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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20243182313分にYAHOOニュース(山陽新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

18日午後050分ごろ、JR岡山駅東の再開発エリアにある岡山市北区駅前町の高層マンション建設工事現場で、コンクリートを流し込んだ型枠と作業用の足場が崩れ、足場の上にいた3060代の男性作業員6人が約5メートルの高さから転落し、型枠などの下敷きになった。

岡山県警によると、このうち岡山県吉備中央町下土井、会社員幸田さん(67)が胸を強く打ち死亡、残る5人も負傷して市内の病院に搬送されたが、命に別条はないという。

業務上過失致死傷の疑いも視野に事故の原因や経緯を調べる。

県警の調べでは、6人は地下約9メートルでコンクリート壁を作るため、壁と型枠の間にコンクリートを流し込む作業中で、型枠と足場(高さ55メートル)が突然崩れた。

119番を受けた岡山市消防局が駆け付けた際、3人は自力や周囲に助けられて脱出していたが、あとの3人は下敷きになっていたという。

現場は岡山駅東口のすぐ近くで、再開発エリアはマンションや商業施設が入る地上31階、地下2階の住宅棟とホテル棟、駐車場棟の3棟で構成される予定。

事故が起きたのは住宅棟で、20263月の入居開始を目指している。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ee5aa4d1b976d282c232e609b84448608987d203

 

3191959分にYAHOOニュース(山陽放送)からは、コンクリートを流し込んだ壁から気泡を抜く作業などをしていたなど、同趣旨の記事がネット配信されていた。

きのう(18日)午後、JR岡山駅前の高層マンションの工事現場で資材が崩れ、作業員1人が死亡、5人がけがをした事故警察などによる実況見分が行われました。

【写真を見る】JR岡山駅前の高層マンション工事事故で実況見分 コンクリートの強度を高める作業中、型枠と足場が崩れた可能性 (小寺記者)

「午前920分、岡山県警の捜査員による実況見分が始まります」

事故があった現場では、朝から岡山県警の捜査員と岡山労働基準監督署の職員ら約20人が、写真を撮るなどして現場の状況を確認していました。

この事故はきのう午後1時前、JR岡山駅前の高層マンションの工事現場でコンクリートの壁を作るための型枠と足場が崩れ、30~60代の作業員6人が巻き込まれたものです。

このうち吉備中央町の幸田さんが胸などを強く打ち死亡、ほか5人はけがをしていますが命に別状はないということです。

警察では業務上過失致死傷の疑いも視野に捜査を進める方針です。

【スタジオ解説】

事故はどのように起きたのか。

資材が崩れたのは、高層マンションの地下の部分の工事現場です。

警察によりますと、こちらがコンクリートの壁を作るための型枠で、その外側に鉄製の足場があります。

その型枠と足場がこちらのほうまで続いていたとみられています。

事故当時の状況です。

コンクリートの壁を作るために設置された型枠、作業員6人はその外側の足場の上にいました。

コンクリートの強度を高めるため、気泡を抜く作業などをしていたところ、何らかの原因で型枠と足場が崩れたとみられています。

警察は実況見分とともに、現場の関係者に話を聞くなどして原因を究明する方針です。









https://news.yahoo.co.jp/articles/22609f60a2e81539e47a02e128d287445deef942

 

 

 

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2024215923分にYAHOOニュース(大分放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

15日午前0時頃、佐伯市狩生で戸穴地区とを結ぶ、国道217号バイパスの西幡トンネルの中で、発破作業に使用する火薬が点火前に爆発しました。

この爆発事故で、宮崎県日向市の50歳の会社員の男性が足に大けがをして、手当を受けていますが、命に別状はないということです。

警察によりますと、事故当時、現場のトンネルの中では、複数の作業員が工事にあたり、岩を削る準備段階だったということです。

通常、トンネルの掘削工事は、ドリルで岩盤に穴をあけ、そこに火薬を入れて電気で点火しますが、今回は火薬をセットした状態で、点火作業をしていないのに爆発したということです。

警察が作業員に話を聴くなどして、爆発の原因などを詳しく調べています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d52e46e4956e37f85a532dce20a197dbabc5616a

 

 

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2024291743分にCBCから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

中部空港にある警察署が来年、移転することになりました。

19年と、愛知県警では比較的新しい庁舎ですが、建物が傾いてきたというのです。

(高阪記者):
「地盤が沈んだことによって、門は左に傾き、排水溝にもズレが生じています」

2005年、セントレアの開港にあわせて完成した中部空港警察署の庁舎。

飛行機の翼をイメージした鉄筋4階建ての建物で、総工費は約21億円。

当時「最新の設備」が話題となりました。

ところが、まもなくして駐車場の陥没などが度々みられるようになり、3年前には「不同沈下」が確認されたのです。

「不同沈下」とは、全体が同じように沈んでいく「地盤沈下」とは違い、地面の一部だけが沈む現象。

場所によって沈み方が異なるため、建物が傾いてしまうことがあります。

埋立地に建てられた中部空港署。

不同沈下が起きた原因はわかっていませんが、庁舎は今、北東方向に0.16度傾いています。

建物同士のつなぎ目には大きな隙間が。
敷地内の地面は至るところにゆがみが生じています。
スライド式の門は左側だけが沈下し、大きく傾いています。

警察署の副署長は…

(中部空港警察署・皆川副署長):
「(中部空港警察署に)去年の春に着任したが、この1年を通して(勤務していて)今まで不具合を感じたことはない」

0.16度の傾きはビー玉も転がらない程度で、愛知県警は、震度6強の地震が起きても建物は倒壊しないとしていますが、来年引っ越しすることに。

(愛知県警・施設課 金原次長):
「地震が発生しても、人命の確保に問題はなく、直ちに倒壊するとは考えていない。
来庁者の方々や警察署で勤務する職員に対する危険を可能な限り回避するため、より安全な場所に移転する」

愛知の警察署は老朽化が深刻で、築56年の昭和警察署、築57年の半田警察署、築59年の岡崎警察署は、ようやく建て替えが決まったばかり。
52年の常滑警察署は、まだ建て替えが決まっていません。

そんな中、築19年で「移転」することになった中部空港警察署。

新しい場所は中部空港の第2ターミナル。
航空会社が使っていた出発ロビー付近のオフィス部屋の跡地です。

愛知県警は、新年度、移転にかかる費用として調査費を含めて総額約37000万円を見込んでいます。

「今回の移転は、ひとまず一時的なものと考えている。
詳細な調査を実施し、現在地や空港の余剰地に建て替えが可能か、組織的に検討していく」

引っ越した後の庁舎はどうなるのか。

愛知県警は「建て替えも含め、総合的に検討する」としています。



https://newsdig.tbs.co.jp/articles/cbc/991029?display=1

 

2101012分に読売新聞からは、ターミナルビルや滑走路に目立った損傷はないなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

愛知県警は9日、中部空港(常滑市)に隣接する中部空港署について、地盤沈下が原因とみられる建物の損傷や傾きなどが確認されたため、来年春をめどに空港ターミナルビルに一時移転すると明らかにした。

地盤改良工事ができるかどうか不明で、県警は庁舎の建て替えも検討している。

同署は2005年に約21億円をかけて整備され、06年以降に庁舎外壁や給水管の破損、周辺の段差などが相次いで見つかった。

専門機関の調査で、庁舎が立つ地盤が沈下した影響とみられることが判明。

わずかに庁舎の傾きも確認され、県警施設課は「南海トラフ地震などが起きれば傾きが大きくなる恐れもあり、災害時の拠点活用は困難」と移転理由を説明する。

中部空港島は埋め立てで整備されたが、中部国際空港会社によると、空港のターミナルビルや滑走路などでは目立った損傷などは確認されていない。

県警は、来年春に同署を空港第2ターミナルビルの空きスペースに一時移転させ、今後の対応を検討するとしている。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20240210-OYT1T50050/

 

212183分にNHK東海からは、建設当時、軟弱地盤対策を検討したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

現状、業務に大きな支障は無いものの、地震などに備えて、中部空港第2ターミナル2階の空きスペースに一時移転することになりました。

移転先の広さは1千平方メートル余りで、移転後もこれまでと同じように業務を続けますが、留置施設は設けないということです。

来年度内に移転する予定で、移転にかかる費用は、調査費などを含め3億6000万円余りを見込んでいます。

愛知県警は「警察署の建設当時は埋め立て地の軟弱な地盤に対しても建物が倒壊しないような地盤対策を検討していました。今後、建て替えなども含めて検討を進めていきたい」としています。

https://xn--www3-zf5fj90on8rp64b.nhk.or.jp/tokai-news/20240212/3000034179.html

 

(ブログ者コメント)

〇軟弱地盤に対しどのような対策をしていたのか調べていたところ、関西空港地盤沈下問題の教訓から、地盤調査は念入りに行ってきたなど、以下のような情報が見つかった。

(2009 年度都市環境プロジェクト実習最終報告書 大同大学)

・・・

6.2 中部国際空港の改善点

関西国際空港の地盤沈下を目の当たりにしていたこともあり、中部国際空港は地盤調査を念入りに行い、それほど沈下しないような場所を選び、なおかつ環境的にもいい場所を選んだ。

水深も浅いため、埋め立て用の土も関西国際空港よりも少なくて済んだ。

6.3 中部国際空港の現状

工事開始から地盤沈下が一番進んでいるところは空港の南東部であり、最大 3m沈下している。

しかし、関西国際空港の二の舞にならないように念入りに地質調査を行った結果、開港後はほとんど沈下し ていない。

そのため、今のところは地盤沈下の対策は行われていない。

したがって、関西国際空港のような地盤沈下は起こらないと予想される。

7.関西国際空港と中部国際空港の地盤 (地質)の違い

関西国際空港は水深約20m。

地層としては沖積層が18m。その下に洪積層が堆積している。

水深約20mという、かなり深い場所を指定したため、沖積層がかなり多くなってしまい、結果、地盤沈下が深刻なものになってしまった。

その点を反省した中部国際空港は水深約 6m。
地層としては、沖積層が約7m存在し、その下に洪積層は存在しないという場所を指定した。

そのため、地盤沈下はほとんど起こっていない。

・・・

http://www.daido-it.ac.jp/~t-sumi/poroj/last-rep/02.pdf

〇空港南東部の地盤沈下が大きかったということだが、警察署はターミナルビルの北側にある。(マピオンによる)

 

 

 

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2023713日に掲載した元記事がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
第1報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/13314/

 

(2024年1月7日 修正2 ;追記)

202312291839分にYAHOOニュース(静岡第一テレビ)からは、橋桁を支えている台がしっかり固定されていなかったためセッティングビームが台から落ち、橋桁とセッティングビームをつないでいるボルトが破断して橋桁が落ちたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

事故からまもなく半年。
Daiichi-TV
のカメラが初めて、橋げたが落下した現場に入りました。

現場には今も事故の痕跡が…

 (静岡国道事務所 静川 副所長):
「こちらが、橋げたがあたったところです」

(徳増 キャスター) :
「傷ついているように見えますが、これが落下したときの痕跡ですか?」

(静川 副所長) :
「そうです。大きな力がかかっていたことが分かると思います」

(徳増  キャスター):
「金属の部分が削れて少し変形しています」

・・・

(徳増 キャスター) :
「ここはかなり広いスペースですが、当日はどんな作業をしていたんでしょうか」

(静川 副所長) :
「レールで組み立てた橋げたをスライドさせて、最後に一番端に、桁をつないで完成ということになる」

重さ140トンもの橋げたは、なぜ落下したのでしょうか。

(徳増 キャスター):
 
「ここがまさに、その橋げたが落下した場所になりますよね」

(静川 副所長) :
「横にスライドして一番端のところにつながるわけですけれども、そことこちらの支障といいまして、橋げたを支える部分に、こちらに落として固定することで設置が完了することになります」

当時、現場では橋げたを11メートル横にずらす作業が行われました。

その後、橋げたに「セッティングビーム」と呼ばれる補助具をつけて橋脚におろす作業が行われましたが、20センチほどずれてしまったといいます。

 (静川 副所長) :
「作業をしていると横にずれるということもありますので、めずらしいことではないですね」

(徳増 キャスター):
「ずれたときの対処法は?」

(静川 副所長) :
「現場の作業員の方が見ながら、機械を動かしながら作業をしている」

当時も“ずれ”を直すために、もう一度、橋げたを持ち上げましたが、土台が不安定な状態に…。

橋げたが、バランスを崩して落ちたということです。

現場で用いられたのは、橋げたをかけるための一般的な工法でしたが、国の事故調査委員会は「土台をしっかり固定していなかったこと」が主な原因とみています。

(静川 副所長) :
「事故のときは、この橋げたを支えている台が全体的に固定がなされておらず、不安定になりまして、このセッティングビームが台から落ちて、橋げたにあたり、橋げたとセッティングビームをつないでいる部分に大きな力がかかり、ボルトが破断して橋げたが落下した」

1月末には、事故が起きた区間で工事が再開される予定です。

工事は、これまでの業者が引き続き行いますが、「橋げたを支える土台をしっかり固定すること」に加えて、正確に設置できているか工程ごとに確認しながら行うということです。

(静川 副所長) :
「(橋げたのずれが)大きくなる前に確認をして、異常かどうかを確認しながらやるということになります」

(徳増 キャスター) :
「対処の仕方は、そこまで決められていなかったということでしょうか?」

(静川 副所長) :
「決められていなかったので、新たに安全を確保するということで設定している」

https://news.yahoo.co.jp/articles/7e4e9e6e73b5817db6c261cd096579f803bf98a9

 

 

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20231111625分にYAHOOニュース(紀伊民報)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

和歌山県は1日、工事中の国道168号の仮称2号トンネル(新宮市相賀―高田、約2・7キロ)で、掘削中に基準値を超えるヒ素やフッ素が検出されたと発表した。

工事を継続した場合、処理などで約200億円の工事費増が見込まれるため、工事を打ち切り、コスト縮減策を検討した上で再発注する予定。

県発注のトンネル工事の打ち切りは前例がないという。

同トンネルは、この区間のバイパス道。

掘削は昨年9月に開始し、12月にフッ素、今年9月にヒ素を検出。

土壌汚染対策法で、1リットル当たりフッ素は基準値0・8ミリグラム、ヒ素は基準値0・01ミリグラム以上であれば処理の必要がある。

約1割を掘削した時点で、230回中219回の検査でフッ素やヒ素を検出。

最高でフッ素3・1ミリグラム、ヒ素は0・05ミリグラムを検出した。

掘削前に両方向から50メートル前後を調査し、フッ素やヒ素を検出したが、これほどの範囲になるとは想定できなかったという。  

土砂は約2万5千立方メートルになり、御坊市にある処分場で処理している。

このまま工事を継続した場合、運搬費用や処理費用など、契約金額約70億6千万円の約4倍の約270億円になると想定された。

工事の打ち切りに向けて、受注者と協議を開始したという。

土砂を他の道路工事の盛り土にする方法など、コスト縮減策を検討する。

県によると、4月に開通した供用開始前の仮称1号トンネル(新宮市相賀、979メートル)でも、工事中に基準値を超えるフッ素やヒ素を検出。

工事費は、確定前だが、27億円から70億円超に膨らむという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7dde8b7ac4a95172dd3533ed9a4fec4991a3d6d5 

 

1121436分に毎日新聞からは、対策の見通しが立った後に再入札する想定など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

工事は3社の共同企業体(JV)が受注。

落石などの懸念がある国道168号の代替道路として2021年度から工事を進めてきた。

トンネルの掘削を高田側から開始し、262月までの工期だったが、全区間の1割程度を掘削した時点で中止を決めた。

土砂は御坊市内の管理型処分場に搬出してきたが、ヒ素などが検出され続け、工事契約自体を再発注する方針に転換。

県道路建設課によると、すぐに人体に影響を及ぼす量ではないという。

今後、対策が講じられる見通しが立った後に、入札をし直すことなどを想定しているという。

元々、供用開始時期は未定だったが、今回の休止で、その期間分だけ遅れることになる。

https://mainichi.jp/articles/20231102/k00/00m/040/116000c  

 

 

 

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20239131849分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

登別市美園町の住宅地では、ことし6月、擁壁がおよそ25メートルにわたって崩れ、一時、21世帯に避難指示が出されました。

これをめぐり、住宅に被害を受けた住民が情報公開請求をして、市内の会社が建設の許可を得る際に道に提出した図面などを調べた結果、「実際の擁壁の厚さが申請よりも薄いのではないか」と指摘しています。

これを受けて、13日、道の胆振総合振興局の担当者が現地の状況を確認したところ、当時の図面の数値と違いがあることがわかりました。

ただ、擁壁が設置されたのは43年前であることなどから「原因はわからない」と述べ、擁壁が完成したときに道が行った検査については、「適切に実施したと考えている」と説明しました。

現地を訪れた胆振総合振興局建設行政室の後藤課長は、「法律の手続きに沿って、検査済証を交付しているので、当時の検査が誤りだとはできない。現状では、できることはないと思う」と話していました。

一方で、情報公開請求をした住民は、「どうすればいいか何もわからない。行政には、何らかの対応を考えてほしい」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20230913/7000060869.html  

 

事故発生当時の報道は下記参照。

2023611820分 北海道新聞)

道内は10日、気圧の谷に入った影響で、胆振地方などでまとまった雨が降り、登別市美園町6の傾斜地にある住宅街で、土留めブロックの一部が崩落し、住宅2戸が傾いた。

室蘭署などは、土砂災害や家屋倒壊などの恐れがあるとして、周辺の約20世帯の住民に避難を呼びかけた。

けが人はいない。

10日午前1時5分ごろ、登別市美園町6の30代男性から「(ブロックが)崩れ、家が壊れそう」と110番があった。

室蘭署などによると、崩落したブロックが、傾いた住宅のうち1戸にぶつかった。

窓ガラスが割れるなどの被害も確認された。

市内では9日朝から雨が続き、10日午前6時までの24時間降水量は140ミリに達した。

同署は、午前1時20分ごろから、住民に避難を呼び掛けた。

市によると、周辺の地盤の状況を調査するため、20世帯の立ち入りを規制した。

近くにある鷲別コミュニティセンター(同市鷲別町3)には同10時現在、13世帯22人が避難している。

美園町の高橋さん(78)は、「ドンと雷のような音がしてびっくりして外に出たら、ブロックが幅4メートルぐらい崩れていた。着の身着のままで避難してきた」と困惑した様子。

父親と妻の3人で避難した無職村田さん(67)は、「消防車のサイレンで驚いて起きた。ここに40年ほど住んでいるが、こんなことは初めて」と話していた。

現場はJR鷲別駅から北に約2キロ。
室蘭市との市境にあり、山林に面した傾斜地に住宅やアパートが立つ住宅街。

札幌管区気象台によると、道内で9日未明から断続的に降り続いていた雨は、10日午後に落ち着く見通しだが、土砂災害や低い土地の浸水などに引き続き注意が必要だ。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/859537/

 

 

 

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20237271430分に紀伊民報から、トンネルの断面図など付きで下記趣旨の記事がネット配信されていた。

12月開通予定だった県道長井古座線「八郎山トンネル」(和歌山県串本町上田原―那智勝浦町中里、711メートル)で、ずさんな工事が発覚した。

全体的に、壁や天井部のコンクリートが薄かったり空洞があったりして、地震によっては最悪崩落の恐れもあったという。

工事書類も改ざんされていたといい、県は26日付で請負業者のA組(和歌山市)とH組(田辺市)を6カ月の入札資格停止処分とした。

串本町と那智勝浦町を結ぶ県道長井古座線のバイパス道にあるトンネル。

2社の共同企業体(JV)が県から約20億4千万円で請け負い、2020年9月に着工。
22年9月に完成し、県に引き渡された。

トンネルは、「吹付コンクリート」の内側に「覆工コンクリート」を施工する。

県が別に発注した業者が照明灯を設置しようとし、天井部の「覆工コンクリート」に穴を開けたところ、「吹付コンクリート」との間が空洞になっているのが分かった。

その後の調査で、工事の初期は正常だったが、それ以外の少なくとも50カ所以上に空洞があった。

また、厚さは30センチ必要だったが、全体の7~8割で薄く、3センチしかない所もあったという。

県への完成書類は、基準を満たした数値になっていた。

放置した場合、最悪、地震で崩落したり、経年劣化で天井や壁のコンクリートが剝がれ落ちやすくなる恐れがあったという。

県の業者への聞き取りによると、現場ではコンクリート不足を認識しながらも対策を取らず、施工を進めていたことが分かった。

ただ、当初から意図的だったかどうかは分からないという。

県は工事の段階ごとに業者からの連絡を受けて現場確認することになっているが、覆工コンクリートでは68回必要なところ、正常に施工されていた初期の3回しか実施されなかった。

近く、専門家を含めた「技術検討委員会」を設置し、詳しい原因を究明した上で工法を決定し、業者の費用負担で補修工事を実施する。

開通時期は未定。

A組が実施した県内の他のトンネルは定期検査で問題はなかったが、改めて調査する可能性があるという。

【信頼関係にひび】

27日、記者会見した県の福本・県土整備部長は、「全国的にも、これほどの規模の施工不良は聞いたことがない。建設業者との信頼関係にひびが入る。非常に残念だ」とした。

段階確認を3回しかしなかったことについては、「業者から依頼があるべきだが、県としても責任がある」とし、「供用が大幅に遅れ、県民に深くおわび申し上げたい」と謝罪した。

https://www.agara.co.jp/article/293352

 

7271910分に産経新聞からは、県が天井をレーダー調査したところ多数の施工不良が判明した、業者は工事不備を把握していたのに虚偽報告したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

県がトンネル天井部分(幅8メートル)を全長にわたってレーダー調査したところ、多数の施工不良が判明。

コンクリート壁は厚さ30センチ以上が必要だが、調査範囲の約7割で基準を満たさず、最も薄いところは10分の1の約3センチしかなかった。

壁内部の約50カ所で空洞も確認された。

事業者側が工事完成時に県へ提出した書類では、規定通りの厚さが確保されていると記載。

県の調査では、事業者側は工事の不備を把握していたにも関わらず、虚偽の報告をしていたとみられるという。

・・・

https://www.sankei.com/article/20230727-OFGQO3XS5VNJPBTXAOACX2UQDA/  

 

7272021分に毎日新聞からは、型枠との隙間にコンクリートを流し込む工法だった、業者は工期短縮を理由の一つに挙げているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

工事は内部にかまぼこ型の型枠をはめこみ、地山との隙間(すきま)にコンクリートを流し込む工法だったが、不十分な充てん作業で空洞が発生した可能性があり、厚さ不足は掘削不足や測量の誤りなどが考えられるという。

・・・

県によると、トンネル全体の強度は鉄骨などによって保たれているが、内壁の施工不良により風化や地震などによるひび割れでコンクリートが落下しやすくなるという。

県は専門家を交えた技術検討委員会を立ち上げ、補修工事の方法を決める。

一方、県の規定では、県発注工事では業者から工程完了ごとに申請を受け、職員が現場で確認するが、内壁工事では68回のうち3回しか確認せず、施工不良を見落としたという。

A組は毎日新聞の取材に、「コンプライアンスの意識不足で、現場担当者が『1日でも早く供用するため工期短縮をしたかった』と考えたと聞いている。社としてチェックできなかった」と話した。

https://mainichi.jp/articles/20230727/k00/00m/040/130000c

 

(2023年9月11日 修正1 ;追記)

202398203分に産経新聞からは、掘削の測量記録がほとんど残っていなかった、レーザースキャナーなどを十分活用していないなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

原因究明のため県が設置した外部有識者らによる検討委員会の初会合が8日、串本町の県水産試験場で開かれた。

終了後の記者会見で、委員長の大西有三・京都大名誉教授(岩盤工学)が、工事を請け負った業者側に掘削の測量記録がほとんど残っていないことを明らかにした。

今後の審議に影響するとみられる。

大西委員長は掘削の測量記録について「レーザースキャナーや写真測量があるのに十分活用していない。これだけデータが残っていないのは珍しい」と指摘。

福本部長は「測量をちゃんとやっていないと思われるような聞き取り状況。細かい現場でのメモすら残っていない」とし、「現場の管理がここまでなされていないのは驚きを隠せない」と述べた。

・・・

https://www.sankei.com/article/20230908-I4QR5YF22JMLFH4JPBSDNHRBQA/  

 

(2023年11月20日 修正2 ;追記)

2023111972分にYAHOOニュース(mBS NEWS)からは、H鋼が設計位置からずれている場所もあった、検討委員会ではほぼ全てのコンクリートを剥がして確認する必要ありなどの意見が出ているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

和歌山県によりますと、請負業者は完成後、「覆工コンクリートの厚さは設計以上に確保されていた」という内容の書類を提出したということですが、県の聞き取りに対して、「検査で薄いことは把握していた」と回答したといい、書類を設計値以上に書き換えたことを認めたということです。

県は「業者が適切な対応を怠り、厚さが不足するような粗雑な工事を行った」と指摘し、2業者に対し、6か月の入札参加資格停止の措置をとっていました。

県は今回の問題が発覚後、専門家による「技術検討委員会」を設置しました。

今年9月から議論が行われていましたが、1110日に行われた第2回の会議では、県の調査で側壁のコンクリート壁の厚さが30センチ以上必要にもかかわらず、6センチしかない部分があったことが確認されたほか、トンネル内で6か所のコンクリートをはがし調べたところ、H型鋼が設計位置からずれていたこともわかったということです。

コンクリートを上塗りした場合は、法律で定められたトンネル断面の車が通る空間が維持されない可能性があるということです。

検討委員会では「施工時の測量がずさんで、ミスに気付いているのに修正せず、もとに戻していない」「ほぼすべてのコンクリート壁をはがして、安全性の確認が必要」となどの指摘が上がったということです。

県は工事を請け負った業者と協議し、費用は負担させる方針としています。

現場は、串本町と那智勝浦町の町境をつなぐ県道のトンネルで長さ711m
地震などの災害時には、海沿いの国道42号の迂回道路として、重要な意味合いを持つ県道として整備中で、トンネルは今年12月に供用予定でした。

https://news.yahoo.co.jp/articles/414f169d336cfabcba76a4fba794e06ca768200c

 

1120922分に読売新聞からは、県は136回検査すべきところJVからの連絡がなかったという理由で最初の6回しか検査していなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)

・・・

県の「土木工事共通仕様書」は、県はトンネル工事の際、コンクリートの厚さを検査するよう定めている。

今回のトンネルの場合は約10メートル打ち付ける前後に1回ずつ、計136回の検査が必要だったが、県は最初の6回しか検査していなかった。

県の福本・県土整備部長は、「(検査回数が少ないのは)JV側から連絡がなかったためだが、その少なさに気がつかなかったのは県の落ち度だった。十分に検査をしていれば、厚さ不足は生じなかった可能性がある」と述べた。

・・・

https://www.yomiuri.co.jp/national/20231120-OYT1T50061/

 

 (2023年12月23日 修正3 ;追記)

202312201950分に産経新聞からは、ほぼ全ての支保工が正確な位置にないことも確認された、検討委は技術力不足と倫理観欠如を指摘したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

県が設置した同トンネル技術検討委員会は20日、県自治会館(和歌山市)で第3回委員会を開いた。

トンネル内部を支えるアーチ状のH型鋼「支保工」(約700カ所)のほとんどが正確に設置されていないことが調査で判明したとして、「掘削以外の工事を全面的にやり直す」との方針を決めた。
工期は約2年の見込みという。

同トンネルの工事では、天井のコンクリート壁の厚さ不足などが判明。

コンクリート壁6カ所はがし、支保工をチェックしたところ、設計位置からずれて設置されていることも分かった。

その後の調査で、ほぼ全ての支保工が正確な位置にないことを確認した。

検討委が示した復旧方針は「内部のコンクリートをはがし、すべて新しい支保工を所定の位置に正確に設置し直す」としており、掘削以外のほぼ全ての工事をやり直すことになる。

施工不良の原因については、測量の管理不足でずれが生じたほか、コンクリート壁の厚さや支保工の設置位置の確認不足があったことなどを指摘。

検討委委員長の大西有三・京都大名誉教授は、「測量機械などの使用方法を理解していない技術力不足があり、コンクリートを設計通りの厚さにしていないなど倫理観の欠如がある」などと話した。

県の担当者は、「ずさんな工事状況が確認された。粗雑な工事で遺憾。開通を心待ちにしていた地元の方に申し訳ない」と述べた。

県は、工事を請け負った共同企業体のA組(和歌山市)やH組(同県田辺市)を今年7月から6カ月間、入札参加資格停止にした。

今後の工事費用は両社に負担させるという。

https://www.sankei.com/article/20231220-Z5YTWW2XDBM7NMFYRTR73WDVME/

 

(2024年1月19日 修正4 ;追記)

2024118610分に産経新聞からは、経験豊富な現場所長に権限が集注していた、所長は工期が遅れると叱責され何とかしろと言われるからなどと説明、内部通報制度はホコリを被っていた・・などとする社内調査結果が説明されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

工事を請け負った共同企業体のA組(和歌山市)が17日、同社で記者会見した。

社内調査の結果、工事当初から施工不良が重ねられたとし、開通後の利用者への安全に対する意識はなかったとの認識を示した。

同社は補修工事の実施で特別損失が約20億円発生する見通しという。

・・・

社内調査では、県内でのトンネル工事17件の実績がある現場所長に権限が集中した問題を指摘。

▽掘削後に厳密な計測を行わず、現場所長の目視だけだった
▽内部のコンクリートの厚さ不足を認識していた
▽トンネル内部を支えるアーチ状のH型鋼「支保工」(約700カ所)のほとんどが正確に設置されなかった

などの施工ミスを重ねながら、報告書には虚偽の記載を続けていたという。

この際、開通後の利用者の安全について考慮することはなかったという。

現場所長は施工不良を重ねた理由を、
「叱責される」
「工期が遅れる」
「赤字にしたくない」
「お前がなんとかしろといわれる」
などと説明したとしている。

施工不良を知る現場の社員らが内部通報しなかった理由については、
「内部通報制度があることを知らなかった」
「現場所長の判断が絶対である」
「現場所長を超えて通報できない」
との回答が大半で、松川社外取締役は「内部通報制度がほこりを被っていた」と反省の弁を述べた。

再発防止策として、

▽コンプライアンス順守意識の醸成
▽上下の意見交換ができる風土の醸成
▽内部通報制度の説明
▽工事の品質を管理する品質検査員の創設

などを挙げた。

実施した工事について県と同社が再点検を行う。

池内会長は、「一から『誠実施工』の理念で信頼回復に努めたい」と話し、経営陣は辞任せず、コンプライアンスの改善に取り組む姿勢を見せた。

施工不良を受け、同社は昨年8月に西口社長と池内会長を役員報酬20%カット(3カ月)としたのをはじめ、現場所長の降格など計8人に懲戒処分を行った。

https://www.sankei.com/article/20240118-ICOUZS47BZLSVNXBQI7ZJVOOVE/

 

118100分に朝日新聞からは、発端は測量の管理不足で誤差が生じたことなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

工事を請け負ったA組が17日、会見を開いた。

ずさんな工事の原因について、同社の説明では、測量の管理不足で誤差が生じ、掘削の進行方向にズレが生じたことが発端という。

そのため、トンネルを支えるアーチ状の鋼材「支保工(しほこう)」は設計とは違う位置に設置された。

コンクリートの厚さ不足にもつながったとしている。

https://www.asahi.com/articles/ASS1K6Q3RS1KPXLB001.html

 

   

 

   

  

 

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2023771943分に秋田放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

JR横手駅東口の再開発事業で、建設中のビルの工事に施工不良があったとことがわかりました。

すでに入居する団体が引っ越し作業を進めている中で発覚した施工不良です。

工事の施工者の代表で横手市に本社があるY建設は7日午後5時ごろから横手市などと記者会見を開き、JR横手駅東口の再開発に伴い建設していた複合ビルで基礎部分や梁に施工不良があったと明らかにしました。

Y建設によりますと、施工不良は会社の調査で発覚しました。

去年10月、基礎コンクリートと部材を接合するボルトが7センチほどずれていたもので、その作業ミスを設計管理者に報告しませんでした。

その後、現場の判断で2階の梁を切断したり、新たにボルトの穴をあけてズレを修正したりして、設計図通りの施工を行いませんでした。

施工不良があったビルは高さおよそ34メートル。
地上7階建てで1階から4階はJA秋田ふるさと本店や地元の商工会などのテナントが、5階から7階にはホテルが入る予定になっています。

このうちJA秋田ふるさとは、週明けの10日からこのビルで営業を始める予定になっていましたが、問題の発覚を受けて、引っ越し作業を含めた移転作業を停止しました。

安全が確保できるまで、新しいビルでの営業開始を延期します。

横手市も、肝いりの再開発事業が施工不良によって異例の事態となっています。





https://www.akita-abs.co.jp/nnn/news93i2xgyvm6vd14vcpo.html

 

78632分に読売新聞からは、3階までの柱の1本もずれることがわかった、工期内に引き渡すため工事をやり直さなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

秋田県横手市のJR横手駅東口の再開発事業のビル1棟に施工ミスがあったと、建設を担当した共同企業体が7日、発表した。

10日から同ビルで営業開始の予定だったJA秋田ふるさと本店は移転延期を決めた。

施工したJVが7日、記者会見を行った。

ミスが判明したのは「B1棟」。
鉄骨造7階建て、延べ床面積7500平方メートルで、1~4階に同JAや横手商工会議所などが入り、5~7階はホテルとなる。
着工は2021年7月。

JV代表企業のY建設の武茂社長によると、昨年10月初旬、基礎の部分でアンカーボルトの位置がずれていて、3階までの柱(長さ10・5メートル)の1本もずれることがわかった。

設計監理者に報告し、基礎からやり直す必要があったが、現場の判断で報告せず、2階部分の梁の端を切断したり、ボルト穴を調整したりしてつなげたという。

現場担当者が6日、施工ミスを認めたといい、武茂社長は「再開発組合をはじめ、みなさんに迷惑をかけ、申し訳ない」と謝罪した。

不適切な対応の理由について、現場から「工期内の引き渡し」を挙げられたという。

ビルの安全性については、「設計監理者のこれからの判断を待つ」とし、今後、他のビルも再調査するという。

記者会見に同席した横手市の高橋大市長は「今の状況では、建物の使用中止を指示せざるを得ない」と述べた。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20230708-OYT1T50039/

 

(2023年10月15日 修正1 ;追記)

202310111826分にNHK秋田からは、現場責任者2名による隠蔽で組織的関与はなかったとする弁護士の調査結果が報告されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

この問題をめぐって、施工にあたった「Y建設」などの企業体が弁護士に依頼した原因調査の結果が11日、発注者が開いた会合で報告されました。

報告書によりますと、柱を基礎に固定するアンカーボルトがずれた施工ミスについて、「当時の作業記録などが破棄されるなどしたため、原因特定には至らなかった」としたうえで、ミスの発覚後もそのまま工事を進めたことについて、「現場の責任者を務める『現場代理人』と技術面での責任者の『監理技術者』が工期を優先したため、会社などに報告・相談を行わず、虚偽の報告書を作成するなどして施工ミスを明らかにしなかった」と指摘しました。

一方で、組織的な関与を裏付ける事実は見つからなかったとしています。

また、施工ミスや虚偽報告に至った背景には、自主検査体制の不備やコンプライアンス教育の不備、コミュニケーションの不備などがあると指摘し、改善を求めています。

調査結果を受けてY建設の武茂社長は、「企業風土の改善などに取り組むとともに、ビルが1日も早くオープンできるよう全力をあげたい」と述べました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20231011/6010019282.html 

 

  

 

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2023761124分に産経新聞から、下記趣旨の記事が複数枚の写真付きで」ネット配信されていた。

6日午前3時10分ごろ、静岡市清水区の工事現場付近で、作業員から「上で作業をしていた人がけがをした。橋桁が崩れた」と119番があった。

静岡県警や消防によると、静清バイパスの立体化工事で橋桁が落下し、30~70代の男性7人が救急搬送され、作業員2人が死亡した。
2人が重傷を負った。

清水署によると、作業員約20人が夜間作業をしていた。

落下したのは高架道路の橋桁の土台となる鉄骨で、長さ約65メートルで重さ約140トン。

約9メートルの高さから落ちたとみられる。

国土交通省静岡国道事務所によると、橋脚に載せた鉄骨を水平方向にずらす作業をしていた。

https://www.sankei.com/article/20230706-DLPCXSMWMVJJZLRFKKSJG5RCU4/

 

762150分に朝日新聞からは、橋桁をスライドさせて固定させる作業中だったが珍しい工法ではないなど、下記趣旨の記事が工事のイラスト付きでネット配信されていた。

・・・

当時は、橋脚の上で橋桁(63メートル)をスライドさせて固定させる作業中だった。

国交省静岡国道事務所によると、今回の工事は、
①現場近くで橋桁を組み立てる
②橋桁を橋脚の上に移動させる}
③橋脚に固定する、という手順だった。

事故が起きたのは③の固定直前で、橋脚の「支承」と呼ばれる部分に橋桁を移動させる作業中だ。

JVの一員であるN社は、詳細な原因は「調査中」としながら、橋桁の移動中に事故が起きたことを認め、「橋桁を動かす準備をしたり、正常に動いているか確認したりするため、橋桁の上に人が乗る可能性もある」とした。

橋工事を手がける東海地方の業者によれば、今回の手法は一般的に工期が長く、費用もかかるが、手狭な現場でも対応できるという。

ただ、「橋桁に人を乗せて移動させるのは危険で、基本的には乗せない」とした。

大手ゼネコンの幹部も「ありえないミスだ」と驚く。
事故が起きた工法について「珍しいものではなく、難易度は決して高くない。現場で何があったのかわからないが、信じられない」と話す。

・・・

https://www.asahi.com/articles/ASR7672XKR76OXIE011.html?iref=com_rnavi_arank_nr01

 

76225分にYAHOOニュース(静岡放送)からは、8人のうち7人は橋脚の上で作業していて落下に巻き込まれたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

捜査関係者によりますと、死傷した8人のうち7人は橋脚の上で橋げたを移動させる作業に携わっていて、橋げたの落下に巻き込まれ、9m下の道路に落下していたことが分かりました。

7人はいずれもヘルメットと命綱を装着していましたが、落下の際に橋げたと地面に挟まれていた人もいたということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/037139e9714053eb48e48572f98e4344dc3254f9 

 

762330分にYAHOOニュース(テレビ朝日)からは、橋桁を「支承」に降下させる作業はミリ単位で水平を保ちながら行う繊細な作業だなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

現場では『横取り・降下』という工法で作業が行われていました。

どういう作業工程なのでしょうか。
横浜国立大学の勝地弘教授に聞きました。

橋脚と橋脚の間に『ベント』と呼ばれる仮設の足場を設置します。

いくつかの橋げたのパーツを『ベント』の上にクレーンで持ち上げ、『ベント』の上で連結させて63メートルの長さにします。

この段階では仮設の状態です。

レールと油圧ジャッキを使って、橋げたを本来設置する位置まで横にスライドさせていきます。
これが『横取り』。

国道1号のように交通量が多いなどの事情で道路の上に『ベント』を設置できない場合、『横取り』工法が行われます。

最終的に『支承』と呼ばれる部分に橋げたを降下させます。
『支承』は、いわゆるクッションのような役割。

『支承』の真上まで橋げたを移動させたら、『降下』の作業に移ります。

どうやって『支承』の上に橋げたを降下させるかといいますと、スライドさせた橋げたを油圧ジャッキと『積み木』で支えます。

その後、ジャッキと『積み木』の高さを交互に変えながら、橋げたを『支承』に降ろしていきます。
これが『降下』です。

国土交通省によりますと、今回の事故は、橋げたを降ろす際に起こったといいます。

詳しい事故原因はまだわかりませんが、勝地教授によりますと、「橋げたを支承に下ろすのは、ミリ単位で、水平を保ちながら行う繊細な作業。ジャッキの操作ミスや故障など、何かしらの理由で橋げたが不均等になり、落下した可能性がある」としています。

事故現場の様子を見てみると、道路に対して橋げたが水平に落ちたのではなく、片方が大きく橋脚から離れているのがわかります。









https://news.yahoo.co.jp/articles/e3dba4cfe457e3f9fda1ee5bc7fe31cce32c019f

 

761845分にYAHOOニュース(テレビ静岡)からは、カーブしている場所で左右の移動量を微修正するのは非常に難しいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

芝浦工業大学 工学部・稲積 真哉 教授:
「『横取り』の作業中に落下したのであれば、この工事・工程自体に問題はないが、『横取り』の微修正をする作業自体には問題があった。
(事故現場は)カーブしているので、水平で平行に移動させるのではなく、左右の移動量が違ってきます。
この調整は非常に難しい。
カーブの橋を作っていたというところで、それが一つの原因になったのかと」

そのうえで、難しい工事だった一方、最も重要な安全管理が徹底されていなかった可能性があると指摘してします。

稲積教授:
「安全第一という中で、今回の工事で想定される危険・リスクは、このように橋が落ちるということ。
万が一 橋が落ちた場合に、作業員や周辺の人々に損害が生じないよう措置を講じることが、果たして十分になされていたのか」

https://news.yahoo.co.jp/articles/a1b6f9e969a73d9170dbbaf86445639c0b1ff817

 

771920分にNHK静岡からは、スライドさせた橋桁を油圧ジャッキを使って1mほど下げた時に落ちた、「ブラケット」というパーツの重さに注目している専門家もいるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

工事を発注した国土交通省静岡国道事務所によりますと、現場では当時、油圧ジャッキを使って橋脚に載せた橋げたを持ち上げながら横に移動させたあと、橋脚に下ろす作業が行われていました。

落下したのは、1メートルほど下げた時点だったということです。

警察は、何らかの原因でバランスが崩れた可能性があるとみて、事故の原因を詳しく調べるとともに、業務上過失致死傷の疑いもあるとみて捜査しています。

今回の事故の状況について国土交通省静岡国道事務所は、橋脚に載せた橋げたを横に11メートル移動させたあと、油圧ジャッキで橋脚に下ろす途中に、何らかの原因で落下したと説明しています。

この説明について、橋りょうの設計や構造に詳しい首都高速道路技術センターの高木千太郎上席研究員は、橋げたの片方の側面についている、「ブラケット」という路肩部分にあたるパーツに着目し、「まっすぐに降下させようとしてもブラケットの重さの分、斜め方向に力がかかりやすい」と指摘しました。

その上で、考えられる事故の原因について、「もし、斜め方向のベクトルに変わっていることを気がつかずに降ろし始めると、橋げたがブラケットのついた側に回転するようになるので、事故が起きる可能性がある」という見解を示しました。











https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20230707/3030020765.html 

 

7875分にYAHOOニュース(静岡新聞)からは、「支承」に固定させるため枕木の役割として積み上げられた「サンドル」を一段づつ外す作業をしていた、1991年にも広島市で橋桁降下中に落下する死亡事故が起きているなど、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。

橋桁を橋脚に固定させる作業中、“枕木”の役割として積み上げられた「サンドル」(1個高さ15センチ)を一段ずつ外す作業をしていた際に橋桁のバランスが崩れ、落下したとみられることが分かった。

関係者が7日、明らかにした。

事故が発生した工事部分は「横取り降下」と呼ばれる工法を用い、橋脚上の中央付近に置かれた橋桁を端までの11メートル程度水平方向にスライドさせた後、橋桁を支える役割の部材「支承」の上に降ろす予定だった。

この際、橋脚上の端に移動した橋桁は、実際には橋脚と接することなく、組み上がったサンドルの上に置かれていた。

作業では、組み上がったサンドルの上に載った橋桁を油圧ジャッキで降下させた後、支承に固定させる際、一段ずつ外す作業を行っている際に、何らかの原因で枕木の役割をしていたサンドルの山から落下したとみられる。  

19913月に起きた、広島市の新交通システム「アストラムライン」の建設中、橋脚上にジャッキで降ろそうとしていた橋桁(長さ63メートル、重さ60トン)が落下、車11台が押しつぶされた。

橋桁と一緒に転落した作業員も含め15人が死亡、8人が重軽傷を負った。  

遺族が同市らを相手取り争った損害賠償請求訴訟の一審広島地裁判決では、「橋桁の降下作業中、不安定な構造に組まれたジャッキ架台が橋桁の重量を支えきれずに倒壊した」と認定。
総額約23千万円の賠償を被告側に命じている。  

清水立体工事の橋桁落下事故で同様のことがなかったかどうか、今後、関係者は注目していく方針だ。

・・・

https://news.yahoo.co.jp/articles/e686dda076f4c895ebc6c53339ceef2a6cbf30af 

 

78128分にYAHOOニュース(静岡朝日テレビ)からは、重傷者1人は両足を切断していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

捜査関係者によりますと、重傷を負った男性のうちの1人が両足を切断していたことがわかりました。

また、肩の骨を折った男性もいるということです。

死傷した8人のうち警備員を除く7人の作業員が高い所で作業しています。

亡くなった2人は橋げたと一緒に落下し、地面との間に挟まれたとみられます。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1f2d73e0be58df1398d270bd9ca3b6c37b49dcfb  

 

781223分にYAHOOニュース(テレビ静岡)からは、死亡した2人は橋桁の東側で土台に降ろす作業の微調整をしていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

国土交通省・静岡国道事務所によりますと、事故当時、油圧ジャッキを使って橋げたを降ろそうとしていて、橋げたを支える金属製の台「サンドル」をいくつか外した後に落下したとみられることがわかりました。

また捜査関係者によりますと、死亡した作業員2人は橋げたの東側にいて、油圧ジャッキの操作ではなく、橋げたを土台におろす作業の最後の微調整を担当していたとみられています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/10a0cf573e61a8d51ef778f4bb9977d42690aa97  

 

 79953分にYAHOOニュース(静岡新聞)からは、7人の作業員全員がハーネスを着用していたが固定の有無は不明など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

作業員7人全員が頭部を保護するヘルメットと墜落防止用の命綱付き安全ベルト「ハーネス」を着用していたことが8日、関係者への取材で分かった。

作業員7人は地上から約9メートルの高さにある橋脚の上に長さ63メートル、重さ約140トンの橋桁を降ろすため、橋桁の両端とその周辺、橋脚上を中心に複数箇所に分散して作業に従事していたという。

関係者によると、着用が確認されている命綱は作業員が大きく体を動かす際などには固定先に引っかけたフックを一時的に外す場合もある。

事故の瞬間にフックが固定されていたかや装着方法に問題がなかったかなども調べている。

工事に参加している45社はいずれも橋梁(きょうりょう)工事に関する実績があり、作業員も経験者がそろっていた。

負傷者を含めた現場作業員の聞き取りでも、予兆なく発生した突然の事故だったとして、「何が起きたのか分からない」との声が上がっているという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/957176a02579b5841070e8e0dbb679084ea0d4b9 

 

7102133分にYAHOOニュース(テレビ静岡)からは、油圧ジャッキやサンドルが崩れた可能性も考えられるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

専門家は、橋げたの両端、西側と東側で1mほどの高低差が発生し、東側にズレ落ちた可能性を指摘しています。

橋梁の構造に詳しいN-PRO(エヌプロ)株式会社・細見社長:
「橋げたが落ちている位置を見ると、真横に落ちているというよりは、若干 東京側(東側)にずれ落ちているようなイメージで、特に東京側の落下した橋げたが、だいぶ外に、遠くに落ちているイメージ」

細見社長は、現場の状況から、何らかの原因で橋げたの西側と東側で高低差が生まれ、東側にズレ落ちた可能性を指摘します。

細見社長:
「東京側(東側)と名古屋側(西側)で1度 傾いた場合、横方向に2.5tぐらいの水平力(がかかり)、それだけ傾いた場合にはズレ落ちる可能性がある。
1
度傾くとなると高低差で言うと、だいたい1mぐらい」

1mの高低差はなぜ生まれたのか。

仮に、橋げたの移動や降下に使用する油圧ジャッキや橋げたを支える台「サンドル」が崩れれば可能性はあるといいます。

また当時 静清バイパス・下り線は5日午後9時から6日の午前6時まで工事現場付近を通行止めになっていました。

この9時間という時間の制限が、作業員に心理的な影響を与えた可能性があるとも指摘します。

細見社長:
「今回の事故現場がどうだったかはわかりませんが、時間的制約があるというのは作業のプレッシャーにもなる」

・・・









https://news.yahoo.co.jp/articles/e8d61aaca48a937de9f28ffc386f7699c76afedf 

 

 (2023年7月14日 修正1 ;追記)

20237132052分にYAHOOニュース(静岡放送)からは、夜間&雨&時間制限などの要因で工事の難度は高かった、死傷した7人は落ちた橋桁に命綱をつけていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

別の区間で工事に携わったことのある建設会社は、今回の工事は難易度が高いものだったと話します。

<別区間で工事を行った建設会社> :
「(難易度が高い理由として)まず1つは夜、それと雨、それから一般道路を開放するにあたって時間制限がある、そういったいろいろな要因があると思う」

さらに、被害を最小限に抑えるために、命綱を着ける場所も重要といいます。

<別区間で工事を行った建設会社> :
「今回は、たまたま落ちた橋げたに命綱をつけていた。
でも結果的には、それで事故があったということは、命綱は役に立っていなかったと思う」

死傷した8人のうち橋脚の上で作業していた7人が命綱を装着していた今回の事故。

警察は、安全管理がなされていたかなど、業務上過失致死傷の疑いも視野に捜査を進めています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/66ceea2f7174e7c980728c94378dfd02669bbb6b 

 

 

  

 

 

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202375645分にNHK信州から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

今月1日の大雨で小川村の河川工事の現場から水があふれ、住宅の浸水被害が発生したことについて、工事を発注した県は、工事の方法が適切ではなかったという認識を示しました。

県は、ほかの河川工事の方法に問題がないか総点検を始めました。

小川村の鴨ノ尾地区では、今月1日の夕方、大雨で土尻川の水があふれ、住宅6棟が浸水被害を受けました。

現場付近の土尻川では、去年8月にも洪水があったため、ことし1月から復旧工事が行われています。

それに使う重機や資材の運搬のため、川を横切る形で盛り土の仮設道路が設けられていました。

今回の大雨では、その仮設道路が増水した川の水をせき止める形となり、水があふれ出してしまったということです。

川の水は、仮設道路に埋め込まれた11本のパイプを通して流されていて、水量が増えた場合は仮設道路を取り壊す計画でした。

しかし、急な大雨で水位が一気に上昇したため、仮設道路の取り壊しが間に合わなかったということです。

浸水被害にあった複数の住民から、工事のあり方に対する疑問や憤りの声が上がっています。

70代の女性は、「大雨が降れば水があふれるのではないかと思っていた」と話していました。

また、40代の男性は、「当日も作業員が午前中からいたのにどうして仮設道路の撤去をしなかったのか疑問だ」と話していました。

県河川課は、NHKの取材に対し、「災害復旧工事をできるだけ早く進めるため出水期に工事を行っていたが、仮設道路の設置や管理に適切でない点があったと考えている」とコメントしました。

そのうえで、県が発注したほかの河川工事の方法に問題はないか、総点検を始めたということです。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20230705/1010027274.html 

 

741212分にNHK信州からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。(本文は転載省略)










https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20230704/1010027265.html

 

741857分にYAHOOニュース(信越放送)からは、住民とのコミュニケーション不足で工事が進められていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

小川村の鴨之尾(かものお)地区。

3日前の氾濫で床上浸水した住宅では、4日も住民やボランティアが片付けを行っていました。

住民:
「(県の工事が原因だと)認めたけど、住宅・畑・田んぼもろもろどこまで補償してくれるのか…」

住民:
「(工事は)ちゃんと冬にやるべきだよ」

川の水位が下がったことを受け、昼頃には県の建設事務所の職員が現場を視察しました。

鴨之尾(かものお)地区では1日、土尻川(どじりがわ)が氾濫し、住宅6戸が床上・床下浸水。

県は3日夜、「県の河川工事が川があふれた原因と考えられる」と発表しました。

河川工事は2022年の豪雨災害で傷んだ護岸を補強するもので、重機の行き来などのため川を横断するように盛り土をし、下にパイプを通して水を流していました。

1日は大雨で押し寄せた水をせき止める形になり、水があふれたといいます。

住民:
「どういう工事でも、地元に説明っていうのは、本当はすべてあっていいと思うんですけど…」

そもそも今回の工事に関して、住民に対する事前の説明会はなかったといいます。

また、現場の近くには接岸道路と呼ばれる火災時に緊急車両などが通れる道がありましたが、今回の工事に伴って、なくなったといいます。

住民:
「工事始まる前に忠告はした。
緊急用の道がある。
そこは確保しといてくださいと言ったんだけど、工事のために、ここを平らにしちゃった」

https://news.yahoo.co.jp/articles/0885b670fde1668ebec8cf37988a7f9a8e6fe0b7 

 

7562分に信濃毎日新聞からは、出水期でない冬場に行うべき工事ということは承知していたが、梅雨の時季までに終わらせるべく工事していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

県は4日の県会建設委員会で、原因などについて説明した。

委員の藤岡義英氏(共産党)は、工期が出水期と重なっていると指摘し、「河川内に盛り土をする工法は妥当だったのか」と質問。

河川課の川上課長は、施工状況を確認しているとして、「原因究明も含めて調査を進める」とした。

県長野建設事務所整備課の渡辺課長は取材に、「原則冬場に行うべき工事だと重々承知している」とした上で、「できれば梅雨の時季までに終わらせたかった」。

施工業者は4日、現地での取材に対し、急激な増水を「想定していなかった」と釈明。

当日は1人でパイプに詰まった枝や草を手を使って取り除こうとしたが、危険を感じて待避したと明かした。

小川村は、床上に土砂が流入した家庭に一律5万円、床下に浸水した家庭に同2万円を給付する予定。

https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2023070401170  

 

 

 

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20232141651分にYAHOOニュース(TBS NEWS)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

きのう、東京・世田谷区の工事現場で起きたコンクリートの壁の崩落事故。

近隣住民に避難指示が出され、いまも避難が続いていますが、なぜ崩落は起きたのでしょうか。

きのう、世田谷区成城の住宅街にある共同住宅の建設現場で、斜面を保護している幅およそ20メートルのコンクリートの壁が崩れ落ちました。

記者:
「こちらが事故のあった工事現場です。
コンクリートの壁が大きく倒れ、ショベルカーが下敷きになっています」

建設現場では掘削作業の途中段階でしたが、当時、作業員はおらず、けが人はいませんでした。

なぜ、崩壊は起きたのでしょうか。

近くに住む男性:
「新しいマンションが建つというふうに聞いておりまして、工事は今年始まったばかりですね。
非常に不安ですよね」

2014年に撮影された写真。
当時は3階建ての建物がありましたが、2017年にはすでに建物が取り壊され、奥と脇にあるコンクリートの壁が確認できます。

そして、きのう発生した崩落事故。
近隣の住民が現場を上から撮影した写真からは、大きなコンクリートの壁が歩道にせり出すように倒れ、手前のフェンスぎりぎりまで土がむき出しになっているのがわかります。

区は、現場の上に位置する建物4棟に倒壊の危険があるとして住民に避難指示を出していて、7世帯16人が知人などの家や区の施設に避難しているということです。

専門家は「工事の際の補強が不十分だった」と指摘します。

地盤リスク研究所 太田英将 相談役:
「掘削工事がトリガーになったというのは多分間違いないでしょうね。
掘削工事のときに土が崩れてこないような、それを土留めというんですけれども、この土留めでは賄いきれず、土留めが壊れたっていうことですね」

では、今後どう対策をとるべきなのでしょうか。

地盤リスク研究所 太田英将 相談役:
「(上の建物に)影響するかどうかをまず見極めることが大事で、今、影響していないということであれば、この崖が崩れないようになんらかの措置をすることによって、それができれば、工事の再開だって可能だと思います」

世田谷区などは、今後、事故の詳しいいきさつを調べる方針です。















https://news.yahoo.co.jp/articles/66e5e017e0bb16dd9c576924f954e23865c1ed60

 

214913分にYAHOOニュース(テレビ朝日)からは、工事関係者が後片付けして帰った直後に崩落したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

一方、13日夕方、世田谷区の住宅街でも事故がありました。

午後7時すぎ、建物が斜めに倒れていて、重機が下敷きになっているのが分かります。

共同住宅の建設現場でコンクリートの壁が崩れましたが、事故当時、工事は行われておらず、けが人はいませんでした。

近所の人:
「ものすごい音がした。爆裂音というか破裂したような感じ。工事終わって後片付けして(工事関係者が)帰ったすぐ直後。歩道を歩いていた方がいなかったので、それも良かったなと」

警視庁が、現場の責任者などから事情を聴くなど、詳しい原因を調べています。

(「グッド!モーニング」2023214日放送分より)

https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000287497.html

 

2131923分にNHK首都圏からは、土砂災害警戒区域には含まれていないという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

区によりますと、現場は土砂災害警戒区域には含まれていないということです。

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20230213/1000089749.html 

 

(2023年4月1日 修正1 ;追記)

202332961分にYAHOOニュース(FLASH)からは、作業前から業者は施工主に外壁の崩落危険性を訴えていた、施工主は崩落に巻き込まれた油圧ショベル2台を撤去することなく土砂で埋めた、世田谷区は口出しする立場にないというスタンスをとっているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

「轟音とともに壁が崩れたんです。すぐに救急車や消防車が何台も来て騒然としましたが、幸い怪我人はいませんでした。あんなに深く掘ったら壁が倒れるんじゃないかと心配していましたが……」

【崩落写真】埋められた「ショベルカー2台」  

東京・世田谷区成城の高級住宅街で、213日に発生した建設現場の崩落事故。
付近の住民は冒頭のとおり、事故を予期していた。  

現場は世田谷通りに面した傾斜地。
もともとあった集合住宅を外壁だけを残して解体し、新たにマンションを建設する途中で起こった事故だった。

崖の土砂崩れを防ぐための擁壁(ようへき)代わりに残されていた旧建物の外壁が滑り落ち、建設予定地内に崩れた。

建設予定のマンションは「コーポラティブハウス」と呼ばれ、入居希望者によって結成された建設組合が土地取得から設計までをおこない、施工業者に発注したものだ。

「事故現場のマンションは、コーポラティブハウスで多数の実績を誇る工務店が仲介し、建てられる予定です。その工務店顧問のF氏が、今回の建設組合の代理人になり、工事手法にも指示を出していました」(建設関係者)

しかし、この建設工事で建設組合から地下部分の掘削作業を受注していた土木業者は「この事故は明らかに人災です」と、怒りをこめて話す。

「地下2階・地上5階のマンションを建てるため、私たちは土地を6メートルほど掘削する作業を請け負いました。
じつは作業開始時から、『古い外壁はいつ崩れてもおかしくない状態だから対処してほしい』と、F氏に訴えていたんです。
外壁は基礎部分が削られており、本来、壁の中に必要な杭も外れていた。
支えるためのH鋼(えいちこう)という柱が何本か打たれていましたが、十分ではありません。
このまま作業をするのは危険だと、ひと目でわかりましたよ。
でも、F氏は『2月中に地下を掘り終えないと銀行の融資が下りない。作業を急いでほしい』と、言うばかりだったんです」

その結果、崖とともに外壁が崩れ落ち、油圧ショベル2台などの機材が崩落に巻きこまれて、下敷きになった。

「事故現場を復旧するため、当然、油圧ショベルや土砂を現場から撤去しないといけませんが、あろうことかF氏が施工業者に『自然崩落ということにしよう。全部土砂で埋めてしまえ。早く整地しないと、工期が遅れて融資がストップする』と言ったというのです」(前出・土木業者)

崩落事故から9日後、土木業者らが阻止しようとするなか、ダンプカー25台が現場に現われ、油圧ショベルを地下から撤去しないままで埋め戻し作業を強行した。

現場は混乱し、警察官も出動した。

今回の崩落事故について、F氏に話を聞くと「施工者でも設計者でもないので答えられない」と言うのみ。

また、施工業者はこれまでに住民説明会を2回開き、崩落事故の原因説明をおこなっているが、本誌取材に回答はなかった。

地下に埋めたショベルカーを掘り返さなければ、当初の建設計画は進められないが、いまだ土木業者には、今後の予定が伝えられていない。

本来なら、マンション建設工事は行政の許認可事業。
現場がある世田谷区に責任はないのか。

一級建築士の資格を持つ建築エコノミストの森山高至氏は、こう指摘する。
「現在、行政による建築確認は、ほとんどが民間委託されていますが、あくまで委託しているだけ。
区の責任がないわけではありません。
また、建築工事の審査も民間の機関に届け出る形になっていますが、本来は区がやるべきことです」

だが、許可を出した世田谷区からは呆れる回答が……。
「建設工事中の安全確認については、民間の指定検査機関が確認し、区の者が現場に行く必要はありません。
区が届け出を受けつけるのは、審査を通過した完成済みの建物だけです。
油圧ショベルを埋めたまま、整地したことは把握していますが、我々が何かを言う権限はありませんよ」(建築審査課)

と、建設工事については “我関せず” というのだ。

混乱は、埋め戻し騒動だけではない。

崩落現場の崖の上にはマンションや住宅が建ち、現在も6世帯が避難を余儀なくされている。

マンションの住人は、こう怒りを表わした。
「世田谷区が避難指示を出したので、やむなく避難しました。
最初は公民館に避難しろと。
その後、築75年の民家を提示され、『ここならタダですが、新築の一軒家に避難したいなら敷金、礼金を払ってほしい』というのです。
納得がいかないので、今はウイークリーマンションを自分で借りて避難しています」

世田谷区は当初、土砂崩れを災害と判断したため、住民に避難を指示したという。

「しかし、崩落原因が事故とわかった。
施工業者が崖崩れを防ぐ山留(やまどめ)の作業をおこない、安全確認の報告を受けたら、避難指示を解除するつもりです」(前出・建築審査課)

と、またも他人事のような物言い。

ショベルカーを埋められた土木業者は、こう吐露する。
「僕らも手抜き工事に加担したと言われるかもしれません。
でも、施主の強い指示に従わざるを得なかった。
施工業者も世田谷区といった行政も、こんな杜撰(ずさん)な仕事を放置していたら、また同じような崩落事故が起こると思います」

事故原因まで埋葬してはいけない。

https://news.yahoo.co.jp/articles/afd0763a528b8274c45a072cb39adc823f674214

 

 

  

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2023291831分にNHK関西から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

5年前の平成30年3月、大阪・枚方市の淀川の河川敷にある新名神高速道路の建設現場で足場が崩れ、32歳の作業員の男性が川に転落して死亡しました。

警察によりますと、当時、現場では橋をかけるための工事が行われていましたが、工事の進め方を当初の予定とは異なる方式に変更したところ、足場が崩れたということです。

こうした変更が生じた場合、受注企業は、資材の強度を計算したり、実績のある工事方法と同等の安全性が担保できるか確認したりする注意義務がありましたが、元請けで東京に本社がある「三井住友建設」の現場担当者らは、それを怠っていたということです。
このため警察は、当時の現場所長と副所長、それに、作業責任者の3人の男性社員を、いずれも業務上過失致死の疑いで書類送検しました。

「三井住友建設」は、「ご遺族の方には改めてお悔やみ申しあげます。事故の再発防止に努めていきます」としています。

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20230209/2000070931.html

 

292028分に毎日新聞からは、仮桟橋の工事中だった、現場所長は工事の実質的な管理は部下に任せていたなどと供述しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

事故は18315日午後415分ごろ、淀川をまたぐ高速道路を建設中、重機や資材を運ぶための「仮桟橋」で起きた。

鉄骨の重みで足場が崩れ、下請けの建設会社「K」の社員、山下さん(当時32歳)=高知市=が川に転落して溺死した。

府警によると、仮桟橋の施工方法が変更されたのに、構造計算や変更計画書が作られておらず、現場責任者だった3人が安全性を確かめる注意義務を怠ったと判断した。

最高責任者だった社員(65)は「工事の実質的な管理は部下に任せており、施工は進んでいたので問題ないと判断していた」と供述しているという。

https://mainichi.jp/articles/20230209/k00/00m/040/349000c

 

291830分にYAHOOニュース(読売テレビ)からは、川の上での作業に舟が使えなくなったため足場を設置、それが重さに耐えきれず崩れた、元請けは計画変更は軽微なものゆえ安全確保は下請けが行うものと思っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

2018年3月、枚方市の新名神高速道路の建設現場で足場が崩れ、作業をしていた山下さん(当時32)が川に転落し、死亡しました。

その後の警察の捜査で、川の上の作業で船が使用できなくなったため、重さ約4.5トンの資材を足場として設置したところ、支える部分が重さに耐えきれず、足場が崩れたことが分かりました。

警察は、工事計画を変更する際に、必要な安全確認を怠ったとして、工事の元請けである三井住友建設の社員で、当時の現場所長ら3人を業務上過失致死の疑いで書類送検しました。

3人は、調べに対し「現場任せにしていた。変更は軽微なもので、安全の確保は下請け会社が行うものと思った」などと話しているといいます。



https://news.yahoo.co.jp/articles/5ad651e10445d505b6046d306c304a6913940f5a  

 

291730分にYAHOOニュース(mBS NEWS)からは、発注元の了承を得ずに当初と違う工程で作業を続けていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

警察によりますと、足場は重量がかかり過ぎたために崩れたとみられていて、現場所長らは発注元の了承を得ずに当初とは違う工程で作業を続けていたということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a642f5454356dee45b09c8c100e2e573cbaaf087 

 

 

※キーワード;変更管理

 

 

 

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20221123176分にYAHOOニュース(テレビ山梨)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

23日午前、山梨県富士川町のリニア中央新幹線のトンネル工事現場で作業員の男性が重機に挟まれ、足の骨を折る大けがをしました。

 【写真を見る】リニア中央新幹線のトンネル工事現場で事故 作業員が重機に挟まれ足の骨を折る大けが 山梨県富士川町

事故があったのは富士川町のリニア中央新幹線 第四南巨摩トンネル東工区の工事現場です。

警察によりますと23日午前10時半ごろ、「作業員が重機に体を挟まれた」と、ほかの作業員から消防に通報がありました。

この事故で、富士川町小林の40代の男性が削岩機のアームと本体に挟まれ、右足の骨を折る大けがをしました。

事故当時、男性は、複数の作業員とトンネルの掘削工事をしていて、警察が詳しい事故の原因を調べています。

JR東海によりますと、現在、事故現場の工事を止めていて、再発防止策を作業員に周知した後、再開するとしています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/08d3743253ab96a2f8c4d0efeaffbd9c6cbb8300

 

11231943分にYAHOOニュース(山梨放送)からは、ドリルを重機に戻している最中に挟まれたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

23日午前10時ごろ、富士川町高下のリニア中央新幹線「第四南巨摩トンネル」で、掘削作業中の46歳の男性が重機に挟まれる事故があり、右足の骨を折る大けがをした。

警察によると、事故当時、男性は複数の同僚と作業をしていて、トンネルを掘るドリルを重機に戻している最中に挟まれたとみられるという。

JR東海は「原因究明と安全対策を実施する」とし、この区間の工事を中断した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8b7a53fbd6477f7d3da20d4f1802430596302fdd

 

 

 

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202210272241分にYAHOOニュース(神奈川新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

26日午後10時ごろ、神奈川県横須賀市久里浜5丁目の国道134号交差点で、道路の補修工事中に地中の電気ケーブルが切断され、近くにいた30代の男性作業員2人が感電した。

1人は顔や手足にやけどを負うなどして重傷、もう1人は軽いやけどを負った。

工事を発注した県横須賀土木事務所によると、請負業者が地中の排水施設を撤去する際、誤って電気ケーブルを切断したという。

浦賀署が事故の状況を調べている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5965ba12adeb6041d0433a67256d657aeaa560d4

 

(ブログ者コメント)

地中の排水管や通信ケーブルを誤って切断した事例はしばしば報道されるが、電気ケーブルを切断した事例は、あまり聞いた覚えがない。

 

 


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20229201156分にYAHOOニュース(STV)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

札幌市内の住宅街近くの工事現場で、病院建設工事で使われていた大型のクレーンが折れ、一部が落下する事故がありました。

 (林記者):
「札幌市の工事現場です。クレーンが下に落下しています。そして鉄骨が押しつぶされているのがわかります」

作業事故があったのは、札幌市中央区北7条西27丁目付近の病院建設の工事現場です。

警察によりますと、固定していたワイヤーから外すのを忘れたままクレーンを動かしたところ、一部が折れて落下したということです。

折れた部分は工事現場の敷地内に落下し、けが人はいませんでした。

建設会社は事故の原因を詳しく調べるとしています。



https://news.yahoo.co.jp/articles/017a13b53b70d968c036ecb9f5411512c9ff774a

 

9201944分にYAHOOニュース(北海道文化放送)からは、台風接近に伴いアームをワイヤーで固定していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

920日朝、札幌市中央区の建設工事現場で、大型クレーンのアームが落下する事故がありました。
重さは2.5トンもあります。
幸い、ケガをした人はいませんでした。  

小出昌範ディレクター:
「クレーンの根本部分がぐにゃりと曲がり、クレーンの先端が下に落ちている。鉄の杭が曲がっていて衝撃の大きさがわかります」  

20日午前8時すぎ、札幌市中央区北7条西27丁目の建設工事現場で、高さ29メートルの場所で固定されていた大型クレーンのアームが落下しました。
重さは25トンもあります。

目撃した人:
「どっしゃーんです。あれよあれよとスローモーション見ている感じで倒れた。ここは通学路でもあるし住宅街なので"不幸中の幸い"というか…」  

近くに住む人:
「ドンという音がした。テレビつけていても聞こえる音だからけっこう音がした。まさかと…」

現場では病院の新設工事が行われていました。

建設会社では台風14号の接近に伴い、アームが動かないようワイヤーで固定していたといいます。

その後、誤ってワイヤーを張ったままクレーンを操作したため、アームがはずれ落下したと会社側は警察に説明しています。



https://news.yahoo.co.jp/articles/43f330632a797d38aa6b312d5c73ea86496813f2

 

 

 

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20228241641分にNHK神奈川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

24日午前1015分ごろ、山北町川西の新東名高速道路のトンネル工事の現場で崩落事故があり、男性作業員2人が土砂に巻き込まれました。

警察によりますと、周囲にいた同僚がまもなく2人を助け出しましたが、56歳の男性が両足の骨を折るなどの大けがで、63歳の男性は肩を打撲するなどの軽いけがをしたということです。

現場では、幅およそ10メートル、高さおよそ8メートルのトンネルを掘削中で、入り口から1.5キロほど中に入ったところで爆薬を設置する作業をしていたところ、壁面の土砂が突然、崩れたということです。

24日は午前7時から巻き込まれた2人を含む6人で掘削にあたっていたということで、警察に対して「いつもどおりに作業をしていたら突然崩れた」と説明しているということです。

警察が詳しいいきさつを調べています。

 

【事故が起きた現場の工事は】

中日本高速道路によりますと、事故が起きたのは「新東名高速道路」の未開通区間にある「湯触トンネル」の上り線です。

新東名高速道路は、神奈川県の新秦野インターチェンジと静岡県の新御殿場インターチェンジの25キロの区間で工事が行われています。

このうち神奈川県山北町の区間は山沿いで険しい地形が続き、複数の橋やトンネルの工事が計画されています。

湯触トンネルでは、山岳地帯の工事で広く使われている「ナトム工法」と呼ばれる掘削した岩盤にコンクリートを吹きつけてボルトで固定する工法で進められています。

岩盤にボルトを打ち込むため強度を確保しやすく、止水性にも優れていることから、今回の現場でも採用されたということです。

新東名高速道路をめぐっては、山北町と隣の松田町にまたがる別のトンネル掘削現場でぜい弱な地盤が見つかり、掘削中に大量の湧き水が発生するなど工事が難航しています。

このため中日本高速道路は計画を見直し、当初、目指していた23年度の全線開通は難しいとしています。



https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220824/k10013785131000.html

 

 

 

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202253050分に日本経済新聞から下記趣旨の記事が、写真や解説図付きでネット配信されていた。

防波堤が一夜で消失した「事件」の水面下では、鋼管杭がらせん状に裂ける奇妙な現象が起こっていた――

日経クロステックが独自に入手した資料などで、水面下の状況が明らかになった。

「事件」の舞台は、宮城県気仙沼市にある気仙沼漁港だ。

2021112日午前650分ごろ、防波堤が海上から消えていることに地元の漁業関係者が気づき、漁港を管理する県に通報した。

前日の午後5時ごろまで異変のない状態を地元の住民が確認している。

防波堤が一夜で倒壊し、海中に沈んでいた。

倒壊したのは、岸から81メートル(m)にわたって延びる小々汐(こごしお)防波堤のうち、1978年に完成した先端の50.3mの区間だ。

この区間は、水中に立つ鋼管杭の前面に工場であらかじめ製造したプレキャストコンクリート(PCa)版を取り付けたカーテン式防波堤になっている。

PCa版の下を海水が通り抜けて港内の水質を保全できるので、養殖漁場などで採用例が多い。

鋼管杭は直径70センチメートル(cm)で、厚さ9ミリメートル(mm)の鋼板をらせん状に巻いて溶接した構造だ。
港外側と港内側の2列にそれぞれ15本並んでいる。

鋼管杭の頂部には、幅4m、高さ1.83mの上部工コンクリートが載る。

当初の高さは1.32.15mだったが、11年の東日本大震災による沈下を受け、17年にかさ上げした。

岸から30.7mの区間は、コンクリートブロックを積み重ねた重力式防波堤だ。
この区間に変状はなかった。

県が事故後に水中を調査し、カーテン式防波堤全体が港外側に倒れているのを確認した。

らせん状の溶接部で鋼管が裂け、折れ曲がっていた。

調査の結果、「溶接部の選択腐食」と呼ばれる現象が生じていたことが判明した。

選択腐食によって溶接部が他の箇所よりも急速に減厚。鋼管の表面にらせん状の溝ができ、そこが切り取り線のように弱くなって破断した。

 

【異種金属接触腐食の一種】

溶接部の選択腐食は、異種金属接触腐食の一種といえる。

元の金属は母材と同じであっても、溶接によって性質が変わるからだ。

異種金属間と同様に、母材と溶接部との間に電位差が生じ、接触部分で電子の移動が起こって腐食が進む。

例えば、海水中の鋼構造物の場合、電子の移動によって生じた鉄イオンが溶出する。

破断箇所を見ると、溶接部に接する母材部分が切れているのが分かる。

海中で採取した鋼管杭のサンプルを計測したところ、溶接部に接していない箇所の母材の厚さは6.35mm
当初の9mmから43年を経て2.65mm薄くなっていた。
腐食速度は0.062mm/年と算出される。

水面から離れた海水中の腐食速度は一般に0.1mm/年程度といわれるので、特に腐食が速かったわけではない。

一方で、溶接部に接する破断箇所では母材の厚さが3.79mmと、5.21mm薄くなっていた。

選択腐食によって、周囲の約2倍の速度で減厚が進んだことが分かる。

金属工学の専門家によると、溶接部の選択腐食は母材側で起こるとは限らないという。

母材の種類や溶接時の状況など様々な条件によって変わるので、一概にどちらで腐食が進むとはいえない。

海洋に設置した鋼管杭や鋼矢板などの構造物で、水中の溶接部が破断する事故は極めてまれだ。

「平均干潮面の直下付近で『集中腐食』が進む現象は広く知られており、最近は対策が進んでいる。

しかし、溶接部が腐食して破断した例は聞いたことがない」。

海洋鋼構造物の腐食に詳しいある専門家は、こう驚く。

倒壊原因を調査している県も、同様の事例は把握していない。

国土交通省港湾局がまとめた「港湾の施設の点検診断ガイドライン」では、鋼材の劣化予測のために肉厚を測定する際は、集中腐食が生じやすい箇所を選ぶよう規定している。

しかし、選択腐食についての言及はない。

 

【他のカーテン式防波堤11カ所でも潜水調査】

県は18年に実施した小々汐防波堤の点検の際、潜水調査で鋼管杭の状態を確認したが、健全度に問題はないと判定していた。

その時点で既に進んでいたはずの選択腐食には気づかなかった。

県は、「水中は視界が悪く、鋼管杭の表面にはカキ殻などが付着しているので、腐食の状態を正確に把握するのは難しい」(県漁港復興推進室)と説明。
当時の点検に問題があったとは考えていないという。

水面から離れた深い水中では腐食が進みにくいため、点検の盲点になっていた可能性がある。

ただ、海面付近と異なり、深い箇所が腐食して損傷すれば、構造物全体の倒壊につながる。

なぜ、小々汐防波堤で選択腐食が進んだのかは不明だ。

破断した鋼管杭の溶接部と母材との間の電位差を測るなど、県が原因究明に向けて、これ以上の詳細な調査を実施する予定はない。

一方で、他の防波堤の調査は進める。

小々汐防波堤がある宮城県気仙沼地方振興事務所管内には、他に同様のカーテン式防波堤が11カ所ある。

県は今後、これらの防波堤で潜水調査を行い、鋼管杭の状態を調べる。

超音波厚さ計を使用し、溶接部の肉厚を非破壊で測る考えだ。

倒壊した防波堤があった箇所には、船の航行時の波などを低減するため、応急対策としてシルトフェンス(汚濁防止膜)を設置した。

水中に沈んでいる防波堤は、養殖作業に支障が出ない22610月の撤去を予定している。

23年度にカーテン式防波堤を再構築する計画だ。

(日経クロステック2022523日付の記事を再構成)

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC232BR0T20C22A5000000/?n_cid=NMAIL007_20220530_H&unlock=1

 

(ブログ者コメント)

カーテン式防波堤とはいかなるものか?
調べたところ、下記報文が比較的分かりやすかった。
以下は、その一部抜粋。

 

『カ ー テ ン 防 波 堤 と そ の 特 性 に つ い て』

(運輸省港湾技術研究所の研究者の論文?

カーテン防波堤 とは,-1のように水面付近にだけ直立壁を設けた特殊な型の防波堤を,このように命名したものである。

・・・

このように底のあいた防波堤で本当に波も防ぎうるかどうかが,まず第一の疑問点であろう。

・・・

カーテン防波堤では直立壁は水面付近にしかないのであるから,一見したところ波は壁の下をくぐり抜けてしまうように思われる。

しかし,波の性質を考えてみると表面でこそ水粒子の動きは激しいが,水面から下にもぐるにつれて水粒子の動きはしだいに小くなる。

特に波長の半分以上深いところでは,水の動きはほとんど0となる。

したがって水粒子の大きく動く水面付近に壁を作ってその動きをとめてやれば,壁の背後へ抜ける波を相当小さくおさえられることになる。

ただし,水深にくらべて波長の大きい長波の場合には水粒子の動きは水面から水底まで一様であるから,この場合はあまり効果がないであろう。

・・・

https://www.jstage.jst.go.jp/article/proce1955/11/0/11_0_222/_pdf

 

 

 

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2022529121分にYAHOOニュース(モーサイ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

【「トンネルは低いほうが入り口」が結論】

トンネルはどちらが入り口でどちらが出口なのでしょうか?

トンネルが対面交通になっている場合、ある方面に向かうバイクやクルマにとっては「入り口」でも、反対方面に向かう対向車にとっては「出口」となるわけですから、当然、どちらの口も「出口」であり、「入り口」でもあります。

しかし、道路設計上、また管理上は、トンネルを掘り始めた方が「入り口」で、掘り終わりの終着点が「出口」とされます。

「そんなの、掘り終わってしまえば分からないじゃないか」と感じるかもしれませんが、実は、それほど長くない一般的なトンネルについては、見分ける方法があります。

トンネルの内部にはわざと勾配(高低差)が付けられています。

それほど長くない一般的なトンネルの場合、この勾配は入り口(掘り始め)の方が低く、出口(終着点)の方が高くなっているのです。

 

【トンネル内に高低差があるのは排水のため】

トンネルの中に勾配が付けられているのは、主に工事中の排水のためです。

トンネルを掘っていると、山に染み込んだ雨水や地下水脈、海底トンネルの場合には海水が染み出してくることがあります。

これを「出水」といい、出てきた水は速やかに外に出さなければ、工事に支障が出てしまいます。

そこで、堀り始めの方を低くして、水が自然と抗口(掘り始めた口)の方に流れ出るようにしているというわけです。

トンネル工事と「出水」とは切っても切り離せない関係で、1988年の開通から2016年まで28年間もの間「世界一長いトンネル」の名を冠していた青函トンネル(青森県東津軽郡今別町~北海道上磯郡知内町)の工事中にも、複数回の異常出水事故が起きています。

特に大きかった19765月の事故では、作業坑から最大毎分85トンもの水が出て、トンネル内が約130mに渡り水没。
作業員に死者も出ました。

また、出水のために工事が中断されたトンネルも少なくありません。

例えば、熊本県阿蘇郡高森町では、旧国鉄が主導して県境を越える鉄道を計画し、1973年から掘削を行っていましたが、工事途中の1975年に地下水源を切断し、大量の出水に見舞われて鉄道建設は中止。

その跡地はトンネル工事や水資源について学べる資料館を併設した「高森湧水トンネル公園」として整備されています。

公園に現存する掘りかけのトンネルの長さは2055mで、湧水量は現在も毎分32トンにもなるといいます。

 

1kmのトンネルで、20m登ることも】

地上にある(海底トンネルではない)トンネルの場合、一般的な勾配の目安は0.52%の範囲で設定されています。

この勾配が1km続くと、0.5%では約5m2%では約20mも登ることになります。

 

【長いトンネルは山型、海底トンネルはW字型になる】

一方で、どちらが「入り口」でどちらが「出口」なのか、外見から判断することが困難なトンネルもあります。

それが、長距離トンネルと海底トンネルです。

長いトンネルの場合には、両側から同時に掘り進めることもあります。

この場合、両端の抗口から中央に向けて緩やかに登り勾配をつけて掘っていき、結合部が一番高くなるようにするため、坑内は山形になることが多いです。

また、青函トンネルを始めとする海底トンネルの場合には、抗口から排水できないため、地上から海底のトンネル入口までは下り、その後、緩やかに登って真ん中を過ぎるとまた下り、その後地上の出口まで登る……という、断面で見るとW字型の構造か、両端の抗口から中央に向けて下り勾配をつけていき、中央が一番低くなるという、V字の構造になっています。

【画像】坂を作っても抗口から排水できない「海底トンネル」はどんな構造になっている?

これはW字、V字の凹んだ部分に水を集めて、効率的にポンプで地上に排水するためです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8576e96dd34b7b9de675338d084f4f760625b368

 

 

 

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2022519日付で毎日新聞から、下記趣旨の記事が地図と図解付きでネット配信されていた。

愛知県豊田市の取水施設「明治用水頭首工(とうしゅこう)」で大規模な漏水が発生し、同県は18日、自動車関連企業など131事業所に工業用水を供給する安城浄水場(同県安城市)に水が送れなくなったと明らかにした。

この影響で、各事業所への工業用水の供給ができなくなる可能性が出ている。

取水施設を所管する東海農政局は同日、施設の川底に穴が開いていたことで漏水が起きたと説明した。

取水施設では農業用水も供給しているが、豊田市や岡崎市など8市約4500ヘクタールの農地では17日から供給が停止。

同農政局は工業用水の安定供給を優先する方針。

同農政局によると、取水施設では、矢作川を水門でせき止めて水位を上昇させ、水路を通じて安城浄水場へ工業用水を送っている。

施設の上流と下流部の川底にそれぞれ穴が見つかったといい、二つの穴を結ぶ水の通り道が施設構造物の下にできた可能性があるとしている。

漏水は15日に確認し、16日に砕石で穴を埋めようとしたが穴は拡大。

17日未明に大規模な漏水が発生して水位が下がり、同午後6時ごろから取水口から水をくみ取ることができなくなったという。

安城浄水場では必要な水量が確保できず、18日午前445分ごろ施設からの取水ができなくなった。

同浄水場は西三河地区93町(岡崎市の一部▽豊田市の一部▽西尾市の一部▽半田市▽碧南市▽刈谷市▽安城市▽高浜市▽みよし市▽東浦町▽武豊町▽幸田町)の131事業所に工業用水を供給している。

周辺にはトヨタ自動車などの自動車関連企業が集積している。

記者会見した同農政局の小林局長は、「これほど急激に水が抜けることを想定していなかった。対応が後手に回り申し訳ない」と陳謝した。

同農政局はポンプを使って川から水をくみ上げる応急措置をとっている。

 

【「田植えできぬ」農業関係者困惑】

・・・

【大阪ガス、火発停止】

・・・

【専門家「修繕の時期」】

明治用水土地改良区のホームページによると、取水施設は1958年に完成し、7080年代に改修が終わった。

今回の大規模漏水について、水道工学が専門の名古屋大減災連携研究センターの平山修久准教授は、「施設として大規模な修繕をする年齢にきていた」と指摘する。

取水施設を巡っては202112月にも小規模な漏水が確認されたことが判明している。

今回の漏水との因果関係は不明だが、東海農政局の担当者は18日の記者会見で、「常に使用している施設で完全に水を抜いて確認したり、工事したりすることができず、応急的な対応をして様子を見ていた」と説明した。

https://mainichi.jp/articles/20220519/ddm/041/040/107000c

 

5182331分に読売新聞からは、穴は直径数mとみられる、水門では2015年から耐震工事を行っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

東海農政局によると、大規模漏水は17日未明に起きた。

水門上流の川底に穴が開き、水が地中を通って下流に流れたことで水位が低下。
取水口よりも低くなったため取水できなくなった。

穴は直径数メートルとみられる。

農政局は漏水を15日に把握し、砕石で塞ごうとしたが、できなかったという。

水門では2015年から耐震工事を行っていた。

・・・

東海農政局によると、明治用水は農業用として1880年(明治13年)に完成。

1971年に矢作川上流に矢作ダムが完成し、西三河工業用水は同ダムを水源として75年に給水を開始した。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20220518-OYT1T50292/ 

 

518205分にNHK東海からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

今回、問題が起きているのは、愛知県豊田市水源町にある「明治用水頭首工」と呼ばれる取水設備です。

「頭首工」は、水位を調節する水門で、これを閉じることで矢作川の水の流れをせき止めて水位を上昇させ、水門の手前にある取水口に水を流し込む役割を果たしています。

しかし17日未明に水門の下の川底に何らかの原因で穴が空き、大量の水が、水門の下をくぐるように下流に流れ出ている状態になったということです。

このため、水門を閉じても水位が上がらず、取水口で水をくみ取れなくなっているということです。



赤い印の場所で漏水が起きている。




上流側では渦を巻いている。


下流側では水が噴き出している。

https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20220518/3000022571.html 

 

5192052分にNHK NEWS WEBからは、川底のコンクリートが破損したらしいなど、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。

東海農政局によりますと、水門の左岸に近い部分で、川底にあるコンクリートが破損したことが原因とみられています。

この場所の周囲だけ、土砂の流出を止めるための鉄板が岩盤に向かって打ち込まれていることから、この付近には、水を通しやすい砂れきの層が広がっているとみられるということです。

東海農政局は、破損したコンクリートの穴に水が流れこみ、鉄板のある砂れき層か、岩盤のさらに下にある水を通しやすい地層を通って下流に達した可能性があるとしています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220519/k10013633011000.html

 

5192244分に毎日新聞からは、工業用水は取水可能となったが農業用水復旧のめどはたっていない、川底のコンクリートと砂層との境界でパイピング現象が起きた可能性あり、仕切り鉄板が腐食した可能性もあるなど、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。

愛知県は19日、仮設ポンプで河川の水をくみ上げる応急措置により、工業用水を供給する下流の浄水場で取水を再開した。

県は同日夜から事業所への使用自粛要請を緩和したが、農業用の給水復旧のめどは立っていない。


・・・

大規模な漏水が発生した原因について、河川堤防に詳しい名城大の小高猛司教授(地盤工学)は、大雨で水位が高くなった河川で、地下や堤防に染み込んだ水が土を押し出して地表から湧き出る「パイピング現象」が起こった可能性が高いと指摘する。

小高教授によると、パイピング現象で地中に水の通り道ができ、一気に水の流れが加速して川底の土砂を削り取る。

台風や豪雨の際に堤防決壊などにつながるケースも多いという。

明治用水頭首工は、砂の上にコンクリートの底が接している構造のため、「砂とコンクリートの境界に水の通り道ができやすい」。

今後の対応は「止水壁を作ることになると思うが、また新たな水の道ができる可能性もある。長年かけて道ができるので、今回のような漏水に至る兆候はつかみづらい」と語った。

東海農政局の担当者もパイピング現象について、「原因の一つとして考えられる」とした。

せきの上流と下流部の川底にそれぞれ穴が見つかり、地下でつながっているとみられる。

地中には漏水防止のために鉄板が埋め込まれているが、老朽化により鉄板が腐食してできた隙間(すきま)から水が漏れている可能性があるという。

https://mainichi.jp/articles/20220519/k00/00m/040/280000c

 

(2022年5月29日 修正1 ;追記)

20225271858分にNHK東海からは、パイピング現象に関する小髙教授(地盤工学)の解説がネット配信されていた。

パイピング現象とはどんな現象なのか。
水をせき止める取水設備でどうしてこうした現象が起きるのか。
専門家に聴きました。
(内容は東海NEWSWEBをご覧ください)







真ん中は水門に見立てた板。
水の流れを分かりやすくするため赤い色をつけてみると・・・
 

少しづつ砂地に浸透していることが分かる。


そして何らかの原因で水がつながると、土砂と水が下流側に一気に噴き出す。






https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20220527/3000022760.html

 

5271858分にNHK東海からは、運よく26日夜から雨が降り田んぼに水がたまったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

26日夜からの雨が農家にとっては恵みの雨となり、愛知県安城市では水田に水が入って農家の人たちがようやく田植えに向けた準備を進めていました。

およそ1.7ヘクタールでコメを栽培する農家の杉山さん(75)は、「水が来ないときにはスニーカーで走れるくらいにからからに乾いてひび割れしてことしは田植えが出来ないかと感じていたが、水が入るとなんとかやれないかという気持ちがわいてきます。週末ぐらいに土の状態を見て植えられるようならと準備をしています」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20220527/3000022759.html 

 

530132分にNHK東海からは、条件付きながら農業用水の給水が2週間ぶりに再開されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

8つの市の農地およそ4500ヘクタールに向けた明治用水では5月17日から給水が止まっていました。

用水を管理する土地改良区は、設置されたポンプで一定の取水量が確保でき、25日から行われた試験給水の結果、水が行き渡ることが確認できたとして、およそ2週間ぶりに給水を再開しました。

取水量が限られているため、給水地域を4つに分けて日ごとに限定して水を供給することにしていて、一つ一つの水田では、原則4日に1日しか水が来ないため、土地改良区では水田の水をできるだけ排水しないよう、引き続き対策を呼びかけています。

https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20220530/3000022799.html 

 

(2022年6月18日 修正2 ;追記)

2022618日付で毎日新聞からは、国が造成した取水施設379カ所は目視確認で異常なかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

農林水産省は17日、愛知県豊田市の取水施設で起きた大規模漏水を受けて全国で実施していた緊急点検で、倒木の影響で再調査するとしていた鹿児島県屋久島町の1施設にも異常はなかったと発表した。

これにより、今回対象とした取水施設379カ所全てで異常がないことが確認された。

農水省は漏水を受け、同様の事態がないよう、国が造成した河川からの取水施設を点検。

施設上流からの漏水や、下流での湧き水がないかどうかなどを目視で確認していた。

https://mainichi.jp/articles/20220618/ddm/008/040/088000c

 

(2022年9月1日 修正3 ;追記)

20228311951分にNHK東海からは、応急工事を終えセメントなどを注入し始めた、本格的な復旧工事は10月以降など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

東海農政局は31日、記者会見を開き、復旧に向けた工事の進捗状況を説明しました。

それによりますと、6月から行ってきた川底の穴の周辺を鉄の板で囲むなどして、水が流れ込まないようにする応急工事は、8月24日までに終わったということです。

このため8月26日からは、取水設備の最も左岸側にある柱の根元とその周辺で確認された複数の空洞に、セメントなどを注入する工事を始めたということです。

東海農政局では空洞を埋める工事を1か月ほどで終え、農業用水や工業用水の利用が減少することが見込まれる10月以降に、本格的な復旧工事を始めることにしています。

https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20220831/3000024552.html

 

 

  

  

 

   

 

 

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20225121512分にYAHOOニュース(FNN PRIME)から下記趣旨の記事が、複数枚の写真付きでネット配信されていた。

名古屋市千種(ちくさ)区にある公園に、驚きの光景が広がっていました。

 【画像】先端だけ見えた重機 “沈む公園”の理由は

 

【重機3台が次々土に… 先端部分しか見えないものも】

ディレクター:
1台、そして2台、土の中に埋まっています」

先端部分だけが見えた状態の重機。
半分は茶色く濁った水に浸かり、身動きが取れなくなっています。

なぜこのような事態になってしまったのか、担当者を取材しました。

千種土木事務所 担当者:
413日に1台目が、2台目が56日に…それで救助に向かって3台目を動かしたところ、それも傾いて自走不能になったという報告を受けております」

はじめに、1台の重機が池にはまって走行不能に。

続いて、別の場所で作業していた2台目の重機も池に。

さらに、助けに向かった3台目の重機まで、ぬかるみにはまって身動きが取れなくなってしまったというのです。

 

【地盤の緩みが原因か 1台引き上げも 2台は沈んだまま…】

原因はなんだったのか。
担当者は…

千種土木事務所 担当者:
「浚渫(しゅんせつ)工事で池の中ということもありまして、地盤が緩くなったっていうことは考えられると思います」

池では、溜まったヘドロや土砂を取り除く「しゅんせつ工事」が行われていましたが、その最中に事故は起きました。

緩んだ地盤の上で重機を使う場合、地面に鉄板を敷いてから作業するのが一般的だといいます。

千種土木事務所 担当者:
「(地面が)軟らかいときによくやるものとしては、鉄板をひいて接地圧を減らすということはやりますけど、(1台目と2台目の)その下には鉄板はなかったということですね」

接地圧を軽減する鉄板を敷かなかったため、重機の重みで泥の中に沈み込んでしまった可能性があるというのです。

510日、ようやく1台の引き揚げに成功しました。

幸い、エンジンは水に浸かっていなかったため、その日から作業に復帰したということです。

この重機の水没によるけが人はいませんでした。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a68f967b4dba43f8b1ef2a41e32af9359bdca5d0

 

5102023分にYAHOOニュース(J-CASTニュース)からは、雨水などが徐々に入り込んで土砂が柔らかくなったことも考えられるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

深い水溜りのようなところに、黄色いパワーショベルが運転席まで水に浸かり、車体の半分ぐらいが水没している。

さらに、別の水溜りには、アーム部分だけ浮き出て水没したパワーショベルがあった。

その近くに、水溜りに一部が浸かって傾いたパワーショベルもあり、悲惨な状況だ。

これらの写真は、202258日にツイッターに投稿された。

視覚的なインパクトがあるだけに、「どうしてこうなったのか」などの声が相次ぎ、リツイートされて拡散している。

桜の名所として知られる平和公園内にある猫ヶ洞(ねこがほら)池でのことだ。

この池は、ヘラブナ釣りなどでも親しまれており、名古屋市が、202111月上旬から、たまった池底の土砂やゴミを除去する浚渫(しゅんせつ)工事をしている。

池の水位を下げていった結果、池底の一部が露出しており、3台はその部分にあった。

一体なぜパワーショベル3台が水没するなどしてしまったのだろうか。

工事を発注した名古屋市の千種土木事務所では10日、J-CASTニュースの取材に対し、次のように説明した。

「土砂などに水が入ってきて、土砂が水を含んで軟らかくなり、その上に乗っているパワーショベルが土砂の中に沈下し、さらに周辺の水が入り込んできて水没したと考えています。なぜ水が入ったのかは分かりませんが、地下水位が高いところなので、雨水が徐々に染み込むなどして地下水が入り込んだ可能性もあるでしょう」

千種土木事務所によると、1台は、4月中ごろに水没し、もう1台は、56日ごろに水没した。

3台目は、後者のパワーショベルを水溜りから引き上げようとして、傾いてしまったという。

 

【重機引き上げなどの追加費用は、業者に負担してもらう考え】

3台目については、510日の午前中に、同じ大きさのパワーショベルで引き上げ、エンジンがかかったため自走して脱出したことを明らかにした。

水没した2台のうち1台は、クレーン車で引き上げるよう工事の施工業者に指示したとした。

この業者は、クレーン会社と打ち合わせ中だという。

もう1台は、水溜りの水をポンプでくみ出し、水位を下げたうえで、電装系を交換して自走できるようにしたいそうだ。

パワーショベルは、業者がリースしたものではないかとした。

いつまで引き上げなどの作業がかかり、いくらぐらいの費用になるのかは、分からないという。

浚渫工事は、名古屋市が約2億円の費用で発注しているが、パワーショベルの引き上げ作業の追加費用は、業者に負担してもらうという。

市では、施工業者に事故がないように工事を行うことを依頼しており、今回の事故が起きても市の費用負担はないとしている。

工事については、当初は3月末で終わる予定だったが、5月末まで延長された。

当初は、土砂を処分する想定をしていたものの、プラスチックゴミが大量に見つかり、産廃として処分する必要が出てきたからだという。

周辺に墓地が多いことから、花を包むフィルムや買い物用のビニール袋などが風に飛ばされたりして、数十年かけてたまった可能性があるという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/998b5e041d75715de18ed6495d182cf0485df278 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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