2024年3月20日23時5分にYAHOOニュース(福井テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日夕方、福井県池田町の施設で解体工事をしていた男性作業員3人が倒れているのが見つかり、病院に搬送されましたが、1人が死亡しました。
3人は一酸化炭素中毒の疑いがあり、警察が詳細を調べています。
事故があったのは池田町の「能楽の里文化交流会館」です。
警察によりますと、20日午後4時50分ごろ、作業員から「足場上にある高圧洗浄機のエンジンをかけて作業をしていたところ、作業員3人が倒れた」と警察に通報がありました。
工事を行っていたのは福井市明里町の解体業者・O重建の作業員で、このうち福井市大宮の小山さん(50)の死亡が確認されました。
他の作業員2人も意識不明の状態で病院に搬送されました。
事故に巻き込まれた3人は、高さ18メートルある会館の天井部分のウレタンを高圧洗浄機を使ってはがす作業をしていて、警察は一酸化炭素中毒の疑いがあるとみて捜査を進めています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c75b37e7198cde4921699323342a115f0e998c2a
3月20日21時12分にYAHOOニュース(FBC)からは、倒れていた3人を現場監督が見つけた、現場には窓がなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日夕方、福井県池田町の公共施設の解体工事現場で、作業員3人が倒れているのが見つかり、1人が死亡、2人が意識不明の重体となっています。
警察の調べによりますと、同日午後4時半ごろ、福井県池田町の能楽の里文化交流会館の解体工事現場で、フィリピン人技能実習生1人を含む男性作業員3人が倒れているのを現場監督が見つけたものです。
3人は足場の上で天井部分のウレタンをはがす作業をしていたということです。
この事故で、福井市大宮の会社員小山さん(50)が搬送先の病院で死亡が確認されました。
他の2人も意識不明の重体です。
施設は去年8月に閉館し、解体工事が進められていました。
現場には窓がなく、警察と消防では一酸化炭素中毒の可能性があるとみて、現場の詳しい状況を調べることにしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/53383dfd0c39c374a9019ea24042dcf508d643ad
3月21日20時40分にYAHOOニュース(福井放送)からは、3人は狭い天井裏で作業していた、2人は意識を取り戻したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
池田町の解体工事現場で、20日、作業員の男性3人が倒れ1人が死亡した事故で、警察と消防は、狭い天井裏での作業による一酸化炭素中毒の可能性もあると見て、詳しい原因を調べています。
この事故は20日午後4時半ごろ、池田町の能楽の里文化交流会館の解体工事現場で、男性作業員3人が意識不明の状態で倒れているのが見つかったものです。
3人は病院に搬送されましたが、福井市大宮3丁目の会社員小山さん(50)が搬送先の病院で死亡が確認されました。
残る2人はその後、意識を取り戻し、治療が続けられています。
警察などによりますと、3人は足場を伝って、15メートルほどの高さの天井裏に上がり、高圧洗浄機を使ってウレタンをはがす作業をしていたということです。
3人が倒れていた天井裏は、救助隊員が腰を曲げるほどの高さで狭い空間。
警察と消防では、高圧洗浄機から出た排ガスに含まれる一酸化炭素が天井裏に充満した可能性があるとみて、詳しく調べています。
現場では翌朝になっても一酸化炭素の濃度が高い状態が続いていたことから、濃度が下がるのを待って実況見分が行われました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a12c00e88c4754fc2ffec3ddad56668f8b1d1f12
2024年3月20日16時26分にYAHOOニュース(テレビユー福島)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午後3時すぎ、会津若松市にあるB製薬の工場で、「従業員2人が薬品に触れた」と119番通報がありました。
従業員2人は事故当時、薬を作る作業中で、濃硫酸が突然沸騰して体にかかり、病院へ救急車で運ばれました。
この事故で、40代の女性従業員が左手に軽いやけど、40代の男性従業員が額に軽いやけどを負いました。
また、ほかに従業員4人が体調不良などを訴えて救急搬送されました。
警察と消防は、労災事故として原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4746f45a40d3a54f9c0e2a43eb0f384b3df77235
3月20日18時6分にNHK福島中央テレビ)からは、硫酸廃液を容器に移そうとしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
消防によりますと、20日午後3時ごろ、会津若松市門田町の「B工場」の従業員から「薬品で2名が負傷した」、「ガスも発生したようだ」などと通報がありました。
額と手の甲のやけどをした従業員の男女2人と体調不良を訴えた4人の、合わせて6人が病院に搬送されました。
いずれも会話ができる状態だということです。
警察によりますと、従業員が硫酸の廃液を容器に移そうとしたところ、何らかの原因で触れてしまったとみられています。
ガス発生の可能性もあるとして、警察は近隣住民に対し、窓を閉める、外出を避けるようにパトカーで注意喚起をしています。
https://www.fct.co.jp/news/area_news_fc5b64c8e6e22d4a13a1b43ba5a6b4a716
(ブログ者コメント)
移し先容器の中に水、あるいは混触危険物質が入っていたということかもしれない。
2024年3月20日11時59分にYAHOOニュース(北海道放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午前8時半ごろ、長万部町中ノ沢で「男性1名、鉄筋が顔面に落下」と消防から警察に通報が入りました。
警察と鉄道・運輸機構によりますと、現場は北海道新幹線の札幌市への延伸に向けた工事現場です。
当時、円柱状に束ねられた鉄筋をトレーラーから降ろす作業中で、鉄筋とトレーラーのロックを外すと荷崩れし、近くにいた男性作業員の顔を直撃、男性作業員は死亡しました。
その後の警察の調べで、死亡したのは札幌市中央区の会社員、工藤さん57歳と判明しました。
工藤さんの顔を直撃した鉄筋の束は、長さ8.6メートル、直径1メートル、重さ1.3トンで、新幹線の線路の高架橋の支柱に使われるものだったということです。
警察は現場の安全管理の問題を含め、引き続き当時の状況などを詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7aea2d6ddbc155f597579eee0ee4b80d992b3b6a
以下の過去記事4件に、新情報を追記しました。
詳細は、元記事(添付URL)を参照願います。
2023年11月18日掲載
2023年11月14日 伊東市で下水道の詰まり解消工事中、MH内で50分作業した男性が戻る際に意識を失い落下して死亡、救助に向かった作業員も体調不良になり地上に上れず(修1)
(新情報)
・外に出た際に意識を失って転落した。
・突発的な工事だったため酸素濃度などを測定できなかったと説明しているなど。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/13550/
2023年4月5日掲載
2023年3月28日 亀岡市の保津川下りで船の上下動時に舵が空を切り、バランスを崩した船頭が水中転落、船は制御不能となって岩に衝突し転覆、手動救命具装着船頭2名が死亡(修正2)
(新情報)
・川に落ちた船頭が書類送検された。
・船頭は重心を船内にとどめられなかったなどと話している。
・会社は出航基準を見直した。
・運航組合側の過失は確認できなかったなど。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/13132/
2022年1月5日掲載
2021年12月27日 十和田市の農業高校で生徒7人が牛舎6牛房を清掃実習中、興奮した牛が生徒に近づいたため、教員が追い払おうと使った道具が生徒1人の頭に当たり意識不明の重体(修4)
(新情報)
意識不明だった男性は死亡した。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/12204/
2017年9月16日掲載
[昔] 2017年8月8日 東京都の住宅で大人用ベッドに寝ていた0歳乳児がベッドガードとマットレスの間に挟まり死亡、同種事故は国内外で起きており小児科学会は注意呼び掛け中(修1)
(新情報)
説明書に注意書きはあったが対象年齢未満の乳幼児に使用した場合の危険性が具体的に記されていないなどとして販売会社に賠償命令が出たなど。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7558/
2024年3月19日17時48分にNHK石川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北陸電力は、石川県七尾市の七尾大田火力発電所で地震による数百か所の損傷が新たに確認されたとして、運転再開の時期がことし夏になるという見通しを明らかにしました。
石川県七尾市の七尾大田火力発電所は、元日に起きた能登半島地震の影響で、1号機・2号機ともに運転を停止しています。
北陸電力は19日、金沢市内で会見を開き、点検を進めた結果、それぞれのボイラーで合わせて数百か所の損傷が新たに確認されたことを明らかにしました。
特に水や水蒸気が通る管の損傷が激しく、割れたり変形したりする被害が確認されていることから、運転再開の時期は1号機・2号機ともにことし夏になるという見通しを示しました。
運転再開までの間に電力が不足しそうな場合は、ほかの発電所の稼働率を高めたり、別の会社が発電した電力を購入したりして供給するということです。
北陸電力は「7月下旬から8月上旬にかけて電力の需要がピークに達するので、この時期までに復旧できるよう努力していく」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/20240319/3020019581.html
※以下は1月4日の状況として北陸電力HPに掲載されていた被害例。(文章転載省略)
https://www.rikuden.co.jp/thermal_power/nanaoohta_noto.html
2024年3月19日13時1分にYAHOOニュース(東洋経済オンライン)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
複数の「正しさ」が衝突し、対立が深まる時代、人は「何でもあり」の相対主義に陥りがちになると指摘するのが、応用倫理学を専門とする村松聡・早稲田大学教授です。
論理ではわりきれない問いに直面したときに“筋を通す”ための倫理とは何か?
世界最悪の産業災害ともいわれる「ボパール化学工場事故」を題材に村松氏が解説します。
※本稿は村松氏の新著『つなわたりの倫理学 相対主義と普遍主義を超えて』から一部抜粋・再構成したものです。
■死亡者が2万人を超えた悲惨な事故
技術者倫理(engineering ethics)──ビジネス倫理や企業倫理とも言われる──では、企業自身がグローバル化し、さまざまな地域、国へと進出するようになるとともに、地域、国家の間にある不公正の問題が浮かび上がってきた。
多国籍企業の問題、あるいは南北問題として必ずといっていいほど取り上げられるボパールのケースをみてみよう。
1984年12月、アメリカの多国籍企業ユニオン・カーバイド社が農薬を製造していたインド中央に位置するボパール市の化学工場で、有毒ガス事故が起きる。
農薬セヴィンの製造過程で生じる有毒なイソシアン酸メチルが漏れ出た結果生じたものだった。
この有毒物質は毒性が強く、経口摂取すると呼吸困難、重度の場合、肺気腫、肺出血などを引き起こし、死に至る。
常温では通常無色の液体で、ボパールの工場でもタンクの中に貯蔵されていた。
ところが貯蔵タンクに水が混入し、発熱反応が起きてしまう。
イソシアン酸メチルは沸点が39℃と低いため、温度の上昇と共に気化する。
タンクの爆発により、最初の1時間で30トン、2時間ほどで40トンの有毒ガスが大気中に拡散していった。
その結果、事故翌日までに付近の住民2000人以上が死亡する。
ボパールを州都とするマディヤ・プラデーシュ州は死者3787名を確認、最終的に有毒ガスが原因と考えられる死亡者は2万人を超え、2018年の時点でなお60万人ほどの人が後遺症に悩むと報告されている。
なぜ貯蔵タンクに水が混入したのか。
未熟な技術者による水を使ったパイプの洗浄によるミスから、意図的な混入まで諸説あって、正確にはわかっていない。
危機管理対策にも問題があった。
工場には不測の事態に備えて被害を抑える防御システムがあったが、事故当時、経費削減のため作動していない。
イソシアン酸メチルを冷却し気化を防ぐ冷却システムは1982年以来操業停止していて、高温を知らせる警報は取り外されていた。
ガスを中和するために作られたガス浄化装置は待機モードになっていて、休止中。
イソシアン酸メチルがガスとなった場合に焼却処分するフレア・タワー(燃焼塔)は、点検のため連結パイプを外されている。
安全のための訓練も久しく行われていなかった。
本国アメリカであれば毎年行われる安全監査も行われていない。
また、インド人従業員の多くは英語ができないにもかかわらず、英語の作業マニュアルの使用を求められていたらしい。
■工場内と公共用の警報は連結されていなかった
警報にも問題があった。
警報は2種類あり、1つは工場内の警報、もう1つはボパール市へ警報する公共用であったが、2つは連結されていない。
会社内の警報のおかげで社員は避難している。
一方、ボパール市民のほとんどは、ガスについて知らされず、ガスが近隣一帯を直撃した。
これが、技術者倫理の教科書で必ず取り上げられるボパールの化学工場事故の概要である。
ボパールで起きた事故は、事故発生時の安全対策の不備やずさんな危機管理体制など、東日本大震災でおきた津波による原子力発電所のメルトダウンを想起させるかもしれない。
しかし取り上げられる問題の観点は異なる。
事故は、ユニオン・カーバイド社の本国アメリカの安全基準に沿っていたならば、そもそも発生しなかった。
アメリカで許されない、実施しない基準による操業が行われていたのではないか。
人権はどこの社会においても同じく妥当する。
アメリカの労働者の人権を保護しなければならないように、インド人労働者の人権も保護しなければならない。
それを怠っていたのではないか。
つまり、多国籍企業の典型的な二重基準問題として、ボパールの化学工場事故はまっさきに取り上げられるケースなのだ。
■ナイキやアディダスでもあった二重基準
多国籍企業の二重基準はユニオン・カーバイド社に限ったことではない。
1990年代、アメリカのスポーツ用品の製造会社として有名なナイキは、インドネシアのジャカルタで、16歳以下の子供を1日わずか2ドルたらずで働かせて、運動靴を製造していた。
2000年代に入っても、ドイツの有名なスポーツ用品製造会社アディダスが過酷な条件のもと子供の労働力を使ってバングラデシュやインドネシアで製品を製造し先進国に輸出している、と国際的な批判を浴びた。
ナイキもアディダスも、決して本国アメリカやドイツで子供の労働の搾取など行わない。
どちらも、スポーツをする若者にとって、手に入れたい「かっこいい」ブランドであり、品質のイメージを大切にしている。
それだけに発展途上国での労働の実態には唖然とするし、新たな帝国主義、植民地主義と糾弾されても仕方がない。
弁解の余地はないだろう。
過酷な子供の労働や、長時間にわたる労働を強いるなど論外である。
それでは、先進国と一律に労働者の権利を保護し、世界中同じ水準で労働形態を考えなければいけないのだろうか。
一方には、人権は世界どの地域においてもかわりはないのだから同じにすべきである、とする考え方がある。
これは倫理的な普遍主義と呼ばれる。
他方、それぞれの国、地域には事情があるからその事情と状況に応じるべきとする主張がある。
郷に入っては郷に従えというわけだ。
倫理的相対主義とよく言われる。
どちらにも難点がある。
事件後数年して、ある雑誌に載ったボパールの被害者のインタビューを紹介しよう。
事故当時、トゥンダ・ラルは、煉瓦職人として仕事があるときは1日1ドル50セントを稼いでいた。
事故の後遺症で1日数時間しか立っていられない状態で、会社からの補償金を待ちながら、時々、町中で物乞いをして糊口を凌いでいた。
そんな中、彼は取材のインタビューに語っている。
「もし明日工場が再開されるなら、どんな仕事でも受けるよ。1分たりとも躊躇なんかしないね。
工場で仕事がしたい。
ガス爆発の前、ユニオン・カーバイドのプラントはボパール中で働くのに一番いいところだったからね。」
■「多国籍企業は忌々しいが必要」というジレンマ
ユニオン・カーバイド社に幾多の看過できない、許しがたい落ち度、欠陥、怠慢があるのは言うまでもないが、問題は、ボパールでその工場が最良の職場だった事実にある。
厳密に先進諸国と同じ基準、同じ待遇を求めるとすれば、たとえば同じ賃金を要求するならば、企業が第三世界に進出する「うま味」はない。
ボパールの化学工場事故は未然に防げたが、「ボパールで働くのに一番いいところ」もできなかった。
普遍主義は、自分の手を汚さない満足に終わる可能性がある。
化学工場は、ボパールの貧しいスラム街に隣接していた。
もし化学工場が閉鎖されると──先進国であれば当然これは閉鎖されたにちがいない──ボパールが困る。
当初、ユニオン・カーバイド社に対するインド政府の対応も、糾弾するというよりも歯切れの悪いものだった。
それもこうした事情を反映しているのだろう。
多国籍企業は忌々しいが必要、これが第三世界に共通するジレンマかもしれない。
一方、力ある先進社会の下請けとして貧しい社会を依存させ従属させる構造は、植民地主義にほかならない、とする批判もおきる。
だからこそ、人権、労働者の待遇、周辺の環境に対して世界中どこにおいても同じ基準を求める普遍主義の主張も生じる。
ユニオン・カーバイド社の幾多の不備は、母国アメリカでは許容されない基準を、インドでは許容範囲として、会社が採用した。
つまり二重基準に基づいている。
社会に相対的な基準はていのよい搾取である。
ここに相対主義の問題がある。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae401a09b5d96a057d7b8b6d08296989e2e64a9c
(ブログ者コメント)
〇ブログ者の現役時代、安全を語るうえで何かと引き合いに出されたボパール事故。
しかし40年も前の事故ゆえ、知らない人もいるかもと思い、紹介する。
〇事故に至る超概略の経過は以下のとおり。(失敗知識データベースより)
1984年10月18日~22日 製造装置の蒸留塔で高温の運転が行われた。
そのため、留出のMIC中に含まれる製造時の溶媒のクロロホルムは規定をはるかに超えていた。
23日 製造装置は運転を停止した。
規格外れの留出品が貯蔵タンクに入っていた。
12月2日 貯蔵タンクのベント系配管の洗浄作業が行われた。
この時、仕切り板を入れて水洗すべきを仕切り板を入れなかった。
この後に貯蔵タンクに水が混入したと思われる。
23:00 貯蔵タンクの圧力が上昇した。
23:30 MICガスの漏洩を感知した。
3日00:45 MICの流出量が増加し、タンク付近にMICガスが充満した。
02:30 プラントマネージャーが工場に到着し、警察に連絡した。
03:30 MICガスが工場外へ拡散を始めた。
https://www.shippai.org/fkd/cf/CC0300003.html
2024年3月20日9時18分にYAHOOニュース(静岡放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月19日、浜松市のミカン農園の倉庫で作業をしていた33歳の男性が死亡する労災事故が起きました。
事故が起きたのは、静岡県浜松市浜名区三ケ日町のミカン農園の倉庫内です。
警察によりますと、当時、倉庫ではアルバイトの33歳の男性が1人でフォークリフトを使ってミカンを運ぶなどの作業をしていました。
仕事が終わる時間になっても戻ってこなかったため農園の関係者が様子を見に行ったところ、意識不明の状態で倒れているのが見つかり、運ばれた病院で死亡が確認されました。
農園の関係者が倒れている男性を見つけた時、倉庫の窓は閉め切られていて、フォークリフトの排ガスの臭いがしていたということです。
一酸化炭素中毒死の疑いがあり、警察は換気の悪い倉庫内でフォークリフトを使用して起きた労災事事故とみて調べを進めています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/908613773f510d5c182c880348c8613ab11c6824
3月20日12時8分にkhbからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
19日夜、静岡県浜松市のミカン農園の倉庫でアルバイトの男性が意識不明の状態で見つかり、その後、死亡しました。
一酸化炭素中毒の可能性があるとみられます。
午後8時ごろ、浜松市浜名区三ケ日町の外山ファームの倉庫でアルバイトの金子さん(33)が倒れているのを農園関係者が見つけました。
金子さんは意識不明の状態で搬送され、その後、死亡が確認されました。
金子さんに外傷はなく、当時は1人で収穫されたミカンのコンテナをフォークリフトで運ぶ作業をしていたということです。
警察は、金子さんがフォークリフトの排気ガスにより一酸化炭素中毒になった可能性があるとして調べを進めています。
(ブログ者コメント)
映像を見た範囲では、そう大きくはない倉庫の模様。
2024年3月19日19時27分にYAHOOニュース(FNN PRIME)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
片側2車線の高速道路で、タンクローリーが横転。
車体からは、勢いよく真っ白なガスが噴き出している。
次第に勢いを増し、噴き出すガス。
その横には、運転手だろうか、作業着姿で見守る人の姿があった。
現場近くからタンクローリーを見ると、噴出口から激しい音を立て、ガスがすさまじい勢いで噴き出しているのがわかる。
事故は19日午後1時半ごろ、宮城県を走る東北自動車道の下り線、白石インターチェンジと蔵王パーキングエリアの間で起きた。
タンクローリーと車が衝突。
現場のすぐ横では、黄色い作業車が横転し、レッカー車で運ばれていた。
タンクローリーをよく見ると、白いガスは、緑色のボンベの運転席付近の2カ所から噴き出している。
その車体には「液化炭酸ガス」と書かれているが、噴出による危険はないのだろうか。
日本産業・医療ガス協会担当者:
「(液化炭酸ガスとは?)半導体の製造工程で使ったりとか、飲料用の炭酸ジュースであったりとか、ビールとかに補塡(ほてん)したりするような使い方もある。ガス自体に火がついたりというものではない」
噴き出している白い炭酸ガスは、固まるとドライアイスになるもので、爆発などの危険はないという。
しかし、横転によりボンベが破裂するおそれがあるため、ガスを逃がしているのではないかと話している。
現場では約30分後、ガスが出尽くしたのか、次第に勢いが弱まっていた。
この事故で、これまでにけがをした人は確認されていない。
一方、事故の影響で、東北道の白石インターチェンジから村田インターチェンジの下り線で、午後5時現在、通行止めとなっている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c89d69985f009a38f316ed98e0dfbac349a13176
3月19日15時14分にYAHOOニュース(宮城テレビ)からは、蔵王PA付近で工事中の作業車にタンクローリーが追突したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると19日午後1時半頃、東北道下りの蔵王PA付近で、工事中の作業車に大型タンクローリーが追突する事故があった。
大型タンクローリーの運転手から「横転した」などと110番通報があった。
現在、大型タンクローリーからは白い煙のようなものが出ているのが確認できる。
大型タンクローリーは炭酸ガスを積んでいるということで、警察と消防が対応している。
今のところケガ人の情報はない。
この事故により東北道「白石IC~村田IC」下り線が通行止めとなっている。(午後3時時点)
https://news.yahoo.co.jp/articles/80d4c69cf1242750835520e88515c72a197d326d
(ブログ者コメント)
噴出2ケ所のうち1箇所は配管の先から出ているようにも見えることから、安全弁が作動して・・・という可能性も考えられる。
2024年3月18日20時28分にYAHOOニュース(テレビ朝日)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
先週、オーストラリアを飛び立った航空機で機体が急降下し、多数のけが人が出た事故は、不用意な操作でパイロットが座席ごと操縦桿(かん)に押し付けられて起きていたことが分かりました。
11日、シドニーからニュージーランドへ向けて飛行していたチリ・ラタム航空のボーイング787型機が突然、急降下し、座席から投げ出された乗客など約50人がけがをしました。
事故の原因について、ウォールストリートジャーナルは航空関係者の話として、客室乗務員がパイロットに食事を提供していた際に誤って座席の電動スイッチを押したため、パイロットが座席ごと操縦桿に押し付けられて起きていたと報じました。
事故を受けてボーイング社は15日、787型機を運航する航空会社に対して操縦席の座席のスイッチを点検するように要請しました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/968ca632f45a141acf3014507425cdfed7c4d4dc
(ブログ者コメント)
電動スイッチはどのような場所にあったのだろう?と思い、調べてみたが、情報は見つからなかった。
その代わりと言っては何だが、787型機とほぼ同じ型式の777型機のコックピット写真が掲載された記事が見つかった。
ただ、座席電動スイッチの場所までは分からない。
『“ダブル乗務”OKな777&787「操縦席の違い」結構ある!? JAL担当パイロットに聞く本当のところ』
(2022年10月22日 YAHOOニュース;乗りものニュース)
“極めて類似した型式”としてダブル乗務も可能なボーイング777と787。
パイロットから見ると、この2機種には、わずかな違いがあるようです。
ダブル乗務の担当者に話を聞いたところ、細かなところに787の進化がうかがえました。
・・・
https://trafficnews.jp/post/122479
2024年3月18日15時10分にYAHOOニュース(日刊工業新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
エビスマリン(長崎市)が東京都下水道サービス(TGS、東京都千代田区)などと共同開発した羽根のない送風機「ホールエアストリーマ」(HAST)が土木関連業界で注目されている。
TGSが同製品を無償で2年間貸与するモニター調査を2023年夏に始めたのを機に、引き合いが急増した。
下水道工事などの作業効率が従来の換気装置より高まり、長時間労働の是正や人手不足の緩和につながるといった期待感がありそうだ。
HASTはリング状に配置したノズルから圧縮空気を勢いよく吐出するとともに、その気流が生み出す負圧を利用して周囲の空気も呼び込み、まとめて送風する仕組み。
有毒ガスの発生や、酸素濃度の低下による事故を防ぐ効果が見込める。
下水道工事などに使われてきたファン式の換気装置と違い、ダクトがなくても大量の送風ができるため、作業者や機材の出入り口になるマンホールを、ダクトがふさいでしまうといった不便を解消できる。
緊急時の避難経路も確保でき、安全性も高まる。
価格は消費税抜きで75万円。
軽量型の「HAST―e」が同じく65万円。
電子部品の調達難もあり、両製品の普及台数は360台余りにとどまっているが、これらを無償で貸与するモニター企業をTGSが23年9月に募集したのを境に、注目度が急速に高まった。
モニターの応募数は募集枠の2倍に上り、製品に関する問い合わせも5倍程度に増えたという。
背景には時間外労働への規制が強まる「2024年問題」や、高齢化に伴う人手不足が深刻化する「2025年問題」がある。
マンホールをふさがなくても大量に送気できる両製品を使えば、現場の作業性も安全性も高まる。
TGSは、24年夏にも2度目のモニター募集を行う方針だ。
エビスマリンの寺井会長は、製品の認知度が高まれば「年に1万台は売れるのではないか」と、モニター調査第2弾の効果に期待している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d645d9c80424f8d90921702ce4ab59c08949abb6
※以下はエビスマリン社のHPから抜粋した説明図。
https://ebismarine.com/air.html
2024年3月18日23時13分にYAHOOニュース(山陽新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午後0時50分ごろ、JR岡山駅東の再開発エリアにある岡山市北区駅前町の高層マンション建設工事現場で、コンクリートを流し込んだ型枠と作業用の足場が崩れ、足場の上にいた30~60代の男性作業員6人が約5メートルの高さから転落し、型枠などの下敷きになった。
岡山県警によると、このうち岡山県吉備中央町下土井、会社員幸田さん(67)が胸を強く打ち死亡、残る5人も負傷して市内の病院に搬送されたが、命に別条はないという。
県警の調べでは、6人は地下約9メートルでコンクリート壁を作るため、壁と型枠の間にコンクリートを流し込む作業中で、型枠と足場(高さ5・5メートル)が突然崩れた。
119番を受けた岡山市消防局が駆け付けた際、3人は自力や周囲に助けられて脱出していたが、あとの3人は下敷きになっていたという。
現場は岡山駅東口のすぐ近くで、再開発エリアはマンションや商業施設が入る地上31階、地下2階の住宅棟とホテル棟、駐車場棟の3棟で構成される予定。
事故が起きたのは住宅棟で、2026年3月の入居開始を目指している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ee5aa4d1b976d282c232e609b84448608987d203
3月19日19時59分にYAHOOニュース(山陽放送)からは、コンクリートを流し込んだ壁から気泡を抜く作業などをしていたなど、同趣旨の記事がネット配信されていた。
きのう(18日)午後、JR岡山駅前の高層マンションの工事現場で資材が崩れ、作業員1人が死亡、5人がけがをした事故警察などによる実況見分が行われました。
【写真を見る】JR岡山駅前の高層マンション工事事故で実況見分 コンクリートの強度を高める作業中、型枠と足場が崩れた可能性 (小寺記者)
「午前9時20分、岡山県警の捜査員による実況見分が始まります」
事故があった現場では、朝から岡山県警の捜査員と岡山労働基準監督署の職員ら約20人が、写真を撮るなどして現場の状況を確認していました。
この事故はきのう午後1時前、JR岡山駅前の高層マンションの工事現場でコンクリートの壁を作るための型枠と足場が崩れ、30代~60代の作業員6人が巻き込まれたものです。
このうち吉備中央町の幸田さんが胸などを強く打ち死亡、ほか5人はけがをしていますが命に別状はないということです。
警察では業務上過失致死傷の疑いも視野に捜査を進める方針です。
【スタジオ解説】
事故はどのように起きたのか。
資材が崩れたのは、高層マンションの地下の部分の工事現場です。
警察によりますと、こちらがコンクリートの壁を作るための型枠で、その外側に鉄製の足場があります。
その型枠と足場がこちらのほうまで続いていたとみられています。
事故当時の状況です。
コンクリートの壁を作るために設置された型枠、作業員6人はその外側の足場の上にいました。
コンクリートの強度を高めるため、気泡を抜く作業などをしていたところ、何らかの原因で型枠と足場が崩れたとみられています。
警察は実況見分とともに、現場の関係者に話を聞くなどして原因を究明する方針です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/22609f60a2e81539e47a02e128d287445deef942
2024年3月17日1時28分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
原子力規制庁は、東京電力福島第1原発3号機の爆発では、炉心溶融で発生した水素以外に、建屋天井に雨漏り防止目的で張られたアスファルト製の防水材が、燃えやすい性質のガスを供給した可能性があると明らかにした。
事故解明に取り組む同庁が、ガスの発生源を調べていた。
3号機は平成23年3月14日午前に水素爆発を起こした。
規制庁は、福島中央テレビ(福島県郡山市)が第1原発の南西約17キロに設置したカメラの映像解析や現地調査を実施。
原子炉建屋の4階で水素爆発が発生し、建屋が損壊した際に流れ込んだ酸素が、内部の可燃性ガスと混ざって引火爆発し、火炎と黒煙が上空に噴き上がったと結論付けた。
当初、ケーブルを覆う樹脂などがガスの発生源と推定したが、爆発の規模に比べ量が少なかったとしている。
https://www.sankei.com/article/20240317-RO2BNRUYLJP4XJTNZXZFH6E274/
2024年3月15日22時21分にYAHOOニュース(茨城新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
核燃料研究会社「日本核燃料開発」(茨城県大洗町)は15日、同町成田町の材料研究棟精密測定室内で、金属ナトリウムとエタノールを反応させる作業中に発火したと発表した。
施設は管理区域外で、環境への影響はないという。
同社によると、同日午後3時52分ごろ、社員1人が、冷却用の水が入った大きなバケツの内部にエタノール入りの小さなバケツを置き、エタノールの中に金属ナトリウム入れ、反応させた直後に発火した。
大きなバケツが倒れ、作業を行っていた試験フードの床面3カ所でエタノールが燃えたが、消火作業により延焼はなかった。
当時、社員計2人が室内で作業していたが、けがはなかった。
作業は、高速炉での事故発生時に冷却剤として用いるナトリウムが外部に漏れた際の現象を分析するために行っていた。
同社は「反応が想定以上に早く進んで発火したとみられる」と説明し、謝罪した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c447ae9ebe34f0c926d2bcbef8ab9a102c59ef59
3月15日22時20分に毎日新聞からは、炎が発生した際に蓋を閉めたが、バケツが倒れたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
核燃料の研究や検査を行う「日本核燃料開発」(茨城県大洗町)は15日、精密測定室でエタノールにナトリウムを溶かす作業中、使っていたバケツから発火したと発表した。
放射線管理区域外で、放射性物質の漏えいやけが人はなかったという。
同社によると、午後3時50分ごろ、社員2人で作業用設備の中で水を張ったバケツにエタノールの容器を入れ、ナトリウムを加えた瞬間に炎が発生。
社員はバケツのふたを閉めたが、バケツが倒れて高さ10センチほどの炎が3カ所で上がった。
通報を受けて現場を確認した消防が火災と判断した。
同社は、原子力規制委員会から事業を請け、高速炉の事故時に冷却剤のナトリウムに起きる変化を調査。
事業の一環でナトリウムの処理作業をしていた。
https://mainichi.jp/articles/20240315/k00/00m/040/395000c
2024年3月15日19時31分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前5時半過ぎ、湧別町芭露の牧場に設置されているベルトコンベヤーの下で、この牧場を経営する松本さん(男性、36歳)が倒れているのを松本さんの妻が見つけました。
松本さんは遠軽町の病院に運ばれましたが、死亡が確認されました。
警察によりますと、松本さんは、牛舎の中にたまったふん尿を外に運び出すためのベルトコンベヤーの上で、凍ったふん尿を割る作業を1人で行っていたということです。
松本さんが倒れていた場所のベルトコンベヤーの高さは3メートルほどあったということで、警察は、松本さんが作業中に足を滑らせて転落した可能性もあるとみて、詳しい状況を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20240315/7000065639.html
3月15日11時49分にYAHOOニュース(STV)からは、凍り付いた糞尿をハンマーで割っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北海道湧別町の牛舎で15日午前5時半ごろ、「夫が頭から血を流して意識不明の状態で倒れている。高さ2~3メートルのベルトコンベヤーの上から落ちたようだ」と消防に通報がありました。
牧場で作業していた36歳の男性が意識不明の状態で病院に搬送され、その後、死亡が確認されました。
警察によりますと、男性は牛舎からふん尿を運び出すベルトコンベヤーの上で、凍り付いたふん尿をハンマーで割る作業をしていたということです。
ベルトコンベヤーはふん尿を牛舎の外に山積みにするためのもので、警察は男性が作業中に転落した可能性が高いとみて、事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/10d8019239c56e726b37a554572a8e11feca47b1
2024年3月14日12時30分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国土交通省筑後川河川事務所は、福岡県久留米市瀬ノ下地区の水天宮付近に、透明のアクリルパネル板を使った堤防(延長12メートル、高さ80センチ、厚さ3センチ)を試験的に設置した。
国が管理する河川の堤防では初使用で、13日に現地見学会があった。
筑後川の長門石橋と豆津橋の間の左岸約1・1キロは、堤防が低い場所だったため、かさ上げ工事などを進めていて、2025年度の完成を目指している。
大部分はコンクリート製の堤防だが、地域などと意見交換をする中で、水天宮の本殿付近の約55メートルは、景観や川の眺望を維持するために、透明の堤防を導入することになった。
水族館の水槽などに使われる素材で、コンクリート製と比べて強度は同等とされ、整備費は約2・7倍という。
試験設置を半年以上した上で、仕上げの方法などを決める。
https://mainichi.jp/articles/20240314/k00/00m/040/074000c
2024年3月14日10時10分にYAHOOニュース(弁護士JPニュース)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
高い洗浄力などが魅力の洗濯用パック型液体洗剤。
フィルムの中に濃縮液体洗剤が入っており、洗濯する際に計量する手間がないというメリットがあることから、使用している人も少なくないのではないだろうか。
そんなパック型液体洗剤を巡って、国民生活センターが13日、X(旧Twitter)とHPを更新。
高齢者が誤って口に入れる事故が発生しているとして、注意を呼びかけた。
【事故後に死亡したケースも…】
パック型液体洗剤を誤って口に入れた場合、のどの痛みや嘔吐(おうと)といった消化器症状を引き起こす可能性があり、さらに嘔吐したことによって、胃に入った洗剤が気道に入り、科学性肺炎など重症化する恐れもある。
国民生活センターでは2015年にも、子どもがパック型液体洗剤を握ったりかんだりするなどしてフィルムが破れてしまい被害に遭うケースが多いとして注意喚起をしていた。
しかし医療機関ネットワークやPIO-NET(全国消費生活情報ネットワークシステム)には、子どもだけではなく高齢者による事故情報も寄せられていることから再度、注意喚起を行ったという。
医療機関ネットワークに寄せられた、パック型液体洗剤の事故情報では、子どもでは3歳以下に多い傾向がみられた一方、成人ではすべてが70歳以上の高齢者だったという。
また、国民生活センターの発表によると、PIO-NETに寄せられた、高齢者による事故のうち、4件は治療1か月未満だったものの、誤って口に入れた後に死亡したケースが2件あったとしている。
2021年2月に寄せられた80歳代・男性の事例では、以下の被害があった。
「高齢者施設に入所していた高齢者が、洗濯用パック型液体洗剤を食べてしまい、救急搬送された。
下痢と嘔吐があり、「のどが焼けて痛い」と訴えがあり、水が飲めない様子だったので点滴をしてもらった。
高齢者施設に戻ったが、一晩中、下痢で眠れなかった様子であった。
翌日、最初に搬送された病院とは別の病院に運ばれたが、化学性肺炎で治療薬もないと言われた。
最後まで意識はしっかりしていたが、3日後に死亡した」
同発表では、他にも「高齢者が柔軟剤入りの洗濯用パック型液体洗剤を1個、食べ物と思い誤って食べてしまい、救急搬送された」、「洗剤による界面活性剤中毒から誤嚥(ごえん)性肺炎となり、入院し、その後人工呼吸管理が必要となった」といった事例があげられている。
【事故を防ぐためには…】
では、これらの事故を避けるためには、どのような対応が適切なのだろうか。
国民生活センターは、消費者に対して次のようなアドバイスを行っている。
・パック型液体洗剤は、子どもだけでなく、不用意に触ってしまうおそれのある方の手の届くところには置かないようにする
・パック型液体洗剤を使用したあとは、必ずふたなどをしっかり閉めて、子どもなどの手の届かない置き場所にすぐ戻すことを習慣にする
・パック型液体洗剤をぬらさないよう気を付ける
・子どもや高齢者などが誤って口に入れてしまい、洗剤などを飲み込んだ可能性がある場合や、目に入り、よく洗い流しても異常を感じる場合には、商品の成分が分かるパッケージなどを持って医療機関を受診する。
また、事業者に対しては「事故の再発防止のため、手の届かないところで使用・保管するなどの啓発等を含めた、より一層の安全対策を推進するよう要望します」と呼びかけた。
抗菌や消臭といった優れた性能がうたわれている便利なパック型液体洗剤だが、保管方法など、取り扱いには注意が必要だ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/64a69bc3dada6125191306480dfe196fb86753e7
2024年3月14日9時47分にNHK東北から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県は、人口減少で将来的に水の需要が低下することで水道事業の収入が大幅に減少すると見込んでいます。
こうしたなか、人件費などのコスト削減や業務の効率化を図ろうと、水道管の漏水調査に人工衛星を活用した取り組みをことし夏ごろから始めることになりました。
調査では、人工衛星から地表に向けて電磁波を放ち、はね返ってきた波の性質の違いを分析することで、地中に埋まっている水道管の漏水している場所を特定できるとしています。
この手法を用いることで、これまで調査員が手作業で行っていた漏水調査の時間を大幅に短縮し、人件費の削減につながるということです。
県は、ことし夏ごろから気仙沼市や富谷市など県内11の市と町に加え、福島県相馬市周辺に水道水を供給する相馬地方広域水道企業団とも共同でこの取り組みを実施することにしています。
県の担当者は、「老朽化する水道管が多くなり、調査の需要も高まるなか、この取り組みが事業の効率化と水道事業の広域連携化の助けになると期待している」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20240314/6000026843.html
(ブログ者コメント)
調べてみたところ、以前から様々な自治体で同様の調査が行われている。
また、調査会社も複数あった。
以下は、その中の1社であるSSKファシリティーズ㈱のHPから抜粋した説明文。
『人工衛星を使って漏水管路を検知する新視点の解析サービス』
人工衛星から対象とする市町村の水道管路に電磁波(Lバンド)を放射し、地中に浸透後、反射してくる電磁波の画像データを独自のアルゴリズムと人工知能(AI)で解析します。
これにより漏水箇所を半径100mの範囲で絞りこみ、管路に漏水リスク箇所を色別にしてマーキングすることが可能となります。
絞り込まれた範囲を音聴調査することで、漏水箇所の早期発見と修繕による漏水率の改善、漏水による損失と二次災害の予防、調査サイクルの短縮など、時間とコストを削減できます。
https://www.ssk-fa.co.jp/service/leakage/
2024年3月15日20時46分にNHK北九州から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日夜、北九州市戸畑区にある日本製鉄の九州製鉄所でガス管の点検作業を行っていた男性従業員が倒れているのが見つかり、意識不明の重体となっています。
警察によりますと、意識不明となっているのは日本製鉄九州製鉄所の40代の男性従業員です。
この従業員は、14日は製鉄所の敷地内で、屋外にある深さ1メートル50センチほどの穴に入ってガス管の点検作業を行っていましたが、午後7時前に倒れているところをほかの従業員が見つけて消防に通報したということです。
従業員は市内の病院に運ばれて手当てを受けています。
警察は、ガス管からガスが漏れ出た疑いがあるとみて、当時の状況を詳しく調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20240315/5020015274.html
3月15日19時16分にRKBからは、漏れ出した燃焼ガスを吸い込んだらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午後7時前、北九州市戸畑区の日本製鉄九州製鉄所で「男性がガスを吸って心肺停止」だと消防に通報がありました。
警察によりますと、男性は40代の社員で、ガス管の点検作業をしていたところ、なんらかの理由で燃焼ガスが漏れ出し、吸い込んだ可能性があるということです。
男性は病院に運ばれましたが、現在も意識不明の重体です。
警察が当時の詳しい状況を調べています。
https://rkb.jp/contents/202403/202403150654/
2024年3月15日19時47分にNHK福岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午後5時ごろ、大木町大藪の半導体の製造装置などを加工する工場で、作業員が金属製のフレームの下敷きになりました。
フレームは縦横それぞれ2メートルあまりの四角形で、厚みがおよそ86センチあり、重さはおよそ3.5トンだということで、この事故で、大木町八町牟田の馬場さん(男性、44歳)が意識不明の状態で病院に搬送されましたが、およそ1時間半後に死亡が確認されました。
警察によりますと加工作業は3人で行われ、フレームを寝かせた状態で四隅を器具で固定し、このうち馬場さん1人が地面との間に入って作業していたところ何らかの原因で支えが崩れたということで、ほかの2人の作業員にはけがはありませんでした。
警察は、工場の関係者から話を聞くなどして、現場の安全管理や当時の状況を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20240315/5010023727.html
2024年3月13日8時0分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県西宮市立西宮東高校(同市古川町)の正門前にそびえ立つ3本のヤシの木が15日に伐採されることになった。
60年にわたり地域に愛されてきたが、大きく育ちすぎたため、強風であおられた落葉が県道に達することもあり、同校が危険と判断した。
同校は、米軍から返還されたキャンプ地跡に1963(昭和38)年開校。
第1回生が卒業する際に、正門前のロータリーにワシントンヤシを植樹した。
その後、長年の風雨に耐え、人の背丈ほどだった樹高は、校舎の高さも超えて約15メートルに。
卒業時にヤシの木をバックに記念撮影をするのが恒例となっており、これまで2万人を超える卒業生の巣立ちを見守ってきた。
一方で、長さ1メートルを超える枯れ葉対策が教職員を悩ませてきた。
隣接する県道や歩道に落ちれば事故につながる可能性もある。
枯れ葉の処理も試みたが、丈夫な葉は通常の枝切りばさみでは歯が立たなかった。
このため安全管理上、伐採は避けられないとの結論に達したという。
伐採後はロータリーを緊急車両が通行しやすいよう再整備し、新たなシンボルツリーを植樹する計画だ。
自身も第25回生の牛谷教頭(52)は、「私が生徒だったころよりもかなり大きくなった」とヤシの成長に驚く。
「寂しいですが、地域や校内の安全のため。今度はそう大きくなり過ぎず、長く愛される新たなシンボルツリーを在校生と一緒に考えたい」としている。
https://www.asahi.com/articles/ASS3D6RLMS38PIHB024.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。