2018年1月3日6時30分に琉球新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午後3時半ごろ、沖縄県糸満市大里のリサイクル業者「F産業」の建物内で火災が発生した。
火災によるけが人はいない。
リサイクル工場2棟と事務所が全焼した。
発生から約8時間が経過した午後11時半の時点でも燃え続けている。
周辺の住民や高齢者施設の利用者約80人は、別の施設などに避難した。
糸満市消防本部をはじめ近隣の消防本部からも応援が駆け付け、民家などに延焼しないよう消火活動を続けている。
警察によると原因は調査中という。
出火当時、建物内で作業していた従業員は、警察に対して「重機のエンジンにプラスチックが接触していた」などと話しており、警察はこれが出火原因となったかを慎重に捜査する方針。
現場は産業廃棄物の中間処理場で、消防の消火活動中にも、時折、「ボン」「パンパン」という破裂音が響いた。
周辺住民らは心配そうな表情で消火活動を見守った。
出典
『糸満市大里のリサイクル工場全焼 住民避難、消火続く』
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-640528.html
1月4日6時0分に琉球新報からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
消防によると、3日午前4時40分には炎の勢いが抑えられた。
工場内に廃棄物などの可燃物が4m程度の高さに積まれ、上から放水しても下部まで届かず、再燃の恐れがあるため、重機2台で可燃物をかき出して消火している。
完全な鎮火には時間がかかるという。
従業員は、「作業を終えて帰ろうとしたら、重機の下から黒煙が出た」などと話しているという。
工場では、廃棄物をリサイクルして固形燃料を作っていた。
出典
『工場火災、丸一日鎮火せず 糸満市で2日発生、沖縄県が環境調査へ』
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-640871.html
1月4日付で沖縄タイムスからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
業者によると、重機でプラスチック材を整理していた際に火災が発生した。
同消防本部によると、火災のあった工場はこれまでに複数回、出動要請があった。
法律で設置が義務付けられている火災報知機と消火器について、直近の検査で問題はなかったという。
出典
『「重機の下から煙」 沖縄・リサイクル工場火災、消火活動続く』
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/190353
1月4日9時20分に沖縄タイムスからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
発生翌日の3日、見た目には火が消えた「鎮圧」状態になった。
残り火があれば再燃する恐れがあるため、入念に調べるなどの消火活動が続いた。
全焼した建物一帯には、ブロック状に圧縮された古紙などが高さ約4mまで積まれていた。
建物の外側では、同社で作っていた固形燃料が見つかった。
どちらも火勢を強めたとみられる。
出典
『「普通では考えられない火の勢い」 リサイクル工場火災「鎮圧」に13時間』
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/190363
(ブログ者コメント)
重機のエンジン部に可燃物が接触し出火した事故といえば、1年前のアスクル倉庫火災が記憶に新しい。
当該事例では、フォークリフトのエンジンルームに入った段ボールの紙片が発火した。
2017年6月5日掲載
『2017年2月16日 埼玉県三芳町のアスクル物流倉庫で火災発生、従業員2人が消火中に煙を吸いやけど、屋上のソーラーパネルなど消火上の障害多く、12日後に鎮火 (第5報 修正8)』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7187/
(キーワード;熱面)
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。