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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20235122118分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

私立札幌新陽高校(札幌市南区)は12日、同校の女子硬式野球部に所属する生徒が、6日の練習準備中に移動式バッティングケージの下敷きになったと発表した。
生徒は頭を強く打ち、意識不明の重体という。

北海道警が原因を調べている。

12日に札幌市内で会見を開いた同校の赤司校長(47)は、「負傷した生徒と家族に謹んでおわび申し上げたい。一日も早い回復を祈っている」と陳謝した。

同校などによると、事故は6日午前9時半ごろ、同市豊平区にある札幌大学の野球場で起きた。

女子部員5人がバッティングケージ(高さ29メートル、奥行き60メートル、後ろの幅25メートル)を三塁側ベンチ付近からホームベース付近に運搬していたところ、ケージが倒れ、1人が鉄製の支柱やネットの下敷きになった。

事故当時、同校教員で顧問の3人も野球場にいたという。

同校の女子野球部は校内に練習場所がなく、普段は地元企業が所有する同市南区のグラウンドで練習していた。

事故当日は、そのグラウンドを使用できなかったため、同大学の野球場を初めて使ったという。

これまでも類似のケージを運搬しているが、同様の事故はなかったとしている。

同校は12日までに道教育委員会や文部科学省などに報告し、保護者や全校生徒にも事故概要を伝えた。

今後、第三者による調査委員会を設置し、事故の原因究明と再発防止策を検討する。

赤司校長は「部活動に関する危機管理マニュアルや顧問への研修を見直す」と述べたが、安全管理に不備があったかについては「現時点では回答を控える」とした。

札幌新陽高女子硬式野球部は20174月に創部し、22年夏の全国高校女子硬式野球選手権大会などに出場している。

https://mainichi.jp/articles/20230512/k00/00m/040/244000c

 

5121925分にYAHOOニュース(テレビ朝日)からは、当時はやや強い風が吹いていた、使い慣れていないケージの移動は難しいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

グラウンド関係者:
「普段は(男性)4人で運んでいるけど、女子だと力がちょっと…。倒れてしまったのかなと思います」

Q.女子高校生1年生が5人だと?:
「普段使い慣れてないと重いので簡単には運べないかなと。
古いのでさび付いていたりして車輪も動かないので。
だいぶ力を入れないと押しづらいかなと思う」

6日午前9時の札幌市は最大瞬間風速14.7メートルで、やや強い風が吹いていました。

ただ、事故が強風によるものなのかどうかについて、学校側は経緯を捜査中のため「答えられない」などとしています。  

【バッティングケージ扱い注意点】

バッティングケージの扱いについて、他校の野球部での取り組みを取材しました。

最も注意しているのは、バランスを崩さないよう、運び手が車輪の向きをしっかり確認することだそうです。

札幌創成高校野球部・戸出直督:
4人でそれぞれの鉄柱を持って移動するという形でやっている。
車輪の向きもそうだし、老朽化とか押していても途中で止まったり、タイミングがズレるとケージも揺れるので。
慣れていないケージや違った種類はちょっと難しいと思う」  

・・・





https://news.yahoo.co.jp/articles/3ae02d749a7f9fbf480cdcd66053e63de9c5c199 

 

5131345分に毎日新聞からは、同大の野球部員は押す側と引く側が息を合わせないとケージはバランスを崩すと述べた、腕力に差がある女子が男子と同じ用具を使うことに問題ありとする関係者もいるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

12日朝、事故があった札幌大学(同市豊平区)の野球場で、同大野球部の男性部員は「(運搬中に倒れた)バッティングケージは、車輪がある4カ所の支柱に人を配置して、押す側と引く側が息を合わせて一緒に移動しないとバランスを崩します」と解説した。

普段から使い慣れている同大野球部の男性部員でも、重い鉄製の支柱とネットでできているバッティングケージを運ぶ際は注意を払うという。

同大によると、ケージの車輪や支柱に不具合はなく、ネットは12年に一度、張り替えているといい、担当者は「事故があった用具に不備はなく、新陽高にも注意点を説明した」と語る。

一方、札幌新陽高の女子野球部は同大のグラウンドで練習するのは初めてで、このバッティングケージを使ったこともなかった。

女子生徒らは類似の用具を使用した経験があり、事故があった日も顧問らが「複数人で運ぶように」などと注意喚起していたというが、事故は起こった。

今回の事故と類似の事例は、これまでにも全国で確認されている。

20229月には、長崎県波佐見高のグラウンドで、台風の接近に備えてバッティングケージの撤去作業をしていた野球部員の男子生徒(当時16歳)がケージの下敷きとなり、首の骨を折るなどの重傷を負った。

日本スポーツ振興センター(JSC)によると、05年度~21年度に中学・高校の部活動や授業中に起きた事故で給付金を支給した事例のうち、用具などの下敷きになったことが原因で死亡や障害が残るような重大な事故は、少なくとも計5件あったという。

では、重大事故を防ぐために、どのようなことに気を付ければいいだろうか。

日本スポーツ協会は、運動施設や用具を利用する際の注意点として、活動人数の考慮、用具の安全な準備や配置、良好な環境の確保――などを挙げている。

指導者の目や手などが行き届く人数で活動することや、指導者が用具の管理や監督をする責任があることなどに触れている。

一方で、男女が同じ用具を使用することに疑問を投げかける関係者もいる。

日本野球連盟道地区連盟の柳俊之会長は、「これまで野球は男性のスポーツとして発展してきたが、近年は女性の野球人口も増えている」とした上で、大学生や高校生といった身体の発達の度合いや、一般的に男女で腕力などに差があることを踏まえ、「改めて、用具や備品の在り方について考え直さなければいけないと思う」と指摘。
今回、事故に遭った女子生徒には「回復を祈るばかりです」と語った。

https://mainichi.jp/articles/20230513/k00/00m/040/012000c 

 

5121830分にTBS NEWSからは、ケージは強風の時は使用しないようにしている高校もあるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

高校は12日午後、会見を開き、事故の公表が6日後になった理由などを説明しました。

札幌新陽高校・赤司校長:
「負傷した生徒とそのご家族には謹んでおわび申し上げたいと思っております。
けがをした生徒のご家族のご意向に従って、外部への発表を控えたというのが第一。
きょう全校生徒に伝えるという順を追って進めてきた結果、きょうリリースになった」。

札幌市北区にある札幌創成高校。

高橋海斗:
「ケージを運ぶ時はそれぞれ4本のポールに4人がついて、車輪が進行方向を向いているかを確認してから押し始めます。
いきます、せーの。」

こちらの野球部では、バッティングケージを移動する際に事故が起こらないよう、複数の部員同士で声を掛け合って運ぶほか、強風の時には使用しないということです。

札幌創成高校硬式野球部・戸出監督:
「基本的にケージはコの字なので、コの字にして移動させる。
ケージを運ぶ時は(指導者が)常にいる状態にしている」。

https://news.yahoo.co.jp/articles/98cbbe63780700f68935aa990ef00da9316690d0 

 

(2023年5月28日 修正1 ;追記)

20235161216分にYAHOOニュース(北海道文化放送)からは、前日の雨でできたぬかるみにキャスターがひっかかった可能性もあるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

学校によりますと、事故当時、前日に雨が降ったため、グラウンドを整備する作業が行われていたということです。

このため、キャスターがぬかるみに引っかかりバランスを崩して倒れた可能性もあるとみられています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/fc668652cd03d37b95ea442da52112a02c27a0e8  

 

527190分にYAHOOニュース(北海道文化放送)からは、別の高校野球部ではグラウンドがぬかるんでいる場合はケージを使わない練習に切り替えることもあるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

学校での安全対策に詳しい専門家は、今回の事故をどのように見ているのでしょうか。

大阪教育大学 藤田大輔 教授:
「移動型のゴールポストや遊具などを運ぶ際の事故は、少なからず発生していた。
移動する際には人数を多くすることと、大勢で声を出してタイミングを合わせる運び方をするべき」

バッティングケージを使って練習している他の高校では、どのような対策を取っているのでしょうか。

札幌市北区の「札幌創成高校」の硬式野球部を訪ねました。

札幌創成高校 硬式野球部 戸出 監督:
「バッティングケージは重いので、41組で『せーの』とかけ声を出し、ケージの車輪の向きを整えてから運んでいる」

車輪の向きをそろえてから移動させることで、バランスを崩しにくくしているといいます。

また、生徒が41組となり、かけ声を出してタイミングをあわせます。

さらに…。

戸出 監督:
「雨でグラウンドがぬかるんでいる場合などは、バッティングケージを使わない練習に切り替えることも」

移動が難しい場合にはバッティングケージを使わない練習をするなど、内容を変更しています。

子どもたちを指導する大人の認識が重要です。

藤田 教授:
「事故は日本のどこの学校でも起こりうること。
よその学校で起こったことととらえるのではなく、自分の学校は大丈夫かという視点で指導にあたり、道具の利用を考える必要がある」  

生徒や児童が安心してスポーツに打ち込めるよう、細心の注意と対策が必要です。

https://news.yahoo.co.jp/articles/42e2ce9f9e8324c822d5b8c2911daa527f07f7a3

 

(2023年12月16日 修正2 ;追記)

202312151339分にYAHOOニュース(北海道放送)からは、第三者委員会の調査報告書が公表された、報告書には事故時の詳細な様子や顧問らの安全管理不備状況などが記載されているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

事故を受け、札幌新陽高校は原因究明と再発防止に向けて、弁護士やスポーツ新聞の元社長ら、7人の有識者による第三者委員会を設置…。

その調査結果を15日午後、下記のように公表しました。

・コの字型で安定のケージが一直線になったため、倒れた
・一直線になった原因は不明
・意識不明の女子部員は画像の赤丸の支柱を押す
・支柱が頭部を直撃
・動きの悪い車輪はあったが、直接の原因ではないとみられる
・顧問3人の意思疎通、安全管理体制が不足
・当時、顧問が3人いたのに、ケージの移動は生徒任せ
・初めて使用のグラウンド
・生徒と一緒に運ぶ、そばで声かけで防げた可能性あり
・顧問側は、生徒にケージの転倒が生命、身体に害を与える危険なことであることを伝えていない

その上で、第三者委員会は、再発防止に向けて、新陽高校に対し以下の提言を行っています。

・女子野球部による重い衝立型ケージ(目安300キロ超)の使用を当面禁止
・ケージに関する安全教育の徹底
・顧問の役割分担、責任の範囲の明確化  

さらに、第三者委員会は、高校野球関係者に対し「二度と同様の事故を起こさせないという決意をもって、各校の監督・部長を指導していかなければならない」と指摘しました。

下敷きとなった女子生徒は現在も入院中で、治療を続けているということです。



https://news.yahoo.co.jp/articles/a9d2617befd660a430eacea9adc52339ce5838bc  

 

12152052分に毎日新聞からは、被害に遭った部員が支えていた柱の車輪は進むのが遅く、そのため四隅の速度がそろわず、ケージがコの字型から不安定な一直線状に変形したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

第三者委員会(委員長・林菜つみ弁護士)は15日、報告書を同校側に提出した。

顧問教員や生徒への聞き取りなどを元にとりまとめ、顧問の危険性の認識不足や、学校の安全管理不足を事故の要因に挙げた。

報告書によると、5人は四隅の柱をそれぞれ12人で支えながら移動していたが、ケージがコの字から不安定な一直線状に変形。

柱を引くように進んでいた部員に向かって倒れた。

部員が支えた柱に付いていた車輪は進むのが遅く、四隅の速度がそろわず形が崩れた。

ぬかるみにはまった可能性がある。

ケージ移動中の重大事故は長崎県でも昨年発生しているが、顧問から生徒へ具体的な安全への指導はなく、「顧問は危険性は認識していたが、顧問や生徒には、ケージが生命・身体に害を及ぼす危険があるとの認識が不十分だった」と指摘。

また、札幌大球場での練習はこの日が初めてだったが、顧問3人はケージの安全確認をせず、移動中も別の作業のため手伝いや付き添いはしなかった。

顧問たちは「危機感を欠いていた」などと話しているという。

報告書はこのほか、学校側の管理体制の不備などにも触れた。

同校は事故直後からケージの使用を取りやめ、全ての部活動で安全管理マニュアルを更新。

再発防止策として今年度内に教員や生徒に安全講習を実施するとした。

https://mainichi.jp/articles/20231215/k00/00m/040/261000c

 

  

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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