2021年11月30日付で毎日新聞福岡版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
筑前町の町立中学校で2019年6月、1年の女子生徒(当時12歳)が水泳の部活動でプールに飛び込んだ際に首の骨を折って胸から下がまひ状態になる事故があり、町は29日、約1億3790万円の賠償金を支払うことで女子生徒側と和解が成立したことを明らかにした。
町によると、女子生徒は練習でスタート台からプールに飛び込んだ直後、うつぶせのまま浮いてきた。
「(頭は)打っていない」「(脚が)動かせない」などと受け答えはしっかりしていたが、ドクターヘリで病院に搬送され、頸髄(けいずい)損傷と診断された。
頭などに外傷はなく、けがの原因は特定できなかった。
町は、
(1)顧問の教諭は全体を監視し、飛び込みの練習を見ていなかった
(2)スタート台の高さは水面から35センチとする日本水泳連盟のガイドラインに反し、高さが50センチあった
などから、賠償する義務があると認めた。
町議会は29日、日本スポーツ振興センターの障害見舞金などを除く約9290万円を支払う議案を可決した。
また、町は町立小中学校のプールのスタート台を改修する費用を一般会計補正予算案に盛り込んだ。
https://mainichi.jp/articles/20211130/ddl/k40/040/245000c
2021年12月1日9時30分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
福岡県筑前町の町立中学校で2019年、水泳部の女子生徒がプールに飛び込んだ時に大けがをして後遺症が残る事故があり、町が生徒側に1億3792万円の賠償金を支払うことで和解した。
町が11月29日に発表した。
町によると、2019年6月、当時中学1年だった生徒が放課後の部活動中、プールに飛び込んだ際に首の骨が折れた。ドクターヘリで病院に搬送されて治療を受けたが、生徒は頸髄(けいずい)を損傷し、現在も胸から下がまひしているという。
プールは水深1・1メートル、飛び込み台の高さは水面から51センチで、日本水泳連盟の指針より16センチ高かった。
顧問の教諭は当時プールにいたが、約30人の部員全体を監視していた。
スポーツ庁の通知では、飛び込みの練習は指導者が直接立ちあうことになっていた。
こうしたことから、町は全面的に過失を認め、賠償金を支払うことを決めた。
町は来春までに、町内すべての小中学校のプールの飛び込み台の高さを基準にあったものに改修する予定という。
https://www.asahi.com/articles/ASPCZ7314PCZTIPE01C.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。