸するため、東京湾上空を東から降下した。
ところが、正しい地点より約6キロ手前の千葉・浦安沖で機首を左に振り、平行するD滑走路に向かった。
198便は高度300メートル付近まで降下しており、すぐに誤りに気付いた管制官の指摘で着陸をやり直すため再上昇。
まもなくD滑走路には別の旅客機が先行して着陸したが、安全上必要な間隔は保たれていたという。
198便は約25分後に無事着陸した。
パイロットが目視などで確認した際、滑走路を取り違えたとみられる。
ターキッシュ機を巡っては昨年9月、羽田空港を出発した直後に正しいルートを外れ、東京タワー付近など都心上空を飛行するトラブルが起きている。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240422-OYT1T50095/
4月22日15時3分に産経新聞からは、管制官がゴーアラウンドを指示したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国交省によると、20日午後7時15分ごろ、イスタンブール発羽田行きトルコ航空198便は羽田空港のB滑走路への着陸を指示されていたが、所定の経路を逸脱してD滑走路に近づきはじめた。
管制官がすぐに気付き、着陸先をD滑走路に変更し、ゴーアラウンドを指示。
トルコ機は同40分ごろに着陸した。
D滑走路にはトルコ機に先行してスターフライヤー機が着陸しようとしていたが、国交省は両機の間隔は十分にあったとしている。
https://www.sankei.com/article/20240422-XQBS5HYG5FIZTNFGTTQ7NCWYRA/
(ブログ者コメント)
管制官はどのようにして、すぐルート逸脱に気付いたのだろうか?
レーダー画面に飛行機の予定進入ルートと実際の軌跡が両方表示されていたから?
それとも正月事故の教訓から、普段に増して監視に注力していたから?
調べてみたが、その点に言及している報道は見つからなかった。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。