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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20231301950分にYAHOOニュース(テレビ朝日)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

30日午前5時ごろ、札幌市内で発生した火災。
立ち上る炎や煙の様子から建物内も激しく燃えているのが確認できます。

消防車24台が出動し、火は約1時間後にほぼ消し止められましたが、木造2階建ての2世帯住宅1軒と車1台が全焼しました。

住んでいた家族7人は全員が逃げ出したものの、70代男女と40代男性の3人が病院に搬送。
やけどをしています。

70代男性:
「脱いだ服から家全体に燃え広がった」  

当時、札幌市の気温はマイナス12.3℃。

寒い日に家の中に潜む危険とは…。  

30日未明に発生した木造2階建て住宅1軒が全焼した火災。

搬送された70代の男性が警察に、このように話しています。

70代男性:
「ストーブに近付いて背を向けていたら着衣に火が付いた。脱いで家に火が付いた」

出火原因は、毎年100人前後が亡くなる事故「着衣着火」だったようです。

厚着になる冬場は、特に着衣着火に気付きにくいといいます。

電気ストーブでも、熱源の近くに長くいると衣服の繊維が高温になり、発火する場合があります。

NITE(製品評価技術基盤機構)は、熱源に近すぎないことと、衣服に着火した場合は直ちに水に付けること。
近くに水がない場合は、その場に倒れ、転がりながら消火するよう呼び掛けています。

















https://news.yahoo.co.jp/articles/dc3e06eb648cd7b766cbf8dc567cbd02aad224e8

 

※着衣着火については、この事故の4日前、2023126日にNITEから『“だるだる”“もふもふ”衣服は着火の元! ~毎年100人前後が死亡している「着衣着火」の注意点~』というタイトルで注意喚起されている。

独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE(ナイト))は、製品使用時における着衣着火1の事故リスクの低減を目指すため、事故原因や事故防止のためのポイント、発生時の対処法をお知らせいたします。

「着衣着火」は、ガスこんろのように炎が出る機器だけでなく、電気ストーブ等の炎が出ない熱源を持つ機器に衣服が接触したりすることでも発生する可能性があり、やけどや火災、死亡事故が多く発生しています。

特に冬場は、卓上こんろや暖房器具を使う機会が増えることに加え、厚着によって着火に気付きにくくなるため一層の注意が必要です。

・・・

https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2022fy/prs230126.html 

 

 

 

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20231261853分にテレビ朝日から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

25日夕方、山梨県富士吉田市で木造2階建てのアパートが燃える火災が発生。
警察によりますと、逃げ遅れた人やけが人は確認されていないということです。

驚きは、その出火原因です。

火元は2階部分。
ただ、関係者はこう証言をしています。

燃えたアパートの関係者:
「最初、水道管が凍結して(1階の住人が)ドライヤーで温めていたみたいなんですけど、それでも溶けなかったみたいで、ヒートガンというものを使っていたら、あっという間に隣の家にも広がったそうです」

1階の住人が、凍った水道管を溶かすため、ヒートガンという電気工具を使っていたことが判明。

警察は、壁の内側にあった水道管付近の“燃えやすい何か”に引火し、それが2階で燃え広がった可能性があるとみています。

警察は、詳しい火事の原因を調べています。



https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000284992.html

 

1252138分にNHK山梨からは、壁にドライヤーを5分ほど連続して当てていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

25日午後4時ごろ、富士吉田市新町で「アパートから炎が見える」と近所の人から消防に通報がありました。

火事があったのは木造2階建てのアパートで、火は午後7時前にほぼ消し止められました。

警察によりますと、逃げ遅れた人やけが人は確認されていないということです。

これまでの警察の調べで、火元とみられる1階の部屋に住む人が「寒さで水道管が凍結したので、壁の奥にある水道管を温めようと、壁にドライヤーをあてていたところ、突然、壁から火が出た」と説明しているということです。

この住人は、5分間ほどドライヤーを連続して使っていたということで、警察は詳しい火事の原因を調べることにしています。

現場は富士急行線の下吉田駅から南西におよそ300メートル離れた住宅街で、近くには保育園や小学校があります。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20230125/1040019156.html

 

 ※キーワード ;伝導過熱


 

 

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202211111353分に南日本放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

ことし4月、国内最大級の巡視船「あかつき」の機関室で火災が発生していたことが分かりました。

第十管区海上保安本部は、巡視船の火元責任者だった2人を書類送検しました。

十管によりますと、業務上失火の疑いで書類送検されたのは、鹿児島海上保安部の巡視船あかつきに勤務する海上保安官で、業務管理官の男性(60)と機関長の男性(51)です。

ことし4月26日午後11時ごろ、屋久島の西およそ35キロをパトロール中の巡視船あかつきで、機関室内の煙突で火災が発生しました。

火は乗組員が消火し、けが人や油の流出はなく、巡視船の航行に大きな支障はなかったということです。

火災の原因は、機関室の煙突近くにあった木製の軸にまかれた電源ケーブルが、船が動いている間に、長時間煙突に触れた状態になり、高温になって出火したということです。

十管は業務上失火の疑いで、11日、火元責任者だった業務管理官(60)と機関長(51)を鹿児島地検に書類送検しました。

国内最大級の巡視船、あかつきはおよそ6500トン、全長150メートル、建造費234億円で、尖閣諸島の警備強化などを目的に去年2月に就役しました。

鹿児島海上保安部の有馬部長は、「巡視船内で火災が発生したことは遺憾。各責任者を指導し再発防止に努める」とコメントしています。

https://www.mbc.co.jp/news/article/2022111100060761.html

 

11111926分にNHK鹿児島からは、船の揺れで電源ケーブルが移動し煙突内で出火したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

第10管区海上保安本部によりますと、ことし4月に屋久島沖を航行していた際、高温になる場所で保管してはいけない電源ケーブルが船の揺れで排気管の近くに移動して機関室の煙突内で出火したということで、火元責任者だった2人は注意義務を怠ったとする業務上失火の疑いが持たれています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20221111/5050021094.html 

 

1112150分にYAHOOニュース(南日本新聞)からは、排気管に接触し続けて発火したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

10管によると、4月26日午後11時すぎ、煙突近くに置いていた電源ケーブルが航行による振動で、煙を外に出す高温の排気管に接触し続け発火。
煙突の壁がわずかに変形したという。

乗組員が消火し、約50分後に鎮火した。
けが人や油の流出はなかった。

火災の発表をしていなかったことに、10管は「規模が小さく、業務への大きな影響もなかったため」としている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/59ff88693ea02aadf87facbe9e7e6ebfbe9422fa  

 

 ※キーワード ;熱面

 


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2022412131分にYAHOOニュース(J-CASTニュース)から下記趣旨の記事が、白煙が上がっている映像のカット写真付きでネット配信されていた。

車のフロントガラスにお守りの吸盤を付けていたところ、突然、ダッシュボードから煙が出て・・・。

こんな動画がツイッターに投稿され、話題になっている。

動画を見ると、あわや車両火災になりかねない危険な状況だった。

消費者庁も、こうしたケースから起こる「収れん火災」について、サイト上などで注意を呼びかけている。

 

【ケースの縁から白い煙がモクモクと上がり始め・・・】

お守りの吸盤がレンズのようになって、車のダッシュボードの上に置かれたケースの縁の1点に太陽光が集まっている。
サングラスを収納したケースだ。  

すると、ケースの縁から白い煙がモクモクと上がり始める。
そのまま放置したら、車両火災になりかねない状況だ。  

この8秒ほどの動画は、にゃすさん(@nyasufuji)が2022330日にツイッターで投稿した。

にゃすさんは、このツイートで「焦った」と明かす。

この後、お守りの吸盤は、フロントガラスからすぐに外し、「降りる前に気が付いて良かった」「ほんと危なかった」と漏らしていた。  

にゃすさんにJ-CASTニュースが41日に聞いたところによると、このハプニングがあったのも330日で、吸盤はフロントガラス右下付近に付け、そのレンズ作用で光が当たった収納ケースのビニール部分に少し焦げ跡が残った。

車を止めていたときに煙が出ているのに気付いたため、スマートフォンで動画を撮影したという。

吸盤などがレンズの作用をして物を発火させる現象は、「収れん火災」と呼ばれている。  

収れん火災は、鏡やガラス玉など様々な物から起こることが知られており、消費者庁は201126日、「『収れん火災』に注意!」などとサイト上で呼びかけた。  

消費者庁では、国民生活センターと連携して関係機関から情報を収集する「事故情報データバンク」を2010年から運用している。

このデータバンクによると、収れん火災については、209月までの10年間に関連情報が20件寄せられた。

 

【お守りそのものも、保安基準上いけなかった】

このうち、車のガラスにシルバーマークやカーテンを付けるために吸盤を使っていたケースが2件あった。  

20187月には、80 歳代男性が100 円ショップで購入した吸盤タイプのシルバーマークを車内のリアガラスに付けていたところ、後部座席シート部分から煙が出たことがあった。
シートに掛けてあったカバーが少し燃えていたという。

「通常、車内で使われる吸盤は、レンズのように光を集めないようにするため、色付きか白か半透明のものが多いとのことだが、購入したものの吸盤は透明だった」としている。  

前出のにゃすさんがフロントガラスに付けたお守りの吸盤も、透明のものだった。  

実は、お守りの吸盤はそもそも、フロントガラスには付けてはいけなかった。  

国土交通省の車両基準・国際課が41日に取材に答えたところによると、道路運送車両の保安基準第29条や細目告示第195条の規定から、フロントガラスや運転席・助手席のサイドガラスには、バックミラーやETC機器、ドライブレコーダーのほか車検のステッカーなど、運転に必要なもの以外は付けることができない。

「それは、運転するときに、視界の妨げになるからです。お守りなども、認められていません。もし付けたとすれば、保安基準違反になります。車検にも通りません。実際は、そのような認識ができていない方も、それなりにいらっしゃるようですね」(車両基準・国際課)  

なお、前出のにゃすさんは、ツイッター上でも、お守りはフロントガラスに付けてはいけないのではとの指摘を受け、「現在は違反の可能性もあるので外してます」と取材に明かした。

https://news.yahoo.co.jp/articles/717f1e523dc41d4d99f449f476b65e666e220b2f

 

 

 

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2021331134分にYAHOOニュース(西日本新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

「セルフのガソリンスタンドで、携帯電話を使用しながら給油しても引火しないのか」。

 

西日本新聞「あなたの特命取材班」に、そんな疑問が寄せられた。

 

スタンドに行くと「携帯電話使用禁止」との注意事項が目に入る。

 

静電気が原因とみられる火災も毎年のように発生してきた。

 

給油中、スマートフォンなどの電子機器は電源を切り、車内に置いておかないといけないのだろうか。

 

消防庁危険物保安室によると、2015年までの10年間で、セルフスタンドでの給油中の火災は約40件発生。

 

一部が静電気由来とみられ、利用者の服や体にたまった静電気の火花が、給油口から立ち上るガソリンの可燃性蒸気に引火した可能性がある。

 

こうした火災を防ぐため、多くのスタンドには静電気除去シートなどが設置されている。  

 

一方でスタンドでは近年、従業員が業務でタブレット端末などを使う機会が増えている。

 

そのため消防庁は、スマホなど携帯型電子機器について実験で検証。

 

すると、可燃性蒸気の中で電子機器を使ったとしても、電流が弱いため引火しないことが分かった。

 

機器を落下させても火花は発生しなかった。  

 

これを踏まえて消防庁は188月、「通常の状況下であれば、給油所で使用しても安全上支障がない」と都道府県などに通知。

 

これまで、スマホなどから引火したとみられる火災事例は、国内では確認されていないという。  

 

スタンド側の対応はどうだろうか。  

 

出光興産(東京)は、給油中に携帯電話を使用しないように注意書きを掲出。

その理由を「注意散漫となり、事故に結び付くのを防ぐのが目的」と説明する。

 

同じく禁止を呼び掛けているコスモエネルギーホールディングス(同)も、「そもそもガソリンは危険物。噴きこぼれなどがないよう細心の注意が必要だ」と理解を求めている。  

 

歩きスマホならぬ“給油スマホ”も思わぬトラブルのもと。

 

消防庁も、「電子機器使用の安全性が確認されているとはいえ、利用者には給油中の操作は必ず控えてほしい」と強調している。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/30202a204b1db4b82d67a0540e8fa40a4e2dd7a8

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇平成18年の消防庁通知は下記参照。

上記記事とは若干ニュアンスが異なっている。

 

『給油取扱所において携帯型電子機器を使用する場合の留意事項等について』

 

・・・・・

 

 1 給油空地等で使用する携帯型電子機器は、防爆構造のもの又は下記のいずれかの規格に適合するものとすること。

 

・・・・・

 

2 給油空地等における携帯型電子機器の使用は、業務上必要な範囲において、以下の点に留意して行うこと。

(1) 携帯型電子機器の落下防止措置を講ずること(肩掛け紐付きカバー等)。

 

(2) 危険物の取扱作業中の者が同時に携帯型電子機器の操作を行わないこと。

 

(3) 火災や危険物の流出事故が発生した場合は、直ちに当該機器の使用を中止し、安全が確認されるまでの間、当該機器を使用しないこと。

 

・・・・・

 

 

別添

『携帯型電子機器による給油取扱所での引火可能性に関する実験報告
  書』

(平成303月 消防庁危険物保安室)

 

・・・・・

 

本報告書では、一般に流通している携帯型電子機器から4機種を選定し、可燃性蒸気の中で作動させた場合に引火するかどうか、及び地面に落下させた場合に火花が発生するかどうかを実験により確認した。

 

・・・・・

 

5 まとめ

 

可燃性混合気中において携帯型電子機器に規定動作を20回実行させ、ガソリンを想定した可燃性混合気に引火しないことを確認した。

 

また、「4 携帯型電子機器の落下時危険性評価実験」では、床上2.0mの高さから携帯型電子機器を20回落下させ、火花が発生しないことを確認した。

 

以上のことから、本実験で選定した携帯型電子機器の引火性は確認されなかったため、危険物の漏えいや火災が発生しているなどの特殊な状況を除き、給油取扱所の通常の状況下であれば、給油取扱所内で当該機器を使用しても安全上支障ないと考えられる。

 

https://www.fdma.go.jp/laws/tutatsu/items/300820_ki154.pdf

 


〇関連情報調査結果、ガラケーを使った実験でも着火源とは
  ならなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されて
 いた。

 

携帯電話によるガソリン等の爆発混合気へ の着火危険の実証について

(消防科学研究所報 37号 平成12年)

 

概要

 

ガソリンスタンドの可燃性蒸気が爆発範囲内の濃度になっている怖れがある場所で携帯電話を使用した場合、この携帯電話が火源となって可燃性蒸気が着火するか否かについて、確認することを目的として実施した。

 

この結果、携帯電話からの発信実験 924回、着信実験 800回、バッテリ一着脱実験を 4000 回行ったが、いずれも爆発は発生しなかった。

 

・・・・・

 

https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/hp-gijyutuka/shyohou2/37/37-19.pdf

 

 

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20201110192分にYAHOOニュース(北日本放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

9日夜、射水市の富山新港火力発電所2号機で火事がありました。

けが人はなく、2号機は現在運転を停止しています。  

 

北陸電力によりますと、9日夜7時5分ごろ、射水市の北陸電力富山新港火力2号機で、空気予熱器と呼ばれる装置付近で、潤滑油が漏れて火が出ているのを所員が見つけました。  

 

初期消火とともに消防に通報し、火はおよそ20分後に消し止められ、けが人はいませんでした。

 

この火事で、北陸電力は2号機の出力を下げ、午後8時22分に運転を停止しました。

 

2号機は定期点検明けで、9日午前3時に運転を開始し、出火当時は定格出力の50万キロワットで運転中でした。

 

北陸電力が出火原因を調べています。  

 

 

一方、今月6日に自動停止した新港火力LNG1号について、原因は、液化天然ガスを燃やす燃焼器の温度が設定値を超えたためだったことがわかりました。  

 

北陸電力によりますと、LNG1号はことし6月から燃焼器を取り替えて運転していて、ガスの温度上昇が以前のものより高くなったことに加え、定格出力を下回る18万キロワットで運転していたことなど、様々な要因が重なり、温度が設定値を超え保護装置が作動したということです。  

 

ただ、燃焼器の設定値は、設備保護と安全の観点から余裕をもって設定してあり、設備に異常や損傷はなく、北陸電力は安全を確認したうえで燃焼器の温度設定を見直し、9日午後7時1分からLNG1号の運転を再開しています。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/727c4da2a1d9361ff4c66b95e25cb3ab8805ac25

 

 

1111204分にNHK富山からは、潤滑油フィルターの組み立て不良だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

9日、射水市にある富山新港火力発電所2号機でボイラーで燃料を熱するため空気を加熱する「空気予熱器」と呼ばれる装置から潤滑油が漏れて火が出て、きょうまで運転を停止していました。


北陸電力によりますと、この「空気予熱器」は9日まで点検と清掃を行っていて、北陸電力が発火の原因を調査したところ、潤滑油に含まれるごみを取り除くフィルターが適切に組み立てられておらず、隙間から油が漏れ出てしまったということです。


また、漏えいした潤滑油は、予熱器から燃料を燃やすボイラーまでの配管内の熱によって発火したということです。


北陸電力はフィルターの組み立てを入念にチェックしたうえで、潤滑油が漏れ出ても高温の配管に落ちて発火しない構造にするなどの再発防止策を講じ、安全性が確認できたとして、11日正午に火力発電所2号機の運転を再開しました。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/20201111/3060005826.html

 

 

 

 

 

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202010281846分にYAHOOニュース(テレビ朝日)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

27日に秋田市で住宅の一部が焼けるボヤ騒ぎがありました。

 

この火災を巡っては、住宅の出窓に置かれたある意外なものが原因ではないかと指摘されています。

 

大挙して駆け付けた消防士たち。

秋田市の住宅街で27日にボヤ騒ぎが起きました。

 

幸い住民にけがはなく、家も無事。

改めて取材に行くと、中を見せてもらえました。

 

出窓には「焼けた跡」が…。

当時はここに「紙製の花瓶」のようなものが置かれていたといいます。  

 

問題は「出火の原因」。

出窓で「珍しい現象」が起きた可能性があります。

 

丸くて透明な「ガラス玉」は虫眼鏡のように光を集めます。

東京消防庁の実験では、タオルからうっすらと煙が立ち上りました。

 

今回の原因もガラス玉なのか。

 

ただ「疑問」も…。  

通報の17分後に撮られた映像。

出窓に日は当たっていません。

なのに、なぜ…。

 

実はこの時、太陽はほぼ真南でした。

直前までは出窓の横のガラスなどから光が当たっていたとみられます。

これがガラス玉を通って収れんした可能性があります。

 

住民はこの時、外出していたといいます。  

 

東京消防庁によれば、こうした収れん火災は太陽の角度にも影響を受けます。

低い時は横の物体に光が集まりますが、高くなると光は真下に行き、焦点が合わないのです。

 

火災発生時、この地域の高度は37.4度。

夏至に比べ、半分ほどの低さでした。

 

他にも悪い要素が重なった可能性があります。

 











https://news.yahoo.co.jp/articles/a93a0f733d1e95b04a3c530ef882b9b4353afc17

 

 

1028714分に秋田魁新報からは、通りかかった宅配業者が火に気付いたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

27日午前11時20分ごろ、秋田市寺内堂ノ沢の住宅で、出窓の床材などを焼くぼやがあった。

 

秋田臨港署などは、窓際に置いていた水晶玉が引き起こした「収れん火災」の可能性があるとみている。

 

火が出ているのに気付いた宅配業者や近隣住民が協力して消し止めた。

けが人はなかった。

火元の女性(78)によると、ぼやがあったのは1階仏間の東側の出窓。

乾燥した植物を飾った紙製の容器、野球ボール大の水晶玉を並べて置いていた。

出火当時、日が差しており、紙製容器の燃え方が激しかったことから、同署などは水晶玉を通った太陽光が紙製容器に集まって出火した可能性があるとみて詳しく調べている。

近くを通り掛かった宅配業者の30代男性が、火が出ているのに気付き119番した。

 

火元の女性は外出していたため、近隣住民らが消火。

玄関に置いていたじょうろで、割れた窓の隙間から水をかけたという。

火元の女性は、「水晶玉が原因かもしれないと聞いて驚いた。大ごとになる前に消してもらって、とても感謝している」と話した。

市民防災研究所(東京)の清水眞知子研究員は、「水晶玉のほか、水の入ったペットボトルや眼鏡など、光を屈折させる物を可燃物や窓の近くに置くと、収れん火災を引き起こす恐れがある」と指摘。

 

冬至まで太陽高度が下がっていくことから、「これからのシーズンは、特に家の中に太陽光が入りやすく、注意が必要」としている。

 

https://www.sakigake.jp/news/article/20201028AK0004/ 

 

 

 

 

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20208211839分にYAHOOニュース(テレビ朝日)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

中国のガソリンスタンドで給油中の車が突然、炎上する事故が起きています。

 

中国の消防当局は「スマホ決済」が原因の可能性があると指摘しています。  

 

中国のガソリンスタンドです。

突然、車が炎上。

運転席にいた人は身を投げ出して脱出しました。

炎は、車内に瞬く間に広がります。

ガソリンスタンドの従業員がすぐ消火にあたり、最悪の事態は逃れました。

 

一方、別のガソリンスタンドでも、給油中の車が突然、爆発しました。

 

中国では、このようにガソリンスタンドで車が炎上する事故が起きています。

いずれも原因は分かっていません。

 

あるガソリンスタンドには、「携帯電話禁止」のステッカーが貼られていました。

どういうことなのでしょうか。  

 

私たちは、北京市内のガソリンスタンドを訪ねました。

 

中国では、スマートフォンで支払いをするスマホ決済が生活に欠かせないものとなっています。

 

別のガソリンスタンドでも、給油エリアでスマホ決済ができるか聞きましたが…。  

Q :ここ(給油エリア)で払えますか?

店員:中で行って下さい.  

 

ここでも給油エリアでのスマホ決済はできず、事務所での支払いとなりました。

 

なぜ給油エリアでできないのか…。

中国の消防当局は、こんな指摘をしました。  

 

中国の消防当局:

「専門家の実験では、スマホ決済の時に出る電磁波は通話の時より、はるかに強いことが分かりました。爆発しやすい範囲の中でスマホ決済を利用することは、火災を引き起こす危険性があります」  

 

給油エリアでQRコードを読み取る際に大量の通信が発生し、火花が出る可能性があるというのです。

 

北京市当局は、ガソリンスタンドの給油エリアでスマートフォンのQRコードを読み取って支払うことを禁じました。  

 

決して他人事ではありません。

日本でも注意を呼び掛けています。  

 

日本の石油元売り会社:

「スマホが発する静電気や電磁波による引火の可能性はゼロとは言い切れず、給油中のスマホ利用はご遠慮頂くよう注意喚起をしております」  

 

また、給油中にスマートフォンを利用することで注意力が散漫になり、吹きこぼしによる引火の可能性もあるとして、ステッカーを貼るなどして注意を呼び掛けているということです。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/582b7b1343ecc0b4c55bb50be112b76b95fe5539

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇今からン10年前、携帯電話の電源をオンオフする際の火花が着火源になるのではないかと検討し、着火源になるには微弱すぎるだろうと評価したことがある。

 

今回、改めて、強力な電磁波は可燃性ガスの着火源になり得る程度の火花を出すものか調べてみたが、着火源の一つとして電磁波を挙げている記事はあったものの、確たる記事は見つけることができなかった。

 

この点、中国の専門家の実験内容を知りたいところだ。

 

〇以下は、映像の6コマ。

いずれも、給油ホースなどは車につながっておらず、1件は運転席に人がいるだけで、下を向いた状態で体を動かしているように見える。

もう1件は、運転席の外側に人がいて、両手を車の中に入れているように見える。

 

こういった状況での火災爆発事故。

ブログ者であれば、スマホよりも、まず人体帯電の可能性について疑うところだが・・・。

 











 

 

 

 

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20208564分にYAHOOニュース(西日本新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

3日午前に福岡市東区のマンションでぼやがあり、水を入れたペットボトルが太陽光を集めるレンズのような役目をして出火したとみられることが、福岡県警捜査関係者への取材で分かった。

 

過去にも各地で起きている「収れん火災」とみられ、専門家は「水入りペットボトルには十分に注意してほしい」と呼び掛けている。

 

福岡東署によると、ぼやは3日午前9時すぎに東区名島5丁目で発生。

 

マンション14階の自営業の男性(72)方のベランダに置かれていたプラスチック製の箱などが燃えた。

室内にいた男性と妻にけがはなかった。

 

捜査関係者によると、現場には箱が飛ばされないよう周囲に約10本の水入りペットボトルが置かれていた。

 

火の気はないことから、太陽光がペットボトルの水を通過する際に屈折して箱に集まり、高熱によって発火したとみられるという。

 

20163月には福岡市城南区の共同住宅で水晶玉が同じように作用してクッションが燃えたほか、187月には北九州市小倉北区のごみ置き場で、重しのペットボトルによってごみ袋を覆うネットが焼けた。

 

両市の消防局は、いずれも収れん火災だったとみている。

 

火災に詳しい公益財団法人市民防災研究所(東京)の坂口理事は、「状況によっては数十秒で発火することもある。太陽光が当たる場所には水入りペットボトルを置かないことが一番の対策だ」と話している。

 

https://www.nishinippon.co.jp/item/n/632658/

 

 

 

 

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2020118日付で毎日新聞東京版夕刊から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。

 

工事現場で電気を使って溶接作業をしている時に想定外の場所から出火する火災への関心が、建設関係者の間で高まっている。

 

予期しない経路に流れる「迷走電流」による過熱のためだが、検証が難しく、出火原因と特定されることはまれだ。

 

専門家は「火災に発展する危険性が十分に知られていない」と警鐘を鳴らしている。

 

迷走電流は、溶接作業中に発生する電流を安全に流す回路を確保しなかった場合に、想定しない経路を進んでしまうことを指す。

近くに可燃物があると引火する恐れがある。

 

専門家には知られている現象だが、警視庁捜査1課が2019年11月、3人が死亡した火災を巡って、溶接作業をしていた60代の男性作業員を業務上過失致死容疑などで書類送検したことで、改めて危険性がクローズアップされた。

 

この火災が起きたのは同年2月12日の昼過ぎ。

東京都大田区のマルハニチロ子会社の5階建て物流倉庫の5階部分約660平方メートルが焼け、同じフロアで荷さばきや工事をしていた40~50代の男性3人が死亡した。

 

屋上では、冷却装置を更新するための溶接作業が行われていた。

直後は出火した経緯がはっきりしなかったが、捜査1課は溶接作業との関連に注目した。

 

作業員が行っていたのは「TIG(ティグ)溶接」と呼ばれる方法。

金属棒に電流を流し、不活性ガスを吹き付けながら高熱で材料同士を溶かしてつなげる。

 

本来は、アースや「渡り」と呼ばれる別の金属棒を使って電流を通す回路を設けておく必要があった。

 

【回路確保せず発生】

 

しかし、作業員は任意の事情聴取に対して、「金属棒(約50センチ)を設置し忘れた可能性がある」と説明した。

 

捜査1課が再現実験を重ねたところ、金属棒がなかった場合には適切な電気回路が確保されず、電流が予期しない経路に流れることが判明。

 

このことが原因で、溶接場所から約20メートル離れた5階東側にある壁面のウレタンから出火したと判断した。

 

迷走電流を巡って業務上過失致死容疑で立件されるのは、全国で初めてだという。

 

迷走電流による火災は、これまでにも起きている。

 

14年12月には、川崎市の事業所の建築現場で、溶接機から3・5メートル離れたビニール製のチューブが焼けた。

けが人はなかった。

 

川崎市消防局の再現実験では、アースが適切に設置されていないと迷走電流によってチューブが過熱し、約80秒後に火災が発生し、温度は最大で495度に達した。

 

労働安全衛生法は、このような溶接を行う作業者に特別な教育の受講を義務づけ、一定の技能水準を求める。

 

しかし、中央労働災害防止協会(東京都港区)の加藤雅章・安全管理士によると、場所を移動しながらの作業が必要など、悪条件が重なる工事現場では、アースの取り付けが難しい場合もあるという。

 

加藤さんは、「電気を使う作業では、迷走電流が起きる危険性を考えておく必要がある。火災の一歩手前でおさまっているケースもあるのではないか」と、作業手順を確認する重要性を指摘している。

 

https://mainichi.jp/articles/20200118/dde/041/040/026000c 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

マルハニチロ子会社倉庫の事例については、本ブログでも紹介スミ。

 

2019212日 東京都大田区の倉庫屋上で配管のTIG溶接中、ワタリを置き忘れたため迷走電流で5階の壁の断熱材から出火、初期消火に向かった人など3人が死亡 』

(第1報)

https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9363/

(第2報)

https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/10232/

 

一方、2014年の事例はネット検索しても見つからなかった。

 

 

 

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20195101026分に徳島新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

9日午前11時5分ごろ、徳島県小松島市和田島町の路上に駐車していた同市の塗装業男性(70)の軽トラックから出火し、荷台の一部を焼いた。

けが人はいなかった。

 

男性は近くの民家のリフォーム作業中で、荷台に積んだ洗浄機を使い、ウッドデッキの汚れを落としていた。

 

洗浄機の排気口付近が高温となり、そばにあったロープが燃えたとみられる。

 

出典

洗浄機で軽トラックが焼ける 徳島県小松島市

https://this.kiji.is/499395801792480353?c=39546741839462401

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

排気ガスがロープに当たり続けたために出火したのだろうか?


それとも、排気筒にロープが接触していたために出火したのだろうか?

 

ブログ者としては、後者のような気がする。

 

 

 

 

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20161228日に掲載した第3報がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第4報修正3として掲載します。

第3報は下記参照。

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6615/

 

 

(2019年3月24日 修正3 ;追記)

 

20193181145分にNHK首都圏から、学生以外に大学教員やイベント会社社長らも書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

警視庁は、展示物を制作した大学生やイベント運営会社の社長らあわせて6人が安全管理を怠ったとして、18日、業務上過失致死傷などの疑いで書類送検した。

書類送検されたのは、展示物を制作した日本工業大学の21歳の学生2人と、学生を指導する立場の39歳の担当教員、イベント運営会社「T社」の70歳の社長や運営責任者ら3人の、あわせて6人。

 

警視庁が安全管理に問題がなかったか捜査した結果、展示物をライトアップするため熱を発しないLED電球を使う予定だったところ、学生2人は屋外で使う白熱電球を投光器として内部から点灯させてしまい、この熱が原因で展示物の中に入れていたおがくずから火が出た疑いがあることがわかった。


担当教員は具体的な指導や監督を行っていなかったほか、イベント運営会社は熱を発するものの使用について注意喚起すべきだったとしている。

5歳の男の子が亡くなった今回の火災。


警視庁は、同じかたちの展示物を作って再現実験を行ったり、同様のイベントを開いている10数社から安全管理の体制を聞き取ったりして捜査してきた。


ジャングルジムは、杉の木を使った45cm四方のキューブをいくつも積み重ねたもので、中には700ℓ分の杉やひのきをかんなで削ったくずやおがくずが敷かれていた。


出火当時、展示物の中にはライトアップするため、夜間作業用の500ワットの白熱電球が置かれていて、再現実験の結果、白熱電球は280℃まで温度があがり、木材の発火点であるおよそ250℃を超え、数秒から2分以内で発火したという。


一方、当初予定されていたLED電球を使った場合、最高温度は40℃ほどだった。


白熱電球はセメントで植木鉢に固定されていて、イベントのあとの解体作業で使うために、近くに置かれていた。


警視庁によると、学生は「暗くなったので、その場のアイデアで白熱電球を置いてしまった」と話し、教員は「指導監督はしていなかった」と説明しているという。


展示物は消防法の適用対象にはあたらず、イベント運営会社は展示物の高さや設置エリアは制限していたが、熱を発するものの持ち込み制限はしていなかった。


警視庁は、巡回などを通じて注意喚起すべきだったとした。


イベント会社の社長らは、「保守管理は学校ですべきだ」と説明しているという。

今回の火災では、木製のジャングルジムは屋外に設置されているため消火器の設置義務はなく、近くに消火器は設置されていなかった。


これについて、東京消防庁のOBで市民防災研究所の坂口さんは、「法令の規制があるなしではなく、不特定多数の人が訪れるイベントを開催する以上は、事故を起こさないという視点で安全対策を講じることは主催者の責任だ」と指摘した。


また、今回のように来場者が展示物の中に入ったり触れたりして楽しむイベントでの注意点としては、「イベントにどんな危険があるのか洗い出すなど、主催者がみずから考え、実行に移すことが重要だ」と述べ、危険性を洗い出すチェックシートなどを作成し、法令だけにとらわれない、幅広い対策を徹底していくことが安全を守る上で必要だと提言していた。

 

出典

男児死亡展示物火災6人書類送検

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20190318/0027031.html

 

 

 

(2020年5月2日 修正4 ;追記)

 

20205114分にYAHOOニュース(TBS NEWS)から、遺族が大学などに対し賠償請求提訴した、書類送検された6人のうち大学生2人以外は不起訴になっていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

男の子の遺族が出展した大学側と主催した会社を相手取り、損害賠償を求めて提訴しました。

男の子の遺族の代理人弁護士によりますと、訴えでは「投光器を置き続けることで発火の危険性があると予見できた」と主張。

 

学生を指導する立場にあった大学側には注意義務を怠った責任があり、イベントの主催会社は入場者の安全確保の義務を怠ったとして、あわせて1億2000万円の損害賠償を求めています。

この火事をめぐっては、大学生2人が重過失致死傷の罪で在宅起訴された一方、イベント会社の社長らと大学教員が不起訴となりました。

提訴にあたり、男の子の両親は、「この事故が関係者を含め世間からも未解決のまま忘れ去られ、今後の安全対策にも活かされず、風化されてしまうのではと焦りを感じています」とのコメントを寄せました。

 

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20200501-00000006-jnn-soci

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

関連情報調査中、法的責任の所在に関する4年前の解説記事も見つけた。

参考までに紹介する。

 

『外苑火災事故、法的責任を問われるのは誰か 免責事項だけでは、主催者は逃げ切れない』

2016119 1134分 東洋経済オンライン;重野真 フリーライター)

 

・・・・・

 

今回の事故について、法的責任は一体どこにあるのだろうか。

 

元検察官の坂根義範弁護士は、「今回の事件では、業務上過失致死傷という刑事責任と、損害賠償を負う民事責任があり、これを分けて考えるべき」と述べ、出火原因がまだ確定していないが、現段階で指摘されている「白熱電球の発熱による木屑の発火」が原因であるという仮定の上で答えてくれた。

 

「まず民事責任について考えると、今回のイベントが遊園地のように料金を支払って入場していることに着目する。これにより主催者には、入場者が安全に楽しめるようにする義務が生じる。これが果たせなかった今回は、民法415条の債務不履行責任を負うことになる。さらに、火事を起こしたことによる民法709条の不法行為責任も生じるだろう」(同)

 

「T社」の展示物に関する安全基準内部資料によると、「展示装飾品は、法令により防炎防火対象物に指定されています」とし、製作者に「装飾資材は、消防法により指定された防炎・防火材を使用する等、日本国における内装制限の諸規則に準じて選定してください」と遵守を促す項目があったようだ。

 

しかし、T社の主催者は、遵守状況をチェックをしていないことを明かしており、結果的に火災が発生していることから、不法行為責任を負う可能性がある。

 

展示物を作成した学生が予定外の白熱電球を勝手に使っていたという事情があるにしても、責任を逃れられるわけではないだろう。

 

【屋外だったため、消防法の適用外】

 

また、今回の事故は屋外で起きていることも重要な事実だ。

 

屋内に関しては、大人数が出入りする場所において、消防法に基づく防火管理者の選任や消防計画の作成などが義務付けられている。

 

しかし、屋外に関しては、消防法の規制外である。

 

消防庁予防課は、「屋外イベントに関しては、都条例により、一定の規模で火気を使用する場合には届出が必要となる」と話す。

 

だが、今回使われたような照明器具では、基本的に「火気」には当たらないという。

 

また、「T社側からは、イベント自体の届出はあったものの、焼失した木製ジャングルジムは届出の対象外であり、消防署によるチェックはなかった」(同)とのことなので、行政機関の監督外だったということになる。

 

では、学生側の責任はどうなるのか。

 

坂根弁護士によると、原則的には「ジャングルジムの設計や製作を指導的に進めた者」と「白熱電球をジャングルジムに設置した者」、「白熱電球の点灯を決定した者」、「白熱電球の点灯のスイッチを押した者」のそれぞれの行為が不法行為者になりうるという。

 

さらに、これら全体をチームとして指揮・監督した者に関しては、ジャングルジム製作への関わり具合によっては、民法715条の使用者責任が問題になるとした。

 

また、法的責任を問うには注意義務違反が必要となる。

 

学生側に危険な結果の予見可能性があり、かつ危険な結果を回避できる可能性があったことが求められるが、これについて坂根弁護士は、「学生が、白熱球使用による熱でジャングルジムの木屑が発火し、さらに燃え広がることをどれだけ具体的に予測できたかが争点になるだろう。一般通常人の経験則上、燃え上がると想定できたとは、一概には言い切れないのではないか」と指摘する。

 

そして、学校側の責任については、「今回のデザインウィークの出展に、どれだけ大学の管理が及んでいたか、その指導や後押しなどの度合いによっては、学校が責任を負うこともありうる」(同)という。

 

報道によると、白熱電球の投光機は当初、使用する予定がなかったものだが、大学が貸し出してジャングルジムの中に設置していた。

 

「素の家」を製作したのは同大学の学生有志で、大学は補助金を出すなど支援し、複数の教員が指導に当たったということだった。

 

このことにより、一定の責任があると判断され、管理監督責任としての損害賠償責任(民法7151項)を問える。

 

製作者である日本工業大学側は7日、記者会見で謝罪している。

その中で、成田健一学長は、「大学の責任の下、出展した。対応が十分だったとはいえない。事故に関する全ての責任は大学にある」と踏み込んでいるが、そこまで言い切れるかは疑問だろう。

 

【主催者の法的責任も見過ごせない】

 

「T社」の主催者は会見で、「消防法に照らして問題がないよう準備してきた。照明など電気を使う場合は電圧に制限も設けており、火災が想定されないかは開催前から十分確認していた」と説明している。

 

今回事故が起きた「素の家」については、学生側が事前に提出した書類で構造は確認していたものの、照明と素材の位置関係など詳しい記載が書類になかったとしている一方で、「作品にとがった部分がないかや、作品の高さなどは確認しているが、全部で600点ある作品の一つ一つを詳しくチェックするのは困難だった」とも釈明している。

 

しかし、T社と出展した学生との間に「事故等の一切の責任は、主催者が一切負わない」との免責事項があったとしても、主催者の責任を問われる可能性は高いと、坂根弁護士は指摘する。

 

「たとえ免責の一文があったとしても、裁判所は、無条件に免責を認めるわけではなく、主催者として果たすべき責任について個別具体的に判断するだろう」(同)。

 

今回の悲惨な事故は、学生たちの不注意で起きたことは確かで、法的責任の程度も大きいはずだ。

 

とはいえ、社会経験が浅い学生たちに「子供の死亡」という重い責任を全面的に負わせるのは酷な部分も多い。

 

学生たちをしっかりと監督、指導できなかった主催者の責任も見過ごすことはできないだろう。

 

https://toyokeizai.net/articles/-/144178

 

 

 

 

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2019341938分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

3日午後2時半ごろ、山形県寒河江市寒河江の河川敷近くで枯れ草約1300m2が焼ける火事があり、警察は近くにいた男性(83)がゴルフクラブで素振りをした際にアスファルトとこすれ、火花が散って引火した可能性があるとみて調べている。

けが人はいなかった。

 

警察によると、男性は河川敷近くの屋内運動場の裏手にあるアスファルトの遊歩道上で金属製ドライバーの素振りをしていた。

 

男性は「気づいたら火が出ていた」と話しているといい、運動場の職員に助けを求めた。

 

出典

『ゴルフ素振りで火花か、河川敷火災』

https://mainichi.jp/articles/20190304/k00/00m/040/142000c 

 

 

34913分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

警察によると、男性が午後2時半ごろから、アスファルトの遊歩道で金属製のドライバーを使って素振りしていたところ、目の前の枯れ草から火が出て燃え広がったという。

 

火災は同日午後3時20分ごろに鎮火した。

 

出典

ゴルフの素振りで火災か 枯れ草に火花飛んだ可能性

https://www.sankei.com/affairs/news/190304/afr1903040003-n1.html 

 

 

34187分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

ドライバーでたたくなどして自力で消火しようとしたが、消し止めることができず、助けを求めたという。

 

出典

ゴルフの素振りで火花か 河川敷の枯れ草焼ける

https://www.asahi.com/articles/ASM345HXBM34UZHB00T.html 

 

 

341429分に日テレNEWS24からは、散歩しながら軽く素振りしていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

警察や消防の調べによると、近くを散歩中の男性がゴルフクラブの素振りをした際に、アスファルトの地面とこすれて火花が飛び散り、枯れ草に引火した可能性があるという。

 

(散歩していた男性)

「軽く素振りしながら(散歩していた)。コンクリート(アスファルト)の道路をこすった。その時、火花が出て・・・」

 

燃え広がったため、男性は近くの屋内多目的運動場「チェリーナさがえ」に助けを求め、運動場の職員が119番通報した。

 

出典

『ゴルフ素振りで火花…枯れ草に引火か』

http://www.news24.jp/articles/2019/03/04/07419358.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇以下は日テレNEWS24の映像の2コマ。

  左側)本人が大きなヘッドを右手に持っている。

 

〇金属同士の事例なら多数あるが、金属をアスファルトに打ち付けた際の火花が着火源になった事例は珍しい・・・というか、ブログ者にとっては初耳だ。

 

 

 

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201871560分に西日本新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

14日午後3時ごろ、北九州市小倉北区今町2丁目のごみ置き場で、ごみ袋を覆うネットなどが燃えるぼやがあった。

 

ネットの重しとして使っていたペットボトルがレンズのように作用して発火した可能性があるとして、市消防局が注意を呼び掛けている。

 

消防局によると、ペットボトルや金魚鉢が太陽光を集めて起きる火災は「収れん火災」と呼ばれ、強い日差しや光の角度、可燃物の場所などの条件が重なると、冬でも起きるという。

 

今回のごみ置き場は、カラスに荒らされないようにかぶせたナイロン製ネットの上に、水入りのペットボトル4本を載せていた。

 

消防局は、「重しには、石やブロックなど、火災の原因にならないものを使うことが望ましい」としている。

 

出典

ペットボトルで?ぼや 小倉北区のごみ置き場

https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/432934/

 

 

 

 

 

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201838234分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

今年1月、京都市東山区の民泊施設で起きた1件の小さな火災が波紋を広げている。

「惨事になりかねなかった」と振り返る住民らに対し、「事業者が地域といい関係を築いていたからボヤで済んだ」と市当局。

得られた教訓とは・・・。

 

1月20日午後10時20分ごろ。
その日の家事を終え、居間でテレビを見ていた女性(48)は異変を感じた。

何か焦げ臭い。

あわてて台所に行って火元を確認したが、異常はなかった。

 

とっさに「隣の簡易宿所か」と思った。

昨年できた木造平屋建ての民泊施設だ。

庭や玄関前で外国人がたばこを吸っているのをたびたび目撃していた。

窓を開けると、施設の離れにあるトイレ付近からオレンジ色の炎が見えた。

「火事だ!」。

隣にいた夫が家の外に飛び出した。

 

中にいる宿泊客に知らせようとしたが、玄関にインターホンがない。

ドアを必死でたたくと、中からまだあどけなさの残るアジア系の若い男性3人が出てきた。

 

「ファイア! ファイア!」。

片言の英語で叫ぶと、察した彼らは離れに回り、1人が布のようなもので火元をはたいた。

午後10時21分、女性が119番通報。

約5分後に消防車2台が現場に駆けつけると、火はすでに消えていた。

 

施設のオーナーは別の区に住み、東山区の管理会社に運営を委託していた。

妻からの連絡で管理会社の代表が現場に来たのは火災発生から約40分後。

オーナーが姿を見せたのは、さらに約30分後だった。

 

市消防局や地元住民によると、泊まっていたのは、いずれも韓国から来た10代の男子高校生。

大学進学を控えた卒業旅行で、日本に来るのは初めてだった。

 

出火原因はたばこではなく、トイレの白熱灯(裸電球)に彼らがかぶせたタオルが熱せられたため燃えたとみられる。


白熱灯は、暗くなると自動的につくタイプ。

就寝前、部屋に明かりが差してまぶしいため消そうとしたが、スイッチが見当たらず、仕方なくタオルをかぶせたという。

学生たちは、「(裸電球は)生まれて初めて見た」「危ないとは知らなかった」と、青ざめた様子で話したという。

 

 

幸い、けが人はなかったが、このボヤ騒ぎは民泊条例案を審議していた市議会に「飛び火」した。

 

2月16日の予算特別委員会。

山根委員(共産)が「今回の火事で得た最大の教訓は何か」と聞くと、市消防局の山村予防部長は「白熱灯とタオルの組み合わせでも出火することを踏まえ、各消防署にそうした点も見るように言った」と答えた。

 

それ以前の質疑で、市側が、近隣住民の通報で火災を防げた点から「地域との調和の具体例」と答弁したことも踏まえ、山根委員は、「住民の命が危険にさらされたのに、調和の具体例とはひどい」。

市に認識を改めるよう迫ったが、中谷・医療衛生推進室長は、「(事業者が)事業計画や連絡先の周知をしっかりやっていたことで住民に通報いただき、ボヤで済んだ。我々の取り組みが役に立った」と譲らず。

議論は最後までかみ合わなかった。

 

この施設は昨年6月、市から旅館業法の許可を得て営業を始めた。

住民らによると、開業時、管理会社の代表が営業開始を近隣に報告し、その際、緊急時の連絡先もあわせて伝えていた。

オーナーは町内会に入っていない。

 

同じ学区には、同法の許可を得て正規に営業する民泊が、他に43施設ある。

ボヤがあったのは土曜の夜。

週明け、東山消防署員が注意喚起のチラシを配って歩いたが、すぐに管理者やオーナーに会えたのは3施設だけ。

実際は、管理者不在で営業している施設が多いとみられる。

署員たちは、その後も訪問を続けた。

 

地元住民の不安は消えない。

第一発見者の女性は、「たまたま、寝る少し前だったから気づいた。深夜に起きていたらと思うとぞっとする」。


住民有志が再発防止策や施設運営の改善を申し入れ、施設は、現在、営業を休止している。

 

一方、市は6月の住宅宿泊事業法の施行に合わせ、「消防検査済表示制度」を新たに導入する。

自動火災報知設備など、消防法令を満たした民泊施設にステッカーを交付。

目立つ場所に掲げさせ、宿泊者に示す。

事業者に防火意識を促す狙いもある。

民泊施設向けの講習会も開き、防火対策をさらに強化するという。

 

出典

民泊ボヤの波紋 あわや惨事か、鎮火の成功例か

https://digital.asahi.com/articles/ASL2R4K13L2RPLZB014.html?rm=295

 

 

 

 

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201813630分に琉球新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

2日午後3時半ごろ、沖縄県糸満市大里のリサイクル業者「F産業」の建物内で火災が発生した。

火災によるけが人はいない。

 

リサイクル工場2棟と事務所が全焼した。

発生から約8時間が経過した午後11時半の時点でも燃え続けている。

 

周辺の住民や高齢者施設の利用者約80人は、別の施設などに避難した。

糸満市消防本部をはじめ近隣の消防本部からも応援が駆け付け、民家などに延焼しないよう消火活動を続けている。

 

警察によると原因は調査中という。

出火当時、建物内で作業していた従業員は、警察に対して「重機のエンジンにプラスチックが接触していた」などと話しており、警察はこれが出火原因となったかを慎重に捜査する方針。

 

現場は産業廃棄物の中間処理場で、消防の消火活動中にも、時折、「ボン」「パンパン」という破裂音が響いた。
周辺住民らは心配そうな表情で消火活動を見守った。


出典

『糸満市大里のリサイクル工場全焼 住民避難、消火続く』

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-640528.html  

 

 

1460分に琉球新報からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

消防によると、3日午前4時40分には炎の勢いが抑えられた。

工場内に廃棄物などの可燃物が4m程度の高さに積まれ、上から放水しても下部まで届かず、再燃の恐れがあるため、重機2台で可燃物をかき出して消火している。

完全な鎮火には時間がかかるという。

 

従業員は、「作業を終えて帰ろうとしたら、重機の下から黒煙が出た」などと話しているという。

 

工場では、廃棄物をリサイクルして固形燃料を作っていた。

 

出典

『工場火災、丸一日鎮火せず 糸満市で2日発生、沖縄県が環境調査へ』

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-640871.html 

 

 

14日付で沖縄タイムスからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

業者によると、重機でプラスチック材を整理していた際に火災が発生した。

 

同消防本部によると、火災のあった工場はこれまでに複数回、出動要請があった。

法律で設置が義務付けられている火災報知機と消火器について、直近の検査で問題はなかったという。

 

出典

「重機の下から煙」 沖縄・リサイクル工場火災、消火活動続く

http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/190353 

 

 

14920分に沖縄タイムスからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

発生翌日の3日、見た目には火が消えた「鎮圧」状態になった。

残り火があれば再燃する恐れがあるため、入念に調べるなどの消火活動が続いた。

 

全焼した建物一帯には、ブロック状に圧縮された古紙などが高さ約4mまで積まれていた。

建物の外側では、同社で作っていた固形燃料が見つかった。

どちらも火勢を強めたとみられる。

 

出典

「普通では考えられない火の勢い」 リサイクル工場火災「鎮圧」に13時間

http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/190363 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

重機のエンジン部に可燃物が接触し出火した事故といえば、1年前のアスクル倉庫火災が記憶に新しい。

当該事例では、フォークリフトのエンジンルームに入った段ボールの紙片が発火した。

 

201765日掲載

2017216日 埼玉県三芳町のアスクル物流倉庫で火災発生、従業員2人が消火中に煙を吸いやけど、屋上のソーラーパネルなど消火上の障害多く、12日後に鎮火 (第5報 修正8)』 

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7187/

 

 

 

(キーワード;熱面)

 

 

 

 

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201710192236分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

19日午前9時25分ごろ、札幌市東区伏古3条2丁目の住宅から出火、約4時間後に鎮火した。

この火災で2階建て住宅が全焼。

この家に住む40代の男性が手に軽いけがをした。

 

同居する家族が「1階和室で布団の間にドライヤーを挟んで乾かしていたら火が出た」と話しているといい、警察が出火原因を調べている。

 

警察によると、出火当時、男性とその両親の計3人が家にいた。

両親にけがはなく、男性は飼い猫を逃がそうと玄関脇のガラス戸を左手で割った際にけがをしたという。

 

近所の女性は、「外で洗車をしていたら、すごい勢いで火と煙が出ていて火事に気づいた。慌てて避難した」と話していた。

 

出典

「布団をドライヤーで乾かしたら火が…」住宅が全焼

http://www.asahi.com/articles/ASKBM42W5KBMIIPE008.html 

 

 

 

 

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201792975分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

27日午後5時ごろ、長野県松本市の国道254号の松本トンネル内で、車を運転していた人から「何かが燃えている」と、119番通報があった。

 

道路上でわら束が燃えており、消防が約40分後に消し止めた。

けが人はいない。

 

警察によると、わら束はトンネル内を走っていた70代の女性が運転する軽トラックから落下したもの。

後続のドライバーの目撃情報によると、軽トラックがわら束を引きずって走っており、地面に落ちた瞬間に発火したという。

 

トラックの荷台に火の気はなく、警察が、摩擦で発火した可能性も含めて捜査している。

 

出典

『トラックから落下のわら束、トンネル内で発火 摩擦熱か 長野』

http://www.sankei.com/affairs/news/170929/afr1709290015-n1.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

珍しい事例だ。

原因は不明だが、ワラ束を引きずる程度の摩擦で発火するものだろうか?

落ちた瞬間に発火したという点も気になる。

 

 

 

 

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20178241836分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

24日午前10時20分ごろ、名古屋市瑞穂区津賀田町の木造平屋建て住宅の壁から煙が出ているのを付近の住民が見つけ、119番した。

壁約16m2を焼いたが、けが人はいなかった。

 

猫よけ用に置いていた水入りのペットボトルがレンズの役割を果たし太陽光が集中、出火したとみて、警察が調べている。

 

警察によると、2ℓのペットボトルが住宅の壁際に10数本並べられていた。

壁にはわらが含まれており、火が付きやすい状態になっていた。

 

名古屋市消防局消防研究室によると、ペットボトルや金魚鉢などに強い太陽光が当たると、光が屈折するなどして一点に集まり、可燃物に引火するケースがあるという。

 

担当者は、「光を集める物のそばに燃えやすい物があると、火災の原因になることがあるので、注意してほしい」と話している。

 

出典

『猫よけ用ペットボトルで出火か、太陽光が集中』

http://www.sankei.com/west/news/170824/wst1708240080-n1.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

収斂火災については、本ブログでも多数の事例を「様々な着火源」カテゴリーに掲載している。

 

 

 

 

 

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2017321144分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

3202353分に毎日新聞から、322日付の毎日新聞東京版から、3221927分にNHK東海NEWS WEBから、3231940分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

20日午後5時半ごろ、三重県いなべ市員弁(いなべ)町市之原のトヨタ車体いなべ工場で火災報知機が鳴り、社員が119番した。

約3時間後に鎮火した。

 

消防などによると、塗装工程のある第2工場4階から黒煙が上がり、4階フロア約1万6500m2のうちの一部、約400m2を焼いた。

作業中の従業員約800人にけがはなかったが、消火作業中の消防署員1人が煙を吸って病院に運ばれ、軽傷。

 

危険防止のため、同消防本部は消防法に基づき、第2工場の緊急使用停止命令を出した。

 

トヨタ車体などによると、第2工場は鉄骨造り4階建てで、1階が組み立て工程、2~4階が塗装工程となっている。

4階は常時無人で、塗装した車のボディーを熱風で乾かす乾燥炉がある。

 

21日に実況見分したところ、塗装した車体を熱風で乾燥させる乾燥炉上部にあるダクト周辺約100m2が激しく燃えていた。

 

22日に現場検証したところ、消防によると、この装置に約200℃の熱風を供給するダクトの一部に、長さ10cmほどの亀裂が見つかったという。
この亀裂から漏れた熱風のためにダクトの周囲から出火した可能性もあるとみて、警察と消防は、火事の原因を詳しく調べることにしている。

トヨタ車体によると、亀裂から熱風が漏れ、この風に含まれる塗装成分がたまって熱せられたことが出火につながったとみられるという。

今後は点検や掃除の回数を増やし、再発を防ぐ。

 

工場ではトヨタ自動車の高級ミニバン2車種を生産しており、トヨタ車体は21日未明、「21日の生産ラインの一部で稼働停止になる」と発表したが、その後、原因がほぼ特定でき、復旧のめどが立ったということで、27日から再開すると発表した。

 

出典

高級ミニバン2車種生産、トヨタ車体工場で火災

http://www.yomiuri.co.jp/national/20170320-OYT1T50081.html?from=ycont_top_txt 

三重火災 800人作業中、トヨタ車体いなべ工場燃える

http://mainichi.jp/articles/20170321/k00/00m/040/076000c 

三重・トヨタ車体工場火災 24日再開目指す

http://mainichi.jp/articles/20170322/ddm/041/040/044000c 

工場火災で熱風ダクトに亀裂

http://www.nhk.or.jp/tokai-news/20170322/4932171.html

トヨタ車体の工場、27日に生産再開 火災原因ほぼ特定

http://www.asahi.com/articles/ASK3R56QFK3ROIPE01C.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇亀裂があったのは「200℃の熱風を供給するダクト」ではなく、「車体乾燥後の熱風が通るダクト」ではないだろうか?

フレッシュ熱風に塗料成分が含まれているとは、ちと考えにくいので。

 

〇200℃という、温度的にはそう高くない熱風が着火源になったのだろうか?

それとも、熱風が当たり続けるという環境下でもあることだし、ダクト外のどこかに塗料成分が蓄積され、一定量に達したところで自然発火したのだろうか?

詳細不明だが、熱風が関与したことは間違いなさそうなので、この事例は「様々な着火源」カテゴリーに入れておく。

 

 

 

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魚田慎二
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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