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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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(2010年7月27日 旧ブログ掲載記事)


現場で取扱っている可燃性ガスや粉じんが、どの程度爆発しやすいものであるかを知っておくことは、安全対策上、非常に大切なことです。
ここでは、そういった爆発のしやすさを知るための指標の一つである「爆発範囲」について説明します。
 
爆発範囲、それは、空気(酸素)中に可燃性ガスあるいは粉じんが何%含まれていれば爆発するか、という濃度の範囲のことです。
具体例で説明しますと、私たちが普段使用しているLPガスには、ガス漏れ検知のため、わざと臭いを付けていますが、ちょっとガス臭いかな?と感じる程度の薄い濃度では爆発しません。それが、非常にガス臭いと感じるほどの濃い濃度になれば、爆発します。そして濃さが更に増していき、ある濃度以上になると、今度は燃えるために必要な酸素が足りなくなるので、爆発しなくなります。
 
このように、可燃性ガスや粉じんが燃えるためには、空気と薄すぎもせず濃すぎもせず、ある範囲の濃度で混じりあっている必要があるのです。その濃度の幅が爆発範囲と呼ばれるものであり、可燃性ガスや粉じんの種類によって固有の値です。ただし、温度や圧力が変わったり、また空気中か酸素雰囲気かといった環境の違いによって、その値は違ってきますので、注意が必要です。
 
爆発範囲の中の一番下の濃度は爆発下限濃度、一番上の濃度は爆発上限濃度と呼ばれていますが、可燃性ガスや粉じんの爆発しやすさは下限濃度で評価します。つまり、下限濃度が低いものほど燃えやすい、と評価するわけです。
 
ちなみに、工場、あるいは家庭においても、可燃性ガスが漏れる恐れのある場所にはガス漏れ警報器が設置されていますが、その警報値としては、ガスの爆発下限濃度に、いくばくかの安全率を見込んだ値が採用されています。よって、警報が鳴ったといっても、すぐに爆発するような状況になっているとは限らないのです。しかし、それは警報器設置場所付近の話であって、漏れ箇所付近には必ず爆発範囲に入っているエリアがあることを忘れてはいけません。
 
警報が鳴った後、緊急避難する、あるいは現場に行って洩れ箇所を確認するといった対応処置は、その時々の状況に応じて判断するしかありませんが、複数の警報器が一斉に鳴った時などは大量漏洩の疑いが濃厚ですので、現場には行かないほうが無難でしょう。
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魚田慎二
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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