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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2019218日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。

第1報は下記参照。

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9363/

 

 

(2019年12月3日 修正2 ;追記)

 

20191125210分に日本経済新聞から、迷走電流が原因だったなど、下記趣旨の記事が出火時のイメージ図付きでネット配信されていた。(新情報に基づき、第1報ともどもタイトルも修正した)

 

東京都大田区のマルハニチロ子会社の物流倉庫で2月に3人が死亡した火災で、警視庁捜査1課は25日、溶接機の電流が予期しない経路を流れる「迷走電流」が火災の原因だったと特定し、溶接作業担当の男性(64)を業務上過失致死などの疑いで書類送検した。

 

同庁によると、迷走電流が原因の火災について業務上過失致死罪で立件するのは全国で初めてという。

 

火災は212日午後1時半ごろ、大田区城南島の5階建ての倉庫で起き、5階部分の約700平方メートルが燃えた。

 

倉庫では食品を保管する冷凍機の入れ替え作業に伴い、屋上で配管の溶接工事などが行われていた。

倉庫には当時約60人がいた。

 

作業員の書類送検容疑は、屋上で作業中、アースなどで適切な電気回路を確保することを怠って火災を発生させ、5階にいた4050代の男性3人を死亡させた疑い。

 

捜査1課によると、屋上で配管の「TIG(ティグ)溶接」の作業中に突然、約20メートル離れた5階の壁から出火した。

 

TIG溶接はタングステンの棒に電流を流し、ガスを吹き付けながら高熱で材料同士をつなげる。

 

作業の際は、アースや「渡り」と呼ばれる金属棒を使って溶接機の電流を安全な経路に流す必要があったが、作業員は「(火災当時は)渡りを置き忘れた可能性がある」と説明したという。

 

捜査1課は、電流が予期しない経路に流れた「迷走電流」が火災の原因の可能性があるとみて捜査。

 

当時の状況を再現実験したところ、溶接機から迷走電流が起きた場合、離れた場所の電気ケーブルが過熱する状況を確認した。

 

同課は今回の火災の原因について、迷走電流により電気ケーブルのチューブが過熱し、周辺のウレタンに引火したと断定、溶接担当の作業員の過失を立件した。

 

迷走電流が発生した場合、作業中のエリアから離れた場所で出火することがあり、危険性は大きい。

 

都内の建設会社の担当者は、「迷走電流によるヒヤリハット事例は多い」と指摘する。

 

川崎市川崎区の事業所では201412月、溶接作業中に溶接機から約3.5メートル離れた電線をまとめるチューブが突然燃えた。

作業員が消し止め、けが人はなかった。

 

チューブ周辺に火の気はなく、川崎市消防局が原因の研究を進めた。

 

再現実験によると、溶接機から流れた電流が迷走してチューブを通過し、チューブが過熱して、開始から約80秒後に出火した。

チューブの表面温度は最高で495度になった。

 

この火災では作業員が溶接機のアースの取り付け位置を誤ったことが原因と判明し、事業者が再発防止策を講じた。

 

公益財団法人「市民防災研究所」(東京)の坂口理事は、「迷走電流をはじめとして、電気を使う作業には発火リスクがつきまとい、状況によっては大規模火災につながる恐れもある。多くの作業員が出入りする工事現場では、下請けを含め、安全な作業手順の確認徹底が欠かせない」と話している。

 

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52592110V21C19A1CC1000/

 

 

11252311分に毎日新聞からは、下記趣旨の補足的記事がネット配信されていた。

 

電流の流出を防ぐには、作業現場に金属棒(長さ約50センチ)を置いて電流を循環させる必要があるが、作業員は調べに「(金属棒を)置き忘れた可能性がある」と説明しているという。

 

警視庁捜査1課によると、火元は5階東側の壁面とみられ、溶接作業場所からは直線で約20メートル離れていた。

 

壁面に電線を覆うビニール製のチューブ管があり、周辺にはウレタンが吹き付けられていた。

 

https://mainichi.jp/articles/20191125/k00/00m/040/276000c アカスミ

 

 

1125179分にNHK首都圏からは、下記趣旨の補足的記事がネット配信されていた。

 

配管の溶接作業に詳しい、中央労働災害防止協会の加藤雅章さんは、今回の火災の原因とみられる「迷走電流」について、「火災にまで発展するのはまれだが、その手前の事例は気づいていないだけで、たくさんあるのではないか。今回は氷山の一角だ」と指摘しています。


また、今回の火災では、溶接を行っていた屋上から離れた倉庫の壁に電流の熱が伝わって出火したとみられ、ほかの階にいた人たちは気づきにくかったのではないかとしたうえで、「火が激しく燃え出してから初めて気がついた人もいると思われる。出入りする業者に対しても工事していることを伝え、危機意識を共有しておく必要がある」と話していました。

 

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20191125/1000040709.html

 

 

 

 

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魚田慎二
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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