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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2022510116分にYAHOOニュース(Number Web)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

57日、世界選手権の代表選考を兼ねた陸上の日本選手権で、思いがけないアクシデントが起こった。

「あってはならないこと」  

日本陸上競技連盟の担当者がコメントしているが、その言葉通りの出来事だった。

 

【トップがゴールした瞬間、カメラがコースに侵入し…】

起きたのは男子10000mレース。

ふた組に分かれて実施されたその2組目、優勝した相澤晃(旭化成)らがゴールしたあと、大会のテレビ中継を担当していたNHKのカメラクルー2名がトラックの内側からコースに進入。

1人はカメラマンで、もう1人のスタッフはアンテナを所持していた。

カメラとアンテナはケーブルで繋がっている状態だったが、ふいにカメラマンがコース内に進み、両者の距離が空いてケーブルがコース上に張られるような状態に。

ちょうどそのとき、さしかかった三田眞司(サンベルクス)の首にケーブルが絡まった。

三田はすぐさまケーブルを振りほどいて、そのままレースを続けた。

カメラクルー2名は慌ててコースを出てトラックの内側に戻ろうとするが、今度は後続の4名、川瀬翔矢(Honda)、相葉直紀(中電工)、川田裕也(SUBARU)、細森大輔(YKK)と接触寸前になった。

選手たちは減速する、よけるなどしたことで接触は免れたが、進路を妨害する形となった。

 

【被害選手は再検査、アクシデントはなぜ起こった?】

三田は首の痛みを訴え、当日、病院で診察と検査を受けたという。

その段階では異常は見られなかったが、痛みが続いていることから静養し、再度検査を受けることが伝えられている。

いずれにせよ、「あってはならない」ことが起きてしまった。

おそらくは、優勝者を近くで撮りたいという意図からトラック内側からコースへと進み出たのではないか。

だが、まだ多くの選手がレースを続けている最中だ。

10000mであれば、周回遅れの選手がいるのもごく普通のことだし、実際の映像を確認してみても、選手たちはカメラクルーが位置していた付近へと次々に向かってきている。

あえて推測すれば、優勝者にしか視点が向かず、そこに意識が集中しきっていた可能性もなくはない。

ただNHKによると、「陸上撮影の経験はある」カメラマンだという。

別の業界カメラマンに聞くと、「インカムで撮る画について指示されていて、それに従ったのでは」という指摘があった。

今回に該当するかは別として、カメラマンという立場を考えれば、「一歩前でいい画をおさえたい」という心理が働くこともあるはず。

例えば、プロ野球のあるチームの室内練習場での取材時、打球への対策としてネットが張られていたが、その隙間からレンズを入れて撮ろうとするカメラマンがいた。

気づいたコーチから激しい叱責を受けていたが、それもそうした心理の表れだっただろう。

また、撮影を依頼される際、絵柄についての強い要望を受けているケースも現場ではよく耳にする。

でも、そうした心理はほとんどの場合、本番になれば抑制されるものだ。

選手に危険を及ぼす行為はしない、競技を妨げないことが「大前提である」ことを関係者であれば誰もが承知しているからだ。

だからこそ、撮影ポジションも入念に調べているし、その範囲でどう撮れるかも想定されている。

今回のアクシデントについては、大会を前に細かな安全確認作業を陸連側とNHK側で行なっていなかったと説明されているが、いつでも“前提”が共有されているという思いがあってのことだろう。

実際、多くの場合、それで成り立っている。

ただ、経験のあるスタッフの下で今回のアクシデントが起きてしまったことは理解に苦しむ。

 

【過去にもあった、選手とカメラマンの接触事故】

・・・

https://news.yahoo.co.jp/articles/88d76ebb78e16bfcce2a4c75c4407bb5dc5fa1a7 

 

(ブログ者コメント

他にも数点、メディアから報道があったが、どれにも動画は添付されていなかった。
以下は個人ブログで見つけた動画の切り取りショット。

 







 https://gomayakuki.jp/kamera/ 

 

(2022年5月20日 修正1 ;追記)

20225182011分にYAHOOニュース(デイリー)からは、カメラはワイヤレスだった、接触後も大丈夫と思い込んで撮影を続けていた、対策としてスポーツ中継における安全管理マニュアルなどを作成するなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

NHKメディア総局長会見が18日、東京・渋谷の同局で行われた。

5月7日に東京・国立競技場で開催された日本陸上選手権1万メートルで、NHKの中継カメラのケーブルが選手に接触した事故について、辻村報道局スポーツセンター長から、これまでに判明した概要や原因、再発防止策などについて説明があった。

事故は同日午後8時50分頃、BS1で中継していた男子2組目のレースで発生。

1位の選手がゴールするのを第1コーナー内側から撮影していたワイヤレスカメラ担当のカメラマンが、安全を十分に確認しないまま、トラックを横断しようと進入。

当該カメラマンが安全を十分に確認しなかったうえ、2人1組で撮影していた送信機を背負った補助スタッフにも声を掛けず、横断を始めたという。

これが進路をふさぐ形となり、選手の頸部(けいぶ)に接触し、負傷させた。

辻村スポーツセンター長は、「本来なら、すみやかに撮影をやめて選手のケガの確認や謝罪、大会主催者やNHK現場責任者に報告すべきでしたが、接触後に選手が走り出したため、大丈夫と思い込み、撮影を続けた。接触の事実を伝えたのは放送終了後だった」と明らかに。

20代の当該カメラマンはトラック横断の経験がなかったが、「現場責任者であるチーフプロデューサーやディレクターらが、放送前の打ち合わせなどで横断方法やタイミングなどについて具体的に説明すべきだったが、安全に関する指示が不十分だった」とした。

また、スポーツ中継における職業倫理を明文化し、安全管理、危機管理のマニュアルを作成することや、職員等への研修の実施など、4項目の再発防止策を明らかにした。

林メディア総局長は、「スポーツ中継を担当する放送局としてあってはならないこと。極めて重く受け止めています。けがをされた選手ご本人はじめ関係する皆様に深くおわび申し上げます。スポーツ中継に関わるすべてのスタッフに再発防止の取り組みを徹底してまいります」と改めて謝罪した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7ebac6af97bf98cee1984a87d85ccd138ca87c4b

 

(ブログ者コメント)

持っていたのがワイヤレスカメラゆえ、ケーブルはつながっていないと瞬間、思った・・・・そんなことはなかったのだろうか? 






キーワード;ヒューマンエラー、人的エラー

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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