2024年3月22日8時3分にYAHOOニュース(現代ビジネス)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
【低反発バット導入の契機の1つとなった事故】
ホームランどころか、外野手の頭を越える打球もめっきり少なくなっている今年のセンバツ。
今大会から導入された低反発の新基準バットの影響が大きく出ていることは間違いなさそうだ・・・。
今回のバットの新基準はなぜ導入されたのか。
反発係数など、具体的にどういった数値を、どんな理由で策定したのか。
詳細を日本高等学校野球連盟の古谷事務局次長に聞いた。
日本高野連にとって今回の新基準バット導入は「今年の大きなトピックスの1つ」との位置付けにとどまらないという。
「金属製バットを初めて高校野球で導入したのは1974年ですから、ちょうど50年が経ちました。
その50年間、日本高野連がずっとこだわり続けていることが、大きく言えば2つあります。
1つは、やはり部員の経済的な負担軽減。
木製バットは今でも、高ければ2万円位します。
しかも、極端に言えば一球で折れてしまう可能性もありますので、高校の部活動ということから言えば、経済的な負担が大きいわけです。
もう1つは、あくまで木製バットの代用であること。
バットの性能見直しの契機となったのは、2019年4月に設置した『投手の障害予防に関する有識者会議』で、球数制限以外にも、現場での指導経験をお持ちの委員の方などから『打球が飛びすぎる』といったお話があり、投手の負担軽減を考えて、バットの反発性能をより木製に近づけるべきとのご提案をいただきました」
さらに、その年の夏の選手権大会で岡山学芸館高校の投手が打球を顔面に受けて頬骨を骨折するという事故が起きてしまう。
【NCAA(全米大学体育協会)のバット】
「私も大会本部にいて本当に肝を冷やしました。
幸い、その彼は試合中にベンチに戻ってきて、その後は関東の大学で野球を続けていくということで少し安心したのを覚えています。
そうしたことが重なり、9月に『業務運営委員会』という、日本高野連の主要な理事の方々が集まる会議で、すぐに着手しようということになりました」
元指導者の委員で構成される「技術・振興委員会」を中心に動き出すが、木製バットに近づけるといっても、材質が違う以上、同じ性能にすることはかなわない。
では、打球速度をどれほど抑えればいいのか、反発係数をいくつまで落とせばいいのか。
正解はないのかもしれない。
バットの買い替えの負担を考えれば、一度、定めたものをすぐに改めるというわけにもいかないだろう。
そうした中で、目指したバットがあるという。
「それ以前から金属製バットの反発性能の国際基準を作りたいと、アメリカの関係者の方などとミーティングを重ねていたんです。
その中でNCAA(全米大学体育協会)が定めているBBCOR(打球の反発係数)が、当時の日本のものよりも10%弱低い、より木製に近づけたもので、それを参考にしました」
【重大事故が起きてからでは遅い】
NCAAのBBCORは、圧搾空気によって約219km/hに加速したボールをバットに衝突させ、ボールの衝突速度、反発速度などを測定。
それらによって求められたBBCORが0.5以下であることと規定されている。
そのBBCORバットと従来の日本のバットで同じ球速の球を同じスイングスピードで打った場合、BBCORバットが100mなら、日本のバットは108~109mの飛距離が出るという。
「国際基準ではないものの、より木製に近い基準があるにもかかわらず、それに近づける努力をしなかったら、もし重大事故が発生したときに悔やみきれません。
技術・振興委員会でも、導入への反対意見はありませんでした。
危ないのは投手だけではありません。
委員の方からは、サードの強襲ライナーも非常に危険とのご指摘もありました。
事故を防止するためにBBCORの基本バットを1つの目標にしました」
https://news.yahoo.co.jp/articles/b411f4196d5e0c338572f657d992e9ddc7947c73
3月23日9時3分にYAHOOニュース(現代ビジネス)からは、新基準のバットの詳細など、下記趣旨の続編記事がネット配信されていた。
【予期せぬリスクの発生】・・・
新基準バットの目指す方向が定まり、「非木製バット専門部会」を発足して尽力してくれた製品安全協会や、全日本野球バット工業会とも議論を重ね、コロナ禍の影響もあったが、技術・振興委員会も計4回の会議が行われ、22年2月18日の理事会にて「金属製バットの新基準」が正式に決定した。
【1】最大径の制限
67mmから64mm未満
【2】設計の規程
バット本体は金属製バットの単層管であること
【3】質量の規程
従来通り900g以上
【4】形状の規程
バットの先端からグリップ部までは、なだらかな傾斜でなければならない。
打球部(芯付近)からグリップ部に向かって徐々に細くなっていくテーパー部は、絞りのはじめから終了までの長さに対する半径の寸法減少割合が10%を超えてはならない。
また、テーパー部における任意の50mmの長さに対する半径の減少割合が20%を超えてはならない。
さらに、BBCOR(打球の反発係数)が0.500相当になるように圧縮強度を求めた結果、打球部の肉厚はこれまでの約3mmから4mm程度の製品仕様となり、この点も実質上の変更点に挙げられる。
ちなみに打球音が変わったとの声もよく聞かれるが、それは肉厚になったことで剛性が上がり、打球音が高くなる傾向があることによるものと考えられる。
打球部を肉厚にすることは結果的にバットの製品寿命を延ばすことにも繋がった。
だが、打球部の耐久性の向上は望ましいものの、同時にテーパー部などの耐久性を上回ることとなり、金属疲労が進んで折損してしまうリスクが生まれてしまった。
【敢えて変形しやすくする】
古谷氏も「技術・振興委員会で低反発の基準以上に議論され、非常に頭を悩ませました」と明かすのが、折れたバットによる選手の受傷事故をいかに防ぐかということだった。
「金属製バットでも寿命があり、使い続けていれば折れることもあるわけです。
以前のバットは、打球部が打っていくとはげてくるんですが、最近は染料も良くなって、なかなかそういう形になりません。
ある日、突然折れてしまうというようなことだけは避けたい。
バットのテーパー部での折損が起きる前にバットの寿命をユーザーにどう知らせるかという課題の中で、カウンターをつけるなどいろいろなアイデアが出ました。
しかし、たとえば打った回数が1万回、2万回と言っても、150km/hの球を打った1万回と、100km/hの1万回では全然違う。
では年数でと言っても、使用開始時期や頻度も環境もそれぞれで異なってくる。
そこは議論の大きなポイントの1つだったと記憶しています」
果たして、製品安全協会、全日本野球バット工業会の知見も得て、バット先端部付近での亀裂を誘発するため、その部分の強度を新たに規定し、折損する前に先端部が変形や割れるなどして使用限度を示す設計へとたどり着いた。
こうして生まれた新基準バットは、旧基準のものよりも打球初速で約3.6%、反発性能で5~9%減少。
スイングマシーンのスイング速度を一定にしてティーアップした硬式球を打撃(バット先端から約15cmの位置)する実験では、最大飛距離で比べるとBBCOR基本バットよりも5~6m、旧基準バットよりも10m飛ばないことが確認されている。
「芯で打てば、飛距離はこれまでと変わらない」といった選手、指導者の反応も耳にするが実験結果からはありえないことで、ちょっとした打ち出し角度の違いなどによる感覚的なものに過ぎないと考える方が無理はないのではないか。
【バットではなくボールを変える選択肢は】
「いろいろなメディアや雑誌を見ても、そうしたコメントをしている選手は多いですね。
ただ、芯を外すと明らかに飛ばないと言っている選手が非常に多いので、そのギャップなどもあるのかもしれませんね」
最大径の3mm減も、わずかと思われるかもしれないが、実際に手にすると「細く感じる」との証言も聞かれ、バットに当てること自体も難しくなったと言える。
バットを変えるよりも、ボールの反発係数を下げる方が簡単だったのではないかという疑問も残るが、バットだった理由はいかなるものだったのか。
「バットの旧基準が採用されたのは2001年ですが、ボールもそのあとの07年の選抜大会から低反発球の導入を行っているんです。
バット、ボールときて、今度はバット、という流れですね。
バットが飛びすぎるというのは19年以前からも出ていた話ですし、上のカテゴリーで野球を続ける場合を考えても、木製に近いバットで技術を身につけてもらった方がいい。
そして、前回記事の冒頭でもお話した通り、木製に近づけるというのは日本高野連の大命題ですから、今回はバットを変えようということになりました」
1974年3月の常任理事会で金属製バット導入の決定がなされたが、当時は「金属、木製では反発力が異なるので時期尚早」「金属製バットの基準を策定してから導入すべき」と、連盟内では消極的意見が多かったという。
それでも、木製バットでは経費が掛かりすぎ、高校野球の発展の足かせになると判断した当時の佐伯会長が英断を下して採用されている。
それから50年。
今回の新基準に対しては否定的な声も、たしかにある。
それでも、選手の安全面、高校野球の永続的な発展を考えたなら、やはり英断だったのか。
その答えも、すぐにわかるものではないだろう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bee95ca2dfa0643ed1bbc0a696378b056e704f16
2024年3月7日18時30分にYAHOOニュース(朝日新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
奈良県立生駒高校(生駒市)で5日、剣道部顧問の男性講師(70)が部活で居合の指導中に日本刀で男子生徒にけがを負わせた問題で、県教育委員会は7日に会見を開き、けがは深さ約3・5センチに達し、全治2~3カ月の重傷と明らかにした。
歩くには松葉杖が必要という。
顧問は6日付で退職した。
県教委によると、居合道6段の顧問は5日午前9時半から、剣道部と空手道部の生徒28人を前に、日本刀の真剣(刃渡り約74センチ)での居合の演武を披露。
その後、空手道部員に模造刀をさやから抜いて構える体験をさせた際、防御の姿勢を教えようと向けた真剣の刃先が、生徒の太ももに刺さったという。
顧問は、教諭を定年退職後、2年前から同校で講師をしていた。
これまで他校で2回演武を披露したが、トラブルはなかったという。
顧問は「けがをさせると思っていなかった。反省している。刀は処分する」と話しているという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8d99b9c244ddf784dde8730961a6d7588db5ffe2
3月7日19時30分にYAHOOニュース(テレビ朝日)からは、一般的に居合道5段以上の高段者は模擬刀ではなく真剣を使うなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
剣道部の顧問が本物の日本刀を使い、生徒の脚にけがをさせていたことが分かりました。
■深さ3センチ超 居合道の高段者
古くから伝わる武道「居合道」。
日本刀を使って仮想の敵を倒す「形」を修練する武道です。
その居合道を体験する高校の部活動で日本刀が使われ、生徒がけがをする事故が起きました。
奈良県教育委員会 吉田教育長 :
「常識的に『こんなん、あかんやん』と我々は思うんですけども、ところが(居合道の)高段者にとっては日本刀を使うことが逆に常識のようになっているので」
5日、奈良県立生駒高校で剣道部の顧問を務める臨時講師が日本刀を使って居合道を体験する練習を行ったところ、誤って2年の男子生徒の太ももを突き刺す事故が起きました。
吉田教育長 :
「居合道というものを子どもたちに教えるということで、まずは演武をして、その後に講義しながら子どもたちに体験をしてもらう。
その時に対峙(たいじ)する形で間合いの取り方等を指導するなかで、誤って子どもの太ももに日本刀が刺さった、突き刺さった、刃先が刺さったということで。
子どものけがの状況でありますけど、特に神経や動脈への損傷はなく、現在、松葉杖をついて歩いているが全治2、3カ月であると聞いています」
男子生徒は幅3センチ、深さ3.5センチの傷を負ったということです。
日本刀を使用した臨時講師は70歳の男性で、少なくとも15年の修練が必要とされる居合道6段の高段者。
一般的に5段以上は模擬刀ではなく真剣を使うとのことです。
今回、部活動で日本刀を使うことは学校に知らせていませんでした。
吉田教育長 :
「我々は日本刀を学校に持ってくるということは駄目やないかと当然、思っているんですけども、そしたらそれが禁止されているのかというと禁止規定はないと。
銃刀法所持違反ではなくて登録された美術品。
岐阜県で登録された日本刀を臨時講師が所持をしていて、そして高段者であるということで、その日本刀で演武をしたりすることに関しては認められていると。
彼は認められているので学校の中で日本刀を使用して演武をしていたと」
■真剣での指導必要?
様々な形がある居合道は1人で演武して技の正確さなどの技術を競いますが、今回、臨時講師は演武を見せる時だけでなく、生徒と向かい合って間合いの取り方を指導する時にも日本刀を使用し、生徒の右太ももを突き刺したということです。
奈良県立生駒高校 嶋岡校長 :
「(臨時講師は)当たるとは思っていなかったと。慢心というか…ではないかなと思います」
全日本剣道連盟の草間居合道委員長は、学校に日本刀を持ち込んだこと自体を疑問視しています。
草間委員長 :
「生徒に対して真剣を持って指導すること自体が違っているんだと思いますし、考えられないと思います。
間合いのことについてやるのであれば、模擬刀を使うとか、けがをしないような安全な木刀を使って指導します」
奈良県教育委員会は規程に不備があったとして、今後は学校には有資格者でも日本刀を持ち込むことを禁止するということです。
草間委員長 :
「未経験者に対しては、真剣を持たずに指導するのが指導者としての一番の大切な心得ではないでしょうか」
臨時講師は6日付で依願退職。
男子生徒側は警察に被害届を出さない意向を示しているということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/37b309e8ebe63edb2f9141bfe08ae6897115add6
3月7日20時26分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)からは、別の居合道指導者は手で指導するだけなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
別の道場で居合道を指導する人に話を聞きました。
勇進流刀技術「勇進舘」 瀬戸さん :
「おかしい。
指導するのは離れて、本人がやっているのを先生が近づいていくだけ。
私の場合は、手で指導する」
日本刀を使うことについては…
瀬戸さん :
「絶対使わない、真剣は。
日本刀の研いだよく切れる刀で相手を教えるというのは、ちょっと考えられない」
・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/0bcbf5ddc44bb80ead7945e195d4411b8cfe6d68
2024年2月22日13時14分にYAHOOニュース(バレーボールマガジン)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
一般社団法人ジャパンバレーボールリーグ(JVL)は22日、2月17日(土)にエントリオ(愛知県稲沢市)で開催されたV.LEAGUE DIVISION1 MEN ウルフドッグス名古屋 vs. パナソニックパンサーズの試合において、テレビ中継用カメラとの接触によりパナソニック・仲本選手が頭部を負傷した事故について、JVLと中継放送局からの調査結果を報告した。
この試合では、仲本選手がプレー中にネットポールに衝突した際、ネットポールに設置していたリモコンカメラを支えていた2本のアームの接続部分のネジが破損。
これにより、リモコンカメラとアームの上部部分が移動し、カメラの先端部が仲本選手の額に当たり、頭部に6針を縫う怪我を負っていた。
調査結果として、JVLは以下のように報告した。
●テレビ中継局が使用していた機材はこれまでも使用実績があり、「ボールのカメラへの衝突」や「選手のネットポールへの衝突による衝撃」では破損しないものであったことから、今回の使用機材について何らかの不具合があった可能性があると考えられる。
●試合前に関係者にてカメラの設置確認は行っていたものの、安全確認が十分でなく、大会主催者としてJVLがテレビ中継局に対してネットカメラ設置時に明確な安全対策を提示していなかったことも、発生の一因であると考えている。
また、破損した後の機材の確認で正確な原因を特定することは困難であるものの、テレビ中継局が当該機材を設置した業者への聞き取りを行った結果、以下のような原因の可能性があることがわかった。
・ジョイント式のアームを使用しており、2本のアームを接合する形での設置となっていたこと
・カーボン製のアームを使用しており、アーム自体の重量が負荷となっていたこと
・アームの耐久性の確認が十分でなかったこと
・同じネット支柱にチャレンジカメラ(ビデオ判定用のカメラ)が設置されており、より高い位置に当該カメラを設置していたこと
・ネットを張ることでポールが内側に反り、ポールとアームが平行にならず、接合部への衝撃の負荷が大きくなったこと
・ポールにアームを取り付ける際のテープ等での補強の確認が十分でなかったこと
・セット間などでの点検は行っておらず、試合中の安全確認が十分でなかったこと
JVLは、このいずれかの原因、または複数の要素が絡んで当該事象が発生したものであると判断しているとした。
さらに今後の対応として、以下のように報告した。
●当面の措置として、V・ファイナルステージを含む今シーズンの残り全試合において、テレビ中継用ネットカメラは設置しないこととし(チャレンジカメラについては安全対策の上、引き続き設置)、テレビ中継局の協力を仰ぎながら、リーグとして今後に向けての再発防止策の制定を進める。
●次シーズン以降については、再発防止策の実行が担保され、選手の安全が確保できると判断した上で、テレビ中継用ネットカメラの設置の再開を検討する。
JVLは、「現在SNS等に本事象についてあたかも仲本選手の責任であるかのような書き込みやコメントが散見されますが、前述のとおり、通常は『選手のネットポールへの衝突による衝撃』でのネットカメラの移動や落下は発生しないことから、仲本選手には何ら責任がないことは明白であり、この点については正しくご理解をいただきたいと思います」と注意を促している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/196736ca123e45f1e6da381da3c9a042e862abbd
(ブログ者コメント)
どのような状態でカメラがポールに設置されているのだろうか?
写真でもないか調べてみたが、見つからなかった。
2023年11月22日14時16分に琉球新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
沖縄県内の県立高校で2月17日午後5時50分ごろ、部活動で野球部生徒が打った硬式球が、運動場に隣接する市道を歩いていた20代女性に当たり、肋軟骨(ろくなんこつ)を折る事故があった。
28日開会の県議会11月定例会で、双方が和解し損害賠償額を定めるための議案が提出される。
高校などによると、生徒は2人1組で行うトス打撃をしていた。
打撃練習者の正面に置く高さ約2・3メートルの平面ネットと、運動場と道路との間に張る高さ約10メートルの防球ネットを越えて、約30メートル離れた市道を歩いていた女性に直撃。
女性は全治1カ月のけがを負った。
同校の野球部は事故発生後に施設賠償責任保険に加入した。
現在、防球ネットに向かっての打撃練習は取りやめている。
損害賠償額は治療費など42万7082円。
県議会に議案提出後、文教厚生委員会で審査される見通し。
https://ryukyushimpo.jp/news/national/entry-2496876.html
2023年10月10日17時8分にYAHOOニュース(山陰放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2021年、鳥取県米子市内の高校で野球部の練習中、ピッチング練習をしていた投手の投げたボールが、他の部員の右眼に直撃し、失明に近い障害を負う事故がありました。
10日、被害を受けた本人らが、鳥取県高等学校野球連盟に対して再発防止の徹底を求め、申入書を提出しました。
高橋・代理人弁護士(本人コメント代読) :
「他の人には自分と同じ思いをしてほしくない。
二度と今回のような事故が起こらないよう、自分の事故を生かして、今後、安全な環境作りに役立てて欲しい。」
2021年3月27日、米子北高等学校のグラウンドで、野球部の練習中に発生した事故。
当時高校2年生の野球部員がティーバッティングをしていた際、近くでピッチング練習をしていた投手のボールが右眼を直撃しました。
その後、右眼の視力は著しく低下し、失明に等しい障害を負ったということです。
当時、被害生徒と投手の距離は27メートルで、投げた球の速さは100キロ近く出ていたとみられるということです。
被害生徒の周りには、防護ネットなどはありませんでした。
この事故の約2週間前にも、バッティング練習でトスを上げていた生徒にバッターの打ったボールが直撃する事故が起きていました。
障害を負った本人と家族らは、10日、鳥取県高等学校野球連盟に対し、事故の再発防止と野球部活動中における安全配慮について、指導を徹底するよう要望書を手渡しました。
代理人弁護士によりますと、今年6月、学校長のほか、当時の野球部の部長と監督が、障害を負った野球部員に対して直接謝罪を行ったということです。
そして、学校側が障害を負った野球部員に対して、損害賠償金を支払う旨の合意が10日に成立しましたが、当然の予防策が施されていれば防げたはずの事故を2度と起こさないよう、高野連への申し入れと事故の公表に至ったとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f2a613adbd0d112e6f0ac2282fa1f0e7a7a20ae
10月11日10時30分に朝日新聞からは、障害を負った男性とキャッチボールをしていた2人はほぼ一直線に並んでいた、男性と受け手との距離は12mなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
高橋弁護士によると、男性は21年3月27日午前11時20分ごろ、高校のグラウンドでティーバッティングをしていたところ、キャッチボールをしていた別の部員のボールが右目に当たった。
男性と、キャッチボールをしていた2人の部員はほぼ一直線上に並んでおり、男性と、2人のうち男性に近かった部員は約12メートル離れていたという。
男性の右目はほぼ失明状態になったが、退部はせず、卒業したという。
男性は卒業後の22年11月11日、グラウンド上の安全確保に問題があり、謝罪もないなどとして、学校と当時の野球部長に対し、損害賠償と謝罪、再発防止を申し入れた。
そして今年6月16日、吉川校長と当時の部長、監督が男性に直接謝罪したという。
10日に合意した賠償額は非公表。
吉川校長は取材に、「男性には申し訳なかった。再発防止をしっかり徹底していく」と話した。
男性や両親は、「事実を明らかにして広く世間に知ってもらい、社会の目で見守ってもらうことが再発防止に重要だ」として、公表に踏み切ったという。
https://www.asahi.com/articles/ASRBB73MSRBBPUUB007.html
(ブログ者コメント)
すっぽ抜けたのか?受け損ねたのか?
どちらが先に練習していたのか?
いつも、そんな位置関係で練習していたのか?
その辺の情報がないか調べてみたが、見つからなかった。
2023年7月10日12時2分にYAHOOニュース(下野新聞)から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。
栃木県鹿沼市内で5月、市内の中学校3校の合同陸上練習会で、生徒が投げた砲丸が別の生徒の頭に当たる事故が発生した。
事故後、下野新聞「あなた発 とちぎ特命取材班」に読者から投稿が寄せられた。
「陸上部の投てき種目の練習で、生徒同士の安全を確保するルールはあるのか」。
取材を進めると、県内中学校の陸上部で種目別の共通の練習ルールは明文化されていなかった。
事故を受け、県中学校体育連盟(中体連)陸上競技専門部は、種目別の安全管理マニュアルを新たに作成し、再発防止に取り組んでいる。
事故は5月6日、同市内の陸上競技場で起きた。
生徒が投げた砲丸が、自分の砲丸を回収しようとした生徒の頭を直撃。
左側頭部に軽傷を負った。
同市によると、練習会には生徒約90人と教員6人が参加。
砲丸投げは生徒8人が練習していた。
教員は近くにいたが、複数の競技に目を配っており、事故当時は砲丸投げの練習を見ていなかった。
同市は事故原因として、練習中の種目ごとの留意点や生徒に対し配慮すべきことについて、指導者間で情報交換が不十分だったことなどを挙げた。
県内中学の陸上部で、共通の練習ルールはあったのか—。
県中体連の陸上競技専門部は、大会の開催時、県中体連の危機管理マニュアルに沿い安全管理を行う。
事故防止のチェックリスト、けが人が出た場合や災害発生時の対応などを定めているが、練習時の各種目の細かなルールは明文化されていなかったという。
事故を受け、同専門部は5月下旬、各種目の練習上の留意点をまとめた資料を作成し、県内各地区に周知した。
投てき種目として
(1)環境づくり
(2)競技者への安全指導
(3)事故につながる危険とその対策
などを盛り込んだ。
砲丸投げでは、投てき練習の場所をコーンなどで明確にし、声を出して周囲の安全を確認するなど、安全に取り組むための指導を行うことを示した。
投てき種目の事故は昨年、長野市内の中学校や茨城県内の高校でも発生している。
女子やり投げの元日本代表海老原有希さんを指導した栃木陸上競技協会の渡辺専務理事(68)は、「投てき種目は特に慎重な指導が必要。教員自身が安全や危険を意識してこそ、生徒たちにも指導できる」と話した。
取材後、投稿読者に見えてきた状況を伝えた。
読者は「被害者はもちろん、加害者側も苦痛を味わう。練習のルールを作るだけでなく、徹底させる仕組みが必要だ」と訴えた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3526be4b988f5b2f5fc40a83bb8282bbc27b7650
(ブログ者コメント)
鹿沼市ならびに昨年の長野市(5月20日)&茨城県(7月1日)の事例は本ブログでも紹介スミ。
2023年5月12日21時18分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
私立札幌新陽高校(札幌市南区)は12日、同校の女子硬式野球部に所属する生徒が、6日の練習準備中に移動式バッティングケージの下敷きになったと発表した。
生徒は頭を強く打ち、意識不明の重体という。
北海道警が原因を調べている。
12日に札幌市内で会見を開いた同校の赤司校長(47)は、「負傷した生徒と家族に謹んでおわび申し上げたい。一日も早い回復を祈っている」と陳謝した。
同校などによると、事故は6日午前9時半ごろ、同市豊平区にある札幌大学の野球場で起きた。
女子部員5人がバッティングケージ(高さ2・9メートル、奥行き6・0メートル、後ろの幅2・5メートル)を三塁側ベンチ付近からホームベース付近に運搬していたところ、ケージが倒れ、1人が鉄製の支柱やネットの下敷きになった。
事故当時、同校教員で顧問の3人も野球場にいたという。
同校の女子野球部は校内に練習場所がなく、普段は地元企業が所有する同市南区のグラウンドで練習していた。
事故当日は、そのグラウンドを使用できなかったため、同大学の野球場を初めて使ったという。
これまでも類似のケージを運搬しているが、同様の事故はなかったとしている。
同校は12日までに道教育委員会や文部科学省などに報告し、保護者や全校生徒にも事故概要を伝えた。
今後、第三者による調査委員会を設置し、事故の原因究明と再発防止策を検討する。
赤司校長は「部活動に関する危機管理マニュアルや顧問への研修を見直す」と述べたが、安全管理に不備があったかについては「現時点では回答を控える」とした。
札幌新陽高女子硬式野球部は2017年4月に創部し、22年夏の全国高校女子硬式野球選手権大会などに出場している。
https://mainichi.jp/articles/20230512/k00/00m/040/244000c
5月12日19時25分にYAHOOニュース(テレビ朝日)からは、当時はやや強い風が吹いていた、使い慣れていないケージの移動は難しいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
グラウンド関係者:
「普段は(男性)4人で運んでいるけど、女子だと力がちょっと…。倒れてしまったのかなと思います」
Q.女子高校生1年生が5人だと?:
「普段使い慣れてないと重いので簡単には運べないかなと。
古いのでさび付いていたりして車輪も動かないので。
だいぶ力を入れないと押しづらいかなと思う」
6日午前9時の札幌市は最大瞬間風速14.7メートルで、やや強い風が吹いていました。
ただ、事故が強風によるものなのかどうかについて、学校側は経緯を捜査中のため「答えられない」などとしています。
【バッティングケージ扱い注意点】
バッティングケージの扱いについて、他校の野球部での取り組みを取材しました。
最も注意しているのは、バランスを崩さないよう、運び手が車輪の向きをしっかり確認することだそうです。
札幌創成高校野球部・戸出直督:
「4人でそれぞれの鉄柱を持って移動するという形でやっている。
車輪の向きもそうだし、老朽化とか押していても途中で止まったり、タイミングがズレるとケージも揺れるので。
慣れていないケージや違った種類はちょっと難しいと思う」
・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ae02d749a7f9fbf480cdcd66053e63de9c5c199
5月13日13時45分に毎日新聞からは、同大の野球部員は押す側と引く側が息を合わせないとケージはバランスを崩すと述べた、腕力に差がある女子が男子と同じ用具を使うことに問題ありとする関係者もいるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日朝、事故があった札幌大学(同市豊平区)の野球場で、同大野球部の男性部員は「(運搬中に倒れた)バッティングケージは、車輪がある4カ所の支柱に人を配置して、押す側と引く側が息を合わせて一緒に移動しないとバランスを崩します」と解説した。
普段から使い慣れている同大野球部の男性部員でも、重い鉄製の支柱とネットでできているバッティングケージを運ぶ際は注意を払うという。
同大によると、ケージの車輪や支柱に不具合はなく、ネットは1~2年に一度、張り替えているといい、担当者は「事故があった用具に不備はなく、新陽高にも注意点を説明した」と語る。
一方、札幌新陽高の女子野球部は同大のグラウンドで練習するのは初めてで、このバッティングケージを使ったこともなかった。
女子生徒らは類似の用具を使用した経験があり、事故があった日も顧問らが「複数人で運ぶように」などと注意喚起していたというが、事故は起こった。
今回の事故と類似の事例は、これまでにも全国で確認されている。
2022年9月には、長崎県波佐見高のグラウンドで、台風の接近に備えてバッティングケージの撤去作業をしていた野球部員の男子生徒(当時16歳)がケージの下敷きとなり、首の骨を折るなどの重傷を負った。
日本スポーツ振興センター(JSC)によると、05年度~21年度に中学・高校の部活動や授業中に起きた事故で給付金を支給した事例のうち、用具などの下敷きになったことが原因で死亡や障害が残るような重大な事故は、少なくとも計5件あったという。
では、重大事故を防ぐために、どのようなことに気を付ければいいだろうか。
日本スポーツ協会は、運動施設や用具を利用する際の注意点として、活動人数の考慮、用具の安全な準備や配置、良好な環境の確保――などを挙げている。
指導者の目や手などが行き届く人数で活動することや、指導者が用具の管理や監督をする責任があることなどに触れている。
一方で、男女が同じ用具を使用することに疑問を投げかける関係者もいる。
日本野球連盟道地区連盟の柳俊之会長は、「これまで野球は男性のスポーツとして発展してきたが、近年は女性の野球人口も増えている」とした上で、大学生や高校生といった身体の発達の度合いや、一般的に男女で腕力などに差があることを踏まえ、「改めて、用具や備品の在り方について考え直さなければいけないと思う」と指摘。
今回、事故に遭った女子生徒には「回復を祈るばかりです」と語った。
https://mainichi.jp/articles/20230513/k00/00m/040/012000c
5月12日18時30分にTBS NEWSからは、ケージは強風の時は使用しないようにしている高校もあるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
高校は12日午後、会見を開き、事故の公表が6日後になった理由などを説明しました。
札幌新陽高校・赤司校長:
「負傷した生徒とそのご家族には謹んでおわび申し上げたいと思っております。
けがをした生徒のご家族のご意向に従って、外部への発表を控えたというのが第一。
きょう全校生徒に伝えるという順を追って進めてきた結果、きょうリリースになった」。
札幌市北区にある札幌創成高校。
高橋海斗:
「ケージを運ぶ時はそれぞれ4本のポールに4人がついて、車輪が進行方向を向いているかを確認してから押し始めます。
いきます、せーの。」
こちらの野球部では、バッティングケージを移動する際に事故が起こらないよう、複数の部員同士で声を掛け合って運ぶほか、強風の時には使用しないということです。
札幌創成高校硬式野球部・戸出監督:
「基本的にケージはコの字なので、コの字にして移動させる。
ケージを運ぶ時は(指導者が)常にいる状態にしている」。
https://news.yahoo.co.jp/articles/98cbbe63780700f68935aa990ef00da9316690d0
(2023年5月28日 修正1 ;追記)
2023年5月16日12時16分にYAHOOニュース(北海道文化放送)からは、前日の雨でできたぬかるみにキャスターがひっかかった可能性もあるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
学校によりますと、事故当時、前日に雨が降ったため、グラウンドを整備する作業が行われていたということです。
このため、キャスターがぬかるみに引っかかりバランスを崩して倒れた可能性もあるとみられています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fc668652cd03d37b95ea442da52112a02c27a0e8
5月27日19時0分にYAHOOニュース(北海道文化放送)からは、別の高校野球部ではグラウンドがぬかるんでいる場合はケージを使わない練習に切り替えることもあるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
学校での安全対策に詳しい専門家は、今回の事故をどのように見ているのでしょうか。
大阪教育大学 藤田大輔 教授:
「移動型のゴールポストや遊具などを運ぶ際の事故は、少なからず発生していた。
移動する際には人数を多くすることと、大勢で声を出してタイミングを合わせる運び方をするべき」
バッティングケージを使って練習している他の高校では、どのような対策を取っているのでしょうか。
札幌市北区の「札幌創成高校」の硬式野球部を訪ねました。
札幌創成高校 硬式野球部 戸出 監督:
「バッティングケージは重いので、4人1組で『せーの』とかけ声を出し、ケージの車輪の向きを整えてから運んでいる」
車輪の向きをそろえてから移動させることで、バランスを崩しにくくしているといいます。
また、生徒が4人1組となり、かけ声を出してタイミングをあわせます。
さらに…。
戸出 監督:
「雨でグラウンドがぬかるんでいる場合などは、バッティングケージを使わない練習に切り替えることも」
移動が難しい場合にはバッティングケージを使わない練習をするなど、内容を変更しています。
子どもたちを指導する大人の認識が重要です。
藤田 教授:
「事故は日本のどこの学校でも起こりうること。
よその学校で起こったことととらえるのではなく、自分の学校は大丈夫かという視点で指導にあたり、道具の利用を考える必要がある」
生徒や児童が安心してスポーツに打ち込めるよう、細心の注意と対策が必要です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/42e2ce9f9e8324c822d5b8c2911daa527f07f7a3
(2023年12月16日 修正2 ;追記)
2023年12月15日13時39分にYAHOOニュース(北海道放送)からは、第三者委員会の調査報告書が公表された、報告書には事故時の詳細な様子や顧問らの安全管理不備状況などが記載されているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故を受け、札幌新陽高校は原因究明と再発防止に向けて、弁護士やスポーツ新聞の元社長ら、7人の有識者による第三者委員会を設置…。
その調査結果を15日午後、下記のように公表しました。
・コの字型で安定のケージが一直線になったため、倒れた
・一直線になった原因は不明
・意識不明の女子部員は画像の赤丸の支柱を押す
・支柱が頭部を直撃
・動きの悪い車輪はあったが、直接の原因ではないとみられる
・顧問3人の意思疎通、安全管理体制が不足
・当時、顧問が3人いたのに、ケージの移動は生徒任せ
・初めて使用のグラウンド
・生徒と一緒に運ぶ、そばで声かけで防げた可能性あり
・顧問側は、生徒にケージの転倒が生命、身体に害を与える危険なことであることを伝えていない
その上で、第三者委員会は、再発防止に向けて、新陽高校に対し以下の提言を行っています。
・女子野球部による重い衝立型ケージ(目安300キロ超)の使用を当面禁止
・ケージに関する安全教育の徹底
・顧問の役割分担、責任の範囲の明確化
さらに、第三者委員会は、高校野球関係者に対し「二度と同様の事故を起こさせないという決意をもって、各校の監督・部長を指導していかなければならない」と指摘しました。
下敷きとなった女子生徒は現在も入院中で、治療を続けているということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a9d2617befd660a430eacea9adc52339ce5838bc
12月15日20時52分に毎日新聞からは、被害に遭った部員が支えていた柱の車輪は進むのが遅く、そのため四隅の速度がそろわず、ケージがコの字型から不安定な一直線状に変形したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
第三者委員会(委員長・林菜つみ弁護士)は15日、報告書を同校側に提出した。
顧問教員や生徒への聞き取りなどを元にとりまとめ、顧問の危険性の認識不足や、学校の安全管理不足を事故の要因に挙げた。
報告書によると、5人は四隅の柱をそれぞれ1~2人で支えながら移動していたが、ケージがコの字から不安定な一直線状に変形。
柱を引くように進んでいた部員に向かって倒れた。
部員が支えた柱に付いていた車輪は進むのが遅く、四隅の速度がそろわず形が崩れた。
ぬかるみにはまった可能性がある。
ケージ移動中の重大事故は長崎県でも昨年発生しているが、顧問から生徒へ具体的な安全への指導はなく、「顧問は危険性は認識していたが、顧問や生徒には、ケージが生命・身体に害を及ぼす危険があるとの認識が不十分だった」と指摘。
また、札幌大球場での練習はこの日が初めてだったが、顧問3人はケージの安全確認をせず、移動中も別の作業のため手伝いや付き添いはしなかった。
顧問たちは「危機感を欠いていた」などと話しているという。
報告書はこのほか、学校側の管理体制の不備などにも触れた。
同校は事故直後からケージの使用を取りやめ、全ての部活動で安全管理マニュアルを更新。
再発防止策として今年度内に教員や生徒に安全講習を実施するとした。
https://mainichi.jp/articles/20231215/k00/00m/040/261000c
2023年5月6日17時39分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午前10時50分ごろ、栃木県鹿沼市にある陸上競技場で砲丸投げの練習をしていた中学3年生の15歳の男子生徒の頭に、別の中学生が投げた重さおよそ4キロの砲丸が当たり、病院に救急搬送されました。
男子生徒は頭を打撲する軽いけがをしたということです。
鹿沼市教育委員会によりますと、男子生徒は自分が投げ終わった砲丸を拾う際に、ほかの生徒が投げた別の砲丸が当たったとみられるということです。
警察は現場にいた教員らに話を聞くなどして、当時の安全管理など、事故が起こった状況について詳しく調べています。
6日は鹿沼市内の中学校3校による陸上競技の合同練習会が行われていて、砲丸投げ以外の競技も含め、およそ90人の生徒が参加していたということで、鹿沼市教育委員会は「絶対に起こしてはならない事故が起きたことを重く受け止めている。
今後は指導体制について、検証した上で再発防止に努めていく」などとコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20230506/1000092173.html
5月6日21時16分にYAHOOニュース(下野新聞)からは、別の学校の生徒が投げた砲丸が当たったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午前10時50分ごろ、栃木県鹿沼市旭が丘のヤオハンいちごパーク(鹿沼運動公園)陸上競技場で、砲丸投げの練習をしていた同市、中学3年男子生徒(15)の頭に、別の生徒が投げた砲丸(重さ約2キログラム)が当たった。
男子生徒は病院に搬送され、左側頭部を打撲する軽症。
命に別条はないという。
鹿沼署や市教育委員会によると、男子生徒は自分が投げ終わった砲丸を回収しに行った際、別の生徒が投げた砲丸が当たった。
競技場では、市内の中学校3校による陸上の合同練習会が午前8時ごろから開かれ、生徒約90人と教員6人が参加。
砲丸投げは生徒8人が練習しており、別の中学校の男子生徒が投げた砲丸が当たったという。
教員は競技場を巡回していた。
事故発生時に砲丸投げの練習を見ていた教員はいなかったという。
練習会の関係者が119番した。
同署は事故が起きた状況などを調べている。
中村・市教育長は「事故が起きたことを重く受け止めている。生徒たちにつらい思いをさせてしまい申し訳ない。指導体制について検証の上、再発防止に努める」とコメントした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/58f81b8d803c221cb47830ca2db801dbd539cd2b
5月6日19時52分に産経新聞からは、投げた生徒がよく前を見ていなかったらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午前10時50分ごろ、栃木県鹿沼市の鹿沼運動公園陸上競技場で、砲丸投げの練習中だった男子中学生(15)の頭に、別の男子生徒が投げた砲丸が当たった。
病院に搬送され、頭部左側を打撲する軽傷。
自分が投げた砲丸を取りに行った際に当たったといい、県警鹿沼署は、当てた側の生徒が前をよく見ていなかったとみて当時の状況を調べている。
同署によると、市内の中学3校が午前8時ごろから合同で練習会を開き、午前11時に終了予定で生徒約90人が参加していた。
https://www.sankei.com/article/20230506-MGM42ULDPZKOJPCSSTMS2WVWBQ/
2023年4月25日19時53分にYAHOOニュース(茨城新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
茨城県立高で昨年7月、陸上部の練習中に投げられたハンマーが部員の頭に当たり、頭の骨を折る重傷事故が起きていたことが25日、分かった。
事故を公表した消費者庁は、待機場所に防護ネットが設置されていなかったと指摘。
県教委は事故後、防護ネットがある他校や陸上競技場で練習するよう、県立の中高に通知した。
同庁によると、昨年7月1日、陸上部のハンマー投げ練習で、部員が投げたハンマーが、待機中の他の部員の頭に当たった。
この部員は頭蓋骨骨折や脳挫傷、高次脳機能障害などの重傷を負ったという。
県教委によると、事故が起きた高校グラウンドには防護ネットがなく、ハンマー投げの練習時は、投てきする生徒が周囲に注意を呼びかける決まりだった。
重傷を負った部員は約4カ月入院。
現在は回復し、部活動に参加しているという。
同庁は4月13日、防護ネットが設置されていなかったことを重く見て、消費者安全法に基づく「重大事故」として同庁ホームページで公表。
県教委は事故を公表しておらず、非公表の理由を「生徒や家族の人権、心情に配慮する必要があった」としている。
県教委は事故直後、県内の中高で防護ネットの設置状況を調査し、設備点検の徹底を促した。
また、各市町村教委や県立高に向けて、防護ネット未設置場所で投てき練習を禁止するよう通知した。
県教委によると、県内中高で投てき種目を練習する陸上部は県立高38校、私立高11校、中学校4校。
このうち、半数の学校では防護ネットを設置していなかった。
県教委は「防護ネットを設置していたら防げていた事故。安全性への注意が足りなかった。再発防止に努めている」としている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec4b78801a2199f76f00c282aaa1fec0ca6f255c
(ブログ者コメント)
同種事例はこれまで藤岡市や滝沢市などでたびたび起きており、本ブログでも何件か紹介スミ。
今回の高校でそういった他校事例を知っていたのか調べてみたが、その点に言及した記事は見つからなかった。
一方、過去に事故が起きた学校の対応を確認したところ、防護ネット設置といったハード対応はとらず、教員監視下での練習などソフト対応にとどめた学校もあった。
2022年10月10日18時30分にYAHOOニュース(THE DIGEST)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
文字通りハイスピードの争いが繰り広げられるF1にあっては、ほんのちょっとした出来事が、大事に至る場合がある。
10月9日に開催された日本グランプリの決勝では、そのリスクが垣間見えるシーンがあった。
【動画】いったいなぜ? コース上にあった回収車を回避したガスリーの走行シーン
あいにくの雨の中でスタートしたこの日は、ウェットコンディションだった影響からレースも“荒れ模様”に。
1周目にカルロス・サインツJr.(フェラーリ)のクラッシュによって、セーフティカーが出され、後に赤旗中断となる展開となった。
そのなかで命の危機に苛まれたのは、アルファタウリのフランス人レーサー、ピエール・ガスリーだ。
この日、1周目にサインツJr.のクラッシュによって飛ばされた看板にぶつかり、新しいフロントウイングに交換するためにピットインを余儀なくされていた彼は、序盤から大きく後れをとっていた。
それでも2周目に隊列に追いつこうとしたガスリーはサインツJr.の起こしたクラッシュ現場に差し掛かった際に、車の回収にあたっていた作業車と衝突しかける事態に遭遇。
悪天候による視界不良のなかでのハプニングに、25歳は無線を通して「おい! あのトラクターはなんだ! なんでコース上にトラクターがいるんだ!」と怒りを露わにしていた。
もっとも、ガスリーが問題の場面を通過した際には赤旗が出ていた。
にもかかわらず、最大で251キロのスピードで走行していたため、最終的にフランス人ドライバーはF1競技規則の第57.2条(中断のシグナルが出されたら、すべての車両はピットレーンまでゆっくりと進む)に違反したと判断され、レース結果に20秒が加算されるペナルティーを受けた。
だが、当のガスリー本人は、英衛星放送『Sky Sports』などの取材に対し、「スピードは問題ではない」として、走行中の車両がいる間の回収作業は不必要だったと主張。
そして、「僕らは8年前にジュールを失った。素晴らしい男であり、ドライバーをね。それも今日と同じレース場、同じコンディションで、クレーン(回収車)と衝突して、だ」と、2014年の日本グランプリで不慮の事故に遭い、他界したジュール・ビアンキに想いを馳せながら、こう続けた。
「今日はどうなっていただろう。いったいどうしてクレーンがコース上にいる必要があるんだい? それが僕には全く理解できない。もちろん恐かったよ。あの場面でぶつかっていたら、スピードが200キロだろうが、100キロだろうが関係ない。僕はそのまま死んでいた。ジュールにも、彼の家族にも、そして僕たちF1レーサーにも失礼なことだ」
「僕らは常に命懸けなんだよ。世界一の仕事をしているという自負もある。だからこそ、お願いしたいのは、僕らの安全を守ってほしいということだけ。普通に走るだけでも十分に危険なんだからね」
最終的にペナルティーも響いて18位でレースを終えたガスリー。
まさに間一髪で九死に一生を得た彼の訴えは切実だった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d8b2faff8aa139505da2720ed04e6b12a5f1339f
10月9日18時19分にYAHOOニュース(auto sports)からはコース脇に重機が出ていたなど、下記趣旨の記事が水煙を上げながら走るレーシングカーの写真付きでネット配信されていた。
日本GP決勝当日は、正午過ぎから雨が降り始め、午後2時のスタート時点では雨足がさらに強くなってきた。
同じくウエットだった初日よりも、明らかに雨量は多い。
・・・
ガスリーはサインツの跳ばしたロレックスの看板をもろに被って、前方がまったく見えない状態に。
最下位18番手でピットに戻った。
スペアパーツがないため、ガスリーは旧型ノーズに付け替えた。
「ウエットウェザー」が宣言され、全車深溝のフルウエットタイヤ装着が義務となった。
14時50分からSC先導のローリングスタートの予定だったが、雨足は衰えずに延期。
マシンの上に再びテントが組み立てられ、ドライバーたちはマシンを降りた。
なおSC導入中にコース脇に重機が出てきて、事故車を処理しようとしたことに対し、ガスリーが猛然と抗議した。
2014年の鈴鹿で、親友だったジュール・ビアンキを失ったルクレールの状況が、いやおうなく思い出されたのだろう。
・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/59c0062ec9bd23b2ad241f2efac70ccaf5ac60ae
10月9日18時40分にYAHOOニュース(THE DIGEST)からは、コース上にいたトラクターにぶつかりそうになった、など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3年ぶりに開催された鈴鹿サーキットでの日本GP。
その決勝レースでのあるワンシーンが波紋を広げている。
10月9日に行なわれたF1第18戦、日本GPの決勝は、雨脚が強まった影響から、2周を終えたところで赤旗中断になった。
もっとも、コース上のウェットコンディションもあって、ほとんどのドライバーが視界不良を余儀なくされ、1レース目からカルロス・サインツJr.(フェラーリ)がスピンするなど、各所でクラッシュが多発していた。
そんなドライバーたちにとって“最悪”なレースにあって、物議を醸したのはアルファタウリのピエール・ガスリー。
角田裕毅のチームメイトとしても知られる26歳のフランス人は、1周目の途中にサインツJr.の事故で外れた広告板が車に直撃し、フロントウイングを損傷。
さらに、そのフロントウイングを取り換えて臨んだ2周目の終盤には、クラッシュしたマシンを回収していた作業用トラクターにぶつかりそうになりながらも、なんとか追い越していた。
ただでさえ視界不良。
そのなかで2度も“外的要因”に巻き込まれたガスリーは憤慨。
無線を通じて、「おい! あのトラクターはなんだ! なんでコース上にトラクターがいるんだ!」と語気を強めて、こう続けた。
「僕はその隣を通り過ぎたぞ」
「こんなことは受け入れられない。何が起こったかをもう忘れたのか。信じられない」
ガスリーの言う「もう忘れたのか」とは、2014年の鈴鹿でのレースでのジュール・ビアンキの悲劇的な事件を指す。
当時25歳だったフランス人レーサーは、雨の中で実施された決勝で、マシントラブルでコースアウト。
その際に車両回収の重機に追突し、帰らぬ人となった。
赤旗による中断後も、アルファタウリのスタッフに「死ぬところだったんだぞ!」と怒り、動揺した素振りを見せたガスリー。
そんな彼の振る舞いには、周囲からも同情の声が上がっている。
米放送局『FOX Sports』のルイス・マヌエル・ロペス氏は、「運営が何も学んでいないなんて信じられない。実に許しがたい」と非難した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e60108800bfe4f543cbb2220a7f8f09cbca9a7da
(ブログ者コメント
8年前の死亡事故の教訓が生かされていないとの指摘に対し、鈴鹿サーキット側の話しがないか調べてみたが、見つからなかった。
2022年9月21日10時54分にNHK関西から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪・河内長野市など全国にあるトランポリンの施設で骨折などの大けがが相次いでいるとして、消費者庁は利用者に対して
▼経験が少ない人は宙返りなどの危険な行為はやめるほか、
▼監視員が十分に監視しているかを確認することなど、
注意喚起を行いました。
消費者庁によりますと、2020年12月から先月(8月)末までの間に、トランポリンの施設を利用中に落下したり転倒したりするといった事故が22件起きています。
中には
▼前方宙返りをして隣のトランポリンに落下し、脳震とうを起こしたり、
▼後方宙返りをして腰から落下して、腰椎を圧迫骨折したりする
ケースが報告されているということです。
消費者庁は
▼経験が少ない人は宙返りなどの危険な行為はやめるほか、
▼監視員が十分に監視をしているかを確認することなど、注意を呼びかけています。
また、22件の事故のうち14件が、大阪・河内長野市にある「TパークBIGSTAGE(ビッグステージ)河内長野店」で起きていることから、消費者庁は、この施設が事故防止の取り組みが不十分だったなどとして、消費者安全法に基づき、名前を公表して注意喚起をしました。
これについて、施設の運営会社は、「厳粛に受け止めています。けがの発生防止のため、具体的な対策を講じてまいります」などとしています。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20220921/2000066576.html
9月20日18時8分に朝日新聞からは、消費者庁が利用者に聞き取り調査したところ事前に宙返り禁止などの説明を受けたり途中で注意された記憶がある人は少なかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
トランポリンで遊んでいる最中にけがをする事故が短期間で多数報告されているとして、消費者庁は20日、消費者安全法に基づき、大阪府河内長野市の遊戯施設「TパークBIGSTAGE河内長野店」の施設名を公表し、注意喚起をした。
消費者庁によると、2021年12月~22年8月、利用者が宙返りをしたり、高く飛びすぎたりして手や腰から落下するなどし、骨折などのけがをした例が14件確認された。
同庁が同種の事故について注意喚起した20年12月以降、消防などから通知を受けた事故は全国で計22件で、この施設の事故が約6割を占めた。
消費者庁の調査に対し、同店は宙返りなどの禁止事項を設け、係員による監視などの対策をしていると説明したが、利用者への聞き取りでは、宙返りが禁止されていると事前に説明を受けたり、途中で監視員に注意されたりしたと記憶している人は少なかったという。
同庁は、「禁止事項を利用者に認識させて守らせるまでは至っておらず、常時の安全監視が十分なされていないことがうかがわれる」と指摘。
事故防止に向けた取り組みが十分でなく、今後も類似の事故が起こる可能性があると判断した。
同店の運営会社は取材に対し、「宙返りは自己責任で行ってもらうというスタンスだった。5月以降は厳しく注意を呼びかけている」と話している。
消費者庁は、トランポリンパークと呼ばれる同種の施設を利用する際の注意点として、いきなり高く跳んだり、宙返りをしたりするなどの危険な技はやめることや、監視員が配置されているか確認することなどを挙げている。
https://www.asahi.com/articles/ASQ9N5TWXQ9NUTFL00J.html
9月21日19時37分にYAHOOニュース(関西テレビ)からは、店名を公表された施設で取材当日、危険な遊び方をしていて注意されたという利用者が2人いたなど、下記趣旨の記事が施設や注意喚起貼り紙の複数枚写真付きでネット配信されていた。
大阪のトランポリン施設で事故が相次いでいるとして、消費者庁が注意喚起しました。
事故を防ぐための対策は取られていたのか、施設を取材しました。
【全国で報告されたトランポリン事故の6割を占める大阪の施設】
消費者庁が事故防止の取り組みが不十分だとして施設名を公表したのは、大阪府の「TパークBIG STAGE 河内長野店」です。
2020年12月からの1年8カ月で、利用者が脳震とうや骨折などのけがをする事例が14件確認されたということです。
全国で報告されていたトランポリン施設での事故は22件で、この施設での事故がおよそ6割を占めました。
施設を訪れてみると…
【記者リポート】:
「こちらのトランポリン施設ですが、事故が多発していることを受け、注意喚起の紙が至るところに貼られています」
貼り紙には、「空中回転技は禁止」の文字が。
事故が相次いだことから、2022年5月、宙返りは経験者以外禁止になりました。
運営会社によると、スタッフによる声掛けや、どのような事故が何件起きたかを知らせる貼り紙など、事故を防ぐ対策はオープン当初から行っていたといいます。
【利用客】:
「(前は)宙返りはできてたんですけど。
さっきしたときに危なかったんで、やめとこうかなって。
(Q:ストップもらった?)
ストップもらいました。
けがしたらおもろなくなるからな、その日1日」
「僕ら、かばんを持ち込んで跳んでたんですけど、『やめてください。ロッカーに入れてください』と言われたので、きっちりされてると思いました。
正直…自己責任ですね」
運営会社は、「事実を重く受け止め、対策を強化していく」とコメントしています。
【トランポリン事故 施設の責任どこまで?】
施設では従来から、貼り紙やスタッフによる声掛けで注意喚起を行っていました。
経験者以外の“宙返りの練習”は、2022年5月までは許可していましたが、これについて運営会社は、「制限をかけ事故を防げた部分はあったと思う」としています。
現在は、明らかに経験者と分かる場合のみ許可していて、少しでも危ないと思った人にはすぐに「やめてください」と声を掛けるよう徹底しているということです。
こういった中で事故が起こった場合、施設の責任はどこまで問われるのか、菊地幸夫弁護士に聞きます。
【菊地弁護士】:
「完全に事故を防ぐことは無理ですよね。
例えば、指導員がすぐ近くにつくような体制であったり。
一定の危険がある営利事業だと、施設側には『利用客の安全を配慮する』義務がある。
一方、利用客の自己責任の面もあります。
仮に事故が起きて損害が発生すると、全額賠償ではなく、利用客の落ち度の分が引かれると思います」
(関西テレビ「報道ランナー」2022年9月21日放送)
https://news.yahoo.co.jp/articles/962ff0812636f72469199cef29c5d0ad2dd89a2d
2022年9月8日18時35分にYAHOOニュース(テレビ長崎)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月5日、波佐見高校の野球部員が部活動中に練習で使う器具の下敷きとなりケガをしたことを受け、8日、県の教育委員会が会見を開きました。
部員は現在も集中治療室で治療を受けているということです。
ケガをしたのは波佐見高校野球部に所属する1年生の男子生徒です。
県教委によりますと、9月5日午後4時過ぎ、ケガをした男子生徒を含む野球部員7人が部活動中、顧問からの指示で高さ約3メートル、横幅約5メートルの「バッティングゲージ」を移動させていたところ、何らかの原因でゲージが倒れ、男子生徒が下敷きになったということです。
県教育庁体育保健課の担当者:
「(バッティングゲージを)畳んで、地面に倒す作業をしていた。被害生徒のほうに倒れたというイメージ」
当時、野球部は台風11号の接近に備え、練習で使う器具を撤去していて、作業には外部コーチ1人が立ち会っていました。
男子生徒は病院に搬送され、現在も、ICU=集中治療室で治療を受けています。
意識はあるということです。
県教育庁体育保健課の担当者:
「現場に他の野球部員もいて、目の前で事故が起こっている。学校側としても他の部員のメンタル心のケアも考えながら、スクールウンセラーとも相談しながら進めていく」
一方、学校が警察に報告を行ったのは、事故発生から2日後の「7日」でした。
報告が遅れた理由について県教委は、「被害生徒や保護者への対応を最優先した」と説明しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a4962e8139857eab883f5028fecd4cbdf8b2bf11
9月8日19時59分にYAHOOニュース(長崎文化放送)からは、ゲージ折り畳み時に倒れた、指示した顧問は会議で不在だったためコーチが救急車を呼んだなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
野球部が部活動中、顧問の指示で、部員7人で台風に備え、高さ約3.5メートル、横約5.5メートルのコの字型のバッティングゲージを撤去しようとしたところ、折り畳む時に何らかの原因で倒れ、作業に当たっていた1年生の部員(16)が下敷きになりました。
顧問は会議で不在のため、立ち会っていた外部のコーチが救急車を呼んだということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/076cc459104cb01c7251c5fd028bf173aa99117d
9月9日14時33分に朝日新聞からは、3面のうち1面を折り畳んだ際に倒れたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ケージは最大高3・5メートル、最大幅5・5メートルの折りたたみ式。
ネット3面を支柱でコの字形につなぐ構造で、うち1面を内側に折り畳んだ際、生徒側に倒れたとみられる。
9月8日18時56分にYAHOOニュース(長崎放送)からは、ゲージを地面に伏せる作業をしていた、事故翌日は臨時休校だったため翌々日に部員から状況を確認して警察に報告したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
台風の接近に備えて7人でコの字型のバッティングゲージをたたんで、地面に伏せる作業をしていました。
その際、何らかの原因でゲージが倒れ生徒が下敷きになりました。
事故の翌日(6日)は、台風接近に伴い高校が臨時休業だったため、学校側は、7日、現場にいた野球部の生徒に状況を確認し、川棚警察署へ報告しました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fbf621215a601522c6b791e53cd0a8fd083b5e8a
9月8日18時43分にYAHOOニュース(テレビ長崎)からは、専門家は責任者を明確にした器具管理の手順書が必要だと指摘しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
専門家は今回の事故について「器具管理の甘さ」を指摘し、再発防止策として手順書の作成が必要だとします。
学校リスクマネジメント推進機構 宮下代表:
「撤去の際のリスクの想定と対策ができていなかった。撤去する際は何人でやれば安全なのか手順書に定められていて、教員や生徒とかに周知されていたのかと」
今回の事故は、片付けを指示した顧問が不在で、コーチの外部指導者しかいない環境で起きました。
中学校の運動部では教師の超過勤務を減らそうと、部活動の指導を外部に委ねる取り組みも進んでいますが、専門家は「誰が責任者なのか」はっきりさせておくべきと指摘します。
学校リスクマネジメント推進機構 宮下代表 :
「事故が起きたときの責任の所在、起きないようにどうしたらよいのか考えることがポイント。事故が起こった場合どうするのか(対応の)動きも悪くなります。しっかりと(対応を)決めといたほうがいい」
https://news.yahoo.co.jp/articles/a75b50f0e53882cc093afa2f09b47e33b460577b
2023年5月11日10時46分に朝日新聞からは、ケージの撤去を指示した後、現場を離れた顧問が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県警川棚署は10日、野球部顧問の男性教諭(54)を業務上過失傷害の疑いで書類送検し、発表した。
当時、生徒は台風の接近に備えてケージの撤去・収納作業をしていたといい、署は顧問が作業に立ち会わず、生徒に任せきりにしたことで事故につながった疑いがあると判断した。
川棚署によると、生徒は昨年9月5日午後4時15分ごろ、顧問の指示を受け、他の部員6人とともにケージを片付ける作業中に下敷きになった。
ケージは全長約14・3メートル、高さ3メートル、重さ330キロ。
3面あるネットがコの字形につながれた構造で、折り畳み式になっている。
けがをした生徒は、各面を折り畳んでケージを片付けようとした際、倒れてきたケージの下敷きとなったという。
顧問はその場におらず、生徒だけでケージを撤去していた。
署は、大人が監督せずに生徒だけで不慣れなケージの撤去をさせれば、事故につながる可能性があると認識しながら立ち会わず、結果的に事故につながったとみている。
下敷きになった生徒は首の骨が折れるなどの大けがを負い、現在も入院しているという。
https://www.asahi.com/articles/ASR5B7QRFR5BTOLB006.html
5月10日17時35分に毎日新聞からは、顧問は作業の途中から現場を離れたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
送検容疑は、22年9月5日午後4時10分ごろ、同校グラウンドで野球部員らにバッティングケージなどの撤去を指示してその場を離れ、現場で作業の具体的な指揮を執らず、男子生徒に首の骨を折るなどのけがをさせたとしている。
同署などによると、倒れたバッティングケージはコの字形で、全長14・3メートル、高さ3メートル、重さ330キロ。
当時は同町に強風注意報が発令されていたが、男性教諭は会議のために作業の途中で現場を離れた。
男子生徒は今も入院中でリハビリに励んでいるという。
県教委高校教育課は取材に「事実関係が確認できていないのでコメントできない」と答えた。
https://mainichi.jp/articles/20230510/k00/00m/040/214000c
2022年6月2日0時22分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
神戸市灘区の六甲学院高剣道部の練習で高次脳機能障害を負ったとして、元部員の男性(32)が1日までに運営元の上智学院(東京都千代田区)に約1億7200万円の損害賠償を求め、神戸地裁に提訴した。
訴状によると、男性は六甲学院中で剣道部に所属し、高校入学前の2006年4月に高校の剣道部の練習に参加。
顧問の男性教諭と1対1の稽古(けいこ)で、教諭に下顎(したあご)付近を竹刀で突き上げられ、後頭部から床に落ちた。
一般的に、中学生の剣道では「突き」の技は禁止されており、防御方法を知らなかったとしている。
男性はその後、睡眠障害や倦怠(けんたい)感などに悩まされ、通学が困難になり留年。
15年に高次脳機能障害と診断され、現在も就労は困難という。
教諭の行為は危険で安全配慮義務に違反し、学校側は使用者として賠償責任を負うと主張している。
男性は学校での災害共済給付制度を運営する日本スポーツ振興センターに給付金の支払いを求め提訴。
20年に大阪高裁で和解が成立し、1465万円が支払われた。
六甲学院高は「係争中なのでお答えすることはできない」としている。
(共同)
https://mainichi.jp/articles/20220601/k00/00m/040/182000c
2022年5月26日16時24分にNHK熊本から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午後5時ごろ、玉名市天水町で道路に女性が倒れているのを近くを通りかかった人が見つけ、警察と消防に通報しました。
警察によりますと、倒れていたのは熊本市の千原台高校の自転車競技部に所属する1年生の女子生徒で、ドクターヘリで熊本市内の病院に運ばれましたが、コンクリートの壁で頭などを強く打っていて、一時意識不明の重体となりましたが、現在は呼びかけに反応を示すなど、容体は回復傾向にあるということです。
警察によりますと、現場は緩やかな下り坂から右折した橋脚の間を通る道路で、女子生徒が衝突した橋脚のコンクリートの前には幅30センチほどの側溝があるということです。
ロードバイクの前輪部分が損傷していたということで、警察は側溝に前輪をひっかけて女子生徒が投げ出され壁に衝突したとみて、事故の原因を詳しく調べることにしています。
高校によりますと、現場は千原台高校の自転車競技部のメンバーがふだんから練習で使用するルートで、女子生徒はほかの12人の部員とともに事故当時、一番後ろを走っていて、往復65キロのコースを3時間かけて走り、午後7時に学校に戻る予定だったということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/20220526/5000015727.html
5月26日20時36分にYAHOOニュース(熊本朝日放送)からは、創部後23年間同じルートで練習してきたが危ない場所だという認識はなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察などによると25日午後5時ごろ、部活動の練習中だった千原台高校自転車競技部の1年生の女子生徒が自転車でコンクリートの壁に衝突。
顔や頭を打ち病院に搬送され、一時、意識不明の重体となりましたが、現在は回復に向かっているということです。
当時、13人が練習に参加していましたが、女子生徒は最後尾を走っていたため、ほかの部員なども事故の状況を見ておらず、警察が事故を見た人を探すなどして原因を調べています。
千原台高校の自転車競技部は創部23年で、全国大会にも出場した実績があります。
学校によりますと、創部当初からこの道路を練習で使ってきましたが、ここでの事故は初めてで、危ない場所という認識はなかったということです。
今のところ目撃者もいないため、どれほどのスピードが出ていたかわかっていませんが、右折や左折の際などには必ず減速するように指導していたとしています。
学校は「事故の原因究明とともに、練習方法に改善すべき点がないか見直しをし、二度とこのようなことが起きないようしていきたい」としています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e642a212cd84216e9c2c13ec2b21de6ef160ab05
5月26日21時45分にYAHOOニュース(熊本日日新聞)からは、顧問教員が車に乗って指導していたが事故時は周辺にいなかった、路上にブレーキ跡はなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
千原台高の南校長は26日、熊日の取材に対し、「練習には顧問が同行していたが、最後尾に誰かが付く必要があったかもしれない」と述べ、公道練習での事故防止策に改善の余地があることを示唆した。
南校長によると25日は、自転車競技部員13人が、普段から練習で使う新玉名駅を折り返す往復65キロのルートを走行。
顧問の教員も車に乗って指導していたが、生徒は最後尾を走っており、事故の時は周辺にいなかった。
自転車競技部には今夏の全国高校総合体育大会に県代表として出場する部員もおり、スクールカウンセラーが心のケアに当たる。
事故は25日午後5時ごろ発生。
玉名署は、生徒が県道から玉名広域農道に右折する際、前輪がコンクリート壁手前の側溝にはまって投げ出され、壁に衝突したとみている。
路上にブレーキ痕はなかった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a341d8985eb49aeb694b17a65b20a266a70c97b4
5月26日19時41分にYAHOOニュース(熊本放送)からは、現場では年に何回も事故が起きているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
記者:
「現場は緩やかな下り坂が続く左カーブで、あちらを右折する際、壁にぶつかったということです」
近所の人によりますと、現場は事故が起きやすい場所だということです。
周辺の店の人:
「(事故が)年に何回も起こってますね。下りもスピードは出ますし。景色もよくて気持ちいいですし、飛ばしたくなるような場所ですので」
5月25日の練習では、部の顧問 1人が車で部員を先導をしたり、後方を確認したりしていたということですが、千原台高校は「当時の状況を検証し、今後の事故防止に努める」としています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/90603559d0805adb9ba0a9f3fb33184fc33a6f4c
5月26日19時11分にYAHOOニュース(熊本県民テレビ)からは、コースは交通量などを考えて設定していた、13人は高校を数分間隔で出発していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、付近で車などとの衝突の痕跡は確認されていない。
女子生徒は頭や顔を強く打ち、一時、意識不明の重体だったが、現在は呼びかけに反応するようになったという。
千原台高校によると、事故当時は練習中で、コースは交通量などを考えて設定していた。
25日は部員13人が高校を数分間隔で出発し、女子生徒は最後尾を走っていたという。
千原台高校では、コース練習を行う前に部員自身で自転車の整備を行い、顧問が車で同行して安全確認を行っているという。
顧問は先頭から最後尾を管理していて、事故が起きたのは前を走る部員の様子を見るため最後尾を離れたあとだった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c99d1926f64950a66a2d6d2b303e6ba2b98947ec
2022年5月23日8時20分にYAHOOニュース(ENCOUNT)から、『相次ぐ有名レスラーの事故、どう防ぐ? 蝶野正洋、対戦相手と情報共有「あっていい」』というタイトルで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
【不安だった大谷の体調 「あの試合をするレベルの体調ではなかった」】
リング上の事故はどうなくせばいいのか。
プロレス界が今、大きな岐路に立たされている。
ゼロワンの4・10両国国技館大会で、大谷晋二郎(49)がコーナーへのスープレックスでたたきつけられた後、動けなくなり、病院に救急搬送された。
頸髄損傷と診断される重傷で、現在も入院しながら闘病生活を送っている。
マット界で相次ぐ名のあるレスラーの事故。
同大会でアンバサダーを務めた蝶野正洋(58)に対処法を聞いた。
当日、解説席から大谷の試合を見ていた蝶野は「体調は良くないのは分かっていた。メインイベントの、あの試合をするレベルの体調ではなかったと思う。歳とキャリアとけがの状態からいえば、あそこに上げるべきじゃなかったよね」と話し、試合は回避すべきだったとの見方を示した。
ここ20年で、名のあるレスラーのリング上での事故が続いている。
三沢光晴さん(09年)、高山善廣(17年)、ハヤブサ(01年)と、リング上のアクシデントによる頚髄や頸椎の負傷が原因で帰らぬ人となったり、日常生活もままならないほどの重傷を負った。
いずれも、プロレス経験も豊富で人気もあった各団体のエース級が並ぶ。
プロレスファンは事故のたびに悲しみ、また、どこか釈然としない思いを抱いてきた。
そして再び、「なぜ?」が起こった。
「大谷選手とは両国の前に2、3回会っているんですよ」。
昨年9月、左腕を骨折した大谷は長期欠場後、4月3日の栃木大会でリング復帰した。
AED講習のため、蝶野も会場におり、大谷と言葉をかわしていた。
両国大会前の状態を、客観的な目で追っていた検証結果が、冒頭の発言となっている。
何より、左腕の回復具合を気にかけていた。
加えて、エース級ならではの激務がコンディションの調整不足に輪をかけていたと分析する。
「特に橋本(真也)選手とか三沢社長は、経営とリング、それから自分のことと、何個もやらなきゃいけない立場だった。
その中で絶対に削っていくのは、治療をまず削っちゃうんですよね。
治療を削って練習を削るから、コンディションを維持できなくなる。
(ゼロワンも)経営状況は良くないという話は聞いていたから、やっぱり営業であったりだとか、経営であったりとか、そっちのほうをつぶさないためにどうすれば、ということを大谷選手も考えていたと思います」
橋本さんは05年、脳幹出血で倒れ他界した。
リング上での事故ではないものの、社長として団体存続に腐心し、その心労がたたったといわれた。
団体の経営にも携わる選手は、スポンサーとの関係構築やチケットの営業活動など、リング外の仕事も多い。
経営が傾けば、さらに治療やトレーニングの時間は削られる。
練習一本に専念できるレスラーとは異なり、リングに上がれる体作りがおろそかになりかねないと蝶野は主張する。
では、そういった選手の事故を未然に防ぐには、どうしたらいいのだろうか。
【興行優先の流れにメス 選手の自己責任だけにしないルール整備が必要】
蝶野が挙げたのは3つの改善案だ。
1)選手同士の情報の事前共有
2)主催者側の責任の明確化
3)レフェリーの独立
1)について、蝶野は「レスラーの健康状態を全部チェックしたら、けががない選手は誰もいない」と断言する。
自らも首に爆弾を抱えながら長年、闘ってきた。
大なり小なりの負傷を選手が抱える中で、それを前もって共有するシステム作りが必要と訴える。
闘う前に、選手同士が故障個所の情報を共有することも「俺はそれはあっていいと思う」と容認する。
「けがをさせることが目的ではないんだから、もし相手の故障箇所がある程度分かっていれば、そこは攻めずに試合を組み立てていけばいい。事前にある程度の情報をお互いに知っておくことでも全然変わってくると思う」と話した。
2)については、選手の体調管理をしっかりと主催者にさせる目的がある。
事故が起こった場合、選手個人や対戦相手に責任がいきがちだ。
しかし、金銭的な補償も含めて、主催者も一定の割合を負うとなれば、誰でも選手を出場というわけにはいかなくなる。
「興行を優先すると、どうしても名前と名前の勝負になっちゃうから、チケットを売るときにはコンディションはあんまり関係なくなっちゃう。
ただそこは、主催者側が責任を持つ。
そうじゃないと、自分たちが蓄積したけがで今日偶然アクシデントが起こったんでしょうという言い逃れになっちゃう」
と指摘。
自己責任だけにしないルール整備が必要とし、
「選手のケアも含めて、現場でのけがも含めてちゃんと運営に責任を持たせる。
今は一プロモーター的な人たちが単発興行とかやるじゃないですか。
そういうときに事故が起きたときなんかは、(責任は)誰がっていうのがたぶん出てきちゃうと思うんですよね」
と続けた。
3)については、「レフェリーがルール、レフェリーイコールプロレスを競技させる人なんだから、ここは団体所属にしちゃダメだと思う」と自論を展開する。
レスラーが社長を兼ねる場合、体調が悪そうに見えても、自らが申告しない限り、欠場を進言できる人はまずいない。
それを解決させるのがレフェリーの独立だという。
「レフェリーの組織を別に作って、もう明らかにちょっとおかしいなというときには、その興行関係なしに試合を止める。
選手は興行を考えるから、やっぱりいかに試合を成立させるかというのが頭の中で働くし、特にメインイベンタークラスはその思いが強い。
だから自分の体は二の次になったりするんですよね。
そこを止めるのってレフェリーしかいないんですよ。
今はレフェリーもメインイベンターと同じ演奏者になっている。
レフェリーは指揮者でなければいけない。
そこを切り離すには1回、組織から外すしかないんじゃないかなと思いますね」
いずれにせよ、これ以上、悲劇が繰り返されるのはあってはならないこと。
業界全体を挙げての早急な対策が求められる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5b8eb1cee838208cb2b87bfc7f10a3d4dd8d921f
(ブログ者コメント)
プロレスには関心のないブログ者。
これまでは、危険だが肉体を鍛え上げたレスラーゆえ事故は少ないのだろう・・・などと勝手に思っていたのだが、そうではなかったようだ。
2022年5月23日22時23分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午後5時40分頃、長野市立中学校のグラウンドで、陸上部の男子生徒(14)の右側頭部に、別の生徒が投げた砲丸(重さ5キロ、直径11センチ)が当たり、頭蓋骨骨折と脳挫傷の重傷を負った。
意識はあり、命に別条はないという。
長野中央署が23日に発表した。
同署と市教育委員会などによると、2人は放課後、部活動で砲丸投げの練習をしていた。
学校は陸上部の活動を当面休止し、事故当時の状況について顧問や部員らへの聞き取りを進める。
市教委学校教育課は「重く受け止めており、速やかに調査する」としている。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220523-OYT1T50187/
5月23日19時1分に産経新聞からは、当初は軽いけがとみられていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
長野県警は23日、長野市内の中学校のグラウンドで20日、部活動で練習をしていた生徒が投げた砲丸が、別の男子生徒(14)に当たり、頭の骨を折る重傷を負ったと明らかにした。
生徒は脳挫傷の症状もあり治療を受けているが、命に別条はない。
県警によると、生徒に砲丸が当たったのは20日午後5時40分ごろ。
当初は軽いけがとみられていたが、その後の治療で、頭の骨が折れていることが分かった。
https://www.sankei.com/article/20220523-QVKTDSM575KFDAKH4DJHO4V4GM/
2022年6月10日17時3分にNHK信州からは、砲丸の当たった生徒はメジャーのヨレを直していた、練習に顧問は立ち会っていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日、長野市教育委員会は先月、長野市立の中学校で起きた砲丸が生徒に当たった事故について、この中学校が調査した内容を公表しました。
それによりますと、先月20日、長野市立の中学校のグラウンドで部活動で生徒が順番に砲丸投げの練習をしていたところ、投げた距離を計測するメジャーのよれを直していた男子生徒の頭に重さ5キロの砲丸があたり、この男子生徒は頭の骨を折るなどの大けがをしました。
このとき、部活動には顧問や副顧問の教職員は不在で、中学校では顧問などが不在で安全指導が不十分だったことが事故の要因と考えられるとしています。
砲丸投げの練習で顧問などが必ず立ち会うことにはなっていませんが、市教育委員会の調べで、ほかの全ての市立中学校では顧問などが立ち会って練習しているということです。
事故がおきた中学校では、今年度から顧問の判断のもと、生徒だけで砲丸投げの練習を行うことがあったということで、中学校では、今後は顧問などによる立ち会いや直接指導を徹底することにしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20220610/1010022889.html
2022年5月10火11時6分にYAHOOニュース(Number Web)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月7日、世界選手権の代表選考を兼ねた陸上の日本選手権で、思いがけないアクシデントが起こった。
「あってはならないこと」
日本陸上競技連盟の担当者がコメントしているが、その言葉通りの出来事だった。
【トップがゴールした瞬間、カメラがコースに侵入し…】
起きたのは男子10000mレース。
ふた組に分かれて実施されたその2組目、優勝した相澤晃(旭化成)らがゴールしたあと、大会のテレビ中継を担当していたNHKのカメラクルー2名がトラックの内側からコースに進入。
1人はカメラマンで、もう1人のスタッフはアンテナを所持していた。
カメラとアンテナはケーブルで繋がっている状態だったが、ふいにカメラマンがコース内に進み、両者の距離が空いてケーブルがコース上に張られるような状態に。
ちょうどそのとき、さしかかった三田眞司(サンベルクス)の首にケーブルが絡まった。
三田はすぐさまケーブルを振りほどいて、そのままレースを続けた。
カメラクルー2名は慌ててコースを出てトラックの内側に戻ろうとするが、今度は後続の4名、川瀬翔矢(Honda)、相葉直紀(中電工)、川田裕也(SUBARU)、細森大輔(YKK)と接触寸前になった。
選手たちは減速する、よけるなどしたことで接触は免れたが、進路を妨害する形となった。
【被害選手は再検査、アクシデントはなぜ起こった?】
三田は首の痛みを訴え、当日、病院で診察と検査を受けたという。
その段階では異常は見られなかったが、痛みが続いていることから静養し、再度検査を受けることが伝えられている。
いずれにせよ、「あってはならない」ことが起きてしまった。
おそらくは、優勝者を近くで撮りたいという意図からトラック内側からコースへと進み出たのではないか。
だが、まだ多くの選手がレースを続けている最中だ。
10000mであれば、周回遅れの選手がいるのもごく普通のことだし、実際の映像を確認してみても、選手たちはカメラクルーが位置していた付近へと次々に向かってきている。
あえて推測すれば、優勝者にしか視点が向かず、そこに意識が集中しきっていた可能性もなくはない。
ただNHKによると、「陸上撮影の経験はある」カメラマンだという。
別の業界カメラマンに聞くと、「インカムで撮る画について指示されていて、それに従ったのでは」という指摘があった。
今回に該当するかは別として、カメラマンという立場を考えれば、「一歩前でいい画をおさえたい」という心理が働くこともあるはず。
例えば、プロ野球のあるチームの室内練習場での取材時、打球への対策としてネットが張られていたが、その隙間からレンズを入れて撮ろうとするカメラマンがいた。
気づいたコーチから激しい叱責を受けていたが、それもそうした心理の表れだっただろう。
また、撮影を依頼される際、絵柄についての強い要望を受けているケースも現場ではよく耳にする。
でも、そうした心理はほとんどの場合、本番になれば抑制されるものだ。
選手に危険を及ぼす行為はしない、競技を妨げないことが「大前提である」ことを関係者であれば誰もが承知しているからだ。
だからこそ、撮影ポジションも入念に調べているし、その範囲でどう撮れるかも想定されている。
今回のアクシデントについては、大会を前に細かな安全確認作業を陸連側とNHK側で行なっていなかったと説明されているが、いつでも“前提”が共有されているという思いがあってのことだろう。
実際、多くの場合、それで成り立っている。
ただ、経験のあるスタッフの下で今回のアクシデントが起きてしまったことは理解に苦しむ。
【過去にもあった、選手とカメラマンの接触事故】
・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/88d76ebb78e16bfcce2a4c75c4407bb5dc5fa1a7
(ブログ者コメント
他にも数点、メディアから報道があったが、どれにも動画は添付されていなかった。
以下は個人ブログで見つけた動画の切り取りショット。
(2022年5月20日 修正1 ;追記)
2022年5月18日20時11分にYAHOOニュース(デイリー)からは、カメラはワイヤレスだった、接触後も大丈夫と思い込んで撮影を続けていた、対策としてスポーツ中継における安全管理マニュアルなどを作成するなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
NHKメディア総局長会見が18日、東京・渋谷の同局で行われた。
5月7日に東京・国立競技場で開催された日本陸上選手権1万メートルで、NHKの中継カメラのケーブルが選手に接触した事故について、辻村報道局スポーツセンター長から、これまでに判明した概要や原因、再発防止策などについて説明があった。
事故は同日午後8時50分頃、BS1で中継していた男子2組目のレースで発生。
1位の選手がゴールするのを第1コーナー内側から撮影していたワイヤレスカメラ担当のカメラマンが、安全を十分に確認しないまま、トラックを横断しようと進入。
当該カメラマンが安全を十分に確認しなかったうえ、2人1組で撮影していた送信機を背負った補助スタッフにも声を掛けず、横断を始めたという。
これが進路をふさぐ形となり、選手の頸部(けいぶ)に接触し、負傷させた。
辻村スポーツセンター長は、「本来なら、すみやかに撮影をやめて選手のケガの確認や謝罪、大会主催者やNHK現場責任者に報告すべきでしたが、接触後に選手が走り出したため、大丈夫と思い込み、撮影を続けた。接触の事実を伝えたのは放送終了後だった」と明らかに。
20代の当該カメラマンはトラック横断の経験がなかったが、「現場責任者であるチーフプロデューサーやディレクターらが、放送前の打ち合わせなどで横断方法やタイミングなどについて具体的に説明すべきだったが、安全に関する指示が不十分だった」とした。
また、スポーツ中継における職業倫理を明文化し、安全管理、危機管理のマニュアルを作成することや、職員等への研修の実施など、4項目の再発防止策を明らかにした。
林メディア総局長は、「スポーツ中継を担当する放送局としてあってはならないこと。極めて重く受け止めています。けがをされた選手ご本人はじめ関係する皆様に深くおわび申し上げます。スポーツ中継に関わるすべてのスタッフに再発防止の取り組みを徹底してまいります」と改めて謝罪した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7ebac6af97bf98cee1984a87d85ccd138ca87c4b
(ブログ者コメント)
持っていたのがワイヤレスカメラゆえ、ケーブルはつながっていないと瞬間、思った・・・・そんなことはなかったのだろうか?
キーワード;ヒューマンエラー、人的エラー
2022年1月20日20時43分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福岡県立高校の硬式野球部で打撃練習中に打球が頭を直撃し、難聴などの後遺症を負ったのは、顧問教諭が安全配慮義務を怠ったためだとして、元部員の男性(19)が県に約2492万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が20日、福岡地裁小倉支部であった。
植田智彦裁判長は「教諭の過失は重大」と認め、県に約2261万円の支払いを命じた。
判決によると、男性は2年生だった2019年8月、打撃練習の投手を務めた際、打球が右側頭部を直撃。
外傷性くも膜下出血などで、難聴や内耳機能障害になった。
男性の前にはL字形の防球ネットがあったが、高野連が打撃練習時の着用を義務づけている投手用ヘッドギアが高校になく、男性は着けていなかった。
事故当時、投手と打者の距離は実戦の18・44メートルより短い約15メートルだった。
男性側は「ヘッドギアを装着していれば事故は起きなかった」と主張。
県側は「L字ネット後方で投球すれば、打球が投手を直撃することはない。事故が発生したのは(男性が)指導に従わなかったからだ」と争っていた。
これに対し、判決は「打者との距離が短く、L字ネットだけでは打球が当たる可能性が高くなっていた。ヘッドギアの着用を指導する必要性は高く、職務上の注意義務に違反した教諭の過失は重大」と認定した。
福岡県の吉田教育長は、「判決内容を慎重に検討し、適切に対応したい」とコメントした。
https://mainichi.jp/articles/20220120/k00/00m/040/292000c
1月20日19時59分に産経新聞からは、顧問の教諭はヘッドギア着用が義務付けられていることを知らなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福岡県立八幡中央高校(北九州市)で令和元年、野球部の練習中に打球が頭に直撃してけがをし、難聴となった元生徒の男性(19)が、県に損害賠償を求めた訴訟の判決で、福岡地裁小倉支部は20日、頭部を守るヘッドギアを着けさせなかった義務違反があるとし、約2260万円の支払いを命じた。
植田智彦裁判長は、「日本高野連は打撃投手のヘッドギア着用を義務付けているが、顧問はそれを知らず、同校野球部にヘッドギアはなかった」と指摘。
顧問は注意義務に違反しており、県が賠償責任を負うと判断した。
判決によると、男性は元年8月8日、練習中に打撃投手を務めているときに打球が右側頭部に直撃。
外傷性くも膜下出血などのけがをし、右耳の聴力は大きく失われた。
https://www.sankei.com/article/20220120-D5SHQY6I5RLTHLBQTQJWHXGWNI/
(ブログ者コメント)
県側が「L字ネット後方で投球すれば、打球が投手を直撃することはない」と主張している件、どういうことか調べてみたが、解説している報道は見つからなかった。
詳細不明だが、スピードのある球に打者を慣れさせようと、防球ネットの前から投げていた・・・ということだろうか?
以下の写真は楽天の防球ネット販売画面より引用。
もしそうだったとしたら、なぜネットを前方に移動させなかったのだろうか?
2021年11月30日付で毎日新聞福岡版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
筑前町の町立中学校で2019年6月、1年の女子生徒(当時12歳)が水泳の部活動でプールに飛び込んだ際に首の骨を折って胸から下がまひ状態になる事故があり、町は29日、約1億3790万円の賠償金を支払うことで女子生徒側と和解が成立したことを明らかにした。
町によると、女子生徒は練習でスタート台からプールに飛び込んだ直後、うつぶせのまま浮いてきた。
「(頭は)打っていない」「(脚が)動かせない」などと受け答えはしっかりしていたが、ドクターヘリで病院に搬送され、頸髄(けいずい)損傷と診断された。
頭などに外傷はなく、けがの原因は特定できなかった。
町は、
(1)顧問の教諭は全体を監視し、飛び込みの練習を見ていなかった
(2)スタート台の高さは水面から35センチとする日本水泳連盟のガイドラインに反し、高さが50センチあった
などから、賠償する義務があると認めた。
町議会は29日、日本スポーツ振興センターの障害見舞金などを除く約9290万円を支払う議案を可決した。
また、町は町立小中学校のプールのスタート台を改修する費用を一般会計補正予算案に盛り込んだ。
https://mainichi.jp/articles/20211130/ddl/k40/040/245000c
2021年12月1日9時30分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
福岡県筑前町の町立中学校で2019年、水泳部の女子生徒がプールに飛び込んだ時に大けがをして後遺症が残る事故があり、町が生徒側に1億3792万円の賠償金を支払うことで和解した。
町が11月29日に発表した。
町によると、2019年6月、当時中学1年だった生徒が放課後の部活動中、プールに飛び込んだ際に首の骨が折れた。ドクターヘリで病院に搬送されて治療を受けたが、生徒は頸髄(けいずい)を損傷し、現在も胸から下がまひしているという。
プールは水深1・1メートル、飛び込み台の高さは水面から51センチで、日本水泳連盟の指針より16センチ高かった。
顧問の教諭は当時プールにいたが、約30人の部員全体を監視していた。
スポーツ庁の通知では、飛び込みの練習は指導者が直接立ちあうことになっていた。
こうしたことから、町は全面的に過失を認め、賠償金を支払うことを決めた。
町は来春までに、町内すべての小中学校のプールの飛び込み台の高さを基準にあったものに改修する予定という。
https://www.asahi.com/articles/ASPCZ7314PCZTIPE01C.html
2016年10月5日に掲載した元記事がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第2報修正3として掲載します。
第1報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6345/
(2021年11月29日 修正3 ;追記)
2021年11月22日21時8分に産経新聞からは、当時の指導教諭に罰金刑が言い渡された、直前に飛び込んだ生徒が危険性を指摘していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
危険な飛び込み方法を指導したとして業務上過失傷害罪に問われた高校教諭、松崎被告(49)の判決公判が22日、東京地裁で開かれた。
鏡味(かがみ)薫裁判官は、「生徒の安全を守るべき立場の教諭としての過失は相当に重い」として、求刑通り罰金100万円を言い渡した。
判決理由で鏡味裁判官は、デッキブラシを飛び越えて入水させる被告の指導方法について、直前に飛び込んだ生徒が、入水角度が大きくなるためプールの底にぶつかる危険性を指摘したにもかかわらず指導を継続したと認定。
水泳部だった内川さんは指導に従わざるを得ず、プールの底に頭をぶつけ、四肢まひなどの重篤な障害を負ったと述べた。
内川さんは、教員免許を失効する禁錮刑以上の有罪判決を求めていたが、鏡味裁判官は、被告が6カ月の停職処分となるなど「一定の社会的制裁を受けた」とし、身体を拘束する自由刑ではなく、業務上過失傷害罪の罰金刑の上限である罰金100万円が相当とした。
https://www.sankei.com/article/20211122-DQ25PYQ7OZLW7OQBZ7LTTIVY6A/
11月22日19時20分に朝日新聞からは、元生徒は被告に対し責任を取って教師を辞めてほしいと訴えてきたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
元生徒が公判で読み上げた意見陳述の主な内容は以下の通り。
・・・
『被告は、私の大変さを全くわかっておらず、自らの罪に向き合っているとは思えません。被告は教師に戻り元の生活に戻りましたが、私の母は店をつぶして介護の毎日です。
被告は「教員をやめることも考えた。死ぬことも考えた」と述べましたが、なぜ教員以外の仕事を考えないのでしょうか。不幸になってほしいというのではありません。責任をとって(教員を)やめてほしいのです。私の体は一生戻りません。家族の平穏な生活も戻りません。』
https://www.asahi.com/articles/ASPCQ6CYVPCQUTIL025.html
11月22日19時32分にYAHOOニュース(TBS NEWS)からは、直前に思いついた指導方法だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
内川さんは、事故直後、病院に駆け付けた母に松崎被告がかけた言葉が忘れられないといいます。
内川さん:
「(就職は)障害者枠があるから大丈夫とか」
松崎被告は去年12月、業務上過失傷害の罪で略式起訴されましたが、これに対し裁判所は、書面審査のみで行う「略式命令は不相当」と異例の判断を示し、正式な裁判が開かれることになりました。
・・・
東京地裁は、「危険性を十分認識していたにもかかわらず、直前に思いついた指導方法を十分検討することなく行った」、「過失は相当に重い」と指摘しつつも、松崎被告が▼停職6か月の処分など一定の社会的制裁を受けている、▼注意義務違反を認めて反省の言葉を述べていることなどから、求刑と同じ罰金100万円が相当と結論づけました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9468131d24f98bb5e61b28e75cc6f4492243d1da
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。