忍者ブログ
                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
 ブログ内検索 Site Search 
キーワードに合致した記事を検索できます(複数キーワード検索可)
 最新記事 Latest Articles 
(05/07)
(05/07)
(05/06)
(05/06)
(05/05)
(05/05)
(05/04)
(05/04)
(05/03)
(05/02)
(05/02)
(05/01)
(04/30)
(04/30)
(04/30)
(04/29)
(04/29)
(04/28)
(04/27)
(04/27)
(04/26)
(04/26)
(04/26)
(04/25)
(04/25)
 最古記事 Oldest Article 
(04/09)
(04/09)
(04/09)
(04/09)
(04/09)
(04/10)
(04/10)
(04/10)
(04/10)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
[1]  [2]  [3]  [4
2012年7月28日付で朝日新聞奈良全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
27日午前11時ごろ、河合町で水産加工業の男性(50)が自宅前に停めていた軽トラックから出火。運転席や荷台などが焼けた。
警察は、車内にあった簡易ガスライターが炎天下で暖められて破裂、引火した可能性もあるとみて、調べている。
 
警察によると、男性は同日午前10時40分ごろ、窓を閉めて停車。運転席近くのボードにライター2,3個とライターオイルを置いていたという。
 
奈良地方気象台によると、奈良市で最高気温35.8℃と今年初の猛暑となり、十津川村で今年最高の36.1℃を記録した。
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
運転席近くのボードということで、直射日光が当たっていた可能性もある。

 


(2012年9月2日 修正1 ;本文修正)

2012年8月7日付の奈良新聞に、「ライターとライターオイルを置いていたという」という記事が掲載されていたため、当該記述を本文に追記した。


読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

PR
2012年7月14日0時47分に時事通信から、また7月14日付と15日付の宮崎日日新聞、15日付の毎日新聞宮崎版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
13日午後7時ごろ、日南市の王子製紙日南工場で、発電設備が入った1号タービン室(鉄筋コンクリート2階建て、延べ床面積2000m2)から出火。1階部分を焼き、火は同9時45分ごろ消し止められた。
別の棟に燃え移ることはなく、従業員らにけがはなかった。
消防などで出火原因を調べている。


同工場によると、火災があったのは複数ある発電設備が入った建物のうちの一つ。
出火時は、生産設備を動かすため、建屋内の発電機のタービンがフル稼働していた。

午後6時50分ごろ制御室で警報が鳴り、従業員が駆け付けたところ、1階タンクから2階へ油を運ぶ配管から油が霧状に噴き出しているのを発見。
タービンを止めたが、1階天井付近にある高温の蒸気が通る配管の蒸気弁付近から火が出たという。油が弁に入り込み、蒸気に触れて発火した可能性があるという。

ただ、14日の会見では、同社は「出火原因は不明」と話した。

同工場は、コピー用紙や感熱紙などを製造している。 


出典URL
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120714-00000003-jij-soci
http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/?itemid=47136&catid=74&blogid=13&catid=74&blogid=13
http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/?itemid=47153&catid=74&blogid=13&catid=74&blogid=13
http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20120715ddlk45040254000c.html
 
 
また、7月15日付で朝日新聞宮崎全県版(聞蔵)からは、若干ニュアンスの違った下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
建物の一部に当たる、計約480m2が焼けた。
記者会見した工場長代理によると、出火は13日午後7時ごろ。タービンがある建屋2階床面から油が噴き、1階の床に油が流れていた。流出を防ぐ作業をする間に、天井付近から燃え上がったという。
天井付近には、タービンを動かす潤滑油などの配管が通っており、漏れた油が高温の蒸気弁に触れて引火した可能性があるという。

 
 
 
(ブログ者コメント)
 
油が弁の隙間に入り込んで熱面に囲まれる形になった、あるいは保温材と配管の間に入り込んで発火しやすくなった、といったことが考えられる。

 


(2012年7月27日 修正1 ;追記)
 
2012年7月23日付で朝日新聞宮崎全県版(聞蔵)から、出火時の状況などについて、下記趣旨の記事がネット配信されていた。また、7月14日付で宮崎日日新聞紙面にも、同主旨の記事が掲載されていた。
 
同社によると、火災は発電のためのタービンを制御する油の配管に亀裂が入って折れ曲がり、流出した油が3mほど離れた高温の蒸気弁に触れ、引火したとみられる。
主蒸気弁は、稼働時には430℃の高温になるという。
 
このため、同社は残る5基のタービン周辺などを点検。さらに油漏れがあっても火災につながらないよう、今月末から来月上旬にかけて工場を停止して実施する修理点検に合わせ、配管に覆いをするという。
読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

2012年7月10日9時44分に福島民報から、写真と図解付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
8日午後1時35分ごろ、南相馬市の農家のビニールハウス内から出火し、枯れ草など約8アールを焼いて、約20分後に消し止められた。けが人はなかった。

警察などによると、ハウス上部の天窓にたまった雨水が太陽光を集め、レンズの働きをして枯れ草が発火した可能性があるという。
現場は、福島第一原発事故の避難指示解除準備区域。
警察などが原因を詳しく調べている。


警察などによると、一時帰宅した近隣住民がビニールハウスから白い煙が上がっているのを見つけ通報した。
ビニールハウス内は約14アールの畑があり、野菜栽培はしていなかった。

農家の男性(61)は同市鹿島区の借り上げ住宅に避難しており、1週間ほど前に一時帰宅したばかりだった。

避難区域での火災を受けて南相馬署小高分署は9日、消防車両で警鐘を鳴らして管内を巡回し、警戒活動を行った。

 
出典URL
http://www.minpo.jp/news/detail/201207102404
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
写真を見ると、高さ5~6mはあろうかという天窓のアチコチに、円形状の水たまりができていた。
金魚鉢発火事例を知っているブログ者でも、この写真を見ただけでは、下に置いてある物が発火するなど、思いもつかない。
危険予知というもの、まことに難しい。

 
読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

2012年6月10日11時12分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
9日午後8時10分頃、富山県砺波市新富町の「となみ夜高まつり」の会場で、山車(高さ約4.5m)から出火、火は10分後に消し止められたが、男性(49)が首に軽いやけどを負った。

警察によると、出火当時、雨よけのシートや布が山車にかぶせられており、中の電球の熱がこもって出火したとみられる。
各町内会の山車がぶつかり合うハイライト「突き合わせ」の直前で、周囲は一時騒然となった。

 
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120610-OYT1T00295.htm
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
電球の熱がこもったための発火事例として紹介する。
読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

2012年5月26日付で朝日新聞福井全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
24日午後10時45分ごろ、鯖江市神中町の繊維加工メーカー「U」第2工場付近から出火。
乾燥用機械1台とダクトが焼け、約2時間後に鎮火した。
 
警察は、機械の過熱が原因とみて調べている。
出火当時は従業員15人が作業中だったが、避難して無事だった。
読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

2012年5月18日付で朝日新聞南京都版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
17日午後9時ごろ、宇治市宇治のユニチカグラスファイバー京都工場で、従業員から「煙が出ている」と119番通報があった。
警察などによると、製品を巻き取るための紙製の筒(直径50~60cm)数本が焼けたが、けが人や建物への被害はなかった。
 
同社によると、工場ではガラスを約1500℃で溶かし、繊維を作っている。
落雷による停電の影響で操業中の機械が止まり、高温のガラスが飛び散って燃え移ったとみられる。
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
緊急停止するたびに、高温のガラスが飛び散るような機械なのだろうか?
もしそうだとすると、危なくて仕方がない。
この点、該社HPを見てみたが、上記報道以上の情報は得られなかった。
読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

2012年5月10日付で毎日新聞茨城版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
9日午後0時25分ごろ、東海村の日本原子力発電東海原発(廃炉措置中)で、建屋外にある消火用ディーゼルポンプのギアボックスのシャフト貫通部付近から白煙が上がっているのを原電社員が発見。ポンプの運転を停止したところ白煙は消えた。
放射性物質が漏れるなど環境への影響はないという。


原電によると、ディーゼルポンプは建屋外の火災を消火するための装置。正常に運転するかどうかを確認するため、月1回定期的に起動させるという。
原電は「ギアボックス内の潤滑油が熱を持った可能性がある」としている。


出典URL
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20120510ddlk08040188000c.html
読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

2012年4月22日18時19分に読売新聞から、また4月21日付の朝日新聞長崎版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
19日午後10時半頃、長崎市の高島風力発電所で、風車の羽根の回転軸付近から火が出ているのを、地元の管理会社の社員が見つけて119番した。
羽根が焦げたほか、羽根を回転させるモーターのプラスチック製カバーの一部が熱で溶け、20日午前6時40分に鎮火が確認された。けが人や停電はなかった。

警察などによると、出火当時はほぼ無風だったが、異音を立てて風車が回っていたため、管理会社の社員が監視していたところ出火した。
高さ約40mの火元に届く放水設備がなかったため、自然に火が消えるのを待った。

同施設は長崎市の所有。2002年4月に運用を始め、過去に風車への落雷はあったが、火災はないという。

 
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120422-OYT1T00205.htm
読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

2012年4月17日23時56分に毎日新聞から、また4月18日付で朝日新聞東京東部版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
17日午後4時半ごろ、東京スカイツリーに併設する複合施設内にある「すみだ水族館」の館内で出火。
作業員の衣服に燃え移ったが、スプリンクラーが作動して間もなく鎮火した。作業員にけがはなかった。


警察によると、現場は商業施設などが入った東京スカイツリータウン西街区の5階部分。
ペンギンプールの塗装工事中に作業員が仮設の照明器具のコードに足をひっかけて器具が倒れ、電球が割れてシンナーとみられる塗装剤に引火したという。


水族館は5月の開業に向けて準備中だった。 (共同)

出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20120418k0000m040160000c.html
 
 
一方、4月17日18時38分にmsn産経ニュースからは、若干様子の違った記事が下記趣旨でネット配信されていた。

「すみだ水族館」5階部分から出火。工事用のビニールシート約5m2が焼けたが、間もなく鎮火した。けが人はなかった。

警察などによると、水槽内で作業員が照明器具を設置していた際、誤って業務用シンナーの上に照明器具が落下し、発火したという。

 
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120417/dst12041718380005-n1.htm
 
読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

2012年3月13日付で朝日新聞大分全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
豊後大野市の自営業の男性(55)方から11日午後8時ごろ出火、自宅に隣接する木造平屋の倉庫140m2が全焼した。
 
倉庫内でエンジンをかけていた車のマフラー熱で、近くに置いていたコルク製の板(縦180cm、横90cm)に火がつき、いったんは消火したが、板から倉庫の壁に燃え移った可能性が高いという。
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
排ガスがコルク板の自然発火を促進したか、あるいはコルク板にマフラーが接触していたために着火源になった可能性がある。
もし後者であれば、2012年2月4日に掲載した凍結水道管解凍ヒーターによる火災事例に相通じるところがある。
読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

2012年2月23日21時33分に山陽新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

23日午前11時45分ごろ、倉敷市のJX日鉱日石エネルギー水島製油所A工場で、ハイオクガソリンの原料を精製する施設内のコンプレッサーから出火、一部が焦げ、同社の自衛消防隊が消火した。けが人はなかった。

同社などによると、コンプレッサーは配管の内圧を上げ、原料を次の工程に送り込む設備。
内蔵タービンが過熱し、潤滑油に着火したとみられる。
巡回中の作業員が見付け119番した。

操業への影響はないという。

同社は「原因は調査中だが、地域の皆さまにご迷惑を掛け申し訳ない」としている。

出典URL
http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2012022321332926/
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
同製油所では今年2月7日、掘削工事中の海底トンネルに大量の海水が流れ込む事故が起きている。
読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

2012年2月11日21時11分にNHK盛岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

11日朝早く大槌町小鎚の「小鎚第20仮設団地」に住む会社員男性(58歳)の住宅で床下の水道管に巻きつけられたヒーターから火が出た。
火は1時間ほどで消し止められ、けが人はいなかった。


警察によると、燃えたヒーターは幅がおよそ2cmほどの長いテープ状のもので、床下の水道管に巻きつけられ、気温が下がると自動的にスイッチが入って凍結を防ぐもの。

11日は午後から、仮設住宅を建てた盛岡市の住宅メーカーの社員2人が現地の調査に訪れ、ヒーターの一部がとぐろ状に重なって置かれていたところが激しく焼けていたことを確認していた。

県によると、この会社では大槌町のほか、釜石市と大船渡市、それに陸前高田市であわせて550戸分の仮設住宅を建てているという。
県では再発防止に向けて、ヒーターの取り付け状況の調査を急ぐことにしている。
また警察では、こうしたヒーターの取り付けが適切に行われていたのかも含めて、火事の原因を調べることにしている。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/morioka/6045950481.html
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
先日掲載した、凍結水道管解凍時の火災と同じ原因かもしれないが、「とぐろ状に重ねて置かれていたところが激しく焼けていた」という記述が気になった。
 
普通の電気配線でも、使用時にとぐろ状に置かれていると、そこに熱がこもって発火することがあるので、そっちのほうの原因だったのかもしれない。

 


(2012年2月18日 修正1 ;追記)
 
2012年2月14日付で朝日新聞岩手全県版(聞蔵)から、発火原因に関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
この問題で県は13日、盛岡市内の業者の施工ミスによって発火した可能性が高いと明らかにした。
県は、この業者に対し、担当した仮設住宅4市町村、計551戸の点検と改善を指示した。
 
県によると、水道管に巻き付けたヒモ状のヒーターのうち、余って束ねた部分が燃えていた。束ねることで過熱し、発火したとみられる。
読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

2012年2月7日18時48分にNHK甲府から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

7日午前8時30分頃、南アルプス市で鉄工所の経営者の67歳の男性が車庫から火が出ているのに気づき、みずから消火した。
この火事で車庫の一部、およそ1.5m2が焼けたが、けがをした人はいなかった。


警察によると、男性は、車庫の内側に設置された水道管の凍結を溶かそうと、火が出る30分ほど前から投光器を使って500Wの明かりを当て続けていたという。

水道管には毛布が巻き付けてあったということで、警察は現場の状況からこの毛布が明かりで熱せられて火が出たと見て、詳しい状況を調べている。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kofu/1045840261.html
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
投光器のランプに毛布の端が接触した、あるいは投光器からの輻射熱が着火源になった火災だと思われる。
毛布から投光器までの距離は不明だが、早く溶かそうと、かなり近づけていたのではないだろうか?




(2012年3月1日 修正1 ;追記)
 
2012年2月8日付の山梨日日新聞紙面に、凍結解除時の注意点などが、下記趣旨で掲載されていた。
 
焼けたのは、プラスチック製の外壁約1.5m2。
警察などによると、男性は午前8時ごろ、水道管の近くで投光器をつけた後、目を離していた。
火が出ていることに気付いた男性が、自ら消し止めた。
使っていた投光器は、500Wのハロゲンタイプだったという。
 
水道管の水を溶かすため投光器を使うことについて、市企業局は「危ない行為なので止めてほしい」と指摘。
「自然に溶けるのを待つか、タオルや布をかぶせた上からぬるま湯をかけ、ゆっくり溶かすように。熱湯は管が破裂する危険があるので止めてほしい」としている。

 
 
 
(ブログ者コメント)
 
「熱湯は管が破裂する危険がある」というくだり、一読してブログ者は、なるほどと感じた。
それは、産業現場でもたまに発生する、液封による設備破裂トラブルを意識した発言だと思ったからだ。
 
どのようなトラブルかといえば、下記。

①内部に液体が満杯状態で密封されている配管や容器が加熱されると内部の液体が膨張し、圧力が急上昇して破裂に至る。

②配管内で固化した液体を溶かすのに、配管の真中付近を先に加熱すると、両端が固体のまま真中だけが液体になる。
ここで、一般的には液体の密度のほうが固体より小さい。つまり、単位重量当たりの体積は液体のほうが固体より大きいので、真ん中付近で溶けた液体は両端が固体のため逃げ場がなく、体積膨張分だけ圧力が上昇して、破裂に至る。
 
ブログ者は、②のケースを思い浮かべたのだ。
 
しかし、よくよく考えてみれば、ペットボトルに入れた水を冷凍すると、氷になった後は体積が増えている。
そりゃーそうだ。氷は水に浮く。
これは、上記シナリオと逆の現象だ。
 
疑問に思い調べてみると、どうも、温度と密度の関係においては、水だけがきわめて例外的な挙動を示す物質の模様。
 
市企業局は、どのような理由で「破裂する危険がある」と言ったのだろうか?
ブログ者が気づいていない危険性でも、あるのだろうか?

 
読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

2012年1月31日19時0分にNHK仙台から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
31日午後1時半すぎ、石巻市の木造アパートの2階の部屋から火が出ていると近くに住む人から消防に通報があった。
火はおよそ1時間後に消し止められ、アパートの2階の部屋が焼けたが、けが人はいなかった。


現場は、JR石巻駅からおよそ200mの商店や住宅が立ち並ぶ地域で、延焼のおそれがあったため、近くの住民が避難するなど一時騒然となった。

警察によると、火が出た当時、アパートでは作業員2人が電気を通す装置を使って凍った水道管を加熱する作業をしていたということで、警察は、火事の原因や当時の状況を詳しく調べている。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/sendai/6005664711.html
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
□電熱ヒーターを使用していたと思われるが、電熱線が剥き出しであろうはずもなく、なぜ火災になったのか?
気になって調べたところ、加熱された水道管の伝熱によって壁材などから発火する事故が結構発生していた。
以下はネタ元となった、平成13年小樽市水道局からのお知らせらしき記事。
ただ、石巻のケースは、専門業者に頼んでなお、火災になった模様だ。

 
凍結した水道管を高電熱で解かす市販の「解氷機」に人気が集まり売れているそうですが、自分で解凍出来る手軽さの反面、誤った使用方法で水道管が過熱し密接する壁などに引火して火災となるケースが各地で発生しており、市の水道部より「解凍作業は出来るだけ専門業者に依頼してほしい」と呼びかけています。
http://www.hikarigokin.co.jp/tp_h1301.html
 
□木材の発火点は、出典にもよるが、以下の情報では260℃。
この温度なら、伝熱によって上がる可能性が十分にある。
寒冷地にお住まいの方は御用心。

http://bme.t.u-tokyo.ac.jp/class_info/2009/science/pdf/09_text2009.pdf
 
読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[1回]


2011年12月15日9時15分に、山形新聞から図解入りで下記趣旨の記事がネット配信されていた。

14日午前11時半ごろ、山形市の山形中央高の北棟1階地学室から出火、カーテン1枚(縦2.22m、幅4m)が焼け、窓際にあった教材のオーバーヘッドプロジェクター(OHP)の一部が焦げた。
警察などによると、出火当時、地学室は無人だった。
束ねられた黒色のカーテンの裾が、OHPの資料を載せる台に掛かっていたらしい。

窓は南向きで、OHPのレンズで集められた日の光がカーテンに焦点を結び、発火した可能性があるという。
OHPが火災原因になるケースについて、山形市消防本部は「過去に聞いたことがない」としている。

1階に煙が充満したため、2階で授業中だった1年生282人が体育館に避難した。
化学準備室にいた男性教員が向かいの地学室から煙が廊下に流れ出ているのに気付き、同僚教員と消火器で消し止めた。
出火当時は3時限目の途中。全校生徒に火災の説明をした後、4時限目の開始を遅らせて、授業を再開した。


出典URL■■■



(ブログ者コメント)

窓際に置かれた金魚鉢とかステンレスのボウルが日光を集めて火災になった収斂火災の事例は過去にもあるが、OHPが原因となった事例は、ブログ者も初耳だ。




キーワード:収れん火災





読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]


2011年10月15日付の山梨日日新聞紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。また17日付で、朝日新聞山梨版(聞蔵)から同趣旨の記事がネット配信されていた。

14日午前6時ごろ、都留市の鋳造品製造「Jダイカスト」の工場で、溶融炉からマグネシウムが漏れ出し、コンクリート床で燃え上がった。消防が乾燥砂をかけるなどして、約3時間半後にほぼ消し止めた。
火災発生時、従業員2人が作業中だったが、けが人はなく、建物への延焼もなかった。

消防などによると、午前3時半ごろから溶融炉でマグネシウム約300kgを加熱。同5時20分ごろ火災報知機が作動し、従業員らが確認していたところ、漏れ出たマグネシウムが燃え上がったという。
警察は、炉にひびが入っていた可能性もあるとみて調べている。



(2011年10月22日 修正1 ;全面修正)

朝日新聞山梨版(聞蔵)よりも詳しい記事が山梨日日新聞紙面に掲載されていたため、そちらの記事を主体に、全面修正した。

読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

 通信欄 
問合せなどあれば記事末尾の読者通信欄に名前(匿名可)とメルアドを記入し ①確認ボタンをクリック ②記入欄に用件記入   ③確認ボタンをクリック ④内容がOKであれば送信ボタンをクリック    してください。     ちなみに「ご送信ありがとうございました」との返信がありますが。それは通信欄会社からの自動メッセージですので、ご留意ください。
 カテゴリー Category 
 最新コメント Latest Comments 
[06/09 ※無記名]
[06/01 ※無記名]
[02/08 ※無記名]
[02/08 ※無記名]
[01/20 ※無記名]
[08/31 ガーゴイル]
[09/27 三浦]
[03/02 南方英則]
[11/20 山城守]
[07/20 記事内容について訂正をお願いします。]
[07/16 神戸ファン]
[04/21 Rawi]
[08/12 山田晴通]
[04/24 道産子]
[04/15 道産子]
[04/15 道産子]
[04/05 道産子]
[04/02 道産子]
[04/01 道産子]
[02/27 道産子]
[02/26 愛読者]
[01/10 愛読者]
[11/07 愛読者]
[10/12 愛読者]
[08/24 愛読者]
 ツイッターなどへの接続 
 製造業ブログランキングへの接続 
下記をクリックすれば、2種類の製造業ブログランキングにつながります
にほんブログ村 企業ブログ 製造業へ
にほんブログ村 人気ブログランキングへ
 最新トラックバック 
 バーコード 
 カウンター 
 アクセス解析 
 プロフィール Profile 
HN:
魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

Template by ららららいふ / Material by 素材くん「無料WEB素材屋」

忍者ブログ [PR]