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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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201811048分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

島根県出雲市にある葬祭場で、今月、2人の遺体が取り違えられて、それぞれ別の遺族に引き渡されていたことがわかった。

このうち、1人の遺体は取り違えに気付かぬまま火葬されてしまい、葬祭場の運営会社は遺族に陳謝した。

 

遺体の取り違えがあったのは、出雲市にある葬祭場「S出雲葬斎センター」。

運営する「A武蔵野」の出雲支社によると、今月7日、葬祭場で遺体をひつぎに納める際に2人の遺体を取り違えて、それぞれ別の遺族に引き渡してしまったという。


この翌日、片方の遺族が通夜の直前に遺体と対面して取り違えに気付いたが、もう一方の遺体は、取り違えられたまま火葬されてしまったという。


原因は、遺体を霊安室から移す際、名札をつけていなかったうえに名札のチェックも行われなかったためで、葬祭場は、遺骨や遺体を本来の遺族に引き渡すとともに謝罪したという。


取り違えについて運営会社の「A武蔵野」の出雲支社は、「心からおわび申し上げます。今回の事態を真摯に受け止め、再発防止に努めます」としている。


この会社では、4年前にも埼玉県所沢市の葬祭場で、2人の遺体を別の遺族に引き渡す取り違えを起こしている。

 

出典

葬祭場が2人の遺体取り違え 1人は気付かぬまま火葬 島根

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180110/k10011283281000.html 

 

 

110111分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

「A武蔵野」(さいたま市)の出雲支社によると、遺族が葬儀前に遺体を確認した8日に別人と気付き、同センターが調べたところ、既に本人の遺体は火葬されていたことが判明した。

 

取り違えられた2人の遺体は、共に同センターの霊安室内に安置されていた。

一方の遺族の希望で対面室に遺体を移動した後、職員が霊安室に戻らず誤って納棺し、別人の葬儀会場に運んだのが原因とみられる。

双方の遺族には謝罪したという。

 

A武蔵野の各葬儀場では、取り違えがないよう、遺体にネームタグを付けるなどの対応をしているが、同センターでは実施していなかった。

 

出典

『出雲・葬儀場 遺体取り違え火葬 双方遺族に謝罪』

https://mainichi.jp/articles/20180110/k00/00m/040/143000c 

 

1102046分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

出雲支社によると、遺族が納棺前に遺体の顔を見たいと要望し、霊安室から対面室に移した。

 

この時は本人だったが、遺体は霊安室に戻されず、同じ日に別の葬儀のため遺体を納棺しようとした際に取り違えたとみられるという。

 

出典

遺体取り違え葬儀・火葬 一方の遺族が別人と気づくも…

https://www.asahi.com/articles/ASL1B5GM8L1BPTIB00H.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は、4年前の所沢事例。

今回事例の原因は、再発防止策の徹底不足・・・ということだけだろうか?

 

20141220日 日本経済新聞)

 

埼玉県所沢市の葬儀場「S所沢葬斎センター」で、高齢の男女の遺体を取り違えて遺族に引き渡し、男性の遺体がそのまま火葬されるミスがあったことが、20日までに葬儀場運営会社への取材で分かった。

運営会社は両遺族に謝罪した。

 

同センターを運営するA武蔵野(さいたま市)によると、センターの霊安室では通常、遺体に名札を付けるが、2人の遺体には付いていなかった。

職員が誤って男性の遺体を女性の遺族に届け、9日午前に火葬された。

 

女性の遺体は男性の遺族のもとに届けられたが、9日午後、通夜の準備をしていた遺族が、見知らぬ女性が安置されていることに気付き、取り違えが発覚した。

男性の遺族は遺骨の受け取りを拒否し、現在は同社が保管している。

 

同社は問題発覚後、性別で色分けされた名札を遺体に付け、複数の担当者によるチェックなどの対策を取っている。

工藤常務取締役は、「心からおわび申し上げ、改善を進める」とのコメントを出した。

 

出典

『葬祭場で遺体取り違え 埼玉、遺族に引き渡され火葬』

https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG20H2G_Q4A221C1000000/

 

 

2014121977分 産経新聞)

 

男性の遺族は葬儀を取りやめ、女性の遺族は再度、葬儀をやり直したという。

 

「A武蔵野」によると、6日午後2時ごろ、男性職員2人が霊安室に安置されていた女性の遺体と間違って男性の遺体を搬出し、女性の遺族に届けた。

 

男性の遺体は9日午前、所沢市斎場で火葬。

同日午後5時ごろ、系列の「S三芳葬斎センター」で男性の通夜の準備をしていた遺族が、棺に見知らぬ女性が安置されているのに気づき、取り違えが発覚した。

 

関係者によると、男性の遺族のもとには火葬された遺骨が届けられたが、遺族は「本人のものなのか分からない」として受け取りを拒否。

遺骨は現在、同社で保管しているという。

 

出典

『男女間違えて火葬 所沢葬斎センターで遺体取り違え』

http://www.sankei.com/affairs/news/141219/afr1412190002-n1.html 

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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