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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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202210101830分にYAHOOニュース(THE DIGEST)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

文字通りハイスピードの争いが繰り広げられるF1にあっては、ほんのちょっとした出来事が、大事に至る場合がある。

109日に開催された日本グランプリの決勝では、そのリスクが垣間見えるシーンがあった。

【動画】いったいなぜ? コース上にあった回収車を回避したガスリーの走行シーン  

あいにくの雨の中でスタートしたこの日は、ウェットコンディションだった影響からレースも“荒れ模様”に。

1周目にカルロス・サインツJr.(フェラーリ)のクラッシュによって、セーフティカーが出され、後に赤旗中断となる展開となった。

そのなかで命の危機に苛まれたのは、アルファタウリのフランス人レーサー、ピエール・ガスリーだ。

この日、1周目にサインツJr.のクラッシュによって飛ばされた看板にぶつかり、新しいフロントウイングに交換するためにピットインを余儀なくされていた彼は、序盤から大きく後れをとっていた。

それでも2周目に隊列に追いつこうとしたガスリーはサインツJr.の起こしたクラッシュ現場に差し掛かった際に、車の回収にあたっていた作業車と衝突しかける事態に遭遇。

悪天候による視界不良のなかでのハプニングに、25歳は無線を通して「おい! あのトラクターはなんだ! なんでコース上にトラクターがいるんだ!」と怒りを露わにしていた。

もっとも、ガスリーが問題の場面を通過した際には赤旗が出ていた。

にもかかわらず、最大で251キロのスピードで走行していたため、最終的にフランス人ドライバーはF1競技規則の第57.2条(中断のシグナルが出されたら、すべての車両はピットレーンまでゆっくりと進む)に違反したと判断され、レース結果に20秒が加算されるペナルティーを受けた。

だが、当のガスリー本人は、英衛星放送『Sky Sports』などの取材に対し、「スピードは問題ではない」として、走行中の車両がいる間の回収作業は不必要だったと主張。

そして、「僕らは8年前にジュールを失った。素晴らしい男であり、ドライバーをね。それも今日と同じレース場、同じコンディションで、クレーン(回収車)と衝突して、だ」と、2014年の日本グランプリで不慮の事故に遭い、他界したジュール・ビアンキに想いを馳せながら、こう続けた。

「今日はどうなっていただろう。いったいどうしてクレーンがコース上にいる必要があるんだい? それが僕には全く理解できない。もちろん恐かったよ。あの場面でぶつかっていたら、スピードが200キロだろうが、100キロだろうが関係ない。僕はそのまま死んでいた。ジュールにも、彼の家族にも、そして僕たちF1レーサーにも失礼なことだ」

「僕らは常に命懸けなんだよ。世界一の仕事をしているという自負もある。だからこそ、お願いしたいのは、僕らの安全を守ってほしいということだけ。普通に走るだけでも十分に危険なんだからね」

最終的にペナルティーも響いて18位でレースを終えたガスリー。

まさに間一髪で九死に一生を得た彼の訴えは切実だった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d8b2faff8aa139505da2720ed04e6b12a5f1339f

 

1091819分にYAHOOニュース(auto sports)からはコース脇に重機が出ていたなど、下記趣旨の記事が水煙を上げながら走るレーシングカーの写真付きでネット配信されていた。

日本GP決勝当日は、正午過ぎから雨が降り始め、午後2時のスタート時点では雨足がさらに強くなってきた。

同じくウエットだった初日よりも、明らかに雨量は多い。

・・・

ガスリーはサインツの跳ばしたロレックスの看板をもろに被って、前方がまったく見えない状態に。

最下位18番手でピットに戻った。

スペアパーツがないため、ガスリーは旧型ノーズに付け替えた。

「ウエットウェザー」が宣言され、全車深溝のフルウエットタイヤ装着が義務となった。

1450分からSC先導のローリングスタートの予定だったが、雨足は衰えずに延期。

マシンの上に再びテントが組み立てられ、ドライバーたちはマシンを降りた。

なおSC導入中にコース脇に重機が出てきて、事故車を処理しようとしたことに対し、ガスリーが猛然と抗議した。

2014年の鈴鹿で、親友だったジュール・ビアンキを失ったルクレールの状況が、いやおうなく思い出されたのだろう。

・・・

https://news.yahoo.co.jp/articles/59c0062ec9bd23b2ad241f2efac70ccaf5ac60ae

 

1091840分にYAHOOニュース(THE DIGEST)からは、コース上にいたトラクターにぶつかりそうになった、など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

3年ぶりに開催された鈴鹿サーキットでの日本GP

その決勝レースでのあるワンシーンが波紋を広げている。

109日に行なわれたF118戦、日本GPの決勝は、雨脚が強まった影響から、2周を終えたところで赤旗中断になった。

もっとも、コース上のウェットコンディションもあって、ほとんどのドライバーが視界不良を余儀なくされ、1レース目からカルロス・サインツJr.(フェラーリ)がスピンするなど、各所でクラッシュが多発していた。

そんなドライバーたちにとって“最悪”なレースにあって、物議を醸したのはアルファタウリのピエール・ガスリー。

角田裕毅のチームメイトとしても知られる26歳のフランス人は、1周目の途中にサインツJr.の事故で外れた広告板が車に直撃し、フロントウイングを損傷。

さらに、そのフロントウイングを取り換えて臨んだ2周目の終盤には、クラッシュしたマシンを回収していた作業用トラクターにぶつかりそうになりながらも、なんとか追い越していた。

ただでさえ視界不良。

そのなかで2度も“外的要因”に巻き込まれたガスリーは憤慨。

無線を通じて、「おい! あのトラクターはなんだ! なんでコース上にトラクターがいるんだ!」と語気を強めて、こう続けた。

「僕はその隣を通り過ぎたぞ」
「こんなことは受け入れられない。何が起こったかをもう忘れたのか。信じられない」  

ガスリーの言う「もう忘れたのか」とは、2014年の鈴鹿でのレースでのジュール・ビアンキの悲劇的な事件を指す。

当時25歳だったフランス人レーサーは、雨の中で実施された決勝で、マシントラブルでコースアウト。

その際に車両回収の重機に追突し、帰らぬ人となった。

赤旗による中断後も、アルファタウリのスタッフに「死ぬところだったんだぞ!」と怒り、動揺した素振りを見せたガスリー。

そんな彼の振る舞いには、周囲からも同情の声が上がっている。

米放送局『FOX Sports』のルイス・マヌエル・ロペス氏は、「運営が何も学んでいないなんて信じられない。実に許しがたい」と非難した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e60108800bfe4f543cbb2220a7f8f09cbca9a7da

 

(ブログ者コメント

8年前の死亡事故の教訓が生かされていないとの指摘に対し、鈴鹿サーキット側の話しがないか調べてみたが、見つからなかった。

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
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