







2025年9月9日10時30分にYAHOOニュース(l京都新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
京都市下京区の焼き肉店で7月下旬、従業員が火鉢に消毒用アルコールをつぎ足して炎上し、2人が重いやけどを負う事故が発生した。
消毒用アルコールは引火しやすいことから周囲に火気がある場合の使用は危険で、他県では死亡事故も起きている。
京都新聞社の依頼で消防が実施した燃焼実験では、炎が一気に上がるといった危険性が確認された。
下京署などによると、事故は7月25日に焼き肉店の屋上ビアガーデンで発生した。
女性従業員(21)が、マシュマロをあぶるために「ファイアーピット」と呼ばれる火鉢に消毒用アルコールをつぎ足したところ、炎が上がったという。
同店で使用していたファイアーピットはアルコールを燃料とする仕組みで、火が完全に消えていない状態で、火力を上げるために消毒用アルコールをつぎ足したとみられている。
女性従業員と近くにいた女性客(27)の衣服に燃え移り、従業員は両太ももに、客は右腕や左肩に重いやけどを負って救急搬送された。
エタノールを水やグリセリンなどと一定割合で混ぜた消毒用アルコールは、新型コロナウイルスの流行で普及した。
手指やテーブルの消毒など広く使用され、安価で手に入りやすくなった。
一方、引火しやすい性質を持つので注意が必要だ。
危険性はどれほどなのか。
市消防局予防課の協力を得て安全を確保した上で消毒用アルコールの燃焼実験を行った。
火の付いた木炭に向け、市販の手押し型消毒用アルコール(エタノール濃度70度)を吹きかけると、オレンジ色の炎がコンロから30センチほどの高さまで一気に立ち上がり、横にも広がった。
また、屋外で同様の実験をすると、光の影響で炎が見えづらく、風にあおられて炎は大きく広がった。
同課によると、エタノールは消防法上の「危険物」に指定されている。
濃度100%のエタノールの引火点(火種を近づけた時に着火する最低温度)は約13度で、同様に危険物に分類されている灯油の40〜60度よりも低く、揮発した蒸気は引火しやすい。
さらに、アルコールから発火した炎は青色のため屋外では見えづらく、事故につながりやすいという。
全国でも重大な事故が起きている。
2023年5月、福岡県柳川市の美容専門学校が開催したバーベキューで、火の勢いを強めるために消毒用アルコールを加えたところ炎上し、18歳の男子学生が亡くなった。
市消防局調査鑑識係の中川係長は「消毒用アルコールを使うと炎が大きくなりやすく、予見しにくい燃え方をする。バーベキューなどで火力を強めるために使うのは絶対にやめてほしい」と強調する。
https://news.yahoo.co.jp/articles/75423e98ff2340142fec5ecfac51c2575b2da2ac


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。