2018年1月5日19時45分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午前11時2分ごろ、富山県西部と茨城県沖を震源とする震度3の地震が3秒の間に立て続けに起きた。
気象庁は茨城県の地震で、大きな揺れのなかった関東地方と福島県の一部に緊急地震速報を出した。
この原因について気象庁は、同庁のシステムが2つの地震を同一の地震と誤って判断し、震度の過大評価につながったと説明。「システムの改善に努めたい」としている。
気象庁によると、富山県の地震は震源の深さが約20km、地震の規模を示すマグニチュード(M)は推定3.9。
茨城県の地震は震源の深さが約40km、Mは4.4と推定される。
今回、気象庁のシステムは、先に起きた富山県の地震を最大震度3と予想。
しかし、直後に茨城県沖で地震が発生すると、茨城を震源とする地震の揺れが富山にまで届いたと判断してしまい、約350km離れた北陸で震度3程度の揺れが起きるという予測になった。
そのため、震源に近い関東では、より大きな揺れが起きるという判断につながり、予想最大震度5強の緊急地震速報が出たという。
緊急地震速報は、最大震度5弱以上の地震が起きると推定された場合、震度4以上が予想される地域に出される。
出典
『気象庁 緊急地震速報 二つを同一と誤り判断』
https://mainichi.jp/articles/20180106/k00/00m/040/091000c
1月5日18時29分にNHK NEWS WEBからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
気象庁が原因を調べたところ、最初に富山県西部の地震が発生し、この地震の震源を基に震度を予測している途中で3秒後に茨城県沖の地震が発生したため、揺れの強さを予測するシステムが2つの地震を茨城県沖を震源とする1つの地震と処理したという
気象庁では、7年前の東日本大震災以降、同様のケースが相次いだため、おととし12月から新たなシステムを導入していたが、地震の震源の決定は複数のシステムで行っていて、今回は別のシステムで予測が行われたため、防ぐことができなかったという。
出典
『緊急地震速報 2つの地震を1つとして処理が原因 気象庁』
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180105/k10011280221000.html
1月6日8時7分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
気象庁によると、緊急地震速報は、初期微動(P波)を解析し主要動(S波)の大きさを予測するシステムで、地震検知から速報までを自動化している。
今回は、午前11時2分23秒に富山県西部、3秒後に茨城県沖を震源とする地震が発生。
石川県と富山県の地震計が観測したP波を解析する一方、茨城県沖を震源と判断し、予想規模が実際より大きくなった。
速報は午前11時2分46秒だった。
出典
『震度3なのに緊急地震速報 茨城・石川で揺れ同時 規模を過大評価』
http://www.sankei.com/affairs/news/180106/afr1801060004-n1.html
1月5日11時58分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
この影響で西武池袋線の上下4本が運休し、東京メトロも全9路線で緊急停止して3分程度運転を見合わせた。
東京タワー(東京都港区)はエレベーターを約10分間停止。機械に異常がないことを確認し、再開した。
出典
『緊急地震速報「過大な予測」 二つの地震を一つと認識か』
https://www.asahi.com/articles/ASL153RK1L15UTIL00K.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。