2016年10月5日に掲載した元記事がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第2報修正3として掲載します。
第1報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6345/
(2021年11月29日 修正3 ;追記)
2021年11月22日21時8分に産経新聞からは、当時の指導教諭に罰金刑が言い渡された、直前に飛び込んだ生徒が危険性を指摘していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
危険な飛び込み方法を指導したとして業務上過失傷害罪に問われた高校教諭、松崎被告(49)の判決公判が22日、東京地裁で開かれた。
鏡味(かがみ)薫裁判官は、「生徒の安全を守るべき立場の教諭としての過失は相当に重い」として、求刑通り罰金100万円を言い渡した。
判決理由で鏡味裁判官は、デッキブラシを飛び越えて入水させる被告の指導方法について、直前に飛び込んだ生徒が、入水角度が大きくなるためプールの底にぶつかる危険性を指摘したにもかかわらず指導を継続したと認定。
水泳部だった内川さんは指導に従わざるを得ず、プールの底に頭をぶつけ、四肢まひなどの重篤な障害を負ったと述べた。
内川さんは、教員免許を失効する禁錮刑以上の有罪判決を求めていたが、鏡味裁判官は、被告が6カ月の停職処分となるなど「一定の社会的制裁を受けた」とし、身体を拘束する自由刑ではなく、業務上過失傷害罪の罰金刑の上限である罰金100万円が相当とした。
https://www.sankei.com/article/20211122-DQ25PYQ7OZLW7OQBZ7LTTIVY6A/
11月22日19時20分に朝日新聞からは、元生徒は被告に対し責任を取って教師を辞めてほしいと訴えてきたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
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元生徒が公判で読み上げた意見陳述の主な内容は以下の通り。
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『被告は、私の大変さを全くわかっておらず、自らの罪に向き合っているとは思えません。被告は教師に戻り元の生活に戻りましたが、私の母は店をつぶして介護の毎日です。
被告は「教員をやめることも考えた。死ぬことも考えた」と述べましたが、なぜ教員以外の仕事を考えないのでしょうか。不幸になってほしいというのではありません。責任をとって(教員を)やめてほしいのです。私の体は一生戻りません。家族の平穏な生活も戻りません。』
https://www.asahi.com/articles/ASPCQ6CYVPCQUTIL025.html
11月22日19時32分にYAHOOニュース(TBS NEWS)からは、直前に思いついた指導方法だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
内川さんは、事故直後、病院に駆け付けた母に松崎被告がかけた言葉が忘れられないといいます。
内川さん:
「(就職は)障害者枠があるから大丈夫とか」
松崎被告は去年12月、業務上過失傷害の罪で略式起訴されましたが、これに対し裁判所は、書面審査のみで行う「略式命令は不相当」と異例の判断を示し、正式な裁判が開かれることになりました。
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東京地裁は、「危険性を十分認識していたにもかかわらず、直前に思いついた指導方法を十分検討することなく行った」、「過失は相当に重い」と指摘しつつも、松崎被告が▼停職6か月の処分など一定の社会的制裁を受けている、▼注意義務違反を認めて反省の言葉を述べていることなどから、求刑と同じ罰金100万円が相当と結論づけました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9468131d24f98bb5e61b28e75cc6f4492243d1da
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。